JP4048497B2 - 表示装置及びその駆動制御方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された表示画素は、図14に示すように、表示パネル(図示を省略)にマトリクス状に配設された複数の走査ラインSL及びデータラインDLの各交点近傍に、ゲート端子が走査ラインSLに、ソース端子及びドレイン端子がデータラインDL及び接点N51に各々接続された薄膜トランジスタ(TFT)Tr51と、ゲート端子が接点N51に、ソース端子(S)が接地電位Vgndに接続された薄膜トランジスタTr52と、を備えた発光駆動回路DCP、及び、アノード端子が該発光駆動回路DCPに設けられた薄膜トランジスタTr52のドレイン端子(D)に接続され、カソード端子が接地電位Vgndよりも低い負電圧からなる定電源電圧(低電位電源)Vssに接続された有機EL素子OELを有して構成されている。
なお、図14において、Cpは、薄膜トランジスタTr52のゲート−ソース間に形成される寄生容量(保持容量)である。また、薄膜トランジスタTr51はnチャンネル型の電界効果型トランジスタにより構成され、薄膜トランジスタTr52はpチャンネル型の電界効果型トランジスタにより構成されている。
すなわち、発光駆動回路DCPにおいて、走査ラインSLにハイレベルの走査信号Vselを印加して表示画素を選択状態に設定すると、薄膜トランジスタTr51がオン動作し、このとき、データラインDLに表示データ(画像信号)に応じて印加されていた階調信号電圧Vpixが上記薄膜トランジスタTr51を介して、薄膜トランジスタTr52のゲート端子に印加される。これにより、薄膜トランジスタTr52が上記階調信号電圧Vpixに応じた導通状態でオン動作して、接地電位Vgndから薄膜トランジスタTr52を介して定電源電圧Vss方向に所定の発光駆動電流が流れ、有機EL素子OELが上記表示データ(階調信号電圧Vpix)に応じた輝度階調で発光する。
このような駆動制御方法は、各表示画素に印加する電圧(薄膜トランジスタTr52のゲート端子に印加される階調信号電圧Vpix)を調整することにより、有機EL素子OELに流す発光駆動電流の電流値を制御して、所定の輝度階調で発光動作させていることから、電圧駆動方式又は電圧印加方式と呼ばれている。
すなわち、図14に示したような発光駆動回路DCPにおいては、各表示画素に印加される階調信号電圧Vpixに応じて、有機EL素子OELに流れる発光駆動電流の電流値が制御される構成を有しているため、発光駆動回路DCPを構成する薄膜トランジスタTr51及びTr52の素子特性(チャネル抵抗等)や有機EL素子OELの素子特性(抵抗等)が、周囲の温度等の外的環境や使用時間に依存して変化(劣化)した場合には、有機EL素子OELに供給される発光駆動電流の電流値が変化する悪影響を与えるため、長期間にわたり安定的に所望の発光特性(所定の輝度階調での発光動作)を実現することが困難になるという問題を有していた。
そこで、本発明は、上述した種々の問題点に鑑み、外的環境の変化や経時変化による各表示画素の発光特性の劣化やバラツキに関わらず、表示データに応じた適切な輝度階調で発光動作させることができ、長期間にわたり画像情報を良好に表示することができる表示装置及びその駆動制御方法を提供することを目的とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の表示装置において、前記受光素子は、前記絶縁性基板の側方端面に受光面が対向するように配置されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置において、前記特定量検出手段は、前記絶縁性基板の一側方端面にのみ、複数密着して設けられていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置において、前記特定量検出手段は、前記絶縁性基板の異なる複数の側方端面の各々に、複数密着して設けられていることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の表示装置において、前記特定量検出手段による前記特定量の検出は、前記表示パネルへの電源投入時、及び、前記表示パネルへの電源投入後の所定時間以上経過後、の少なくとも何れかのタイミングで実行されることを特徴とする。
前記補正回路部は、前記受光素子から出力される前記特定量の信号レベルをデジタルデータ化して、少なくとも前記検出階調データを生成する信号変換手段を備えることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項3乃至11のいずれかに記載の表示装置において、前記受光素子は、光導電センサであることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項3乃至11のいずれかに記載の表示装置において、前記受光素子は、ダブルゲート型のトランジスタ構造を有するフォトセンサであることを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項15記載の表示装置において、前記発光素子は、有機エレクトロルミネッセント素子であることを特徴とする。
請求項19記載の発明は、請求項17又は18記載の表示装置の駆動制御方法において、前記特定量を検出するステップは、前記表示パネルへの電源投入時、及び、前記表示パネルへの電源投入後の所定時間以上経過後、の少なくとも何れかのタイミングで行われることを特徴とする。
請求項21記載の発明は、請求項17乃至19のいずれかに記載の表示装置の駆動制御方法において、前記特定の信号電圧は、前記各表示画素を異なる複数の輝度階調で発光動作させるための信号電圧に設定されていることを特徴とする。
<表示装置>
まず、本発明に係る表示装置の構成について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る表示装置の全体構成の一実施形態を示すブロック図であり、図2は、本実施形態に係る表示装置の要部構成例を示す概略構成図である。なお、以下の説明においては、表示パネルを構成する表示画素として、従来技術に示した回路構成と同等の画素駆動回路(発光駆動回路)、及び、発光素子としての有機EL素子を備えた構成を示すが、本発明に係る表示装置はこれに限るものではなく、少なくとも各表示画素が、供給される発光駆動電流(駆動電流)の電流値に応じた輝度階調で発光動作する電流制御型の発光素子を備えているものであれば、例えば、発光ダイオード等の他の発光素子を適用するものであっても良好に適用することができる。
(表示パネル110)
本実施形態に係る表示装置100に適用可能な表示パネル110は、例えば、図2に示すように、相互に直交するように配設された走査ラインSL及びデータラインDLに加え、各データラインDLに並列に配設された電源ラインVL1、VL2、・・・(以下、総称して「電源ラインVL」とも記す)とを備え、走査ラインSLと、データラインDL及び電源ラインVLとの各交点に、上述した従来技術(図14参照)に示した発光駆動回路DCPと同等の回路構成を有する画素駆動回路DCAと有機EL素子OELを備えた表示画素が接続された構成を有している。ここで、電源ラインVLは、一端側が正電圧からなる定電源電圧(高電位電源)Vddに接続されている。
ゲートドライバ120は、システムコントローラ160から供給される走査制御信号に基づいて、各走査ラインSLにハイレベルの走査信号Vscanを順次印加することにより、各行ごとの表示画素群を選択状態に設定し、データドライバ130によりデータラインDLを介して印加される所定の階調信号電圧Vdataの、画素駆動回路DCAへの書き込みを行うように制御する。
図3は、本実施形態に係る表示装置に適用されるデータドライバの要部構成例を示すブロック図である。
データドライバ130は、システムコントローラ150から供給されるデータ制御信号に基づいて、表示信号生成回路160から出力され、後述する補正制御回路150を介して供給されるデジタル信号からなる表示データ(補正後データ)を所定のタイミングで取り込んで保持し、該表示データに対応するアナログ信号電圧を生成して、階調信号電圧Vdataとして各データラインDLに印加する。
このようなデータドライバ130により、表示信号生成回路170から補正制御回路140Aを介して供給される、デジタル信号からなる表示データの補正後データに対応した階調信号電圧(アナログ信号)Vdataが生成されて、所定のタイミングで各データラインDLに一括して、もしくは、順次出力される。
図4は、本実施形態に係る表示装置に適用される表示パネルと受光センサ部との関係を示す概略構成図であり、図5は、本実施形態に係る表示装置に適用される表示パネルの放射特性を示す概念図であり、図6は、本実施形態に係る表示装置に適用される受光センサ部の一具体例を示す回路図である。
具体的には、図4(b)に示すように、表示パネル110は、大別して、ガラス基板等の透明な絶縁性基板111の一面側(図面下方側)に、ITO(Indium Thin Oxide)等の透明電極材料からなるアノード電極112、有機化合物等の発光材料からなる有機EL層113、及び、金属材料からなる反射特性を有するカソード電極114を順次積層してなる有機EL素子OELと、各有機EL素子OELごとに薄膜形成された画素駆動回路(図示を省略)と、を備えた複数の表示画素が2次元配列(例えば、マトリクス状に配列)された構成を有している。なお、図4(b)においては、図示の都合上、絶縁性基板111上に形成された複数の有機EL素子OELのうちの1個のみを示す。
補正制御回路150は、例えば、図2に示すように、各表示画素(有機EL素子OEL)における発光特性に応じた特定量、具体的には、特定の階調レベルに対応した階調信号電圧を印加した状態における有機EL素子OELの発光輝度を測定する受光センサ部140から出力された検出データ(アナログ信号レベル)が入力される増幅器(アンプ)AMPと、該増幅器AMPにより所定の信号レベルに増幅された上記検出データを、アナログ−デジタル変換処理してデジタル階調データに変換するアナログ−デジタル変換器(以下、「A/Dコンバータ」と略記する;信号変換手段)ADCと、各表示画素ごとの上記デジタル階調データ(検出階調データ)を順次取り込んで、一時的に記憶するバッファメモリ等からなる記憶部(記憶手段)BMと、表示信号生成回路170とデータドライバ130との間に設けられ、表示信号生成回路170から供給される表示データ(デジタル信号)に対して、上記記憶部BMに記憶された各表示画素(有機EL素子OEL)ごとのデジタル階調データと予め記憶された各表示画素の初期状態における発光輝度に基づくデジタル階調データ(初期階調データ)とを比較して補正値を生成し、該補正値に基づいて、上記特定の階調レベルの表示データにおける発光輝度が常に初期状態における発光輝度に等しくなる方向に補正処理を行い、該補正値をデータドライバ130に補正後データ(補正信号)として供給する比較補正部(信号補正手段)CMRと、を有して構成されている。
システムコントローラ160は、少なくとも、ゲートドライバ120及びデータドライバ130、補正制御回路150の各々に対して、動作状態を制御する走査制御信号(上述した走査スタート信号SST、走査クロック信号SCK等)及びデータ制御信号(上述した出力イネーブル信号OE、データラッチ信号STB、サンプリングスタート信号STR、シフトクロック信号CLK等)、補正制御信号を出力することにより、各ドライバ及び制御回路を所定のタイミングで動作させて、表示信号生成回路170から出力される表示データを、上記補正制御回路150により生成された補正値に基づいて補正処理するとともに、走査信号Vscan及び階調信号電圧Vdataを生成させ、各走査ラインSL及びデータラインDLに印加して各表示画素における発光動作を連続的に実行させて、所定の映像信号に基づく画像情報を表示パネル110に表示させる制御を行う。
表示信号生成回路170は、例えば、表示装置100の外部から供給される映像信号から輝度階調信号成分を抽出して、表示パネル110の1行分ごとに、該輝度階調信号成分をデジタル信号からなる表示データとして、上記補正制御回路150を介してデータドライバ130のデータレジスタ回路132に供給する。ここで、上記映像信号が、テレビ放送信号(コンポジット映像信号)のように、画像情報の表示タイミングを規定するタイミング信号成分を含む場合には、表示信号生成回路170は、図1に示すように、上記輝度階調信号成分を抽出する機能のほか、タイミング信号成分を抽出してシステムコントローラ160に供給する機能を有するものであってもよい。この場合においては、上記システムコントローラ160は、表示信号生成回路170から供給されるタイミング信号に基づいて、ゲートドライバ120やデータドライバ130、補正制御回路150に対して個別に供給する走査制御信号及びデータ制御信号、補正制御信号を生成する。
次に、上述した構成を有する表示装置における駆動制御動作(駆動制御方法)について、図面を参照して具体的に説明する。
図7は、本実施形態に係る表示装置の駆動制御方法に適用される特定量検出動作の一例を示すタイミングチャートである。
まず、本実施形態に係る特定量検出動作は、少なくとも、システムコントローラ160から補正制御回路150における特定量の取り込み保持動作を実行するための補正制御信号が供給されるとともに、ゲートドライバ120及びデータドライバ130において、以下に示すような動作を実行するための走査制御信号及びデータ制御信号が供給されることにより実行される。
この検出データは、上述したように、増幅器AMPにより所定の信号レベルに増幅処理された後、A/DコンバータADCによりデジタル信号に変換されて、記憶部BMの所定の記憶領域にデジタル階調データ(検出階調データ)として格納される。
次いで、選択状態に設定された表示画素群のうち、2列目の表示画素に対してのみ、最高階調表示を行い、かつ、他の列の表示画素に対しては、最低階調表示を行うための輝度検出用データがデータドライバ130に供給されることにより、図7に示すように、上述した1列目の表示画素と同様に、2列目のデータラインDL2に対してのみ、最高階調電圧(MSB)からなる階調信号電圧Vdata2が印加されるとともに、他のデータラインに対しては、最低階調電圧(Vgnd)からなる階調信号電圧Vdata1、Vdata3〜VdataMが印加される。
以下、このような各表示画素における特定量検出動作(リセット動作、発光動作及び輝度検出動作)を、各行各列の表示画素について、順次繰り返し実行することにより、表示パネル110を構成する全ての表示画素(有機EL素子OEL)における発光特性に応じた特定量をデジタル階調データとして取得することができる。
また、本実施形態においては、輝度検出用データとして最高階調レベルに相当する表示データをデータドライバ130に供給し、これに対応する階調信号電圧Vdataを各表示画素に供給する場合について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の階調レベルに対応した輝度階調で、各表示画素の有機EL素子OELを発光動作させ、該発光輝度を検出するものであってもよい。
次に、上述した特定量検出動作を実行するタイミングについて説明する。
図8は、本実施形態に係る特定量検出動作に係わる駆動制御動作の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る特定量検出動作は、例えば、図8に示すように、まず、表示パネル110に電源が投入された直後であって、その後の通常の画像表示動作に先立つタイミングで実行される(S101、S102)。この場合、例えば、当該表示パネル110(表示装置100)を備えた電子機器等の使用開始に先立つタイミングで行われることになる。また、上記タイミングは、当該電子機器本体への電源投入時に限らず、例えば、電子機器の使用中に待機状態となって表示パネル110への電源供給が遮断され、表示が消された後、再び使用状態となって、表示パネル110への電源供給が再度投入されて、表示が開始された直後のタイミングであってもよい。これらのタイミングで特定量検出動作を行うことにより、電子機器の使い勝手に支障を与えることなく、特定量検出動作を行い、それによる階調信号電圧Vdataの補正を良好に行うことができる。
なお、上記実行タイミングにおいて、特定量検出動作は、表示パネル110に電源が投入された直後のタイミング、及び、通常の画像表示動作が行われて所定時間が経過した後のタイミング、で実行される場合のみ示したが、いずれか一方のタイミングにおいてのみ実行されるものであってもよい。
次に、本実施形態における通常の画像情報の表示動作、及び、データ補正動作について説明する。
図9は、本実施形態に係る表示装置の駆動制御方法に適用される画像表示動作の一例を示すタイミングチャートである。ここで、上述した特定量検出動作と同等の動作については、その説明を簡略化して説明する。
このとき、図9に示すように、ゲートドライバ120によりi行目の走査ラインSLiにハイレベルの走査信号Vscaniを印加することにより、図2に示した、当該行の各表示画素の画素駆動回路DCAに設けられた薄膜トランジスタ(選択トランジスタ)Tr11がオン動作して、薄膜トランジスタ(発光駆動トランジスタ)Tr12のゲート端子に、各データラインDLに印加された上記階調信号電圧Vdataに基づくゲート電圧が印加されて、当該ゲート電圧に応じた導通状態でオン動作する。
このような画像表示動作において設定される選択期間Tse及び非選択期間Tnseは、その総和(合計時間)が、例えば、表示パネル110に1画面分の画像情報を表示する動作期間である1フレーム期間Tcycになるように設定される。
このようなデータ補正動作を含む一連の画像表示動作を、各行について順次繰り返し実行することにより、1画面分の画像情報が表示パネル110に表示される。
これによれば、特定量検出動作及びデータ補正動作の際に、処理対象となるデータ量を大幅に削減することができるので、補正制御回路やシステムコントローラ等における処理負担を軽減して、補正処理に係わる時間を短縮することができる。
図10は、本発明に係る表示装置に適用される表示パネルと受光センサ部との他の関係を示す概略構成図である。ここで、表示パネルを構成する透明な絶縁性基板と受光センサ部との関係については、図4(b)に示した概略断面図を適宜参照するものとする。
図11は、本発明に係る表示装置に適用される受光センサ部の他の具体例を示す受光素子の断面構成図及び受光センサ部の回路図である。図11においては、受光センサ部を構成する受光素子として、光導電センサを適用した場合について説明する。
ダブルゲート型フォトセンサPWの輝度検出動作は、図13に示すように、所定の処理動作期間(処理サイクル)に、リセット期間Trst、電荷蓄積間Ta、プリチャージ期間Tprch、読み出し期間Treadの、各動作期間を設定することにより実現される。
そして、検出データ出力期間Toutにおいては、ハイレベルの出力イネーブル信号ENを印加することにより薄膜トランジスタTr41をオン動作させて、上記ドレイン電圧VD(=Vrd)を検出端子TMfを介して検出データとして補正制御回路150に出力する。
なお、上述した各具体例に示した受光素子を備えた受光センサ部は、図6に示したように、絶縁性基板の特定の側方端面に唯一設けられるものであってもよいし、薄膜プロセスを適用して複数の受光素子(光導電センサやダブルゲート型フォトセンサ)を一次元配列したセンサアレイを形成して、図10に示したように、特定の側方端面、あるいは、複数の側方端面の各々に、各受光面が密着するように設置するようにした構成を適用するものであってもよい。
110 表示パネル
120 ゲートドライバ
130 データドライバ
140 受光センサ部
150 補正制御回路
160 システムコントローラ
DCA 画素駆動回路
OEL 有機EL素子
ADC A/Dコンバータ
BM 記憶部
CMR 比較補正部
Claims (22)
- 透明な絶縁性基板の一面側に複数の表示画素を2次元配列してなる表示パネルの、行ごとの前記表示画素を選択し、表示信号に応じた信号電圧を印加することにより、前記表示画素を前記表示信号に応じた輝度階調で発光動作させて所望の画像情報を表示させる表示装置において、
前記表示装置は、前記複数の表示画素の発光特性に応じて、前記複数の表示画素の各々に印加する前記信号電圧を補正する補正回路部を有し、
前記補正回路部は、
前記絶縁性基板の前記一面側に直交する少なくとも1つの側方端面に密着して設けられ、特定の信号電圧を前記複数の表示画素の各々に順次印加した場合の、前記各表示画素の発光特性に応じた特定量を順次検出する特定量検出手段と、
少なくとも前記検出された特定量に基づく検出階調データを保持する記憶手段と、
前記記憶手段に保持された前記検出階調データと、前記複数の表示画素の各々における前記特定の信号電圧に対応する前記特定量の初期値に基づく初期階調データとの比較結果に基づいて、前記表示信号と前記特定量との関係を前記各表示画素の初期状態における関係に近づけるように、前記各表示画素に印加する前記信号電圧の電圧値を補正する補正信号を生成する信号補正手段と、
を具備することを特徴とする表示装置。 - 前記表示パネルは、前記絶縁性基板上に行方向に延伸して配設された複数の走査ライン、及び、列方向に延伸して配設された複数のデータラインを備え、前記複数の表示画素は、複数の走査ラインと複数のデータラインの各交点に配列され、
前記表示装置は、所定のタイミングで前記表示パネルの各行ごとの前記表示画素に走査信号を順次印加して、選択状態に設定する走査駆動回路と、
前記表示信号に応じた信号電圧を生成し、前記選択状態に設定された行の前記表示画素に印加する信号駆動回路と、を備えることを特徴とする請求項1記載の表示装置。 - 前記特定量検出手段は、少なくとも、前記複数の表示画素の各々に対して、前記特定の信号電圧を印加した場合の、前記各表示画素における発光輝度に対応する輝度を測定する受光素子を備え、
該受光素子は、前記各表示画素に前記特定の信号電圧を印加した場合に該表示画素から放射される光のうち、前記絶縁性基板内を伝搬する光の一部を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の表示装置。 - 前記受光素子は、前記絶縁性基板の側方端面に受光面が対向するように配置されていることを特徴とする請求項3記載の表示装置。
- 前記特定量検出手段は、前記絶縁性基板の一側方端面にのみ、唯一密着して設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置。
- 前記特定量検出手段は、前記絶縁性基板の一側方端面にのみ、複数密着して設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置。
- 前記特定量検出手段は、前記絶縁性基板の異なる複数の側方端面の各々に、唯一密着して設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置。
- 前記特定量検出手段は、前記絶縁性基板の異なる複数の側方端面の各々に、複数密着して設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置。
- 前記記憶手段は、前記検出階調データに加え、前記初期階調データを保持することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の表示装置。
- 前記特定量検出手段による前記特定量の検出は、前記表示パネルへの電源投入時、及び、前記表示パネルへの電源投入後の所定時間以上経過後、の少なくとも何れかのタイミングで実行されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の表示装置。
- 前記表示信号は、デジタルデータからなり、
前記補正回路部は、前記受光素子から出力される前記特定量の信号レベルをデジタルデータ化して、少なくとも前記検出階調データを生成する信号変換手段を備えることを特徴とする請求項3乃至10のいずれかに記載の表示装置。 - 前記受光素子は、フォトダイオードであることを特徴とする請求項3乃至11のいずれかに記載の表示装置。
- 前記受光素子は、光導電センサであることを特徴とする請求項3乃至11のいずれかに記載の表示装置。
- 前記受光素子は、ダブルゲート型のトランジスタ構造を有するフォトセンサであることを特徴とする請求項3乃至11のいずれかに記載の表示装置。
- 前記表示画素は、少なくとも、
前記走査駆動回路から印加される前記走査信号により、前記信号駆動回路から印加される前記階調信号電圧を取り込む選択スイッチと、前記階調信号電圧に応じた電流値を有する駆動電流を流す発光駆動スイッチと、
前記階調信号電圧に応じた電圧成分を蓄積する保持容量と、を有する発光駆動回路と、
前記駆動電流の電流値に応じた輝度階調で発光動作する電流制御型の発光素子と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の表示装置。 - 前記発光素子は、有機エレクトロルミネッセント素子であることを特徴とする請求項15記載の表示装置。
- 透明な絶縁性基板の一面側に複数の表示画素が2次元配列された表示パネルの行ごとの前記表示画素を順次選択し、表示信号に応じた信号電圧を印加して、前記表示パネルに所望の画像情報を表示する表示装置の駆動制御方法において、
前記複数の表示画素の各々に対して、特定の信号電圧を順次印加するステップと、
前記絶縁性基板の前記一面側に直交する少なくとも1つの側方端面に密着して設けられた受光素子により前記各表示画素の発光特性に応じた特定量を順次検出するステップと、
前記検出された特定量に基づく検出階調データを保持するステップと、
前記保持された検出階調データと、前記複数の表示画素の各々における前記特定の信号電圧に対応する前記特定量の初期値に基づく初期階調データとの比較結果に基づいて、前記表示信号と前記特定量との関係を前記各表示画素の初期状態における関係に近づけるように、前記各表示画素に印加する前記信号電圧の電圧値を補正するステップと、
を含むことを特徴とする表示装置の駆動制御方法。 - 前記特定量を検出するステップは、前記複数の表示画素の各々に対して、特定の信号電圧を印加した状態で放射される光のうち、前記絶縁性基板内を伝搬して、前記側方端面から放射される側面光の一部を前記受光素子により検出することを特徴とする請求項17記載の表示装置の駆動制御方法。
- 前記特定量を検出するステップは、前記表示パネルへの電源投入時、及び、前記表示パネルへの電源投入後の所定時間以上経過後、の少なくとも何れかのタイミングで行われることを特徴とする請求項17又は18記載の表示装置の駆動制御方法。
- 前記特定の信号電圧は、前記各表示画素を最高の輝度階調で発光動作させるための最高階調電圧に設定されていることを特徴とする請求項17乃至19のいずれかに記載の表示装置の駆動制御方法。
- 前記特定の信号電圧は、前記各表示画素を異なる複数の輝度階調で発光動作させるための信号電圧に設定されていることを特徴とする請求項17乃至19のいずれかに記載の表示装置の駆動制御方法。
- 前記表示画素は、前記階調信号電圧に応じた電流値を有する駆動電流を流すとともに、該階調信号電圧に応じた電圧成分を蓄積する発光駆動回路と、前記駆動電流の電流値に応じた輝度階調で発光動作する電流制御型の発光素子と、を備え、
前記表示画素の発光特性に応じた特定量を検出するステップは、前記複数の表示画素の各々に設けられた前記発光駆動回路に対して、前記特定の信号電圧を印加した場合の、前記発光素子の発光輝度に対応する輝度を測定することを特徴とすることを特徴とする請求項17乃至21のいずれかに記載の表示装置の駆動制御方法。
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