JP4047662B2 - 平面型表示装置 - Google Patents

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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、平坦な形状の平面型表示装置に係り、特に、対向配置され封着部を介して互いに封着された前面基板および背面基板を備えた平面型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、陰極線管(以下、CRTと称する)に代わる次世代の軽量、薄型の表示装置として様々な平面型表示装置が開発されている。このような平面型表示装置には、液晶の配向を利用して光の強弱を制御する液晶ディスプレイ(以下、LCDと称する)、プラズマ放電の紫外線により蛍光体を発光させるプラズマディスプレイパネル(以下、PDPと称する)、電界放出型電子放出素子の電子ビームにより蛍光体を発光させるフィールドエミッションディスプレイ(以下、FEDと称する)、表面伝導型電子放出素子の電子ビームにより蛍光体を発光させる表面伝導電子放出ディスプレイ(以下、SEDと称する)などがある。
【0003】
例えばFEDやSEDでは、一般に、所定の隙間を置いて対向配置された前面基板および背面基板を有し、これらの基板は、矩形枠状の側壁を介して周辺部同士が接合され真空の外囲器を構成している。前面基板の内面には蛍光体スクリーンが形成され、背面基板の内面には蛍光体を励起して発光させる電子放出源として多数の電子放出素子(以下、エミッタと称する)が設けられている。また、背面基板および前面基板に加わる大気圧荷重を支えるために、これら基板の間には複数の支持部材が配設されている。背面基板側の電位はほぼアース電位であり、蛍光面にはアノード電圧Vaが印加される。そして、蛍光体スクリーンを構成する赤、緑、青の蛍光体にエミッタから放出された電子ビームを照射し、蛍光体を発光させることによって画像を表示する。
【0004】
このようなFEDやSEDでは、表示装置の厚さを数mm程度にまで薄くすることができ、現在のテレビやコンピュータのディスプレイとして使用されているCRTと比較して、軽量化、薄型化を達成することができる。
【0005】
上記のような表示装置は、例えば、以下の文献に開示されている。
K.Sakai,et al., Euro Display,18.3L,pp569-572,1996
M.Yamaguchi,et al., SID Intl.Symp.Digest Tech.Papers,P52-55,1997
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなFEDやSEDでは、外囲器の内部を高真空に維持することが必要となる。また、PDPにおいても外囲器内部を一度真空にしてから放電ガスを充填する必要がある。LCDにおいても外囲器内部を液晶で満たす必要がある。従って、このような外囲器は、前面基板と背面基板との周辺を気密に封着した構成を有している。
【0007】
一方、外囲器には種々の外力が作用する。例えば、平面型表示装置を搬送、転倒、落下させた場合、あるいは、表示装置に寄り掛かった場合等には、外囲器に捩じれや撓みの応力が発生する。また、表示装置を駆動した際の熱による歪みや、ストーブの熱などによる急激な熱衝撃が外囲器に作用する場合も考えられる。従って、外囲器には、これらの外力によって破壊されないだけの耐性が求められる。
【0008】
外囲器を構成する2枚の基板については、基板の厚さを増したり、補強フィルムや補強フレームを付加することで比較的安易にその耐性を上げることができる。また、封着部については、硬いフリットガラス材料の使用や封着幅の増加により耐性を上げることができる。
【0009】
また、近年では、平面型表示装置の特性向上や低コスト化、鉛レス化を図る目的で、高融点のフリットガラスではなく、接着剤や低融点金属材料を封着材料として用いる提案がなされている。しかしながら、このような封着材料を用いた外囲器では、フリットガラスやガラス製基板などに比べて封着部が柔らかくなってしまう。そのため、外囲器に作用する応力により封着部がずれたり、あるいは封着性が劣化する恐れが大きくなる。特に、基板の板厚が大きく頑強な平面型表示装置や、2枚の基板の隙間が大きいFEDやSEDなどの平面型表示装置では、外囲器のたわみにより、封着部に作用する応力が大きくなる。
【0010】
この発明は、上述した問題に鑑みなされたもので、その目的は、封着部のずれや封着性劣化を防止し、信頼性の向上した平面型表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明の態様に係る平面表示装置は、対向配置された前面基板および背面基板と、上記前面基板および上記背面基板の周縁部間に位置しこれらの周縁部同士を封着材料で封着した封着部と、上記封着部の外側で上記前面基板および背面基板の少なくとも1辺に沿って間欠的に複数設けられ、前記封着部に作用する外力を受け止める補強部であって、それぞれリブ状に形成され接着材料を介して上記前面基板および上記背面基板の周縁部間に固定されているとともに上記封着材料および接着材料よりも硬い芯材を有する補強部と、を備えたことを特徴としている。
【0012】
また、この発明の態様に係る平面型表示装置によれば、上記補強部は、前面基板と背面基板との間に接着材料を介して芯材を埋め込んだ構造、あるいは、前面基板あるいは背面基板の一方に芯材を接着材料で固定し、背面基板あるいは前面基板の他方の端面を芯材で受け止める構造としている。
【0013】
上記のように構成された平面型表示装置によれば、封着部の外側で前面基板および背面基板の周縁部に補強部を設けることにより、基板の周縁部に作用する外力を上記補強部で受け止め、封着部に作用する外力を大幅に低減すること可能となる。これにより、外力が作用した場合でも封着部のずれや封着性劣化を防止し、信頼性および表示特性の向上した平面型表示装置を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明を平面型表示装置としてFEDに適用した実施の形態について詳細に説明する。
図1および図2に示すように、このFEDは、それぞれ透明な矩形状の絶縁基板、例えば、ガラス板からなる背面基板11および前面基板12を備え、これらの基板は所定の隙間を置いて対向配置されている。そして、背面基板11および前面基板12は封着部13により周縁部同志が封着され、偏平な矩形状の真空外囲器10を構成している。封着部13は矩形枠状に形成され、背面基板11および前面基板12の周縁部間に位置しているとももに、これら基板の全周に渡って延びている。
【0015】
前面基板12の内面には蛍光体スクリーン16が形成されている。この蛍光体スクリーン16は、赤、青、緑の蛍光体層、および黒色遮光層を並べて構成されている。これらの蛍光体層はストライプ状あるいはドット状に形成されている。また、蛍光体スクリーン16上には、アルミニウム等からなりアノード電極として機能するメタルバック17が形成されている。また、背面基板11の内面上には、多数の電子放出素子18がマトリックス状に設けられ、蛍光体スクリーン16と対向している。
【0016】
背面基板11と前面基板12との間には、これら基板間の間隔を維持するため、それぞれ板状あるいは柱状に形成された多数のスペーサ14が配置されている。スペーサ14は、その両端がそれぞれ背面基板11および前面基板12に当接することにより、これらの基板に作用する大気圧荷重を支持し、基板間の間隔を所定値に維持している。
【0017】
背面基板11および前面基板12は、例えば、それぞれ30〜50“サイズで厚さ約3mm弱のガラス板で構成され、スペーサ14により約1mmの隙間を置いて対向している。封着部13は、低融点金属材料、例えば、インジウムにより幅約2mmに形成されている。
【0018】
また、図2および図3に示すように、封着部13の外側で、背面基板11および前面基板12の4辺には、封着部を補強する補強部20がそれぞれ設けられている。各補強部20は、細長い板状の芯材22と接着材料24とを有している。そして、芯材22は、接着材料24を介して背面基板11および前面基板12の周縁部間に挟み込んで固定され、封着部13の近傍で対応する辺に沿って延びている。ここでは、各補強部20は、基板の各辺において、角部を除くほぼ全長に渡って配置されている。
【0019】
各芯材22は、例えば、厚さ約0.8mm、幅6mmの矩形断面を有したガラス製リブにより形成され、また、接着材料24としては、例えば、無機系接着剤が用いられている。接着材料24は、芯材22の外面と、背面基板、前面基板および封着部13との間に隙間に充填され、層厚が約0.1mm程度となっている。
【0020】
上記構成のFEDでは、背面基板11上に形成された配線を介して電子放出素子18に電圧を印加することにより、電子放出素子は蛍光体スクリーン16に向けて電子を放出する。これにより、蛍光体スクリーン16の蛍光体層が励起されて発光し、画像を表示する。
【0021】
次に、上記のように構成されたFEDの製造方法について説明する。
例えば、36インチサイズのTV用FEDを製造する場合、背面基板11および前面基板12として、厚さ3mm弱のガラス板を用意する。そして、背面基板11上に電子放出素子18および種々の配線を形成する。また、フリットガラスあるいはインジウム等の低融点金属封着材を用いて、背面基板11上に予めスペーサ14を固定する。前面基板12には、蛍光体スクリーン16およびアルミニウム膜からなるメタルバック17を形成する。
【0022】
続いて、一方の基板、例えば、背面基板11の表面周縁部に沿って幅2mm、厚さ1.0mmのインジウムをそれぞれ塗布し、封着部13を形成する。ここで、インジウムは、融点が156℃と低温であることに加えて、真空中で加熱されてもガス放出が極端に小さく、FEDの特性を劣化させることが少ない優れた封着材料である。封着部13を形成する封着材料としては、インジウムの他、インジウムを含んだ合金、あるいは、無機系,樹脂系の接着剤を用いることができる。
【0023】
次に、上記のようにして用意した背面基板11および前面基板12を真空槽内で封着し、真空外囲器10を形成する。すなわち、背面基板11および前面基板12を加熱して各部材の表面吸着ガスを放出させ、更に、これらの部材を電子線洗浄する。続いて、背面基板11および前面基板12を互いに対向した状態で真空槽内に配置した後、封着部13を形成するインジウムを通電加熱し十分に溶融する。この状態で、背面基板11および前面基板12を互いに接近する方向に加圧し、インジウムかなる封着部13により背面基板11および前面基板12の周縁部同士を封着する。
【0024】
その後、背面基板11および前面基板12を冷却し、封着部13を固化させることにより、FEDの真空外囲器10が形成される。次に、背面基板11および前面基板12の各辺において、基板の周縁部間に接着材料24を所定量充填した後、芯材22を押し込んで基板の周縁部間に挟み込む。この状態で、接着材料24を硬化させることにより、補強部20を形成する。以上の工程により、補強部20を備えたFEDが得られる。
【0025】
上記のように構成されたFEDによれば、封着部13の外側で真空外囲器10の周縁部に補強部20を設けることにより、真空外囲器10に外力が作用した場合でも封着部13のずれや封着性劣化を防止し、信頼性の向上を図ることができる。
【0026】
詳細に述べると、補強部20における接着材料24である無機系接着剤は、接着剤の中では比較的硬い材料であるが、剪断力に対する硬さは、同じ接着面積であれば封着材であるインジウムとほぼ同程度である。このため、封着材や接着材料よりも硬いガラス製リブの芯材22が無い補強構造では、封着部の封着幅を増大した程度の補強効果しか得られず、インジウムで形成された封着部13に作用する応力も特に緩和されない。
【0027】
本実施の形態によれば、補強部20を構成する芯材22は、剪断力に対する硬さが接着材料24に比較して2〜20倍程度高い。このため、接着材料24の層厚が0.1mm程度である補強部20全体の硬さは、封着部13に対して桁違いに大きくなる。従って、背面基板11および前面基板12の周縁部に作用する剪断応力は、そのほとんどが硬い補強部20にのみ集中し、補強部20に対して柔らかいインジウムで形成された封着部13にはほとんど作用しないことになる。
【0028】
上記のように、硬い補強部20には、これまで封着部13に作用していた応力の大部分が集中して作用する。そのため、補強部20は、降伏しない材料で構成され、また、ある程度の接着面積を有していることが望ましい。本実施の形態によれば、補強部20は、基板の各辺に渡り約5〜6mmの接着幅を有し、結果として実用上十分なたわみ強度を得ることができる。
【0029】
以上のことから、本実施の形態に係るFEDによれば、補強部20を設けた簡単な構成により封着部13を有効に補強することができ、真空外囲器10に外力が作用した場合でも封着部13のずれや封着性劣化を防止することができる。これにより、封着部13の気密性が高く、かつ、背面基板11および前面基板12間の位置ずれを防止でき、信頼性および表示特性の向上したFEDを得ることができる。
【0030】
なお、補強部20の芯材22は、少なくとも封着部13および接着材料24よりも硬い材料で形成されていれば補強効果を得ることができ、上述したガラスに限らず、金属やセラミックス等で構成しても所望の硬さを得ることができる。
【0031】
また、補強部20の接着材料24は、上述した無機系接着剤に限らず、エポキシなど樹脂系の材料、これにシリカやアルミナのフィラを加えた材料などでも概ね所望の硬さや補強効果を得ることができる。
【0032】
補強部20の形成領域は上述した実施の形態に限るものではなく、封着部13の外側で基板の全周に渡って設けられていてもよい。また、補強部20は、背面基板および前面基板の4辺に限らず、少なくとも1辺に沿って設けられていれば、補強効果を得ることができる。
【0033】
更に、図4に示す第2の実施の形態のように、背面基板11および前面基板12の各辺において、複数の補強部20が間欠的に複数設けられた構成としてもよい。この場合においても、上述した第1の実施の形態と同様に作用効果を得ることができる。
【0034】
図5および図6に示す第3の実施の形態によれば、各補強部20を構成する芯材22は、接着材料24を接着面に充填するための充填部26を備えている。充填部26は各芯材22について複数設けられ、芯材の長手方向に間隔をおいて配置されている。ここで、各充填部26は、それぞれ芯材22の長手方向と直交する方向に延びているとともに互いに直交した一対の透孔28a、28bを有している。そして、芯材22は、接着材料24を介して背面基板11および前面基板12の周縁部間に挟み込んで固定され、封着部13の近傍で基板の辺に沿って延びている。
【0035】
上記構成の補強部20を形成する場合、まず、背面基板11および前面基板12の各辺において、基板の周縁部間に芯材22を装填する。その後、各充填部26の透孔28a、28bから接着材料24を注入し、接着面に誘導する。すなわち、充填部26を通して芯材22の外面と、背面基板、前面基板および封着部13との間に隙間に接着材料24を充填する。その後、接着材料24を硬化させることにより、補強部20が形成される。
【0036】
上記構成のFEDによれば、補強部20の芯材22は充填部26を備えているため、芯材を背面基板11および前面基板12の周縁部間に装填した後、充填部を通して接着材料24を接着面に充填することができる。この場合、芯材22の外面と、背面基板、前面基板および封着部13との間に隙間に位置する接着材料24の層厚を、前述した第1の実施の形態に比較して薄く形成することが可能となる。そして、接着材料層を薄くできる分だけ、芯材22を大きくすることができ、補強部20による補強効果を一層向上することができる。
【0037】
なお、第3の実施の形態において、他の構成は第1の実施の形態と同一であり、同一の部分には、同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。そして、第3の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0038】
補強部20の長さが短い場合、充填部26は少なくとも1つ設けられていればよい。また、各充填部26は、芯材22の外面と、背面基板、前面基板および封着部13との間に隙間に開口した少なくとも1つの流出口と、真空外囲器10の外方に開口した少なくとも1つの注入口と、を備えていればよい。更に、充填部26は、上述した透孔に限らず、芯材22の表面に形成された溝により構成してもよい。
【0039】
次に、この発明の第4の実施の形態に係るFEDについて説明する。前述した実施の形態では、各補強部の芯材は、接着材料24を介して背面基板11および前面基板12の周縁部間に挟み込んで固定され、封着部13の近傍で基板の辺に沿って延びている。これに対して、本実施の形態によれば、補強部20は真空外囲器10の各角部にそれぞれ設けられている。そして、各補強部20はほぼL字状に折れ曲がった芯材22を有している。この芯材22は、封着部13の外側で、背面基板11の表面および前面基板12の角部側縁に対向して配置され、これらの基板および封着部と芯材との隙間に位置した接着材料24により固定されている。なお、他の構成は、前述した第1の実施の形態と同一であり、同一の部分には、同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0040】
第4の実施の形態によれば、前面基板12と補強部20との関係は剪断ではなく圧縮(引張)の関係となるため、芯材22は、前面基板との接着面積が基板の厚さ程度の面積でも十分な降伏強さを確保することができる。また、剪断となる背面基板11と補強部部との強度については、背面基板11上の駆動配線などが存在しない角部の大きな面積を活用することで、補強部20による基板角部のみの補強でも十分な補強効果を得ることができる。従って、第4の実施の形態においても、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得るこが可能となる。
【0041】
なお、補強部20は、一方の基板を挟んで少なくとも2つ対向して設けられていればよく、また、角部に限らず、基板の辺に隣接して設けた場合でも補強効果を発揮することができる。また、第4の実施の形態においても、接着材料を接着面に充填するための前述した充填部を各芯材22に設け、芯材を基板に対して所定位置に配置した後、接着材料を充填する構成としても良い。
【0042】
また、上述した第1ないし第4の実施の形態において、背面基板11および前面基板12の周縁部同士を封着した封着部13は、封着材料のみに限らず、図9に示すように、例えばガラスからなる枠状の側壁30と封着材料32とを組合わせて構成してもよい。
【0043】
その他、この発明は上述した実施の形態に限定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。例えば、この発明はFEDに限らず、SEDやPDP等の他の平面型表示装置にも適用することができる。また、各構成部材の寸法、形状等は、必要に応じて種々変形可能である。特に、補強部を構成する芯材の形状は、矩形断面を有した板状に限らず、任意の形状とすることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、簡単な構成により封着部を有効に補強することができ、封着部のずれや封着性劣化を防止し、信頼性の向上した平面型表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るFEDを示す斜視図。
【図2】図1の線A−Aに沿った上記FEDの断面図。
【図3】上記FEDの平面図。
【図4】この発明の第2の実施の形態に係るFEDの一部を模式的に示す平面図。
【図5】この発明の第3の実施の形態に係るFEDの一部を模式的に示す平面図。
【図6】図5の線B−Bに沿ったFEDの断面図。
【図7】この発明の第4の実施の形態に係るFEDを示す平面図。
【図8】図7の線C−Cに沿った断面図。
【図9】この発明の更に他の実施の形態に係るFEDを示す断面図。
【符号の説明】
10…真空外囲器
11…背面基板
12…前面基板
13…封着部
14…スペーサ
16…蛍光体スクリーン
17…メタルバック層
18…電子放出素子
20…補強部
22…芯材
24…接着材料
26…充填部

Claims (7)

  1. 対向配置された前面基板および背面基板と、
    上記前面基板および上記背面基板の周縁部間に位置しこれらの周縁部同士を封着材料で封着した封着部と、
    上記封着部の外側で上記前面基板および背面基板の少なくとも1辺に沿って間欠的に複数設けられ、前記封着部に作用する外力を受け止める補強部であって、それぞれリブ状に形成され接着材料を介して上記前面基板および上記背面基板の周縁部間に固定されているとともに上記封着材料および接着材料よりも硬い芯材を有する補強部と、
    を備えたことを特徴とする平面型表示装置。
  2. 上記芯材は、ガラス、セラミックス、金属のいずれかで形成されていることを特徴とする請求項に記載の平面型表示装置。
  3. 上記接着材料は、無機系接着剤、樹脂系接着剤のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の平面型表示装置。
  4. 上記封着材料は、接着剤、低融点金属のいずれかであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の平面型表示装置。
  5. 上記封着材料は、インジウムまたはインジウム合金を含む低融点金属材料であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の平面型表示装置。
  6. 上記前面基板と上記背面基板との隙間が1mm以上であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の平面型表示装置。
  7. 上記前面基板の内面に形成された蛍光面と、上記背面基板上に設けられ上記蛍光面を励起する複数の電子放出源と、上記前面基板と背面基板との間に設けられた複数のスペーサと、を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の平面型表示装置。
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