JP4047251B2 - 配線基板および配線基板の製造方法 - Google Patents

配線基板および配線基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4047251B2
JP4047251B2 JP2003313226A JP2003313226A JP4047251B2 JP 4047251 B2 JP4047251 B2 JP 4047251B2 JP 2003313226 A JP2003313226 A JP 2003313226A JP 2003313226 A JP2003313226 A JP 2003313226A JP 4047251 B2 JP4047251 B2 JP 4047251B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
plating
plating layer
laminated portion
wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003313226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005057223A (ja
Inventor
琢也 半戸
俊哉 浅野
智 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2003313226A priority Critical patent/JP4047251B2/ja
Publication of JP2005057223A publication Critical patent/JP2005057223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4047251B2 publication Critical patent/JP4047251B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

本発明は、配線基板および配線基板の製造方法に関する。
ICあるいはLSI等のチップ接続用として使用される多層配線基板のうち、オーガニックパッケージ基板と称されるものは、高分子材料からなる誘電体層と導体層とが交互に積層された配線積層部を有し、該配線積層部の誘電体層にて形成された第一主表面上に、フリップチップ接続用あるいはマザーボード接続用(たとえばBGAあるいはPGAによる)の複数の金属端子パッドが配置される。これら金属端子パッドは、配線積層部内に位置する内層導体層にビアを介して導通する。内層導体層およびビアは導電率の良好なCu系金属で構成されるのが一般的であり、金属端子パッドも、これらと接続する本体部がたとえばCuメッキ層により形成される。金属端子パッドにはチップやマザーボードと接続するための半田が接触する。このような半田としては古くからSn−Pb共晶半田が使用されており、金属端子パッドには、このような半田とのぬれ性を向上させるためにNi/Auメッキを施す、換言すれば、金属端子パッドの一部をNi/Auメッキ層で構成するのが通常である。また、Ni/Auメッキの代替としては、ソルダーレジストの開口内の金属端子パッド上にSn−Pb共晶半田の薄い被膜を形成し、この半田被膜の上に半田バンプを形成したり、BGA用の半田ボールをマウントしたりする方法がある。
ところで、上記のような配線基板は、電化製品や産業機器の廃棄にともなって粉砕され、土中に埋め立てられたりする。この際、Sn−Pb共晶半田に含有されるPbが溶出し、環境に悪影響をおよぼす恐れがあることが指摘されている。そのため、近年は配線基板の構成材料からPbを無くする試みが活発になされている。たとえば下記特許文献1には、PGA用のピンと端子パッドとの接続に、Sn−Ag−Cu等で構成された鉛フリー半田を用いるとともに、端子パッドの表層部をNi/Auメッキの代替としてSnメッキで構成した配線基板が開示されている。Snメッキは、Ni/Auメッキと比べて安価であるため、配線基板の製造コストを低減する観点においても好ましい。
特開2003−174250号公報
配線基板の品質を確保するには、Snメッキを施した端子パッドとPbフリー半田との接続信頼性を、少なくともNi/Auメッキを施した場合や、Sn−Pb共晶半田被膜を施した場合と同程度まで高めることが重要である。
本発明の課題は、外部接続用の端子パッドの一部をPbフリー半田との接続信頼性が良好なSnメッキ層で構成した配線基板、およびその製造方法を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために本発明は、誘電体層と導体層とが交互に積層された配線積層部を有し、該配線積層部のうち最も外側に位置する誘電体層の主面上に導体層に導通する外部接続用の端子パッドが形成され、端子パッドはCuメッキ層と、当該端子パッドの表面を構成するようにCuメッキ層に接して設けられたSnメッキ層とを備えた配線基板において、Snメッキ層はSnの融点以上かつ誘電体層を構成する高分子材料のガラス転移点未満の温度範囲による平滑化熱処理され、Snメッキ層の表面凹凸が平滑化していることを主要な特徴とする。
上記本発明の配線基板においては、端子パッドをCuメッキ層とSnメッキ層を含むものとして構成している。一般にSnメッキ層は粒状成長しやすく、表面凹凸が生じやすい。そこで、本発明においては、Snメッキ層に熱処理を施してSnメッキ層の表面を平滑化している。これにより、Snメッキ層と半田とのぬれ性を良好にすることができ、半田ボールのマウントや、半田ペーストの印刷を行なった場合にも、半田内ボイドが生じにくくなる。したがって、マザーボートやICチップとの半田接続信頼性を十分に確保できるようになる。
具体的に、上記した配線積層部の主表面は、複数の端子パッドを個別に露出させるための開口を有するソルダーレジスト層に覆われており、ソルダーレジスト層の開口の内周縁は端子パッドの主表面外周縁よりも内側に位置するように調整され、端子パッドは、ソルダーレジストの開口内に臨む表面全体がSnメッキ層にて形成されるように構成することができる。このようにすれば、端子パッド上に半田を配置したとき、半田がぬれ性に劣るCuメッキ層と直接接しないので好適である。
なお、Snメッキ層は、厚さが0.3μm以上1.0μm以下となるように調整された無電解Snメッキ層とすることが好ましい。置換型の無電解Snメッキ層の場合には、1.0μmを超える厚さとすることは本質的に困難である。また、0.3μm未満の厚さでは、Cuメッキ層が部分的に露出したりする恐れがあり、半田とのぬれ性確保の観点で好ましくない。
また、配線積層部として、板状コアの第一主表面に形成される第一配線積層部と、同じく第二主表面に形成される第二配線積層部とが設けられ、それぞれ端子パッドが設けられ、第一配線積層部の端子パッドと、第二配線積層部の端子パッドとが、板状コアに設けられたスルーホール導体にて接続されてなり、第一配線積層部側の端子パッド上には、ソルダーレジスト層の開口を充填するように実質的にPbを含有しない半田バンプが形成される一方、第二配線積層部側の端子パッドはSnメッキ層がソルダーレジスト層の開口内に露出するように構成することができる。端子パッド上に形成する半田バンプをPbフリー半田とすることにより、当該配線基板を粉砕・埋立廃棄した場合においても、Pbが環境に溶出したりすることがなくなる。また、半田バンプを形成した側とは反対の面側の端子パッドの表層部を、熱処理されたSnメッキ層とするので、たとえばBGA接続用の半田ボール等とのぬれ性も良好であり、確実に半田付けできるようになる。なお、「実質的に」とは、不可避不純物としてPbが混入する場合を排除しないことを意味する。
また、課題を解決するために本発明は、誘電体層と導体層とが交互に積層された配線積層部を有し、該配線積層部のうち最も外側に位置する誘電体層の主面上に導体層に導通する外部接続用の端子パッドが形成された配線基板の製造方法であって、配線積層部を形成する配線積層部形成工程と、配線積層部のうち最も外側に位置する誘電体層の主面上に、端子パッドの本体部をなすCuメッキ層を形成するCuメッキ工程と、Cuメッキ層に直接接するように端子パッドの表層部としてのSnメッキ層を形成するSnメッキ工程と、Snメッキ層の表面を平滑化するための、そのSnメッキ層をSnの融点以上かつ誘電体層を構成する高分子材料のガラス転移点未満の温度範囲で加熱する平滑化熱処理工程と、端子パッド上に実質的にPbを含有しない半田からなる半田接続部を設ける半田接続部形成工程と、をこの順番で行なうことを主要な特徴とする。
上記本発明は、端子パッドの一部をSnメッキ層で構成し、そのSnメッキ層の表面を平滑化するための熱処理を行なうようにしている。一般にSnメッキ層は粒状成長しやすく、表面凹凸が生じやすい。そこで、Snメッキ層に熱処理を施してSnメッキ層の表面を平滑化する。これにより、Snメッキ層と半田とのぬれ性を良好にすることができ、半田ボールのマウントや、半田ペーストの印刷(半田接続部形成工程)を行なったときに、半田内ボイドが生じにくくなる。したがって、マザーボートやICチップとの半田接続信頼性を高くできる。また、Ni/Auメッキに比べ、材料コスト(Sn)も安価である。
具体的に、上記したCuメッキ工程は、端子パッドの形成予定位置にCuメッキ層を分散形態で形成するパターンメッキ工程であり、端子パッドの本体部として形成されたCuメッキ層を個別に露出させるための開口を有するソルダーレジスト層を、その開口の内周縁がCuメッキ層の主表面外周縁よりも内側に位置するように形成するソルダーレジスト層形成工程をさらに含み、Snメッキ工程は、ソルダーレジスト層形成工程を行なった後に、ソルダーレジスト層の開口内に露出するCuメッキ層の表面全体を被覆するようにSnメッキ層を形成するものである。このようにすれば、端子パッド上に半田を配置したとき、半田がぬれ性に劣るCuメッキ層と直接接しないようになる。
また、Snメッキ工程は無電解Snメッキ工程とすることができる。無電解Snメッキは、端子パッド本体部のCuメッキ層の一部をSnとを置換する置換型メッキにより比較的容易に行なうことができる。この置換型の無電解Snメッキによれば、Cuメッキ層上に選択的にSnメッキ層を形成できるので好都合である。
また、平滑化熱処理工程はSnの融点以上かつ誘電体層を構成する高分子材料のガラス転移点未満の温度で行なうことことが望ましい。Snの融点以上で熱処理を行なえば、Snメッキ層の表面の平滑化効果を十分かつ素早く得ることができる。ただし、当該配線基板がいわゆるオーガニックパッケージの場合には、誘電体層が高分子材料を主体(質量%で最も多く含む)に構成されるので、該高分子材料のガラス転移点未満の温度域にて熱処理(リフロー)を行なう必要性がある。
また、配線積層部を作製する工程は、板状コアの第一主表面側に第一配線積層部、同じく第二主表面側に第二配線積層部を、それら第一配線積層部を構成する導体層と第二配線積層部を構成する導体層とが、板状コアに設けたスルーホール導体にて接続されるように形成するビルドアップ工程であり、Cuメッキ工程は、第一配線積層部のうち板状コアから最も離れて位置する誘電体層の主面上と、第二配線積層部のうち板状コアから最も離れて位置する誘電体層の主面上とのそれぞれにCuメッキ層を形成する工程であり、半田接続部形成工程は、第一配線積層部側の端子パッド上に、ソルダーレジスト層の開口を充填するように実質的にPbを含有しない半田バンプを形成する半田バンプ形成工程とすることができる。このようにすれば、半田バンプを形成する端子パッドについても確実にSnメッキ層の平滑化熱処理を行なうことができる。端子パッドの表層部をSnメッキ層としているので、Pbフリー半田ペーストによる半田バンプ形成をスムーズに行なうことができ、リフロー後の半田内ボイドも発生し難い。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図3は本発明の一実施形態に係る配線基板1の断面構造を模式的に示すものである。該配線基板は、耐熱性樹脂板(たとえばビスマレイミド−トリアジン樹脂板)や、繊維強化樹脂板(たとえばガラス繊維強化エポキシ樹脂)等で構成された板状コア2の両表面に、所定のパターンに配線金属層をなすコア導体層M1,M11がそれぞれ形成される。これらコア導体層M1,M11は板状コア2の表面の大部分を被覆する面導体パターンとして形成され、電源層または接地層として用いられるものである。他方、板状コア2には、ドリル等により穿設されたスルーホール12が形成され、その内壁面にはコア導体層M1,M11を互いに導通させるスルーホール導体30が形成されている。また、スルーホール12は、エポキシ樹脂等の樹脂製穴埋め材31により充填されている。
また、コア導体層M1,M11の上層には、感光性樹脂組成物6にて構成された第一ビア層(ビルドアップ層:誘電体層)V1,V11がそれぞれ形成されている。さらに、その表面にはそれぞれ金属配線7を有する第一導体層M2,M12がCuメッキにより形成されている。なお、コア導体層M1,M11と第一導体層M2,M12とは、それぞれビア34により層間接続がなされている。同様に、第一導体層M2,M12の上層には、感光性樹脂組成物6を用いた第二ビア層(ビルドアップ層:誘電体層)V2,V12がそれぞれ形成されている。その表面には、金属端子パッド10,17を有する第二導体層M3,M13が形成されている。これら第一導体層M2,M12と第二導体層M3,M13とは、それぞれビア34により層間接続がなされている。ビア34は、ビアホール34hとその内周面に設けられたビア導体34sと、底面側にてビア導体34sと導通するように設けられたビアパッド34pと、ビアパッド34pと反対側にてビア導体34hの開口周縁から外向きに張り出すビアランド34lとを有している。
板状コア2の第一主表面MP1においては、コア導体層M1、第一ビア層V1、第一導体層M2および第二ビア層V2が第一の配線積層部L1を形成している。また、板状コア2の第二主表面MP2においては、コア導体層M11、第一ビア層V11、第一導体層M12および第二ビア層V12が第二の配線積層部L2を形成している。いずれも、第一主表面CPが誘電体層6にて形成されるように、誘電体層と導体層とが交互に積層されたものであり、該第一主表面CP上には、複数の金属端子パッド10ないし17がそれぞれ形成されている。第一配線積層部L1側の金属端子パッド10は、集積回路チップなどをフリップチップ接続するためのパッド(FCパッド)である半田ランドを構成する。また、第二配線積層部L2側の金属端子パッド17は、配線基板自体をマザーボード等にピングリッドアレイ(PGA)あるいはボールグリッドアレイ(BGA)により接続するための裏面ランド(PGAパッド、BGAパッド)として利用されるものである。
図1に示すように、半田ランド10は配線基板1の第一主表面の略中央部分に格子状に配列し、各々その上に形成された半田バンプ11(図3)とともにチップ搭載部40を形成している。また、図2に示すように、第二導体層M13内の裏面ランド17も、格子状に配列形成されている。そして、各第二導体層M3,M13上には、それぞれ、感光性樹脂組成物よりなるソルダーレジスト層8,18(SR1,SR11)が形成されている。いずれも半田ランド10あるいは裏面ランド17を露出させるために、各ランドに一対一に対応する形で開口部8a,18aが形成されている(図4参照)。第一配線積層部L1側に形成されたソルダーレジスト層8の半田バンプ11は、たとえばSn−Ag、Sn−Cu、Sn−Ag−Cu、Sn−Sbなど実質的にPbを含有しない半田にて構成することができる。他方、第二配線積層部L2側の金属端子パッド17はソルダーレジスト層18の開口18a内に露出するように構成されている。
ビア層V1,V11,V2,V12、およびソルダーレジスト層8,18はたとえば以下のようにして製造されたものである。すなわち、感光性樹脂組成物ワニスをフィルム化した感光性接着フィルムをラミネート(貼り合わせ)し、ビアホール34hに対応したパターンを有する透明マスク(たとえばガラスマスクである)を重ねて露光する。ビアホール34h以外のフィルム部分は、この露光により硬化する一方、ビアホール34h部分は未硬化のまま残留するので、これを溶剤に溶かして除去すれば、所期のパターンにてビアホール34hを簡単に形成することができる(いわゆるフォトビアプロセス)。なお、フォトビアプロセスの代わりにレーザによりビアを形成するレーザビアプロセスを採用することもできる。
図4に示すように、金属端子パッド10は、第一配線積層部L1の第一主表面CPに接する本体部が、Cuメッキ層52によって構成されている。また、端子パッド10の表面を構成するようにCuメッキ層52に接してSnメッキ層53が設けられている。このSnメッキ層53は、無電解Snメッキにより構成されており、メッキ工程のあとで表面平滑化のための熱処理が施されている。同様に、金属端子パッド17は、第二配線積層部L2の第一主表面CP側から、Cuメッキ層52、Snメッキ層53がこの順序で積層された構造を有する。
前述の通り、各配線積層部L1,L2の第一主表面CPはソルダーレジスト層8,18にて覆われてなり、それらソルダーレジスト層8,18の開口8a,18aの内周縁が、金属端子パッド10,17の主表面外周縁部52pよりも内側に張り出して位置している。そして、図4に示すように、金属端子パッド10,17は、Snメッキ層53が、Cuメッキ層52の主表面に対し該主表面の外周縁よりも内側に収まるように形成されている。Cuメッキ層52のSnメッキ層53に覆われていない主表面外周縁部52pには、面粗し処理が施されている。ソルダーレジスト層8,18は、開口8a,18aの内周縁部にて、Cuメッキ層52の面粗し処理が施された主表面外周縁部52pと接してなる。金属端子パッド10,17は、ソルダーレジスト層8,18の開口8a,18aに臨む表面全体がSnメッキ層53,53にて形成されている。
Snメッキ層53,53は、厚さが0.3μm以上1.0μm以下となるように調整された無電解Snメッキ層として構成されている。置換型の無電解Snメッキ層の場合には、1.0μmを超える厚さとすることは本質的に困難である。また、0.3μm未満の厚さでは、Cuメッキ層が局所的に露出したりする恐れがあり、前述したPbフリー半田とのぬれ性確保の観点で好ましくない。また、Snメッキ層53,53には、第一配線積層部L1側に半田バンプ11を形成するよりも前の段階において、表面平滑化のための熱処理がなされている。Snメッキは粒状成長をしやすく、表面凹凸が大きくなりがちである(図7:熱処理前の金属顕微鏡写真)。このことが原因で、Sn−Ag−Cu半田ペーストや半田ボールとのぬれ性が不十分となる。
そこで本発明においては、熱処理(リフロー)によりSnメッキ層53の表面の平滑化を図っている(図8:熱処理後の金属顕微鏡写真)。また、熱処理を施すことにより、表面が平滑化され、半田とのぬれ性が向上する。また、熱処理により、Snメッキ表面上のピットが無くなり、ボイドが形成されにくくなると考えられる。なお、本実施形態においては、Snメッキ層53は、Cuメッキ層52と直接接するように設けられている。SnとCuとの相互拡散係数は大きいので、Snメッキ層53にはCuが拡散し、Snメッキ層53の一部または全体にCuSnやCuSnなどの合金が形成されていると考えられる。
以下、配線基板1の製造工程について説明する。
まず、周知のビルドアップ法等により、板状コア2の両主表面に、配線積層部L1,L2をそれぞれ形成する(配線積層部形成工程)。その後、各配線積層部L1,L2について端子パッド10,17を形成する。まず、図5の工程1に示すように、配線積層部L1,L2のうち最も外側に位置する誘電体層6の主面(第一配線積層部L1および第二配線積層部L2の各第一主表面CP)上に、端子パッド10,17の本体部をなすCuメッキ層52を形成する(Cuメッキ工程)。具体的には、第一配線積層部L1および第二配線積層部L2の各第一主表面CPに、メッキ導通路をなすメッキ用下地導電層を無電解Cuメッキでそれぞれ形成したのち、該メッキ用下地導電層を、フォトレジスト等からなるマスク材にてフォトリソグラフィー工程により、金属端子パッド10,17の形成予定領域が露出するように覆い、その後電解Cuメッキを行なう。電解Cuメッキを行なったのち、マスク材を除去するとともに、メッキ用下地導電層(無電化Cuメッキ)を化学エッチングにより除去する。このように、Cuメッキ工程は、端子パッドの形成予定位置にCuメッキ層52(厚さ:たとえば10μm以上30μm以下)を分散形態で形成するパターンメッキ工程として実施される。なお、本実施形態においては、簡略のため第一配線積層部L1側のみ図示している。
次に、Cuメッキ層52表面に面粗し処理を行なう(面粗し工程)。該面粗し処理は、たとえばクロム酸系の処理液を用いて行なうことができる。面粗し工程が終了したら、図5の工程2に示すように、配線積層部L1を構成する誘電体層6の第一主表面CPをソルダーレジスト層8にて覆う(ソルダーレジスト形成工程)。ソルダーレジスト層8は、感光性樹脂からなるソルダーレジストフィルムを用いたフォトリソグラフィー工程により形成することができる。具体的には、金属端子パッド10を個別に露出させるための開口8aが形成されるとともに、開口8aの内周縁が金属端子パッド10の主表面外周縁よりも内側に張り出して位置するように、ソルダーレジスト層8のパターニングを行なう。これにより、該開口18aの内周縁部にて、Cuメッキ層52の面粗し処理が施された主表面外周縁部52pは、当該ソルダーレジスト層8と直接接触した形で覆われることとなる。
次に、図5の工程3に示すように、Cuメッキ層52に直接接するようにSnメッキ層53を形成する(Snメッキ工程)。Snメッキ工程は、ソルダーレジスト層形成工程を行なった後に、ソルダーレジスト層8の開口8a内に露出するCuメッキ層52の表面全体を被覆するようにSnメッキ層53を形成するものである。ソルダーレジスト層8の開口8aから露出するCuメッキ層53の表面のみに選択的にSnメッキ層53を形成する手法としては、無電解Snメッキ法を採用することができる。このような無電解Snメッキは、塩化第一スズ、スズ酸ナトリウムをSn源として含有し、銅または黄銅表面へ電気化学的に溶液中のSnイオンを置換メッキするメッキ浴を用いて行なうことができる。また、無電解Snメッキは、銅または黄銅表面(本実施形態ではCuメッキ層52の表面)をピックリングした後に行なうとよい。ピックリングは、硫酸−過酸化水素等の薬液を用い、化学的または電気化学的作用によって素地金属(Cuメッキ層52)から酸化物またはその他の化合物を除去する操作をいう。
Snメッキ工程が終了したら、製造中の配線基板ワークをリフロー炉に通し、Snメッキ層53の表面平滑化のための熱処理を行なう(図5中の工程4:平滑化熱処理工程)。この平滑化熱処理工程は、たとえばSnの融点(231.84℃)以上かつ誘電体層6を構成する高分子材料のガラス転移点(たとえば250℃)未満の温度範囲にて行なうことができる。ただし、Snの融点未満の温度域であっても、処理時間を長くする等の操作により表面平滑化、ピット消失の効果を十分に得ることができる。また、上記の平滑化熱処理は不活性雰囲気、たとえば窒素雰囲気やアルゴン雰囲気で行なうことが、表面酸化等を回避する上で望ましい。また、圧力については常圧(大気圧)と同程度で行なうことができる。
以上のようにして第一配線積層部L1側および第二配線積層部L2側の端子パッド10,17を形成したのち、第一配線積層部L1側において、ソルダーレジスト層8の開口8a内にSn−Ag−Cu半田ペースト等をスクリーン印刷法などの手法により充填し、リフロー工程を行なう。これにより、端子パッド10の上に半田バンプ11が形成される(半田バンプ形成工程)。第一配線積層部L1側の端子パッド10は、半田バンプ11の形成前にSnメッキ層53の平滑加熱処理を行なっているので、上記判断ペースト充填時において半田ペーストと端子パッド10とのぬれ性は良好である。以上のようにして、図3に示す配線基板1が得られる。
実験例1
本発明の効果を確かめるために以下の実験を行なった。まず、前述した製造方法にて、半田バンプ11を有する図1の配線基板1を作製した。第一配線積層部L1側の端子パッド10のパッド径は160μm、Cuメッキ層52の厚さは14.5μm、Snメッキ層53の厚さは0.7μmに調整した。ソルダーレジスト層8は厚さ21μm、開口径120μmに調整した。半田バンプ11はSn−3.0Ag−0.5Cuを半田成分として含有するPbフリー半田ペーストを印刷し、さらにリフローすることにより形成した。また、Snメッキ層53の平滑化熱処理工程は、1気圧の窒素雰囲気中250℃未満で行なった。このようにして作製した配線基板1の半田バンプ11について、X線ボイド観察を行なった。一方、Snメッキ層の平滑化熱処理を行なわない配線基板を比較品として同様の手順にて作製し、半田バンプのX線ボイド観察を行なった。
図9に示すのが平滑化熱処理を行なわずに半田バンプを形成した比較品のX線写真、図10に示すのが平滑化熱処理を行なった後に半田バンプ形成した本発明品のX線写真である。比較品(図9)の半田バンプには、多数の斑点(ボイド)が見られるが、本発明品(図10)ではほとんど見られない。また、ボイドが発見された半田バンプ数を母数(565パッド)で除した値をボイド発生率としたとき、Snメッキ層53を平滑化熱処理した本発明品のボイド発生率は0.9%であった。他方、Snメッキ層を熱処理しない比較品では、ボイド発生率が19.6%であった。これらの結果は、Snメッキ層を平滑化熱処理することにより、端子パッドと半田ペーストとのぬれ性が良化したことを示している。
実験例2
次に、第二配線積層部L2側の端子パッド17を、パッド径700μmのBGAパッドとして構成した配線基板1を、実験例1と同様の手順にて複数作製した。端子パッド17を構成する各メッキ層の厚さは、実験例1とほぼ同一であり、ソルダーレジスト層18は厚さ21μm、開口径530μmに調整した。Snメッキ層53の平滑化熱処理条件は、実験例1と同一とした。次に、端子パッド17にSn−3.0Ag−0.5Cu半田で構成されたφ600μmの半田ボールをリフロー温度250℃の条件にてマウントした。そして、半田ボール取り付け後、ボールプル試験を行なった。ボールプル試験は、半田ボールの側面をチャックするとともに、配線基板の主面に垂直な方向に半田ボールを引張り、半田ボールが破断ないし端子パッドから離脱したときの荷重を測定した。ただし、このボールプル試験は、下記(a)〜(c)に記載の条件にて行なったものである。
(a)半田ボールマウント後、大気中に24時間放置した後に測定(initial)
(b)半田ボールマウント後、大気中150℃にて100時間熱処理した後に測定
(c)半田ボールマウント後、大気中150℃にて500時間熱処理した後に測定
一方、Snメッキ層53の代替としてSn−Pb共晶半田被膜をCuメッキ層上に形成した構造のBGAパッドを有する配線基板を比較品として複数作製した。さらに、Cuメッキ層(14.5μm)、Niメッキ層(5μm)、Auメッキ層(0.5μm)により端子パッドを形成した配線基板を比較品として複数作製した。そして、これらについて本発明品と同様の条件(上記(a)〜(c))にてボールプル試験を行なった。結果を図6に示す。
図6に示すように、端子パッドと半田ボールとの接続強度は、本発明品(無電解Snメッキ)、比較品(共晶Sn−Pbコート、無電解Ni/Au)、ともに熱処理時間の増大とともに低下している。しかし、いずれの条件においても本発明品が比較品に劣ることは無く、150時間ないし500時間の熱処理後の試験では、むしろ最も優れる結果を示した。
本発明の配線基板の一実施形態を示す平面図。 同じく裏面図。 本発明の配線基板の断面構造の一例を示す図。 その要部を示す断面模式図。 端子パッドの形成方法を示す工程説明図。 端子パッド−半田ボール接続強度試験の結果を示すグラフ。 熱処理前のSnメッキ層表面の金属顕微鏡写真。 熱処理後のSnメッキ層表面の金属顕微鏡写真。 平滑化熱処理を行なわずに半田バンプを形成した比較品のX線写真。 平滑化熱処理を行なった後に半田バンプを形成した本発明品のX線写真。
符号の説明
1 配線基板
6 誘電体層
7 内層導体層
8,18 ソルダーレジスト層
8a,18a 開口
L1,L2 配線積層部
CP 第一主表面
10,17 端子パッド
11 半田バンプ(半田接続部)
30 スルーホール導体
34 ビア
52 Cuメッキ層
52p 主表面外周縁部
53 Snメッキ層

Claims (9)

  1. 誘電体層と導体層とが交互に積層された配線積層部を有し、該配線積層部のうち最も外側に位置する前記誘電体層の主面上に前記導体層に導通する外部接続用の端子パッドが形成され、前記端子パッドはCuメッキ層と、当該端子パッドの表面を構成するように前記Cuメッキ層に接して設けられたSnメッキ層とを備えた配線基板において
    前記Snメッキ層はSnの融点以上かつ前記誘電体層を構成する高分子材料のガラス転移点未満の温度範囲による平滑化熱処理され、前記Snメッキ層の表面凹凸が平滑化していることを特徴とする配線基板。
  2. 前記配線積層部の主表面は、複数の前記端子パッドを個別に露出させるための開口を有するソルダーレジスト層に覆われており、前記ソルダーレジスト層の開口の内周縁は前記端子パッドの主表面外周縁よりも内側に位置するように調整され、前記端子パッドは、前記ソルダーレジストの開口内に臨む表面全体が前記Snメッキ層にて形成されている請求項1記載の配線基板。
  3. 前記Snメッキ層は、厚さが0.3μm以上1.0μm以下となるように調整された無電解Snメッキ層である請求項1または2記載の配線基板。
  4. 前記配線積層部として、板状コアの第一主表面に形成される第一配線積層部と、同じく第二主表面に形成される第二配線積層部とが設けられ、それぞれ前記端子パッドが設けられ、前記第一配線積層部の前記端子パッドと、前記第二配線積層部の前記端子パッドとが、前記板状コアに設けられたスルーホール導体にて接続されてなり、
    前記第一配線積層部側の前記端子パッド上には、前記ソルダーレジスト層の開口を充填するように実質的にPbを含有しない半田バンプが形成される一方、前記第二配線積層部側の前記端子パッドは前記Snメッキ層が前記ソルダーレジスト層の開口内に露出するように構成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の配線基板。
  5. 誘電体層と導体層とが交互に積層された配線積層部を有し、該配線積層部のうち最も外側に位置する前記誘電体層の主面上に前記導体層に導通する外部接続用の端子パッドが形成された配線基板の製造方法であって、
    前記配線積層部を形成する配線積層部形成工程と、
    前記配線積層部のうち最も外側に位置する前記誘電体層の主面上に、前記端子パッドの本体部をなすCuメッキ層を形成するCuメッキ工程と、
    前記Cuメッキ層に直接接するように前記端子パッドの表層部としてのSnメッキ層を形成するSnメッキ工程と、
    前記Snメッキ層の表面を平滑化するための、そのSnメッキ層をSnの融点以上かつ前記誘電体層を構成する高分子材料のガラス転移点未満の温度範囲で加熱する平滑化熱処理工程と、
    前記端子パッド上に実質的にPbを含有しない半田からなる半田接続部を設ける半田接続部形成工程と、
    をこの順番で行なうことを特徴とする配線基板の製造方法。
  6. 前記Cuメッキ工程は、前記端子パッドの形成予定位置にCuメッキ層を分散形態で形成するパターンメッキ工程であり、
    前記端子パッドの本体部として形成された前記Cuメッキ層を個別に露出させるための開口を有するソルダーレジスト層を、その開口の内周縁が前記Cuメッキ層の主表面外周縁よりも内側に位置するように形成するソルダーレジスト層形成工程をさらに含み、
    前記Snメッキ工程は、前記ソルダーレジスト層形成工程を行なった後に、前記ソルダーレジスト層の開口内に露出する前記Cuメッキ層の表面全体を被覆するように前記Snメッキ層を形成するものである請求項記載の配線基板の製造方法。
  7. 前記Snメッキ工程は無電解Snメッキ工程である請求項5または6記載の配線基板の製造方法。
  8. 前記配線積層部を作製する工程は、板状コアの第一主表面側に第一配線積層部、同じく第二主表面側に第二配線積層部を、それら第一配線積層部を構成する前記導体層と第二配線積層部を構成する前記導体層とが、前記板状コアに設けたスルーホール導体にて接続されるように形成するビルドアップ工程であり、
    前記Cuメッキ工程は、前記第一配線積層部のうち前記板状コアから最も離れて位置する前記誘電体層の主面上と、前記第二配線積層部のうち前記板状コアから最も離れて位置する前記誘電体層の主面上とのそれぞれに前記Cuメッキ層を形成する工程であり、
    前記半田接続部形成工程は、前記第一配線積層部側の前記端子パッド上に、前記ソルダーレジスト層の開口を充填するように実質的にPbを含有しない半田バンプを形成する半田バンプ形成工程とされる請求項記載の配線基板の製造方法。
  9. 前記Cuメッキ工程と前記Snメッキ工程の間に、前記Cuメッキ工程によって形成されたCuメッキ層の表面を粗面とする面粗し工程が行われることを特徴とする請求項5ないし8のいずれか1項に記載の配線基板の製造方法。
JP2003313226A 2003-07-31 2003-07-31 配線基板および配線基板の製造方法 Expired - Fee Related JP4047251B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003313226A JP4047251B2 (ja) 2003-07-31 2003-07-31 配線基板および配線基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003313226A JP4047251B2 (ja) 2003-07-31 2003-07-31 配線基板および配線基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005057223A JP2005057223A (ja) 2005-03-03
JP4047251B2 true JP4047251B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=34372470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003313226A Expired - Fee Related JP4047251B2 (ja) 2003-07-31 2003-07-31 配線基板および配線基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4047251B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW200746964A (en) 2006-01-27 2007-12-16 Ibiden Co Ltd Method of manufacturing printed wiring board
JP2008218483A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2009212160A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Kyocer Slc Technologies Corp 配線基板およびその製造方法
US8686300B2 (en) 2008-12-24 2014-04-01 Ibiden Co., Ltd. Printed wiring board and method for manufacturing the same
JP2012049250A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Ngk Spark Plug Co Ltd 配線基板の製造方法
JP2012222312A (ja) * 2011-04-14 2012-11-12 Aica Kogyo Co Ltd 電子部品内蔵基板及びその製造方法
JP2014072468A (ja) * 2012-09-29 2014-04-21 Kyocer Slc Technologies Corp 配線基板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005057223A (ja) 2005-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101593280B1 (ko) 코어리스 기판을 형성하기 위한 방법
JP6081044B2 (ja) パッケージ基板ユニットの製造方法
US7894203B2 (en) Multilayer printed wiring board
JP5398217B2 (ja) 配線基板及び半導体装置の製造方法
TWI231021B (en) Electronic component with bump electrodes, and manufacturing method thereof
US9179552B2 (en) Wiring board
US9699905B2 (en) Wiring board
JP4991925B2 (ja) パッケージ基板及びその製造方法
JP2008004924A (ja) パッケージ基板製造方法
US20080185711A1 (en) Semiconductor package substrate
JP2016018806A (ja) 配線基板、配線基板の製造方法
JP5530859B2 (ja) 配線基板の製造方法
TWI458416B (zh) 配線基板製造方法
JP4047251B2 (ja) 配線基板および配線基板の製造方法
US7910156B2 (en) Method of making circuitized substrate with selected conductors having solder thereon
JP2014179430A (ja) 半導体素子搭載用多層プリント配線板
JP2004265955A (ja) 多層プリント配線板
KR100908986B1 (ko) 코어리스 패키지 기판 및 제조 방법
JP3918803B2 (ja) 半導体装置用基板及びその製造方法
JP2012074487A (ja) 半導体パッケージの製造方法
JP2005159102A (ja) 配線基板及びその製造方法
JP2013122963A (ja) 配線基板
JP3916850B2 (ja) 半導体装置
JP2020087967A (ja) プリント配線板およびその製造方法
JP2011243746A (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees