JP4047217B2 - 眼科装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼科医院や集団検診等で使用される眼科装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から眼科装置には、照明光学系、撮影光学系共用の対物レンズが用いられており、照明光の対物レンズによる反射光が、眼底像に映り込みゴースト像を形成したり、測定光に混入して測定精度が低下することを避けるため、照明光学系内には黒点が設けられている。
【0003】
また、特にダブルスキャニングタイプのレーザー走査型検眼鏡の場合には、光学部材の反射光によるゴースト像の発生を抑える黒点を配置することができないため、レンズのような屈折光学部材ではなく、ミラー等による反射光学部材により構成されている。
【0004】
また、オートレフラクトメータ等の眼屈折力測定装置においても、測定指標投影光の対物レンズでの反射を防ぐため、投影系に黒点を設けたり、対物レンズを傾け反射光が、測定精度に影響しないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述の従来例においては、黒点ではゴースト光を完全に消し去ることが困難であり、またこの黒点の影が眼底像上に写り、画質を損ねるという問題がある。
【0006】
更に、ゴーストを除去するために対物レンズには、高性能な反射防止膜を施こす必要があり、部品が高価になるという問題がある。
【0007】
特に、ダブルスキャニングタイプのレーザー走査型検眼鏡の場合には、反射光学系は調節が複雑で困難であり、またレンズを用いる場合に比較して装置が大型化するという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、対物レンズによる反射光が有害光となって撮影画像、又は測定値に悪影響を及ぼすことがないため、良好な画質の眼底像又は精度の良い測定値を得ることができる眼科装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る眼科装置は、眼底照明光学系と撮影絞りを有する撮影光学系の共通の光路に、前記撮影絞りを被検眼前眼部に結像する対物レンズを設け、該対物レンズは、前記撮影絞り中心を発した光線が全て略垂直に入射するようにすると共に、光軸付近の屈折率が高く光軸から離れるに従って低い屈折率を有する屈折率分布型としたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る眼科装置は、光軸付近の光と周辺部の光を異なる方向に導く光路分岐手段と、被検眼に面する対物レンズとを有し、該対物レンズの全ての面は前記光路分岐手段の中心部を発した光の反射光を再び中心部へ戻す形状とし、前記対物レンズは光軸付近の屈折率が高く光軸から離れるに従って低い屈折率を有する屈折率分布型としたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態の眼底カメラの構成図を示し、観察用赤外光源1から被検眼Eと対向する対物レンズ2に至る光路上には、リング状の開口を有する絞り3、赤外光を透過し可視光を反射する光路分岐ミラー4、リレーレンズ5、リング状開口を有する絞り6、中央部に開口を有する孔あきミラー7が順次に配列されている。また、光路分岐ミラー4の入射方向の光路上には、リング状開口を有する絞り8、ストロボ管から成る撮影用光源9が配置されている。絞り3、8は対物レンズ2、リレーレンズ5に関して、被検眼Eの瞳位置Epと略共役であり、絞り6は対物レンズ2に関して被検眼Eの角膜Ecと略共役とされている。
【0012】
孔あきミラー7の開口内には撮影絞り10が設けられ、孔あきミラー7の背後の光路上には、光路上を移動可能なフォーカスレンズ11、撮影レンズ12、跳ね上げミラー13、撮像手段14が順次に配列されている。また、跳ね上げミラー13の反射方向の光路上には、フィールドレンズ15、ミラー16、結像レンズ17、観察用テレビカメラ18が配列されている。
【0013】
テレビカメラ18の出力は信号処理部20を介して、撮像手段14の出力と共に画像ボード21に接続されており、画像ボード21の出力はシステムバス22、テレビモニタ23に接続され、画像ボード21にはメモリ21a、A/D変換器21bが内蔵されている。システムバス22には、CPU24、操作手段25、撮像スイッチ26、RAM27、ROM28、キーボード29、記録手段30、コンデンサ31aを内蔵した撮影用光源制御手段31が接続されている。
【0014】
眼底観察・アライメント時において、観察用光源1を発した赤外光束は、リング絞り3の開口部、光路分岐ミラー4、リレーレンズ5、絞り6の開口部を通り、孔あきミラー7の開口部で反射し、対物レンズ2を介して被検眼Eの眼底Erを照明する。眼底Erからの反射光は対物レンズ2、孔あきミラー7の孔部内の撮影絞り10、フォーカスレンズ11、撮影レンズ12を通過し、光路切換えミラー13によって折り曲げられフィールドレンズ15を通り、ミラー16により折り曲げられ、レンズ17を通り観察用テレビカメラ18に結像する。
【0015】
テレビカメラ18の出力は、信号処理部20、画像ボード21を介して映像信号に変換され、テレビモニタ23の画面に眼底像が表示される。この映像を基に、検者は操作手段25によりフォーカスレンズ11を光路方向に移動し、眼底Erに対する合焦を行う。
【0016】
合焦ずれのないことを確認して撮影スイッチ26を押すと、跳ね上げミラー13は光路外に退避すると共に撮影用光源9は閃光を発する。撮影用光源9からの光束は絞り8の開口を通り、光路分岐ミラー4により反射され、観察光束と同様の光路を通り眼底Erを照明する。眼底Erからの反射光は、対物レンズ2、撮影絞り10、フォーカスレンズ11、撮影レンズ12を通り、撮像手段14に結像し、眼底像Er’が画像ボード22中の画像メモリ22aに一旦記憶される。そして、画像記録用のフォーマットに変換され、記録手段30に記録されると共にテレビモニタ23に表示される。
【0017】
対物レンズ2は撮影絞り10と被検眼Eの間に配置されており、撮影絞り10側の第2面は、撮影絞り10の中心に曲率中心を有する曲率半径R2の凹球面であり、撮影絞り10は対物レンズ2に関して、被検眼Eの瞳孔Epに共役に結像している。対物レンズ2の被検眼E側の第1面は、この結像点に曲率中心を有する曲率半径R1の凹球面である。従って、撮影絞り10の中心を通る光は、全て対物レンズ2の第1面、第2面に対し垂直に入射し、これらの面による反射光は、全て入射した光路を戻ることになる。
【0018】
そして、図2に示すように対物レンズ2のガラスの屈折率は光軸付近が最も高く、周辺に行くにつれ徐々に低くなっており、ピッチの粗い部分は屈折率が高く、細かい部分は屈折率が低い。
【0019】
図3は被検眼Eの瞳孔Epの中心から出た光線が、撮影絞り10の中心に集光する様子を示している。このように、通常のレンズと異なり、光線は対物レンズ2の表面ではなく、対物レンズ2の内部において徐々に曲げられる。
【0020】
図4は撮影絞り10付近の撮影光束Laと照明光束Lbの断面図を示し、撮影絞り10の付近には、リング状開口を有する絞り3が結像しているため、照明光束Lbと撮影光束Laとは分離されている。従って、照明光束Lbのうち、対物レンズ2の第1面又は第1面で反射した光は、全て出射した位置の略対称位置に戻る。即ち、図4の領域Lbを発した光は、対物レンズ2の各面で反射されても再び領域Lbに戻り領域Laに入らない。つまり、照明光束Lbの対物レンズ2による反射光が、撮影光束Laと重なり、撮影画像上にゴースト像を形成することはない。
【0021】
設計例1では対物レンズ2の中心の屈折率を1.83とした場合、設計例2で中心の屈折率を1.88とした場合について次に示す。対物レンズ2の形状は、上述した通り配置により決定されるため、設計例1、設計例2共に共通である。
【0022】
第1面 曲率半径 R1=−48.7
第2面 曲率半径 R2=114.1
中心厚 24
【0022】
屈折率を光軸からの距離rの関数として、n(r)=n0+C1・r2+C2・r4+C3・r6+C4・r8と表すと、それぞれの場合における係数の値は次の通りとなる。
【0023】
設計例1 n0=1.83
C1=−1.029・10-3
C2= 5.540・10-7
C3=−2.675・10-10
C4= 7.837・10-14
設計例2 n0=1.88
C1=−1.046・10-3
C2= 5.632・10-7
C3=−2.718・10-10
C4= 7.949・10-14
【0025】
図5は上記式によって表される屈折率分布のグラフ図を示し、横軸が光軸からの距離、縦軸が屈折率である。設計例1は中心の屈折率が1.83の場合の屈折率分布であり、設計例2は中心の屈折率を1.88とした場合の屈折率分布である。設計例1の場合には、中心部分の屈折率は、S−LAH55(OHARAガラス)相当であり、中心から20mm程度の個所では、S−FSL5(OHARAガラス)相当の1.49程度の屈折率を有する。
【0024】
また設計例2では、中心部分の屈折率はS−LAH58(OHARAガラス)相当の1.88であり、中心から20mm程度の個所では、S−BSL7(OHARAガラス)相当の1.52程度の屈折率を有する。
【0025】
この対物レンズ2は両凹レンズの形状をしているが、先に説明した屈折率分布により、焦点距離38.5mmの凸レンズと機能し、瞳孔Epと撮影絞り10を結像倍率2倍で結像している。
【0026】
図6はレーザー走査型検眼鏡に本発明のレンズを応用した場合の構成図である。赤外(780nm)、赤(633nm)、緑(566nm)、青(488nm)を照射するレーザー光源41ir、41r、41g、41bは、それぞれに対応したコンフォーカル絞り42ir、42r、42g、42bを介して波長分割プリズム43に入射するようにされ、波長分割プリズム43から対物レンズ44に至る光路には、フォーカスレンズ45、孔あきミラー46、リレーレンズ47、駆動手段48aにより駆動され主走査を行うガルバノミラー48、リレーレンズ49、駆動手段50aにより駆動され副走査を行うガルバノミラー50が配置され、レーザー投影光学系が構成されている。
【0027】
また、孔あきミラー46の反射方向には、フォーカスレンズ51、波長分割プリズム52が配置され、それぞれの光路上には、コンフォーカル絞り53ir、53r、53g、53b、更にフォトディテクタ54ir、54r、54g、54bが配置されており、受光光学系が構成されている。
【0028】
フォトディテクタ54ir、54r、54g、54bの出力は走査制御回路61に接続され、走査制御回路61はガルバノミラー48、50の駆動及びレーザー光源41ir、41r、41g、41bの発光及びフォトディテクタ54ir、54r、54g、54bからの信号のデジタル画像データへの変換を行うようにされている。更に、走査制御回路61はシステムバス62を介して、CPU63、記録手段64、撮影スイッチ65、ビデオボード66に接続され、ビデオボード66の出力はテレビモニタ67に接続されている。
【0029】
上記の構成において、孔あきミラー46、主走査ガルバノミラー48、副走査ガルバノミラー50は、被検眼Eの瞳孔Epと略共役に配置されている。そして、これらの結像を行う対物レンズ44の被検眼Eの側の第1面は、瞳孔Epの中心を曲率中心とする凹球面であり、ガルバノミラー50側の第2面はガルバノミラー50の光軸との交点を曲率中心とする凹球面であり、先の実施の形態と同様に、光軸付近から周辺方向に徐々に屈折率が低下する屈折率分布型レンズとされている。
【0030】
これにより、対物レンズ44は両凹レンズの形状であるが、凸レンズとして機能している。また、リレーレンズ47、49も対物レンズ44と同様にガルバノミラー48、50の光軸との交点、又は孔あきミラー46の開口中心を曲率中心とする凹球面であり、対物レンズ44と同様に光軸付近より周辺方向に徐々に屈折率が低下する屈折率分布型レンズにより構成されている。
【0031】
従って、リレーレンズ47、49も両凹レンズの形状であるが、凸レンズとして機能している。これにより、孔あきミラー46の開口を発した光束の内のリレーレンズ47、49、対物レンズ44により反射された光は、全て孔あきミラー46の開口に戻り、受光光学系に入射し、画質を低下させるゴースト光になることはない。
【0032】
また、図7は波長分割プリズム52の波長分離の説明図であり、反射面52aは600nm〜900nmまでの赤色光、赤外光を反射し、400nm〜600nmまでの青、緑色の光は透過する特性を有する。面52bは400nm〜500nmまでの青色光を反射し緑色光を透過する特性を有し、面52cは600nm〜700nmの赤色光を反射し、700nm以上の赤外光を透過する特性を有する。
【0033】
使用する光源は、上述したようにそれぞれ赤外780nm、赤633nm、緑566nm、青488nmの波長の光を発するレーザー光源41ir、41r、41g、41bであるが、赤外蛍光撮影の場合には800nm〜900nm程度のバンド幅を持つ蛍光を受光する必要があるため、波長分割プリズム52の面52aは900nm程度まで反射する特性を有することが望ましい。このようなプリズム52を用いることにより、少ない空間で分光することができるため、装置を小型化できる。
【0034】
先ず、被検眼Eを赤外光で観察しアライメントを行う。赤外光源41irを発した赤外光は、コンフォーカル絞り42irを照明する。この像は色分解プリズム43により反射され、フォーカスレンズ45を通り、孔あきミラー46の開口を通過し、リレーレンズ47を通り主走査用ガルバノミラー48に達する。
【0035】
ガルバノミラー48は駆動手段48aにより、回転軸48bを中心に回転振動している。これにより照明光は、紙面に対し垂直方向に走査され、リレーレンズ49を通り副走査ガルバノミラー50に達する。ガルバノミラー50は回転軸50aを中心に回転振動し副走査を行う。そして、赤外光は対物レンズ44、被検眼Eの瞳Epを通り、眼底Erを二次元的に走査する。
【0036】
眼底Erでの反射光は再び瞳Epを通り、対物レンズ44、ガルバノミラー50、リレーレンズ49、ガルバノミラー48、リレーレンズ47を通り、孔あきミラー46の反射面により下方に反射され、更にフォーカスレンズ51を通り、波長分割プリズム52により分光されコンフォーカル絞り53irに結像し、フォトディテクタ54irで受光される。この像はフォトディテクタ54irにおいて電気信号に変換され、走査制御回路61に入力し、デジタル画像信号に変換され、更にビデオボード66により映像信号に変換され、テレビモニタ67に表示される。
【0037】
撮影者はこのテレビモニタ67に映った眼底像を見て、操作手段によりフォーカスレンズ45、51を移動し、ピント、アライメント調整等の撮影準備を行う。フォーカスレンズ45、51が連動して動くことにより、照明側のコンフォーカル絞り42ir、42r、42g、42bと、受光側のコンフォーカル絞り53ir、53r、53g、53bとは常に略共役に保たれている。
【0038】
撮影準備が整ったことを確認した撮影者は、撮影スイッチ65を押す。撮影スイッチ65の入力により光源41r、41g、41bが発光する。これらの光源を発した光は、波長分割プリズム52において合流し赤外光と同様な光路をたどり、眼底Erを二次元的に走査する。この反射光も赤外光と同様に入射と同様な光路を戻り、孔あきミラー46の周辺部により反射され、フォーカスレンズ51を通り、波長分割プリズム52により分光され、コンフォーカル絞り53r、53g、53bに結像し、フォトディテクタ54r、54g、54bで受光される。
【0039】
フォトディテクタ54r、54g、54bにおいて発生した電気信号は、走査制御回路61によりデジタル画像データに変換され、ビデオボード66を介してテレビモニタ67で静止画として表示されると共に、記録手段64に記録され撮影を終了する。このように、照明、受光共通の光路上に対物レンズ44、リレーレンズ47、49を配置できるため、光学系全体を小さくすることができる。
【0040】
図8は本発明のレンズをオートレフラクトメータに実施した構成図である。光源71から対物レンズ72に至る光路中には、投影視標73、レンズ74、絞り75、孔あきミラー76が配列されている。また、孔あきミラー76の反射方向には瞳絞り77、プリズム78、レンズ79、二次元エリアセンサ80が配列されている。エリアセンサ80の出力は画像ボード81、演算手段82を経て、表示手段83に接続され、演算手段82の出力は光源71に接続されている。
【0041】
測定時において、光源71を発した光は投影指標73を照明し、この指標像はレンズ74を通り、絞り75の開口を通過後に孔あきミラー76の孔部を通過する。そして、対物レンズ72を通り被検眼Eの眼底Erに到達する。眼底Erでの反射光は再び対物レンズ72を通り、孔あきミラー76の周辺部で反射し、瞳絞り77の開口を通り、プリズム78により偏向されてレンズ79を通り、二次元エリアセンサ80上にリング状の像を形成する。
【0042】
画像ボード81はこの指標像をデジタル画像データとして記憶し、演算手段82はこの指標像の形状を解析し、球面屈折度、乱視度、乱視角度を演算し、表示手段83に演算結果を表示する。
【0043】
この構成において、絞り75と絞り77は共に被検眼瞳と略共役であり、投影光束と受光光束とは分離されている。対物レンズ72の絞り75側の第2面は、この絞り75と光軸の交点を曲率中心とする凹球面であり、被検眼E側の第1面は被検眼瞳と光軸との交点を曲率中心とする凹球面であって、先の実施の形態と同様に光軸から外側に向かうにつれ徐々に屈折率が小さくなる屈折率分布型レンズにより構成されている。これにより、形状は両凹レンズであっても凸レンズとして機能する。
【0044】
このような対物レンズ72を用いることにより、絞り75を通過した投影光束は、対物レンズ72の何れの面で反射しても、孔あきミラー76の孔部を通り、絞り75の開口に戻って二次元エリアセンサ80に達し、測定値に悪影響を与えるゴースト光にはならない。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る眼科装置は、対物レンズによる反射光が、有害光となって、撮影画像又は測定値に悪影響を及ぼすことがないため、良好な画質の眼底像又は精度の良い測定値を得ることができる。また、黒点を用いる必要がないため、部品点数、調整機構を削減し、更に照明光学系を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の眼底カメラの構成図である。
【図2】 対物レンズの説明図である。
【図3】 瞳の結像の説明図である。
【図4】 絞りの説明図である。
【図5】 屈折率の分布を示す図である。
【図6】 第2の実施の形態の説明図である。
【図7】 プリズムの説明図である
【図8】 オートレフラクトメータの構成図である。
【符号の説明】
1 観察用光源
2、44、72 対物レンズ
7、46、76 孔あきミラー
9 撮像用光源
10 撮影絞り
11、45 フォーカスレンズ
14 撮像手段
18 テレビカメラ
23、67 テレビモニタ
24、63 CPU
26、65 撮影スイッチ
30、64 記録手段
41 レーザー光源
43、52 波長分割プリズム
47、49 リレーレンズ
48、50 ガルバノミラー
54 フォトディテクタ
61 操作制御回路
71 光源
73 撮影指標
78 プリズム
80 二次元エリアセンサ
82 演算手段
83 表示手段

Claims (5)

  1. 眼底照明光学系と撮影絞りを有する撮影光学系の共通の光路に、前記撮影絞りを被検眼前眼部に結像する対物レンズを設け、該対物レンズは、前記撮影絞り中心を発した光線が全て略垂直に入射するようにすると共に、光軸付近の屈折率が高く光軸から離れるに従って低い屈折率を有する屈折率分布型としたことを特徴とする眼科装置。
  2. 光軸付近の光と周辺部の光を異なる方向に導く光路分岐手段と、被検眼に面する対物レンズとを有し、該対物レンズの全ての面は前記光路分岐手段の中心部を発した光の反射光を再び中心部へ戻す形状とし、前記対物レンズは光軸付近の屈折率が高く光軸から離れるに従って低い屈折率を有する屈折率分布型としたことを特徴とする眼科装置。
  3. 眼底カメラであることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科装置。
  4. レーザー走査方式の検眼鏡であることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科装置。
  5. オートレフラクトメータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科装置。
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