JP4046663B2 - 簡易建物 - Google Patents

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本発明は、前フレームと後フレームと屋根とを有した簡易建物に関する。
一般に、前フレームと後フレームと屋根とを有したカーポート等の簡易建物が知られている。この種のものでは、前フレームの梁と後フレームの梁とに吊持具を介して屋根を吊り下げて支持し、或いは、前フレームの梁と後フレームの梁とに屋根を載せて固定するのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
このような構成にすれば、敷地の条件に応じて柱を立て、屋根を所望の位置にずらすことができるので、簡易建物の設置位置の自由度を高めることができる。
特開2002−256623号公報
しかし、前フレームの梁と後フレームの梁とに屋根を載せて固定した場合、この屋根を堅固に固定することができるものの、屋根の下に梁が延び出すため、前方からの開放感に欠けるという問題がある。これを解消するため、前フレームの梁と後フレームの梁とに吊持具を介して屋根を吊り下げて支持した場合、開放感は改善されるものの、吊持具を介しての吊り下げ構造となるため、屋根の前後および左右への揺れが問題となる。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、開放感を改善しつつ、屋根の前後左右への揺れを防止した簡易建物を提供することにある。
本発明は、車が乗り入れられる方向の手前側に位置する前フレームと、この前フレームよりも前記方向の奥側に位置する後フレームと、屋根とを有し、この屋根の後部を後フレームに載置し、当該屋根の前部を前フレームに吊持具を介して吊持し、前記吊持具が屋根の前後および左右への揺れ防止機構を有したことを特徴とするものである。
本発明では、屋根の後部を後フレームに載置し、当該屋根の前部を前フレームに吊持具を介して吊持し、この吊持具が屋根の前後および左右への揺れ防止機構を有したから、開放感を改善しつつ、屋根の前後左右への揺れを防止することができる。
以下、本発明による簡易建物の一実施形態を添付した図面を参照して説明する。
図1乃至図4において、1はカーポート(簡易建物)を示し、このカーポート1は、門型の前フレーム3と、同じく門型の後フレーム5と、湾曲形成された屋根7とを有して構成される。前フレーム3は一対の柱3Aと、これら柱間を接続する梁3Bとを有して構成され、後フレーム5は一対の柱5Aと、これら柱間を接続する梁5Bとを有して構成される。屋根7は一対の桁7Aを有し、これら桁7A間には、湾曲した複数本のたるき7Bを渡して結合され、たるき7B間には格子状に母屋7Cを渡し、その上に、例えばポリカーボネイト製の屋根材7Dを配置して構成される。この屋根7は湾曲形状に限定されず、平屋根(フラット屋根)であってもよい。
本実施形態では、屋根7の後部、すなわち一対の桁7Aの各後端部が、後フレーム5の梁5Bの上に載置され、図示を省略した連結金具を介してボルト止めされている。一方、屋根7の前部、すなわち一対の桁7Aの各前端部が、前フレーム3の梁3Bに一対の吊持具9を介して吊り下げ支持される。この構成では、前フレーム3側で屋根7を吊り下げ支持するため、屋根7の下方に前フレーム3の梁3Bが延び出すことがなく、カーポートの前方からの開放感を得ることができる。
また、後フレーム5側では、屋根7が梁5Bの上に載置され、連結金具を介して堅固にボルト止めされるため、フレームに対し屋根のすべてを吊り下げ構造とした場合に比べ、フレームと屋根との接合強度を高めることができる。
吊持具9は、図5Aに示すように、略Yの字状(或いは略Vの字状等。)に組まれた丸パイプ状の吊り束(斜め部材)11,13と、これら吊り束11,13の上端部を、それぞれ前フレーム3の梁3Bの側面3Cに固定する上部固定部材15および下部固定部材17と、吊り束11,13の下端部同士を結合する結合部材19と、この結合部材19の下方に延出した吊り束13の下端部が、その上端開口部に挿入される略くの字状に曲げられた丸パイプ状の受け部材21と、この受け部材21を屋根7の桁7Aに固定する固定部材23とを備えて構成される。この吊持具9は、図1に示すように、前フレーム3の梁3Bを挟むように、当該梁3Bの前後の各側面3Cに取り付けられ、一組の吊持具9の各受け部材21は、それぞれの固定部材23を介して屋根7の桁7Aに固定される。
上部固定部材15は、図5Aに示すように、プレート部15Aと、このプレート部15Aの中程に一体的に設けられ、吊り束11,13の上端部を保持する角パイプ状の保持部15Bとを備えて構成される。そして、プレート部15Aは、図5Bに示すように、前フレーム3の梁3Bの凹部に嵌合された裏板25に、ボルト27を介して固定される。
吊り束11,13の各上端部は、それぞれ保持部15B内に挿入され、この保持部15Bと各吊り束11,13とは、これらを一気貫通するボルト29およびナット31を介して連結される。ボルト29は、吊り束11,13の軸線にほぼ直交する方向に貫通し、吊り束11,13の張力で剪断力を受ける。
この構成では、万一ナット31が脱落しても、剪断力を受けるボルト29が抜け出ることはなく、ボルト29抜けによる屋根7の落下がほぼ確実に防止される。
下部固定部材17は、図5Cに示すように、吊り束11,13の貫通孔17Aを有する板材であり、この下部固定部材17は、屋根7の桁7Aの下面にねじ33を介して固定される。上記吊り束11,13の上端部は、図5Bに示すように、下部固定部材17と、そこから間隔Lだけあけて設けられた上部固定部材15との2カ所で固定されるため、桁7Aが延びる方向(前後方向)、並びにたるき7Bが延びる方向(左右方向)への屋根揺れが防止される。また、吊り束11,13が、略Yの字状(或いは略Vの字状等。)に組まれるため、左右方向への屋根揺れが防止される。これらは、屋根7の前後および左右への揺れを防止する揺れ防止機構を構成する。
上記間隔Lが大きいほど、屋根7の前後左右への揺れが効果的に防止される。本構成では、上部固定部材15を屋根7の桁7Aの上端部に設け、下部固定部材17を屋根7の桁7Aの下端部に設けたため、間隔Lが大きくなり、効果的な屋根揺れ防止が達成される。
固定部材23は、図6Aに示すように、丸パイプ状の受け部材21の下端部を保持する凹部を有した保持部23Aと、これを屋根7の桁7Aに固定する固定部23Bとからなり、この固定部23Bをねじ37で固定することにより屋根7の桁7Aに固定される。受け部材21の下端部は、保持部23Aに対し、ボルト39およびナット41で連結される。
保持部23Aの一対の側面と、受け部材21の下端部とには、当該ボルト39が貫通する貫通孔23C、21Aがあけられている。保持部23A側の貫通孔23Cはほぼ真円孔であり、受け部材21側の貫通孔21Aは、横長の長孔である。
受け部材21の上端開口部には、図5Aに示すように、吊り束13の下端部が挿入され、これらはねじ43により固定される。
図1では、各フレーム3,5が平行に設置され、これらに屋根7が支持される。しかし、カーポート1を設置する敷地状況によっては、各フレーム3,5を平行に設置できず、柱3A,5Bの位置を動かさなければならない場合がある。この場合、上記構成では、フレーム3,5のいずれかを斜めに設置することにより、柱3A,5Bの位置を、所定の範囲内で動かすことができる。前フレーム3を斜めに設置すると、図4に想像線で示すように、前フレーム3の梁3Bと、屋根7の桁7Aとが直交せずに、交差角度θで斜めに交差する。
本実施形態では、交差角度θがどのような角度になったとしても、図6Bに示すように、上記受け部材21の下端部を、保持部23Aの凹部内で矢印方向に回転させて、受け部材21の下端部と保持部23Aとを、ボルト39およびナット41により連結することにより、この吊持具9を使用して、屋根7を吊り下げ支持することができる。この場合、貫通孔21Aの長さの範囲内で、受け部材21の回転が可能である。
上記吊持具9は、大きな屋根7を吊るワイド用であり、この場合、2本の吊り束11,13を備えて構成されていたが、図7A,Bに示すように、小さな屋根7を吊るための標準用では、1本の吊り束71で構成してもよい。この場合、その他の構成は、図5に示すものとほぼ同じである。この吊持具9は、図7Bに示すように、前フレーム3の梁3Bを挟むように、当該梁3Bの前後の各側面3Cに取り付けられ、一組の吊持具9の各受け部材21は、それぞれの固定部材23を介して屋根7の桁7Aに固定される。
図8は、屋根7の桁7Aに集まる雨水の排水構造を示す。この桁7Aは、長手方向に沿って延びる雨樋51を備えて構成される。この雨樋51の最も低所の部位には孔があけられ、この孔には軸線L1の周りを回転自在にインロー式によって筒体53が連結され、この筒体53の下端には、例えば清掃時に取り外されるキャップ55が設けられる。筒体53には樋57の一端57Aが連結され、他端57Bはエルボ59に連結されている。このエルボ59は、軸線L2の周りを回転自在に受け部61に連結され、この受け部61は、図9に示すように、柱3Aの開口部62に連結される。この柱3Aの内側は、空洞になっており、いわゆる縦樋63を構成している。
本構成では、屋根7に降った雨水が桁7Aの雨樋51に集まり、この雨樋51から筒体53に流入する。そして、筒体53から樋57に流入し、樋57からエルボ59、受け部61に流入し、柱3Aの内側の縦樋63を通じて排水される。この構成によれば、柱3Aの内側に縦樋63が形成されるため、外観がすっきりしたものになると共に、外付けの雨樋を設ける場合に比べて、余分な材料が軽減される。また、敷地に対応して、柱3Aを移動させた場合であっても、それと一体に縦樋63を自由に移動させることができる。
各フレーム3,5が平行に設置された場合、図9に示すように、樋57の軸線と梁3Bの軸線とが角度θ1で交差し、図10に示すように、前フレーム3が所定角度、例えば30°振られた状態になると、樋57の軸線と梁3Bの軸線とが角度θ2で交差する。
いずれの状態になったとしても、本構成では、筒体53が軸線L1の周りを回転し、エルボ59が軸線L2の周りを回転する構造となっているから、この樋57を使用して、雨樋51と縦樋63とを簡単に連結することができる。
本発明による簡易建物の一実施形態を示す斜視図である。 同じく正面図である 同じく左側面図である 同じく平面図である Aは吊持具を示す正面図、Bは側面図、Cは下部固定部材の平面図である。 Aは固定部材を示す断面図、Bは同じく固定部材を示す断面図である。 Aは別の実施形態による吊持具を示す正面図、Bは側面図である。 別の実施形態を示す正面図である。 雨水の排水構造を示す平面図である。 雨水の排水構造を示す平面図である。
符号の説明
1 カーポート(簡易建物)
3 前フレーム
5 後フレーム
7 屋根
9 吊持具
15 上部固定部材
17 下部固定部材

Claims (1)

  1. 車が乗り入れられる方向の手前側に位置する前フレームと、この前フレームよりも前記方向の奥側に位置する後フレームと、屋根とを有し、
    この屋根の後部を後フレームに載置し、
    当該屋根の前部を前フレームに吊持具を介して吊持し、
    前記吊持具が屋根の前後および左右への揺れ防止機構を有したことを特徴とする簡易建物。
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