JP4046310B2 - 浴槽用給湯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動湯はり機能を有する浴槽用給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開平6−147643号公報に記載されているように、自動湯はり機能を有する循環保温式の浴槽用給湯装置においては、循環路の往き配管および戻り配管を浴槽の循環金具に接続し、この循環路の往き配管には循環ポンプおよび保温ヒータを設け、戻り配管には循環用電動弁および圧力センサを設けている。循環路には、ミキシングバルブによって設定湯温に調整された湯水を給湯する給湯路を接続し、この給湯路に給湯用電動弁および流量センサを設けている。
【0003】
そして、浴槽の大きさなどのデータがない状態での初回湯はり時には、給湯用電動弁および循環用電動弁を開放し、給湯路から循環路の往き配管および戻り配管の2管を通じて浴槽に給湯し、所定量の湯水を給湯したら循環用電動弁を閉じて往き配管の1管を通じて浴槽に給湯し、浴槽の水位を圧力センサで検知可能な状態とする。この状態では、図19(a)(b)に示すように、戻り配管内に満たされた湯水の圧力を圧力センサで検知していて、圧力センサの圧力値P0は一定になっている。そして、浴槽内の湯水の水位が循環金具の高さに達して浴槽内の湯水と戻り配管内の湯水とがつながることで、それまで戻り配管内に満たされた湯水の圧力を検知していて一定だった圧力センサの圧力値が上昇変化を開始し、一定だったときの圧力値P0を基準として湯はり設定水位までの圧力変化量ΔP分に対応する湯水を給湯して湯はりしている。このとき、水位と給湯量との対応関係を記憶部に記憶しておく。
【0004】
また、2回目以降の次回湯はり時には、記憶部に記憶されている水位と給湯量との対応関係に基づき、湯はり設定水位に対応する給湯量分の湯水を給湯路から循環路の往き配管および戻り配管の2管を通じて浴槽に給湯し、湯はり設定水位まで湯はりするようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の浴槽用給湯装置では、初回湯はり時に、循環路の往き配管および戻り配管の2管を通じて浴槽に湯水を給湯することで、各配管内のエア抜きをして湯水を満たすことが可能であるが、例えば、戻り配管内のエア抜きが不完全であったり、配管途中が障害物などを迂回するために上下方向に大きく屈曲されて設置されるなどの配管条件などによっては、戻り配管に設けられた圧力センサでの圧力検知にも影響を与え、初回湯はり時のデータ取り、および次回湯はり時での湯はり設定水位に対する正確な湯はりができないことがある。
【0006】
例えば、図19(a)に破線で示すように、戻り配管内に湯水を満たしてもエアが残っていたときに、圧力センサで検知されていた圧力値P0が圧力値P1に下降変動することがあるが、この場合でも、一定だったときの圧力値P0を基準として所定の圧力変化量ΔP分に対応する湯水を給湯して湯はりするので、圧力値P1から圧力値P0に上昇変化する圧力変化量α分についても実際には給湯済みであるにもかかわらずさらに給湯することになり、その分の給湯量が増加し、実際の湯はり水位{P0+ΔP+(P0−P1)}が湯はり設定水位よりも上昇してしまう。
【0007】
また、図19(b)に破線で示すように、戻り配管内に湯水を満たした後に戻り配管内のエアが抜けて減ったときには、圧力センサで検知されていた圧力値P0が圧力値P2に急激に上昇変動することがあるが、この場合でも、一定だったときの圧力値P0を基準として所定の圧力変化量ΔP分に対応する湯水を給湯して湯はりするので、圧力値P0から圧力値P2に上昇変化した分については実際には給湯していないにもかかわらず給湯したものと判断してしまい、その分の給湯量が減少し、実際の湯はり水位{P0+(ΔP−P2)}が湯はり設定水位よりも低下してしまう。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、戻り配管内に残るエアや配管条件などの影響による圧力センサで検知する圧力値の変動に対応し、湯はり設定水位に正確に湯はりできる浴槽用給湯装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の浴槽用給湯装置は、湯水を給湯する給湯路と、浴槽に対してそれぞれ接続される往き配管および戻り配管を有する循環路と、これら給湯路、往き配管および戻り配管との間での流路を切り換える流路切換手段と、前記循環路に設けられた循環ポンプと、前記循環路の戻り配管に設けられた圧力センサと、前記浴槽への湯はり時に、前記流路切換手段による流路切換で給湯路から少なくとも戻り配管に給湯させて戻り配管内に湯水を満たし、この戻り配管内に湯水を満たした状態で前記流路切換手段による流路切換により給湯路から往き配管を通じて浴槽に給湯させながら、前記戻り配管に設けられている前記圧力センサで検知される圧力を監視し、前記浴槽内の湯水の水位が前記戻り配管の接続高さに達して前記浴槽内の湯水の水圧が前記圧力センサに加わることによる圧力変化が検知されたら、その圧力変化する前の前記圧力センサで検知される圧力値を基準として湯はり設定水位に対応した圧力変化分を給湯させる湯はり制御手段と、前記圧力変化が検知された時点で、前記圧力センサで検知される圧力値が変動しているとき、その変動した圧力値を基準として前記湯はり制御手段により湯はりさせる補正制御手段とを備えているものである。
【0010】
そして、浴槽への湯はり時に、流路切換で給湯路から少なくとも戻り配管に給湯して戻り配管内に湯水を満たし、この戻り配管内に湯水を満たした状態で流路切換により給湯路から往き配管を通じて浴槽に給湯しながら、戻り配管に設けられている圧力センサで検知される圧力を監視し、浴槽内の湯水の水位が戻り配管の接続高さに達して浴槽内の湯水の水圧が圧力センサに加わることによる圧力変化が検知されたら、その圧力変化する前の圧力センサで検知される圧力値を基準として湯はり設定水位に対応する圧力変化分を給湯して湯はりする。また、浴槽内の湯水の水位が戻り配管の接続高さに達して浴槽内の湯水の水圧が圧力センサに加わることによる圧力変化が検知された時点で、圧力センサで検知される圧力値が変動しているときには、その変動した圧力値を基準として湯はりすることにより、戻り配管内に残るエアや配管条件などの影響による圧力センサで検知する圧力値の変動に対応し、湯はり設定水位に正確に湯はりする。
【0011】
請求項2記載の浴槽用給湯装置は、請求項1記載の浴槽用給湯装置において、補正制御手段は、圧力センサで検知される圧力値が下降変動したとき、その下降変動した圧力値を基準として湯はり制御手段により湯はり設定水位まで湯はりさせるものである。
【0012】
そして、圧力センサで検知される圧力値が下降変動したときを、圧力値の変動の基準点として確実に捉えられる。
【0013】
請求項3記載の浴槽用給湯装置は、請求項1または2記載の浴槽用給湯装置において、補正制御手段は、圧力センサで検知される圧力値が上昇変動しかつ水位上昇時の上昇変化よりも大きく上昇変動したとき、上昇変動した圧力値を基準として湯はり制御手段により湯はり設定水位まで湯はりさせるものである。
【0014】
そして、圧力センサで検知される圧力値が上昇変動しかつ水位上昇時の上昇変化よりも大きく上昇変動したときを、圧力値の変動の基準点として確実に捉えられる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】
図1は浴槽用給湯装置の構成図を示し、屋内の浴室などに浴槽11が配設され、屋外などに給湯源としての電気温水器12、および湯はりユニット13が配設されている。
【0017】
電気温水器12は、先止押上式の給水給湯方式を採用しており、貯湯タンク21内の底部側にヒータ22が配設されており、貯湯タンク21の下部に水源側の水道に直結された給水管23の配管部23aが接続され、貯湯タンク21の上部に湯はりユニット13や、浴室のシャワーや湯水混合栓、台所の湯水混合栓および洗面所の湯水混合栓などの各給湯場所に導かれる給湯管24が接続されている。この貯湯タンク21の上下方向の複数箇所には、残湯量、湯温、給水温度などを検知する複数の温度検知センサ25が配設されている。
【0018】
そして、先止押上式の電気温水器12では、ヒータ22で貯湯タンク21内の湯水を設定温度に沸き上げ、各給湯場所からの出湯時に貯湯タンク21の下部に給水される水圧で湯水が押し上げられて給湯管24を通じて給湯する。貯湯タンク21内の上部の湯層と下部の常温水層とは湯水混合層を介して分離されており、湯の使用に伴って混合層が上昇する。
【0019】
また、湯はりユニット13は、モータ31aを駆動源とする電動式のミキシングバルブ31を有し、このミキシングバルブ31に給水管23の配管部23bと給湯管24とがそれぞれ接続されている。ミキシングバルブ31により、給水管23からの水と電気温水器12からの湯が混合されるとともに、水と湯との混合割合により湯温が設定温度に調整される。
【0020】
ミキシングバルブ31から湯温調整された湯水が供給される配管32にはホッパ33の上部が接続され、このホッパ33は、断水などで給水圧力が低下した場合に給水管23側および給湯管24側と浴槽11側とを分離するもので、浴槽11より高い位置に設置され、ホッパ33の下部側に湯水を流す配管34が接続されている。ホッパ33内には、配管32側から配管34側への湯水の流通路を開閉する給湯手段としての例えばソレノイドやモータを駆動源とした給湯用電動弁35(図4に示す)が配設されている。
【0021】
ホッパ33からの配管34には、配管34を流れる給湯量を検知する流量センサ36が配設されている。そして、ミキシングバルブ31、配管32、ホッパ33、配管34および流量センサ36などにて給湯路37が構成されている。
【0022】
ホッパ33からの配管34の先端には流路切換手段としての流路切換用電動弁38を介して循環路39に接続されている。循環路39は、往き配管40および戻り配管41を有し、これら往き配管40および戻り配管41の一端側が浴槽11に設置される循環金具42に一体的に接続され、他端側が流路切換用電動弁38に接続されている。往き配管40には、流路切換用電動弁38側から浴槽11側に往き配管40内の湯水を強制的に送って循環路39内の湯水を強制的に循環させる循環ポンプ43、循環路39内の湯水の流れを検知するフロースイッチ44、循環路39内の湯水の温度を検知するふろサーミスタ45、循環路39内を流れる湯水を加熱保温する保温ヒータ46が配設されている。戻り配管41には、浴槽11内の水位を検知するための圧力センサ(水位センサ)47が配設されている。
【0023】
流路切換用電動弁38は、図2に示すように、給湯路37、往き配管40および戻り配管41の3つの配管接続口を有する弁箱48、およびこの弁箱48内でモータ49の駆動により回動されて流路を切り換える弁体50を有し、図2(a)(b)には給湯路37と戻り配管41とを接続する流路、図2(c)(d)には給湯路37と往き配管40とを接続する流路、図2(e)(f)には給湯路37と往き配管40および戻り配管41とを接続する流路、図2(g)(h)には往き配管40と戻り配管41とを接続する流路を示す。このように、流路切換用電動弁38は、給湯路37と往き配管40とを接続する流路、給湯路37と戻り配管41とを接続する流路、給湯路37と往き配管40および戻り配管41とを接続する流路、往き配管40と戻り配管41とを接続する流路の4つの流路に切り換える1つの一体形の流路切換弁であるので、流路を容易かつ確実に切り換えることができる。
【0024】
また、図3に浴室の壁面などに配設されて湯はりユニット13を操作するリモコン51を示し、このリモコン51は、リモコン51の表面に臨む表示器52および操作部53、図示しない蓋体で開閉される操作部54を有している。表示器52には、時刻、浴槽11の湯はり設定水位(湯量)および湯温、給湯温度、その他の動作の表示などが表示されるもので、図には全ての表示箇所を同時に表示した状態を示す。操作部53には、自動湯はりの設定および設定解除を指示するふろ自動スイッチ(自動湯はりスイッチ)55、他のリモコンに対して優先を指示する優先スイッチ56、高温の差し湯を指示する高温差し湯スイッチ57、他のリモコンでの呼出音の発生を指示する呼出スイッチ58が配設されている。操作部54には、浴槽11内の湯温を調整設定するふろ湯温スイッチ59、浴槽11の湯はり設定水位を調整設定するふろ湯量スイッチ60、給湯温度を調整設定する給湯スイッチ61、足し湯を指示する足し湯スイッチ62、差し水を指示する差し水スイッチ63、洗浄スイッチ64が配設されている。なお、ふろ自動スイッチ55、優先スイッチ56および高温差し湯スイッチ57に隣接して、各スイッチ55〜57のオン状態を表示する発光ダイオード65が配設されている。
【0025】
また、図4に湯はりユニットのブロック図を示し、71は制御回路で、この制御回路71は、基板72上に形成されており、制御手段としてのCPU73、ROM74、および記憶手段としてのRAM75などを有している。
【0026】
基板72には、商用電源が漏洩遮断器76を介して接続され、商用電源を制御用電源に変換する電源トランス77が接続され、漏洩遮断器76にリミッタ78を介して接続される循環ポンプ43、および漏洩遮断器76にリミッタ78および保温ヒータ46とともに直列に配列される開閉器79が接続されている。漏洩遮断器76には湯はりユニット13内に設置される凍結防止用ヒータ80、および設定温度以下に低下したときに凍結防止用ヒータ80に通電する凍結防止サーモ81が接続されている。
【0027】
基板72には、ミキシングバルブ31、給湯用電動弁35、流路切換用電動弁38およびリモコン51が接続されているとともに、流量センサ36、フロースイッチ44、ふろサーミスタ45および圧力センサ47が接続されている。
【0028】
なお、圧力センサ47の検出値はA/D変換されてCPU73に入力され、CPU73では、ある程度の水位差に対応する圧力センサ47の検出値をもって、水位変化を1単位として読み取ることができる。例えば25mm程度の水位変化毎に、水位変化を+1ポイントまたは−1ポイントとして読み取ることになる。
【0029】
また、CPU73は、浴槽11への湯はり時に、流路切換用電動弁38で給湯路37と戻り配管41とを接続させて所定量の湯水を戻り配管41に給湯した後、湯はり設定水位まで湯はり制御する機能を有している。すなわち、初回湯はり時に、流路切換用電動弁38で給湯路37と戻り配管41とを接続させて所定量の湯水を戻り配管41に給湯した後、流路切換用電動弁38で給湯路37と往き配管40とを接続させて往き配管40を通じて浴槽11に給湯し、浴槽11の水位が戻り配管41の接続高さに達して浴槽11内の水圧が圧力センサ47に加わる圧力変化点を検知してから、湯はり設定水位までの水位と流量センサ36で検知される給湯量との対応関係をRAM75に記憶させ、湯はり設定水位に湯はりする初回湯はり制御手段の機能、RAM75に水位と給湯量との対応関係が記憶されている状態での次回湯はり時に、流路切換用電動弁38で給湯路37と戻り配管41とを接続させて所定量の湯水を戻り配管41に給湯した後、流路切換用電動弁38で給湯路37に対して往き配管40の1管が接続する流路と往き配管40および戻り配管41の2管が接続する流路とのいずれかに切り換え、RAM75に記憶されている水位と給湯量との対応関係に基づいて湯はり設定水位に対応する給湯量分を給湯し、湯はり設定水位に湯はりする次回湯はり制御手段の機能を有している。この他、CPU73は、タイマ機能なども有している。
【0030】
さらに、CPU73は、浴槽11への湯はり時に、流路切換用電動弁38による流路切換で給湯路37から少なくとも戻り配管41に給湯させて湯水を満たした状態で給湯路37から往き配管40を通じて浴槽11に給湯させ、浴槽11内の湯水の水位が戻り配管41の接続高さに達する前の圧力センサ47で検知される圧力値を基準として湯はり設定水位に対応した圧力変化分を給湯させる湯はり制御手段の機能、浴槽11内の湯水の水位が戻り配管41の接続高さに達する時点までに圧力センサ47で検知される圧力値が変動したとき、その変動した圧力値を基準として湯はり制御手段により湯はりさせる補正制御手段の機能を有している。
【0031】
補正制御手段の機能では、圧力センサ47で検知される圧力値が下降変動したとき、その下降変動した圧力値を基準として湯はり制御手段により湯はりさせる機能、圧力センサ47で検知される圧力値が上昇変動しかつ水位上昇時の上昇変化よりも大きく上昇変動したとき、上昇変動した圧力値を基準として湯はり制御手段により湯はりさせる機能を有している。
【0032】
次に、浴槽用給湯装置の作用を説明する。
【0033】
電気温水器12は、深夜電力時間帯などの特定時間帯において、貯湯タンク21に給水されている常温水および残湯として使われなかった湯水を設定温度に沸き上げる。
【0034】
そして、図6のフローチャートを参照して、浴槽11への湯はりについて説明する。リモコン51のふろ自動スイッチ55をオンすると(ステップ1)、自動運転継続タイマをスタートし(ステップ2)、RAM75に水位と給湯量との対応関係の基準データがあるか、すなわち設置後または制御回路71のリセット後の初回湯はりか否か判断する(ステップ3)。
【0035】
基準データがなく、初回湯はりであれば、CPU73の初回湯はり制御手段による初回湯張り動作を実行し(ステップ4)、また、基準データがあり、2回目以降の次回湯はりであれば、CPU73の次回湯はり制御手段による次回湯はり動作を実行する(ステップ5)。
【0036】
次に、図7ないし図13のフローチャートを参照して、初回湯はりについて説明する。初回湯はりでは、浴槽11の形状などに対応した固有の水位と給湯量との対応関係などの基準データを収集する。
【0037】
リモコン51のふろ自動スイッチ55のオンにより、初回湯はり動作を開始すると、まず、図7に示すように、循環路39の往き配管40に湯水を満たして循環ポンプ43の呼び水とする処理を開始する。すなわち、流路切換用電動弁38で給湯路37と往き配管40とを接続する流路に切り換え(ステップ11)、ミキシングバルブ31をリモコン51で設定される設定温度に調整し(ステップ12)、給湯用電動弁35を開き(ステップ13)、流量センサ36による流量のカウントをスタートする(ステップ14)。これにより、ミキシングバルブ31で設定温度に調整された湯水を給湯路37から往き配管40の1管に給湯するとともに往き配管40内に満たし、循環ポンプ43の呼び水とする。このとき、湯水を往き配管40の1管に給湯することにより、往き配管40内を流れる湯水の圧力が高く、流量も多くなるので、往き配管40内のエア抜きを確実にできる。
【0038】
流量センサ36で検知される湯水の給湯量が所定量、例えば1リットルに達するまでの間は(ステップ15)、流量センサ36にエラーが発生しているか(ステップ16)、給湯を開始してから所定時間、例えば30秒経過したか判断する(ステップ17)。流量センサ36にエラーが発生していれば、ミキシングバルブ31による設定温度への調整を停止し(ステップ18)、制御回路71の有する初期値、例えば42℃に設定する(ステップ19)。流量センサ36で検知される湯水の給湯量が1リットルに達するか、30秒経過したら、給湯用電動弁35を閉じる(ステップ20)。
【0039】
続いて、図8に示すように、循環路39の戻り配管41に湯水を満たす処理を開始する。すなわち、流路切換用電動弁38で給湯路37と戻り配管41とを接続する流路に切り換え(ステップ21)、ミキシングバルブ31をリモコン51で設定される設定温度に調整し(ステップ22)、給湯用電動弁35を開き(ステップ23)、流量センサ36による流量のカウントをスタートする(ステップ24)。これにより、ミキシングバルブ31で設定温度に調整された湯水を給湯路37から戻り配管41の1管を通じて給湯するとともに戻り配管41内に満たす。このとき、湯水を戻り配管41の1管を通じて給湯することにより、戻り配管41内を流れる湯水の圧力が高く、流量も多くなるので、戻り配管41内のエア抜きを確実にできる。
【0040】
流量センサ36で検知される湯水の給湯量が所定量、例えば3リットルに達するまでの間は(ステップ25)、流量センサ36にエラーが発生しているか(ステップ26)、給湯を開始してから所定時間、例えば1分経過したか判断する(ステップ27)。流量センサ36にエラーが発生していれば、ミキシングバルブ31による設定温度への調整を停止し(ステップ28)、制御回路71の有する初期値、例えば42℃に設定する(ステップ29)。流量センサ36で検知される湯水の給湯量が1リットルに達するか、1分経過して流量センサ36の故障フラグを発生させたら(ステップ30)、給湯用電動弁35を閉じる(ステップ31)。
【0041】
続いて、図9に示すように、浴槽11内の残湯の有無を確認する処理を開始する。すなわち、流路切換用電動弁38で往き配管40と戻り配管41とを接続する流路に切り換え(ステップ32)、循環ポンプ43を駆動し(ステップ33)、例えば1分の循環確認タイマをスタートさせる(ステップ34)。これにより、循環路39内の湯水を循環させ、湯水11に残湯がなければ循環しなくなり、残湯があれば循環を継続することになる。
【0042】
浴槽11に残湯がない場合には、循環開始直後に循環路39内の湯水が循環してフロースイッチ44がオンし(ステップ35)、その後、循環路39内の湯水が浴槽11に出てフロースイッチ44がオフし(ステップ36)、循環ポンプ43を停止させる(ステップ37)。
【0043】
浴槽11の残湯の有無にかかわらず、例えば循環ポンプ43が回転しない場合やフロースイッチ44の異常などが発生すると、循環開始後にフロースイッチ44がオンしないまま、循環確認タイマ(1分タイマ)がタイムアップし(ステップ38)、ステップ30での流量センサ36の故障フラグが成立しているか判断し(ステップ39)、成立していればリモコン51にエラーを表示して湯はりを停止する(ステップ40,41)。故障フラグが成立していなければ、ステップ37に進む。
【0044】
浴槽11に残湯がある場合には、循環路39と浴槽11との間で湯水の循環が継続してフロースイッチ44がオフしないまま循環確認タイマ(1分タイマ)がタイムアップし(ステップ42)、基準データを持っていない初回湯はりであれば(ステップ43)、湯はりを途中終了し(ステップ44)、保温運転に移行する(ステップ45)。また、基準データを持っていて次回湯はりであれば(なお、初回湯はりの説明であるが、ステップ11からステップ61までは、初回湯はりと次回湯はりで共通であるため、ここで説明する)、循環路39内に循環される浴槽11の湯水の湯温をふろサーミスタ45で測定し(ステップ46)、湯温がリモコン51で設定される設定温度より所定温度、例えば−10℃以下であれば(ステップ47)、保温を禁止し、リモコン51にエラーを表示して湯はりを停止し(ステップ48,49)、一方、−10℃以内であれば、保温を許容し、湯はりを途中終了し(ステップ50)、保温運転に移行する(ステップ51)。
【0045】
続いて、図10に示すように、循環路39の戻り配管41に湯水を満たしてエア抜きする処理を開始する。すなわち、流路切換用電動弁38で給湯路37と戻り配管41とを接続する流路に切り換え(ステップ52)、給湯用電動弁35を開き(ステップ53)、流量センサ36による流量のカウントをスタートする(ステップ54)。これにより、ミキシングバルブ31で設定温度に調整された湯水を給湯路37から戻り配管41の1管を通じて給湯するとともに戻り配管41内に満たしてエア抜きする。このとき、湯水を戻り配管41の1管を通じて給湯することにより、戻り配管41内を流れる湯水の圧力が高く、流量も多くなるので、戻り配管41内のエア抜きを確実にでき、圧力センサ47による圧力検知を確実にできる。
【0046】
流量センサ36で検知される湯水の給湯量が所定量、例えば7リットルに達するまでの間は(ステップ55)、流量センサ36にエラーが発生しているか(ステップ56)、給湯を開始してから所定時間、例えば2分経過したか判断する(ステップ57)。流量センサ36にエラーが発生していれば、ミキシングバルブ31による設定温度への調整を停止し(ステップ58)、制御回路71の有する初期値、例えば42℃に設定する(ステップ59)。流量センサ36で検知される湯水の給湯量が7リットルに達する前に2分経過したら、ステップ30での流量センサ36の故障フラグが成立しているか判断し(ステップ60)、成立していればリモコン51にエラーを表示し(ステップ61)、ステップ62に進み、また、故障フラグが成立していなければ、そのままステップ62に進む。
【0047】
なお、戻り配管41を通じて給湯される湯水の給湯量が7リットルに達するか2分経過するまでに給湯された総給湯量での浴槽11内での水位は、循環金具42より下方にある。
【0048】
続いて、図11に示すように、戻り配管41を通じて給湯される湯水の給湯量が7リットルに達するか2分経過したら、循環金具42の高さおよび基準水位X1(図1参照)のデータ取りの処理を開始する。すなわち、流路切換用電動弁38で給湯路37と往き配管40とを接続する流路に切り換え(ステップ62)、往き配管40の1管を通じて浴槽11に給湯を継続しながら、浴槽11内の水位が循環金具42の高さに達して戻り配管41内に満たされた湯水を介して浴槽11内の水圧が圧力センサ47に加わることで圧力センサ47により検知される圧力が変化するか(ステップ63)、ステップ2で自動継続タイマがスタートしてから50分経過するか総給湯量が180リットルに達するのを監視する(ステップ64)。
【0049】
この状態では、図5(a)(b)に示すように、戻り配管41内に満たされた湯水の圧力を圧力センサ47で検知していて、圧力センサ47の圧力値P0は一定になっている。そして、浴槽11内の湯水の水位が循環金具42の高さに達して浴槽11内の湯水と戻り配管41内の湯水とがつながることで、それまで戻り配管41内に満たされた湯水の圧力を検知していて一定だった圧力センサ47の圧力値が上昇変化を開始することになる。このときの圧力センサ47で検知される圧力値が基準値としてRAM75に記憶される。
【0050】
浴槽11内の水位が循環金具42の高さの水位X0(図1参照)に達し、戻り配管41内に満たされた湯水を介して浴槽11内の水圧が圧力センサ47に加わり、圧力センサ47により圧力変化が検知されたとき、圧力値P0に変動がなければ、RAM75に記憶された圧力値P0を基準値とする。例えば、図5(a)に破線で示すように、戻り配管41内に湯水を満たしてもエアが残っていた場合など、圧力センサ47で検知されていた圧力値P0が圧力値P1に下降変動したときには、RAM75に記憶された圧力値P0をクリアし、変動した後の圧力値P1を新たな基準値としてRAM75に記憶する。また、図5(b)に破線で示すように、戻り配管41内に湯水を満たした後に戻り配管41内のエアが抜けて減った場合など、圧力センサ47で検知されていた圧力値P0が圧力値P2に急激に上昇変動したときには、RAM75に記憶された圧力値P0をクリアし、変動した後の圧力値P2を新たな基準値としてRAM75に記憶する。
【0051】
RAM75に記憶された圧力値の基準値を基準として循環金具42が水没する基準水位X1に達するまで給湯する。すなわち、圧力センサ47の検出電圧をA/D変換してCPU73に入力しており、CPU73では圧力変化点を基準として水位の上昇に伴う圧力センサ47の圧力変化つまり水位変化を+1ポイントとしてカウントしていく。そして、CPU73でのカウント値が所定値、例えば+11ポイントに達するか(ステップ65)、ステップ2で自動継続タイマがスタートしてから60分経過するのを監視する(ステップ66)。CPU73でのカウント値が+11ポイントに達し、つまり圧力変化点を基準として循環金具42が水没する基準水位X1に達すれば、給湯用電動弁35を閉じる(ステップ67)。
【0052】
また、ステップ63で圧力変化がなく、ステップ64で自動継続タイマがスタートしてから50分経過するか総給湯量が180リットルに達した場合には、異常とし、リモコン51にエラーを表示し(ステップ68)、一方、ステップ65でCPU73でのカウント値が+11ポイントに達する前に、ステップ66で自動継続タイマがスタートしてから60分経過したら、異常とし、リモコン51にエラーを表示する(ステップ69)。これら異常は、圧力変化点の検知を開始するときに既に循環金具42より上方に水位があって圧力変化点を検知できない場合や、浴槽11の排水栓が外れた場合などを原因としている。この場合、浴槽11内の湯量(例えば浴槽11と循環路39との間で循環動作させてフロースイッチ44がオンするかどうかで判断する)または水位を確認して湯水はあるか判断し(ステップ70,71)、浴槽11に湯水がある場合には湯はりを完了し(ステップ72)、保温運転に移行し(ステップ73)、浴槽11に湯水がない場合には湯はりを停止する(ステップ74)。
【0053】
続いて、図12に示すように、浴槽11に循環金具42が水没する基準水位X1に給湯された後、循環ポンプ43の回転確認の処理を開始する。すなわち、流路切換用電動弁38で往き配管40と戻り配管41とを接続する流路に切り換え(ステップ75)、循環ポンプ43を駆動し(ステップ76)、その所定時間後、例えば20秒経過後に(ステップ77)、循環ポンプ43を停止し(ステップ78)、循環路39の往き配管40および戻り配管41内のエア抜きを確実にする。その所定時間後、例えば10秒経過後に(ステップ79)、循環ポンプ43を再度駆動し(ステップ80)、フロースイッチ44がオン状態になるか(ステップ81)、5分経過するのを監視する(ステップ82)。
【0054】
循環ポンプ43が正常に動作すれば、浴槽11と循環路39との間で湯水が循環し、フロースイッチ44がオン状態になるので、循環ポンプ43を停止させる(ステップ83)。
【0055】
循環ポンプ43の異常で、5分経過してもフロースイッチ44がオン状態にならなければ、リモコン51にエラーを表示し(ステップ84)、湯はりを停止する(ステップ85)。
【0056】
続いて、図13に示すように、循環ポンプ43の回転が正常であることが確認された後、浴槽11の形状などに対応した固有の水位と給湯量との対応関係のデータ取りをしつつ設定水位までの湯はりを開始する。すなわち、流路切換用電動弁38で給湯路37と往き配管40とを接続する流路に切り換え(ステップ86)、圧力センサ47で検知される圧力に対応する水位を基準水位X1とし、この基準水位X1とこの時点までの総給湯量とを対応させてRAM75に記憶する(ステップ87)。
【0057】
給湯用電動弁35を開き(ステップ88)、ミキシングバルブ31で設定温度に調整された湯水を給湯路37から往き配管40の1管を通じて浴槽11に給湯しながら、圧力センサ47で検知される水圧変化、つまり水位変化を監視する。リモコン51で設定された湯はり設定水位Xnに達するか(ステップ89)、データ取りを開始してから60分経過するのを監視しながら(ステップ90)、基準水位X1から予め設定された各水位ポイントX2,X3,X4…に達する毎に、各水位ポイントX2,X3,X4…と各水位ポイントX2,X3…の時点までの各総給湯量を対応させてRAM75に順次記憶する(ステップ91)。なお、基準水位X1および各水位ポイントX2,X3…は、リモコン51に表示された浴槽水位の目盛と対応している。
【0058】
浴槽11の水位が湯はり設定水位Xnに達したことが検知されたら、給湯用電動弁35を閉じ(ステップ92)、初回湯はりを完了する(ステップ93)。
【0059】
浴槽11の水位が湯はり設定水位Xnに達する前に、60分経過したら、リモコン51にエラーを表示し(ステップ94)、保温運転に移行する(ステップ95)。
【0060】
続いて、初回湯はりを完了した後、配管などの熱損失による湯温の低下の確認の処理を開始する。すなわち、流路切換用電動弁38で往き配管40と戻り配管41とを接続する流路に切り換え(ステップ96)、浴槽11の残湯が60リットル以上あるか確認し(ステップ97)、60リットル以下であれば湯温確認をせずに保温運転に移行する(ステップ98)。また、60リットル以上あれば、循環ポンプ43を駆動し(ステップ99)、その所定時間後、浴槽11内の湯水が循環路39内に引き込まれてふろサーミスタ45の箇所を循環する例えば3秒経過後に(ステップ100)、ふろサーミスタ45で湯温を測定し(ステップ101)、測定湯温が設定温度から−0.5℃以内であれば(ステップ102)、保温運転に移行し(ステップ103)、−0.5℃以上であれば、次回湯はり時にミキシングバルブ31の調整温度を高めて設定温度になるように補正処理する(ステップ104)。
【0061】
このように、初回湯はりでは、流路切換用電動弁38で給湯路37と戻り配管41とを接続させて所定量の湯水を戻り配管41に給湯した後、流路切換用電動弁38で給湯路37と往き配管40とを接続させて往き配管40を通じて浴槽11に給湯し、浴槽11の水位が戻り配管41の接続高さに達して浴槽11内の水圧が圧力センサ47に加わる圧力変化点を検知してから、湯はり設定水位Xnまでの水位と給湯量との対応関係をRAM75に記憶させるので、浴槽11の形状などに対応した固有の水位と給湯量との対応関係のデータ取りを確実にできる。
【0062】
また、浴槽11内の湯水の水位が戻り配管41の接続高さに達する時点までに圧力センサ47で検知される圧力値が変動したとき、その変動した圧力値を基準として湯はり設定水位に対応した圧力変化分を給湯して湯はりするので、戻り配管41内に残るエアや配管条件などの影響による圧力センサ47で検知する圧力値の変動に対応でき、湯はり設定水位に正確に湯はりできる。
【0063】
しかも、圧力センサ47で検知される圧力値が下降変動したとき、その下降変動した圧力値を基準とするので、圧力値の変動を確実に捉えることができる。また、圧力センサ47で検知される圧力値が上昇変動しかつ水位上昇時の上昇変化よりも大きく上昇変動したとき、上昇変動した圧力値を基準とするので、圧力値の変動を確実に捉えることができる。
【0064】
次に、図14ないし図16のフローチャートを参照して、次回湯はりについて説明する。次回湯はりでは、初回湯はりにデータ取りされた浴槽11の形状などに対応した固有の水位と給湯量との対応関係に基づいて、湯はり設定水位に対して短時間にかつ正確に湯はりするようにしている。
【0065】
リモコン51のふろ自動スイッチ55のオンにより、次回湯はり動作を開始すると、図14に示すように、まず、初回湯はりで説明したステップ11ないしステップ61までの処理を実行する。この処理により、循環路39の往き配管40に湯水を満たして循環ポンプ43の呼び水とする処理、循環路39の戻り配管41に湯水を満たす処理、浴槽11内の残湯の有無を確認する処理、さらに、循環路39の戻り配管41に湯水を満たしてエア抜きする処理を順に実行する。
【0066】
そして、循環路39の戻り配管41に湯水を満たしてエア抜きする処理時に、ミキシングバルブ31で設定温度に調整された湯水を給湯路37から戻り配管41の1管を通じて給湯している状態において、ステップ55で戻り配管41を通じて給湯される湯水の給湯量が7リットルに達するか、ステップ57で2分経過したら、流路切換用電動弁38で給湯路37と往き配管40および戻り配管41とを接続する流路に切り換え(ステップ111)、往き配管40および戻り配管41の2管を通じて浴槽11に給湯を開始するとともに、流量センサ36による流量のカウントをスタートする(ステップ112)。
【0067】
ステップ2の自動継続タイマがスタートしてから60分経過しておらず(ステップ113)、今回の湯はり時にリモコン51で設定された湯はり設定水位について、初回湯はり時または以前の次回湯はり時にデータ取りしてRAM75に記憶してある場合(ステップ114)、RAM75から湯はり設定水位に対応する給湯量を判別して今回の湯はりで給湯する湯水の設定量とし、今回の湯はりの開始時点からの給湯量が設定量に達するのを監視する(ステップ115)。
【0068】
今回の湯はりの開始時点からの給湯量が設定量に達したら、給湯用電動弁35を閉じ(ステップ116)、次回湯はりを完了する(ステップ117)。
【0069】
この今回の湯はりを完了した後、配管などの熱損失による湯温の低下の確認の処理を開始する。すなわち、流路切換用電動弁38で往き配管40と戻り配管41とを接続する流路に切り換え(ステップ118)、浴槽11の残湯が60リットル以上あるか確認し(ステップ119)、60リットル以下であれば湯温確認をせずに保温運転に移行する(ステップ120)。また、60リットル以上あれば、循環ポンプ43を駆動し(ステップ121)、その所定時間後、浴槽11内の湯水が循環路39内に引き込まれてふろサーミスタ45の箇所を循環する例えば3秒経過後に(ステップ122)、ふろサーミスタ45で湯温を測定し(ステップ123)、測定湯温が設定温度から−0.5℃以内であれば(ステップ124)、保温運転に移行し(ステップ125)、−0.5℃以上であれば、次回の湯はり時にミキシングバルブ31の調整温度を高めて設定温度になるように補正処理する(ステップ126)。
【0070】
また、ステップ113において、自動継続タイマがスタートしてから60分経過したら、リモコン51にエラーを表示し(ステップ127)、浴槽11内の湯量または水位を確認して湯水はあるか判断し(ステップ128,129)、浴槽11に湯水がある場合には湯はりを完了して保温運転に移行し(ステップ130,131)、浴槽11に湯水がない場合には湯はりを停止する(ステップ132)。
【0071】
また、ステップ114において、今回の湯はり時に、リモコン51で設定された湯はり設定水位が、初回湯はり時または以前の次回湯はり時にデータ取りしてRAM75に記憶した水位より、高い水位が設定された場合、その水位までの給湯量との対応関係のデータ取りをしつつ設定水位までの湯はり開始する。
【0072】
すなわち、図15に示すように、リモコン51で設定された設定水位の直ぐ下の水位(リモコン51に表示される浴槽水位の目盛の1つ下の水位)のデータがあるか(ステップ133)、なければその下の水位のデータがあるか(ステップ134)というように、順に下の水位について水位と給湯量との対応関係のデータがある水位を確認は、データのある水位が確認されれば、その水位に対応する給湯量の設定量まで今回の湯はりの開始時点からの給湯量が達するのを監視する(ステップ135)。
【0073】
仮に、順に下の水位のデータがあるかを確認していって、最低水位設定まで達した場合には(ステップ136)、エラーが発生しているものとし(ステップ137)、湯はりを途中終了し(ステップ138)、保温運転に移行する(ステップ139)。
【0074】
データのある水位に対応する給湯量の設定量まで、今回の湯はりの開始時点からの給湯量が達したら、給湯用電動弁35を閉じ(ステップ140)、循環ポンプ43の回転確認の処理を開始する。すなわち、流路切換用電動弁38で往き配管40と戻り配管41とを接続する流路に切り換え(ステップ141)、循環ポンプ43を駆動し(ステップ142)、その所定時間後、例えば20秒経過後に(ステップ143)、循環ポンプ43を停止し(ステップ144)、循環ポンプ43をエア抜きする。その所定時間後、例えば10秒経過後に(ステップ145)、循環ポンプ43を再度駆動し(ステップ146)、フロースイッチ44がオン状態になるか(ステップ147)、5分経過するのを監視する(ステップ148)。
【0075】
循環ポンプ43が正常に動作すれば、浴槽11と循環路39との間で湯水が循環し、フロースイッチ44がオン状態になるので、循環ポンプ43を停止させる(ステップ149)。
【0076】
循環ポンプ43の異常で、5分経過してもフロースイッチ44がオン状態にならなければ、リモコン51にエラーを表示し(ステップ150)、湯はりを停止する(ステップ151)。
【0077】
続いて、図16に示すように、循環ポンプ43の回転が正常であることが確認された後、浴槽11の形状などに対応した固有の水位と給湯量との対応関係のデータ取りをしつつ設定水位までの湯はりを開始する。すなわち、流路切換用電動弁38で給湯路37と往き配管40とを接続する流路に切り換え(ステップ152)、給湯用電動弁35を開き(ステップ153)、ミキシングバルブ31で設定温度に調整された湯水を給湯路37から往き配管40の1管を通じて浴槽11に給湯しながら、圧力センサ47で検知される水圧変化、つまり水位変化を監視する。リモコン51で設定された湯はり設定水位Xnに達するか(ステップ154)、データ取りを開始してから60分経過するのを監視しながら(ステップ155)、データの有する水位から予め設定された各水位ポイント(リモコン51に表示された浴槽水位の目盛と対応している)に達する毎に、各水位ポイントと各水位ポイントの時点までの各総給湯量を対応させてRAM75に順次記憶する(ステップ156)。
【0078】
浴槽11の水位が湯はり設定水位に達したことが検知されたら、給湯用電動弁35を閉じ(ステップ157)、初回湯はりを完了する(ステップ158)。
【0079】
浴槽11の水位が湯はり設定水位に達する前に、60分経過したら、リモコン51にエラーを表示し(ステップ159)、保温運転に移行する(ステップ160)。
【0080】
続いて、初回湯はりを完了した後、配管などの熱損失による湯温の低下の確認の処理を開始する。すなわち、流路切換用電動弁38で往き配管40と戻り配管41とを接続する流路に切り換え(ステップ161)、浴槽11の残湯が60リットル以上あるか確認し(ステップ162)、60リットル以下であれば湯温確認をせずに保温運転に移行する(ステップ163)。また、60リットル以上あれば、循環ポンプ43を駆動し(ステップ164)、その所定時間後、浴槽11内の湯水が循環路39内に引き込まれてふろサーミスタ45の箇所を循環する例えば3秒経過後に(ステップ165)、ふろサーミスタ45で湯温を測定し(ステップ166)、測定湯温が設定温度から−0.5℃以内であれば(ステップ167)、保温運転に移行し(ステップ168)、−0.5℃以上であれば、次回湯はり時にミキシングバルブ31の調整温度を高めて設定温度になるように補正処理する(ステップ169)。
【0081】
このように、次回湯はりでは、RAM75に水位と給湯量との対応関係が記憶されている状態で、流路切換用電動弁38で給湯路37と戻り配管41とを接続させて所定量の湯水を戻り配管41に給湯した後、流路切換用電動弁38で給湯路37に対して往き配管40および戻り配管41の2管が接続する流路に切り換え、RAM75に記憶されている水位と給湯量との対応関係に基づいて湯はり設定水位に対応する給湯量分を流量センサ36で監視しながら給湯するので、湯はり設定水位に対して短時間にかつ正確に湯はりできる。
【0082】
さらに、往き配管40および戻り配管41に1管ずつ給湯することにより、往き配管40および戻り配管41に確実に湯水を満たすことができ、湯はり途中での循環確認などをスムーズにでき、湯はり時間の短縮を図ることができる。
【0083】
しかも、データのない水位がリモコン51で湯はり水位として設定された場合でも、データ取りしつつ湯はり設定水位まで湯はりすることができる。このとき、次回湯はり時でも、流路切換用電動弁38で給湯路37と戻り配管41とを接続して、湯水を戻り配管41の1管を通じて給湯することにより、圧力センサ47が設けられた戻り配管41内のエア抜きを確実にしているので、圧力センサ47による浴槽11内の水位の検知が確実であり、浴槽11の形状などに対応した固有の水位と給湯量との対応関係のデータ取りを確実にできる。
【0084】
なお、次回湯はり時において、湯はり設定水位に対応する給湯量分を給湯するとき、往き配管40と戻り配管41の2管で給湯することにより、給湯効率を高めて湯はり時間を短縮することができるが、往き配管40のみの1管でこの往き配管41に設けた循環ポンプ43を駆動するようにしてもよい。これは、配管条件、給湯圧力不足、2階に設置された浴槽11への湯はりなどによっては、往き配管40のみの1管でこの往き配管41に設けた循環ポンプ43を駆動する方が、加圧給湯することで、2管給湯に比べて給湯効率を高めて湯はり時間を短縮することができる場合があることを理由とする。このようなことを考慮して、設置後の湯はり時に、2管給湯での給湯量と1管給湯での給湯量とを流量センサ36で測定し、それらを比較し、給湯効率のよい給湯方式を選択するように自動切換するようにしてもよい。また、流量センサ36がないタイプの浴槽用給湯装置では、制御回路71に切換スイッチを接続して手動切換できるようにしてもよい。また、初回湯はり時および次回湯はり時にかかわらず、往き配管40の1管を通じて浴槽11に給湯するときに、循環ポンプ43を駆動することにより、湯はり時間を短縮できる。
【0085】
また、流量センサ36および圧力センサ47の両方を備えることにより、次回湯はり時において、流量センサ36または圧力センサ47のいずれか一方に故障が生じていても、正常な他方の検知に基づいて湯はりをすることができる。この場合、CPU73は、流量センサ36および圧力センサ47の故障を検知する故障検知手段の機能、流量センサ36および圧力センサ47のいずれか一方が故障したときに他方の検知に基づいて湯はりする故障時湯はり手段の機能を備える。
【0086】
すなわち、図17に示すように、流量センサ36の検知に基づいて湯はり設定水位に対応する給湯量分を給湯して湯はりする次回湯はりが開始された処理中において、給湯用電動弁35が開かれていて実際に湯水が流れているとき、流量センサ36で湯水の流れを検知しているか判断し(ステップ201)、検知していれば流量センサ36の検知に基づいて正常な湯はり処理を継続し(ステップ202)、検知しなければ流量センサ36の故障と判断し、圧力センサ47による湯はり処理に変更する(ステップ203)。つまり、往き配管40を通じて浴槽11に給湯しながら、戻り配管41の圧力センサ47で検知される圧力値の変化から浴槽11内の水位を監視し、湯はり設定水位まで湯はりする。このとき、圧力センサ47で圧力値の変化を検知しているか判断し(ステップ204)、検知していれば圧力センサ47による湯はり処理を継続し(ステップ205)、検知しなければ圧力センサ47の故障と判断し、湯はりを中止する(ステップ206)。
【0087】
図18に示すように、次回湯はり時に、ステップ114でデータの無い湯はり設定水位まで湯はりするために、圧力センサ47の検知に基づいて湯はり設定水位に湯はりする処理中において、往き配管40を通じて浴槽11に給湯しながら、戻り配管41の圧力センサ47で検知される圧力値の変化から浴槽11内の水位を監視し、湯はり設定水位まで湯はりするとき、圧力センサ47で圧力値の変化を検知しているか判断し(ステップ301)、検知していれば圧力センサ47による湯はり処理を継続し(ステップ302)、検知しなければ圧力センサ47の故障と判断し、流量センサ36による湯はり処理に変更する(ステップ303)。つまり、流量センサ36で流量を検知しながら、給湯開始時点からの総給湯量を監視し、所定量の湯水を給湯する。このとき、流量センサ36で湯水の流れを検知しているか判断し(ステップ304)、検知していれば流量センサ36による湯はり処理を継続し(ステップ305)、検知しなければ流量センサ36の故障と判断し、湯はりを中止する(ステップ306)。
【0088】
そして、流量センサ36および圧力センサ47のいずれか一方が故障したときには、リモコン51などでエラーを表示するが、サービスマンを呼んで修理するまでの間でも、浴槽11に湯はりでき、入浴を可能にできる。
【0089】
また、浴槽11に自動湯はりする湯はり設定水位は、使用者の好みに応じて任意に設定することもできる。例えば、リモコン51の2つのスイッチを同時に押したり、リモコン51に別に設けるお好みモードスイッチなどを押し、お好みモード(水位記憶湯はりモード)に設定し、このモード状態で、ふろ自動スイッチ55を押すことで浴槽11への給湯を開始し、浴槽11の水位が使用者の好みの水位に達したら、ふろ自動スイッチ55を再度押すことで給湯を止め、それまでの給湯量をRAM75に記憶し、そして、次回の湯はり時に、RAM75に記憶された給湯量を給湯して湯はりするようにする。
【0090】
これにより、浴槽11の形状などで予め設定された湯はり設定水位では対応できない場合でも、お好みモードを利用することで対応できる。
【0091】
この場合、リモコン51のスイッチはお好みモード設定手段として機能し、ふろ自動スイッチ55はお好み量設定手段として機能し、RAM75はお好み量設定手段で設定された給湯量を記憶する記憶手段として機能し、CPU73はRAM75に記憶された給湯量に対応して湯はりする湯はり手段の機能を有している。
【0092】
また、電気温水器12内の湯水温度が設定温度に達していれば湯はりを許容するとともに設定温度に達していなければ湯はりを禁止するが、制御回路71をリセットした後の初回湯はり時にのみにおいて、電気温水器12内の湯水温度が設定温度に達していない水の場合でも湯はりを許容するようにしてもよい。一般的に、設置業者により浴槽用給湯装置を設置した直後は、電気温水器12内の湯水は常温で設定温度に沸き上がっていないため、湯はりができず、後日、設置業者が出なおして湯はりを確認しなければならないが、電気温水器12内の湯水温度が設定温度に達していなくても湯はりを許容することで、設置直後の湯はり確認を可能にできる。なお、次回湯はり時には電気温水器12内の湯水温度が設定温度に達していなければ湯はりを禁止する。そのため、使用者が間違って水で湯はりするのを防止できる。
【0093】
この場合、CPU73は、初回湯はり時において、電気温水器12内の湯水温度が設定温度に達していなくても湯はりを許容し、次回湯はり時には電気温水器12内の湯水温度が設定温度に達していなければ湯はりを禁止する制御手段の機能を有する。
【0094】
また、循環ポンプ43は戻り配管41に配設してもよく、この場合、戻り配管41への1管給湯により循環ポンプ43の差し水と循環ポンプ3および圧力センサ47に対するエア抜きとを同時に済ませることができ、湯はり時の工程を省略でき、湯はり時間を短縮できる。
【0095】
また、流路切換手段としては、4つの流路に切り換える1つの一体形の流路切換弁に限らず、給湯路37、往き配管40および戻り配管41にそれぞれ汎用の開閉弁を配設し、これらの3つの開閉弁の開閉の組み合わせで流路を切り換えるようにしてもよく、汎用の開閉弁を利用できる。
【0096】
【発明の効果】
請求項1記載の浴槽用給湯装置によれば、浴槽への湯はり時に、流路切換手段による流路切換で給湯路から少なくとも戻り配管に給湯させて戻り配管内に湯水を満たし、この戻り配管内に湯水を満たした状態で流路切換手段による流路切換により給湯路から往き配管を通じて浴槽に給湯させながら、戻り配管に設けられている圧力センサで検知される圧力を監視し、浴槽内の湯水の水位が戻り配管の接続高さに達して浴槽内の湯水の水圧が圧力センサに加わることによる圧力変化が検知された時点で、圧力センサで検知される圧力値が変動しているとき、その変動した圧力値を基準として湯はり設定水位に対応した圧力変化分を給湯して湯はりするので、戻り配管内に残るエアや配管条件などの影響による圧力センサで検知する圧力値の変動に対応でき、湯はり設定水位に正確に湯はりできる。
【0097】
請求項2記載の浴槽用給湯装置によれば、請求項1記載の浴槽用給湯装置の効果に加えて、圧力センサで検知される圧力値が下降変動したとき、その下降変動した圧力値を基準とするので、圧力値の変動を確実に捉えることができる。
【0098】
請求項3記載の浴槽用給湯装置によれば、請求項1または2記載の浴槽用給湯装置の効果に加えて、圧力センサで検知される圧力値が上昇変動しかつ水位上昇時の上昇変化よりも大きく上昇変動したとき、上昇変動した圧力値を基準とするので、圧力値の変動を確実に捉えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す浴槽用給湯装置の構成図である。
【図2】同上(a)(c)(e)(g)は浴槽用給湯装置の流路切換用電動弁の流路切換状態を示す説明図、(b)(d)(f)(h)は浴槽用給湯装置の流路切換用電動弁の流路切換状態を示す模式図である。
【図3】同上浴槽用給湯装置のリモコンの正面図である。
【図4】同上浴槽用給湯装置のブロック図である。
【図5】同上(a)は圧力センサで検知する圧力値の下降変動と湯はり設定水位に対応した圧力変化との関係を説明する説明図、(b)は圧力センサで検知する圧力値の上昇変動と湯はり設定水位に対応した圧力変化との関係を説明する説明図である。
【図6】同上浴槽用給湯装置の湯はりのフローチャートである。
【図7】同上初回湯はりのフローチャートである。
【図8】同上図7に続くフローチャートである。
【図9】同上図8に続くフローチャートである。
【図10】同上図9に続くフローチャートである。
【図11】同上図10に続くフローチャートである。
【図12】同上図11に続くフローチャートである。
【図13】同上図12に続くフローチャートである。
【図14】同上次回湯はりのフローチャートである。
【図15】同上図14に続くフローチャートである。
【図16】同上図15に続くフローチャートである。
【図17】同上流量センサの故障時のフローチャートである。
【図18】同上圧力センサの故障時のフローチャートである。
【図19】同上(a)は圧力センサで検知する圧力値の下降変動と湯はり設定水位に対応した圧力変化との関係を説明する説明図、(b)は圧力センサで検知する圧力値の上昇変動と湯はり設定水位に対応した圧力変化との関係を説明する説明図である。
【符号の説明】
11 浴槽
37 給湯路
38 流路切換手段としての流路切換用電動弁
39 循環路
40 往き配管
41 戻り配管
43 循環ポンプ
47 圧力センサ
73 湯はり制御手段および補正制御手段としてのCPU
Claims (3)
- 湯水を給湯する給湯路と、
浴槽に対してそれぞれ接続される往き配管および戻り配管を有する循環路と、
これら給湯路、往き配管および戻り配管との間での流路を切り換える流路切換手段と、
前記循環路に設けられた循環ポンプと、
前記循環路の戻り配管に設けられた圧力センサと、
前記浴槽への湯はり時に、前記流路切換手段による流路切換で給湯路から少なくとも戻り配管に給湯させて戻り配管内に湯水を満たし、この戻り配管内に湯水を満たした状態で前記流路切換手段による流路切換により給湯路から往き配管を通じて浴槽に給湯させながら、前記戻り配管に設けられている前記圧力センサで検知される圧力を監視し、前記浴槽内の湯水の水位が前記戻り配管の接続高さに達して前記浴槽内の湯水の水圧が前記圧力センサに加わることによる圧力変化が検知されたら、その圧力変化する前の前記圧力センサで検知される圧力値を基準として湯はり設定水位に対応した圧力変化分を給湯させる湯はり制御手段と、
前記圧力変化が検知された時点で、前記圧力センサで検知される圧力値が変動しているとき、その変動した圧力値を基準として前記湯はり制御手段により湯はりさせる補正制御手段と
を備えていることを特徴とする浴槽用給湯装置。 - 補正制御手段は、圧力センサで検知される圧力値が下降変動したとき、その下降変動した圧力値を基準として湯はり制御手段により湯はりさせる
ことを特徴とする請求項1記載の浴槽用給湯装置。 - 補正制御手段は、圧力センサで検知される圧力値が上昇変動しかつ水位上昇時の上昇変化よりも大きく上昇変動したとき、上昇変動した圧力値を基準として湯はり制御手段により湯はりさせる
ことを特徴とする請求項1または2記載の浴槽用給湯装置。
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