JP4045721B2 - サイドライト面光源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は導光板の側面に光源を有し、液晶表示装置のバックライト光源として有用であるばかりでなく、非常誘導灯や広告表示板の光源として有用である、いわゆるサイドライト面光源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図21は従来例である面光源装置の構成を説明するための分解斜視図である。光源110とリフレクタ120を導光板130の側方に配し、導光板130の出射面132側に拡散シート160、一定方向に多数のプリズムPが並設されているプリズムシート140、拡散シート170、そして反出射面138側に反射シート150をそれぞれ配置した構成であり、これらの部材はフレーム180によって保持されている。光源110は蛍光灯が広く用いられている。導光板130はアクリル等の樹脂材が用いられ、形状は平板状やくさび形の物が多い。また、導光板130の側面133にはフレーム180との位置合わせのための凸部134を設けている。導光板130には、光を出射面132から均一に出射する手段として、反出射面138に白色ドット印刷を行い、ドットの径を変化させることによって均一化する方法が広く用いられている。リフレクタ120には銀箔のついた金属板、銀箔のついたPETシート等が用いられる。反射シート150は一般に白色シートが用いられる。プリズムシート140には頂角が90度程度のプリズムPが広く用いられている。拡散シート160、170は一般にPETシートにビーズを塗布した物やPCシートにエンボス加工を施した物が使用される。フレーム180には、白色または黒色のポリカーボネート等の樹脂材が用いられている。また、フレーム180には凸部134に対応する凹部181を設けており、凸部134と凹部181をはめあわせることにより、導光板130の位置決めおよび保持がなされている。
【0003】
従来例の各部材の作用は次の通りである。光源110から発せられた光は直接、またはリフレクタ120を介して、導光板130に入光面131から入射する。導光板130に入射した光は導光板130内を全反射を繰り返しながら、伝搬する。その際、光を均一に出射する手段により伝搬光の一部の光は拡散され、出射面132の放線となす角が臨界角より小さくなることにより、出射面132から出射する。また、伝搬光の一部の光は反出射面138から出射されるが、この光は反射シート150により反射され、再び導光板130内に戻り、その後、出射面132から出射される。導光板130から出射された光は、拡散シート160で拡散された後、プリズムシート140に入射する。プリズムシート140は反射、屈折を利用することにより、配光特性を調整し、出射する。拡散シート170はプリズムシートから出射される光の配光角をなだらかにするために配置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の構成では側面に設けた凸部134の影響により、明暗むらを生じ、表示品位の低下を招く。すなわち、図22に示すように導光板130内を伝搬する光は側面133に到達すると、導光板130の内側へと反射されるが、凸部134の領域では導光板130内を伝搬する光が、より広がった後、凸部134を構成する面に到達し、反射する。このため、凸部134近傍の出射面132に、到達する光量が少ない領域が生じ、ほぼ凸部134の幅に対応して暗部Aが視認される。また、凸部134と側面133の接続部近傍では、光が特定の方向に強く反射される。入光面131に近い側の接続部近傍Bでは図示のような曲面形状であるため凸部134の方向へ強く反射され、入光面131より遠い側の接続部近傍Cでは図示のような曲面形状であるため導光板130の内側へ強く反射される。このため、その領域Cは周辺部と比較して明るく、輝線Dとなり、入光面131より遠い側の接続部近傍Cで、より顕著に出射面132内に現れる。さらに、明暗むらは、出射面132または反出射面138にプリズムを設けた導光板において、より顕著に現れる。すなわち、図23(a)(b)に示すように出射面132または反出射面138が鏡面または拡散面の場合は、側面133または凸部134で反射した光の多くが、導光板130内を伝搬する光となるが、図24(a)(b)に示すように出射面132または反出射面138にプリズムを設けている場合は、側面133または凸部134で反射した光の多くが、プリズムで反射され、近傍の出射面132より出射するため、明暗むらが、より顕著になるのである。このため、出射面132または反出射面138が鏡面または拡散面の場合は、光出射面132または反出射面138に設けた光を均一にする手段の調整、反射シート150の輝線Dに対応する部分に光吸収部材を設けること等により、凸部134に起因する明暗むらを軽減することが可能であるが、出射面132または反出射面138にプリズムを設けた導光板130では、以上で述べた対策では明暗むらを解決することが困難であり、凸部134の無い構造にならざるを得なかった。
【0005】
この発明はこれらの明暗むらを解決するためになされたものであり、表示品位の高いサイドライト面光源装置を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の構成によるサイドライト面光源装置は、少なくとも光源と導光板より構成され、前記光源からの光を前記導光板の入光面から入射し、前記入光面とほぼ直交する出射面より出射するサイドライト面光源装置において、前記入光面および前記出射面にほぼ直交する面には、フレームまたは筐体等に保持または位置決めする凸部が設けられ、前記凸部の前記出射面にほぼ直交する面に光拡散領域を設けたものである。
【0008】
また、この発明の第の構成によるサイドライト面光源装置は、前記光拡散領域の表面粗さは、算術平均粗さが0.1μ m 以上1.0μ m 以下であるものである。
【0010】
また、この発明の第の構成によるサイドライト面光源装置は、少なくとも光源と導光板より構成され、前記光源からの光を前記導光板の入光面から入射し、前記入光面とほぼ直交する出射面より出射するサイドライト面光源装置において、前記入光面および前記出射面にほぼ直交する面の中央部には、フレームまたは筐体等に保持または位置決めする凸部が設けられ、前記凸部は光拡散領域を具備し、かつ前記凸部の前記出射面にほぼ直交する面のうち、前記入光面に近い側の面が、前記入光面から遠ざかるにつれて突出するよう傾斜面を有するものである。
また、この発明の第の構成によるサイドライト面光源装置は、前記凸部の傾斜面と、前記入光面および前記出射面にほぼ直交する面とのなす角が約135度以上のものである。
【0011】
また、この発明の第の構成によるサイドライト面光源装置は、少なくとも光源と導光板より構成され、前記光源からの光を前記導光板の入光面から入射し、前記入光面とほぼ直交する出射面より出射するサイドライト面光源装置において、前記導光板には、フレームまたは筐体等に保持または位置決めするため、前記入光面にほぼ直交する側面上に凸部を設けており、前記凸部のうち少なくとも一つは、前記凸部と前記側面の接続部のうち、前記入光面より遠い側の接続部に光吸収領域を設けているものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるサイドライト面光源装置を説明するための分解斜視図である。光源10とリフレクタ20を導光板30の側方に配し、導光板30の出射面32側にプリズムシート40、反出射面38側に反射シート50を配置した構成であり、フレーム60によって保持されている。光源10としては円柱状の蛍光灯が広く用いられ、リフレクタ20には銀箔または白色シートを表面層とする金属板、銀箔を貼られたPETシート、または白色シート等が用いられる。反射シート50には銀箔やアルミ箔を貼られたシート、または白色シート等が用いられる。リフレクタ20および反射シート50には、反射率が70%以上、より望ましくは90%以上のものが適している。導光板30は楔形状であり、出射面32は、出射光の分布を調整するために面内において平均粗さの異なる粗面としており、反出射面38には入光面31に対して垂直な方向に伸びる頂角が100度程度のプリズム列Pを設けている。導光板30はアクリル等の透明樹脂、透明樹脂中に光を散乱させる微粒子を混ぜた樹脂等が用いられ、光源10から遠ざかるにつれて厚さが徐々に薄くなるように構成されている。プリズムシート40は入光面31に対して水平方向に伸びる頂角が65度程度のプリズム列Pを設けている。フレーム60には、白色または黒色のポリカーボネート等の樹脂材が広く用いられている。導光板30は側面33に凸部34を一体形成している。凸部34は全表面を粗面化することにより、光拡散領域としている。フレーム60には凸部34に対応する凹部61を設けており、凸部34と凹部61をはめあわせることにより、導光板30の位置決めおよび保持がなされている。
【0013】
光源10から発せられた光の主な振る舞いについて図2を用いて説明する。なお、図2は、図1に示したサイドライト面光源装置の断面図である。光源10より発せられた光は、直接またはリフレクタ20を介し、導光板30側へ放射される。入光面31から導光板30に入射した光71は図2に示すように、主として出射面32と反出射面38の間で全反射を繰り返しながら、反入光面39方向へ伝搬する。光はその伝搬過程において、出射面32の法線となす角が、臨界角以下となることにより、出射面32より出射される。
【0014】
なお、伝搬光の一部の光(図示せず)は反出射面38から出射されるが、この光は反射シート50によって反射され、再び導光板30内に戻り、その後、出射面32から出射される。導光板30から出射した光は、入光面31に垂直な面内において図2に示すように傾いた光となる。プリズムシート40は斜め方向から入射した光を入射面と隣り合った面で反射させることにより、配光特性を調整する。
【0015】
さらに、凸部近傍の明暗むらについて説明する。図3は図1に示したサイドライト面光源装置の導光板30を出射面32側から見た平面図である。なお、図中の70は導光板中を伝搬する光である。凸部34に到達した光は、主として反射されるが、この際、凸部34の全表面は光を拡散させる粗面で形成されているため、反射光は拡散光となり、出射面32から出射する成分の光(すなわち出射面32ら法線に対し臨界角以下の光)が多くなる。このため、凸部34近傍の出射面32から出射する光量が増え、図22に示した凸部近傍の暗部は軽減される。さらに、図22に示した凸部34近傍の輝線は、凸部34近傍の出射光量が増加するため、その明暗差が軽減し、高品位なサイドライト面光源装置を得ることができる。本実施の形態では光拡散領域を粗面で形成しているため、金型にブラスト加工等を行い、一体成形することにより、ばらつきが少なく、安価に、かつ、大量に生産することが可能である。
【0016】
なお、本実施の形態では、凸部34の全表面を光拡散領域としているが、図4に示すように、凸部34の出射面32にほぼ平行な面の周囲を構成する面のみを光拡散領域としても良い。この場合、凸部34に到達した光は、凸部34を構成する面のうち出射面32にほぼ平行な面が鏡面であるため、凸部34を構成する面のうち出射面32にほぼ平行な面から出射する光量は少なく、凸部34の出射面32にほぼ平行な面の周囲を構成する面に到達して散乱した光の多くが出射面32に到達して出射される。このため、効率よく出射面32内の輝度むらを軽減できる。なお、凸部34の出射面32にほぼ平行な面のみを光拡散領域としても一定の効果は得られるが、この場合は凸部34の出射面32にほぼ平行な面から出射される光が多く、出射面32内の明暗むらの軽減に寄与する光が少ないため、効率よく出射面32内の明暗むらを軽減するには、少なくとも凸部34の出射面32にほぼ平行な面の周囲を構成する面の一部に光拡散領域を設けることが望ましい。また、光拡散領域を、塗料を塗布することや、周期性を持つプリズムにより形成してもよく、粗面に限定されるものではない。
【0017】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2によるサイドライト面光源装置を説明するための分解斜視図である。図1と同一の部材は対応する符号を付し、重複した説明は省略する。側面33は全面を粗面化することにより光拡散領域を形成している。側面33は粗面であるため、導光板30中を伝搬し、側面にて反射される光は拡散光となり、出射面32から出射する成分の光(すなわち出射面32の法線に対し臨界角以下の光)が多くなる。このため、側面33近傍の出射面32から出射する光量が増える。一方、凸部34も粗面からなる光拡散領域により形成されているため、凸部34に到達し、反射される光は拡散光となり、凸部34近傍の出射面32から出射する光量が増えている。凸部34近傍において出射面内に生じる明暗むらは、側面33および凸部34で拡散された光が交じり合うため、軽減される。
【0018】
さらに、側面33および凸部34の粗面の算術平均粗さ(Ra:JISB0601−1994)と側面33及び凸部34近傍の出射面32から出射する光量には図6に示すような相関関係があり、Raが大きくなるにつれ、出射面32から出射する光量も多くなる。ここで、凸部34と側面33を比較すると、凸部34領域では側面33より伝搬光が広がった後、反射される。このため、凸部34近傍の出射面32からの出射光量は側面33近傍の出射面32からの出射光量に比べ弱くなるが、凸部34の粗面のRaを、側面33の粗面のRaより大きくすること(例えば、凸部の粗面のRaを0.1[μm]から1.0[μm]、好ましくは0.3[μm]から0.6[μm]、側面の粗面のRaを0.05[μm]から0.5[μm]、好ましくは0.1[μm]から0.3[μm]とする)によって、より明暗むらの少ないサイドライト面光源装置を得ることができる。
【0019】
なお、本実施の形態では、凸部34の全表面を光拡散領域としているが、凸部34を構成する面のうち、一部だけを光拡散領域としてもよいし、光の拡散程度を凸部34内で変化させてもよい。
【0020】
また、本実施の形態では、側面33全体を光拡散領域としているが、側面のうち、一部だけを光拡散領域としても良いし、光の拡散程度を側面の面内で変化させてもよい。
【0021】
また、光拡散領域を、塗料を塗布することや、周期性を持つプリズムにより形成してもよく、粗面に限定されるものではない。
【0022】
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3によるサイドライト面光源装置を説明するための分解斜視図である。図1と同一の部材は対応する符号を付し、重複した説明は省略する。出射面32の凸部34近傍(図7中にEで示す領域であり、図22における領域Aに対応する)のRaは領域E周辺部のRaより大きくしている。なお、凸部34および側面33は粗面化している。
凸部34を粗面としていることにより、実施の形態1で示したように凸部34に到達した光は拡散反射し、凸部34に起因する輝線(図22における輝線D)は軽減され、かつ、領域Eに到達する光量が増加する。ここで領域EのRaを領域E周辺部のRaより大きくしているため、領域Eに到達した光がその近傍で出射する割合は周辺部に到達した光がその近傍で出射する割合より高くなり、凸部34に起因する暗部が軽減され、表示品位の高いサイドライト面光源装置を得ることができる。
なお、凸部34が鏡面より構成される場合においては、凸部34での反射は正反射となるため領域Eに到達する光が少なく、凸部34近傍の暗部を解消するには領域EのRaを極端に大きくする必要があり、結果として領域Eを超えて反入光面39側へ伝搬する光が減少し、図7における領域Fが暗部となり、表示品位の高いサイドライト面光源装置を得ることが困難である。
なお、本実施の形態では出射面32の凸部34近傍のRaを周辺部のRaより大きくすることにより光拡散性の高い領域を設けているが、塗料を塗布することや、周期性を持つプリズムにより形成してもよく、粗面による調整に限定されるものではない。
また、本実施の形態では出射面32の凸部34近傍に光拡散性の高い領域を設けているが、反出射面38の凸部34近傍に光拡散性の高い領域を設けてもよく、さらには出射面32と反出射面38の両面の凸部近傍に光拡散性の高い領域を設けてもよい。
【0023】
実施の形態4.
図8はこの発明の実施の形態4によるサイドライト面光源装置を説明するための分解斜視図である。図1と同一の部材は対応する符号を付し、重複した説明は省略する。側面33に設けられた凸部34は、凸部34の出射面32にほぼ平行な面の周囲を構成し、側面33と接続する面のうち、入光面31に近い側の面(すなわち凸部を構成する面35)が、入光面31から遠ざかるにつれて、側面33に対し遠ざかる方向に傾いている。なお、凸部34および側面33は粗面化することにより光拡散領域としている。図9は凸部34近傍を出射面32側から見た平面図である。凸部34領域では側面33より伝搬光が広がった後、反射される。このため、凸部34近傍の出射面32からの出射光量は側面33近傍の出射面32からの出射光量に比べ弱くなる。しかし、凸部34を構成する面35が、入光面31から遠ざかるにつれて側面33に対し遠ざかる方向に傾いているため、傾いている面35から反射される光が図22に示された暗部A内に到達する。このため、暗部Aから出射される光量が増し明暗むらは視認されにくくなり、高品位なサイドライト面光源装置を得ることができる。
【0024】
なお、明暗むらの視認性を、より効果的に低下させるには図9におけるθ1を出来るだけ大きくとる必要がある。導光板30に広く用いられる樹脂の屈折率は1.4から1.6程度であるから、図10に示すように、導光板30内の光はスネルの法則に従い、入光面31の法線に対し左右への広がり角をθA、θBとして、おおよそ45度以内の広がりを持つ光となる。よって、θ1を約135度以上とすると、凸部34を構成する面35によって反射する光が増え、より効果的に凸部34近傍の暗部Aへの光の反射が行われ、明暗むらが軽減される。
【0025】
なお、凸部34近傍を出射面32側から見た形状は、図9に示した形状に限定されるものではなく、図11(a)に示すように他の面も傾いていてもよく、また、(b)に示すように凸部34を構成する面35が曲面から形成されていても良い。さらに、凸部34および側面33は粗面でなく鏡面で構成してもよい。
【0026】
実施の形態5.
12はこの発明の実施の形態5によるサイドライト面光源装置を説明するための分解斜視図である。図1と同一の部材には対応する符号を付し、重複した説明は省略する。凸部34と側面33の接続部のうち、入光面31より遠い側の接続部を、灰色に着色することにより光吸収領域としている。凸部34と側面33の接続部近傍では光が特定の方向に反射され、出射面32内の特定の領域で出射されるため、その領域は周辺部と比較して明るい輝線として視認されてしまう。また、この輝線は入光面31より遠い側の接続部近傍で、より顕著に現れる。しかし、拡大して示す凸部34と側面33の接続部のうち、入光面31より遠い側の接続部Eを着色することにより、この接続部Eに到達した光の一部は吸収される。このため、輝線となる領域の光量は低下し、明暗むらを軽減することができる。
【0027】
なお、着色する色は白色や黒色でもよく、灰色に限定されるものではない。また、光吸収領域は光を吸収する部材を接続部に貼り付けること、あるいは、インサート成形等で光吸収部材を接続部に埋め込むこと等により形成してもよい。また、凸部34と側面33の接続部のうち、入光面31より遠い側の接続部のみではなく、他の接続部にも光吸収領域を設けてもよい。
【0028】
実施の形態6.
図13はこの発明の実施の形態6によるサイドライト面光源装置を説明するための図であり、(a)は分解斜視図を示し、(b)は光源10と導光板30および凸部34の位置関係を示す図である。図1と同一の部材は対応する符号を付し、重複した説明は省略する。光源10の有効発光領域(光が放射される領域)は入光面31の長さに比べて短かく、入光面31と側面33の接続部から光源10の有効発光領域までの距離をL1、入光面31と側面33の接続部から凸部34までの距離をL2、導光板30の屈折率をnとしたとき、式(1)の関係を満たしている。
L1≧L2×Tan(Sin-1(1/n))・・・(1)
図14は凸部34近傍を出射面側から見た平面図であり、(a)は式1の関係を満たしている場合であり、(b)は式1の関係を満たさず、次の式2の関係を満たしている場合である。
L1≦L2×Tan(Sin-1(1/n))・・・(2)
入光面31から入射した光はスネルの法則に従い、θ1≦Sin-1(1/n)の範囲で広がりをもつ光となる。よって、図14の(b)においては入光面31から耳部34にかけて明暗の縞が現れるが、図14の(a)においては入光面31から耳部34にかけては暗部に統一される。このため、図14の(a)においては、図14(b)に出現する視認されやすい明暗の縞が軽減され、表示品位の高いサイドライト面光源装置を得ることができる。図14においてBは暗部を示す。
さらに、図14の(a)において、凸部34に光拡散領域を設けること、凸部34の出射面32にほぼ平行な面の周囲を構成し、側面33と接続する面のうち、入光面31に近い側の面が、入光面31から遠ざかるにつれて側面33に対し遠ざかる方向に傾けること等により暗部に到達する光を増加させることによる、表示品位の向上が容易となる。
また、図15に示す導光板30の平面図のように、図14の(a)における暗部に対応する領域、すなわち凸部34近傍の出射面32または反出射面38に周辺部に比べ光拡散性の高い領域を設けること(図15においては、凸部34近傍を周辺部よりRaの大きな粗面としている)により、暗部から出射する光量を増加でき、明暗むらは軽減し、凸部34に光拡散領域を設けること、あるいは凸部34の出射面32にほぼ平行な面の周囲を構成し、側面33と接続する面のうち、入光面31に近い側の面が、入光面31から遠ざかるにつれて側面33に対し遠ざかる方向に傾けることと同等以上の表示品位を得ることができる。
以上のように、導光板30または凸部34の形状または表面状態を実施の形態1から実施の形態4に示した形状または表面状態とすることにより、効果的に明暗むらを軽減することができ、特に実施の形態3で示した凸部34近傍の出射面32または反出射面38に周辺部に比べ光拡散性の高い領域を設けることにより、極めて良好な表示品位を得ることができる。
なお、凸部34と側面33の接続部のうち入光面31から遠い側の接続部と入光面31までの距離をL3としたとき、
L1≧L3×Tan(Sin-1(1/n))・・・(3)
式(3)を満たす位置に凸部34を形成することにより、接続部へ到達する光は大幅に軽減し、より明暗の縞が軽減される。したがって、式(3)を満たす位置に凸部34を形成することがより好ましい。なお、上記実施の形態における導光板または凸部の形状または表面状態を、請求項1から請求項9の形状または表面状態としてもよい。
【0029】
実施の形態7.
図16はこの発明の実施の形態7によるサイドライト面光源装置を説明するための分解斜視図である。図1と同一の部材は対応する符号を付し、重複した説明は省略する。凸部36の出射面32にほぼ平行な面の周囲を構成する面は、反入光面39と連続した面となっている。
図17は凸部36近傍の拡大図である。凸部36の出射面32にほぼ平行な面の周囲を構成する面が、反入光面39と連続しているため、図22に示す凸部134と側面133の接続部Cに対応する接続部は存在せず、接続部Cより生じる輝線は発生しない。このため視認されやすい明暗の縞は軽減される。
さらに、図18に示す導光板30の平面図ように凸部36に光拡散領域を設けること、出射面32または反出射面38の凸部36近傍に周辺部に比べ光拡散性の高い領域を設けること、さらには凸部36の出射面32にほぼ平行な面の周囲を構成し、側面33と接続する面のうち、入光面31に近い側の面が、入光面31から遠ざかるにつれて側面33に対し遠ざかる方向に傾けること等により暗部Bに到達する光を増加させることによる、表示品位の向上が容易となる。
以上のように、導光板30または凸部36の形状または表面状態を実施の形態1から実施の形態4に示した形状または表面状態とすることにより、効果的に明暗むらを軽減することができ、良好な表示品位を得ることができる。なお、この実施の形態における導光板または凸部の形状または表面状態を請求項1から請求項9に記載の形状または表面状態としてもよい。
【0030】
他の実施の形態.
実施の形態1から7において、側面33と凸部34とは曲面で接続した構造であるが、これに限らず凸部34の各面が曲面で接続されていてもよい。
【0031】
また、実施の形態1から7において、凸部34は側面上に複数個設けられてもよく、かつ、その形状および表面状態は、各凸部において同一である必要はない。
また、実施の形態1から7において、導光板30の保持、位置決めのため側面33上に凸部34を設けているが、導光板30が図19に示す形状等で、凹部37により位置決め、保持がなされている場合においても突出する範囲を凸部と捕らえ同様な効果を得ることができ、保持、位置決めの形状は凸部に限定されるものではない。
【0032】
また、実施の形態1から7において、導光板30の形状を楔型としているが、平板形状等でもよく、楔型に限定されるものではない。
【0033】
また、実施の形態1から7において、凸部34を構成する面のうち、導光板30の出射面32および反出射面38にほぼ平行な面は、それぞれ出射面32および反出射面38と連続してなる面としているが、図20(a)(b)(c)に導光板側面図として示すように、出射面32および反出射面38と異なる面で形成されていてもよい。
【0034】
また、実施の形態1から7において、光源は1灯としているが、これに限定されるものではない。さらに、反入光面39側や側面33側にも光源を配置してもよい。
【0035】
また、実施の形態1から7において、導光板30の出射面32を粗面、反出射面38をプリズム面としているが、出射面32をプリズム面、反出射面38を粗面としてもよく、あるいは両面ともにプリズムを形成したり、両面とも粗面や鏡面としてもよく、また、片面のみをプリズム面や粗面としてもよく、出射面32や反出射面38を限定するものではない。
【0036】
また、実施の形態1から7において、プリズムシート40は導光板30に近い側の面にプリズム列を設けているが、導光板30に遠い側の面にプリズム列を設けてもよい。
【0037】
また、実施の形態1から7において、導光板30の出射面32側にプリズムシート40のみを配置しているが、導光板30とプリズムシート40の間、または、プリズムシート40上にプリズムシートや拡散シート等を配置してもよいし、プリズムシート40の変わりに拡散シートを配置してもよいし、または何も配置しなくてもよく、導光板上に配置されるシートを限定するものではない。
【0038】
【発明の効果】
この発明によれば、凸部近傍に生じる明暗むらが軽減される。
【0039】
また、この発明によれば、凸部近傍の暗部が軽減される。
【0040】
また、この発明によれば、接続部近傍から生じる輝線が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるサイドライト面光源装置を説明するための分解斜視図である。
【図2】 図1に示したサイドライト面光源装置の断面図である。
【図3】 図1に示したサイドライト面光源装置の導光板を出射面側から見た平面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1において一部の面を光拡散領域とした状態を説明するための導光板の斜視図である
【図5】 この発明の実施の形態2によるサイドライト面光源装置を説明するための分解斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態2における粗面の算術平均粗さを説明するための図である。
【図7】 この発明の実施の形態3における構成を説明するための分解斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態4における構成を説明するための分解斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態4によるサイドライト面光源装置を説明するため出射面側から見た平面図である。
【図10】 この発明の実施の形態4によるサイドライト面光源装置の効果を説明するための図である。
【図11】 この発明の実施の形態4において他の凸部形状を説明するため出射面側から見た平面図である。
【図12】 この発明の実施の形態5によるサイドライト面光源装置を説明するための分解斜視図である。
【図13】 この発明の実施の形態6における構成を説明するための分解斜視図および平面図である。
【図14】 この発明の実施の形態6における効果を説明するための平面図である。
【図15】 この発明の実施の形態6における構成を説明するための導光板の平面図である。
【図16】 この発明の実施の形態7における構成を説明するための分解斜視図および平面図である。
【図17】 この発明の実施の形態7における効果を説明するための平面図である。
【図18】 この発明の実施の形態7における構成を説明するための導光板の平面図である。
【図19】 この発明における他の実施の形態を説明するための導光板の平面図である。
【図20】 この発明における他の実施の形態を説明するための側面図である。
【図21】 従来例である面光源装置の構成を説明するための分解斜視図である。
【図22】 従来例の明暗むらを説明するため出射面側から見た平面図である。
【図23】 従来例の明暗むらを説明するための図である。
【図24】 従来例の明暗むらを説明するための図である。
【符号の説明】
10,110 光源、20,120 リフレクタ、30,130 導光板、31,131 入光面、32,132 出射面、33,133 側面、34,36,134 凸部、35 凸部を構成する面、37,61,181 凹部、38,138 反出射面、39 反入光面、40,140 プリズムシート、50,150 反射シート、60,180 フレーム、70,71 光、160,170 拡散シート。

Claims (5)

  1. 少なくとも光源と導光板より構成され、前記光源からの光を前記導光板の入光面から入射し、前記入光面とほぼ直交する出射面より出射するサイドライト面光源装置において、
    前記入光面および前記出射面にほぼ直交する面には、フレームまたは筐体等に保持または位置決めする凸部が設けられ、
    前記凸部の前記出射面にほぼ直交する面に光拡散領域を設けたことを特徴とするサイドライト面光源装置。
  2. 前記光拡散領域の表面粗さは、算術平均粗さが0.1μ m 以上1.0μ m 以下であることを特徴とする請求項1に記載のサイドライト面光源装置。
  3. 少なくとも光源と導光板より構成され、前記光源からの光を前記導光板の入光面から入射し、前記入光面とほぼ直交する出射面より出射するサイドライト面光源装置において、
    前記入光面および前記出射面にほぼ直交する面の中央部には、フレームまたは筐体等に保持または位置決めする凸部が設けられ、
    前記凸部は光拡散領域を具備し、かつ
    前記凸部の前記出射面にほぼ直交する面のうち、前記入光面に近い側の面が、前記入光面から遠ざかるにつれて突出するよう傾斜面を有することを特徴とするサイドライト面光源装置。
  4. 前記凸部の傾斜面と、前記入光面および前記出射面にほぼ直交する面とのなす角が約135度以上であることを特徴とする請求項記載のサイドライト面光源装置。
  5. 少なくとも光源と導光板より構成され、前記光源からの光を前記導光板の入光面から入射し、前記入光面とほぼ直交する出射面より出射するサイドライト面光源装置において、
    前記導光板には、フレームまたは筐体等に保持または位置決めするため、前記入光面にほぼ直交する側面上に凸部を設けており、前記凸部のうち少なくとも一つは、前記凸部と前記側面の接続部のうち、前記入光面より遠い側の接続部に光吸収領域を設けたことを特徴とするサイドライト面光源装置。
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