JP4045540B2 - 仮設化粧階段 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二階建て住宅等の建造物を施工するにあたって、その施工時及び施工後の使用を兼ねる仮設化粧階段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の仮設化粧階段としては、図5及び図6に示すように、水平部1aと垂直部1bとが交互に連続してなる一対の側板1,1を柱又は壁に固定したものが知られている。
【0003】
そして、側板1,1の水平部1aには下地材2を釘3,3で固定し、垂直部1bには蹴込板4を設置し、この蹴込板4の一端を仮設踏板又は化粧踏板5の切り込みの中に挿入し、且つ前記下地材2の上部を覆うように仮設踏板又は化粧踏板5を設置するのである。
【0004】
ここで、仮設踏板5は側板1,1との間に一旦固定された後、施工作業が終わった最終段階で取り外されて化粧踏板を設置する作業が行われているものである。これは、住宅の施工における階段の設置作業は初期の段階で行われ、2階に資材を運ぶのに階段を利用するのであるが、資材を階段にぶつけたり、引っ掛けたりすることによって傷がついてもいいように施工作業時には踏み板に仮設踏板を使用しているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成では、化粧踏板5には蹴込板4よりも前方に突き出した段鼻部分5aを必要とするものである。この段鼻部分5aが、施工時の作業でのつまづきや、階段上へ搬送する部材を引っ掛ける原因となる場合があり、階段の昇り時には、相当の注意を必要とするものであった。
【0006】
また、側板1,1と仮設踏板5との固定には複数の釘を使用しているため、化粧踏板5を取付ける作業の際には先ず、仮設踏板5の複数の釘を引き抜いて仮設踏板5を取り除く作業を行った後、化粧踏板5の表面の複数箇所に釘を打付けて側板1,1の水平部1aに取付固定する作業をも必要とするものであった。
【0007】
そして、通常仮設踏板又は化粧踏板の厚みは所定の強度を確保するために30mm〜36mmに設定しているが、これに釘を打ち込むには最低でも50mmの長さの釘が必要であり、高価であると共に、釘打ち作業は仮設踏板又は化粧踏板5に下穴を開けてから行うため時間がかかっていた。
【0008】
さらに、仮設踏板を使用しないで、直接化粧踏板を設置し、化粧踏板の表面を段ボールやフィルム等の養生材で覆って施工作業をすることも従来より行われているが、養生材を使用した場合には養生材を貼り付ける作業及び階段完成後の撤去作業に時間を費やさなければならないものであった。
【0009】
本発明は上記点に鑑み、化粧踏板又は仮設踏板の段鼻部分を廃止して施工作業等を安全に行えるようにすると共に、仮設踏板の取り外し作業及び化粧踏板の取付け作業を簡易に行え、且つ施工後のデザイン性にも優れている仮設化粧階段を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、図面に付した符号を用いて説明すると、水平部10aと垂直部10bとが交互に形成してなる一対の側板10,10と、該側板10,10の水平部10a,10aに設置する仮設踏板又は化粧踏板5と、前記側板10,10の垂直部10b,10bに設置する蹴込板11と、を有する仮設化粧階段であって、前記側板の溝10c,10cと仮設踏板又は化粧踏板5との間の隙間に杉、檜等の針葉樹木材、硬質発泡プラスチック成形材に吸着材、吸湿材の溶液を含浸させた吸湿潤張性を有する部材からなるくさび(竹製を除く。)12を嵌合して前記側板10,10と仮設踏板又は化粧踏板5とを固定したことに特徴を有する。したがって、くさびで固定された側板と仮設踏板又は化粧踏板とは強固に固定されると共に、釘の引き抜き作業が容易なことから仮設踏板から化粧踏板に取り替える作業を迅速に行うことができる。
【0011】
また、請求項2の発明は、請求項1に従属し、水平部10aと垂直部10bとが交互に形成してなる一対の側板10,10と、該側板10,10の水平部10a,10aに形成した溝10c,10cに挿入する仮設踏板又は化粧踏板5と、前記側板10,10の垂直部10b,10bに設置する蹴込板と、を有する仮設化粧階段であって、前記蹴込板11を断面略逆台形状に成形すると共に、前記化粧踏板5の前部に滑り止め部13を設け、該滑り止め部13で前記蹴込板11の上部先端を覆うようにしたことに特徴を有する。したがって、断面略逆台形状に成形した蹴込板の下部は細くなることから仮設踏板又は化粧踏板の踏み込み面積を十分に確保することができる。また、滑り止め部を設けることによって段鼻部を廃止することができるので、施工作業時のつまずきや引っ掛けを防止することができる
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は仮設踏板又は化粧踏板が側板の溝に挿入される状態を示す説明図である。また、図2は断面図であり、図3は本発明に係る仮設化粧階段を示す斜視図である。尚、説明上、図面右側の側板は図示せず、各部材の断面を示してある。
【0013】
図1に示すように、側板10の内側の面には、仮設踏板又は化粧踏板5の側端部5bが挿入される溝10cが形成されてなる水平部10aが設けられている。また、蹴込板11の側端部11aが挿入される溝10dが形成されてなる垂直部10bも設けられている。
【0014】
そして、仮設化粧階段の設置手順としては、先ず2枚の側板10,10を所定の間隔をあけて図示していない柱又は壁に固定する。次に、設置される仮設化粧階段の裏側から側板10,10の内側の溝10c,10cに仮設踏板5を挿入する。そこへ、くさび12を打ち込み、側板10,10と仮設踏板5とを固定する。最後に、蹴込板11を側板10,10の内側の溝10d,10dに挿入した後、釘やビス等を打付けて蹴込板11を側板10,10に固定するのである。
【0015】
次に、階段上での施工作業が終了した後、側板10,10の内側の溝10c,10cに打ち込んだくさび12,12を引き抜いて仮設踏板5を取り外すのである。その後、化粧踏板5を側板10,10の内側の溝10cに挿入し、側板10,10の内側の溝10c,10cと化粧踏板5との間に形成される隙間に、仮設踏板5を設置した時と同様にしてくさび12を打ち込んで化粧踏板5を側板10,10に固定するのである。
【0016】
さらに、化粧踏板5の先端部5c及び蹴込板11の上端部11bを覆うように滑り止め部13が設置されて階段が完成するのである。
【0017】
図4は、本発明に係る仮設化粧階段に使用するくさびを示した説明図である。このくさび12,12は、側板10,10及び側板の内側の溝10c,10cに接触する部分12aと仮設踏板又は化粧踏板5の側面と接触する部分12bとを有しているものであり、竹製又は、竹と同様の吸湿潤張性を有する部材によって成形されている。ここで、「吸湿潤張性」とは、空気中の水分を吸収して体積が膨張する性質のことをいう。これによって、予め乾燥しているくさびを使用すれば、湿度が高くなった場合にくさびが膨張して側板10,10と仮設踏板又は化粧踏板5とを強固に固定することができ、固定した後の緩みを防止することができるのである。例えば、杉、檜等の針葉樹木材、硬質発泡プラスチック成形材に吸着材、吸湿材の溶液を含浸させたものを使用することができる。
【0018】
また、図2と図3に示しているとおり、蹴込板11の形状はその断面が略逆台形状となるようにしている。これにより、蹴込板11の下部に対して垂直前方に突出する仮設踏板又は化粧踏板5は、従来の踏み板と同様の踏み込み面積(足が接地できる面積)を確保することができるのである。
【0019】
また、蹴込板11の表面は若干のRを付けた曲面11cとして形成している。これによって階段を正面から見た場合の見栄えを良くすることができるのである。
【0020】
さらに、従来の段鼻部分に替わって設置された滑り止め部13は、ゴム製又は硬質プラスチック成形されたものを使用し、その断面を見ても明らかなように曲面13aとしている。したがって、蹴込板11と同様に、階段を正面から見た場合の見栄えを良くすることができるのである。
【0021】
また、この滑り止め部13に硬質プラスチック成形されたものを使用する場合であれば、製造時に着色を施すことは容易であり、これにより、カラフルでデザイン性に優れた階段とすることもできるのである。
【0022】
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の実施形態をとるこができることは言うまでもない。上記実施形態では側板10,10の内側に仮設踏板又は化粧踏板5と蹴込板11とが挿入される溝10c,10dを有する構成としているが、これに限定されるものではなく、図5に示した従来例のように水平部1aと垂直部1bとが交互に連続して形成された一対の側板1,1に仮設踏板又は化粧踏板5と断面略逆台形状に成形した蹴込板11とを設置し、且つ化粧踏板5の前方に滑り止め部13を設け、この滑り止め部13で蹴込板11の上部先端を覆うようにすれば、所謂ひな壇型の階段とすることもできるのである。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明は、水平部と垂直部とが交互に形成してなる一対の側板と、該側板の水平部に設置する仮設踏板又は化粧踏板と、前記側板の垂直部に設置する蹴込板と、を有する仮設化粧階段であって、前記側板の溝と仮設踏板又は化粧踏板との間の隙間に竹製又は吸湿潤張性を有する部材からなるくさびを嵌合して前記側板と仮設踏板又は化粧踏板とを固定したことに特徴を有する。これにより、仮設踏板と化粧踏板との取り替え作業をスムースに行うことが可能となり、しかもくさびを吸湿潤張性の部材によって成形しているので、くさびが緩むことがなく、仮設踏板又は化粧踏板と側板との固定を強固なものとすることができる
【0024】
また、請求項2の発明は、請求項1の効果に加え、水平部と垂直部とが交互に形成してなる一対の側板と、該側板の水平部に形成した溝に挿入する仮設踏板又は化粧踏板と、前記側板の垂直部に設置する蹴込板と、を有する仮設化粧階段であって、前記蹴込板を断面略逆台形状に成形すると共に、前記化粧踏板の前部に滑り止め部を設け、該滑り止め部で前記蹴込板の上部先端を覆うようにしたことに特徴を有するので、従来、仮設踏板と蹴込板との交差部に形成されていた段鼻部を廃止することができ、作業時のつまずきや、引っ掛けを防止することができ、施工作業を安全に行うことができる。また、蹴込板の断面を略逆台形状としたことによって、蹴込板の下部に対して垂直前方に突出する仮設踏板又は化粧踏板の踏み込み面積を十分に確保することができる。さらに、段鼻部に替わって滑り止め部を設けたことによって、安全性を高めることができると共に、デザイン性にも優れた階段とすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 踏み板が側板の溝に挿入される状態を示す説明図である。
【図2】 本発明に係る仮設化粧階段を示す断面図である。
【図3】 本発明に係る仮設化粧階段を示す一部断面斜視図である。
【図4】 本発明に使用するくさびを示す説明図である。
【図5】 従来の仮設化粧階段を示す説明図である。
【図6】 従来の仮設化粧階段の断面を示す説明図である。
【符号の説明】
1,10 側板
1a,10a 水平部
1b,10b 垂直部
2 下地材
3 釘
4,11 蹴込板
5 仮設踏板又は化粧踏板
12 くさび
13 滑り止め部

Claims (2)

  1. 水平部と垂直部とが交互に形成してなる一対の側板と、該側板の水平部に形成した溝に挿入する仮設踏板又は化粧踏板と、前記側板の垂直部に設置する蹴込板と、を有する仮設化粧階段であって、
    前記側板の溝と仮設踏板又は化粧踏板との間の隙間に、杉、檜等の針葉樹木材、硬質発泡プラスチック成形材に吸着材、吸湿材の溶液を含浸させた吸湿潤張性を有する部材からなるくさび(竹製を除く。)を嵌合して前記側板と仮設踏板又は化粧踏板とを固定したことを特徴とする仮設化粧階段。
  2. 蹴込板を断面略逆台形状に成形すると共に、前記化粧踏板の前部に滑り止め部を設け、該滑り止め部で前記蹴込板の上部先端を覆うようにしたことを特徴とする請求項1記載の仮設化粧階段。
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