JP4045126B2 - 簡易静摩擦測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被測定物の大きさや位置および表面角度に係わらず、被測定物表面の静摩擦係数を測定する簡易静摩擦測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物体表面の静摩擦係数を測定する測定装置は、通常、被測定物のサンプルを入手して測定を行っている。しかし、建物の屋根面や床面や工場の生産ライン等ように、サンプルの入手が困難な場合には摩擦係数の測定は困難である。ここで、従来から行われている被測定物の静摩擦係数を測定する測定装置および測定方法には、傾斜測定法や抗力測定法などが知られている。
【0003】
図11に示す如く、傾斜測定法は被測定物Xを基台Y上に水平に静止させた後、該基台Yの後端を持ち上げて徐々に傾斜させ、被測定物Xが滑り始めたときの角度をもって静摩擦係数を表示する。この傾斜測定法は、基台Yが水平であることが必要であるため、測定するサンプルを持参しなければならず、簡単に測定することができない。このように該測定法にあっては、被測定物Xのサンプルを入手できることが必要である。
【0004】
抵抗力測定法には、図12に示す第1抵抗力測定法と、図13に示す第2抵抗力測定法とがある。第1抵抗力測定法は、水平に位置させた基台K上に被測定物Xを水平に静止させ、被測定物Xに矢印方向に一定の外力(直線摺動力または回転力)を与え、被測定物Xが滑動し始めた初期抵抗力をもって静摩擦抵抗とするもので、静摩擦抵抗力/物体重量により静摩擦係数を求めることができる。この第1抵抗力測定法は、被測定物Xに外力が加わった瞬間の初期抵抗力を測定することが非常に困難であること、また、記録装置のサンプリング時間中に外力の立上り特性などによって抵抗力に差が生じやすいため正確な測定が困難である。
【0005】
図13に示す第2抵抗力測定法は、水平に位置した基台S上に被測定物Xを水平に静止させ、被測定物Xに矢印方向から外力を徐々に増加させて被測定物Xが滑動し始めたときの外力をもって静摩擦抵抗力とする。この第2抵抗力測定法は一番簡単で確実であるが、被測定物Xを載置する基台Sが水平であることが必要なため、傾斜測定法と同様に被測定物の測定を簡単に行うことができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記した各測定装置は、いずれも被測定物のサンプルを用いて測定するため、サンプルを入手できない被測定物の測定は困難である。また、測定には装置のある施設にサンプルを持参して測定する必要があるため、測定を行うことが面倒で非能率的である。さらに、サンプルを測定するため実物との間に測定誤差が生じやすかった。またサンプルを載せる装置の基台を水平にする必要がある等の手間がかかるという問題点を有していた。
【0007】
上記問題点に鑑み、本発明は被測定物の存在する場所において、被測定物の大きさや表面角度に関係なく簡単に測定できる静摩擦係数測定装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明はモータにより伸縮動する作動軸の一端に連動する角度測定器を設けた回転軸を回転させる駆動手段と、前記回転軸の他端に軸着させて垂直であるか否かを感知する垂直感知器を基台上に設けた固定枠に設け、該固定枠に回動可能に軸支させた可動基枠の軸心方向に取付けた加圧ピンと滑り感知器を具えたスイングアームと下端に位置する摩擦板とを有してなる摩擦測定手段とからなり、前記加圧ピンにより一定の負荷が加えられた前記摩擦板を被測定物上に当接させ、前記駆動手段により回転軸を回転させて前記可動基枠を傾動させ、該可動基枠が傾動すると前記摩擦板は被測定物上を滑動してスイングアームが加圧ピンから外れた瞬間を前記滑り感知器で検知すると同時に、摩擦板が滑動した瞬間の角度を前記角度測定器で測定演算して被測定物の静摩擦係数を測定してデジタル表示することを特徴とする。
【0009】
また、前記駆動手段は、前記作動軸の下端に取付けた連結片のガイド軸を前記回転軸に一端を軸着したガイドアームの案内溝内に摺動可能に位置し、前記作動軸の上下動によりガイド軸が案内溝内を移動してガイドアームを傾動させ、前記回転軸を最大傾斜60度の角度内で回転可能に設けたことを特徴とする。さらに、前記摩擦測定手段は、摩擦板の支持軸にスイングアームの下端を連結して該加圧ピンとスイングアームと支持軸とをそれぞれ同一軸心上に位置させ、スイングアームの上端を前記可動基枠に圧力調整可能に取付けた加圧ホルダ内の加圧ピンで一定圧力に押圧させるようにしてなることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜5に基づいて説明すると、図1は本発明にかかる静摩擦測定装置の正面図、図2は同右側面図、図3は同左側面図、図4は可動基枠を最大傾倒位置にした状態の側面図、図5はガイドアームとガイド軸の枢動状態を示す要部拡大図である。
【0011】
静摩擦測定装置(以下、測定装置という)10は、基台11の中央部分に凹部12を設けると共に固定枠13を取付け、この固定枠の一方の側枠14aに回転軸17を回転可能に軸支してある。この回転軸17の一端に、被測定物の静摩擦係数を回転角度で算出して係数化する角度測定器18、例えば、ポテンショメータを設け、前記回転軸17の回転角度を測定して摩擦係数を表すものである。
【0012】
前記側枠14aに軸支させた回転軸17の他端には、門型に形成した可動基枠20の一方の枠板21aの下部に固着し、他方の枠板21bの下部は固定枠13の他方の側枠14bに軸支させ、該回転軸17の回転方向と同一方向に可動基枠20が傾動するようにしてある。この固定枠13の一方の側枠14aの上部に支持台26を固定し、該支持台26に前記回転軸17を作動させる駆動手段27を設けてある。
【0013】
前記駆動手段27は、上端に設けたモータ28とこのモータに連動する作動軸29とからなり、前記支持台26に装着してある。この作動軸29の下端に連結させた連結片30に回転可能にガイド軸31を軸支させ、前記回転軸17に一端を軸着したガイドアーム33の側面に長手方向に設けた案内溝34内に前記ガイド軸31を摺動可能に係合させてある。
【0014】
モータ28の回転によって上下方向に移動して伸縮する直線変換減速装置によりモータの回転運動を作動軸29の直線運動に変換させている。該モータ28の電源として、前記基台11上に取付けた電源箱36内に収容したアルカリまたはニッカド乾電池などを用いる。さらに、前記作動軸29が上下方向に作動すると同時に角度測定器18からの出力を増加させて回転角度の測定を開始するが、角度測定器18からの出力が最大傾斜角度(60度)相当に達するとモータ28は停止し、逆転して初期状態に戻る。この最大傾斜角度は、好ましくは60度に設定してあるが、必ずしもその角度に限るものではない。
【0015】
前記可動基枠20の内部に設けた摩擦測定手段40は、上方から加圧ピン41と、該加圧ピンに上端を当接するスイングアーム50と、該スイングアームの下端に支持軸61で軸支させた摩擦板60とからなり、前記加圧ピン41と該加圧ピンと頭部を係脱可能に当接させたスイングアーム50と支持軸61とをそれぞれ同一軸心上に位置させてある。
【0016】
前記加圧ピン41は、図6に示すごとく、可動基枠20の上面板22に取付けたホルダ42内にばね43と案内軸44と調節ねじ45を収容し、該調節ねじに螺合させたナット46により加圧ピン41の加圧力を調整可能にして一定の弾発力を摩擦板60に加えるようにしてある。
【0017】
前記スイングアーム50は、棒杆の一端に半円状にした頭部51を設け、中間部には上下方向に長溝52を形成してあり、該スイングアームの下端には前記摩擦板60の支持軸61が軸支する嵌合凹部53を設けてある。
【0018】
前記スイングアーム50の上方および下方にピン孔54a、54bをそれぞれ設け、さらに、スイングアーム50の中間部には長手方向に長溝52を形成し、且つ、前記ピン孔と直角方向に形成してある。上部ピン孔54aには前記可動基枠20の正面板23に取付けた調節ピン56aの先端を当接し、下部ピン孔54bには前記固定枠13の正面板15に設けた調節ピン56bの先端を当接してスイングアーム50の垂直方向への移動量を調節可能にしてある。
【0019】
前記スイングアーム50の側面に設けた長溝52内に、両端を可動基枠20に軸着したガイド軸57を挿通し、前記摩擦板60が被測定物上を滑って移動することによりスイングアーム50は傾動し、該スイングアーム50の頭部51が加圧ピン41の頭部から外れた際に、該スイングアーム50が一定角度以上に傾倒するのを防止している。ガイド軸57は、加圧ピン41から頭部51が外れて傾倒したスイングアーム50を可動基枠20と共に元の位置に復帰させる際に、該スイングアームを垂直方向に案内する役目を有している。
【0020】
摩擦板60は、上面中央に枢動可能に軸支させた支持軸61を前記スイングアーム50の下端に連結し、該摩擦板60の両端には下面当接部62に着脱可能に装着させる試験紙(図示せず)の両端を挟持する挟持部63を設けてある。前記試験紙は、被測定物の表面静摩擦係数を測定するための基準となるもので、例えば、ガーゼ、濾紙またはフイルムなどが使用されるが、これに限るものではない。また、下面当接部62には、ハードクロームメッキ処理が施されており、そのまま試験をすることもでき、試験紙は必ずしも必要ではない。
【0021】
66は、前記可動基枠20の側面上方に取付けた滑り感知器で、該滑り感知器に前記スイングアーム50の頭部51の側面に装着させた感知板58を当接し、スイングアーム50が傾倒すると同時に感知板58が滑り感知器66から外れて摩擦板60が被測定物Xの表面上を滑ったことを感知する。
【0022】
前記滑り感知器66はフォトセンサーからなり、発光部および受光部を有しており、前記スイングアーム50の感知板58は、前記発光部と受光部との間に位置して発光部からの光を遮断し、ついで、スイングアーム50が一定角度以上に傾倒すると同時に、感知板58が発光部と受光部との間から外れると受光部で光りを感知し、測定スイッチ(図示せず)がONして滑り感知器66を作動させることにより滑ったことを感知する。
【0023】
67は、前記固定枠13の一方の側面板14aに取付けた垂直感知器で、前記可動基枠20が傾倒した後、モータを逆転させて元の垂直位置に復帰したことを感知することにより、モータ28の駆動を停止する。前記垂直感知器67は、例えばフォトセンサーを使用するが、之に限るものではない。このフォトセンサーは、発光部と受光部とで形成され、前記可動基枠が垂直方向に位置している場合、即ち、測定する前の段階においては、発光部からの光が遮光板で遮光されて受光部に入力せず、そのために測定スイッチ(図示せず)はOFFである。
【0024】
前記被測定物Xは、金属、ガラス、繊維、紙、フイルム,木材、陶磁器またはゴムなどの平坦面を有する有体物であれば測定することが可能であり、例えば、自動車の車体に塗布したワックス効果の測定、建築物の屋根塗装面における水捌け効果の測定、さらには建物の床面表面滑性の評価などを行うことができる。
【0025】
本装置において、モータ28、角度測定器18、滑り感知器66、垂直感知器67は電源スイッチ(図示せず)を介して前記電源33と電気的に接続されている。さらに、測定スイッチ(図示せず)を操作することによりモータ28はON、OFFされる。
【0026】
次に、本実施の形態に係る測定装置10の動作について説明すると、被測定物Xの摩擦係数を測定する場合には、摩擦測定手段40を構成する加圧ピン41とスイングアーム50と下端に摩擦板60を設けた支持軸61とを同一軸心上に位置させる。この加圧ピン41をホルダ42内のばね43で軸心方向に一定圧で被測定物の表面に対して垂直方向に押圧することで、摩擦板60と被測定面との当接圧力は水平面や傾斜面や垂直面でも変わらない。
【0027】
さらに、測定装置10は被測定物Xとスイングアーム50との垂直位置を、固定枠13の正面板15と可動基枠20の正面板23にそれぞれ取付けた調節ピン56a、56bを回転して予め調整し、スイングアーム50のピン孔54a、54b内に、調節ピン56a、56bの先端をそれぞれ当接し、該スイングアームが垂直に位置するように微調整を行っておく。
【0028】
図9に示すように、電源スイッチをONにしてから測定スイッチ(図示せず)をONにしてモータ28を回転させることにより作動軸29を作動させると同時に、角度感知器18の出力表示「0」の「tanθ=0」がスタートする。モータの回転により作動軸29が降下すると連結片30に設けたガイド軸31がガイドアーム33の案内溝34内を移動しながらガイドアーム33を下方に枢動させると、該ガイドアームに軸着した回転軸17が回転し、該回転軸17の一端に軸着した可動基枠20が回転軸17の回転方向と同一方向に回転しながら傾動する。この回転軸17の回転角度は、該回転軸の他端に取付けた角度測定器18の回転により電圧を変化させてリアルタイムに「tanθ」として表示する。
【0029】
可動基枠20が図6bの状態から図7bの状態まで回転して傾動すると、図7aに示すように、摩擦測定手段40をなす加圧ピン41とスイングアーム50も、被測定物Xに当接した摩擦板60の支持軸61を中心に可動基枠20と同一角度で平行して傾動する。
【0030】
図8bに示す如く、可動基枠20が設定角度である最大傾斜角度(60度)までの範囲内で傾動すると摩擦板60は被測定物Xの表面との摩擦抵抗に抗しきれず、可動基枠20の傾動方向と反対方向、即ち、図8aに矢印で示すように左方向に滑動し始める。摩擦板60が滑動すると支持軸61も摩擦板60と同時に移動するため、該支持軸に軸支するスイングアーム50の上端と加圧ピン41の下端との接触位置がズレ、スイングアーム50は支えを失って該スイングアームの頭部51が加圧ピン41から離脱して傾倒する。
【0031】
摩擦板60の滑り測定は、スイングアーム50の頭部51に取付けてある感知板58が、可動基枠20に取付けた滑り感知器66から外れた時点を摩擦板60の滑動の瞬間として感知し、信号として前記角度測定器18に伝達すると同時にモータ28が停止する。
【0032】
スイングアーム50の傾倒と同時に、該スイングアームの頭部51に設けた感知板58が滑り感知器66から離れ、該滑り感知器が滑りを感知して角度測定器18に信号(電圧)を送り、被測定物上を試験紙が滑った瞬間の角度を「tanθ=X」に変換し、その係数を表示器(図示せず)にデジタル表示する。前記摩擦板60が滑って傾動したスイングアーム50は、長溝52内に挿通したガイド軸57により係止されて最大傾斜角度の60度以上に傾倒するのを防いでいる。
【0033】
可動基枠20は、摩擦板60が滑動した瞬間にモータ28が停止し、その後、該モータは自動的に逆回転して回転軸17を逆方向に回転させて可動基枠20を垂直方向に復帰させる。この可動基枠20が元のスタート位置である垂直位置に復帰すると、垂直感知器67がそれを感知してモータ28の逆回転を停止させるものである。
【0034】
摩擦板60の滑動により加圧ピン41から外れたスライドアーム50は、可動基枠20の復帰と共に、該可動基枠に両端を固定したガイド軸57が可動基枠の枢動に合せて長溝52内を上端に移動し、傾動したスライドアーム50を上方に引き上げることにより元の位置に復帰させる。
【0035】
前記加圧ピン41の先端を球状にし、スイングアーム50の上端を半円状に形成したことにより、加圧ピン41とスイングアーム50との当接部分は点接触にし、摩擦板60が滑り始めた時に当接部分の離脱抵抗を少なくしてより正確な静摩擦抵抗係数の測定を可能にしている。
【0036】
スイングアーム50を元の垂直位置に復帰させる場合は、スイングアーム50の頭部51が半円状に形成してあるため、加圧ピン41の先端と頭部51とを摩擦抵抗を少なくして容易に同一軸心位置に復帰させることができる。被測定物Xの静摩擦係数を測定した角度測定器18は、可動基枠20が垂直位置に復帰したときの表示器(図示せず)にデジタル表示されて保持され、次に測定スイッチを押すと「0.00」に戻る。
【0037】
可動基枠20を傾動させても摩擦板60に滑り現象が現れない(スイングアームが作動しない)場合は、図10に示すように、可動基枠20が所定の60度の角度まで傾動すると、角度測定器18は該角度を認識して測定不能のエラー表示を表示器に表示し、自動復帰させて再度計測を行うことになる。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、可動基枠に一定のテンションを加えた摩擦測定手段を設けることにより、被測定物部の表面が平坦面であれば、傾斜面でも、垂直面でも、被測定物部と摩擦板との接触抵抗が同一であるから、静摩擦係数の測定を簡単に行うことができる。したがって被測定物のサンプルは必要ではなく、被測定物のある場所で簡単に測定を行うことを可能にして該被測定物の静摩擦抵抗係数を測定できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静摩擦測定装置の正面図である。
【図2】同右側面図である。
【図3】同左側面図である。
【図4】可動基枠を最大傾倒角度(60度)にした状態の側面図である。
【図5】ガイドアームとガイド軸の枢動状態を示す要部拡大側面図である。
【図6】図6aは摩擦測定手段の測定前状態を示す側面図、図6bは前記状態のスイングアームと可動基枠と加圧ピンと角度測定器の関係を示す模式図である。
【図7】図7aは摩擦測定手段が傾動した状態を示す側面図、図7bは前記状態のスイングアームと可動基枠と加圧ピンと角度測定器の関係を示す模式図である。
【図8】図7aは摩擦測定手段が傾動して摩擦板が滑動した瞬間を示す状態の側面図、図7bは前記状態のスイングアームと可動基枠と加圧ピンと角度測定器の関係を示す模式図である。
【図9】静摩擦係数の測定工程を順に示した説明図である。
【図10】静摩擦係数の測定エラーをした場合を順に示した説明図である。
【図11】 従来の傾斜測定法を示す模式図である。
【図12】従来の第1抵抗力測定法を示す模式図である。
【図13】従来の第2抵抗力測定法を示す模式図である。
【符号の説明】
10 摩擦測定装置
17 回転軸
18 角度測定器
20 可動基枠
26 支持台
27 駆動手段
28 モータ
29 作動軸
30 連結片
31 ガイド軸
33 ガイドアーム
34 案内溝
40 摩擦測定手段
41 加圧ピン
42 ホルダ
50 スイングアーム
52 長溝
57 ガイド軸
60 摩擦板
61 支持軸
66 滑り感知器
67 垂直感知器

Claims (3)

  1. モータにより伸縮動する作動軸の一端に連動する角度測定器を設けた回転軸を回転させる駆動手段と、
    前記回転軸の他端に軸着させて垂直であるか否かを感知する垂直感知器を基台上に設けた固定枠に設け、該固定枠に回動可能に軸支させた可動基枠の軸心方向に取付けた加圧ピンと滑り感知器を具えたスイングアームと下端に位置する摩擦板とを有してなる摩擦測定手段とからなり、
    前記加圧ピンにより一定の負荷が加えられた前記摩擦板を被測定物上に当接させ、前記駆動手段により回転軸を回転させて前記可動基枠を傾動させ、該可動基枠が傾動すると前記摩擦板は被測定物上を滑動してスイングアームが加圧ピンから外れた瞬間を前記滑り感知器で検知すると同時に、摩擦板が滑動した瞬間の角度を前記角度測定器で測定演算して被測定物の静摩擦係数を測定してデジタル表示することを特徴とする簡易静摩擦測定装置。
  2. 前記駆動手段は、前記作動軸の下端に取付けた連結片のガイド軸を前記回転軸に一端を軸着させたガイドアームの案内溝内に摺動可能に位置させ、前記作動軸の上下動によりガイド軸が案内溝内を移動してガイドアームを傾動させ、前記回転軸を最大傾斜60度の角度内で回転可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の簡易静摩擦測定装置。
  3. 前記摩擦測定手段は、摩擦板の支持軸にスイングアームの下端を連結して該加圧ピンとスイングアームと支持軸とをそれぞれ同一軸心上に位置させ、スイングアームの上端を前記可動基枠に圧力調整可能に取付けた加圧ホルダ内の加圧ピンで一定圧力に押圧させるようにしてなることを特徴とする請求項1又は2記載の簡易静摩擦測定装置。
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