JP4044103B2 - 衛生薄葉紙の製造方法 - Google Patents

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本発明は、トイレットペーパーやティシュペーパー、ちり紙等の衛生薄葉紙の製造方法に関するものである。
この種の衛生薄葉紙は、「柔らか感」に優れること、滑らかで「手触り感」が良いこと、が要求される。これら「柔らか感」や「手触り感」を向上させるための方法としては、例えば、原料パルプに柔軟剤を添加する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、「柔らか感」は、衛生薄葉紙への柔軟剤の添加による物理的な「柔らかさ」と、必ずしも一致しない。「柔らか感」は、衛生薄葉紙を手に持った者が受ける感覚の問題であり、柔軟剤の添加による物理的な「柔らかさ」の向上は、「柔らか感」が向上する1つのファクターとなりうるに過ぎない。後述するように、本発明者らが試験したところ、表面の起毛が一定以上になると、「柔らか感」が向上することが知見された。つまり、柔軟剤の添加による物理的な「柔らかさ」以外に、起毛という「柔らか感」を向上させた優れた衛生薄葉紙が存在しうるのである。また、柔軟材の添加は、当然、コスト増加につながることから、できる限りその使用量を減らすのが望ましいとされる。
特開平5−76464号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、安価でしかも柔らか感、肌触り感に優れた衛生薄葉紙の製造方法を提供することにある。
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
原料パルプを、叩解せず、又はフリーネス(JIS P8121)ダウン幅が0〜130ccとなるように叩解し、かつ前記原料パルプにカチオン性界面活性剤を0.05〜1質量%(対原料パルプ質量比)添加して抄紙するにあたり、
前記叩解及び前記界面活性剤の添加は、表面毛羽立ち試験による0.1mm以上の起毛が1000〜4000本となる範囲で行う、ことを特徴とする衛生薄葉紙の製造方法
ここに表面毛羽立ち試験とは、試験片(大きさ:35mm×250mm)1枚を、乾燥(乾燥温度:100℃)した後、長手方向に均等な間隔をおいた計測範囲の100箇所における起毛の合計数を計測し、1000mm換算する試験である(計測範囲:4mm×60mm)。
〔請求項2記載の発明〕
KES試験法において、ピアノ線端子をシリコン端子に替えて試験した場合における平均摩擦係数の積分値(MIU)の縦・横平均値が、0.9以下となるようにする、請求項1記載の衛生薄葉紙の製造方法
本発明によると、安価でしかも柔らか感、肌触り感に優れた衛生薄葉紙の製造方法となる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
〔用途〕
形態の衛生薄葉紙は、用途が特に限定されない。例えば、トイレットペーパーやティシュペーパー、ちり紙等として、用いることができる。
〔衛生薄葉紙〕
本実施の形態の衛生薄葉紙は、表面毛羽立ち試験による0.1mm以上の起毛が、1000〜4000本、好ましくは1500〜3500本、より好ましくは2000〜3000本である。表面毛羽立ち試験による0.1mm以上の起毛が、1000本未満であると、表面の滑らかさが劣り、衛生薄葉紙として使用すると、肌触り感が悪くなる。他方、表面毛羽立ち試験による0.1mm以上の起毛が、4000本超であると、衛生薄葉紙を構成する繊維が脱落しやすくなり紙粉が増え、衛生薄葉紙として使用すると、肌に付着してしまうおそれがある。
ここで、表面毛羽立ち試験とは、図1に示すように、試験片(大きさ:35mm×250mm)1枚を、例えば、IRヒーター等で乾燥(乾燥温度:100℃)した後、長手方向に均等な間隔をおいた計測範囲の100箇所における起毛の合計数を、例えば、画像解析によるなどして計測し、1000mm換算する試験である(計測範囲:4mm×60mm)。
ここで、「1000mm換算」とは、実際の計測範囲60mmでの起毛数(測定値)を計測範囲1000mmとした場合の起毛数(計算値)に換算することである。
本表面毛羽立ち試験には、例えば、Fibro社製の1090FRT(ファイバー・ライジング・テスター)などを使用することができる。同社のテスターは、図2に示すように、試験片1枚を、長手方向に搬送する過程において、IRヒーター等による乾燥を行った後、搬送方向を90度変更し、この変更によって視認性が良くなった起毛を撮影して撮像情報を得、この撮像情報を解析して、起毛の合計数を計測する試験機である。
サンプリングする試験片の数は、特に限定されるものではない。ただし、当然、サンプリング数が多くなるほど精度が良くなり、通常、3以上、好ましくは5以上である。
以上に加えて、本実施の形態の衛生薄葉紙は、KES試験法において、ピアノ線端子をシリコン端子に替えて試験した場合における平均摩擦係数の積分値(MIU)の縦・横平均値が、0.9以下であるとより好ましく、0.8以下であると特に好ましい。KES試験法において、ピアノ線端子をシリコン端子に替えて試験した場合における平均摩擦係数の積分値(MIU)の縦・横平均値が、0.9以下であると、起毛を原因とする表面のごわごわ感が全くなく、衛生薄葉紙として使用するに、肌触り感が特に良い。なお、本試験は、肌触り感に関しては、表面毛羽立ち試験よりも官能評価との相関がよい。また、肌触り感には、起毛の数が1つのファクターとなるところ、ピアノ線は硬く起毛を感知しにくいため、実際の使用者の肌表面に近い柔らかさのシリコンの方が、相関がよい。
〔衛生薄葉紙の製造方法〕
本実施の形態の衛生薄葉紙の製造方法においては、原料パルプを、叩解せず、又はフリーネス(JIS P8121)ダウン幅が0〜130ccとなるように、好ましくは0〜110ccとなるように、より好ましくは0〜90ccとなるように叩解して、表面毛羽立ち試験による0.1mm以上の起毛が、1000〜4000本となるように好ましくは1500〜3500本となるように、より好ましくは2000〜3000本となるようにする。表面毛羽立ち試験による0.1mm以上の起毛が、1000〜4000本となるようにするので、前述したように、柔らか感、肌触り感の良い衛生薄葉紙が得られる。また、原料パルプを、叩解せず、又はフリーネス(JIS P8121)ダウン幅が0〜130ccとなるように叩解することで、起毛の数を調節するので、製造コストの増加を防ぐことができる。
ここで、叩解によって起毛の数を調節することができるメカニズムは、次のとおりである。
すなわち、セルロース繊維の集合体であるパルプを叩解すると、個々の繊維は、傷つき、毛羽立つ(フィブリル化)。個々の繊維が傷つき、毛羽立つと、個々の繊維の表面積は増える。個々の繊維の表面積が増えると、水素結合する面積も増え、個々の繊維同士が結合しやすくなる。個々の繊維同士が結合しやすくなると、自由に動く(個々の)繊維が少なくなるため、衛生薄葉紙表面の毛羽立ちが少なくなる。他方、叩解を緩めると、個々の繊維が毛羽立ちにくくなるため、個々の繊維同士が(水素)結合しにくくなる。個々の繊維同士が結合しにくくなると、自由に動く(個々の)繊維が多くなるため、衛生薄葉紙表面の毛羽立ちが多くなる。
以上に加えて、本実施の形態の衛生薄葉紙の製造方法は、原料パルプにカチオン性界面活性剤を0.05〜1質量%(対原料パルプ質量比)添加して抄紙するとより好ましく、カチオン性界面活性剤を0.1〜0.5質量%(対原料パルプ質量比)添加して抄紙すると特に好ましくなる。原料パルプに、カチオン性界面活性剤を添加すると、このカチオン性界面活性剤とアニオン性であるセルロース繊維とが結合して、個々のセルロース繊維同士は、(水素)結合しにくくなる。これにより、自由に動く(個々の)繊維が多くなり、衛生薄葉紙表面の毛羽立ちが多くなる。そして、叩解による起毛の調節は安価であるが確実性に欠ける場合があるところ、叩解の調節とともに、カチオン性界面活性剤の添加を行うことで、安価で、かつ確実に起毛の数を調節することができるようになる。カチオン性界面活性剤の添加量を0.05質量%以上にするのは、以上の効果を得るためである。他方、カチオン性界面活性剤の添加量を1質量%以下にするのは、1質量%を超すと、繊維同士の結合が弱くなりすぎ、紙力強度に劣るためである。
カチオン性界面活性剤の種類は、特に限定されない。例えば、脂肪酸アミドや脂肪酸エステルなどを、例示することができる。
〔その他〕
(1)本発明の衛生薄葉紙は、主原料がパルプである。この原料パルプの種類は、特に限定されない。トイレットペーパー、ティシュペーパー、ちり紙等の用途に応じて、適宜の原料パルプを使用することができる。
具体的には、例えば、木材パルプ、非木材パルプ、合成パルプ、古紙パルプなどから、より具体的には、砕木パルプ(GP)、ストーングランドパルプ(SGP)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、加圧式砕木パルプ(PGW)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、ブリーチケミサーモメカニカルパルプ(BCTMP)等の機械パルプ(MP)、化学的機械パルプ(CGP)、半化学的パルプ(SCP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)等のクラフトパルプ(KP)、ソーダパルプ(AP)、サルファイトパルプ(SP)、溶解パルプ(DP)等の化学的パルプ(CP)、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリビニルアルコール(PVA)等を原料とする合成パルプ、脱墨パルプ(DIP)、ウエストパルプ(WP)等の古紙パルプ、かすパルプ(TP)、木綿、アマ、麻、黄麻、マニラ麻、ラミー等を原料とするぼろパルプ、わらパルプ、エスパルトパルプ、バガスパルプ、竹パルプ、ケナフパルプ等の茎稈パルプ、靭皮パルプ等の補助パルプなどから、一種又は数種を適宜選択して使用することができる。
パルプ繊維等からなる原料は、例えば、公知の抄紙工程、具体的には、ワイヤパート、プレスパート、ドライヤパート、サイズプレス、カレンダパート等を経るなどして、家庭用衛生薄葉紙とすることができる。この抄紙に際しては、例えば、分散剤、苛性ソーダ、アンモニア水等のpH調整剤、消泡剤、防腐剤、蛍光染料、離型剤、耐水化剤、流動変性剤、歩留まり向上剤などの適宜の薬品を添加することができる。
(2)本発明において「起毛」とは、衛生薄葉紙表面から出ている原料パルプ繊維の毛羽立ちをいい、これらは起毛する根幹部分が衛生薄葉紙表面又は内部にある状態をいう。
次に、本発明の実施例を説明する。
〔試験例1〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を31.8:68.2の質量比率で配合したパルプスラリーを、フリーネスダウン幅が112ccとなるように叩解した後、丸網抄紙機にて坪量10.9g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔試験例2〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を33.7:66.3の質量比率で配合したパルプスラリーを、叩解せず丸網抄紙機にて坪量11.4g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔試験例3〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を36.4:63.6の質量比率で配合したパルプスラリーを、フリーネスダウン幅が141ccとなるように叩解した後、丸網抄紙機にて坪量12.8g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔試験例4〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を38.9:61.1の質量比率で配合したパルプスラリーを、フリーネスダウン幅が129ccとなるように叩解した後、丸網抄紙機にて坪量12.2g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔試験例5〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を48.1:51.9の質量比率で配合したパルプスラリーを、フリーネスダウン幅が87ccとなるように叩解した後、丸網抄紙機にて坪量15.5g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔試験例6〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を41.8:58.2の質量比率で配合したパルプスラリーを、フリーネスダウン幅が96ccとなるように叩解した後、カチオン性界面活性剤である脂肪酸エステルを0.26質量%(対パルプ質量比)添加し、丸網抄紙機にて坪量14.1g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔試験例7〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を40.6:59.4の質量比率で配合したパルプスラリーを、フリーネスダウン幅が108ccとなるように叩解した後、カチオン性界面活性剤である脂肪酸エステルを0.32質量%(対パルプ質量比)添加し、丸網抄紙機にて坪量12.93g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔試験例8〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を42.4:57.6の質量比率で配合したパルプスラリーを、フリーネスダウン幅が54ccとなるように叩解した後、カチオン性界面活性剤である脂肪酸エステルを0.47質量%(対パルプ質量比)添加し、丸網抄紙機にて坪量14.05g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔試験例9〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を41.1:58.9の質量比率で配合したパルプスラリーを、フリーネスダウン幅が99ccとなるように叩解した後、カチオン性界面活性剤である脂肪酸エステルを0.38質量%(対パルプ質量比)添加し、丸網抄紙機にて坪量13.86g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔試験例10〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を40.2:59.8の質量比率で配合したパルプスラリーを、叩解せずカチオン性界面活性剤である脂肪酸エステルを0.1質量%(対パルプ質量比)添加し、丸網抄紙機にて坪量16.4g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔試験例11〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を35.6:64.4の質量比率で配合したパルプスラリーを、叩解せずカチオン性界面活性剤である脂肪酸エステルを0.1質量%(対パルプ質量比)添加し、丸網抄紙機にて坪量21.1g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔試験例12〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を33.6:66.4の質量比率で配合したパルプスラリーを、叩解せずカチオン性界面活性剤である脂肪酸エステルを0.6質量%(対パルプ質量比)添加し、丸網抄紙機にて坪量20.5g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔試験例13〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を31.8:68.2の質量比率で配合したパルプスラリーを、叩解せずカチオン性界面活性剤である脂肪酸エステルを0.85質量%(対パルプ質量比)添加し、丸網抄紙機にて坪量20.9g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔試験例14〕
針葉樹クラフトパルプ(NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LBKP)を31.2:68.8の質量比率で配合したパルプスラリーを、叩解せずカチオン性界面活性剤である脂肪酸エステルを1.12質量%(対パルプ質量比)添加し、丸網抄紙機にて坪量16.4g/m2の衛生薄葉紙を得た。
〔評価〕
以上、試験例1〜14について(サンプル数は全て1枚)、本発明による起毛数及びMIUを測定するともに、官能評価を行った。官能評価は、柔らか感を5段階に分け(とても悪い:1、少し悪い:2、普通:3、少し良い:4、とても良い:5)、50人の試験者の平均値を求めた。結果を、表1に示した。
Figure 0004044103
本発明は、トイレットペーパーやティシュペーパー、ちり紙等の衛生薄葉紙の製造方法として、適用可能である。
表面毛羽立ち試験を説明するための図である。 表面毛羽立ち試験の試験例を説明するための図である。

Claims (2)

  1. 原料パルプを、叩解せず、又はフリーネス(JIS P8121)ダウン幅が0〜130ccとなるように叩解し、かつ前記原料パルプにカチオン性界面活性剤を0.05〜1質量%(対原料パルプ質量比)添加して抄紙するにあたり、
    前記叩解及び前記界面活性剤の添加は、表面毛羽立ち試験による0.1mm以上の起毛が1000〜4000本となる範囲で行う、ことを特徴とする衛生薄葉紙の製造方法
    ここに表面毛羽立ち試験とは、試験片(大きさ:35mm×250mm)1枚を、乾燥(乾燥温度:100℃)した後、長手方向に均等な間隔をおいた計測範囲の100箇所における起毛の合計数を計測し、1000mm換算する試験である(計測範囲:4mm×60mm)。
  2. KES試験法において、ピアノ線端子をシリコン端子に替えて試験した場合における平均摩擦係数の積分値(MIU)の縦・横平均値が、0.9以下となるようにする、請求項1記載の衛生薄葉紙の製造方法
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