JP4043944B2 - タービンシャフトにチューブをセンタリングする装置 - Google Patents
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Description
本発明は、タービンエンジンの中空のタービンシャフト内部に、チューブまたは部品をセンタリングする装置に関し、前記チューブまたは部品が、両端で前記シャフトに相対回転不能に結合され、この装置が、前記チューブまたは前記部品に結合されてチューブを囲むシースと、前記シースおよびシャフトの間に配置されて、径方向外側に延びる複数組のシューを有する弾性リングと、組立後、前記シューがシャフトの内壁で支持されるように前記リングを膨張可能にする手段とを含む。
【0002】
航空機のタービンエンジンでは、低圧タービンを低圧コンプレッサに結合し、場合によってはファンに結合する中空の中央シャフトの内部に、ロータ支持軸受の前方および後方エンクロージャを、自由大気下に置く同軸チューブを設けている。このチューブにより、潤滑に流れる一定量の空気を排出することができる。
【0003】
チューブは、タービンシャフトの全長に延び、その両端に、タービンシャフトにチューブを相対回転不能に結合する支持部を備える。非常に細長いチューブの壁は、トルクを全く伝達しないので、比較的薄い。従って、横方向の慣性モーメントは小さい。こうした状況では、たとえごくわずかでも偏心があると、こうした偏心によって、タービンエンジンの作動時にチューブの適正な挙動が損なわれ、チューブのたわみ時のうなりを持続させることがあり、かくして、チューブおよび隣接部品が損傷される場合がある。
【0004】
このようなトラブルを回避するために、チューブの端にある2個の支持部の間に少なくとも一つのセンタリング装置を置いて、中空シャフト内部でチューブの中央ゾーンを同軸に固定する。
【0005】
図1は、Xを軸とする航空機のタービンエンジン1を示している。このタービンエンジンは、低圧タービンシャフト2の内部に、Xを軸とするチューブ3を含む。チューブ3は、ロータを支持する前方軸受6および後方軸受7の、前方エンクロージャ4および後方エンクロージャ5を自由大気下に置くことができる。チューブ3は、両端で低圧タービンシャフト2に相対回転不能に結合されている。チューブ3の両端の間には、2個のセンタリング装置8a、8bが設けられ、シャフト2の内部にあるチューブ3の部分を同軸に固定し、それによって、チューブ3がたわまないようにしている。図2、3では、従来技術によるセンタリング装置8a、8bの構成を示した。
【0006】
薄壁のチューブ3は、補強した環状部分3aを含み、この環状部分の周りにシース9が組み立てられている。シース9は、一端9aに外ねじ10を含み、他端9bに、外ねじ10の延長線から遠ざかる円錐形の周辺壁11を備える。
【0007】
内壁が同じく円錐形であるスリット入り弾性リング12を、ねじ切り端9aからシース9上で摺動させる。外ねじ10に適合する内ねじを含むナット14により、円錐壁11にリング12を進ませる。これによって、リング12が膨張する。
【0008】
図3に詳しく示したスリット入り弾性リング12の周辺面の断面は、ほぼ正方形であり、シャフト2の内径に応じて曲率を適合させた丸い角15を有する。リング12が膨張すると、角15が、シャフト2の内壁で支持される。
【0009】
かくして、弾性リング12は、径方向の断面が大きい4個の剛性シューを有し、シューは、外側が角15により画定され、径方向の断面が小さいリング区間により2個ずつ結合されている。
【0010】
弾性リング12は、側面スリット16を有し、張り出して組み立てられる2個のビームアセンブリとして作動し、スリット16の径方向に向かい合ったゾーン17ではめ込まれる。これらのビームに沿って、たわみモーメントの値および方向が変化するので、4個の支点で支持力が同じではない。その結果、弾性リング12とタービンシャフト2との接触応力も、支点に沿って異なったものになる。
【0011】
接触応力の値が高く、タービンシャフト2の内部の中ぐりに印や跡が付くことがあると、タービンシャフト2が著しいねじりモーメントを受けるので、非常に重大な結果を招く場合がある。
【0012】
本発明の目的は、最初に述べたように、シャフト内部にチューブを固定する装置を提案し、シャフトの中ぐりに跡が付かないようにすることにある。
【0013】
本発明によれば、この目的は、シューが円筒形の弾性薄壁を含み、この薄壁が、応力が加えられない時(au repos)に中空シャフトの内径とはわずかに異なる外径を有し、組立後はシャフトの内壁に係合することによって達せられる。
【0014】
このため、タービンエンジンの回転軸を含む面による本発明によるシューの径方向断面は、従来技術のシューに比べてずっと小さい。こうした構成により、クランプトルクによる径方向の応力を広い面積に配分して、シューと、タービンシャフトの中ぐりとの接触応力を小さくしている。
【0015】
本発明の第一の実施形態によれば、リングは、スリット入りの弾性リングであり、組立後、リングを膨張可能にする手段が、シースおよびリングに形成された雄雌(male/femelle)円錐機構とナットとを含み、シース上でナットをクランプすることにより、リングの軸方向移動、リングの径方向の膨張、およびシューの薄壁の変形が行われる。
【0016】
第一の実施形態の第一の変形実施形態によれば、スリット入りリングが、ほぼ円筒形の内壁を含み、各シューが、その軸方向中央ゾーンにより径方向の壁によって前記円筒形の内壁に結合され、前記径方向の壁の各側に可撓性のリップを備える。
【0017】
この第一の変形実施形態では、応力が加えられない時のシューの外径が、シャフトの内径より大きく、組立時に減少する。
【0018】
第二の変形実施形態によれば、スリット入りリングが、シューと交互に入れ替わる複数の円筒区間を含み、各シューの端が、隣接する2個の円筒区間にそれぞれはめ込まれる。
【0019】
この第二の変形実施形態では、応力が加えられない時のシューの外径が、シャフトの内径より小さく、組立時に増大する。
【0020】
本発明の第二の実施形態によれば、各シューが、応力が加えられない時にシャフトの内径より小さい外径を有する円筒形の薄壁を含み、薄壁の各端に扇形の本体を含み、前記本体が、2個の弾性輪により軸方向に固定されて、応力が加えられない時に内径がシースの外径より小さいリングを形成する。
【0021】
第二の実施形態の第一の変形実施形態によれば、シースが、シースの円筒部分に本体を軸方向に固定するショルダを含み、本体は、ナットをシース上でクランプするリングの組立時に、リングおよび輪の膨張を可能にする面取り部(chanfrein)をショルダ側に備える。
【0022】
有利には、タービンエンジンの回転軸を中心として規則正しく配分された4個のシューが設けられる。
【0023】
第二の実施形態の別の変形実施形態によれば、組立時にリングを膨張可能にする手段が、シースおよび本体に形成される雄雌円錐機構とナットとを含み、シース上でナットをクランプすることにより、本体の軸方向移動、本体および輪の径方向の膨張、およびシューの薄壁の変形が行われる。
【0024】
本発明の別の有利な特徴によれば、応力が加えられない時に、シュー全体の外接円の直径が、シャフトの内径よりわずかに小さく、チューブの組立前に、タービンシャフトの中ぐりに装置を配置可能にしている。
【0025】
本発明の他の特徴および長所は、添付図面に関して例としてなされた以下の説明を読めば、明らかになるであろう。
【0026】
図1から3については、最初に説明ずみであるので、これ以上詳述しない。
【0027】
本発明によれば、チューブ3は、従来技術と同様に、補強した環状部分(図4から14では示さず)を含み、この部分の周りにシース9が取り付けられる。シース9は、ねじを切った第一の端9aと、このねじ切り端9aの延長線上で膨張可能なリング20を収容する第二の端9bとを含む。リング20は、シース9の端9aのねじと協働する内ねじを含むナット14によりシース9に固定される。リング20は、シース9と、タービンシャフト2の内壁21との間に置かれる。図4から14では、明瞭にするために、タービンシャフト2の内壁21だけを示した。内壁21は、タービンシャフト2の中ぐりにセンタリング装置を挿入してチューブ3を組み立てた後、リング20の前面で半径E/2を有する。
【0028】
本発明の第一の実施形態によれば、リング20は、前述の従来技術と同様にスリット22を有する。
【0029】
図4から7に示した本発明の第一の実施形態の第一の変形実施形態によれば、膨張可能なリング20は、ほぼ円筒形の内壁23を含み、この内壁は、組立後、シース9を囲む。
【0030】
内壁23を中心として、タービンエンジンの回転軸Xに沿って切られる直交面で径方向外側に延びる、4個または複数個の径方向の壁24は、円筒形の薄壁を備えたシュー25を端で支持している。
【0031】
各シュー25は、径方向の支持壁24の各側に、可撓性のリップ26a、26bを備える。
【0032】
図6に示したように、シュー25の応力が加えられない状態で、円筒壁の外側半径R2は、タービンシャフトの内側半径E/2よりわずかに大きい。この状況で、4個のシューの外接円の直径は、タービンシャフトの内径Eより大きい。
【0033】
組立時に、リップ26a、26bの端は、タービンシャフトの中ぐりとの接触時に、ナット14を締めつけながらたわむ。図7に示した組立後の構成では、各シュー25の円筒壁の外側半径が、タービンシャフトの半径E/2に等しくなる。従って、各シュー25は、内壁21に対して、その外面全体で均質に支持される。
【0034】
ナット14のクランプ時に、リング20は、シース9の端9bでスライドし、径方向外側に膨張する。これは、シースの端9bの外周と、リング20の内周とに形成された雄雌円錐機構による。
【0035】
上記のセンタリング装置をタービンシャフトに組み立てるには、リング20と、締めつけ前のナット14とをシース9に置く。このアセンブリをタービンシャフトに配置する。ナット14によりクランプトルクを及ぼし、シュー25の軸方向の中央ゾーンが、軸Xから距離E/2のところに配置されるようにすると、リップ26a、26bがたわむ。その後、チューブ3を組み立てる。
【0036】
リング20の形状だけが上記の第一の変形実施形態と異なっている、図8から10に示した本発明の第一の実施形態の第二の変形実施形態によれば、タービンシャフトの内壁21で支持される4個のシュー25が、円筒形の薄壁から構成され、この薄壁の外側半径R2は、応力が加えられない時、タービンシャフトの内側半径E/2より小さい。
【0037】
リング20の径方向内側の部分は、周方向に互いに間隔を開けた円筒形の複数区間27を含み、この区間27は、シュー25と交互に配置される。
【0038】
各シュー25の端25a、25bは、2個の隣接区間27にそれぞれはめ込まれている。区間27の一つにスリット22を設ける。
【0039】
円錐機構と、ナット14のクランプとにより、シース9でリング20が膨張すると、応力が加えられない状態にある4個のシュー25の外接円の半径が大きくなる。
【0040】
この第二の変形実施形態によるタービンシャフトへのセンタリング装置の組立は、上記の第一の変形実施形態と同じである。シューの中央ゾーン28は、ナット14によりクランプトルクを及ぼすとたわむので、これにより、シューの外側半径が、タービンシャフトの半径E/2と等しくなるまで半径R2が大きくなる。その後、チューブ3を組み立てる。
【0041】
タービンシャフトの内壁21に対するシュー25の支持面は、シューが、小断面の接合区間と交互に配置される、非変形の剛性ブロックである前述の従来技術と比べると、著しく広くなっている。
【0042】
図11から14に示した本発明の第二の実施形態によれば、弾性リング20は、4個の同じ独立部品30から構成され、独立部品30は、2個の環状の弾性輪31により組み立てられている。
【0043】
各部品30は、円筒形の薄壁からなるシュー25を中央領域に含み、その外側半径R2は、タービンシャフトの半径E/2より小さい。各シュー25の端25a、25bは、部品30の径方向内側にある側面部分をなす2個の本体31a、31bにそれぞれはめ込まれている。ブロック31a、31bの形状は、扇形である。
【0044】
このように、各アセンブリ30は、最大で90゜に延びる扇形を呈する。
【0045】
4個の部品30は、2個の輪31により互いに組み立てられ、輪31は、外周壁に設けられた溝に本体31a、31bを収容する。一方の溝は、リング20の前面付近に設けられ、他方の溝は、背面付近に設けられる。
【0046】
隙間32は、輪31により固定される4個の部品30を分離する。これらの隙間32は、リング20が膨張すると広がる。
【0047】
図12は、シース9に上記のリング20を組み立てる変形実施形態を示している。シース9は、径方向外側に延びるショルダ33を含み、このショルダでリング20の前面が支持される。リング20は、シースの円筒部分34を被覆する。円筒部分34の直径は、ねじを切った端9aの外径よりも大きく、また、シース9に組み立てる前のリング20の内径よりも大きい。本体31a、31bは、ショルダ33の側に面取り部35を備える。面取り部は、ナット14のクランプ後、円筒部分34にリングを組み立てるとき、リング20および輪31の膨張を可能にする。
【0048】
こうした応力が加えられない構成では、4個のシュー25の外接円の半径が、タービンシャフトの内側半径E/2より小さい。チューブをタービンシャフトに配置すると、シュー25の軸方向中央ゾーン28がたわみ、シュー25の外側半径が、タービンシャフトの内側半径E/2にほぼ等しくなる。
【0049】
図14は、シース9にリング20を組み立てる別の変形実施形態を示している。本発明の第一の実施形態と同様に、シース9と本体31a、31bは、ナット14にクランプトルクを及ぼすときに、リング20および輪31を膨張可能にする雄雌円錐機構を含んでいる。
【0050】
上記の全ての実施形態または変形実施形態では、当然のことながら、リング20とナット14との間にワッシャー36を配置可能である。
【0051】
上記の説明では、膨張可能なリング20それぞれに4個のシュー25を設けた。もちろん、シューの数を異なる数にしても良く、好適には、この数は偶数である。特に重要なのは、これらのシューが、タービンの回転軸Xを中心として規則正しく配分されることである。
【0052】
シュー25は、変形可能な円筒薄壁から構成されるので、シューの支持面は、比較的大きく、広い面積に応力が配分され、センタリング装置とタービンシャフトの中ぐりとの接触応力が高くなることはない。そのため、タービンシャフトに跡が付くことは回避される。
【0053】
さらに、本発明の第二の実施形態は、対称であるために、全てのシューへの応力配分を最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 低圧タービンシャフトの内部に同軸に配置されたチューブのセンタリング装置の位置を示す、ターボジェットエンジンの断面図である。
【図2】 従来技術によるセンタリング装置の断面図である。
【図3】 従来技術によるスリット入り弾性リングの正面図である。
【図4】 本発明の第一の実施形態の第一の変形実施形態による、スリット入り弾性リングの正面図である。
【図5】 第一の実施形態の第一の変形実施形態による本発明のセンタリング装置を、タービンエンジンの回転軸を通る径方向の面によって示す断面図であり、スリット入りリングは図4のV−V線で切られている。
【図6】 組立前の第一の変形実施形態によるシューの構成を示す図である。
【図7】 組立後のシューの構成を示す図である。
【図8】 本発明の第一の実施形態の第二の変形実施形態による、スリット入り弾性リングの正面図である。
【図9】 第二の変形実施形態による本発明のセンタリング装置を、タービンエンジンの回転軸を通る軸方向の面によって示す断面図であり、スリット入りリングは、図8のIX−IX線で切られている。
【図10】 図8のシューの組立前と組立後の外側半径を示す図である。
【図11】 本発明の第二の実施形態による弾性リングの正面図であり、リングは、2個の弾性輪により軸方向に固定された4個の独立シューを含む。
【図12】 組み立てた状態にある第二の実施形態によるセンタリング装置を、タービンエンジンの回転軸を通る軸方向の面によって示す断面図であり、リングは、図11のXII−XII線で切られている。
【図13】 図11のリングの膨張中に発生するシューの外側半径の変形を詳しく示す図である。
【図14】 リングの膨張機構の変形実施形態を示す、図12と同様の図である。
Claims (11)
- タービンエンジンの中空のタービンシャフト(2)内部にチューブ(3)または部品をセンタリングする装置であって、前記チューブ(3)または部品が、両端で前記シャフト(2)に相対回転不能に結合され、装置が、前記チューブ(3)または前記部品に結合されてチューブまたは部品を囲むシース(9)と、前記シース(9)およびシャフト(2)の間に配置されて、径方向外側に延びる複数組のシューを有する弾性リング(20)と、装置の組立後、前記シューが、シャフトの内壁で支持されるように前記リング(20)を膨張可能にする手段とを含み、
シューは、円筒形の弾性薄壁(25)から構成され、前記薄壁は、応力が加えられない時に中空シャフト(2)の内径とはわずかに異なる外径を有し、組立後はシャフト(2)の内壁(21)に係合することを特徴とする装置。 - リング(20)が、スリット入りの弾性リングであり、組立後にリング(20)を膨張可能にする手段が、シース(9)およびリング(20)に形成された雄雌円錐機構と、ナット(14)とを含み、シース(9)上でナット(14)をクランプすることにより、リング(20)の軸方向移動、リングの径方向の膨張、およびシューの薄壁の変形が行われることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- リング(20)が、ほぼ円筒形の内壁(23)を含み、各シューが、軸方向中央ゾーンにより径方向の壁(24)によって前記円筒形の内壁(23)に結合され、前記径方向の壁(24)の各側に、可撓性のリップ(26a、26b)を備えることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
- 応力が加えられない時のシュー(25)の外径が、シャフト(2)の内径より大きく、組立時に減少することを特徴とする、請求項3に記載の装置。
- リング(20)が、シュー(25)と交互に入れ替わる複数の円筒区間(27)を含み、各シュー(25)の端(25a、25b)が、隣接する2個の円筒区間(27)にそれぞれはめ込まれることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
- 応力が加えられない時のシュー(25)の外径が、シャフト(2)の内径より小さく、組立時に増大することを特徴とする、請求項5に記載の装置。
- 各シュー(25)が、応力が加えられない時にシャフト(2)の内径より小さい外径を有する円筒形の薄壁を含み、前記薄壁の各端に扇形の本体(31a、31b)を含み、前記本体(31a、31b)が、2個の弾性輪(31)により軸方向に固定されて、応力が加えられない時にシース(9)の外径より小さい内径を有するリング(20)を形成することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- シース(9)が、シース(9)の円筒部分(34)に本体(31a、31b)を軸方向に固定するショルダ(33)を含み、前記本体(31a、31b)が、ナット(14)をシース(9)上でクランプするリング(20)の組立時に、リング(20)および輪(31)の膨張を可能にする面取り部(35)をショルダ(33)側に備えることを特徴とする、請求項7に記載の装置。
- 組立時にリング(20)を膨張可能にする手段が、シース(9)および本体(31a、31b)に形成される雄雌円錐機構と、ナット(14)とを含み、シース(9)上でナット(14)をクランプすることにより、本体(31a、31b)の軸方向移動、本体(31a、31b)および輪(31)の径方向の膨張、およびシュー(25)の薄壁の変形が行われることを特徴とする、請求項7に記載の装置。
- 応力が加えられない時に、シュー(25)全体の外接円の直径が、シャフト(2)の内径よりわずかに小さいことを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の装置。
- タービンエンジンの回転軸(X)を中心として規則正しく配分された4個のシュー(25)を含むことを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の装置。
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