JP6455179B2 - センターベントチューブ調芯機構及びセンターベントチューブ支持装置 - Google Patents

センターベントチューブ調芯機構及びセンターベントチューブ支持装置 Download PDF

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Description

本発明は、センターベントチューブ調芯機構及びセンターベントチューブ支持装置に関するものである。
ジェットエンジンは、タービンで生成した回転動力を圧縮機等に伝達するための主軸として機能するシャフトを有している。このジェットエンジンでは、シャフトを中空とし、このシャフトの内部にセンターベントチューブを設ける場合がある。このようなセンターベントチューブは、先端部がシャフトに固定され、シャフトと一緒に回転されるものであり、軸受等で用いられる潤滑油を油溜めから空気と共に外部に排気する。
また、センターベントチューブとシャフトとは、材質の違いや形状の違い等によって熱変形量が異なる。このため、センターベントチューブをシャフトの軸芯方向において複数箇所でシャフトに対して強固に固定すると、熱変形によって固定箇所に対して局所的に大きな応力が発生することになる。加えて、センターベントチューブはシャフトに伴って回転するときに捩られる。このときにも、上記固定箇所に対して局所的に大きな応力が発生する。このため、一般的には、センターベントチューブの先端のみをシャフトに対して固定し、センターベントチューブとシャフトとの固定箇所を極力削減している。ただし、センターベントチューブが長尺状の部品であることから、先端のみの固定では、シャフト内におけるセンターベントチューブの位置規制ができない。このため、シャフトの軸方向の一箇所あるいは複数箇所に対して、センターベントチューブを移動可能に保持して調芯を行う中心合わせ装置が設けられている(特許文献1参照)。
この中心合わせ装置は、センターベントチューブを囲う筒状のスリーブ(特許文献1のリング50)と、このスリーブとシャフトとの間に介挿されると共にスリーブを支持するサポートリング(特許文献1のリング62)とを備え、スリーブの内周面とセンターベントチューブの外周面との間に配置される樹脂リングをセンターベントチューブに当接させることで、センターベントチューブを移動可能に保持する。
なお、スリーブは、特許文献1に示すように、外周面の一部がテーパ面とされている。このスリーブのテーパ面によって、サポートリングが径方向内側から径方向外側に向けて押し広げられる。このようにサポートリングが押し広げられると、サポートリングがシャフトの内周面から受ける反力がスリーブを保持する力(保持力)となり、これによってスリーブが支持される。
特開2009−174528号公報
ところで、スリーブの周方向においてスリーブを保持する保持力のバランスが保たれていないと、スリーブの変形やスリーブの軸芯位置のずれを生じさせることになり、センターベントチューブの局所的な摩耗等の原因となる。しかしながら、従来のサポートリングは、シャフトの内周面に当接させる場合に、容易に押し広げることが可能となるよう、図10に示すように、周方向の一部が切断されたC型形状とされている。このようなサポートリングは、切断箇所100とサポートリング中心Oを挟んだ反対側の部位を中心として切断箇所が拡がるように変形しやすい。このため、サポートリングを押し広げる場合に、サポートリングがスリーブの中心からの放射状に広がらず、これによってサポートリングの変形量が周方向において不均等となりやすい。このため、変形量が最も大きな箇所において上記押圧力が局所的に大きくなり、この結果、スリーブへの保持力のバランスが崩れる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、センターベントチューブの調芯を行う機構において、周方向におけるスリーブの保持力のバランスを保つことにより、スリーブの変形や位置ずれを防止することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、中空のシャフトに挿通されるセンターベントチューブの調芯を行うセンターベントチューブ調芯機構であって、上記センターベントチューブの径方向外側にて当該センターベントチューブと同心状に設けられる環状部と、上記環状部から上記センターベントチューブの軸芯に沿う方向に突出する可撓性部と、上記可撓性部に接続されると共に上記シャフトの内周面に当接する当接部と、上記センターベントチューブを径方向外側から囲うと共に上記当接部が上記シャフトの上記内周面から受ける反力によって支持される筒状のスリーブとを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記可撓性部及び上記当接部が、上記スリーブの周方向に離散的に複数設けられているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、外周面にネジ溝が設けられた上記スリーブ、上記環状部、上記可撓性部、及び、上記スリーブとの間に隙間を空けて配置される上記当接部が一体化されてなる一体化部品と、上記ネジ溝に螺合されて上記スリーブと上記当接部との間に配置されると共に外周面に設けられたテーパ面が上記当接部と当接されるナットとを備えるという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1または第2の発明において、外周面にネジ溝とテーパ面が設けられる上記スリーブと、上記ネジ溝に螺合されるナット、上記環状部、上記可撓性部、及び、上記スリーブの上記テーパ面と当接される上記当接部が一体化されてなる一体化部品とを備えるという構成を採用する。
第5の発明は、上記第1または第2の発明において、外周面にネジ溝とテーパ面が設けられる上記スリーブと、上記環状部、上記可撓性部、及び、上記スリーブの上記テーパ面と当接される上記当接部が一体化されてなる一体化部品と、上記ネジ溝に螺合されると共に上記一体化部品と上記スリーブとを締結するナットとを備えるという構成を採用する。
第6の発明は、上記第3〜第5いずれかの発明において、上記一体化部品が、上記スリーブの中心を通ると共に上記スリーブの径方向に沿う第1軸と重なる方向の最大寸法が、上記第1軸と直交する第2軸と重なる方向の最大寸法よりも小さく設定されているという構成を採用する。
第7の発明は、センターベントチューブ支持装置であって、上記第1〜第6いずれかの発明であるセンターベントチューブ調芯機構を用いたという構成を採用する。
本発明においては、中空のシャフトの内周面に当接する当接部が備えられ、この当接部がシャフトの内周面から受ける反力が保持力としてスリーブに伝達され、これによってスリーブが保持される。また、当接部は、センターベントチューブと同心状とされた環状部に対して、センターベントチューブの軸芯に沿う方向に突出する可撓性部を介して接続されている。このような当接部は、センターベントチューブの径方向内側から径方向外側に向けて押圧されると、可撓性部材が変形することによってセンターベントチューブの径方向に沿って移動される。このため、スリーブの保持力を発生させるために、当接部を上記径方向外側に向けて押圧すると、当接部がシャフトの内周面に対して常に直交方向から押圧されることになる。したがって、当接部が均等な力でシャフトの内周面に対して押圧されることになり、この結果、当接部が受ける反力(すなわちスリーブの保持力)がスリーブの周方向において均等になる。よって、本発明によれば、スリーブの保持力が偏ることによって当該保持力のバランスが崩れることを抑止することができ、スリーブの変形や位置ずれを防止することが可能となる。
本発明の第1実施形態におけるセンターベントチューブ調芯機構を搭載するジェットエンジンの概略構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態におけるセンターベントチューブ調芯機構の一部を含む部分拡大断面図である。 本発明の第1実施形態におけるセンターベントチューブ調芯機構を径方向外側から見た側面図である。 本発明の第1実施形態におけるセンターベントチューブ調芯機構が備えるスリーブユニット部品の斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるセンターベントチューブ調芯機構が備えるスリーブユニット部品の正面図である。 本発明の第2実施形態におけるセンターベントチューブ調芯機構の一部を含む部分拡大断面図である。 本発明の第2実施形態におけるセンターベントチューブ調芯機構を径方向外側から見た側面図である。 本発明の第3実施形態におけるセンターベントチューブ調芯機構の一部を含む部分拡大断面図である。 本発明の第3実施形態におけるセンターベントチューブ調芯機構を径方向外側から見た側面図である。 従来用いられていたサポートリングの正面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るセンターベントチューブ調芯機構の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
まず、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構が搭載されるジェットエンジンについて図1を参照して説明する。なお、以下の説明においては、空気の流れ方向を基準とし、図1の左側を上流側、図1の右側を下流側と称する。図1は、ジェットエンジン1の概略構成を示す断面図である。この図に示すように、ジェットエンジン1は、ファンカウル2と、コアカウル3と、ファンユニット4と、低圧圧縮機5と、高圧圧縮機6と、燃焼器7と、高圧タービン8と、低圧タービン9と、シャフト10と、主ノズル11と、センターベントチューブ12と、センターベントチューブ調芯機構13とを備えている。
ファンカウル2は、上流側の端部と下流側の端部とが開口された略円筒形状の部材であり、内部にファンユニット4等を収容する。また、ファンカウル2は、当該ファンカウル2と同心状に配置されるコアカウル3の上流側を囲っており、不図示の支持部によってコアカウル3に支持されている。このファンカウル2は、上流側の開口から内部に外気を取り込み、取り込んだ外気をコアカウル3に向けて下流側に案内する。コアカウル3は、ファンカウル2よりも小径であり、上流側の端部と下流側の端部とが開口された略円筒形状の部材である。このコアカウル3は、低圧圧縮機5、高圧圧縮機6、燃焼器7、高圧タービン8、低圧タービン9及びシャフト10等を内部に収容している。なお、これらのファンカウル2及びコアカウル3は、不図示のパイロンにより航空機の機体に取り付けられている。
また、コアカウル3の内部は流路(以下、コア流路と称する)とされており、燃焼器7よりも上流側が燃焼器7に供給される空気の流路、燃焼器7よりも下流側が燃焼器7で生成された燃焼ガスの流路となる。また、ファンカウル2とコアカウル3と間の空間は、ファンカウル2に取り込まれた空気のうち、コア流路に取り込まれなかった残りの空気を外部に排気するためのバイパス流路となっている。
ファンユニット4は、シャフト10に固定される複数のファン動翼からなる動翼列4aと、バイパス流路に配置されるファン静翼からなる静翼列4bとを有している。動翼列4aは、シャフト10の回転に伴って空気を下流に向けて圧送する。また、静翼列4bは、バイパス流路を流れる空気を整流する。なお、後に詳説するが、シャフト10は、径方向内側の第1シャフト10aと、第1シャフト10aを囲うように径方向外側に配置される第2シャフト10bとによって構成されている。動翼列4aを構成するファン動翼は、このようなシャフト10の第1シャフト10aに固定されている。
低圧圧縮機5は、高圧圧縮機6よりも上流側に配置されており、コア流路の流れ方向に沿って交互に複数配列される静翼列5aと動翼列5bとを有している。静翼列5aは、コアカウル3の内壁に固定される静翼がシャフト10を中心として環状に複数配列されることにより形成されている。動翼列5bは、シャフト10の第1シャフト10aに固定される動翼がシャフト10を中心として環状に複数配列されることにより形成されている。このような低圧圧縮機5は、動翼列5bが第1シャフト10aによって回転駆動されることで、コア流路に取り込まれた空気を圧縮する。
高圧圧縮機6は、低圧圧縮機5の下流側に配置され、低圧圧縮機5と略同一の構成とされている。つまり、高圧圧縮機6は、コア流路の流れ方向に沿って交互に複数配列される静翼列6aと動翼列6bとを有している。静翼列6aは、コアカウル3の内壁に固定される静翼がシャフト10を中心として環状に複数配列されることにより形成されている。動翼列6bは、シャフト10の第2シャフト10bに固定される動翼がシャフト10を中心として環状に複数配列されることにより形成されている。このような高圧圧縮機6は、動翼列6bが第2シャフト10bによって回転駆動されることで、低圧圧縮機5によって圧縮された空気をさらに圧縮する。
燃焼器7は、高圧圧縮機6の下流側に配置されており、高圧圧縮機6から送り込まれる圧縮空気と、不図示のインジェクタから供給される燃料との混合気を燃焼することによって燃焼ガスを生成する。例えば、燃焼器7では、インジェクタから供給される燃料の流量が電子制御されている。これによって燃焼ガスの生成量(すなわちジェットエンジン1の推力)の調整が行われる。
高圧タービン8は、燃焼器7の下流側に配置されており、コア流路の流れ方向に沿って交互に複数配列される静翼列8aと動翼列8bとを有している。静翼列8aは、コアカウル3の内壁に固定される静翼がシャフト10を中心として環状に複数配列されることにより形成されている。動翼列8bは、シャフト10の第2シャフト10bに固定される動翼がシャフト10を中心として環状に複数配列されることにより形成されている。このような高圧タービン8は、静翼列8aで燃焼ガスを整流しつつ動翼列8bで燃焼ガスを受けることにより、第2シャフト10bを回転させる。
低圧タービン9は、高圧タービン8の下流側に配置され、高圧タービン8と略同一の構成とされている。つまり、低圧タービン9は、コア流路の流れ方向に沿って交互に複数配列される静翼列9aと動翼列9bとを有している。静翼列9aは、コアカウル3の内壁に固定される静翼がシャフト10を中心として環状に複数配列されることにより形成されている。動翼列9bは、シャフト10の第1シャフト10aに固定される動翼がシャフト10を中心として環状に複数配列されることにより形成されている。このような高圧タービン8は、静翼列9aで燃焼ガスを整流しつつ動翼列9bで燃焼ガスを受けることにより、第1シャフト10aを回転させる。
シャフト10は、上述のように、径方向内側の第1シャフト10aと径方向外側の第2シャフト10bとによって構成されている。第1シャフト10aは、ファンユニット4の動翼列4aから低圧タービン9の動翼列9bに到達する長さを有し、上流側寄りにファンユニット4の動翼列4a及び低圧圧縮機5の動翼列5bが設けれ、下流側寄りに低圧タービン9の動翼列9bが設けられている。この第1シャフト10aは、上流側の端部と下流側の端部とが開放された筒状とされており、内部にセンターベントチューブ12を収容する。また、この第1シャフト10aは、図1に示すように、狭窄部10a1を有している。この狭窄部10a1は、半径方向内側に膨出することによって内部の開口面積を小さくする部位であり、センターベントチューブ12の先端部が固定されている。このような第1シャフト10aは、低圧タービン9の動翼列9bによって回転され、その回転動力をファンユニット4の動翼列4aと低圧圧縮機5の動翼列5bとに伝達する。
第2シャフト10bは、高圧圧縮機6の動翼列6bから高圧タービン8の動翼列8bに到達する長さを有し、上流側寄りに高圧圧縮機6の動翼列6bが設けられ、下流側寄りに高圧タービン8の動翼列8bが設けられている。この第2シャフト10bは、第1シャフト10aを半径方向外側から囲う筒状とされており、第1シャフト10aと同心状に設けられている。このような第2シャフト10bは、高圧タービン8の動翼列8bによって回転され、その回転動力を高圧圧縮機6の動翼列6bに伝達する。
主ノズル11は、低圧タービン9のさらに下流側に設けられ、ジェットエンジン1の最下流に設けられる開口である。この主ノズル11は、ジェットエンジン1の後方に向けて低圧タービン9を通過した燃焼ガスを噴射する。この主ノズル11から燃焼ガスが噴射される際の反作用によって推力が得られる。
センターベントチューブ12は、上流側の端部と下流側の端部とが開放された直管であり、第1シャフト10aの内部に挿通されている。このセンターベントチューブ12は、先端が第1シャフト10aの狭窄部10a1に対してボルト(不図示)により固定されており、第1シャフト10aの回転に伴って回転する。このようなセンターベントチューブ12は、不図示の軸受等で用いられた潤滑油を、油溜めから空気と共に主ノズル11側に排気する。また、センターベントチューブ12は、センターベントチューブ調芯機構13が設けられる箇所に対応して形成される拡径部12aを有している(図2参照)。この拡径部12aは、他の部位と比較して径方向外側に膨出することによって肉厚に形成された部位であり、周面に対して環状の溝部12bが形成されている(図2参照)。
センターベントチューブ調芯機構13は、本実施形態においては、図1に示すように、センターベントチューブ12の中央部と、下流側の端部との二か所に対して設けられている。このセンターベントチューブ調芯機構13は、後に詳説するように、軸芯方向及び周方向にセンターベントチューブ12を移動可能に調芯している。
このような構成を有するジェットエンジン1においては、ファンユニット4の動翼列4aの回転駆動によって取り込まれた空気の一部が低圧圧縮機5及び高圧圧縮機6によって二段圧縮され、これによって生成された圧縮空気と燃料とが燃焼器7において燃焼されることで燃焼ガスが生成される。この燃焼ガスが高圧タービン8及び低圧タービン9を通過することによってシャフト10が回転駆動され、さらには主ノズル11から後方に噴射されることによって推進力が得られる。また、センターベントチューブ12は、潤滑油を含む空気を主ノズル11側に排気する。
続いて、センターベントチューブ調芯機構13の詳細構造について、図2〜図5を参照して説明する。図2は、センターベントチューブ調芯機構13の一部を含む部分拡大断面図である。また、図3は、センターベントチューブ調芯機構13を径方向外側から見た側面図である。これらの図に示すように、センターベントチューブ調芯機構13は、スリーブユニット部品13a(一体化部品)と、ナット13bと、スペーサリング13cとを備えている。
図4は、スリーブユニット部品13aの斜視図である。また、図5は、スリーブユニット部品13aの正面図である。これらの図に示すように、スリーブユニット部品13aは、スリーブ13dと、環状部13eと、接続部13f(可撓性部)と、サポート部13g(当接部)とが一体化されてなる部品である。スリーブ13dは、センターベントチューブ12を径方向外側から囲う筒状の部位である。このスリーブ13dの内径は、センターベントチューブ12の拡径部12aの外径よりも僅かに大きく設定されている。このため、スリーブ13dとセンターベントチューブ12の拡径部12aとの間には僅かな隙間が設けられている。また、スリーブ13dの下流側寄りの外周面には、ナット13bが螺合されるネジ溝13d1が形成されている。また、スリーブ13dの下流側の端部には、下流側に向けて突出する突起13d2が周方向に分散して3つ設けられている。これらの突起13d2は、ネジ溝13d1にナット13bが螺合されるときにスリーブユニット部品13aが第1シャフト10aに対して動くことを防止するために把持する部位である。
環状部13eは、スリーブ13dと同心状の環状の部位であり、スリーブ13dの上流側の端部に対して一体的に設けられている。この環状部13eは、スリーブ13dよりも径方向外側に張り出すよう、外径がスリーブ13dよりも大きく設定されており、センターベントチューブ12と同心状に配置されている。接続部13fは、環状部13eの径方向外側の縁部から下流側に突出するように設けられた弾性変形可能な板状の部位であり、下流側の先端部に対してサポート部13gが接続されている。この接続部13fは、スリーブ13dの径方向に容易に撓むよう、同方向における厚みがスリーブ13d等と比較して薄く設定されている。このような接続部13fによれば、接続部13fが弱い力で弾性変形するため、サポート部13gがスリーブ13dの径方向に移動可能に支持される。また、図4及び図5に示すように、接続部13fは、スリーブ13dの周方向に4つ設けられている。つまり、接続部13fは、スリーブ13dの周方向に離散的に複数設けられている。なお、これら4つの接続部13fのうち2つはスリーブ13dの上部側に集められており、また残りの2つは、スリーブ13dの下部側に集められている。つまり、4つの接続部13fは、スリーブ13dの側方を避け、スリーブ13dの上部と下部に同じ数(2つ)ずつ集まるように配置されている。
サポート部13gは、各接続部13fの先端部からスリーブ13dの径方向外側に突出するように設けられており、先端部13g1が第1シャフト10aの内周面に当接する部位である。このサポート部13gは、スリーブ13dの外周面に対して一定の隙間を空けた状態で接続部13fによって支持されている。サポート部13gは、スリーブ13dに設けられたネジ溝13d1に対してスリーブ13dの径方向外側に配置されており、同径方向内側の端部がナット13bの外周面(後述するテーパ面13b3)と当接されている。このようなサポート部13gは、ナット13bの外周面によってスリーブ13dの径方向外側に押圧されており、これによって第1シャフト10aの内周面を同径方向内側から押圧している。このサポート部13gは、上述のように各接続部13fに対して設けられており、接続部13fと同様に本実施形態においては4つ設けられている。また、これら4つのサポート部13gは、接続部13fと同様に、スリーブ13dの側方を避け、スリーブ13dの上部と下部に同じ数(2つ)ずつ集まるように配置されている。
1つの接続部13fとこの接続部13fに接続される1つのサポート部13gとを1つの対とすると、本実施形態においては、この対がスリーブ13dの側方を避け、スリーブ13dの上部と下部に同じ数(2つ)ずつ集まるように配置されている。これらの対の配置は、スリーブユニット部品13aの最大寸法に基づいて定められている。例えば、図5に示すように、スリーブ13dの中心を通ると共にスリーブ13dの径方向に沿う水平軸L1(第1軸)と、水平軸L1に対してスリーブ13dの中心で直交する鉛直軸L2(第2軸)とを設定する。この上で、水平軸L1と重なる方向における最大寸法Laが狭窄部10a1での開口径よりも小さくなり、鉛直軸L2と重なる方向における最大寸法Lbが第1シャフト10aの内径と略同一となるように、上述の対の配置が設定されている。このように、スリーブユニット部品13aは、水平方向の最大寸法Laが鉛直方向の最大寸法Lbがよりも小さくなるように設定されている。
このようなスリーブユニット部品13aによれば、鉛直方向の最大寸法Lbが狭窄部10a1での開口径よりも小さい。このため鉛直軸L2が水平となり、水平軸L1が第1シャフト10aの径方向を向くようにスリーブユニット部品13aを寝かすことによって、第1シャフト10aの狭窄部10a1に干渉しないようにスリーブユニット部品13aを第1シャフト10a内に出し入れすることが可能となる。
ナット13bは、内周面に対してネジ溝13b1が設けられており、スリーブユニット部品13aに対して螺合される。また、ナット13bの下流側の端部には、下流側に向けて突出する突起13b2が周方向に分散して3つ設けられている。これらの突起13b2は、ナット13bをスリーブ13dに螺合させるために回転するときに把持する部位である。また、ナット13bの上流側の外周面には、下流側に向かうに連れてナット13bの径方向外側に広がるテーパ面13b3が設けられている。このテーパ面13b3は、図2に示すように、径方向内側からサポート部13gに当接している。なお、ネジ溝13d1が設けられたスリーブ13dの上流側の端部には、当該スリーブ13dに対して径方向外側に張り出した環状部13e等が設けられているため、上流側からナット13bをスリーブ13dに螺合することはできない。このため、ナット13bは、下流側からスリーブ13dに螺合される。
このようなナット13bを下流側からスリーブ13dに螺合するために回転させると、ナット13bがスリーブ13dとサポート部13gとの間の隙間に入り込む。例えば、突起13d2を掴むことでスリーブユニット部品13aが動かないように固定し、ナット13bを回転させると、ナット13bは螺合量(ネジ溝13b1とネジ溝13d1とが螺合している範囲のスリーブ13dの軸芯方向における長さ)が増すに連れて上流側に移動される。このとき、ナット13bの移動に伴ってテーパ面13b3も上流側に移動する。このため、サポート部13gに対するテーパ面13b3の高さが増し、ナット13bからサポート部13gへの押圧力が増す。つまり、本実施形態においては、ナット13bの螺合量に応じてサポート部13gに対する押圧力が変化する。
このようにナット13bによってサポート部13gが押圧されると、サポート部13gが第1シャフト10aの内周面に当接されていることから、サポート部13gは第1シャフト10aの内周面から反力を受ける。この反力は、ナット13bを介してスリーブ13dに伝達される。つまり、スリーブ13dは、上記反力によって径方向内側に押圧される。ここで、サポート部13gは、スリーブ13dの周方向に離散的に複数(本実施形態では4つ)設けられている。このため、スリーブ13dは、周方向の複数箇所から上記反力によって径方向内側に向けて押圧されることになり、これによって第1シャフト10aと同心状に固定される。
スペーサリング13cは、センターベントチューブ12の拡径部12aに設けられた溝部12bに収容されている。スペーサリング13cの厚みは、溝部12bの深さよりも大きく設定されている。このようなスペーサリング13cは、外周面が拡径部12aの外周面よりも径方向外側に位置しており、この外周面をスリーブ13dの内周面に当接させている。また、スペーサリング13cは、例えばポリテトラフルオロエチレンやポリイミド樹脂等の弾性率が高くかつ耐摩耗性に優れた材料によって形成されている。このスペーサリング13cは、センターベントチューブ12がスリーブ13dと接触することを防止する。さらに、このスペーサリング13cは、センターベントチューブ12をスリーブ13dbに対してセンターベントチューブ12の軸心方向及び回転方向に移動可能としている。
このように構成されたセンターベントチューブ調芯機構13は、第1シャフト10aと同心状に固定されたスリーブ13dに対して、センターベントチューブ12に取り付けられたスペーサリング13cが当接されることによって、センターベントチューブ12の軸芯を第1シャフト10aの軸芯に一致させる。さらに、センターベントチューブ調芯機構13は、スペーサリング13cがスリーブ13dに対して摺動可能とされているため、センターベントチューブ12が軸芯方向及び周方向に移動可能としている。
このような本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構13においては、中空の第1シャフト10aの内周面に当接するサポート部13gが備えられ、このサポート部13gが第1シャフト10aの内周面から受ける反力がスリーブ13dに保持力として伝達され、これによってスリーブ13dが保持される。また、サポート部13gは、センターベントチューブ12と同心状とされた環状部13eに対して、センターベントチューブ12の軸芯に沿う方向に突出する接続部13fを介して接続されている。このようなサポート部13gは、センターベントチューブ12の径方向内側から径方向外側に向けて押圧されると、接続部13fが変形することによってセンターベントチューブ12の径方向に沿って移動される。このため、スリーブ13dの保持力を発生させるために、サポート部13gを上記径方向外側に向けて押圧すると、サポート部13gが第1シャフト10aの内周面に対して常に直交方向から押圧されることになる。したがって、1つのサポート部13gの先端全体が均等な力で第1シャフト10aの内周面に対して押圧されることになり、この結果、1つのサポート部13gが受ける反力(すなわちスリーブ13dの保持力)がスリーブ13dの周方向において均等になる。よって、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構13によれば、スリーブ13dの保持力が偏ることによって当該保持力のバランスが崩れることを抑止することができ、スリーブ13dの変形や位置ずれを防止することが可能となる。したがって、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構13によれば、スリーブ13dとセンターベントチューブ12との隙間を周方向において均一にすることができ、センターベントチューブ12の局所的な摩耗等を防止することができる。
さらに、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構13においては、上記サポート部13gがスリーブ13dの上部と下部とに2つずつ設けられており、図5に示すように、これらのサポート部13gが上下対称かつ左右対称に配置されている。このため、スリーブ13dに対して上方から作用する保持力と下方から作用する保持力とがつりあい、またスリーブ13dに対して左方から作用する保持力と右方から作用する保持力とがつりあい、スリーブ13dをより均等な力で保持することができる。よって、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構13によれば、スリーブ13dの変形や位置ずれをより確実に防止することが可能となる。
また、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構13においては、接続部13fと、この接続部13fに接続される1つのサポート部13gからなる対が、スリーブ13dの周方向に離散的に複数設けられている。つまり、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構13においては、周方向に接続部13f及びサポート部13gが細かく分散して設けられている。このため、ある対において接続部13fが変形したときに、この接続部13fの変形の影響が他の対の接続部13fに影響を及ぼすことがない。つまり、互いの接続部13fが影響を及ぼしあうことなく変形することができる。仮に、周方向に接続部13f同士が連結していると、ある接続部13fの変形につられて他の接続部13fが変位し、サポート部13gがスリーブ13dの径方向からずれた方向に移動する可能性がある。これに対して、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構13によれば、接続部13fの変形が他の接続部13fへ影響を与えないため、サポート部13gをより確実にスリーブ13dの径方向に沿って移動させることができる。したがって、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構13によれば、スリーブ13dの変形や位置ずれをより確実に防止することが可能となる。
また、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構13においては、スリーブ13d、環状部13e、接続部13f及びサポート部13gが一体化されている。このため、例えば、スリーブ13dが、環状部13e、接続部13f及びサポート部13gと別体で設けられている場合と比較して部品点数を削減し、組立て工数を減らすことが可能となる。
また、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構13においては、ナット13bに対してテーパ面13b3が設けられており、サポート部13gから受ける反力がナット13bを介してスリーブ13dに伝達される。このため、上記反力がナット13bにおいてスリーブ13dの周方向に分散されることになり、スリーブ13dの変形や位置ずれをより確実に防止することが可能となる。
また、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構13においては、水平軸L1と重なる方向における最大寸法Laが狭窄部10a1での開口径よりも小さくなり、鉛直軸L2と重なる方向における最大寸法Lbが第1シャフト10aの内径と略同一となるように、上述の対の配置が設定されている。このため、スリーブユニット部品13aを寝かすことによって、第1シャフト10aの狭窄部10a1に干渉しないようにスリーブユニット部品13aを第1シャフト10a内に出し入れすることが可能となる。したがって、第1シャフト10aの上流側と下流側とのいずれからであっても、スリーブユニット部品13aを第1シャフト10a内に出し入れすることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図6は、センターベントチューブ調芯機構20の一部を含む部分拡大断面図である。また、図7は、センターベントチューブ調芯機構20を径方向外側から見た側面図である。これらの図に示すように、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構20は、スリーブ21と、ナットユニット部品22(一体化部品)と、上述のスペーサリング13cとを備えている。
スリーブ21は、下流側寄りの外周面に、ナットユニット部品22の後述するナット22aが螺合されるネジ溝21aが形成されている。また、スリーブ21の下流側の端部には、下流側に向けて突出する突起21bが周方向に分散して3つ設けられている。本実施形態においては、スリーブ21を回転させることによってネジ溝21aに対してナット22aを螺合させる。これらの突起21bは、ネジ溝21aにナット22aを螺合するときにスリーブ21を回転させるために把持する部位である。さらに、スリーブ21は、スリーブ21の上流側寄りの外周面には、上流側に向かうに連れてスリーブ21の径方向外側に広がるテーパ面21cが設けられている。このテーパ面21cは、図6に示すように、径方向内側からナットユニット部品22の後述するサポート部22dに当接している。
ナットユニット部品22は、ナット22aと、環状部22bと、接続部22cと、サポート部22dとが一体化されてなる部品である。ナット22aは、内周面に対してネジ溝22a1が設けられており、スリーブ21に対して螺合される。また、ナット22aの下流側の端部には、下流側に向けて突出する突起22a2が周方向に分散して3つ設けられている。これらの突起22a2は、上述のようにスリーブ21を回転させるときに、ナットユニット部品22が動くことを防止するために把持する部位である。
環状部22bは、ナット22aと同心状の環状の部位であり、ナット22aの上流側の端部に対して一体的に接続されている。接続部22cは、環状部22bの径方向外側の縁部から上流側に突出するように設けられた弾性変形可能な板状の部位であり、上流側の先端部に対してサポート部22dが接続されている。この接続部22cは、ナット22aの径方向に容易に撓むよう、同方向における厚みがナット22a等と比較して薄く設定されている。このような接続部22cによれば、接続部22cが弱い力で弾性変形するため、サポート部22dがナット22aの径方向に移動可能に支持される。この接続部22cは、ナット22aの周方向に4つ設けられている。つまり、接続部22cは、ナット22aの周方向に離散的に複数設けられている。なお、これら4つの接続部22cのうち2つはナット22aの上部側に集められており、また残りの2つは、ナット22aの下部側に集められている。つまり、4つの接続部22cは、ナット22aの側方を避け、ナット22aの上部と下部に同じ数(2つ)ずつ集まるように配置されている。
サポート部22dは、各接続部22cの先端部からナット22aの径方向外側に突出するように設けられており、先端部22d1が第1シャフト10aの内周面に当接する部位である。このサポート部22dは、ナット22aの径方向内側の端部がスリーブ21のテーパ面21cと当接されている。このようなサポート部22dは、スリーブ21の外周面によってナット22aの径方向外側に押圧されており、これによって第1シャフト10aの内周面を同径方向内側から押圧している。このサポート部22dは、上述のように各接続部22cに対して設けられており、接続部22cと同様に本実施形態においては4つ設けられている。また、これら4つのサポート部22dは、接続部22cと同様に、ナット22aの側方を避け、ナット22aの上部と下部に同じ数(2つ)ずつ集まるように配置されている。
なお、ナットユニット部品22において、接続部22c及びサポート部22dは、上記第1実施形態の接続部13f及びサポート部13gと同様に、ナットユニット部品22の水平軸と重なる方向における最大寸法が狭窄部10a1での開口径よりも小さくなり、鉛直軸と重なる方向における最大寸法が第1シャフト10aの内径と略同一となるように配置されている。このため、ナットユニット部品22を寝かすことにより、第1シャフト10aの狭窄部10a1に干渉しないように第1シャフト10a内に出し入れすることが可能となる。
このようなセンターベントチューブ調芯機構20では、ナットユニット部品22を固定した状態でスリーブ21を上流側から回転させると、螺合量が増すに連れてスリーブ21が下流側に移動される。このとき、スリーブ21の移動に伴ってテーパ面21cも下流側に移動する。このため、サポート部22dに対するテーパ面21cの高さが増し、スリーブ21からサポート部22dへの押圧力が増す。つまり、スリーブ21の螺合量に応じてサポート部22dに対する押圧力が変化する。
このようなスリーブ21によってサポート部22dが押圧されると、サポート部22dが第1シャフト10aの内周面に当接されていることから、サポート部22dは第1シャフト10aの内周面から反力を受ける。この反力は、スリーブ21に伝達される。つまり、スリーブ21は、上記反力によって径方向内側に押圧される。ここで、サポート部22dは、スリーブ21の周方向に離散的に複数(本実施形態では4つ)設けられている。このため、スリーブ21は、周方向の複数箇所から上記反力によって径方向内側に向けて押圧されることになり、これによって第1シャフト10aと同心状に固定される。
このような本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構20においては、中空の第1シャフト10aの内周面に当接するサポート部22dが備えられ、このサポート部22dが第1シャフト10aの内周面から受ける反力がスリーブ21に保持力として伝達され、これによってスリーブ21が保持される。また、サポート部22dは、センターベントチューブ12と同心状とされた環状部22bに対して、センターベントチューブ12の軸芯に沿う方向に突出する接続部22cを介して接続されている。このようなサポート部22dは、センターベントチューブ12の径方向内側から径方向外側に向けて押圧されると、接続部22cが変形することによってセンターベントチューブ12の径方向に沿って移動される。このため、スリーブ21の保持力を発生させるために、サポート部22dを上記径方向外側に向けて押圧すると、サポート部22dが第1シャフト10aの内周面に対して常に直交方向から押圧されることになる。したがって、1つのサポート部22dの先端全体が均等な力で第1シャフト10aの内周面に対して押圧されることになり、この結果、1つのサポート部22dが受ける反力(すなわちスリーブ21の保持力)がスリーブ21の周方向において均等になる。よって、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構20によれば、スリーブ21の保持力が偏ることによって当該保持力が周方向において局所的に大きくなることを抑止することができ、スリーブ21の変形や位置ずれを防止することが可能となる。したがって、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構20によれば、スリーブ21とセンターベントチューブ12との隙間を周方向において均一にすることができ、センターベントチューブ12の局所的な摩耗等を防止することができる。
さらに、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構20においては、上記サポート部22dがナット22aの上部と下部とに2つずつ設けられており、上下対称かつ左右対称に配置されている。このため、スリーブ21に対して上方から作用する保持力と下方から作用する保持力とがつりあい、またスリーブ21に対して左方から作用する保持力と右方から作用する保持力とがつりあい、スリーブ21をより均等な力で保持することができる。よって、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構20によれば、スリーブ21の変形や位置ずれをより確実に防止することが可能となる。
また、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構20においては、接続部22cと、この接続部22cに接続される1つのサポート部22dからなる対が、ナット22aの周方向に離散的に複数設けられている。つまり、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構20においては、周方向に接続部22c及びサポート部22dが細かく分散して設けられている。接続部22cの変形が他の接続部22cへ影響を与えないため、サポート部22dをより確実にスリーブ21の径方向に沿って移動させることができる。したがって、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構20によれば、スリーブ21の変形や位置ずれをより確実に防止することが可能となる。
また、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構20においては、ナット22aと、環状部22bと、接続部22cと、サポート部22dとが一体化されている。このため、例えば、ナット22aが、環状部22b、接続部22c及びサポート部22dと別体で設けられている場合と比較して部品点数を削減し、組立て工数を減らすことが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態あるいは第2実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図8は、センターベントチューブ調芯機構30の一部を含む部分拡大断面図である。また、図9は、センターベントチューブ調芯機構30を径方向外側から見た側面図である。これらの図に示すように、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構30は、上述のスリーブ21と、ナット31と、サポートユニット部品32(一体化部品)とを備えている。
ナット31は、内周面に対してネジ溝31aが設けられており、スリーブ21に対して螺合される。また、ナット31の下流側の端部には、下流側に向けて突出する突起31bが周方向に分散して3つ設けられている。これらの突起31bは、上述のようにスリーブ21を回転させるときに、ナット31がスリーブ21に伴って回転することを防止するために把持する部位である。このナット31は、スリーブ21に螺合されることによってサポートユニット部品32を上流側に押し込み、これによってサポートユニット部品32とスリーブ21とを締結する。
サポートユニット部品32は、環状部32aと、接続部32bと、サポート部32cとが一体化されてなる部品である。環状部32aは、ナット31と同心状の環状の部位であり、ナット31の上流側の端部に対して当接される。接続部32bは、環状部32aの径方向外側の縁部から上流側に突出するように設けられた弾性変形可能な板状の部位であり、上流側の先端部に対してサポート部32cが接続されている。この接続部32bは、ナット31の径方向に容易に撓むよう、同方向における厚みがナット31等と比較して薄く設定されている。このような接続部32bによれば、接続部32bが弱い力で弾性変形するため、サポート部32cが環状部32aの径方向に移動可能に支持される。この接続部32bは、ナット31の周方向に4つ設けられている。つまり、接続部32bは、環状部32aの周方向に離散的に複数設けられている。なお、これら4つの接続部32bのうち2つは環状部32aの上部側に集められており、また残りの2つは、ナット31の下部側に集められている。つまり、4つの接続部32bは、環状部32aの側方を避け、環状部32aの上部と下部に同じ数(2つ)ずつ集まるように配置されている。
サポート部32cは、各接続部32bの先端部から環状部32aの径方向外側に突出するように設けられており、先端部32c1が第1シャフト10aの内周面に当接する部位である。このサポート部32cは、環状部32aの径方向内側の端部がスリーブ21のテーパ面21cと当接されている。このようなサポート部32cは、スリーブ21の外周面によって環状部32aの径方向外側に押圧されており、これによって第1シャフト10aの内周面を同径方向内側から押圧している。このサポート部32cは、上述のように各接続部32bに対して設けられており、接続部32bと同様に本実施形態においては4つ設けられている。また、これら4つのサポート部32cは、接続部32bと同様に、環状部32aの側方を避け、環状部32aの上部と下部に同じ数(2つ)ずつ集まるように配置されている。
なお、サポートユニット部品32において、接続部32b及びサポート部32cは、上記第1実施形態の接続部13f及びサポート部13gと同様に、サポートユニット部品32の水平軸と重なる方向における最大寸法が狭窄部10a1での開口径よりも小さくなり、鉛直軸と重なる方向における最大寸法が第1シャフト10aの内径と略同一となるように配置されている。このため、サポートユニット部品32を寝かすことにより、第1シャフト10aの狭窄部10a1に干渉しないように第1シャフト10a内に出し入れすることが可能となる。
このようなセンターベントチューブ調芯機構30では、ナット31を固定した状態でスリーブ21を上流側から回転させると、螺合量が増すに連れてスリーブ21が下流側に移動される。このとき、スリーブ21の移動に伴ってテーパ面21cも下流側に移動する。このため、サポート部32cに対するテーパ面21cの高さが増し、スリーブ21からサポート部32cへの押圧力が増す。つまり、スリーブ21の螺合量に応じてサポート部32cに対する押圧力が変化する。
このようなスリーブ21によってサポート部32cが押圧されると、サポート部32cが第1シャフト10aの内周面に当接されていることから、サポート部32cは第1シャフト10aの内周面から反力を受ける。この反力が保持力としてスリーブ21に伝達され、これによってスリーブ21が第1シャフト10aと同心状に固定される。
このような本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構30においては、中空の第1シャフト10aの内周面に当接するサポート部32cが備えられ、このサポート部32cが第1シャフト10aの内周面から受ける反力がスリーブ21に保持力として伝達され、これによってスリーブ21が保持される。また、サポート部32cは、センターベントチューブ12と同心状とされた環状部32aに対して、センターベントチューブ12の軸芯に沿う方向に突出する接続部32bを介して接続されている。このようなサポート部32cは、センターベントチューブ12の径方向内側から径方向外側に向けて押圧されると、接続部32bが変形することによってセンターベントチューブ12の径方向に沿って移動される。このため、スリーブ21の保持力を発生させるために、サポート部32cを上記径方向外側に向けて押圧すると、サポート部32cが第1シャフト10aの内周面に対して常に直交方向から押圧されることになる。したがって、1つのサポート部32cの先端全体が均等な力で第1シャフト10aの内周面に対して押圧されることになり、この結果、1つのサポート部32cが受ける反力(すなわちスリーブ21の保持力)がスリーブ21の周方向において均等になる。よって、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構
30によれば、スリーブ21の保持力が偏ることによって当該保持力が周方向において局所的に大きくなることを抑止することができ、スリーブ21の変形や位置ずれを防止することが可能となる。したがって、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構30によれば、スリーブ21とセンターベントチューブ12との隙間を周方向において均一にすることができ、センターベントチューブ12の局所的な摩耗等を防止することができる。
さらに、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構30においては、上記サポート部32cが環状部32aの上部と下部とに2つずつ設けられており、上下対称かつ左右対称に配置されている。このため、スリーブ21に対して上方から作用する保持力と下方から作用する保持力とがつりあい、またスリーブ21に対して左方から作用する保持力と右方から作用する保持力とがつりあい、スリーブ21をより均等な力で保持することができる。よって、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構30によれば、スリーブ21の変形や位置ずれをより確実に防止することが可能となる。
また、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構30においては、接続部32bと、この接続部32bに接続される1つのサポート部32cからなる対が、環状部32aの周方向に離散的に複数設けられている。つまり、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構30においては、周方向に接続部32b及びサポート部32cが細かく分散して設けられている。接続部32bの変形が他の接続部32bへ影響を与えないため、サポート部32cをより確実にスリーブ21の径方向に沿って移動させることができる。したがって、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構30によれば、スリーブ21の変形や位置ずれをより確実に防止することが可能となる。
また、本実施形態のセンターベントチューブ調芯機構30においては、ナット31が、環状部32a、接続部32b及びサポート部32cが別体とされている。このため、部品の形状を単純化することができ、各部品の歩留まりを向上させることが可能となる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記第1実施形態においては、センターベントチューブ調芯機構13が、センターベントチューブ12の軸芯方向に2つ設けられた構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、センターベントチューブ調芯機構13が1つあるいは3つ以上設けられた構成を採用することも可能である。なお、第2実施形態及び第3実施形態においても同様である。
また、上記第1実施形態においては、サポート部13gが4つ設けられた構成について説明した。しかしながら、本実施形態はこれに限定されるものではなく、サポート部13gの数は変更可能である。なお、第2実施形態及び第3実施形態においても同様である。
1……ジェットエンジン、2……ファンカウル、3……コアカウル、4……ファンユニット、4a……動翼列、4b……静翼列、5……低圧圧縮機、5a……静翼列、5b……動翼列、6……高圧圧縮機、6a……静翼列、6b……動翼列、7……燃焼器、8……高圧タービン、8a……静翼列、8b……動翼列、9……低圧タービン、9a……静翼列、9b……動翼列、10……シャフト、10a……第1シャフト、10a1……狭窄部、10b……第2シャフト、11……主ノズル、12……センターベントチューブ、12a……拡径部、12b……溝部、13……センターベントチューブ調芯機構、13a……スリーブユニット部品(一体化部品)、13b……ナット、13b1……ネジ溝、13b2……突起、13b3……テーパ面、13c……スペーサリング、13d……スリーブ、13d1……ネジ溝、13d2……突起、13db……スリーブ、13e……環状部、13f……接続部、13g……サポート部(当接部)、13g1……先端部、20……センターベントチューブ調芯機構、21……スリーブ、21a……ネジ溝、21b……突起、21c……テーパ面、22……ナットユニット部品(一体化部品)、22a……ナット、22a1……ネジ溝、22a2……突起、22b……環状部、22c……接続部、22d……サポート部(当接部)、22d1……先端部、30……センターベントチューブ調芯機構、31……ナット、31a……ネジ溝、31b……突起、32……サポートユニット部品(一体化部品)、32a……環状部、32b……接続部、2b……接続部、32c……サポート部(当接部)、32c1……先端部、L1……水平軸(第1軸)、L2……鉛直軸(第2軸)、La……最大寸法、Lb……最大寸法

Claims (7)

  1. 中空のシャフトに挿通されるセンターベントチューブの調芯を行うセンターベントチューブ調芯機構であって、
    前記センターベントチューブの径方向外側にて当該センターベントチューブと同心状に設けられる環状部と、
    前記環状部から前記センターベントチューブの軸芯に沿う方向に突出する可撓性部と、
    前記可撓性部に接続されると共に前記シャフトの内周面に当接する当接部と、
    前記センターベントチューブを径方向外側から囲うと共に前記当接部が前記シャフトの前記内周面から受ける反力によって支持される筒状のスリーブと
    を備えることを特徴とするセンターベントチューブ調芯機構。
  2. 前記可撓性部及び前記当接部が、前記スリーブの周方向に離散的に複数設けられていることを特徴とする請求項1記載のセンターベントチューブ調芯機構。
  3. 外周面にネジ溝が設けられた前記スリーブ、前記環状部、前記可撓性部、及び、前記スリーブとの間に隙間を空けて配置される前記当接部が一体化されてなる一体化部品と、
    前記ネジ溝に螺合されて前記スリーブと前記当接部との間に配置されると共に外周面に設けられたテーパ面が前記当接部と当接されるナットと
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載のセンターベントチューブ調芯機構。
  4. 外周面にネジ溝とテーパ面が設けられる前記スリーブと、
    前記ネジ溝に螺合されるナット、前記環状部、前記可撓性部、及び、前記スリーブの前記テーパ面と当接される前記当接部が一体化されてなる一体化部品と
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載のセンターベントチューブ調芯機構。
  5. 外周面にネジ溝とテーパ面が設けられる前記スリーブと、
    前記環状部、前記可撓性部、及び、前記スリーブの前記テーパ面と当接される前記当接部が一体化されてなる一体化部品と、
    前記ネジ溝に螺合されると共に前記一体化部品と前記スリーブとを締結するナットと
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載のセンターベントチューブ調芯機構。
  6. 前記一体化部品は、前記スリーブの中心を通ると共に前記スリーブの径方向に沿う第1軸と重なる方向の最大寸法が、前記第1軸と直交する第2軸と重なる方向の最大寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項3〜5いずれか一項に記載のセンターベントチューブ調芯機構。
  7. 請求項1〜6いずれか一項記載のセンターベントチューブ調芯機構を用いたセンターベントチューブ支持装置。
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