JP4043677B2 - 光ファイバケーブルおよびその製造方法 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ心線を収容して成る光ファイバケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバケーブルの基本構造の一つとして、PBT(ポリブチレン・テレフタレート)やPP(ポリプロピレン)等のプラスチックから成るチューブ内に、光ファイバテープ心線や光ファイバ心線(光ファイバ)を収容し、これらの心線とチューブとの隙間にジェリーなどのいわゆるゲル状フィラーを充填した、ルースチューブ構造がある。
【0003】
図5の(a)には、このルースチューブ構造を有する光ファイバケーブルの一例が示されている。同図に示すように、この光ファイバケーブルは、複数の光ファイバ心線1を並設して成る光ファイバテープ心線2を複数積層してテープ心線積層体3を形成し、このテープ心線積層体3の外周側にチューブ44を設け、チューブ44とテープ心線積層体3との隙間にジェリー13を充填して形成したもので、この種の光ファイバケーブルは、セントラルコア型と呼ばれている。チューブ44内には、抗張力体5を配置している。
【0004】
また、ルースチューブ構造を有する光ファイバケーブルの別の例として、図5の(b)に示すように、中心抗張力体15の周りに複数のルースチューブ14を配設した光ファイバケーブルも用いられている。
【0005】
これらの光ファイバケーブルのように、構造をルースチューブ構造とすると、適度な粘度のジェリー13を選択することにより、光ファイバケーブルに引張りや曲げなどの外力が加わった場合に、チューブ44に収容されている光ファイバテープ心線2や光ファイバ心線1がチューブ44内で動くことができるために、光ファイバ心線1に加わる応力を緩和させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ルースチューブ構造の光ファイバケーブルは、その接続作業時に、光ファイバケーブルの接続端面側のジェリー13を拭き取らなければならず、この際、光ファイバ心線1等を傷つけたり、折ったりしないように注意してジェリー13を拭き取らなければならないため、その作業性が非常に悪く、作業時間がかかって大変であるといった問題があった。
【0007】
そこで、この問題を解決するために、本出願人は、ジェリー13の代わりに、例えば図1に示すように、テープ心線積層体3の外周側を、繊維束としての複数のヤーン6で覆ってケーブル心11を形成し、該ケーブル心11の外周側を例えばポリ塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂により形成された外被としてのシース4で覆い、シース4内に、ケーブル心11の長手方向に沿って1対の抗張力体5を配置して形成した光ファイバケーブルを、特願平10−116230号に提案している。
【0008】
なお、同図の(a)には、光ファイバケーブルの断面図が模式的に示されており、同図の(b)には、光ファイバケーブルの斜視図が、一部シース4と抗張力体5を除いた状態で模式的に示されている。これらの図に示されるように、ヤーン6は円形状の繊維束であるが、ヤーン6の外周側にシース4を施すと、光ファイバケーブルの横断面形状が円形状となるように、ヤーン6の形状が潰れたような形態となり、テープ心線積層体3の周りをほぼ隙間なくヤーン6で覆った状態となる。
【0009】
この提案の光ケーブルは、例えば以下のようにして製造される。すなわち、図4に示されるように、各光ファイバテープ心線2と各ヤーン6と各抗張力体5の一端側を、それぞれ、供給ロッド7,8,9に巻いた状態で保持し、他端側を光ファイバケーブル巻き取り側のロッド10に保持する。そして、光ファイバテープ心線2および各ヤーン6を、光ファイバテープ心線2の供給ロッド7およびヤーン6の供給ロッド8からケーブル心形成用枠20の枠穴21を通して供給することにより、光ファイバテープ心線2を積層したテープ心線積層体3の外周側にヤーン6を設けた状態とする。なお、ケーブル心形成用枠20を回転させると、テープ心線積層体3およびヤーン6を同方向に撚回させながら、ケーブル心11を形成することができる。
【0010】
また、このとき、ケーブル心11を挟む態様で、ケーブル心11の長手方向に沿って、抗張力体5を前記供給ロッド9から供給し、この供給される抗張力体5とケーブル心11を、シース被覆手段22を用いてシース4により一体的に被覆し、光ファイバケーブルを製造する。そして、製造された光ファイバケーブルを、順次、前記光ファイバケーブル巻き取り用のロッド10に巻き取る。
【0011】
この提案の光ファイバケーブルにおいては、シース4とテープ心線積層体3との間にはヤーン6が設けられているために、光ファイバケーブルの接続時にジェリー13を拭き取るような手間は必要なく、光ファイバケーブル接続作業性を向上させることができる。
【0012】
ところで、光ファイバケーブルの製造に際し、そのばらつきが生じることは一般的であり、例えば図2の(a)に示すように、上記光ファイバケーブルにおいて、供給される光ファイバテープ心線2の長さが供給される抗張力体5の長さより長くなることがある。ところが、光ファイバテープ心線2と抗張力体5はシース4によって一体化されて同じ長さと成しており、抗張力体5の剛性は光ファイバテープ心線2の剛性より大きいため、供給される光ファイバテープ心線2の長さが供給される抗張力体5の長さより長い場合には、図2の(b)の矢印Aに示すように、光ファイバテープ心線2に圧縮歪みが加えられた状態となる。
【0013】
光ファイバケーブルが前記セントラルコア型のルースチューブ構造の場合には、前記の如く、光ファイバテープ心線2に圧縮歪みが加えられた場合、図6に示すような、大きなうねりによって圧縮歪みを緩和することができるが、光ファイバテープ心線2の外周側にヤーン6を設けた上記提案の光ファイバケーブルにおいては、ヤーン6はジェリー13のようにゲル状ではなく、光ファイバケーブル内で光ファイバテープ心線2が自由に動くことができないため、図2の(b)の矢印Aに示した圧縮歪みが加えられると、その圧縮歪みが光ファイバテープ心線2に残存した状態となり、同図の矢印Bに示すように、残存している圧縮歪みを解放しようとする力が光ファイバテープ心線2に内在した状態となる。
【0014】
一方、例えば光ファイバケーブルを屋外に敷設した場合などに、光ファイバケーブルが高温になると、各光ファイバテープ心線2において、光ファイバ心線1の周りに設けてある紫外線硬化樹脂等の被覆樹脂のヤング率が低下し、光ファイバテープ心線2の剛性が低下するため、上記のように、光ファイバテープ心線2に圧縮歪みが残存した状態だと、この残存圧縮歪みを開放するために、図3に示すように、光ファイバテープ心線2が小刻みに曲がる現象が生じ、その結果、光ファイバ心線1の光損失が増加するといった問題が生じた。
【0015】
なお、図の簡略化のために、図2,3,6において、光ファイバテープ心線2の枚数を1枚に省略して示し、図3においては、ヤーン6は隙間を介して配設された棒状の部材のように示した。
【0016】
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、光ファイバケーブルの接続作業性が良好で、屋外敷設等によって光ファイバケーブルが高温になったとしても、それにより、光ファイバテープ心線が小刻みに曲がって光損失が増大するといったことがない、信頼性の高い光ファイバケーブルおよびその製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、複数の光ファイバを並設して成る光ファイバテープ心線の外周側を繊維束で覆ってケーブル心を形成し、該ケーブル心の外周側を外被で覆い、該外被内に前記ケーブル心の長手方向に沿って抗張力体を配置して形成される光ファイバケーブルであって、光ファイバケーブルの製造時に前記光ファイバテープ心線と前記抗張力体には張力がかけられており、引張り方向の歪の符号を負として表したときに、製造後の光ケーブル内の光ファイバテープ心線の歪みが、−0.1%以上−0.05%以下である構成をもって課題を解決する手段としている。また、第2の発明は、複数の光ファイバを並設して成る光ファイバテープ心線の外周側を繊維束で覆ってケーブル心を形成し、該ケーブル心の外周側を外被で覆い、該外被内に前記ケーブル心の長手方向に沿って抗張力体を配置して形成される光ファイバケーブルの製造方法であって、光ファイバケーブルの製造時に前記光ファイバテープ心線と前記抗張力体には張力がかけられており、引張り方向の歪の符号を負として表したときに、製造後の光ケーブル内の光ファイバテープ心線の歪みを、−0.1%以上−0.05%以下とすることを特徴とする構成をもって課題を解決する手段としている。
【0018】
上記構成の本発明において、光ケーブルの製造時に前記光ファイバテープ心線と抗張力体には張力がかけられており、引張り方向の歪の符号を負として表したときに、製造後の光ケーブル内の光ファイバテープ心線の歪みを、−0.1%以上−0.05%以下としたので、光ファイバテープ心線の縮長方向の復元変形は抑制され、例えば、屋外敷設等によって光ファイバケーブルが高温になったとしても、それにより、光ファイバテープ心線が小刻みに曲がって光損失が増大するといったことがなくなり、信頼性のよい光ファイバケーブルとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明において、従来例および提案例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。本発明に係る光ファイバケーブルの実施形態例は、図1に示した提案例の光ファイバケーブルとほぼ同様に構成されており、本実施形態例が上記提案例と異なる特徴的なことは、光ファイバテープ心線2は引張り状態で収容されて、光ファイバテープ心線2の縮長方向の復元変形が抗張力体5により抑制されて該抗張力体5により引張り歪みが施されていることである。
【0020】
本実施形態例では、このような特徴を持たせるために、各光ファイバテープ心線2および各ヤーン6および各抗張力体5の一端側を保持する各供給ロッド7,8,9側の引張り力(供給ブレーキ)を調整し、それにより、各供給ロッド7,8,9と光ファイバケーブル巻き取り側のロッド10との間にかかる張力をそれぞれ調整し、光ファイバケーブル製造時における、光ファイバテープ心線2の張力を抗張力体5の張力よりも大きくして光ファイバケーブルを製造した。
【0021】
なお、本実施形態例では、4本の光ファイバ心線1を並設して光ファイバテープ心線2を形成し、光ファイバテープ心線2の厚みを0.3mm、幅を1mmとしている。また、この光ファイバテープ心線2を6枚積層してテープ心線積層体3を形成し、テープ心線積層体3の中心を軸としてピッチ400mmで右向きに撚回させた。また、ヤーン6は、10000デニールのポリプロピレンヤーンとし、このヤーン6をテープ心線積層体3の周りに10本設け、ヤーン6をテープ心線積層体3と同様に撚回させてケーブル心11とした。抗張力体5は1.2mmφの鋼線とし、シース4はポリエチレンとした。
【0022】
本実施形態例によれば、光ファイバテープ心線2は引張り状態で収容され、光ファイバテープ心線2の縮長方向の復元変形が抗張力体5により抑制されて、抗張力体5により引張り歪みが施されているために、光ファイバテープ心線の縮長方向の復元変形は抑制され、例えば、屋外敷設等によって光ファイバケーブルが高温になったとしても、それにより、光ファイバテープ心線が、図3に示したように、小刻みに曲がって光損失が増大するといったことを抑制できる。
【0023】
本発明者は、本実施形態例の具体例として、表1に示す具体例1,2のように、光ファイバテープ心線2に引張り歪み(この表における−の歪み)を施し、この光ファイバケーブルを胴径1000mmのドラムに巻いて、温度を70℃まで変化させたときの光損失変動を、波長1.55μmの光を入射させて測定した。なお、比較のために、比較例1,2のように、光ファイバテープ心線2に圧縮歪み(この表における+の歪み)を施した光ファイバケーブルについても、同様にして光損失変動を測定し、表1に示した。
【0024】
【表1】
【0025】
この表から明らかなように、比較例1,2のいずれにおいても、光損失増加量が2dB/km以上と大きくなったのに対し、具体例1,2のいずれにおいても、光損失増加量は殆どなく、本実施形態例の光ファイバケーブルは、たとえ光ファイバケーブルが高温になったとしても、光ファイバテープ心線の光損失の増大を抑制できることが確認された。
【0026】
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施形態例では、4本の光ファイバ心線1を並設して光ファイバテープ心線2を形成し、この光ファイバテープ心線2を6枚積層してテープ心線積層体3を形成したが、光ファイバテープ心線2を形成する光ファイバ心線1の本数や、テープ心線積層体3を形成する光ファイバテープ心線2の枚数は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものであり、また、その大きさも特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【0027】
また、上記実施形態例では、テープ心線積層体3の中心を軸としてピッチ400mmで右向きに撚回させ、テープ心線積層体3の周りに設けたヤーン6をテープ心線積層体3と同様に撚回させてケーブル心11としたが、テープ心線積層体3やヤーン6の撚回の向きやピッチなどは特に限定されるものではないし、テープ心線積層体3やヤーン6は撚回させなくてもよい。ただし、テープ心線積層体3をその中心を軸として撚回させると、テープ心線積層体3の各光ファイバテープ心線2が拘束され、積層崩れを少なくすることができるために、光ファイバケーブルに加えられる曲げなどによる外力に強い光ファイバケーブルとすることができる。
【0028】
さらに、上記実施形態例では、ヤーン6は、10000デニールのポリプロピレンヤーンとし、このヤーン6をテープ心線積層体3の周りに10本設けたが、ヤーン6の本数やヤーン6の太さや材質などは特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。例えば、ヤーン6を吸水性材料により形成すると、たとえ光ファイバケーブル内に水が浸入した場合にも、この水をヤーン6が吸水し、光ファイバケーブルの長手方向に水が移動していくことを防ぐことができる。
【0029】
さらに、上記実施形態例では、抗張力体5は1.2mmφの鋼線とし、シース4はポリエチレンとしたが、抗張力体5やシース4の材質や大きさ、抗張力体5の配設数は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【0030】
さらに、上記実施形態例では、抗張力体5を鋼線により形成したが、例えば図1の鎖線に示すように、ケーブル心11の周囲を覆うように形成されたパイプ状の抗張力体5をケーブル心11の長手方向に沿って配置して光ファイバケーブルを形成することもできる。
【0031】
さらに、上記実施形態例では、光ファイバテープ心線2を積層してテープ心線積層体3を形成し、シース4内に設けたが、1枚の光ファイバテープ心線2をシース4内に設けて光ファイバケーブルを形成してもよい。
【0032】
さらに、上記実施形態例では、ヤーン6の外周側に直接シース4を設けたが、ヤーン6の外周側に不織布などにより形成した押え巻を巻回し、この押え巻の外周側にシース4を設けてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、光ファイバケーブルの製造時に光ファイバテープ心線と抗張力体には張力がかけられており、引張り方向の歪の符号を負として表したときに、製造後の光ケーブル内の光ファイバテープ心線の歪みが、−0.1%以上−0.05%以下としたので、光ファイバテープ心線の縮長方向の復元変形を抑制することが可能となり、例えば、屋外敷設等によって光ファイバケーブルが高温になったとしても、それにより、光ファイバテープ心線が小刻みに曲がって光損失が増大するといったことを抑制し、信頼性のよい光ファイバケーブルとすることができる。
【0034】
また、本発明によれば、光ファイバテープ心線の外周側を繊維束で覆ってケーブル心を形成し、該ケーブル心の外周側を外被で覆っているために、チューブ内に光ファイバテープ心線を設けて、光ファイバテープ心線とチューブとの間にゲル状フィラーを充填した光ファイバケーブルと異なり、光ファイバケーブルの接続時にゲル状フィラーを拭き取る手間を省略することができ、光ファイバケーブルの接続作業性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバケーブルの一実施形態例であり本出願人が以前に提案している光ファイバケーブルの構成を模式的に示す構成図である。
【図2】光ファイバケーブルの製造時に供給される光ファイバテープ心線が抗張力体よりも長い状態(a)と、その状態で形成された光ファイバケーブルの光ファイバテープ心線に圧縮歪み方向と復元方向の力が生じている状態(b)を模式的に示す説明図である。
【図3】本出願人が以前に提案している光ファイバケーブルにおいて光ファイバテープ心線に圧縮歪みが残存している状態で光ファイバケーブルが高温になったときの光ファイバテープ心線の復元変形状態を模式的に示す説明図である。
【図4】上記実施形態例および本出願人の以前に提案している光ファイバケーブルの製造方法を模式的に示す説明図である。
【図5】ルースチューブ構造の光ファイバケーブルを横断面図により示す説明図である。
【図6】ルースチューブ構造の光ファイバケーブルにおいて光ファイバテープ心線に圧縮歪みが加えられたときの光ファイバテープ心線の復元変形状態を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ心線
2 光ファイバテープ心線
3 テープ心線積層体
4 シース
5 抗張力体
6 ヤーン
11 ケーブル心
Claims (2)
- 複数の光ファイバを並設して成る光ファイバテープ心線の外周側を繊維束で覆ってケーブル心を形成し、該ケーブル心の外周側を外被で覆い、該外被内に前記ケーブル心の長手方向に沿って抗張力体を配置して形成される光ファイバケーブルであって、
光ファイバケーブルの製造時に前記光ファイバテープ心線と前記抗張力体には張力がかけられており、
引張り方向の歪の符号を負として表したときに、製造後の光ケーブル内の光ファイバテープ心線の歪みが、−0.1%以上−0.05%以下であることを特徴とする光ファイバケーブル。 - 複数の光ファイバを並設して成る光ファイバテープ心線の外周側を繊維束で覆ってケーブル心を形成し、該ケーブル心の外周側を外被で覆い、該外被内に前記ケーブル心の長手方向に沿って抗張力体を配置して形成される光ファイバケーブルの製造方法であって、
光ファイバケーブルの製造時に前記光ファイバテープ心線と前記抗張力体には張力がかけられており、
引張り方向の歪の符号を負として表したときに、製造後の光ケーブル内の光ファイバテープ心線の歪みを、−0.1%以上−0.05%以下とすることを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法。
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