JP4043253B2 - 部品実装装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の部品実装ヘッドを有し、これらの部品実装ヘッドを各々独立してX、Y方向に移動可能にするXYロボット部を有し、互いの部品実装ヘッドの移動可能範囲が重複するように部品実装ヘッドが設置されている部品実装装置、上記部品実装ヘッドの干渉回避制御方法、及び上記部品実装ヘッドの干渉回避制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の部品実装ヘッドを持つ部品実装装置において、互いの部品実装ヘッドの衝突回避を目的とした制御方法は、例えば、特開平6−155186号公報に記載の方法が知られている。従来の技術として、上記特開平6−155186号公報に開示される部品実装ヘッドの衝突回避制御方法の一例について以下に説明する。
図10は、従来の上記衝突回避制御方法を示すフローチャートである。ステップ(図内では「S」にて示す)1では、ある実装ステップにおける、各部品実装ヘッドの現在位置をX、Y座標位置にて認知する。次のステップ2では、認知された各部品実装ヘッドにおいて、上記現在位置から次の移動先におけるX、Y座標値を確認する。このとき、各部品実装ヘッドが巡る移動軌跡を比較し、その長短を記憶する。次のステップ3では、各部品実装ヘッドの移動先において、各部品実装ヘッドの間隔が、部品実装ヘッド同士の衝突を回避できない最大の範囲である衝突回避限界間隔内にあるか否かを判断する。
【0003】
ステップ3にて、各部品実装ヘッドの移動先における間隔が、上記衝突回避限界間隔に含まれないと判断された場合、ステップ4において、装着プログラム通りに各部品実装ヘッドを移動先に移動させる。一方、ステップ3にて上記間隔が上記衝突回避限界間隔に含まれると判断された場合、ステップ5では、ステップ2において移動軌跡が短いと判断された方の部品実装ヘッドを、まず移動先へ移動開始する。そして次のステップ6では、上記移動軌跡の短い方の部品実装ヘッドを移動させながら、該部品実装ヘッドを備え該部品実装ヘッドを移動させるXロボット軸の、移動して行こうとする領域内、つまり該Xロボット軸と上記衝突回避限界間隔とで囲まれた領域内に、他方の部品実装ヘッドが存在するか否かを判断する。
【0004】
ステップ6にて、上記移動している部品実装ヘッドの上記衝突回避限界領域内に、他方の部品実装ヘッドが存在すると判断された場合には、ステップ7において、他方の部品実装ヘッド、即ち、移動軌跡の長い方の部品実装ヘッドを、衝突回避限界間隔をあけた退避位置へ一旦移動させ、そこで待機させる。一方、ステップ6にて、上記移動している部品実装ヘッドの上記衝突回避限界領域内に、他方の部品実装ヘッドが存在しないと判断された場合には、ステップ8において、他方の部品実装ヘッドを衝突回避限界領域に侵入して移動しようとする距離をあけて、一時移動待機させる。この衝突回避を行って次の装着動作に移行させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の構成では、上記ステップ7及びステップ8において、衝突回避限界間隔をあけて部品装着ヘッドの衝突を回避させるため、部品装着ヘッドの互いの距離を認識するための衝突警告センサーを設ける必要があり、コスト高となる。又、互いの部品実装ヘッドが移動を開始する際に、他方の部品実装ヘッドの位置を認知し、互いの部品実装ヘッドの移動目標位置を確認する必要があるため、各々の部品実装ヘッドを同時に移動開始させなければ、部品衝突回避間隔を超えるか否かを判断できない。よって、互いの部品実装ヘッドを非同期に動作させることができず、部品実装効率の面で不利となるという問題点を有していた。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、従来に比べてコスト安でかつ部品実装効率の高い、部品実装装置、部品実装ヘッド干渉回避制御方法、及び部品実装ヘッド干渉回避制御プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様の部品実装装置は、電子部品の保持、及び保持している電子部品の基板への実装を行う複数の部品実装ヘッドと、
上記部品実装ヘッドをそれぞれ独立して、かつ上記部品実装ヘッドの移動領域が重複するように、互いに直交するX,Y方向へそれぞれの上記部品実装ヘッドを移動させる複数のヘッド移動装置と、
上記部品実装ヘッド及び上記ヘッド移動装置に対して動作制御を行う制御装置であって、上記部品実装ヘッドが互いに干渉する可能性がある干渉領域の情報である干渉領域情報を有し、一つの部品実装ヘッドが上記干渉領域内へ移動開始するときに、他の部品実装ヘッドが上記干渉領域内へ移動中である若しくは既に上記干渉領域内に存在するときには、上記他の部品実装ヘッドが上記干渉領域外に位置するまで上記一の部品実装ヘッドの上記干渉領域内への移動を停止させる動作制御を上記ヘッド移動装置に対して行う制御装置とを備え、
上記制御装置は、上記一の部品実装ヘッドが上記他の部品実装ヘッドと干渉せずに上記他の部品実装ヘッド側に移動可能な範囲の限界位置である第1境界と、上記他の部品実装ヘッドが上記一の部品実装ヘッドと干渉せずに上記一の部品実装ヘッド側に移動可能な範囲の限界位置である第2境界とに囲まれる領域に基づいて上記干渉領域情報を決定し、
上記他の部品実装ヘッドが上記干渉領域外に位置するまで、上記一の部品実装ヘッドが上記干渉領域内への移動を停止されているとき、上記制御装置は、上記一の部品実装ヘッド及び上記ヘッド移動装置に対して、上記干渉領域外にて上記電子部品の実装動作を上記一の部品実装ヘッドに行わせる動作制御を行うことを特徴とする。
【0013】
又、本発明の第2態様の部品実装ヘッド干渉回避制御方法は、電子部品の保持、及び保持している電子部品の基板への実装を行う複数の部品実装ヘッドについて、それぞれ独立して、かつ互いの移動領域が重複するようにして、互いに直交するX,Y方向へそれぞれ移動させるときにおける上記部品実装ヘッドの干渉回避制御方法であって、
上記部品実装ヘッドが互いに干渉する可能性がある干渉領域の情報である干渉領域情報を、一つの部品実装ヘッドが他の部品実装ヘッドと干渉せずに上記他の部品実装ヘッド側に移動可能な範囲の限界位置である第1境界と、上記他の部品実装ヘッドが上記一の部品実装ヘッドと干渉せずに上記一の部品実装ヘッド側に移動可能な範囲の限界位置である第2境界とに囲まれる領域に基づいて上記干渉領域情報を決定し、
上記部品実装ヘッドが互いに干渉する可能性がある上記干渉領域内へ上記一の部品実装ヘッドが移動を開始するとき、上記他の部品実装ヘッドが上記干渉領域内へ移動中である若しくは既に上記干渉領域内に存在すると判断された場合には、上記他の部品実装ヘッドが上記干渉領域外に位置するまで上記一の部品実装ヘッドの上記干渉領域内への移動を停止させる、
ことを特徴とする。
【0014】
上記第2態様において、上記一つの部品実装ヘッドが上記干渉領域内への移動を開始する前に、上記基板の搬送方向に直角な上記Y方向における上記基板のY寸法に基づいて上記干渉領域を決定するようにしてもよい。
【0015】
上記第2態様において、上記部品実装ヘッドが上記基板に備わるマークを撮像するため、上記基板の搬送方向に直角な上記Y方向へ移動する場合、上記一つの部品実装ヘッドが上記干渉領域内への移動を開始する前に、上記マーク内、上記Y方向への上記部品実装ヘッドの移動量が最も大きくなる最大移動量マークに基づいて上記干渉領域を決定するようにしてもよい。
【0016】
上記第2態様において、上記一つの部品実装ヘッドが上記干渉領域内への移動を開始する前に、搬送方向に搬送される上記基板の部品実装位置の内、上記搬送方向に直角な上記Y方向への上記部品実装ヘッドの移動量が最も大きくなる最大移動量実装位置に基づいて上記干渉領域を決定するようにしてもよい。
【0017】
上記第2態様において、上記一つの部品実装ヘッドが上記干渉領域内への移動を開始する前に、上記他の部品実装ヘッドの動作状態に基づいて上記干渉領域を決定するようにしてもよい。
【0018】
上記第2態様において、上記他の部品実装ヘッドが上記干渉領域外に位置するまで、上記一の部品実装ヘッドが上記干渉領域内への移動を停止しているとき、上記一の部品実装ヘッドに対して、上記干渉領域外にて上記電子部品の実装動作を行わせるようにしてもよい。
【0019】
さらに本発明の第3態様の部品実装ヘッド干渉回避制御プログラムは、コンピュータに、電子部品の保持、及び保持している電子部品の基板への実装を行う複数の部品実装ヘッドについて、それぞれ独立して、かつ互いの移動領域が重複するようにして、互いに直交するX,Y方向へそれぞれ移動させる手順を実行させるに当たり、コンピュータに、
上記部品実装ヘッドが互いに干渉する可能性がある干渉領域の情報である干渉領域情報を、一の部品実装ヘッドが他の部品実装ヘッドと干渉せずに上記他の部品実装ヘッド側に移動可能な範囲の限界位置である第1境界と、上記他の部品実装ヘッドが上記一の部品実装ヘッドと干渉せずに上記一の部品実装ヘッド側に移動可能な範囲の限界位置である第2境界とに囲まれる領域に基づいて上記干渉領域情報を決定する手順と、
上記部品実装ヘッドが互いに干渉する可能性がある上記干渉領域内へ上記一つの部品実装ヘッドが移動を開始させる手順と、
上記移動を開始する前に、上記他の部品実装ヘッドが上記干渉領域内へ移動中である若しくは既に上記干渉領域内に存在するかを判断させる手順と、
上記他の部品実装ヘッドが上記干渉領域内へ移動中若しくは上記干渉領域内に存在すると判断されたとき、上記他の部品実装ヘッドが上記干渉領域外に位置するまで上記一の部品実装ヘッドの上記干渉領域内への移動を停止させる手順と、
を実行させることを特徴とする。
【0020】
上記第3態様において、上記一つの部品実装ヘッドに対して上記干渉領域内への移動を開始させる手順の前に、上記基板の搬送方向に直角な上記Y方向における上記基板のY寸法に基づいて上記干渉領域を決定する手順をさらに実行させるようにしてもよい。
【0021】
上記第3態様において、上記基板に備わるマークを撮像するため、上記部品実装ヘッドを上記基板の搬送方向に直角な上記Y方向へ移動させる手順をさらに実行させるとき、上記一つの部品実装ヘッドが上記干渉領域内への移動を開始する前に、上記マーク内、上記Y方向への上記部品実装ヘッドの移動量が最も大きくなる最大移動量マークに基づいて上記干渉領域を決定する手順をさらに実行させるようにしてもよい。
【0022】
上記第3態様において、上記一つの部品実装ヘッドが上記干渉領域内への移動を開始する前に、搬送方向に搬送される上記基板の部品実装位置の内、上記搬送方向に直角な上記Y方向への上記部品実装ヘッドの移動量が最も大きくなる最大移動量実装位置に基づいて上記干渉領域を決定する手順をさらに実行させるようにしてもよい。
【0023】
上記第3態様において、上記一つの部品実装ヘッドが上記干渉領域内への移動を開始する前に、上記他の部品実装ヘッドの動作状態に基づいて上記干渉領域を決定する手順をさらに実行させるようにしてもよい。
【0024】
上記第3態様において、上記他の部品実装ヘッドが上記干渉領域外に位置するまで、上記一の部品実装ヘッドが上記干渉領域内への移動を停止しているとき、上記一の部品実装ヘッドに対して、上記干渉領域外にて上記電子部品の実装動作を行わせる手順を実行させるようにしてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態である、部品実装装置、部品実装ヘッド干渉回避制御方法、及び部品実装ヘッド干渉回避制御プログラムについて、図を参照しながら以下に詳しく説明する。尚、上記部品実装ヘッド干渉回避制御方法は、上記部品実装装置にて実行される制御方法であり、上記部品実装ヘッド干渉回避制御プログラムは、上記部品実装装置にて上記部品実装ヘッド干渉回避制御方法を実行させるためのプログラムである。又、各図において同じ構成部分については同じ符号を付している。
【0026】
第1実施形態;
まず、本実施形態の上記部品実装装置の構成について説明する。
上記部品実装装置は、基本的には、複数の部品実装ヘッドと、該部品実装ヘッドを移動させるヘッド移動装置と、上記部品実装ヘッドの動作制御を行うとともに、上記複数の部品実装ヘッドが互いに干渉しないように上記ヘッド移動装置の動作制御を行う制御装置とを備える。上記部品実装装置の一構成例である、図1に示す部品実装装置101では、搬出側部品実装ヘッド131、搬入側部品実装ヘッド132、搬出側ヘッド移動装置141、搬入側ヘッド移動装置142、及び上記制御装置181の他、さらに、電子部品112の供給を行う部品供給装置111、上記電子部品112が実装される基板152の搬送を行う基板搬送装置151、並びに搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132に保持されている電子部品112の保持姿勢を撮像する、各撮像カメラ161及び画像処理部183を有する認識装置を備える。
【0027】
上記搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132は、例えば吸着ノズルを有し、上記搬出側ヘッド移動装置141及び搬入側ヘッド移動装置142にてX,Y方向に移動されて、上記部品供給装置111から電子部品112を保持して、保持した電子部品112を上記基板152に実装する。図示するように上記部品実装装置101では、上記搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132の2台設け、それぞれに対応して上記搬出側ヘッド移動装置141及び搬入側ヘッド移動装置142を設けているが、3組以上を設けることもできる。又、上記部品実装装置101では、上記部品供給装置111は、いわゆるテーピング部品の供給を行うカセットタイプであり、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132に対応して2台ずつ、計4台設けられているが、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132に対応して1台ずつとしてもよいし、さらにいわゆるトレイタイプの部品供給装置を設けることもできる。
【0028】
上記基板搬送装置151は、駆動装置158を備え該駆動装置158の動作により搬送方向154であるX方向に沿って基板152の搬送を行う。又、当該部品実装装置101では、基板搬入側に、上記基板搬送装置151にて搬入される基板152を搬送及び保持する一対のサポートレール部156a,156bを備える搬入側基板搬送保持装置156を設け、かつ、基板搬出側に、上記搬入側基板搬送保持装置156から搬送される基板152を搬送及び保持し、さらに当該部品実装装置101外へ搬出する一対のサポートレール部157a,157bを備える搬出側基板搬送保持装置157を備える。
【0029】
上記制御装置181は、少なくとも上記搬出側部品実装ヘッド131、搬入側部品実装ヘッド132、上記搬出側ヘッド移動装置141、及び搬入側ヘッド移動装置142に対して動作制御を行う。又、制御装置181は、上記画像処理部183の他、記憶部182、干渉領域決定部184、さらに後述の制御部分185、及び制御部分186を備える。記憶部182には、当該部品実装装置101にて実行される、基板152への部品実装動作に必要な情報、例えば、実装される部品と、基板上の実装位置及び実装順等との関係等を規定するNCプログラムや、基板に関するデータ、上記実装ヘッド131、132の移動可能範囲に関するデータ等、が記憶されている。上記干渉領域決定部184は、詳細後述するように、上記基板に関するデータ等に基づいて干渉領域を決定する。
【0030】
上述の搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132、及び搬出側ヘッド移動装置141及び搬入側ヘッド移動装置142について、図2を参照してさらに詳しく説明する。
上記搬出側ヘッド移動装置141及び搬入側ヘッド移動装置142は、同一の構成を有し、図示するように上記X方向に直交するY方向において重ねて配置され、搬出側ヘッド移動装置141には上記搬出側部品実装ヘッド131が備わり、搬入側ヘッド移動装置142には上記搬入側部品実装ヘッド132が備わる。
【0031】
搬出側ヘッド移動装置141は、搬出側部品実装ヘッド131をX方向に移動させるX駆動部143と、該X駆動部143の両端を支持しX駆動部143をY方向に移動させる一対のY駆動部145とを備える。上記X駆動部143及びY駆動部145は、ともにモータ143a,145aにて駆動されるボールネジ機構を有する。同様に、搬入側ヘッド移動装置142は、搬入側部品実装ヘッド132をX方向に移動させるX駆動部144と、該X駆動部144の両端を支持しX駆動部144をY方向に移動させる一対のY駆動部146とを備える。X駆動部144及びY駆動部146は、ともにモータ144a,146aにて駆動されるボールネジ機構を有する。
【0032】
上述のような構成において、搬出側部品実装ヘッド131及び搬出側ヘッド移動装置141は、上記搬出側基板搬送保持装置157に保持される基板152Aに対して電子部品112の実装を行い、搬入側部品実装ヘッド132及び搬入側ヘッド移動装置142は、上記搬入側基板搬送保持装置156に保持される基板152Bに対して電子部品112の実装を行う。しかしながら、図2からも明らかなように、搬出側ヘッド移動装置141は、搬出側部品実装ヘッド131を上記基板152B側にも移動可能であり、搬入側ヘッド移動装置142は、搬入側部品実装ヘッド132を上記基板152A側にも移動可能である。よって、搬出側部品実装ヘッド131の移動領域と、搬入側部品実装ヘッド132の移動領域とは互いに重複する箇所が存在する。又、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132は、それぞれ独立して移動可能である。したがって、詳細後述するように、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132の干渉を回避するための制御が必要である。
【0033】
図2に示す符号201は、Y方向に沿った搬入側ヘッド移動装置142側への搬出側部品実装ヘッド131の移動限界を示す搬出側ヘッド移動限界位置である。一方、本例では図示するように、上記搬出側ヘッド移動限界位置201を超えて搬入側ヘッド移動装置142側へ基板152Aが存在することから、搬出側ヘッド移動限界位置201と、基板152Aにおける搬入側ヘッド移動装置142側の端部とによって挟まれた領域は、搬出側部品実装ヘッド131の移動不可領域203となる。これと同様に、符号202は、Y方向に沿った搬出側ヘッド移動装置141側への搬入側部品実装ヘッド132の移動限界を示す搬入側ヘッド移動限界位置であり、符号204にて示す領域は、搬入側部品実装ヘッド131の移動不可領域204となる。尚、図示では、移動不可領域203及び移動不可領域204には、ハッチングを施しているが、これはその範囲を明示するためであり、断面を表現するものではない。又、下記の搬出側第1条件付領域205及び搬入側第1条件付領域206についても同様である。
【0034】
又、符号205にて示す搬出側第1条件付領域は、搬出側部品実装ヘッド131の移動可能領域の一部であり、符号206にて示す搬入側第1条件付領域は、搬入側部品実装ヘッド132の移動可能領域の一部である。但し、搬出側第1条件付領域205は、搬入側第1条件付領域206に搬入側部品実装ヘッド132が存在するときには、搬出側部品実装ヘッド131が干渉する可能性のある領域であり、搬入側第1条件付領域206は、搬出側第1条件付領域205に搬出側部品実装ヘッド131が存在するときには、搬入側部品実装ヘッド132が干渉する可能性のある領域である。
【0035】
さらに、符号207にて示す領域は、搬出側部品実装ヘッド131の移動可能領域の一部であり、上記搬入側部品実装ヘッド132が上記搬入側ヘッド移動限界位置202に存在するときには搬出側部品実装ヘッド131と搬入側部品実装ヘッド132とが干渉する可能性のある搬出側第2条件付領域207である。よって、上記搬出側第2条件付領域207を画する搬出側境界209は、搬出側部品実装ヘッド131が搬入側部品実装ヘッド132と干渉せずに移動可能な範囲の限界位置である。
又、符号208にて示す領域は、搬入側部品実装ヘッド132の移動可能領域の一部であり、上記搬出側部品実装ヘッド131が上記搬出側ヘッド移動限界位置201に存在するときには搬出側部品実装ヘッド131と搬入側部品実装ヘッド132とが干渉する可能性のある搬入側第2条件付領域208である。よって、上記搬入側第2条件付領域208を画する搬入側境界210は、搬入側部品実装ヘッド132が搬出側部品実装ヘッド131と干渉せずに移動可能な範囲の限界位置である。
したがって、上記搬出側境界209、搬入側境界210、Y駆動部145、及びY駆動部146にて囲まれる領域は、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132が互いに干渉する可能性がある領域であり、干渉領域211として規定することができる。
【0036】
上述したように制御装置181の記憶部182には、搬出側ヘッド移動装置141及び搬入側ヘッド移動装置142の動作範囲、並びに搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132のサイズ等のデータも格納されていることから、これらの情報を参照して上記干渉領域決定部184は、上記搬出側境界209及び上記搬入側領域210を求め、該領域209、210に基づいて上記干渉領域211を決定する。このように、本実施形態では、部品実装動作を開始する前に、制御装置181により上記干渉領域211を定め、詳細後述するように該干渉領域211に基づいて搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132の動作制御が行われる。よって、本実施形態において、従来のように実装ヘッドには干渉防止用のセンサ等を設ける必要はない。
【0037】
以上のように構成される本実施形態の部品実装装置101にて実行される部品実装動作について以下に説明するが、当該部品実装装置101への基板152の搬送動作、上記部品実装ヘッド131、132による部品供給装置111からの部品保持動作、保持されている電子部品112の撮像カメラ161による撮像動作、及び基板152に対する電子部品112の載置動作については、従来の部品実装装置における動作に同様である。よって、これらの動作については、説明を省略し、以下では、部品実装動作内における搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132の干渉回避制御方法について説明する。尚、該干渉回避制御方法を含め、当該部品実装装置101における動作制御は、上記制御装置181にて実行される。又、上記干渉回避制御方法を実行するためのプログラムは、制御装置181内の上記記憶部182に予め格納しておいても良いし、上記プログラムを記憶したフレキシブルディスク等の記録媒体から供給してもよいし、さらには、通信回線を利用して供給するようにしても良い。
又、以下の動作説明において、一の部品実装ヘッドに相当するヘッドとして上記搬出側部品実装ヘッド131を選択し、他の部品実装ヘッドに相当するヘッドとして上記搬入側部品実装ヘッド132を選択する。尚、3台以上の部品実装ヘッドを設けるとき、一の部品実装ヘッドとして選択された1台のヘッドを除いた残りの全てのヘッドが上記他の部品実装ヘッドに相当する。
【0038】
図3を参照して上記干渉回避制御方法の一例における動作を説明する。上記搬出側部品実装ヘッド131の移動を開始するに当たり、ステップ(図内では「S」にて示す)101では、該搬出側部品実装ヘッド131の移動先が上記干渉領域211内であるか否かを判断する。ここで上記移動先が干渉領域211内であるときには、ステップ102にて、上記搬入側部品実装ヘッド132が上記干渉領域211へ移動中であるか、若しくは既に上記干渉領域211内に位置するか否かを判断する。そして、搬入側部品実装ヘッド132が干渉領域211へ移動中である、又は干渉領域211内に既に位置すると判断されたときには、ステップ103にて、上記搬出側部品実装ヘッド131の移動開始を中止し、現在位置で待機する。そしてステップ104にて、上記搬入側部品実装ヘッド132が上記干渉領域211外へ移動したか否かを判断し、搬入側部品実装ヘッド132が干渉領域211外へ移動するまで搬出側部品実装ヘッド131は、上記現在位置で待機する。
【0039】
一方、上記ステップ102にて、搬入側部品実装ヘッド132が干渉領域211へ移動中ではなく、かつ干渉領域211外に存在すると判断されたとき、又は、上記ステップ104にて、搬入側部品実装ヘッド132が干渉領域211外へ移動したと判断されたときには、ステップ105へ進み、上記制御装置181における搬出側部品実装ヘッド制御部分185は、上記干渉領域211に関するセマフォを取得する。そしてステップ106にて、搬出側部品実装ヘッド131は、目標位置へ移動を開始する。
尚、符号186にて示すものは、搬入側部品実装ヘッド132の制御部分である。
【0040】
又、上記ステップ101にて、搬出側部品実装ヘッド131の移動先が上記干渉領域211外であると判断されたときには、ステップ107に進み、上記搬出側部品実装ヘッド制御部分185が上記干渉領域211に関するセマフォを取得しているか否かが判断される。そして取得していると判断されたときには、上記制御部分185が有する上記セマフォを開放し、搬出側部品実装ヘッド131を干渉領域211外の移動先へ移動させる。一方、上記ステップ107にて上記制御部分185が上記セマフォを取得していないと判断されたときには、搬出側部品実装ヘッド131を干渉領域211外の移動先へ移動させる。
以上の動作フローを、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132が移動先へ移動するときに実行する。
【0041】
上述したように本実施形態によれば、制御装置181にて予め上記干渉領域211が設定され、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132を移動させるときには、移動先が干渉領域211内であるか否かを判断するようにした。よって、常に搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132について同期を取り動作させる必要はなく、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132が上記干渉領域211外で移動するときには、それぞれ非同期にて動作させることができる。したがって、各々の部品実装ヘッドが同期を取り動作することによる実装効率の低下を防止することができる。
さらに、互いの部品実装ヘッドの位置を監視するためのセンサー、或いは互いの部品実装ヘッドが許容限界を超えて近接することを防ぐための衝突回避センサーなどの機構を設ける必要もないことから、コスト的にも安価な構成を採りながら、制御方法のみで部品実装ヘッドの衝突回避を行うことができる。
【0042】
上記第1実施形態では、上記干渉領域211は、上述したように、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132の形状等に基づいて物理的に決定される上記搬出側境界209及び上記搬入側境界210に基づいて設定されている。よって、設定された干渉領域211は、部品実装ヘッドの干渉を避ける最大限の領域であり、かつ固定された領域である。
しかしながら、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132における実際の動作範囲は、基板152の大きさや、部品実装を行う範囲等の条件により変化する。よって、上記第1実施形態では、必要以上に、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132の部品実装動作を制限し、実装効率のさらなる低下を阻害してしまう場合も生じる。
以下に示す各実施形態は、このような課題を改善する工夫を施したものである。
【0043】
第2実施形態;
第2実施形態では、上記Y方向における基板152の大きさに基づいて、搬出側部品実装ヘッド131と搬入側部品実装ヘッド132との干渉領域を定める。例えば図4に示すように、上述の移動不可領域203、移動不可領域204、搬出側第1条件付領域205、及び搬入側第1条件付領域206が基板外に位置するような大きさを有する基板152A−1及び基板152B−1を例に採る。尚、部品実装装置の構成は、上述した第1実施形態の部品実装装置101の場合と変わるところはないので、ここでの説明は省略する。
【0044】
上記基板152A−1及び基板152B−1に対して、制御装置181の上記干渉領域決定部184は、図5に示す動作にて上記干渉領域を決定する。即ち、上述したように制御装置181は、基板152の大きさ等のデータをも有していることから、図5のステップ111では、基板152の搬送方向であるX方向に直角なY方向における上記基板152A−1の寸法を、制御装置181は確認する。本例の場合、図4に示すように、基板152A−1のY方向における一端は、上記搬出側第1条件付領域205の境界に一致する。次のステップ112では、搬出側部品実装ヘッド131における搬出側干渉領域221が決定される。つまり、上記干渉領域決定部184は、ステップ111にて確認した基板152A−1のY方向のサイズと、上記第1実施形態で説明した搬出側境界209との情報に基づいて、搬出側干渉領域221を決定する。本例では、上記搬出側干渉領域221は、図4に示すように、第1実施形態にて説明した搬出側第2条件付領域207を含む領域となる。
【0045】
上記ステップ111と同様にして、ステップ113では、上記Y方向における上記基板152B−1の寸法を、制御装置181は確認する。本例の場合、図4に示すように、基板152B−1のY方向における一端は、上記搬入側第1条件付領域206の境界に一致する。次に、上記ステップ112と同様にして、ステップ114では、搬入側部品実装ヘッド132における搬入側干渉領域222が決定される。つまり、上記干渉領域決定部184は、ステップ113にて確認した基板152B−1のY方向のサイズと、上記搬入側境界210との情報に基づいて、搬入側干渉領域222を決定する。本例では、上記搬入側干渉領域222は、図4に示すように、上記搬入側第2条件付領域208を含む領域となる。
【0046】
尚、図4に示すように、本例では、基板152A−1及び基板152B−1は、上記搬出側第1条件付領域205及び上記搬入側第1条件付領域206には存在しないことから、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132は、実際には、上記搬出側ヘッド移動限界位置201及び搬入側ヘッド移動限界位置202まで移動することはないと考えられる。しかしながら、一般的な場合を含め第2実施形態では、上記搬出側干渉領域221及び搬入側干渉領域222の決定に当たり、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132は、上記搬出側ヘッド移動限界位置201及び搬入側ヘッド移動限界位置202まで移動する可能性があるとして搬出側干渉領域221及び搬入側干渉領域222を求めている。
【0047】
このようにして搬出側干渉領域221及び搬入側干渉領域222を決定した後、上記第1実施形態の動作と同様に、図3に示すフローに従い回避制御が実行される。
以上説明した第2実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様の効果を得ることができるのは勿論であるが、さらに、搬出側部品実装ヘッド131と搬入側部品実装ヘッド132とが干渉する領域を、搬送方向に直角なY方向における、基板152の寸法に基づいて可変としたことから、基板152の大きさに応じて干渉領域を設定することができる。よって、基板152の大きさによっては、具体的には、上記搬出側ヘッド移動限界位置201及び搬入側ヘッド移動限界位置202を超えない大きさを有する基板152にあっては、第1実施形態における干渉領域211に比べて狭い干渉領域が設定可能となる。したがって、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132において、上記ステップ103における待機動作時間を短縮でき、第1実施形態に比べてさらに実装効率を向上させることができる。
【0048】
第3実施形態;
上述のように第2実施形態では、上記搬出側干渉領域221及び搬入側干渉領域222の決定に当たり、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132は、上記搬出側ヘッド移動限界位置201及び搬入側ヘッド移動限界位置202まで移動するとして搬出側干渉領域221及び搬入側干渉領域222を求めている。これに対し、本第3実施形態では、さらに実際の実装動作に則して干渉領域を決定するものである。
又、図6に示すように、部品実装装置に搬送される基板152は、上記第2実施形態にて説明した基板152A−1及び基板152B−1と同じサイズを有する基板152A−2及び基板152B−2を例に採る。又、長方形にてなる基板152A−2の四隅の内の対角部分には、例えば該基板152A−2を位置決めするためのマーク233、234が付されており、同様に、基板152B−2にはマーク235、236が付されている。
【0049】
又、図6に示すように、当該第3実施形態における部品実装装置103では、上記マーク233〜236を認識するため、搬出側部品実装ヘッド241及び搬入側部品実装ヘッド242には、それぞれ撮像カメラ243、244を設けている。該撮像カメラ243、244にて得られた画像データは、制御装置181の上記画像処理部183に送出され、画像処理されマーク233〜236の認識動作が行われる。尚、搬出側部品実装ヘッド241及び搬入側部品実装ヘッド242におけるその他の構成は、上記搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132と変わるところはない。又、制御装置181に備わる上記制御部分185は搬出側部品実装ヘッド241に関するセマフォの管理を行い、搬入側部品実装ヘッド242に関する搬入側部品実装ヘッド制御部分186は搬入側部品実装ヘッド242に関するセマフォの管理を行う。上記部品実装装置103におけるその他の構成は、上述した部品実装装置101の構成に同じであるので、ここでの説明は省略する。
【0050】
上記基板152A−2及び基板152B−2に対して、制御装置181の上記干渉領域決定部184は、図7に示す動作にて、搬出側部品実装ヘッド131及び搬入側部品実装ヘッド132の干渉領域を決定する。尚、以下に示す上記干渉領域決定動作の説明では、上記基板152A−2において、電子部品237が、上記Y方向にて基板152B−2に最も近接して実装される電子部品であると仮定し、上記基板152B−2において、電子部品238が、上記Y方向にて基板152A−2に最も近接して実装される電子部品であると仮定する。又、制御装置181の記憶部182には、上記マーク233〜236、及び上記電子部品237、238に関するそれぞれの設計上での位置情報が格納されている。
【0051】
まず、上記マークを参照することで、上記干渉領域を決定する方法について説明する。
図7に示すステップ121では、第1基板の一例に相当し本実施形態の場合、搬出側基板に対応する上記基板152A−2上に存在するマークの位置の中で、搬出側部品実装ヘッド241における基板152B−2側へのY方向の移動量が最も大きくなる搬出側最大マーク位置をサーチする。本例では、搬出側部品実装ヘッド241に備わる上記撮像カメラ243により実際に上記マークの認識動作を行うことで上記サーチを行う。該サーチ動作の結果、本実施形態では上記マーク234におけるY座標位置が搬出側最大マーク位置251となる。よって、ステップ122では、上記基板152A−2に対する干渉領域は、上記搬出側最大マーク位置251と、上記搬出側境界209と、左右のY駆動部145とによって囲まれた搬出側干渉領域231と決定される。
【0052】
次のステップ123では、搬入側基板に対応する上記基板152B−2上に存在するマークの位置の中で、搬入側部品実装ヘッド242における基板152A−2側へのY方向の移動量が最も大きくなる搬入側最大マーク位置をサーチする。本例では、搬入側部品実装ヘッド242に備わる上記撮像カメラ244により実際に上記マークの認識動作を行うことで上記サーチを行う。該サーチ動作の結果、本実施形態では上記マーク236におけるY座標位置が搬入側最大マーク位置252となる。よって、ステップ124では、上記基板152B−2に対する干渉領域は、上記搬入側最大マーク位置252と、上記搬入側境界210と、左右のY駆動部146とによって囲まれた搬入側干渉領域232と決定される。
尚、本実施形態では、上記マーク234、236が最大移動量マークに相当する。
【0053】
上述のように搬出側最大マーク位置251及び搬入側最大マーク位置252に基づいて搬出側干渉領域231及び搬入側干渉領域232が決定された後、図3を参照して説明したステップ101〜109が実行される。
【0054】
次に、基板152における電子部品の実際の実装位置に基づいて上記干渉位置を決定する方法について説明する。
ステップ125では、上記基板152A−2上への電子部品の実装位置の内、搬出側部品実装ヘッド241における基板152B−2側へのY方向の移動量が最も大きくなる搬出側最大移動量実装位置をサーチする。上述のように、制御装置181は、基板152における全ての実装位置の情報を認知していることから、本例では、該実装位置情報に基づいて上記搬出側最大移動量実装位置を求める。該サーチ動作の結果、本実施形態では上述の電子部品237における実装位置のY座標が上記搬出側最大移動量実装位置237aとなるが、本実施形態の場合図6に示すように、上記搬出側最大移動量実装位置237aは、上記搬出側限界209外であり搬出側部品実装ヘッド241が搬入側部品実装ヘッド242と干渉することなく自由に移動可能な領域に存在する。よって、ステップ126において、本例では上記搬出側最大移動量実装位置237aにより搬出側干渉領域が設定されることはなく、一応、上記搬出側境界209が搬入側部品実装ヘッド242に対する干渉限界位置となる。
一方、上記搬出側最大移動量実装位置237aが上記搬出側限界209よりも基板152B−2側に存在するときには、上述したマーク234の場合と同様に、ステップ126において、上記基板152A−2に対する干渉領域は、上記搬出側最大移動量実装位置237aと、上記搬出側境界209と、左右のY駆動部145とによって囲まれた搬出側干渉領域231と決定される。
【0055】
ステップ127では、上記基板152B−2上への電子部品の実装位置の内、搬入側部品実装ヘッド242における基板152A−2側へのY方向の移動量が最も大きくなる搬入側最大移動量実装位置をサーチする。上述の搬出側最大移動量実装位置のサーチ動作と同様に、制御装置181は、記憶している実装位置情報に基づいて上記搬入側最大移動量実装位置を求める。該サーチ動作の結果、本実施形態では上述の電子部品238における実装位置のY座標が上記搬入側最大移動量実装位置238aとなるが、本実施形態の場合図6に示すように、上記搬入側最大移動量実装位置238aは、上記搬入側限界210外であり搬入側部品実装ヘッド242が搬出側部品実装ヘッド241と干渉することなく自由に移動可能な領域に存在する。よって、ステップ128において、本例では上記搬入側最大移動量実装位置238aにより搬入側干渉領域が設定されることはなく、一応、上記搬入側境界210が搬出側部品実装ヘッド241に対する干渉限界位置となる。
一方、上記搬入側最大移動量実装位置238aが上記搬入側限界210よりも基板152A−2側に存在するときには、上述したマーク236の場合と同様に、ステップ128において、上記基板152B−2に対する干渉領域は、上記搬入側最大移動量実装位置238aと、上記搬入側境界210と、左右のY駆動部146とによって囲まれた搬入側干渉領域232と決定される。
【0056】
上述のように搬出側最大移動量実装位置237a及び搬入側最大移動量実装位置238aに基づいて搬出側干渉領域231及び搬入側干渉領域232が決定された後、図3を参照して説明したステップ101〜109が実行される。
以上説明した第3実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様の効果を得ることができるのは勿論であるが、さらに、搬出側最大マーク位置251及び搬入側最大マーク位置252、又は搬出側最大移動量実装位置237a及び搬入側最大移動量実装位置238aに基づいて搬出側干渉領域231及び搬入側干渉領域232を変更可能に設定し、各部品実装ヘッド241,242の干渉回避制御を行うようにした。よって、部品実装ヘッドにおける実際の動作に準じて干渉領域を設定することができる。したがって、搬出側部品実装ヘッド241及び搬入側部品実装ヘッド242において、上記ステップ103における待機動作時間を短縮でき、第1実施形態に比べてさらに実装効率を向上させることができる。
【0057】
第4実施形態;
該第4実施形態は、上述した第3実施形態の変形例であり、例えば他の部品実装ヘッド、上記第3実施形態の場合には上記搬入側部品実装ヘッド242の動作に従い、搬出側の干渉領域を決定した後、図3を参照して説明したステップ101〜109を実行する。図8を参照して具体的に説明する。
図8に示すステップ131では、他の部品実装ヘッド、つまり上記第3実施形態の場合には上記搬入側部品実装ヘッド242が上述した搬入側最大マーク位置252の認識動作を行っているか否かが判断される。そして、上記マーク236の認識動作を行っている場合には、ステップ132において、上記ステップ124にて決定した、搬入側最大マーク位置252に基づき設定される上記搬入側干渉領域232を記憶する。一方、ステップ131にて上記搬入側最大マーク位置252の認識動作を行っていない場合には、ステップ133では、上記ステップ128にて決定した、搬入側最大移動量実装位置238aに基づく上記搬入側干渉領域232を記憶する。
【0058】
尚、上述の説明ではステップ131において、上記搬入側部品実装ヘッド242がマーク236の認識動作を行っているか否かを例に採ったが、電子部品の実装動作を行っているか否かの判断を行うようにしてもよい。この場合、ステップ132では、搬入側最大移動量実装位置238aに基づき設定される上記搬入側干渉領域232を記憶し、ステップ133では、搬入側最大マーク位置252に基づき設定される上記搬入側干渉領域232を記憶する。
【0059】
以上説明した第4実施形態によれば、他方の部品実装ヘッドの動作に応じて干渉領域を設定するようにしたことから、上述の第3実施形態と同様に、部品実装ヘッドにおける実際の動作に準じて干渉領域を可変に設定することができる。よって、搬出側部品実装ヘッド241及び搬入側部品実装ヘッド242において、上記ステップ103における待機動作時間を短縮でき、第1実施形態に比べてさらに実装効率を向上させることができる。
【0060】
第5実施形態;
本実施形態は、上述した第1〜第4実施形態の変形例に相当するものであり、図3に示すステップ102とステップ103との間に、新たな工程を追加する形態である。
即ち、上述した第1〜第4実施形態では、上記ステップ102にて、他の部品実装ヘッドが干渉領域に移動しようとしている若しくは干渉領域に存在すると判断されたときには、一の部品実装ヘッドは、ステップ103にて現在位置で待機している。一方、本第5実施形態では、図9に示すように、上記ステップ102とステップ103との間にステップ141〜143を設ける。
【0061】
上記第1実施形態の場合を例に採り説明する。尚、他の第2〜第4の実施形態であっても同様に動作する。上記ステップ102にて他の部品実装ヘッドに相当する上記搬入側部品実装ヘッド132が干渉領域211に移動しようとしている若しくは存在すると判断されたとき、次のステップ141、142では、干渉領域211外の範囲において、一の部品実装ヘッドに相当する上記搬出側部品実装ヘッド131にて電子部品112の実装が行われる実装位置の存在の有無をサーチし判断する。尚、上述のように制御装置181は、基板152上における実装位置に関する情報を有することから、上記サーチ動作は制御装置181にて実行される。そして、ステップ142にて、干渉領域211外の範囲において上記実装位置は存在しないと判断されたときには、上記ステップ103へ移行し、上述のように上記搬出側部品実装ヘッド131は現在位置にて待機する。一方、ステップ142にて、干渉領域211外の範囲において上記実装位置が存在すると判断されたときには、ステップ143へ移行し、干渉領域211外の範囲に含まれる上記実装位置への搬出側部品実装ヘッド131による実装動作を実行する。該実装動作後、上記ステップ104へ移行する。
【0062】
本第5実施形態では、上記ステップ143における実装動作は、一つの実装箇所への実装動作であり、ステップ104にて上記搬入側部品実装ヘッド132が干渉領域211外へ未だ移動していないときでも、上記搬出側部品実装ヘッド131を現在位置にて待機させる。しかしながら、該形態に限定されず、ステップ104にて上記搬入側部品実装ヘッド132が干渉領域211外へ未だ移動していないと判断されたときには、再びステップ142へ戻り、干渉領域211外の範囲にて上記実装位置が存在すると判断されたときには、ステップ143を再度実行するようにしてもよい。
【0063】
このように第5実施形態によれば、上記ステップ102にて、他の部品実装ヘッドが干渉領域に移動しようとしている若しくは存在すると判断されたとき、上記干渉領域外の範囲にて一の部品実装ヘッドによる部品実装動作が可能か否かを判断し、可能であれば実装動作を行う。よって、上記ステップ103にて一の部品実装ヘッドを単に現在位置で待機させる第1〜第4の実施形態に比べて、さらに実装効率の向上を図ることが可能になる。
【0064】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の第1態様の部品実装装置、第2態様の部品実装ヘッド干渉回避制御方法、及び第3態様の部品実装ヘッド干渉回避制御プログラムによれば、制御装置を備え、複数の部品実装ヘッドが互いに干渉する可能性のある干渉領域を設定し、該干渉領域に対する他の部品実装ヘッドの動作及び位置に基づいて一の部品実装ヘッドの動作制御を行い、各部品実装ヘッドの干渉を回避するようにした。よって、各部品実装ヘッドに衝突警告センサーを設けることを必要とせず、制御方法のみで衝突を回避することが可能である。したがって、従来に比べて安価な部品実装装置を実現させることが可能であり、又、複数の部品実装ヘッドが移動開始する際に同期を取ることなく、互いの部品実装ヘッドが非同期に動作することを可能にし、部品実装効率を高めることが可能となる。
【0065】
又、上記干渉領域を可変に設定可能とすることもできる。例えば部品実装が行われる基板のY方向における寸法、基板に記されているマークの位置、及び部品が実装される実装位置に基づいて上記干渉領域を設定することで、最大範囲の干渉領域を設定する場合に比べて干渉領域が狭くなる。よって、干渉領域によって制限される部品実装ヘッドの範囲が狭くなり、より実装効率を高めることができる。
【0066】
又、上述のように干渉領域を可変にしたとき、例えば他の部品実装ヘッドが部品実装を行うときには部品の実装位置に基づいて上記干渉領域を設定するように、互いの部品実装ヘッドの動作状態に応じて上記干渉領域を設定することで、より干渉領域を限定して設定することができる。よって、より実装効率を高めることができる。
【0067】
さらに又、互いの部品実装ヘッドの干渉を回避するため、一の部品実装ヘッドが待機せざるを得ないとき、設定された干渉領域外の範囲にて上記一の部品実装ヘッドに対して部品実装動作を行わせることで、上記一の部品実装ヘッドが無駄に停止している時間を削減することができる。よって、より実装効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における部品実装装置の平面図である。
【図2】 図1に示す部品実装ヘッド及び基板に関する部分の拡大図であり、図1に示す部品実装装置において実行される部品実装ヘッド干渉回避制御方法の第1実施形態を説明するための図である。
【図3】 図1に示す部品実装装置において実行される部品実装ヘッド干渉回避制御方法の第1実施形態における動作を示すフローチャートである。
【図4】 図1に示す部品実装ヘッド及び基板に関する部分の拡大図であり、図1に示す部品実装装置において実行される部品実装ヘッド干渉回避制御方法の第2実施形態を説明するための図である。
【図5】 図1に示す部品実装装置において実行される部品実装ヘッド干渉回避制御方法の第2実施形態における動作を示すフローチャートである。
【図6】 図1に示す部品実装ヘッド及び基板に関する部分の拡大図であり、図1に示す部品実装装置において実行される部品実装ヘッド干渉回避制御方法の第3及び第4の実施形態を説明するための図である。
【図7】 図1に示す部品実装装置において実行される部品実装ヘッド干渉回避制御方法の第3実施形態における動作を示すフローチャートである。
【図8】 図1に示す部品実装装置において実行される部品実装ヘッド干渉回避制御方法の第4実施形態における動作を示すフローチャートである。
【図9】 図1に示す部品実装装置において実行される部品実装ヘッド干渉回避制御方法の第5実施形態における動作を示すフローチャートである。
【図10】 従来の部品実装装置において実行される実装ヘッドの干渉回避動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…部品実装装置、103…部品実装装置、112…電子部品、
131、132…部品実装ヘッド、141、142…ヘッド移動装置、
152…基板、154…搬送方向、181…制御装置、211…干渉領域、
233〜236…マーク、237a…搬出側最大移動量実装位置、
238a…搬入側最大移動量実装位置、243、244…撮像カメラ。

Claims (1)

  1. 電子部品の保持、及び保持している電子部品の基板への実装を行う複数の部品実装ヘッドと、
    上記部品実装ヘッドをそれぞれ独立して、かつ上記部品実装ヘッドの移動領域が重複するように、互いに直交するX,Y方向へそれぞれの上記部品実装ヘッドを移動させる複数のヘッド移動装置と、
    上記部品実装ヘッド及び上記ヘッド移動装置に対して動作制御を行う制御装置であって、上記部品実装ヘッドが互いに干渉する可能性がある干渉領域の情報である干渉領域情報を有し、一つの部品実装ヘッドが上記干渉領域内へ移動開始するときに、他の部品実装ヘッドが上記干渉領域内へ移動中である若しくは既に上記干渉領域内に存在するときには、上記他の部品実装ヘッドが上記干渉領域外に位置するまで上記一の部品実装ヘッドの上記干渉領域内への移動を停止させる動作制御を上記ヘッド移動装置に対して行う制御装置とを備え、
    上記制御装置は、上記一の部品実装ヘッドが上記他の部品実装ヘッドと干渉せずに上記他の部品実装ヘッド側に移動可能な範囲の限界位置である第1境界と、上記他の部品実装ヘッドが上記一の部品実装ヘッドと干渉せずに上記一の部品実装ヘッド側に移動可能な範囲の限界位置である第2境界とに囲まれる領域に基づいて上記干渉領域情報を決定し、
    上記他の部品実装ヘッドが上記干渉領域外に位置するまで、上記一の部品実装ヘッドが上記干渉領域内への移動を停止されているとき、上記制御装置は、上記一の部品実装ヘッド及び上記ヘッド移動装置に対して、上記干渉領域外にて上記電子部品の実装動作を上記一の部品実装ヘッドに行わせる動作制御を行うことを特徴とする部品実装装置。
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