JP4041014B2 - 超音波手術装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は超音波振動子からの超音波振動をプローブを介して生体組織に伝達する超音波手術装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、超音波変換器により超音波振動を出力する装置は、種々実用化されており、たとえば、外科用超音波メス、超音波加工装置が知られている。
【0003】
特に、外科用超音波メスの場合、ケース内に超音波振動子を格納し、この超音波振動子にプローブを接続し、超音波振動子からの超音波振動をプローブを介して生体組織に伝達するようになっている。
【0004】
このような従来の外科用超音波メスの場合、ケース内への水漏れ等の検知に関する技術は、種々提案されている。しかし、これらと同じ方法では、プローブに発生する異常に関しては、検知が難かしかった。
【0005】
このことに対応して従来の超音波手術装置では、プローブに異常が発生していないかを微弱な電流を流し、そのインピーダンスをモニターすることによりプローブの異常検知に関してチェックする機能が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−271140号公報(第4−7頁、図1−5)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のプローブの異常検知方法では、プローブの横振動に関する検知は困難であった。なぜなら、振動子に供給する電流が小さいとプローブに横振動が発生せず、インピーダンス値も正常な横振動の発生しないプローブと比較しても、ほとんど相違がない。一方、プローブに供給する電流を大きくし周波数掃引を行うと、プローブに横振動が発生し、インピーダンスも正常な横振動の発生しないプローブよりも高い値となるが、振動子に多大な突入電流が入ってしまい、振動子破損の原因となっていた。また、電流値を大きくしてインピーダンス値をモニタする際、プローブを使用者が触れるのを防止する工夫が必要になっていた
このようなプローブの横振動の発生は、使用者に対して、耐えがたい異音、プローブの折れの促進、必要以上の重さのインピーダンス等を引き起こす為、検知、術者への警告が必要であった。
【0008】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、プローブに発生する横振動の検知を確実かつ容易に行える超音波手術装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の超音波手術装置は、超音波振動を発生可能な超音波振動子と、前記超音波振動子に連結され、前記超音波振動を生体組織に伝達可能なプローブと、前記超音波振動子を駆動するための駆動信号を発生可能な駆動信号発生手段と、前記駆動信号発生手段から前記超音波振動子に供給される前記駆動信号の一周期分に対応する電圧ピーク値と電流ピーク値とを検出可能なピーク検出手段と、前記ピーク検出手段の結果に基づき、前記駆動信号の前記一周期分に対応する電圧データを前記電圧ピーク値で除算した規格化電圧信号と、前記駆動信号の前記一周期分に対応する電流データを前記電流ピーク値で除算した規格化電流信号と、を求める駆動信号規格化手段と、前記駆動信号規格化手段で規格化された前記規格化電圧信号と、前記駆動信号規格化手段で規格化された前記規格化電流信号とを比較し、前記規格化電圧信号と前記規格化電流信号との差が所定範囲内にあるか否かを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて前記プローブに横振動が発生しているか否かを判別する判別手段であって、前記規格化電圧信号と前記規格化電流信号との差が所定範囲内にない波形が規定数以上発生した場合は、前記プローブに横振動が発生していると判断するプローブ異常判別手段と、を具備したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1乃至図4は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は超音波手術装置の構成を示すブロック図、図2はプローブが横振動した場合の動作を説明する説明図、図3はプローブが正常な場合の動作を説明する説明図、図4は超音波手術装置の作用を説明するフローチャートである。
【0013】
(構成)
図1に示すように、超音波手術装置1は、超音波駆動装置2にハンドピース3を着脱自在に取り付けたものである。
【0014】
超音波駆動装置2は、CPU4と、パネル5と、PLL回路20と、横方向検知回路30とを含んで構成されている。
【0015】
ハンドピース3は、コネクタ11と、ケース12と、超音波振動子13と、プローブ14と、EEPROM15とを含んで構成されている。
【0016】
ケース12は超音波振動子13を収納している。この超音波振動子13には着脱式であるプローブ14を取り付けている。
【0017】
プローブ14はメモリとしてのEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)15を内蔵している。
【0018】
位相同期ループ回路(以下、PLL回路と呼ぶ)20は、デジタル式発振器(以下、DDSと呼ぶ)21と、アンプ(以下、AMPと呼ぶ)22と、検知回路23と、矩形波化回路24と、位相比較回路25と、U/Dカウンタ26とを含んで構成されている。
【0019】
横振動検知回路30は、絶対値化回路31と、アナログ/デジタル変換回路(以下、A/D変換回路と呼ぶ)32,33と、ローパスフィルタ(以下、LPFと呼ぶ)34,35と、Vメモリ36と、Iメモリ37と、P(ピーク)値検知回路38と、規格化回路39と、比較回路40と、通信回路41とを含んで構成される。
【0020】
超音波駆動装置2は、超音波振動子13に締結したプローブ14を超音波振動させる為、DDS21により駆動信号SINを生成する。
【0021】
AMP22は、DDS21が出力する駆動信号SINをコネクタ11を介して超音波振動子13に供給できる様に増幅する。
【0022】
検知回路23では、コネクタ11を介して超音波振動子13に供給される超音波信号の電流と電圧を検知する。
【0023】
矩形波化回路24では、超音波振動子13に供給される電圧と電流の位相信号を生成するため、検知回路23からの検知信号である電圧信号V及び電流信号Iに対して矩形波化を行い電圧及び電流の矩形波信号Vz,Izを出力する。
【0024】
位相比較回路25は、矩形波化回路24からの矩形波信号Vz,Izを比較し、その位相差のUP/DOWN信号を生成する。
【0025】
U/Dカウンタ26は、位相比較回路25で生成されたUP/DOWN信号を受けて、CPU4から送信されたPLL制御開始時の周波数設定であるF0(初期周波数設定)を元として、超音波振動子13に供給する駆動信号の周波数設定Fsの算出を行う。
【0026】
また、初期周波数設定F0は、プローブ14の内部に設けられたEEPROM15に予めプローブ14の共振周波数データとして格納されいる。EEPROM15のデータは、通信回路41により読み取り、書き込みが行われる。
【0027】
これらが、超音波駆動装置2のPLL制御に関する部分である。
以下、超音波駆動装置2のプローブ14の横振動検出に関する部分である横振動検知回路30について説明する。
【0028】
横振動検知回路30において、絶対値化回路31では、検知回路23にて検知された電圧信号V及び電流信号Iに対しての絶対値化を行い絶対値化信号Va,Iaを出力する。
【0029】
A/D変換回路32,33は、それぞれ電圧及び電流の絶対値化信号Va,IaをA/D変換し、それぞれ8ビットのデジタル信号Vd,Idとする。
【0030】
LPF34,35は、デジタル信号Vd,Idの高周波ノイズ除去を行うデジタルフィルタである。
【0031】
第1の実施の形態では、LPF34,35をデジタルフィルタとしているが、デジタルフィルタに限らず、検知回路23と絶対値化回路31の間にアナログのLPFを挿入しても同じで結果が得られる。また、LPFに限らず、BPF(バンドパスフィルタ)でもよい。
【0032】
Vメモリ36は、LPF34からのデジタル信号Vdが示す電圧の半周期分(または、1周期分)の波形データをメモリし、電圧の波形データVmを規格化回路39に出力する。
【0033】
Iメモリ37は、LPF35からのデジタル信号Idが示す電流の半周期分(または、1周期分)の波形データをメモリし、波形データImを規格化回路39に出力する。
【0034】
P値検知回路38は、LPF34からの電圧の波形データVmのピーク値Vppの検知を行うとともに、LPF35からの電流の波形データImのピーク値Ippの検知を行う。
【0035】
規格化回路39は、以下の式(1),(2)で電圧及び電流波形の規格化(Vメモリ及びIメモリ内でピーク値を1とする)を行う。
【0036】
Vs(規格化された電圧信号)=Vm(Vメモリ内の半周期分または一周期分の電圧データ)÷Vpp(電圧のピーク値) …(1)
Is(規格化された電流信号)=Im(Iメモリ内の半周期分または一周期分の電流データ)÷Ipp(電流のピーク値) …(2)
比較回路40では、規格化回路39で規格化された電圧信号Vsと電流信号Isを比較し、その差異が土10%以内であるかを検知する。
【0037】
比較回路40は、圧信号Vsと電流信号Isの差が±10%以内である場合、プローブ14に横振動は発生していないとして、超音波振動子13への電圧及び電流の供給を継続し、超音波振動子13に超音波駆動を続けさせる。
【0038】
比較回路40は、圧信号Vsと電流信号Isの差が土10%以上である波形が規定数以上発生した場合(例えば、±10%以上の差異のある波形が20波形連続で発生した場合)、プローブ14に横振動が発生したと判断して、その旨の信号TRANSをCPU4及び通信回路41へ送信する。
【0039】
横振動が発生時の信号TRANSを受信した場合、CPU4は、DDS21のSIN波形出力を停止させ、AMP回路6の増幅を停止させるとともに、パネル5に横振動が発生している旨、警告を表示させる。これにより、CPU4は、使用者に警告を与える。
【0040】
また、通信回路41は、プローブ14内のEEPROM15に、当該プローブ14は横振動が発生する事を示す信号を書き込み、次に、当該プローブ14が超音波振動子13を介して超音波駆動装置2に接続された場合、接続された時点で、使用者に警告を与えるようにする。
【0041】
このような構成により、超音波振動子13は、超音波振動を発生可能になっている。
【0042】
プローブ14は、前記超音波振動子13に連結され、前記超音波振動を生体組織に伝達可能になっている。
【0043】
PLL回路20は、前記超音波振動子13を駆動するための駆動信号を発生可能な駆動信号発生手段となっている。
【0044】
P値検知回路38は、前記PLL回路20から前記超音波振動子13に供給される前記駆動信号の電圧ピーク値と電流ピーク値とを検出可能なピーク検出手段となっている。
【0045】
規格化回路39は、前記P値検知回路38の結果に基づき、前記駆動信号の電圧情報及び電流情報を規格化する駆動信号規格化手段となっている。
【0046】
比較回路40は、前記規格化回路39で規格化された電圧情報と、前記規格化回路39で規格化された電流情報とを比較する比較手段となっている。
【0047】
CPU4は、前記比較回路40の比較結果に基づき、前記プローブ14の異常を判別するプローブ異常判別手段となっている。
【0048】
また、P値検知回路38、規格化回路39及び比較回路40は、前記PLL回路20から前記超音波振動子13に供給される前記駆動信号の波形歪を検出可能な駆動信号歪検出手段となっている。
【0049】
(作用)
図2(a)は横振動が発生した場合の電圧波形を示し、図2(b)は横振動が発生した場合の電流波形を示し、図3(a)は横振動が発生しない場合の電圧波形を示し、図3(b)は横振動が発生しない場合の電流波形を示している。
【0050】
つまり、プローブ14に横振動が発生した場合、図2(a)に示すように電圧波形が歪むので、第1の実施の形態では、電圧波形と電流波形をそれぞれのピーク値で規格化し、波形そのものを比較することにより、横振動を検出している。
【0051】
尚、図2(b)に示すように横振動が発生した場合の電流波形は、図3(a),(b)に示す横振動が発生しない場合の電圧波形及び電流波形と同様に歪みが発生しない。
【0052】
次に、図4を用いて、第1実施の形態の横振動検知に関する処理フローの説明を行う。
【0053】
まず、ステップS1において、絶対値化回路31は、検知回路23からの電圧信号V及び電流信号Iを絶対値化する。
【0054】
次に、ステップS2において、A/D変換回路32,33は、絶対値化回路31からの電圧及び電流の絶対値化信号Va,Iaをデジタル化してデジタル信号Vd,Idを出力する。
【0055】
次に、ステップS3において、LPF34,35は、電圧及び電流のデジタル信号Vd,Id信号を通過させ、高周波ノイズを除去する。
【0056】
次に、ステップS4において、P値検知回路38は、LPF34,35を介した電圧及び電流のデジタル信号の一周期分内でのピーク値を算出する。
【0057】
次に、ステップS5において、Vメモリ36及びIメモリ37は、電圧及び電流信号の一周期分のデータを格納する。
【0058】
次に、ステップS6において、規格化回路39は、ステップS5で格納したVメモリ36及びIメモリ37内のデータを、ステップS4で検出したピーク値で規格化する。
【0059】
次に、ステップS7において、比較回路40は、ステップS6で規格化されたデータを比較する。
【0060】
ステップS7の比較結果において、その差が±10%以上である波形が規定数以上発生した場合には、ステップS9に示すように、CPU4は、横振動が発生しているとして、パネル5を用いて警告を発するとともに、超音波振動子13に発振を停止させ、通信回路41は、プローブ14内のEEPROM15に横振動が発生するという情報を書き込む。
【0061】
また、ステップS7の比較結果において、その差が±10%以内であった場合には、CPU4は、ステップS8に示すように超音波振動子13に発振を継続させる。
【0062】
即ち、CPU4は、規格化した電圧信号と電流信号の差が±10%以上である波形が規定数以上発生した場合、超音波振動子13への電圧、電流供給を禁止し、横振動が発生したと判定してパネル5を用いて警告を発する。
【0063】
(効果)
第1の実施の形態によれば、電圧信号の波形そのものの歪みを検出することにより、プローブ14の横振動を検知するので、極めて精度良くプローブ14の横振動の検知を行うことが可能になり、プローブの異常動作の発見性を向上することができる。
【0064】
(第2の実施の形態)
図5乃至図7は本発明の第2の実施の形態に係り、図5は超音波手術装置の構成を示すブロック図、図6は超音波振動子のインピーダンスモニターを説明する説明図、図7は超音波手術装置の作用を説明するフローチャート。
【0065】
(構成)
図1乃至図4に示した第1の実施の形態では、電圧及び電流波形を規格化し、波形そのものを比較することで、横振動の発生を検知したが、図5に示す第2の実施の形態では、電流設定値によるインピーダンスの変化をモニターすることにより、横振動の検出を行う。
【0066】
図5に示すように、超音波手術装置51は、超音波駆動装置52にハンドピース53を着脱自在に取り付けたものである。
【0067】
超音波駆動装置52は、CPU54と、パネル55と、DDS71と、AMP72と、検知回路73と、矩形波化回路74と、位相比較回路75と、U/Dカウンタ76と、アナログ/デジタル変換回路(以下、D/A変換回路と呼ぶ)77と、掛け算回路78と、差動増幅器79と、実効値回路81と、A/D変換回路82,83と、共振点検出回路84と、周波数掃引回路85とを含んで構成される。
【0068】
ハンドピース53は、コネクタ61とケース62と超音波振動子63とプローブ64とを含んで構成されている。
【0069】
ケース62は超音波振動子63を収納している。超音波振動子63には着脱式であるプローブ64を取り付けている。
【0070】
DDS71、AMP72、検知回路73、矩形波化回路74、位相比較回路75及びU/Dカウンタ76によるPLL動作に関する構成は、第1の実施の形態と同様になっている。
【0071】
異なる点は、図1に示した第1の実施の形態では、プローブ14の内部に、共振周波数、横振動を表す信号を格納したEEPROM15が搭載されていたのに対して、図5に示す第2の実施の形態では、プローブ64にEEPROMを内蔵せず、超音波駆動装置52側にプローブ64の共振周波数の発振を際の検知する回路として共振点検出回路84を設けている。
【0072】
周波数掃引回路85は、CPU54からの指示に従い、規定周波数範囲を周波数掃引する。周波数掃引回路85は、この周波数掃引の際、U/Dカウンタ76の動作を止める。
【0073】
共振点検出回路84は、周波数掃引中に、プローブ64の共振周波数を検出する。共振点検出回路84は、共振周波数を検出したら、周波数掃引回路85の掃引を止め、U/Dカウンタ76の動作を開始させ、PLL動作を開始させる。
【0074】
CPU54は、共振周波数検出中は、電流設定Idsetを小さくし、PLL動作移行後は、段階的にIdsetを増加させる。
【0075】
CPU54から出力されたIdsetは、D/A変換回路77でアナログ信号Isetに変換され、差動増幅器79により電流値Ia’に対する作動増幅が行われて、DDS71が出力する駆動信号SINと掛け算器78で掛け算される。
【0076】
以下、第2実施の形態の横振動検出に関して説明を行う。
検知回路73にて検出した電流信号V及び電流信号Iは、実効値化回路81において、実効値化される。
【0077】
実効値化回路81にて実効値化された電流信号Vj及び電流信号Ijは、それぞれA/D変換回路82,83にてA/D変換され、デジタル化された電流信号Vjd及び電流信号Ijdとして、CPU54に取り込まれる。
【0078】
CPU54は、共振周波数検出後、徐々に電流設定値信号Idsetを段階的に増加させるときに、各電流設定でのインピーダンスをモニタする。
【0079】
このような構成により、DDS71、AMP72、検知回路73、矩形波化回路74、位相比較回路75及びU/Dカウンタ76は、前記超音波振動子63を駆動するための駆動信号を発生可能な駆動信号発生手段となっている。
【0080】
CPU54、D/A変換回路77、掛け算回路78及び差動増幅器79は、前記超音波振動子63に供給する電流を設定する電流設定手段となっている。
【0081】
共振点検出回路84は、前記プローブ64の共振周波数を検出する共振点検出手段となっている。
【0082】
CPU54は、前記共振周波数を検出した後、PLL制御に移行するPLL制御手段となっている。
【0083】
CPU54、実効値回路81及びA/D変換回路82,83は、前記超音波振動子63に供給している電圧及び電流信号から、前記超音波振動子63にかかるインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段となっている。
【0084】
CPU54は、前記PLL制御への移行した後、前記超音波振動子63に供給する電流を段階的に増加させる電流制御手段となっている。
【0085】
さらにCPU54は、供給電流を段階的に増加させるとき、前記インピーダンス測定手段において、前記超音波振動子63にかかるインピーダンスを測定し、このインピーダンスの変化から前記プローブ64に横振動が発生しているか否かを判別する。
【0086】
また、共振点検出回路84は、前記駆動信号発生手段から前記超音波振動子63に供給される前記駆動信号の周波数を可変させ、前記プローブ64が連結された前記超音波振動子63の共振点を検出可能な共振点検出手段となっている。
【0087】
また、CPU54は、前記共振点検出回路84が前記共振点を検出したときに、前記駆動信号発生手段に対する制御動作を開始して前記共振点を追尾制御可能な共振点追尾制御手段となっている。
【0088】
また、CPU54、D/A変換回路77、掛け算回路78及び差動増幅器79は、前記駆動信号の電流値を設定可能な駆動電流設定手段となっている。
【0089】
また、CPU54は、前記共振点追尾制御手段が制御動作を開始した後、前記駆動電流設定手段で設定された電流設定値に基づいて前記駆動信号の電流を段階的に増加制御する電流制御手段となっている。
【0090】
また、実効値化回路81及びA/D変換回路82,83は、前記電流制御手段によって電流が段階的に増加供給される前記駆動信号に基づき、前記超音波振動子63のインピーダンス変化を監視するインピーダンス監視手段となっている。
【0091】
さらにCPU54は、面面インピーダンス監視手段の監視結果に基づき、前記プローブ64に横振動が発生しているか否かを判別する横振動発生判別手段となっている。
【0092】
(作用)
図6(a)はCPU54による電流設定値Idsetの変化を示し、図6(b)は正常プローブ64のインピーダンス変化を示し、図6(c)は横振動発生プローブ64のインピーダンス変化を示す。
【0093】
図6(b)に示す正常なプローブ64は、タイミングT1に示す共振周波数検出後、図6(a)に示す電流設定の増加と共に、インピーダンス値が横ばい、または、減少する。
【0094】
しかし、図6(c)に示す横振動の発生するプローブ64は、図6(a)に示す電流設定の増加と共に、インピーダンス値も増加する。
【0095】
これは、横振動が、低い電流設定では発生せず、高い電流設定の時、発生することからも言える。
【0096】
CPU54において、電流設定の増加と共に、プローブ64のインピーダンス値に上昇傾向があった場合、CPU54は、プローブ64にて横振動が発生したと判断し、超音波出力の停止(駆動波形の出力の停止)と共に、パネル55にて、横振動が発生した旨の表示したり、発音により、使用者への警告を行う。
【0097】
次に図7を用いて、第2の実施の形態の横振動検知に関する処理フローの説明を行う。
【0098】
まず、ステップS11において、共振点検出回路84は、プローブ64の共振周波数を検出する。
【0099】
次に、ステップS12において、CPU54は、ステップS11の処理により共振点検出回路84が共振周波数を検出したことを受けて、共振点検出回路84に共振周波数検出を終了させ、PLL動作への移行を行う。
【0100】
次に、ステップS13において、CPU54は、PLL動作へ移行したことを確認し、超音波振動子63へ供給する電流の設定値を増加させる。
【0101】
次に、ステップS14において、CPU54は、デジタル化された電流信号Vjd及び電流信号Ijdに基づいて、電流設定を増加させる間のインピーダンス変化を検知する。
【0102】
次に、ステップS15において、CPU54は、ステップS14にて検知したインピーダンス変化が増加傾向にあるかどうかを判断する。
【0103】
ステップS15の判断として、インピーダンス変化が、減少または、横ばいとなった場合、ステップS16にて、CPU54は、プローブ64に超音波発振を継続させるように制御する。
【0104】
ステップS15の判断として、インピーダンス変化が増加傾向になった場合、ステップS17にて、CPU54は、横振動が発生しているとして、警告を発するとともに、超音波出力の停止処理を行う。
【0105】
(効果)
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、PLL制御後に、電流設定を段階的に少しずつ(Δtずつ)増加させるので、超音波振動子63の破損を防止でき、しかも、横振動検知のための回路構成、手法も極めて容易に行うことが可能である。
【0106】
[付記]
以上詳述したような本発明の前記実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0107】
(付記項1) 超首波振動を発生可能な超音波振動子と、
前記超音波振動子に連結され、前記超音波振動を伝達可能なプローブと、
前記超音波振動子を駆動するための駆動信号を発生可能な駆動信号発生手段と、
前記駆動信号発生手段から前記超音波振動子に供給される前記駆動信号の波形歪を検出可能な駆動信号歪検出手段と、
前記駆動信号歪検出手段の検出結果に基づき、前記プローブの異常を判別するプローブ異常判別手段と、
を具備したことを特徴とする超音波手術装置。
【0108】
(付記項2) 超音波振動を発生可能な超音波振動子と、
前記超音波振動子に連結され、前記超音波振動を生体組織に伝達可能なプローブと、
前記超音波振動子を駆動するための駆動信号を発生可能な駆動信号発生手段と、
前記駆動信号発生手段から前記超音波振動子に供給される前記駆動信号の電圧ピーク値と電流ピーク値とを検出可能なピーク検出手段と、
前記ピーク検出手段の結果に基づき、前記駆動信号の電圧情報及び電流情報を規格化する駆動信号規格化手段と、
前記駆動信号規格化手段で規格化された電圧情報と、前記駆動信号規格化手段で規格化された電流情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果に基づき、前記プローブの異常を判別するプローブ異常判別手段と、
を具備したことを特徴とする超音波手術装置。
【0109】
(付記項3) 超音波振動を発生可能な超音波振動子と、
前記超音波振動子に連結され、前記超音波振動を伝達可能なプローブと、
前記超音波振動子を駆動するための駆動信号を発生可能な駆動信号発生手段と、
前記駆動信号発生手段から前記超音波振動子に供給される前記駆動信号の周波数を可変させ、前記プローブが連結された前記超音波振動子の共振点を検出可能な共振点検出手段と、
前記共振点検出手段が前記共振点を検出したときに、前記駆動信号発生手段に対する制御動作を開始して前記共振点を追尾制御可能な共振点追尾制御手段と、
前記駆動信号の電流値を設定可能な駆動電流設定手段と、
前記共振点追尾制御手段が制御動作を開始した後、前記駆動電流設定手段で設定された電流設定値に基づいて前記駆動信号の電流を段階的に増加制御する電流制御手段と、
前記電流制御手段によって電流が段階的に増加供給される前記駆動信号に基づき、前記超音波振動子のインピーダンス変化を監視するインピーダンス監視手段と、
面面インピーダンス監視手段の監視結果に基づき、前記プローブに横振動が発生しているか否かを判別する横振動発生判別手段と、
を具備したことを特徴とする超音波手術装置。
【0110】
(付記項4) 超音波振動を発生可能な超音波振動子と、
前記超音波振動子に連結され、前記超音波振動を生体組織に伝達可能なプローブと、
前記超音波振動子を駆動するための駆動信号を発生可能な駆動信号発生手段と、
前記超音波振動子に供給する電流を設定する電流設定手段と、
前記プローブの共振周波数を検出する共振周波数検出手段と、
前記共振周波数を検出した後、PLL制御に移行するPLL制御手段と、
前記超音波振動子に供給している電圧及び電流信号から、前記超音波振動子にかかるインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、
前記PLL制御への移行した後、前記超音波振動子に供給する電流を段階的に増加させる電流制御手段と、
を具備し、前記電流制御手段が供給電流を段階的に増加させるとき、前記インピーダンス測定手段において、前記超音波振動子にかかるインピーダンスを測定し、このインピーダンスの変化から前記プローブに横振動が発生しているか否かを判別することを特徴とする超音波手術装置。
【0111】
(付記項5) 超音波振動を発生可能な超音波振動子と、
前記超音波振動子に連結され、前記超音波振動を生体組織に伝達可能なプローブと、
前記超音波振動子を駆動するための駆動信号を発生可能な駆動信号発生手段と、
前記超音波振動子に供給する電流を設定する電流設定手段と、
前記プローブの共振周波数を検出する共振周波数検出手段と、
前記共振周波数を検出した後、PLL制御に移行するPLL制御手段と、
前記超音波振動子に供給している電圧及び電流信号から、前記超音波振動子にかかるインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段と、
前記PLL制御への移行した後、前記超音波振動子に供給する電流を段階的に増加させる電流制御手段と、
前記電流制御手段が供給電流を段階的に増加させるとき、前記インピーダンス測定手段において、前記超音波振動子にかかるインピーダンスを測定し、このインピーダンスの変化から前記プローブに横振動が発生しているか否かを判別する横振動判別手段と、
を具備したことを特徴とする超音波手術装置。
【0112】
【発明の効果】
以上述べた様に本発明によれば、プローブに発生する横振動の検知を確実かつ容易に行えるので、プローブの異常動作の発見性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る超音波手術装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るプローブが横振動した場合の動作を説明する説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るプローブが正常な場合の動作を説明する説明図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る超音波手術装置の作用を説明するフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る超音波手術装置の構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るプローブのインピーダンスを説明する説明する説明図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る超音波手術装置の作用を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 …超音波手術装置
2 …超音波駆動装置
3 …ハンドピース
4 …CPU
5 …パネル
11 …コネクタ
12 …ケース
13 …超音波振動子
14 …プローブ
15 …EEPROM
20 …PLL回路
21 …DDS
22 …AMP
23 …検知回路
24 …矩形波化回路
25 …位相比較回路
26 …U/Dカウンタ
30 …横振動検知回路
31 …絶対値化回路
32,33 …A/D変換回路
34,35 …LPF
36 …Vメモリ
37 …Iメモリ
38 …P値検知回路
39 …規格化回路
40 …比較回路
41 …通信回路
Claims (1)
- 超音波振動を発生可能な超音波振動子と、
前記超音波振動子に連結され、前記超音波振動を生体組織に伝達可能なプローブと、
前記超音波振動子を駆動するための駆動信号を発生可能な駆動信号発生手段と、
前記駆動信号発生手段から前記超音波振動子に供給される前記駆動信号の一周期分に対応する電圧ピーク値と電流ピーク値とを検出可能なピーク検出手段と、
前記ピーク検出手段の結果に基づき、前記駆動信号の前記一周期分に対応する電圧データを前記電圧ピーク値で除算した規格化電圧信号と、前記駆動信号の前記一周期分に対応する電流データを前記電流ピーク値で除算した規格化電流信号と、を求める駆動信号規格化手段と、
前記駆動信号規格化手段で規格化された前記規格化電圧信号と、前記駆動信号規格化手段で規格化された前記規格化電流信号とを比較し、前記規格化電圧信号と前記規格化電流信号との差が所定範囲内にあるか否かを比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果に基づいて前記プローブに横振動が発生しているか否かを判別する判別手段であって、前記規格化電圧信号と前記規格化電流信号との差が所定範囲内にない波形が規定数以上発生した場合は、前記プローブに横振動が発生していると判断するプローブ異常判別手段と、
を具備したことを特徴とする超音波手術装置。
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