JP4040844B2 - リモートメンテナンス装置、リモートメンテナンス処理用プログラム及びそのプログラムの記録媒体 - Google Patents

リモートメンテナンス装置、リモートメンテナンス処理用プログラム及びそのプログラムの記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続される端末を効率的かつ効果的に保守するリモートメンテナンス装置と、そのリモートメンテナンス装置の実現に用いられるリモートメンテナンス処理用プログラムおよびそのプログラムを記録したリモートメンテナンス処理用プログラムの記録媒体とに関する。
【0002】
ネットワークに接続される端末が広く普及しつつある。このようなことを背景にして、ネットワークに接続される端末を効率的に保守する技術の構築が叫ばれている。
【0003】
【従来の技術】
顧客は、ネットワークに接続される端末を購入すると、自分の必要とするハードウェアを端末に実装するとともに、自分の必要とするソフトウェアを端末にインストールしていくことで、端末を立ち上げて所望のデータ処理を実行していくことになる。
【0004】
従来では、このようにして構築される端末の構成情報については、メーカ側に知らされることはなく、メーカ側の保守作業員は、障害が発生すると、顧客からその構成情報を電話などにより入手し、それに従って必要な準備をして顧客の所に出かけて、障害の発生した端末のメンテナンスを行っていくという方法を用いている。
【0005】
これから、従来では、保守作業員は、障害発生時の端末の構成情報のみから、その障害原因を探索していくという方法を用いている。
【0006】
また、従来では、顧客は、ソフトウェアのバージョンがアップされることなどにより、新たなソフトウェアをインストールしたいと希望するときには、メーカにより提供されるソフトウェアの一覧を閲覧して、その中からダウンロードするソフトウェアを選択することで、新たなソフトウェアをダウンロードしてインストールするという方法を用いている。
【0007】
そして、保守作業員は、障害の発生した端末を復旧させるために、新たなソフトウェアをインストールする必要があると判断するときには、メーカにより提供されるソフトウェアの一覧を閲覧して、その中からダウンロードするソフトウェアを選択することで、新たなソフトウェアをダウンロードしてインストールするという方法を用いている。
【0008】
このとき、従来では、新たにダウンロードしたソフトウェアを直ちに実行可能状態とするという方法を用いている。
【0009】
更に、従来では、保守作業員の作業報告からメンテナンスに要した作業量を把握し、それに基づいて、個々の保守作業員の技量や個々のサービス会社のレベルを評価するという方法を用いている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術のように、保守作業員が顧客に問い合わせることで、障害発生の端末の構成情報を入手するという方法を用いていると、正確な構成情報を入手できないことが多いという問題点があるとともに、その対応に時間がとられるという問題点がある。
【0011】
そして、従来技術のように、障害発生時の端末の構成情報のみから、端末の障害原因を探索していくという方法を用いていると、障害原因の探索にとまどるという問題点がある。
【0012】
すなわち、端末にハードウェアやソフトウェアの障害が発生する場合、その原因がソフトウェアの組み合わせや、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにあることが多い。しかるに、従来技術では、端末の構成情報の世代管理を行っておらず、これから、保守作業員は、障害発生時の端末の構成情報のみから、障害原因を探索していくという方法を用いていることから、障害原因の探索にとまどるという問題点がある。
【0013】
そして、従来技術のように、顧客や保守作業員が手作業でソフトウェアをダウンロードするという方法を用いていると、各端末に対して、ダウンロードしなければならないソフトウェアを迅速にダウンロードできないという問題点がある。
【0014】
すなわち、ある端末で、あるソフトウェアをダウンロードしなければならないときには、同一構成の他の端末でも、そのソフトウェアをダウンロードしなければならないのであるが、従来技術に従っていると、その他の端末を操作する顧客や保守作業員がダウンロードの作業を行わない限り、そのソフトウェアをダウンロードできないことになる。
【0015】
そして、従来技術のように、新たにダウンロードしたソフトウェアを直ちに実行可能状態にするという方法を用いていると、新たにダウンロードしたソフトウェアを、ある時点から実行可能状態にしたいと考える顧客の要求に応えられないという問題点がある。
【0016】
更に、従来技術のように、保守作業員の作業報告からメンテナンスに要した作業量を把握し、それに基づいて、個々の保守作業員の技量や個々のサービス会社のレベルを評価するという方法を用いていると、その評価を客観的に行えないとともに、その評価に大きな負荷を強いられるという問題点がある。
【0017】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、ネットワークに接続される端末を効率的かつ効果的に保守する新たなリモートメンテナンス技術の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明のリモートメンテナンス装置は、ネットワークに接続される端末を保守するために、(イ)端末の構成情報と該構成情報の変更に合わせて端末により変更されることになる構成情報IDとを取得対象として、端末の構成情報が変更される場合に該端末から送られてくる、その変更後の構成情報とその変更後の構成情報IDとを取得する取得手段と、(ロ)取得手段の取得した各端末の構成情報と該構成情報IDとを記憶する記憶手段と、(ハ)端末への配付対象となる資源と記憶手段の記憶する各端末の構成情報とに基づいて、該資源の配付先となる端末を特定して、それに従って、端末への配付対象となる資源の識別情報と該資源の配付先端末との対応関係のリストを生成する生成手段と、(ニ)対応関係リストに記述される端末に対して、対応関係リストに記述される該端末への配布対象となる資源の識別情報と、記憶手段の記憶する該端末の構成情報IDとを通知する通知手段と、(ホ)通知手段の通知に応答して、通知先の端末から対応関係リストに記述される資源の配布要求がある場合に、該端末に対して該資源を配付する配付手段と、(ヘ)通知手段の通知に応答して、通知先の端末から現在の構成情報と該構成情報のIDとの返信がある場合に、該構成情報に基づいて、対応関係リストに記述される該端末への配付対象となる資源識別情報を作直すとともに、該作り直した資源識別情報と該構成情報のIDとを該端末に通知する実行手段と、(ト)配布手段により資源配布を行った場合に、対応関係リストに記述される該資源配布に関わる対応関係リスト部分を削除する削除手段とを備えるように構成する。
【0019】
この構成を採るときに、端末から送られてくる構成情報IDと、記憶手段の記憶する構成情報IDとが一致しない場合に、その端末に対して、構成情報の送信指示を発行する発行手段を備えることがある。
【0028】
このように構成される本発明のリモートメンテナンス装置では、取得手段は、端末の構成が変更される場合に、その端末から送られてくる構成情報を取得して、記憶手段に登録したり、発行手段の発行する送信指示に応答して送られてくる構成情報を取得して、記憶手段に登録する。
【0029】
この取得手段の処理に従って、記憶手段は、各端末の最新の構成情報を記憶することになる。
【0030】
これを受けて、生成手段は、端末への配付対象となる資源と、記憶手段の記憶する構成情報とから、その資源の配付先となる端末を特定して、それに従って、端末への配付対象となる資源とその資源の配付先端末との対応関係のリストを生成する。
【0031】
そして、この対応関係リストを受けて、配付手段は、対応関係リストに記述される端末に対して、対応関係リストの該当部分を通知して、この通知に応答して端末から資源の配付要求があるときに、その配付要求のある資源をその端末に配付することで資源を配付する。
【0032】
このようにして、本発明のリモートメンテナンス装置では、新たな配付対象資源が生成されるときに、端末の構成情報に基づいて、その資源の配付先端末を特定し、それに従って、各端末に資源を配付していくように処理することから、各端末に対して、配付しなければならない資源を迅速に配付できるようになる。
この構成を採るときにあって、本発明のリモートメンテナンス装置の取得する端末の構成情報と、その端末の現在の構成情報とが一致しない事態が発生する可能性のあることを考慮して、本発明のリモートメンテナンス装置は、端末から構成情報を取得するときに、その構成情報のIDについても取得するようにして、対応関係リストに記述される端末に対して、対応関係リストに記述されるその端末への配布対象となる資源の情報を通知するときに、その対応関係リスト部分の生成元となった構成情報IDについても通知するようにする。
この通知を受けて、通知先の端末は、通知された構成情報IDと現在の構成情報IDとが一致する場合には、本発明のリモートメンテナンス装置に対して、対応関係リストに記述される資源の配布要求を発行するので、本発明のリモートメンテナンス装置は、その配布要求を受け取ると、通知先の端末に対してその配布要求の資源を配布する。
一方、この通知を受けて、通知先の端末は、通知された構成情報IDと現在の構成情報IDとが一致しない場合には、本発明のリモートメンテナンス装置に対して、現在の構成情報とその構成情報のIDとを返信するので、本発明のリモートメンテナンス装置は、その返信を受け取ると、その返信された構成情報に基づいて、その通知先の端末に関わる対応関係リスト部分を作り直して通知し、これにより、通知先の端末に対して必要な資源を配布する。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
【0046】
図1に、本発明に関連する顧客登録処理を実現する構成の一例を図示する。
【0047】
この図に示すように、本発明の適用されるシステムは、ネットワーク80に接続される少なくとも1台の端末10と少なくとも1台の保守用サーバ30とで構成されている。
【0048】
端末10は、この図に示すように、顧客登録部11と、情報入力部12と、情報収集部15と、送信部21と、装置情報300とを有している。
【0049】
一方、保守用サーバ30は、この図に示すように、受信部31と、情報保存部34と、世代管理部35と、表示部44とを有している。
【0050】
ここで、端末10の持つ機能や保守用サーバ30の持つ機能は具体的にはプログラムが構成されるものであり、このプログラムは、計算機が読み取り可能な半導体メモリなどの適当な記録媒体に格納することができる。
【0051】
図2に示す処理フローに従って、このように構成される本発明に関連する顧客登録処理について説明する。
【0052】
顧客が端末10を購入すると、端末10は、顧客情報の登録要求に応答して顧客登録部11を起動することで、図3に示すような顧客情報の入力画面を表示し、情報入力部12を使って、この入力画面に対する入力を受け取ることで、顧客登録に必要となる顧客登録情報200を入力する。
【0053】
続いて、この処理に同期して、情報収集部15を起動して、ROMなどに焼付けられている端末10を特定するための装置情報300と、端末10に実装されるハードウェア・ソフトウェアの構成情報400とを収集する。
【0054】
すなわち、図4(a)に示すような装置IDと装置シリーズ名などからなる端末10の装置情報と、図4(b)に示すような実装されるハードウェア及びソフトウェアの情報について記述する端末10の構成情報400とを収集するのである。
【0055】
続いて、送信部21を使って、入力した顧客登録情報200と、収集した装置情報300及び構成情報400とを、その対応をとりつつ、ネットワーク80を経由して保守用サーバ30に送信する。
【0056】
この端末10の処理を受けて、保守用サーバ30は、受信部31を使って、端末10から送られてくる顧客登録情報200/装置情報300/構成情報400を受信し、世代管理部35を使って世代情報を割り付けつつ、情報保存部34を使って、装置情報300をキーにして、送られてきた顧客登録情報200及び構成情報400を保存する。
【0057】
このようにして、本発明に関連する顧客登録処理では、保守用サーバ30は、顧客情報の登録に同期をとって端末10の構成情報400を収集することで、顧客の手に渡った時点における端末10の構成情報400を入手するように処理するのである。
【0058】
これから、顧客情報の登録に続いて、顧客が例えばRAIDのHDD(ハードディスク)の増設を希望して、サポートセンタに問い合わせがあるような場合に、オペレータは、保守用サーバ30の表示部44を使って、その顧客の端末10の構成情報400を表示させることで、増設可能なHDDを迅速かつ的確にアドバイスすることができるようになる。
【0059】
図5に、本発明に関連する保守作業処理を実現する構成の一例を図示する。図中、図1で説明したものと同じものについては同一の記号で示してある。
【0060】
端末10は、この図に示すように、スケジュール部13と、異常監視部14と、情報収集部15と、構成変更確認部16と、保守作業開始通知部17と、保守作業終了通知部18と、送信部21と、装置情報300とを有している。
【0061】
一方、保守用サーバ30は、この図に示すように、受信部31と、結果通知部32と、情報保存部34と、世代管理部35と、構成変更確認部36と、障害解析部37と、交換箇所指摘部38と、保守作業時間集計部39と、表示部44と、保守作業員通知部45と、図1の一例で登録された装置情報300及び構成情報400とを有している。
【0062】
ここで、端末10の持つ機能や保守用サーバ30の持つ機能は具体的にはプログラムが構成されるものであり、このプログラムは、計算機が読み取り可能な半導体メモリなどの適当な記録媒体に格納することができる。
【0063】
先ず最初に、図6の処理フローに従って、このように構成される本発明に関連する保守作業処理について説明する。
【0064】
例えば、図1の一例に従って端末10のHDDが増設されるようなことで、端末10の構成が変更されることが起こる。
【0065】
このことを考慮して、端末10は、スケジュール部13の処理に従って、システムを起動してからある時間経過後(即時あるいは定期的でもよい)に情報収集部15を起動することで、端末10を特定するための装置情報300と、その時点のハードウェア・ソフトウェアの構成情報(例えば構成情報410)とを収集する。
【0066】
続いて、構成変更確認部16を起動して、構成情報が変更されたのか否かを判断して、構成情報が変更されたことを判断するときには、新たな構成情報(例えば構成情報410)を現構成情報とするとともに、送信部21を起動して、収集した装置情報300と新たな構成情報(例えば構成情報410)とを、その対応をとりつつ、ネットワーク80を経由して保守用サーバ30に送信する。
【0067】
この端末10の処理を受けて、保守用サーバ30は、受信部31を使って、端末10から送られてくる装置情報300/構成情報(例えば構成情報410)を受信し、世代管理部35を使って世代情報を割り付けつつ、情報保存部34を使って、装置情報300をキーにして、この受信した装置情報300/構成情報400(例えば構成情報410)を保存する。
【0068】
ここで、システムの起動時に常にこの処理を行うようにすると、端末10の電源を落として構成を変更する場合に、その構成の変更時点で、新たな構成情報を保守用サーバ30に通知できるようになる。また、電源を投入したまま構成を変更するような場合に、その変更を検出できる場合には、その時点でこの処理を行うようにすることで、その構成の変更時点で、新たな構成情報を保守用サーバ30に通知できるようになる。
【0069】
但し、実際には、ハードウェアの増設時やソフトウェアの改版時に、保守作業員はシステムを何度も起動することがある。例えば、保守作業員が誤った箇所にハードウェアを増設してシステムを起動した後、その誤りに気づいて増設箇所を変更したり、複数のハードウェアを増設する場合などのように、保守作業にあたって何度もシステムを起動することがある。これから、システムの起動時に構成情報を収集して保守用サーバ30に通知する処理については、ある程度の時間経過を待ってから行うようにすることが好ましい。
【0070】
このようにして、例えば、図1の一例に従って端末10のHDDが増設されることで、新たな構成情報410が得られると、構成変更確認部16の処理に従って、HDDを増設する前の構成情報400との比較によりHDDが増設されたことが検出され、これにより、装置情報300と新たな構成情報410とが保守用サーバ30に送信されることになる。
【0071】
その他、ソフトウェアの追加や削除や版数変更などが行われることで新たな構成情報が得られるときにも、同様にして、装置情報300と新たな構成情報410とが保守用サーバ30に送信されることになる。
【0072】
このようにして、保守用サーバ30は、図7に示すように、装置情報300をキーにして、端末10から送られてくる構成情報を世代別に管理する処理に入るのである。
【0073】
次に、図8の処理フローに従って、端末10に障害が発生するときに実行する処理について説明する。
【0074】
HDDがDEADになることなどにより端末10に障害が発生すると、端末10では、異常監視部14がこの異常を検出して情報収集部15を起動し、これにより、情報収集部15が、端末10を特定するための装置情報300と、その障害発生時点のハードウェア・ソフトウェアの構成情報(例えば構成情報420)と、障害情報500とを収集する。
【0075】
続いて、送信部21を使って、収集した装置情報300と障害発生時点の構成情報(例えば構成情報420)と障害情報500とを、その対応をとりつつ、ネットワーク80を経由して保守用サーバ30に送信する。
【0076】
この端末10の処理を受けて、保守用サーバ30は、受信部31を使って、端末10から送られてくる装置情報300/構成情報(例えば構成情報420)/障害情報を受信し、世代管理部35を使って世代情報を割り付けつつ、情報保存部34を使って、装置情報300をキーにして、この受信した装置情報300/構成情報(例えば構成情報420)/障害情報を保存する。
【0077】
続いて、障害解析部37を使って、受信した障害情報500を解析することで、例えばHDDのDEADの原因を解析し、交換箇所指摘部38を使って、障害発生時点の構成情報(例えば構成情報420)を解析することで、交換対象となるHDDなどの箇所を指摘して、保守作業員通知部45を起動することで、その指摘箇所を担当の保守作業員に通知する。
【0078】
このようにして、保守用サーバ30は、障害発生時点の端末10の構成情報を取得して、それに従って障害解析処理を実行するのである。
【0079】
なお、図8の処理フローの説明では、端末10は、障害発生時点の構成情報を収集して保守用サーバ30に送信するという構成を採ったが、上述したことから分かるように、保守用サーバ30は、端末10の最新の構成情報を常時把握しているので、この障害発生時点の構成情報の送信については省略することが可能である。
【0080】
上述しなかったが、障害解析部37は、各端末10から送信されてくる障害情報を集中管理して、保守用サーバ30を運用するオペレータから、装置IDや発生日時などを指定して障害情報の検索要求が発行されると、その検索条件を充足する障害情報を検索して、その一覧を表示するとともに、その障害一覧の中から障害情報が選択されると、その障害情報の詳細な情報(ダンプデータなど)を表示するように処理している。
【0081】
更に、障害解析部37は、障害発生時点の構成情報と、その障害の発生前に収集した最新の構成情報(一世代前の構成情報)との差分情報を抽出して、それをオペレータに示すことで、オペレータによる障害解析を支援するように処理している。なお、オペレータの指定に従って、更に前の構成情報との差分情報を抽出することも可能である。
【0082】
すなわち、図9に示すように、障害発生時点の構成情報と障害発生前の構成情報との双方に記述されている構成情報については図中の▲1▼で示すように例えば緑色で表示し、障害発生前の構成情報にしか記述されていない構成情報については図中の▲2▼で示すように例えば青色で表示し、障害発生時点の構成情報にしか記述されていない構成情報については図中の▲3▼で赤色で表示するというな形で構成情報を表示することで、障害発生時点の構成情報とその障害の発生前に収集した最新の構成情報との差分情報をオペレータに明示するのである。
【0083】
端末10にハードウェアやソフトウェアの障害が発生する場合、その原因がソフトウェアの組み合わせや、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにあることが多い。これから、この差分情報が表示されることで、保守作業員は障害の原因を容易に探索できるようになる。
【0084】
上述した保守用サーバ30からの出動指示を受けて、保守作業員は、障害発生の端末10の所に出かけて保守作業を行うことになる。
【0085】
このとき、端末10は、図10に示すような操作メニュー画面を表示し、保守作業員は、この操作メニュー画面中に設けられる「保守作業開始ボタン」をクリックすることで、保守作業を開始する。
【0086】
この「保守作業開始ボタン」のクリックを受けて、保守作業開始通知部17は、保守作業開始の日時情報(時刻情報)を取得し、これを受けて、送信部21は、保守用サーバ30に対して、この取得された保守作業開始の日時情報を送信する。ここで、保守作業開始の日時情報(保守作業終了の日時情報も同様である)については保守用サーバ30で取得することが可能であるので、送信部21は、保守作業が開始された旨だけを送信することでもよい。
【0087】
そして、保守作業員は、HDDを交換することなどの保守作業を行い、この保守作業が終了すると、図10の操作メニュー画面中に設けられる「保守作業終了ボタン」をクリックする。
【0088】
この「保守作業終了ボタン」のクリックを受けて、保守作業終了通知部18は、保守作業終了の日時情報(時刻情報)を取得し、一方、スケジュール部13は、この作業終了を受けて情報収集部15を起動する。
【0089】
図11に、この処理に続けて実行されることになる処理の処理フローを図示する。
【0090】
すなわち、端末10では、保守作業員による保守作業が終了すると、情報収集部15を起動することで、端末10を特定するための装置情報300と、保守作業終了後のハードウェア・ソフトウェアの構成情報(例えば構成情報430)とを収集する。
【0091】
続いて、送信部21を使って、保守作業終了通知部18の取得した保守作業終了の日時情報と、情報報収集部15の収集した装置情報300/構成情報(例えば構成情報430)とを、ネットワーク80を経由して保守用サーバ30に送信する。
【0092】
この端末10の処理を受けて、保守用サーバ30は、受信部31を使って、端末10から送られてくる装置情報300/構成情報(例えば構成情報430)を受信し、世代管理部35を使って世代情報を割り付けつつ、情報保存部34を使って、装置情報300をキーにして、この受信した装置情報300/構成情報(例えば構成情報430)を保存する。
【0093】
続いて、構成変更確認部16を使って、障害発生時の構成情報(例えば構成情報420)と、保守作業後の構成情報(例えば構成情報430)とを比較し、その差分情報と保守作業の原因となった障害情報500とを照合することで、例えばHDDの障害で説明するならば、交換すべきHDDが正しく交換されたのか否かをチェックして、結果通知部32を使って、そのチェック結果を保守作業員に通知する。
【0094】
更に、保守用サーバ30では、端末10の保守作業開始通知部17から通知される保守作業開始の日時情報と、端末10の保守作業終了通知部18から通知される保守作業終了の日時情報とを受けて、保守作業時間集計部39を使って、各保守作業員毎、各装置シリーズ毎、各障害内容毎に、図12に示すように、異常発生から保守開始までの時間で定義される出動時間や、保守作業開始から保守作業終了までの時間で定義される保守作業時間を集計することで、保守作業の問題点や効率化などに必要となる評価情報を作成する。
【0095】
このとき、複数のサービス会社を利用するときには、各サービス会社毎に出動時間や保守作業時間を集計すると、それらのサービス会社の技量を評価できるようになる。
【0096】
このようにして、本発明に関連する保守作業処理によれば、障害発生に対する効率的な保守作業が実現されることになる。
【0097】
図13に、本発明のソフトウェア改版作業に関する一実施形態例を図示する。図中、図1や図5で説明したものと同じものについては同一の記号で示してある。
【0098】
端末10は、この図に示すように、情報収集部15と、構成変更確認部16と、定期接続部19と、ソフトウェア適用部20と、送信部21と、受信部22と、装置情報300と、保守用サーバ30から配付されたソフトウェア600とを有している。
【0099】
一方、保守用サーバ30は、この図に示すように、受信部31と、送信部33と、情報保存部34と、世代管理部35と、対象リスト作成部40と、対象リストチェック部41と、配付監視部42と、適用監視部43と、登録部46と、端末10に配付するソフトウェア600とを有している。
【0100】
ここで、端末10の持つ機能や保守用サーバ30の持つ機能は具体的にはプログラムが構成されるものであり、このプログラムは、計算機が読み取り可能な半導体メモリなどの適当な記録媒体に格納することができる。
【0101】
例えば、発生した障害原因がHDDのファームウェアにある場合に、その障害原因を取り除くべくファームウェアを改版するときには、そのHDDと同一のHDDを使用している全ての端末10に対して、そのファームウェアの改版を行わなければ、他の端末10でも同様の障害が発生する恐れがある。
【0102】
そこで、この図13に示す保守用サーバ30では、登録部46を起動することで、新たなソフトウェア(ファームウェア、マイクロプログラムなどを含むとともに、版数の更新されるものを含む)を登録するときに、対象リスト作成部40を起動することで、ソフトウェアのダウンロード先を管理する対象リスト700に対して、その新たなソフトウェアとその新たなソフトウェアのダウンロード先となる端末10との対応関係を加える処理を行っている。
【0103】
この対象リスト700は、図14(a)に示すように、装置情報をキーにして、その端末10のシリーズ名と、その端末10に配付すべきソフトウェア名と、その配付ソフトウェアの版数とを管理することで、ソフトウェアのダウンロード先となる端末10を管理する構成を採っている。
【0104】
一方、保守用サーバ30は、上述したように、各端末10の構成情報を世代管理する構成を採っている。そして、この世代管理する構成情報の内、最新の構成情報については、構成情報ID(端末10から通知される)を管理する構成を採っている。なお、最新の構成情報以外の構成情報についても、構成情報IDを管理することでもよい。
【0105】
すなわち、保守用サーバ30は、全ての端末10を管理対象として、図14(b)に示すように、装置情報をキーにして、その端末10のシリーズ名と、最新の構成情報のIDと、その構成情報(ソフトウェア/ソフトウェア版数/実装位置)とを管理する構成を採っている。
【0106】
これから、対象リスト作成部40は、設計部門などから新たなソフトウェア(適用する端末10のシリーズ名と、ソフトウェア名と、ソフトウェア版数という属性情報を持つ)が登録されると、図14(b)のファイルを検索することで、先ず最初に、登録されたソフトウェアの適用されるシリーズと一致する端末10を検索し、続いて、その検索された端末10を検索対象として、図14(b)のファイルを検索することで、新たに登録されたソフトウェアを持つ端末10を検索し、続いて、その検索された端末10を検索対象として、図14(b)のファイルを検索することで、新たに登録されたソフトウェアの版数よりも古い版数を持つ端末10を検索して、そのようにして検索した端末10のIDと、新たに登録されたソフトウェアのシリーズ名/ソフトウェア名/ソフトウェア版数との対応関係を、対象リスト700(図14(a)に示したもの)に追加する処理を実行する。
【0107】
一方、対象リスト作成部40は、端末10からソフトウェアの変更通知(構成情報の変更通知)があるときに、保守用サーバ30の管理するソフトウェア(ソフトウェア名/シリーズ名が一致するソフトウェア)の方が新しい場合には、その新しいソフトウェアをその端末10にダウンロードすべく、対象リスト700に、変更通知元の端末10のIDと、その新しいソフトウェアのシリーズ名/ソフトウェア名/ソフトウェア版数との対応関係を追加する処理を実行する。
【0108】
一方、対象リスト作成部40は、対象リスト700に従って、ソフトウェアを端末10にダウンロードしたときには、対象リスト700から、そのレコードを削除する処理を実行する。
【0109】
図15に、この実施形態例で実行されることになる処理の処理フローを図示する。
【0110】
端末10では、規定の周期になると、定期接続部19を使って、保守用サーバ30との間を接続するとともに、情報収集部15を使って、端末10を特定するための装置情報300を収集する。
【0111】
ここで、定期接続部19は、図16に示すような設定画面を使って顧客と対話することで、接続周期を設定している。
【0112】
続いて、送信部21を使って、収集した装置情報300を、ネットワーク80を経由して保守用サーバ30に送信する。
【0113】
この装置情報を受け取ると、保守用サーバ30では、対象リストチェック部41を使って、対象リスト700(図14(a)に示したもの)に、送られてきた装置情報(装置情報)が登録されているのか否かをチェックして、登録されている場合には、その装置情報の指す登録ソフトウェア600を配付する必要があることから、送信部33を使って、その登録ソフトウェア600を装置情報の送信元である端末10に送信する。
【0114】
このソフトウェアの配付を受けて、端末10では、受信部22を使って、保守用サーバ30から送られてくるソフトウェア600を受信し、その配付結果を、送信部21を使って、保守用サーバ30に返信し、保守用サーバ30では、配付監視部42を使って、そのソフトウェア600の配付状況を保存する。
【0115】
このようにして端末10にダウンロードされたソフトウェア600は、図17に示すような設定画面により設定される顧客の指定するタイミング(即適用とか、月曜日のシステム起動時に適用といったようなタイミングが選べる)に従って、ソフトウェア適用部20によって適用されて実行状態に入る。
【0116】
ここで、図17に示す設定画面では、受信したソフトウェアに対して一律に同一の適用タイミングを設定することを想定しているが、ソフトウェアの種類などに応じて別々の適用タイミングを設定できるようにしてもよい。
【0117】
ソフトウェア適用部20によりソフトウェアが適用されると、情報収集部15を使って、端末10を特定するための装置情報300と、保守作業終了後のハードウェア・ソフトウェアの構成情報とを収集し、送信部21を使って、その適用結果と装置情報300と構成情報とを、ネットワーク80を経由して保守用サーバ30に送信する。
【0118】
この情報の送信を受けて、保守用サーバ30では、適用監視部43を使って、ソフトウェアの適用状況を保存する。
【0119】
このようにして、本発明によれば、版数のアップしたソフトウェア600を効率的に端末10に配付できるようになる。
【0120】
この実施形態例では、端末10からの接続を契機にしてソフトウェア600の配付を実行したが、保守用サーバ30から端末10に接続してソフトウェア600を配付していくようにしてもよい。
【0121】
このようにしてソフトウェアを配付していくのであるが、例えば、端末10でハードウェア構成を変更し、それに従って構成情報を収集して保守用サーバ30に送信する際に、その送信前に、保守用サーバ30からソフトウェアの配付があるときには、その配付の判断に用いた保守用サーバ30で保存している構成情報と端末10の構成情報とが異なることで、その配付されたソフトウェアが実際には不要であったり、適用してはいけないことが起こる。
【0122】
そこで、本発明では、端末10の保存している構成情報のIDと、保守用サーバ30の保存している最新の構成情報のIDと、配付対象のソフトウェア一覧を記述する対象リスト700(図14(a)に示したもの)とを用いて、端末10の構成情報と保守用サーバ30の保存する最新の構成情報とが一致しているのか否かを確認後に、必要なソフトウェアのみを配付するように処理している。そして、更に、端末10で適用待ちとなっているソフトウェアが版数アップすることなどにより保守用サーバ300で配付停止となる場合に、その適用待ちを解除するように処理している。
【0123】
図18に、この処理を実現するための本発明の一実施形態例を図示する。図中、図1や図5や図13で説明したものと同じものについては同一の記号で示してある。
【0124】
端末10は、この図に示すように、情報収集部15と、構成変更確認部16と、送信部21と、受信部22と、ソフトウェア配付要求部23と、ソフトウェア削除部24と、構成情報IDチェック部25と、ソフトウェア一覧チェック部26と、ソフトウェア適用待ち部27と、装置情報300とを有している。
【0125】
一方、保守用サーバ30は、この図に示すように、受信部31と、送信部33と、情報保存部34と、世代管理部35と、対象リスト作成部40と、登録部46と、配付停止部47とを有している。
【0126】
ここで、端末10の持つ機能や保守用サーバ30の持つ機能は具体的にはプログラムが構成されるものであり、このプログラムは、計算機が読み取り可能な半導体メモリなどの適当な記録媒体に格納することができる。
【0127】
この実施形態例に従う場合、端末10は、情報収集部15により構成情報が収集されると、その構成情報400の制御情報となる構成情報ID(タイムスタンプや版数などを含んだ情報)を作成して、保存している最新の構成情報IDを更新するとともに、その構成情報IDとともに構成情報400を、装置情報300と対応をとりつつネットワーク80を経由して保守用サーバ30に送信し、これを受けて、保守用サーバ30は、構成情報IDの割り付けられた構成情報を保存するように処理する。
【0128】
保守用サーバ30では、登録部46により版数のアップした新たなソフトウェア600が登録されると、上述したように、対象リスト作成部40を使って、ソフトウェアのダウンロード先を管理する対象リスト700を作成することになるが、この実施形態例を実現する場合には、送信部33を使って、その対象リスト700の該当部分(送信先の端末10に関係する部分)と、その対象リスト700の該当部分の作成元となった構成情報の構成情報ID800とを、各端末10に送信する。
【0129】
端末10では、この対象リスト700の該当部分と構成情報IDとを受信すると、構成情報IDチェック部25を使って、保存している最新の構成情報IDと、受信した構成情報IDとが一致するのか否かをチェックして、等しいことを判断するときには、ソフトウェア一覧チェック部26を使って、受信した対象リスト700の該当部分に記述されるソフトウェアの中から適用待ちとなっていないソフトウェア600(これまでに配付されていないソフトウェア600)を抽出する。そして、ソフトウェア配付要求部23を使って、保守用サーバ30に対して、その抽出したソフトウェア600の配付を要求する。
【0130】
この配付要求を受けて、保守用サーバ30では、送信部33を使って、配付要求のあるソフトウェア600を端末10に配付する。
【0131】
そして、このソフトウェア600の配付を受け取ると、端末10では、ソフトウェア適用待ち部27を使って、図17に示した設定画面により設定されるタイミングに従って、そのソフトウェア600を適用待ちにする。ここで、即実行というタイミングが設定されている場合には、そのソフトウェア600を直ちに適用して実行状態にすることになる。そして、その適用待ちのタイミングの条件が成立するときには、そのソフトウェア600を適用待ちから実行状態に変更することになる。
【0132】
その後、端末10で、ハードウェアやソフトウェアの構成が変更されると、情報収集部15を起動して、変更された構成情報410とそれの構成情報ID810とを作成する。
【0133】
その間に、保守用サーバ30で、配付停止部47により、端末10に配付したソフトウェア600の配付が停止されることになったり、版数アップしたソフトウェア610が新たに登録されたりするときには、対象リスト700が作り直されて、端末10に送信されてくることになる。
【0134】
但し、このときには、端末10の変更された構成情報410と構成情報ID810とは、まだ保守用サーバ30に送信されていないので、端末10に送信されてくる対象リスト700に記述される構成情報IDは、前に通知された構成情報ID800となっている。
【0135】
これから、端末10は、保守用サーバ30から送られてくる対象リスト700の該当部分と構成情報IDとを受信すると、構成情報IDチェック部25により構成情報IDの不一致を判断することになる。
【0136】
この構成情報の不一致を判断すると、端末10は、構成情報が変更されていることを通知すべく、送信部21を使って、変更された構成情報410とそれの構成情報ID810とを保守用サーバ30に送信する。
【0137】
この送信を受けて、保守用サーバ30では、端末10の最新の構成情報410とそれの構成情報ID810とを受信して保存する。そして、新しくなった構成情報410に従って、対象リスト700を作り直して、端末10に対して、その作り直した新たな対象リスト700と、その対象リスト700の作成元となった構成情報410の構成情報ID810とを端末10に送信する。
【0138】
端末10では、この対象リスト700の該当部分と構成情報ID810とを受信すると、今度は、構成情報IDチェック部25により構成情報IDの一致を判断することになる。
【0139】
これから、受信した対象リスト700に従って、適用待ちにしたソフトウェア600がソフトウェア610に版数アップすることで配付対象から外されたことを判断して、ソフトウェア適用待ち部27を使って、そのソフトウェア600の適用待ちを解除したり、ソフトウェア削除部24を使って、そのソフトウェア600を解除する。
【0140】
そして、受信した対象リスト700に従って、保守用サーバ30から受信していないソフトウェア610があることを判断して、ソフトウェア配付要求部23を使って、保守用サーバ30に対して、そのソフトウェア610の配付を要求する。
【0141】
この配付要求を受けて、保守用サーバ30では、送信部33を使って、配付要求のあるソフトウェア610を端末10に配付する。
【0142】
そして、このソフトウェア610の配付を受け取ると、端末10では、ソフトウェア適用待ち部27を使って、図17に示した設定画面により設定されるタイミングに従って、そのソフトウェア610を適用待ちにする。
【0143】
その後、端末10において、何らかの問題によりソフトウェア610が消えてしまうようなことがあると、保守用サーバ30から送られてくる対象リスト700に従って、その消えたソフトウェア610の配付依頼を行い、その配付依頼に応答して送られてくるソフトウェア610を受信して適用待ちすることで、失われたソフトウェアを再び適用させていくように処理する。
【0144】
この実施形態例では、端末10の側で構成情報IDが一致しているのか否かを判断する構成を採ったが、端末10が、例えば定期的に装置情報と構成ID情報とを保守用サーバ30に送信する構成を採って、保守用サーバ30の側で構成情報IDが一致しているのか否かを判断して、不一致を判断するときに、端末10から保守用サーバ30に構成情報を送信させていくという方法を用いることでもよい。
【0145】
以上に説明したように、本発明に関連する発明では、保守用サーバ30が各端末10の構成情報を正確に把握できるようにする構成を実現している。
【0146】
この構成は、具体的には、保守用サーバ30が、端末10により顧客情報の登録が行われるときに、端末10の初期構成の構成情報を取得し、その後、端末10の構成が変更される度に、端末10の構成情報を取得し、そして、構成情報IDを使って、端末10の構成情報が保守用サーバ30に取得されているものと違うのか否かをチェックして、違う場合には、その時点の端末10の構成情報を取得していくことで実現される。
【0147】
更に、本発明に関連する発明では、保守用サーバ30が正確に把握する各端末10の構成情報を世代管理することで、障害原因の探索を容易にできるようにする構成を実現している。
【0148】
この構成は、具体的には、保守用サーバ30が、端末10から取得した構成情報を世代管理する構成を採って、障害発生時点の端末10の構成情報と、その世代管理する構成情報との差分情報を抽出して、それを出力することで実現される。
【0149】
端末10にハードウェアやソフトウェアの障害が発生する場合、その原因がソフトウェアの組み合わせや、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにあることが多いことから、この差分情報の出力により障害原因の探索が容易なものになることを実現できるのである。
【0150】
更に、本発明では、保守用サーバ30が正確に把握する各端末10の構成情報を使って、障害発生などにより変更されたソフトウェアを効率的に配付できるようにする構成を実現している。
【0151】
この構成は、具体的には、新たなソフトウェアが生成されると、保守用サーバ30が、把握している各端末10の構成情報に従って、そのソフトウェアの適用されるシリーズと一致する端末10を検索し、続いて、その検索された端末10を検索対象として、そのソフトウェアを持つ端末10を検索し、続いて、その検索された端末10を検索対象として、そのソフトウェアの版数よりも古い版数を持つ端末10を検索することで、そのソフトウェアの配付先となる端末10のリストを作成する。
【0152】
そして、このようにして作成したリストを使って、端末10からソフトウェアの配付要求があるときに、このリストを検索することで、その端末10に配付すべきソフトウェアを特定して配付したり、このリストを端末10に通知して、その通知に応答して端末10からソフトウェアの配付要求があるときに、その配付要求のあるソフトウェアを配付することで実現される。
【0153】
更に、本発明に関連する発明では、顧客の希望する形態に従って、ソフトウェアを適用できるようにする構成を実現している。
【0154】
この構成は、具体的には、端末10が、保守用サーバ30から配付される資源に対して、適用待ち状態にするのか即実行状態にするのかを設定して、その設定に基づいて、保守用サーバ30から配付される資源の適用のタイミングを制御するとともに、適用待ちにあるソフトウェアが不要となる場合には、その適用待ちを解除することで実現される。
【0155】
更に、本発明に関連する発明では、個々の保守作業員の技量や個々のサービス会社のレベルの評価を客観的かつ迅速に行えるようにする構成を実現している。
【0156】
この構成は、具体的には、保守用サーバ30が、保守作業の開始日時情報及び終了日時情報を収集して、それを集計することで実現される。
【0157】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークに接続される各端末に対して、ダウンロードしなければならない資源を迅速にダウンロードできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に関連する顧客登録処理を実現する構成の一例を示す図である。
【図2】 本発明に関連する顧客登録処理の説明図である。
【図3】 顧客情報入力画面の説明図である。
【図4】 装置情報/構成情報の説明図である。
【図5】 本発明に関連する保守作業処理を実現する構成の一例を示す図である。
【図6】 本発明に関連する保守作業処理の説明図である。
【図7】 構成情報の世代管理の説明図である。
【図8】 本発明に関連する処理の説明図である。
【図9】 差分構成情報の表示の説明図である。
【図10】 操作メニュー画面の説明図である。
【図11】 本発明に関連する処理の説明図である。
【図12】 保守作業の評価情報の説明図である。
【図13】 本発明の一実施形態例である。
【図14】 管理情報の説明図である。
【図15】 本発明の処理の説明図である。
【図16】 定期接続設定画面の説明図である。
【図17】 ソフトウェア適用設定画面の説明図である。
【図18】 本発明の一実施形態例である。
【符号の説明】
10 端末
30 保守用サーバ
80 ネットワーク
200 顧客登録情報
300 装置情報
400 構成情報
500 障害情報
600 ソフトウェア
700 対象リスト
800 構成情報ID

Claims (5)

  1. ネットワークに接続される端末を保守するリモートメンテナンス装置であって、
    端末の構成情報と該構成情報の変更に合わせて端末により変更されることになる構成情報IDとを取得対象として、端末の構成情報が変更される場合に該端末から送られてくる、その変更後の構成情報とその変更後の構成情報IDとを取得する取得手段と、
    上記取得手段の取得した各端末の構成情報と該構成情報IDとを記憶する記憶手段と、
    端末への配付対象となる資源と上記記憶手段の記憶する各端末の構成情報とに基づいて、該資源の配付先となる端末を特定して、それに従って、端末への配付対象となる資源の識別情報と該資源の配付先端末との対応関係のリストを生成する生成手段と、
    上記対応関係リストに記述される端末に対して、上記対応関係リストに記述される該端末への配布対象となる資源の識別情報と、上記記憶手段の記憶する該端末の構成情報IDとを通知する通知手段と、
    上記通知手段の通知に応答して、通知先の端末から上記対応関係リストに記述される資源の配布要求がある場合に、該端末に対して該資源を配付する配付手段と、
    上記通知手段の通知に応答して、通知先の端末から現在の構成情報と該構成情報のIDとの返信がある場合に、該構成情報に基づいて、上記対応関係リストに記述される該端末への配付対象となる資源識別情報を作直すとともに、該作り直した資源識別情報と該構成情報のIDとを該端末に通知する実行手段と、
    上記配布手段により資源配布を行った場合に、上記対応関係リストに記述される該資源配布に関わる対応関係リスト部分を削除する削除手段とを備えることを、
    特徴とするリモートメンテナンス装置。
  2. 請求項1に記載のリモートメンテナンス装置において、
    端末から送られてくる構成情報IDと、上記記憶手段の記憶する構成情報IDとが一致しない場合に、該端末に対して、構成情報の送信指示を発行する発行手段を備え、
    上記取得手段は、上記発行手段の送信指示に応答して送られてくる構成情報を取得することを、
    特徴とするリモートメンテナンス装置。
  3. ネットワークに接続される端末を保守するリモートメンテナンス装置の実現に用いられるリモートメンテナンス処理用プログラムであって、
    コンピュータを、
    端末の構成情報と該構成情報の変更に合わせて端末により変更されることになる構成情報IDとを取得対象として、端末の構成情報が変更される場合に該端末から送られてくる、その変更後の構成情報とその変更後の構成情報IDとを取得する取得手段と、
    上記取得手段の取得した各端末の構成情報と該構成情報IDとを記憶する記憶手段と、
    端末への配付対象となる資源と上記記憶手段の記憶する各端末の構成情報とに基づいて、該資源の配付先となる端末を特定して、それに従って、端末への配付対象となる資源の識別情報と該資源の配付先端末との対応関係のリストを生成する生成手段と、
    上記対応関係リストに記述される端末に対して、上記対応関係リストに記述される該端末への配布対象となる資源の識別情報と、上記記憶手段の記憶する該端末の構成情報IDとを通知する通知手段と、
    上記通知手段の通知に応答して、通知先の端末から上記対応関係リストに記述される資源の配布要求がある場合に、該端末に対して該資源を配付する配付手段と、
    上記通知手段の通知に応答して、通知先の端末から現在の構成情報と該構成情報のIDとの返信がある場合に、該構成情報に基づいて、上記対応関係リストに記述される該端末への配付対象となる資源識別情報を作直すとともに、該作り直した資源識別情報と該構成情報のIDとを該端末に通知する実行手段と、
    上記配布手段により資源配布を行った場合に、上記対応関係リストに記述される該資源配布に関わる対応関係リスト部分を削除する削除手段として機能させるためのリモートメンテナンス処理用プログラム。
  4. 請求項3に記載のリモートメンテナンス処理用プログラムにおいて、
    コンピュータを、さらに、端末から送られてくる構成情報IDと、上記記憶手段の記憶する構成情報IDとが一致しない場合に、該端末に対して、構成情報の送信指示を発行する発行手段として機能させて、
    上記取得手段は、上記発行手段の送信指示に応答して送られてくる構成情報を取得することを、
    特徴とするリモートメンテナンス処理用プログラム。
  5. ネットワークに接続される端末を保守するリモートメンテナンス装置の実現に用いられるプログラムを記録したリモートメンテナンス処理用プログラムの記録媒体であって、
    コンピュータを、
    端末の構成情報と該構成情報の変更に合わせて端末により変更されることになる構成情報IDとを取得対象として、端末の構成情報が変更される場合に該端末から送られてくる、その変更後の構成情報とその変更後の構成情報IDとを取得する取得手段と、
    上記取得手段の取得した各端末の構成情報と該構成情報IDとを記憶する記憶手段と、
    端末への配付対象となる資源と上記記憶手段の記憶する各端末の構成情報とに基づいて、該資源の配付先となる端末を特定して、それに従って、端末への配付対象となる資源の識別情報と該資源の配付先端末との対応関係のリストを生成する生成手段と、
    上記対応関係リストに記述される端末に対して、上記対応関係リストに記述される該端末への配布対象となる資源の識別情報と、上記記憶手段の記憶する該端末の構成情報IDとを通知する通知手段と、
    上記通知手段の通知に応答して、通知先の端末から上記対応関係リストに記述される資源の配布要求がある場合に、該端末に対して該資源を配付する配付手段と、
    上記通知手段の通知に応答して、通知先の端末から現在の構成情報と該構成情報のIDとの返信がある場合に、該構成情報に基づいて、上記対応関係リストに記述される該端末への配付対象となる資源識別情報を作直すとともに、該作り直した資源識別情報と該構成情報のIDとを該端末に通知する実行手段と、
    上記配布手段により資源配布を行った場合に、上記対応関係リストに記述される該資源配布に関わる対応関係リスト部分を削除する削除手段として機能させるためのプログラムを記録したリモートメンテナンス処理用プログラムの記録媒体。
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