JP4038727B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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シングル・ビット・エラーである場合には、ECC(Error Checking and Correcting)等によりエラー訂正が容易であるが、マルチ・ビット・エラーである場合には、エラー訂正が困難である。
本発明の他の課題は、ワード線系の故障によりシステムダウンしない半導体記憶装置を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、メモリアクセス動作(ライト動作、リード動作、リフレッシュ動作)による信頼性が向上する半導体記憶装置を提供することにある。
メモリセルアレイ(24、25)は、メモリセル(24;M11〜Mmn;nは1以上の整数)と冗長メモリセル(25;M11’〜Mmn’)とを構成するようにマトリクス状に設けられている。メモリセルアレイ(24、25)の複数の行のそれぞれに対して、複数のワード線(8−1〜8−m、8−1’〜8−m’)のそれぞれが設けられている。複数のワード線(8−1〜8−m、8−1’〜8−m’)は、メモリセル(24;M11〜Mmn)に接続されたワード線(8−1〜8−m)と、冗長メモリセル(25;M11’〜Mmn’)に接続された冗長ワード線(8−1’〜8−m’)とを含む。複数の比較制御部(23−1〜23−m、23−1’〜23−m’)のそれぞれに対して、複数のワード線(8−1〜8−m、8−1’〜8−m’)のそれぞれが接続されている。アドレス制御部(21)は、複数のワード線(8−1〜8−m、8−1’〜8−m’)に接続され、複数の比較制御部(23−1〜23−m、23−1’〜23−m’)の各々にワード線選択信号(9−1〜9−m、9−1’〜9−m’)を出力する。
アドレス制御部(21)は、第1アドレスに従って、メモリセル(24;M11〜Mmn)に接続されたワード線(8−1〜8−m)のうちの第1ワード線(8−1)を選択し、複数の比較制御部(23−1〜23−m、23−1’〜23−m’)のうち、第1ワード線(8−1)に接続された第1比較制御部(23−1)に出力するワード線選択信号(9−1)をアクティブ状態にする。
第1比較制御部(23−1)は、アクティブ状態のワード線選択信号(9−1)に従って、第1ワード線(8−1)の電位と第1設定電位(VHR)とを比較し、第1ワード線(8−1)の電位と第1設定電位(VHR)との比較結果に基づいて、第1アドレス変更指示をアドレス制御部(21)に出力する。アドレス制御部(21)は、第1アドレスと第1アドレス変更指示とに従って、第1ワード線(8−1)に代えて、冗長メモリセル(25;M11’〜Mmn’)に接続された冗長ワード線(8−1’〜8−m’)のうちの第1冗長ワード線(8−1’)を選択する。
このように、本発明の半導体記憶装置によれば、第1ワード線(8−1)に接続されたメモリセル(M11、M12、…、M1n)を、第1冗長ワード線(8−1’)に接続された冗長メモリセル(M11’、M12’、…、M1n’)に切り替えるため、ワード線系の故障によるマルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができる。
また、本発明の半導体記憶装置によれば、マルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができるため、ワード線系の故障によりシステムダウン(コンピュータシステムがダウン)することはない。
第2比較制御部(23−2〜23−m、23−1’〜23−m’)は、インアクティブ状態のワード線選択信号(9−2〜9−m、9−1’〜9−m’)に従って、第2ワード線(8−2〜8−m、8−1’〜8−m’)の電位と第2設定電位(VLR)とを比較する。第2比較制御部(23−2)は、第2ワード線(8−2)の電位と第2設定電位(VLR)との比較結果に基づいて、第2アドレス変更指示をアドレス制御部(21)に出力する。アドレス制御部(21)は、第2アドレスと第2アドレス変更指示とに従って、第2ワード線(8−2)に代えて、冗長ワード線(8−1’〜8−m’)のうちの第2冗長ワード線(8−2’)を選択する。
このように、本発明の半導体記憶装置によれば、第2’ワード線(8−2)に接続されたメモリセル(M21、M22、…、M2n)を、第2冗長ワード線(8−2’)に接続された冗長メモリセル(Mm1’、Mm2’、…、Mmn)に切り替えるため、ワード線系の故障によるマルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができる。
また、本発明の半導体記憶装置によれば、マルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができるため、ワード線系の故障によりシステムダウンすることはない。
また、本発明の半導体記憶装置によれば、第1ワード線(8−1)を選択(駆動)したときに、第1ワード線(8−1)に接続されたメモリセル(M11、M12、…、M1n)を、第1冗長ワード線(8−1’)に接続された冗長メモリセル(M11’、M12’、…、M1n’)に切り替えるだけでなく、駆動されていない第2’ワード線(8−2)に接続されたメモリセル(M21、M22、…、M2n)を、第2冗長ワード線(8−2’)に接続された冗長メモリセル(Mm1’、Mm2’、…、Mmn)に切り替える。このため、本発明の半導体記憶装置によれば、メモリアクセス動作(ライト動作、リード動作、リフレッシュ動作)による信頼性が向上する。
本発明の半導体記憶装置は、ワード線系の故障によりシステムダウンすることがない。
本発明の半導体記憶装置は、メモリアクセス動作(ライト動作、リード動作、リフレッシュ動作)による信頼性が向上する。
図1は、本発明の半導体記憶装置(DRAM)の構成を示す。本発明の半導体記憶装置は、図示しないCPU(Central Processing Unit)と図示しないクロック発生回路とを具備するコンピュータ(図示しない)に搭載される。
本発明の半導体記憶装置は、内部クロック発生回路3、メモリセルアレイ、センスアンプ13−1〜13−n(nは2以上の整数)、第1設定電位発生器14、第2設定電位発生器15、Xアドレス制御部21、Yアドレス制御部22、(m+m’)個の比較制御部23−1〜23−m、23−1’〜23−m’(mとm’は2以上の整数、m>m’)を具備する。
具体的には、メモリセル24のm行のそれぞれに対して、ワード線8−1〜8−mのそれぞれが設けられ、メモリセル24のm行のうちのi行(i=1、2、…、m)に属するn個のメモリセルMi1〜Minは、ワード線8−iで互いに接続されている。メモリセルMij(j=1、2、…、n)は、そのゲートがワード線8−iで接続されたトランジスタTijと、トランジスタTijのソースが接続されたコンデンサCijとで構成される。
冗長メモリセル25のm’行のそれぞれに対して、冗長ワード線8−1’〜8−m’のそれぞれが設けられ、冗長メモリセル25のm’行のうちのi’行(i’=1’、2’、…、m’)に属するn個の冗長メモリセルMi1’〜Min’は、冗長ワード線8−i’で互いに接続されている。冗長メモリセルMij’(j=1、2、…、n)は、そのゲートが冗長ワード線8−i’で接続されたトランジスタTij’と、トランジスタTij’のソースが接続されたコンデンサCij’とで構成される。
メモリセルアレイのn行のそれぞれに対して、図示しないn本のカラムセレクト線のそれぞれが設けられている。n本のカラムセレクト線は、後述するYアドレスに対応する。
上記iと上記jとが奇数である場合{i=1、3、…、(m−1);j=1、3、…、(n−1)}、上記iと上記jとが偶数である場合(i=2、4、…、m;j=2、4、…、n)、メモリセルMijのトランジスタTijのドレイン、メモリセルMij’のトランジスタTij’のドレインには、ビット線6−iが接続されている。
上記iが奇数であり上記jが偶数である場合{i=1、3、…、(m−1);j=2、4、…、n}、上記iが偶数であり上記jが奇数である場合{i=2、4、…、m;j=1、3、…、(n−1)}、メモリセルMijのトランジスタTijのドレイン、メモリセルMij’のトランジスタTij’のドレインには、ビット線7−iが接続されている。
ワードドライバ5−1〜5−mは、アドレスデコーダ4aに接続されている。ワードドライバ5−1〜5−mのそれぞれに対して、ワード線8−1〜8−mのそれぞれが接続されている。
ワードドライバ5−1’〜5−m’は、冗長アドレスデコーダ4bに接続されている。ワードドライバ5−1’〜5−m’のそれぞれに対して、冗長ワード線8−1’〜8−m’のそれぞれが接続されている。
第1設定電位発生器14は、予めに設定された第1設定電位VHRを発生する。
第2設定電位発生器15は、予めに設定された第2設定電位VLRを発生する。
セレクタ回路16−1〜16−m、16−1’〜16−m’のそれぞれは、第1設定電位発生器14と、第2設定電位発生器15と、比較回路17−1〜17−m、17−1’〜17−m’のそれぞれとに接続されている。
比較回路17−1〜17−m、17−1’〜17−m’は、内部クロック信号ICLKに同期して動作する。比較回路17−1〜17−m、17−1’〜17−m’のそれぞれは、(m+m’)本のワード線(ワード線8−1〜8−m、冗長ワード線8−1’〜8−m’)のそれぞれと、上記の救済回路2とに接続されている。
ワードドライバ5−1〜5−m、5−1’〜5−m’のうちの1つのワードドライバ(第1ワードドライバ)は、(m+m’)本のワード線(ワード線8−1〜8−m、冗長ワード線8−1’〜8−m’)のうち、第1ワードドライバに接続された1つのワード線(第1ワード線)を駆動(選択)するときに、セレクタ回路16−1〜16−m、16−1’〜16−m’のうち、第1ワードドライバに接続された1つのセレクタ回路(第1セレクタ回路)に出力するワード線選択信号をアクティブ状態にする。
第1セレクタ回路は、第1ワードドライバから出力されるワード線選択信号がアクティブ状態であるとき、第1設定電位発生器14からの第1設定電位VHRを、比較回路17−1〜17−m、17−1’〜17−m’のうち、第1セレクタ回路に接続された1つの比較回路(第1比較回路)に出力する。
第1比較回路は、内部クロック信号ICLKに同期して、第1ワードドライバにより駆動された第1ワード線の電位と、第1セレクタ回路から出力された第1設定電位VHRとを比較する。第1比較回路は、第1ワード線の電位が第1設定電位VHRの範囲内にないときに、アドレス変更指示を救済回路2に出力する。第1比較回路から出力されたアドレス変更指示は、第1ワード線に代えて、冗長メモリセル25に接続された冗長ワード線8−1’〜8−m’のうちの1つの冗長ワード線を選択するための情報である。
後述するメモリアクセス動作時に、救済回路2は、Xアドレスバッファ1から出力される後述のアドレスXA(Xアドレス)とアドレス置換用メモリ18に記載されたXアドレス(第1ワード線)とが一致しない場合、Xアドレスバッファ1からのアドレスXA(Xアドレス)をアドレスデコーダ4(アドレスデコーダ4a)に出力し、一致した場合、Xアドレス(第1ワード線)に対応付けられた変更Xアドレス(第1冗長ワード線)をアドレスXAとしてアドレスデコーダ4(冗長アドレスデコーダ4b)に出力する。
このように、本発明の半導体記憶装置によれば、第1ワード線に接続されたメモリセルを、第1冗長ワード線に接続された冗長メモリセルに切り替えるため、ワード線系の故障によるマルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができる。
また、本発明の半導体記憶装置によれば、マルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができるため、ワード線系の故障によりシステムダウン(コンピュータシステムがダウン)することはない。
第2セレクタ回路のそれぞれは、第2ワードドライバのそれぞれから出力されるワード線選択信号のそれぞれがインアクティブ状態であるとき、第2設定電位発生器15からの第2設定電位VLRを、比較回路17−1〜17−m、17−1’〜17−m’のうちの第1比較回路以外の第2比較回路のそれぞれに出力する。
第2比較回路のそれぞれは、内部クロック信号ICLKに同期して、駆動されていない第2ワード線のそれぞれの電位と、第2セレクタ回路のそれぞれから出力された第2設定電位VLRとを比較する。第2比較回路のうちの第2’比較回路(単数又は複数)は、第2ワード線のうちの第2’ワード線(単数又は複数)の電位が第2設定電位VLRの範囲内にないときに、アドレス変更指示を救済回路2に出力する。第2’比較回路から出力されたアドレス変更指示は、第2’ワード線に代えて、冗長メモリセル25に接続された冗長ワード線8−1’〜8−m’のうちの1つの冗長ワード線を選択するための情報である。
後述するメモリアクセス動作時に、救済回路2は、Xアドレスバッファ1から出力される後述のアドレスXA(Xアドレス)とアドレス置換用メモリ18に記載されたXアドレス(第2’ワード線)とが一致しない場合、Xアドレスバッファ1からのアドレスXA(Xアドレス)をアドレスデコーダ4(アドレスデコーダ4a)に出力し、一致した場合、Xアドレス(第2’ワード線)に対応付けられた変更Xアドレス(第2冗長ワード線)をアドレスXAとしてアドレスデコーダ4(冗長アドレスデコーダ4b)に出力する。
このように、本発明の半導体記憶装置によれば、第2’ワード線に接続されたメモリセルを、第2冗長ワード線に接続された冗長メモリセルに切り替えるため、ワード線系の故障によるマルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができる。
また、本発明の半導体記憶装置によれば、マルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができるため、ワード線系の故障によりシステムダウンすることはない。
また、本発明の半導体記憶装置によれば、第1ワード線を選択(駆動)したときに、第1ワード線に接続されたメモリセルを、第1冗長ワード線に接続された冗長メモリセルに切り替えるだけでなく、駆動されていない第2’ワード線に接続されたメモリセルを、第2冗長ワード線に接続された冗長メモリセルに切り替える。このため、本発明の半導体記憶装置によれば、メモリアクセス動作(ライト動作、リード動作、リフレッシュ動作)による信頼性が向上する。
Xアドレス制御部21は、例えば、ワード線8−1を選択(駆動)するとき、ワード線8−1の電位30は、図示しない内部クロック信号の立下りである第1時間t1から第2時間t2の間に、ローレベル電位VLからハイレベル電位VHに瞬時に変化する。ローレベル電位VLは、ワード線8−1に接続されたメモリセルM1j(j=1、2、…、n)のトランジスタT1jの動作限界電圧VTよりも低く、ハイレベル電位VHは、その動作限界電圧VTよりも高い。ワード線8−1の電位30は、そのワード線8−1が選択(駆動)されている第2時間t2から第3時間t3までの間、ハイレベル電位VHである。ワード線8−1の電位30は、次の図示しない内部クロック信号の立下りである第3時間t3から第4時間t4の間に、ハイレベル電位VHからローレベル電位VLに瞬時に変化する。
Xアドレス制御部21が例えばワード線8−1を選択(駆動)するとき、Xアドレス制御部21は、セレクタ回路16−1に出力するワード線選択信号9−1をアクティブ状態にする。このとき、セレクタ回路16−1は、アクティブ状態のワード線選択信号9−1に従って、第1設定電位発生器14からの第1設定電位VHRを比較回路17−1に出力する。比較回路17−1は、予めに設定された比較動作時間tXに応じて、比較動作を行う。即ち、ワードドライバ5−1により駆動されたワード線8−1の電位と、セレクタ回路16−1から出力された第1設定電位VHRとを比較する。
上記の第1設定電位発生器14が発生する第1設定電位VHRは、上記の動作限界電圧VTより高く、ハイレベル電位VH以下の範囲に予めに設定されている。比較回路17−1は、比較動作時間tXのときのワード線8−1の電位が第1設定電位VHRの範囲内にないとき、上記のアドレス変更指示を救済回路2に出力する。
本発明の半導体記憶装置は、このような電位差(第1設定電位VHR)があることによりマルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができる。
このとき、セレクタ回路16−2は、インアクティブ状態のワード線選択信号9−2に従って、第2設定電位発生器15からの第2設定電位VLRを比較回路17−2に出力する。比較回路17−2は、上記の比較動作時間tXに応じて、比較動作を行う。即ち、ワードドライバ5−2により駆動されたワード線8−2の電位と、セレクタ回路16−2から出力された第2設定電位VLRとを比較する。
上記の第2設定電位発生器15が発生する第2設定電位VLRは、ローレベル電位VL以上、上記の動作限界電圧VTより低い範囲に予めに設定されている。比較回路17−2は、比較動作時間tXのときのワード線8−2の電位が第2設定電位VLRの範囲内にないとき、上記のアドレス変更指示を救済回路2に出力する。
本発明の半導体記憶装置は、このような電位差(第2設定電位VLR)があることによりマルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができる。
まず、本発明の半導体記憶装置の動作として、メモリアクセス動作のうちのライト動作、リード動作について、図1を用いて簡単に説明する。ここで、メモリアクセス動作のうちのリフレッシュ動作についての記載は省略する。また、ライト動作時に実行されるライトコマンド、リード動作時に実行されるライトコマンドについての記載は省略する。
センスアンプ13−1〜13−nは、ワードドライバ(ワードドライバ5−i、ワードドライバ5−i’)によりワード線が駆動されたときに、ビット線(ビット線6−1〜6−n、ビット線バー7−1〜7−n)に電位を供給し、ビット線の電位を増幅させる。
カラムデコーダ12は、Yアドレスバッファ11からのアドレスYAをデコードし、n本のカラムセレクト線のうち、そのアドレスYA(Yアドレス)に応じたj番目(j=1、2、…、n)のカラムセレクト線を駆動する。
セレクタ回路16−1は、アクティブ状態のワード線選択信号9−1に従って、第1設定電位発生器14からの第1設定電位VHRを比較回路17−1に出力する。比較回路17−1は、内部クロック信号ICLKを入力したときの(比較動作時間tXのときの)ワード線8−1の電位と、セレクタ回路16−1から出力された第1設定電位VHRとを比較する。
比較回路17−1は、比較動作時間tXのときのワード線8−1の電位が第1設定電位VHRの範囲内にないとき、アドレス変更指示を救済回路2に出力する。
救済回路2は、Xアドレス(ワード線8−1)に対応付けられた変更Xアドレス(冗長ワード線8−1’)をアドレスXAとしてアドレスデコーダ4(冗長アドレスデコーダ4b)に出力する。冗長アドレスデコーダ4bは、救済回路2からのアドレスXAをデコードし、ワードドライバ5−1’は、そのアドレスXA(変更Xアドレス)に応じた冗長ワード線8−1’を駆動する。
このように、本発明の半導体記憶装置によれば、ワード線8−1に接続されたメモリセルM11、M12、…、M1nを、冗長ワード線8−1’に接続された冗長メモリセルM11’、M12’、…、M1n’に切り替えるため、ワード線系の故障によるマルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができる。
また、本発明の半導体記憶装置によれば、マルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができるため、ワード線系の故障によりシステムダウンすることはない。
セレクタ回路16−2〜16−m、16−1’〜16−m’のそれぞれは、インアクティブ状態のワード線選択信号9−2〜9−m、9−1’〜9−m’のそれぞれに従って、第2設定電位発生器15からの第2設定電位VLRを比較回路17−2〜17−m、17−1’〜17−m’のそれぞれに出力する。比較回路17−2〜17−m、17−1’〜17−m’のそれぞれは、内部クロック信号ICLKを入力したときの(比較動作時間tXのときの)ワード線8−2〜8−m、8−1’〜8−m’のそれぞれの電位と、セレクタ回路16−2〜16−m、16−1’〜16−m’のそれぞれから出力された第2設定電位VLRとを比較する。
ここで、比較動作時間tXのときのワード線8−2の電位が第2設定電位VLRの範囲内にないとき、比較回路17−2は、アドレス変更指示を救済回路2に出力する。
他のライト動作時、他のリード動作時に、救済回路2は、アドレス置換用メモリ18を参照して、Xアドレスバッファ1からのアドレスXAがワード線8−2に対応し、且つ、そのアドレスXA(ワード線8−2)とアドレス置換用メモリ18に記載されたXアドレス(ワード線8−1、8−2)とが一致したとき、Xアドレス(ワード線8−2)に対応付けられた変更Xアドレス(冗長ワード線8−m’)をアドレスXAとしてアドレスデコーダ4(冗長アドレスデコーダ4b)に出力する。冗長アドレスデコーダ4bは、救済回路2からのアドレスXAをデコードし、ワードドライバ5−m’は、そのアドレスXA(変更Xアドレス)に応じた冗長ワード線8−m’を駆動する。
このように、本発明の半導体記憶装置によれば、ワード線8−2に接続されたメモリセルM21、M22、…、M2nを、冗長ワード線8−m’に接続された冗長メモリセルMm1’、Mm2’、…、Mmnに切り替えるため、ワード線系の故障によるマルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができる。
また、本発明の半導体記憶装置によれば、マルチ・ビット・エラーを未然に防ぐことができるため、ワード線系の故障によりシステムダウンすることはない。
また、本発明の半導体記憶装置によれば、ワード線8−1を選択(駆動)したときに、ワード線8−1に接続されたメモリセルM11、M12、…、M1nを、冗長ワード線8−1’に接続された冗長メモリセルM11’、M12’、…、M1n’に切り替えるだけでなく、駆動されていないワード線8−2に接続されたメモリセルM21、M22、…、M2nを、冗長ワード線8−m’に接続された冗長メモリセルMm1’、Mm2’、…、Mmnに切り替える。このため、本発明の半導体記憶装置によれば、メモリアクセス動作(ライト動作、リード動作、リフレッシュ動作)による信頼性が向上する。
2 救済回路
3 内部クロック発生回路
4 アドレスデコーダ
4a アドレスデコーダ
4b 冗長アドレスデコーダ
5−1〜5−m、5−1’〜5−m’ ワードドライバ
6−1〜6−n ビット線
7−1〜7−n ビット線バー
8−1〜8−m、8−1’〜8−m’ ワード線
9−1〜9−m、9−1’〜9−m’ ワード線選択信号
11 Yアドレスバッファ
12 カラムデコーダ
13−1〜13−n センスアンプ
14 第1設定電位発生器
15 第2設定電位発生器
16−1〜16−m、16−1’〜16−m’ セレクタ回路
17−1〜17−m、17−1’〜17−m’ 比較回路
18 アドレス置換用メモリ
21 Xアドレス制御部
22 Yアドレス制御部
23−1〜23−m、23−1’〜23−m’ 比較制御部
24 メモリセル
25 冗長メモリセル
30 ワード線の電位(通常時)
31 ワード線の電位(故障時)
32 ワード線の電位(故障時)
C11〜Cmn、C11’〜Cmn’ キャパシタ
M11〜Mmn、M11’〜Mmn’ メモリセル
T11〜Tmn、T11’〜Tmn’ トランジスタ
tX 比較動作時間
tY ハイレベル期待時間
VH ハイレベル電位
VHB 擬似ハイレベル電位
VHR 第1設定電位(ハイレベル設定電位)
VL ローレベル電位
VLR 第2設定電位(ローレベル設定電位)
VT メモリセルのトランジスタの動作限界電位
Claims (3)
- メモリセルアレイと、
前記メモリセルアレイの行にそれぞれ接続された複数のワード線と、
前記複数のワード線にそれぞれ接続された複数の比較制御部と、
前記複数のワード線のそれぞれに対応し、前記複数の比較制御部にそれぞれ接続された複数のワード線選択線と、
前記複数のワード線と複数のワード線選択線とに接続され、それぞれ前記複数のワード線選択線を介して前記複数の比較制御部にワード線選択信号を出力するアドレス制御部と
を具備し、
前記メモリセルアレイは、メモリセルと冗長メモリセルとを含み、
前記複数のワード線は、前記メモリセルに接続されたワード線群と、前記冗長メモリセルに接続された冗長ワード線群とを含み、
前記アドレス制御部は、第1アドレスに従って、前記ワード線群のうちの第1ワード線と、前記複数のワード線選択線のうちの、前記第1ワード線に対応する第1ワード線選択線とを選択し、前記複数の比較制御部のうちの、前記第1ワード線に接続された第1比較制御部に対して、前記第1ワード線選択線を介して出力する前記ワード線選択信号をアクティブ状態にし、
前記第1比較制御部は、前記アクティブ状態のワード線選択信号に従って、前記第1ワード線の電位と第1設定電位とを比較し、前記第1ワード線の電位と前記第1設定電位との比較結果に基づいて、第1アドレス変更指示を前記アドレス制御部に出力し、
前記アドレス制御部は、前記第1アドレスと前記第1アドレス変更指示とに従って、前記第1ワード線に代えて、前記冗長ワード線群のうちの第1冗長ワード線を選択し、
前記アドレス制御部は、前記第1アドレスに従って前記第1ワード線を選択したとき、前記複数の比較制御部のうちの前記第1比較制御部以外の比較制御部に対して、前記複数のワード線選択線のうちの前記第1ワード線選択線以外のワード線選択線を介して出力する前記ワード線選択信号をインアクティブ状態にし、
前記第1比較制御部以外の比較制御部は、前記インアクティブ状態のワード線選択信号に従って、それぞれ、前記第1ワード線以外のワード線の電位と第2設定電位とを比較し、
前記第1比較制御部以外の比較制御部のうちの第2比較制御部は、前記第1ワード線以外のワード線のうちの第2ワード線の電位と前記第2設定電位との比較結果に基づいて、第2アドレス変更指示を前記アドレス制御部に出力し、
前記アドレス制御部は、第2アドレスと前記第2アドレス変更指示とに従って、前記第2ワード線に代えて、前記冗長ワード線群のうちの第2冗長ワード線を選択する
半導体記憶装置。 - 前記アドレス制御部は、第1クロックに同期して動作し、
前記複数の比較制御部は、第2クロックに同期して動作する
請求項1に記載された半導体記憶装置。 - 前記複数の比較制御部が前記第2クロックを入力する時間は、
前記アドレス制御部が前記第1クロックを入力する時間より遅く、
前記アドレス制御部が前記第1クロックを入力してから所定時間経過した時間より早い
請求項2に記載された半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
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JP2003350051A JP4038727B2 (ja) | 2003-10-08 | 2003-10-08 | 半導体記憶装置 |
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JP2005116080A JP2005116080A (ja) | 2005-04-28 |
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