JP4038469B2 - ハイブリッド車両の車両構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車両の車両構造に関し、特に、プロペラシャフトを介して駆動輪に動力を伝達するハイブリッド車両において、プロペラシャフトと共にフロアトンネル内に配設された通電ケーブルを保護するために適用して有効な技術に関する。
ハイブリッド車両には、動力源としてのエンジンや駆動用モータが搭載されており、エンジン動力によって駆動される発電用モータが搭載されている。また、ハイブリッド車両には、駆動用モータに電力を供給するとともに、発電用モータからの電力を充電するため、高電圧バッテリが搭載されている。
このように、ハイブリッド車両には、エンジン、駆動用モータ、発電用モータ、高電圧バッテリなどの大型装置が搭載されるため、これら大型装置を搭載する様々なハイブリッド車両の車両構造が開発されている。たとえば、車両前部のエンジンルームにエンジンを搭載する一方、車両後部に駆動用モータを搭載し、車室の床下に高電圧バッテリを搭載するようにしたハイブリッド車両が開発されている(たとえば、特許文献1参照)。しかしながら、このようなレイアウトは、従来の車両構造を一新するものであり、車両の開発コストを増大させることになっていた。
そこで、エンジンや駆動用モータを分けて搭載することなく、エンジンと駆動用モータとを備えた一体型の駆動装置を、エンジンルームに搭載するようにしたハイブリッド車両が開発されている。このハイブリッド車両にあっては、車両後部に高電圧バッテリが搭載され、モータとバッテリとを接続する通電ケーブルが車体のフロアトンネル内に配設される。また、エンジンルームに搭載された一体型の駆動装置は、前輪駆動車に適用されるだけでなく、フロアトンネル内に収容されたプロペラシャフトを介して、駆動装置のトランスファ機構と後輪に連結されたディファレンシャル機構とを連結することにより、後輪駆動車や四輪駆動車に適用することができる。
特開2002−144888号公報(第3−4頁、図1)
しかしながら、通電ケーブルとプロペラシャフトとを、共にフロアトンネル内に収容した場合には、回転するプロペラシャフトによって通電ケーブルに不具合が生じることがある。つまり、車両の走行時には、小石、泥、雪、水などの物体が、車輪等によって路面から跳ね上げられた後に、回転するプロペラシャフトに接触して跳ね返されることがあるが、この跳ね返された物体が、通電ケーブルに衝突した場合には、通電ケーブルを被覆するチューブを損傷させてしまうだけでなく、衝突速度によっては通電ケーブルに断線等を生じさせるおそれがある。
たとえば、走行速度が10Km/hの場合に、車輪直径を600mm、終減速比を4、プロペラシャフトのフランジ直径を100mmとすると、プロペラシャフトのフランジ部における回転速度は約6.6Km/hとなる。このように、プロペラシャフトは高速で回転しており、接触した物体を高速で跳ね返すことになるため、プロペラシャフトに跳ね返される物体の軌跡を考慮して、通電ケーブルの配設位置を設定することが必要である。特に、通電ケーブルには高電圧の電流が流れるため、車両の安全性を確保する観点からも、通電ケーブルの損傷を回避することが重要となっている。
また、ハイブリッド車両のフロアトンネル内には、通電ケーブルやプロペラシャフトだけでなく、エンジンからの燃焼ガスを排出する排気管も収容されるため、排気管からの放射熱により通電ケーブルの温度が上昇し、通電ケーブルに不具合を生じさせてしまうおそれもある。
本発明の目的は、走行中に物体が跳ね上がる場合であっても、通電ケーブルに対する物体の接触を回避するようにしたハイブリッド車両の車両構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、排気管からの放射熱による通電ケーブルの温度上昇を抑制するようにしたハイブリッド車両の車両構造を提供することにある。
本発明のハイブリッド車両の車両構造は、エンジンとモータとを備えるハイブリッド車両の車両構造であって、車室を区画するフロアパネルに形成され、前記車室側に張り出すとともに車両の前後方向に延びるフロアトンネルと、前記フロアトンネル内に収容され、前記モータに接続される通電ケーブルと、前記フロアトンネル内に収容され、駆動輪に動力を伝達するプロペラシャフトとを有し、車両後方から見て前記プロペラシャフトの左側に前記通電ケーブルを配設するときには、前進時における前記プロペラシャフトの回転方向を車両後方から見て反時計回りに設定する一方、車両後方から見て前記プロペラシャフトの右側に前記通電ケーブルを配設するときには、前進時における前記プロペラシャフトの回転方向を車両後方から見て時計回りに設定することを特徴とする。
本発明のハイブリッド車両の車両構造は、前記エンジンの排気管を前記フロアトンネル内に収容し、前記プロペラシャフトを介して前記通電ケーブルの反対側に前記排気管を配設することを特徴とする。
本発明によれば、車両後方から見てプロペラシャフトの左側に通電ケーブルを配設するときには、プロペラシャフトの回転方向を車両後方から見て反時計回りに設定する一方、車両後方から見てプロペラシャフトの右側に通電ケーブルを配設するときには、プロペラシャフトの回転方向を車両後方から見て時計回りに設定するようにしたので、走行中に泥、雪、水、小石などの物体が跳ね上がってプロペラシャフトに接触した場合であっても、通電ケーブルから離れる方向に物体を跳ね返すことができ、物体の衝突による通電ケーブルの損傷を回避することができる。
また、プロペラシャフトを介して通電ケーブルの反対側にエンジンの排気管を配設するようにしたので、プロペラシャフトの回転により通電ケーブルから排気管に向けて外気の流れを発生させることができ、排気管からの放射熱による通電ケーブルの温度上昇を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態であるハイブリッド車両の車両構造を示す概略図であり、図2はハイブリッド車両に搭載される駆動装置10の一部を示すスケルトン図である。
図1に示すように、車両前部にはエンジンルーム12が形成されており、車両後部にはトランクルーム13が形成されている。これらエンジンルーム12とトランクルーム13との間には車室14が形成されており、エンジンルーム12と車室14とはダッシュパネル15やフロアパネル16によって区画され、トランクルーム13と車室14とはシートバックサポート17やシェルフパネル18によって区画されている。また、フロアパネル16には、車室14側に張り出すとともに車両の前後方向に延びるフロアトンネル19がプレス加工によって形成されており、このフロアトンネル19に入り込むようにエンジンルーム12からフロアトンネル19にかけて駆動装置10が縦置きに搭載されている。
図2に示すように、駆動装置10は2つの動力源としてエンジン20と駆動用モータ21とを備えており、エンジン20と駆動用モータ21との間には、発電用モータ22、フロントディファレンシャル機構23そして変速機24が設けられている。ギヤケース27に組み込まれる変速機24は相互に平行となる変速入力軸25と変速出力軸26とを備えており、変速入力軸25には入力クラッチ28と発電用モータ22とを介してエンジン20が連結される一方、変速出力軸26にはフロントディファレンシャル機構23と駆動用モータ21とが連結されている。
ギヤケース27の車両前方側にはジェネレータケース29が組み付けられており、このジェネレータケース29内に発電用モータ22が組み込まれている。発電用モータ22はロータ22aとステータ22bとを備えており、ロータ22aはエンジン20のクランク軸20aに連結され、ステータ22bはロータ22aを囲むようにジェネレータケース29に固定されている。ロータ22aはエンジン動力によって回転駆動されるため、エンジン20を始動することによって発電が可能となる。
また、クランク軸20aにはロータ22aを介してエンジン出力軸30が連結されており、エンジン出力軸30はエンジン動力によって駆動される。エンジン出力軸30と変速入力軸25との間には入力クラッチ28が設けられており、入力クラッチ28を締結することによってエンジン動力が変速入力軸25に伝達され、締結を解除することによってエンジン動力の伝達は遮断される。なお、この入力クラッチ28は、電磁コイル28aを励磁することによって締結状態に切り換えられ、励磁を解除することにより遮断状態に切り換えられる電磁クラッチとなっている。
変速入力軸25には2つの駆動歯車31a,32aが回転自在に設けられており、変速出力軸26には2つの従動歯車31b,32bが固定されている。それぞれの駆動歯車31a,32aと従動歯車31b,32bは相互に噛み合って低速段と高速段の変速歯車列を形成しており、変速入力軸25には低速段と高速段のいずれかを動力伝達状態に切り換える切換機構33が設けられている。この切換機構33はシンクロメッシュ機構となっており、変速入力軸25に固定されるシンクロハブ33aと、これに常時噛み合うシンクロスリーブ33bとを備えている。シンクロスリーブ33bを駆動歯車31aに噛み合わせると低速段が動力伝達状態となり、駆動歯車32aに噛み合わせると高速段が動力伝達状態となる。
入力クラッチ28を締結するとともに、低速段または高速段を動力伝達状態に切り換えることにより、変速出力軸26はエンジン動力によって駆動される。このような変速出力軸26の一端には、フロントディファレンシャル機構23のリングギヤ34に噛み合うドライブピニオンギヤ35が固定されており、変速出力軸26を経たエンジン動力がフロントディファレンシャル機構23を介して左右の前輪50fに分配されるようになっている。
また、ギヤケース27内には変速出力軸26に平行となって連結軸36が回転自在に収容されている。連結軸36には伝達歯車37が固定されており、この伝達歯車37に常時噛み合う伝達歯車38が変速出力軸26に固定されている。なお、変速出力軸26と連結軸36とは車幅方向にずれており、作図の便宜上、図2において連結軸36と伝達歯車37とは破線で示している。
ギヤケース27の車両後方側にはモータケース40が取り付けられており、このモータケース40内に駆動用モータ21が組み込まれている。駆動用モータ21はロータ21aとステータ21bとを備えており、ステータ21bはロータ21aを囲むようにモータケース40に固定されている。ロータ21aに固定されるモータ駆動軸21cは、ロータ21aの両端からそれぞれ突出するようになっており、モータ駆動軸21cの一端が連結軸36にスプライン結合されている。このように、変速出力軸26にはモータ駆動軸21cが連結されており、駆動用モータ21を駆動することによって、変速出力軸26にはエンジン動力だけでなくモータ動力の伝達が可能となっている。
また、モータケース40の車両後方側にはトランスファケース41が取り付けられており、トランスファケース41内には後輪50rに対して動力を伝達するトランスファ機構42が組み込まれている。トランスファ機構42は、モータ駆動軸21cの他端にスプライン結合されるトランスファ入力軸43と、これに平行に配置されるトランスファ出力軸44とを備えている。トランスファ入力軸43とトランスファ出力軸44とは歯車列45を介して噛み合っており、モータ駆動軸21cからの動力はトランスファ出力軸44に伝達されるようになっている。
トランスファケース41より突出するトランスファ出力軸44の端部には、ジョイント48がスプライン結合されており、図1に示すように、このジョイント48には、リヤディファレンシャル機構49を介して駆動輪としての後輪50rに動力を伝達するプロペラシャフト51が連結されている。また、トランスファケース41内にはトルク配分機構として、トランスファ出力軸44上に組み込まれる電子制御式のカップリング52が収容されている。このカップリング52は電磁コイル52aを励磁することによって締結状態に切り換えられ、励磁を解除することにより遮断状態に切り換えられる電磁クラッチとなっている。
電磁コイル52aを励磁してカップリング52を締結状態に切り換えることにより、前輪50fだけでなく後輪50rに対しても動力を伝達することができる。しかも、電磁コイル52aに対する通電電流の大きさに応じてカップリング52の締結力を制御することができるため、車両の走行状態に応じて前後輪間のトルク分配比を100:0〜50:50の範囲で設定することができる。
図3はハイブリッド車両を上方から示す概略図であり、動力伝達系と電気制御系とを示している。図3に示すように、駆動装置10に組み込まれた駆動用モータ21を駆動制御するため、駆動用モータ21はインバータ60を介して高電圧バッテリ61に接続されている。高電圧バッテリ61からの直流電流は、インバータ60によって交流電流に変換された後に駆動用モータ21のステータコイル21dに供給される。インバータ60はステータコイル21dに供給する電力の周波数や電圧を調整することにより、走行状況に応じて駆動用モータ21の駆動状態を制御することができる。なお、高電圧バッテリ61に代えてキャパシタを搭載しても良い。
また、発電用モータ22のステータコイル22cもインバータ60を介して高電圧バッテリ61に接続されており、発電された交流電流はインバータ60によって直流電流に変換されて高電圧バッテリ61に充電される。さらには、インバータ60を介して発電用モータ22に電力を供給することができるため、発電用モータ22をスタータモータとして作動させることができ、発電用モータ22によってエンジン20を始動させることができる。なお、各種電装品62にはDC/DCコンバータ63を介して高電圧バッテリ61が接続されており、各種電装品62に供給される電力はDC/DCコンバータ63によって所定の電圧(たとえば、12V)に降圧される。
駆動用モータ21や発電用モータ22に接続されるインバータ60は車両後部に搭載されており、発電用モータ22のステータコイル22cとインバータ60とを接続する通電ケーブル64は、図1および図3に示すように、車両の前後方向を向いてフロアトンネル19内に配設されている。同様に、駆動用モータ21のステータコイル21dとインバータ60とを接続する通電ケーブル65も、車両の前後方向を向いてフロアトンネル19内に配設されている。なお、高電圧バッテリ61と各種電装品62との間に設けられるDC/DCコンバータ63も、インバータ60と同様に車両後部に搭載されている。
以下、プロペラシャフト51による通電ケーブル64,65の保護機能について説明する。図4は図1のA−A線に沿ってフロアトンネル19内の車両構造を示す断面図であり、走行中に跳ね上げられた物体αの移動軌跡を示している。
まず、図3および図4に示すように、フロアトンネル19内にはプロペラシャフト51が車両の前後方向を向いて収容されており、このプロペラシャフト51は車幅方向のほぼ中央に配置されている。また、フロアトンネル19内には通電ケーブル64,65とエンジン20の排気管66とが収容されており、通電ケーブル64,65は車両後方から見てプロペラシャフト51の左側に配置される一方、排気管66は車両後方から見てプロペラシャフト51の右側に配置されている。そして、図3および図4に矢印Aで示すように、前進時におけるプロペラシャフト51の回転方向は車両後方から見て反時計回り(左回り)に設定される。
このように、プロペラシャフト51の左側に通電ケーブル64,65が配設されるハイブリッド車両にあっては、プロペラシャフト51の回転方向を反時計回りに設定するようにしたので、図4に示すように、車輪50f,50r等により路面から泥、雪、水、小石などの物体αが跳ね上げられてプロペラシャフト51に接触する場合には、反時計回りに回転するプロペラシャフト51により、物体αを通電ケーブル64,65から離れる方向に跳ね返すことができるため、通電ケーブル64,65に対する物体αの衝突を抑制することができ、通電ケーブル64,65の損傷を回避することができる。これにより、コストをかけることなく、通電ケーブル64,65の不具合を防止することができ、車両の安全性を向上させることができる。
なお、図示するハイブリッド車両とは逆に、車両後方から見てプロペラシャフト51の右側に通電ケーブル64,65が配設されるハイブリッド車両にあっては、前進時におけるプロペラシャフト51の回転方向を、車両後方から見て時計回り(右回り)に設定することにより、通電ケーブル64,65から離れる方向に物体αを跳ね返すことができ、物体αの衝突による通電ケーブル64,65の損傷を回避することができる。
続いて、図5は図1のA−A線に沿ってフロアトンネル19内の車両構造を示す断面図であり、走行中のフロアトンネル19内における外気の流れを示している。また、図6は走行中のフロアトンネル19内における外気の流れを示す概略斜視図である。
図5および図6に示すように、通電ケーブル64,65とプロペラシャフト51との位置関係に応じて、前述と同様にプロペラシャフト51の回転方向(矢印A)を設定した上で、プロペラシャフト51を介して通電ケーブル64,65の反対側に排気管66を配設すると、排気管66からの放射熱による通電ケーブル64,65の温度上昇を抑制することができる。
つまり、車両を前進させる際には、プロペラシャフト51の回転によりプロペラシャフト51の周囲には回転に伴う外気の流れが発生するとともに、フロアトンネル19内には車速に応じた流速で車両後方に向かう外気の流れが発生する。このため、車両の前進時には、図6に矢印Bで示すように、2つの流れが組み合わされ、プロペラシャフト51の周りに車両後方に向かう螺旋状の流れが発生することになる。このような螺旋状の流れによりプロペラシャフト51の下面側には、図5および図6に矢印Cで示すように、通電ケーブル64,65から排気管66に向かう外気の流れが発生するため、排気管66の放射熱による通電ケーブル64,65の温度上昇を抑制することができる。これにより、通電ケーブル64,65の熱による劣化を防ぐことができるので長寿命化が図れる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、図示する駆動装置10は、シリーズ・パラレル式の駆動装置10であるが、シリーズ式やパラレル式の駆動装置を搭載するようにしても良い。また、四輪駆動用の駆動装置に限られることはなく、二輪駆動用の駆動装置を搭載しても良い。
また、車両前部にエンジン20や駆動用モータ21を搭載し、プロペラシャフト51を介して後輪50rに動力を伝達しているが、車両後部にエンジンや駆動用モータを搭載し、プロペラシャフトを介して駆動輪としての前輪50fに動力を伝達するようにしても良い。
さらに、車両前部に駆動用モータ21や発電用モータ22を搭載し、車両後部に高電圧バッテリ61やインバータ60を搭載しているが、この搭載位置に限られることはなく、車両後部に発電用モータや駆動用モータを搭載し、車両前部に高電圧バッテリやインバータを搭載するようにしても良い。
なお、発電用モータ22や駆動用モータ21としては、三相交流モータが用いられているが、単相交流モータ、多相交流モータ、さらには直流モータであっても良い。
本発明の一実施の形態であるハイブリッド車両の車両構造を示す概略図である。 ハイブリッド車両に搭載される駆動装置の一部を示すスケルトン図である。 ハイブリッド車両を上方から示す概略図である。 図1のA−A線に沿ってフロアトンネル内の車両構造を示す断面図である。 図1のA−A線に沿ってフロアトンネル内の車両構造を示す断面図である。 走行中のフロアトンネル内における外気の流れを示す概略斜視図である。
符号の説明
14:車室
16:フロアパネル
19:フロアトンネル
20:エンジン
21:駆動用モータ(モータ)
22:発電用モータ(モータ)
50r:後輪(駆動輪)
51:プロペラシャフト
64,65:通電ケーブル
66:排気管

Claims (2)

  1. エンジンとモータとを備えるハイブリッド車両の車両構造であって、
    車室を区画するフロアパネルに形成され、前記車室側に張り出すとともに車両の前後方向に延びるフロアトンネルと、
    前記フロアトンネル内に収容され、前記モータに接続される通電ケーブルと、
    前記フロアトンネル内に収容され、駆動輪に動力を伝達するプロペラシャフトとを有し、
    車両後方から見て前記プロペラシャフトの左側に前記通電ケーブルを配設するときには、前進時における前記プロペラシャフトの回転方向を車両後方から見て反時計回りに設定する一方、
    車両後方から見て前記プロペラシャフトの右側に前記通電ケーブルを配設するときには、前進時における前記プロペラシャフトの回転方向を車両後方から見て時計回りに設定することを特徴とするハイブリッド車両の車両構造。
  2. 請求項1記載のハイブリッド車両の車両構造において、前記エンジンの排気管を前記フロアトンネル内に収容し、前記プロペラシャフトを介して前記通電ケーブルの反対側に前記排気管を配設することを特徴とするハイブリッド車両の車両構造。

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