JP2005088819A - ハイブリッド車両の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両が障害物に前面から衝突した場合であっても、車室内に駆動装置の侵入を回避するようにしたハイブリッド車両の駆動装置を提供する。
【解決手段】 ハイブリッド車両の駆動装置10は、縦置きに配置されるエンジン20と駆動用モータとを備えている。駆動用モータはモータケース40に収容され、モータケース40の車両後方側にはトランスファケース41が取り付けられる。トランスファケース41内にはトランスファ機構が組み込まれ、トランスファ機構からプロペラシャフト51を介して後輪に動力が伝達される。このトランスファケース41の上部には傾斜面60aを備えるガイド部材60が設けられる。これにより、衝突時に駆動装置10が後退移動した場合には、クロスメンバ18に滑り接触するガイド部材60によって駆動装置10を下方に落とすことができ、車両の安全性を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両に搭載される駆動装置に関する。
エンジンや変速機などにより構成される駆動装置つまりパワーユニットは、車体前方に形成されるエンジンルーム内に搭載されることが多い。このような車両が障害物に正面から衝突した場合には、高剛性のパワーユニットが、その形状を留めたままエンジンルーム後方の車室に向けて後退移動することになり、衝突した際の衝撃力の大きさによっては、パワーユニットがダッシュパネルを突き抜けて車室内に侵入してしまうおそれがある。
そこで、パワーユニットの車室侵入を回避するため、衝突時に上方に変位するフレームによって、パワーユニットの前方を支持するようにした車両構造が開発されている(たとえば、特許文献1参照)。この車両構造によれば、衝突時にはパワーユニット前部を上方に持ち上げることにより、パワーユニット後部に位置する変速機を下方に落とすことができ、パワーユニットの車室侵入を回避することができる。
特開平8−104254号公報(第3頁、図1)
しかしながら、衝突時にエンジンを持ち上げる車両構造を、複数の動力源を備えるパワーユニット、たとえばハイブリッド車両に搭載されるパワーユニットに対して適用することは困難であった。つまり、ハイブリッド車両に搭載されるパワーユニットは、エンジンや変速機に加えて発電用モータや駆動用モータを備えており、従来のパワーユニットに比べて重量が増大するため、衝突時にパワーユニットを下方に落とし込むことが困難となっていた。
また、パワーユニットは複数のケースを備えており、これらのケースはボルト部材を介して連結されている。フロアトンネルに収容される縦置きのパワーユニットは、前端部から後端部にかけて徐々に細くなるケースを備えるため、これらのケースを連結する際には、作業性向上のためボルト部材は後端部側から挿入されることになる。しかしながら、後端部側からボルト部材を挿入すると、パワーユニットを車両に搭載したときには、ボルト部材の頭部が車両後方を向くことになり、車両の衝突時にボルト部材の頭部によってフロアトンネルが損傷してしまうおそれがある。
本発明の目的は、車両が障害物に前面から衝突した場合であっても、車室内に駆動装置の侵入を回避するようにしたハイブリッド車両の駆動装置を提供することにある。
本発明のハイブリッド車両の駆動装置は、エンジンとモータとを備え、進行方向を向いて縦置きに搭載されるハイブリッド車両の駆動装置であって、前記エンジンと前記モータとの少なくともいずれか一方に駆動されるトランスファ入力軸と、前記トランスファ入力軸に連結され、後輪を駆動するプロペラシャフトが取り付けられるトランスファ出力軸と、前記トランスファ出力軸を収容するトランスファケースの上部に設けられ、傾斜面を備えるガイド部材とを有することを特徴とする。
本発明のハイブリッド車両の駆動装置は、前記トランスファケースの車両前方側に組み付けられ、前記モータを収容するモータケースと、前記モータケースの車両前方側に組み付けられるギヤケースとを有し、前記モータケースと前記ギヤケースとを、前記モータケースから前記ギヤケースに向けて挿入されるボルト部材を介して締結し、前記ボルト部材の挿入位置よりも外径方向に伸びる補強リブを前記モータケースに形成することを特徴とする。
本発明のハイブリッド車両の駆動装置は、前記トランスファケースと前記モータケースとの上部を前記モータケース側から挿入されるボルト部材により締結する一方、前記トランスファケースと前記モータケースとの下部を前記トランスファケース側から挿入されるボルト部材により締結することを特徴とする。
本発明のハイブリッド車両の駆動装置は、前記ガイド部材は補強リブであることを特徴とする。
本発明によれば、トランスファケースの上部にガイド部材を設けるようにしたので、車両の衝突時に駆動装置を車室内に侵入させることなく、駆動装置を車両の下方に落とすことができ、車両の安全性を向上させることができる。
しかも、ガイド部材は駆動装置の後端を形成するトランスファケースに設けられるため、従来の駆動装置に比べて全長や重量が増大するハイブリッド車両の駆動装置であっても確実に落とし込むことができる。
また、モータケースとギヤケースとを、モータケースからギヤケースに向けて挿入されるボルト部材を介して締結し、ボルト部材の挿入位置よりも外径方向に伸びる補強リブをモータケースに形成するようにしたので、車両の衝突時に駆動装置が移動する場合であっても、ボルト部材の頭部による車体の損傷を回避することができる。
さらに、トランスファケースとギヤケースとの上部を、モータケース側から挿入されるボルト部材を介して締結するようにしたので、車両の衝突時に駆動装置が移動する場合であっても、ボルト部材の頭部による車体の損傷を回避することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1はハイブリッド車両に搭載された本発明の一実施の形態である駆動装置つまりパワーユニット10を示す概略図であり、図2はパワーユニット10の一部を示すスケルトン図である。
図1に示すように、車体11に形成されるエンジンルーム12と車室13とは、ダッシュパネル14やフロアパネル15によって区画されている。フロアパネル15にはエンジンルーム12から車両後方に延びるフロアトンネル16が形成されるとともに、車幅方向に横断するクロスメンバーフロントフロア17やクロスメンバーセンタフロア18(以下、クロスメンバという。)が溶接されている。そして、複数の動力源を備えるパワーユニット10が、エンジンルーム12からフロアトンネル16にかけて縦置きに搭載されている。
図2に示すように、パワーユニット10には2つの動力源としてエンジン20と駆動用モータ21とが設けられており、エンジン20と駆動用モータ21との間には、発電用モータ22、フロントディファレンシャル機構23そして変速機24が設けられている。相互に平行となる変速入力軸25と変速出力軸26とを備える変速機24はギヤケース27に組み込まれており、変速入力軸25には入力クラッチ28と発電用モータ22とを介してエンジン20が連結される一方、変速出力軸26にはフロントディファレンシャル機構23と駆動用モータ21とが連結されている。
エンジン20のクランク軸20aには発電用モータ22のロータ22aとエンジン出力軸29とが連結されており、エンジン動力によってロータ22aとエンジン出力軸29とは駆動される。また、エンジン出力軸29と変速入力軸25との間には入力クラッチ28が設けられており、入力クラッチ28を締結することによってエンジン動力が変速入力軸25に伝達され、締結を解放することによってエンジン動力の伝達は遮断される。なお、この入力クラッチ28は、電磁コイル28aを励磁することによって締結状態に切り換えられ、励磁を解除することにより遮断状態に切り換えられる電磁クラッチとなっている。
変速入力軸25には2つの駆動歯車31a,32aが回転自在に設けられており、変速出力軸26には2つの従動歯車31b,32bが固定されている。それぞれの駆動歯車31a,32aと従動歯車31b,32bは相互に噛み合って低速段と高速段の変速歯車列を形成しており、変速入力軸25には低速段と高速段のいずれかを動力伝達状態に切り換える切換機構33が設けられている。この切換機構33はシンクロメッシュ機構となっており、変速入力軸25に固定されるシンクロハブ33aと、これに常時噛み合うシンクロスリーブ33bとを備えている。シンクロスリーブ33bを駆動歯車31aに噛み合わせると低速段が動力伝達状態となり、駆動歯車32aに噛み合わせると高速段が動力伝達状態となる。
入力クラッチ28を締結するとともに、低速段または高速段を動力伝達状態に切り換えることにより、変速出力軸26はエンジン動力によって駆動される。このような変速出力軸26の一端には、フロントディファレンシャル機構23のリングギヤ34に噛み合うドライブピニオンギヤ35が固定されており、変速出力軸26を経たエンジン動力がフロントディファレンシャル機構23を介して左右の前輪に分配されるようになっている。
また、ギヤケース27内には変速出力軸26に平行となって連結軸36が回転自在に収容されている。連結軸36には伝達歯車37が固定されており、この伝達歯車37に常時噛み合う伝達歯車38が変速出力軸26に固定されている。なお、変速出力軸26と連結軸36とは車幅方向にずれており、作図の便宜上、図2において連結軸36と伝達歯車37とは破線で示している。
ギヤケース27の車両後方側にはモータケース40が取り付けられており、このモータケース40内には駆動用モータ21が収容されている。駆動用モータ21はロータ21aとステータ21bとを備えており、ステータ21bはロータ21aを囲むようにモータケース40に固定されている。ロータ21aに固定されるモータ駆動軸21cは、ロータ21aの両端からそれぞれ突出するようになっており、モータ駆動軸21cの一端が連結軸36にスプライン結合されている。このように、変速出力軸26にはモータ駆動軸21cが連結されており、駆動用モータ21を駆動することによって、変速出力軸26にはエンジン動力だけでなくモータ動力の伝達が可能となっている。
また、モータケース40の車両後方側にはトランスファケース41が取り付けられており、トランスファケース41内には後輪に対して動力を伝達するトランスファ機構42が組み込まれている。トランスファ機構42は、モータ駆動軸21cの他端にスプライン結合されるトランスファ入力軸43と、これに平行に配置されるトランスファ出力軸44とを備えており、トランスファ入力軸43には駆動歯車45が固定され、トランスファ出力軸44には従動歯車46が固定されている。駆動歯車45と従動歯車46とは中間軸47に固定される伝達歯車48,49を介して相互に噛み合っており、モータ駆動軸21cからの動力はトランスファ出力軸44に伝達されるようになっている。
トランスファケース41より突出するトランスファ出力軸44の端部には、ジョイント50がスプライン結合されており、図1に示すように、このジョイント50には図示しないリヤディファレンシャル機構を駆動するプロペラシャフト51が連結されている。また、トランスファケース41内にはトルク配分機構として、トランスファ出力軸44上に組み込まれる電子制御式のカップリング52が収容されている。このカップリング52は電磁コイル52aを励磁することによって締結状態に切り換えられ、励磁を解除することにより遮断状態に切り換えられる電磁クラッチとなっている。
電磁コイル52aを励磁してカップリング52を締結状態に切り換えることにより、前輪だけでなく後輪に対しても動力を伝達することができる。しかも、電磁コイル52aに対する通電電流の大きさに応じてカップリング52の締結力を制御することができるため、車両の走行状態に応じて前後輪間のトルク分配比を100:0〜50:50の範囲で設定することができる。
次いで、車体11に対するパワーユニット10の搭載状態について説明する。図3はモータケース40とトランスファケース41とを示す斜視図であり、図4は図1の矢印A方向からパワーユニット10を示す正面図である。まず、図3に示すように、トランスファ機構42を収容するトランスファケース41の上部には、ガイド部材である山型の補強リブ60が複数形成されており、それぞれの補強リブ60は傾斜面60aを備えている。また、トランスファ出力軸44を収容するトランスファケース41の下部にはマウント部61が形成されており、マウント部61にはマウンティングラバー62を介してクロスメンバ63が取り付けられている。このマウンティングラバー62はパワーユニット10の重量を支えるとともにプロペラシャフト51の駆動反力を支える傾斜タイプとなっている。
図1に示すように、パワーユニット10は前端部から後端部にかけて徐々に外径が小さくなっており、このパワーユニット10を車体11に搭載する際には、外径寸法の大きなエンジン20や発電用モータ22はエンジンルーム12内に配置され、外径寸法の小さな変速機24、駆動用モータ21およびトランスファ機構42はフロアトンネル16内に配置される。そして、図1および図4に示すように、トランスファケース41を下方から支持するクロスメンバ63の両端は、フロアトンネル16に跨るようにフロアパネル15に固定される。
このとき、トランスファ機構42のトランスファ入力軸43に対して、トランスファ出力軸44は上方にずれて配置されるため、トランスファケース41をフロアトンネル16の上壁に近づけて配置した場合であっても、フロアトンネル16内にモータケース40の上部のみを収容することができる。これにより、フロアトンネル16を径方向に拡大することなく、パワーユニット10を搭載することができ、車室13を広く設定することができる。
しかも、トランスファ入力軸43に対してトランスファ出力軸44をオフセットさせ、このトランスファ出力軸44を収容するトランスファケース41を下方からクロスメンバ63により支持するようにしたので、モータケース40の下面よりも上方にクロスメンバ63を配置することができる。これにより、車両の最低地上高を確保することができ、悪路や雪路などにおける車両の走破性能を高めることができる。
続いて、車両が正面より衝突した際のパワーユニット10の後退移動について説明する。図5は車両が衝突した際のパワーユニット10の移動状態を示す概略図である。図5に示すように、車両が正面から障害物に衝突した場合には、エンジンルーム12が衝突エネルギーによって潰されてしまうため、衝突エネルギーの大きさによってはパワーユニット10が後方に移動されることになる。
このとき、パワーユニット10を形成するトランスファケース41の上部には山型の補強リブ60が形成されるため、パワーユニット10が後退移動すると補強リブ60の傾斜面60aがフロアトンネル16を補強するクロスメンバ18に滑り接触することになる。つまり、後退移動するパワーユニット10は補強リブ60を介してクロスメンバ18に押し下げられるため、パワーユニット10は、図5に矢印Aで示すように、車両の後方かつ下方に向けて落とされることになる。しかも、補強リブ60はパワーユニット10の後端部を形成するトランスファケース41に形成されるため、従来のパワーユニットに比べて全長や重量が増大するハイブリッド車両のパワーユニット10であっても、確実に落とし込むことができる。これにより、パワーユニット10がダッシュパネル14やフロアパネル15を突き抜けて車室13内に侵入することはなく、車両の安全性を向上させることができる。なお、衝突時には複数枚の補強リブ60がクロスメンバ18に接触するため、補強リブ60にかかる衝突エネルギーを分散させることができ、補強リブ60が破損してしまうことはない。
また、トランスファケース41を下方から支持するクロスメンバ63は、駆動用モータ21の後方に位置するため、車両の衝突時に重量物である駆動用モータ21を受けることができる。これにより、後退移動する駆動用モータ21はクロスメンバ63を車体取付部から剪断方向の力により分離させることによって、衝突エネルギーを吸収するとともに衝撃力を緩和することができる。
続いて、パワーユニット10を形成するギヤケース27、モータケース40およびトランスファケース41の締結方法について説明する。図6(A)は図2のA−A線に沿ってモータケース40を示す概略図であり、図6(B)は図2のB−B線に沿ってモータケース40を示す概略図である。
まず、図2に示すように、トランスファケース41の車両前方側にはモータケース40が組み付けられ、このモータケース40の車両前方側にはギヤケース27が組み付けられており、ギヤケース27からトランスファケース41にかけて各ケース27,40,41の外形寸法は徐々に小さくなっている。
図6(A)に示すように、ギヤケース27とモータケース40とを締結する際には、モータケース40の一端に形成されるフランジ40aに、モータケース40からギヤケース27に向けてボルト部材64が挿入される。このように、小径のモータケース40側からボルト部材64を挿入することにより、ギヤケース27のフランジ27aを拡大する必要がなく、パワーユニット10の大型化を抑制して、パワーユニット10をフロアトンネル16に容易に収容することができる。また、モータケース40の外周面にはボルト部材64の挿入位置よりも外径方向に伸びる補強リブ40bが形成されており、ボルト部材64は補強リブ40bの端部よりも内側に位置するように挿入されている。これにより、車両が衝突してパワーユニット10が後退移動する場合であっても、フロアトンネル16には補強リブ40bが接触するため、ボルト部材64の頭部がフロアトンネル16に接触することはなく、フロアトンネル16の損傷を回避して車両の安全性を高めることができる。
また、図6(B)に示すように、モータケース40とトランスファケース41との上部を締結する際には、モータケース40の他端に形成されるフランジ40cに、モータケース40側からボルト部材65が挿入される。一方、モータケース40とトランスファケース41との下部を締結する際には、トランスファケース41に形成されるフランジ41aに、トランスファケース41側からボルト部材66が挿入される。このように、ケース40,41の上部をモータケース40側から挿入されたボルト部材65によって締結することにより、車両が衝突してパワーユニット10が後退移動する場合であっても、ボルト部材65の頭部がフロアトンネル16に接触することはなく、フロアトンネル16の損傷を回避することができる。さらに、ケース40,41の下部をトランスファケース41側から挿入されたボルト部材66によって締結することにより、ケース組み付け時の作業効率を高めることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、ガイド部材としてトランスファケース41に一体に形成された複数の補強リブ60を設けるようにしているが、板状の補強リブ60に限られることはなく、傾斜面を備えるブロック体をガイド部材として設けるようにしても良い。
また、モータケース40の車両前方側に組み付けられるギヤケース27には、エンジン動力を変速する変速機24が収容されているが、変速機24に限られることはなく、単にエンジン動力を伝達する歯車列を収容するようにしても良い。
さらに、図示するパワーユニット10は、シリーズ・パラレル式のハイブリッド車に搭載されるパワーユニットであるが、シリーズ式やパラレル式のハイブリッド車に搭載されるパワーユニットに本発明を適用するようにしても良い。なお、四輪駆動用のパワーユニット10に限られることはなく、後輪駆動用のパワーユニットに本発明を適用しても良い。
本発明の一実施の形態であるハイブリッド車両の駆動装置の搭載状態を示す概略図である。 駆動装置の一部を示すスケルトン図である。 モータケースとトランスファケースとを示す斜視図である。 図1の矢印A方向から駆動装置を示す正面図である。 車両が衝突した際の駆動装置の移動状態を示す概略図である。 (A)は図2のA−A線に沿ってモータケースを示す概略図であり、(B)は図2のB−B線に沿ってモータケースを示す概略図である。
符号の説明
10 パワーユニット(駆動装置)
20 エンジン
21 駆動用モータ(モータ)
27 ギヤケース
40 モータケース
40b 補強リブ
41 トランスファケース
43 トランスファ入力軸
44 トランスファ出力軸
51 プロペラシャフト
60 補強リブ(ガイド部材)
60a 傾斜面
64〜66 ボルト部材

Claims (4)

  1. エンジンとモータとを備え、進行方向を向いて縦置きに搭載されるハイブリッド車両の駆動装置であって、
    前記エンジンと前記モータとの少なくともいずれか一方に駆動されるトランスファ入力軸と、
    前記トランスファ入力軸に連結され、後輪を駆動するプロペラシャフトが取り付けられるトランスファ出力軸と、
    前記トランスファ出力軸を収容するトランスファケースの上部に設けられ、傾斜面を備えるガイド部材とを有することを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。
  2. 請求項1記載のハイブリッド車両の駆動装置において、
    前記トランスファケースの車両前方側に組み付けられ、前記モータを収容するモータケースと、
    前記モータケースの車両前方側に組み付けられるギヤケースとを有し、
    前記モータケースと前記ギヤケースとを、前記モータケースから前記ギヤケースに向けて挿入されるボルト部材を介して締結し、
    前記ボルト部材の挿入位置よりも外径方向に伸びる補強リブを前記モータケースに形成することを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。
  3. 請求項2記載のハイブリッド車両の駆動装置において、
    前記トランスファケースと前記モータケースとの上部を前記モータケース側から挿入されるボルト部材により締結する一方、前記トランスファケースと前記モータケースとの下部を前記トランスファケース側から挿入されるボルト部材により締結することを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の駆動装置において、前記ガイド部材は補強リブであることを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。

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