JP4037659B2 - 基板貼合装置および基板貼合方法 - Google Patents

基板貼合装置および基板貼合方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示パネル等の製造に用いられる基板貼合装置および基板貼合方法に係り、とりわけ、2枚の基板を接着剤を介して貼り合わせる基板貼合装置および基板貼合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示パネルの製造工程においては、液晶表示パネル用の2枚の基板を接着剤としてのシール剤を介して貼り合わせる工程がある。
【0003】
図5はこのような工程で用いられる従来の基板貼合装置を示す図である。図5に示すように、従来の基板貼合装置20は、真空チャンバ23を備え、その内部には、下基板31を保持する下ステージ21が設けられている。また、真空チャンバ23の内部には、下ステージ21と対向するように上ステージ22が設けられており、下基板31に貼り合わされる上基板32を保持するようになっている。また、上ステージ22には駆動装置25が設けられており、上ステージ22を上下方向に移動させることにより、下基板31と上基板32との間の距離を変化させることができるようになっている。ここで、下ステージ21および上ステージ22はそれぞれ、下ステージ本体21aおよび上ステージ本体22aを有し、その表面の全体を覆うように静電チャック24が配設されている。なお、静電チャック24は、誘電樹脂膜等の表面に生じる分極の現象を利用して、下基板31または上基板32を保持するための静電吸着力を発生させるものである。
【0004】
このような基板貼合装置20において、下基板31と上基板32とを貼り合わせる際には、まず、互いに離間して配置された下ステージ21および上ステージ22の静電チャック24に対して電源(図示せず)から電圧を印加して静電吸着力を発生させ、このようにして発生させた静電吸着力により、下ステージ21および上ステージ22にて下基板31および上基板32をそれぞれ保持する。ここで、下基板31の表面には、製造される液晶表示パネルの表示領域に対応する所望の領域を囲むような形状でシール剤(図示せず)が塗布されているものとする。
【0005】
そして、この状態から、駆動装置25により、上基板32が保持された上ステージ22を下降させ、下ステージ21に保持された下基板31と上ステージ22に保持された上基板32とをシール剤(図示せず)を介して貼り合わせる。なおこのとき、下基板31の表面に塗布されたシール剤(図示せず)の内側に所定量の液晶を滴下しておけば、下基板31と上基板32とを貼り合わせる過程で下基板31と上基板32との間の空間に液晶が一様に充填されることとなり、下基板31と上基板32との間に液晶が挟持された、基板組立体としての液晶基板が作製される。
【0006】
その後、下ステージ21および上ステージ22の静電チャック24に印加されていた電圧をオフし、下ステージ21および上ステージ22から液晶基板を引き離して取り出す。具体的には、上ステージ22を上昇させて上ステージ22から液晶基板を引き離すとともに、下ステージ21に設けられた昇降ピン(図示せず)を上昇させて下ステージ21から液晶基板を引き離す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の基板貼合装置20では、静電チャック24の誘電樹脂膜等の表面に生じる分極の現象を利用して静電吸着力を発生させているで、静電チャック24に印加された電圧をオフした場合でも、誘電樹脂膜等の表面に静電気として電荷が残り、静電吸着力が完全に消えた状態にはならない。
【0008】
このため、上ステージ22を上昇させて上ステージ22から液晶基板を引き離すときに、上ステージ22の静電チャック24に残存している静電吸着力により液晶基板が上ステージ22に保持されたままとなり、上ステージ22が上昇する途中での液晶基板の落下等により液晶基板の破損を招きやすい、という問題がある。また、下ステージ21の静電チャック24にも静電吸着力が残存しているので、仮に上ステージ22から液晶基板が引き離されたとしても、下ステージ21に設けられた昇降ピン(図示せず)を上昇させて液晶基板を引き離すときに、液晶基板に局所的に大きな力がかかることとなり、液晶基板の破損を招きやすい、という問題がある。
【0009】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、静電吸着力により基板を保持するステージから基板等を容易に引き離すことができるようにして、基板等の取り出し時における基板等の破損の問題を効果的に防止することができる、基板貼合装置および基板貼合方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1の解決手段として、2枚の基板を接着剤を介して貼り合わせる基板貼合装置において、一方の基板を保持する第1のステージと、前記第1のステージと対向するように設けられ、前記一方の基板に貼り合わされる他方の基板を保持する第2のステージと、前記第1のステージおよび前記第2のステージの少なくとも一方を移動させて、前記第1のステージに保持された前記一方の基板と前記第2のステージに保持された前記他方の基板との間の距離を変化させる駆動装置とを備え、前記第1のステージおよび前記第2のステージの少なくとも一方には、静電吸着力により基板を保持する静電チャックが配設され、前記第1のステージおよび前記第2のステージのうち前記静電チャックが配設されたステージの表面には、当該表面から外方へ向けて気体を放出するための開口部が設けられ、前記静電チャックは、互いに間隔をあけて配置された複数の帯状電極を有し、前記開口部は、当該帯状電極を貫いて設けられていることを特徴とする、基板貼合装置を提供する。
【0011】
なお、上述した第1の解決手段において、前記静電チャックは、前記第1のステージまたは前記第2のステージの表面の一部のみを覆うように配設されており、前記開口部は、前記第1のステージまたは前記第2のステージの表面のうち、前記静電チャックが位置していない部分および前記静電チャックが位置している部分の少なくとも一方に設けられていることが好ましい。また、前記静電チャックは、前記第1のステージまたは前記第2のステージの表面に沿って互いに隣り合うように複数配設されていることが好ましい。さらに、前記第1のステージまたは前記第2のステージの表面は矩形状をなし、前記静電チャックは、前記第1のステージまたは前記第2のステージの表面の一部を画成する樹脂膜を有し、前記複数の帯状電極は、この樹脂膜の裏面に当接するように設けられ、当該樹脂膜の延在面に沿って互いに間隔をあけて配置され、前記各帯状電極は、前記第1のステージまたは前記第2のステージの外縁に対して斜めに延びていることが好ましい。
【0012】
本発明は、第2の解決手段として、22枚の基板を接着剤を介して貼り合わせる基板貼合方法において、第1のステージにて一方の基板を保持する工程と、前記第1のステージと対向するように設けられた第2のステージにて、前記一方の基板に貼り合わされる他方の基板を保持する工程と、前記第1のステージと前記第2のステージとの間の距離を狭め、前記第1のステージに保持された前記一方の基板と前記第2のステージに保持された前記他方の基板とを接着剤を介して貼り合わせる工程と、前記第1のステージと前記第2のステージとの間の距離を拡げ、前記一方の基板および前記他方の基板が貼り合わされてなる基板組立体を取り出す工程とを含み、前記第1のステージおよび前記第2のステージの少なくとも一方は、静電吸着力により前記一方の基板または前記他方の基板を保持し、前記第1のステージまたは前記第2のステージから前記基板組立体を引き離して取り出す前に、前記第1のステージおよび前記第2のステージのうち静電チャックが配設されたステージであって、当該静電チャックに含まれ互いに間隔をあけて配置された複数の帯状電極による静電吸着力により基板を保持するステージの表面に、前記帯状電極を貫いて設けられた開口部を介して、当該ステージに保持された前記基板組立体へ向けて気体を放出することを特徴とする、基板貼合方法を提供する。
【0013】
本発明によれば、静電チャックが配設された第1のステージまたは第2のステージに設けられた開口部を介して、第1のステージおよび第2のステージの表面から外部へ向けて気体を放出することにより、第1のステージまたは第2のステージとそれに保持された基板等との間に正圧を発生させることができる。このため、静電チャックの表面に静電吸着力が残存している場合でも、第1のステージまたは第2のステージから基板等を容易に引き離すことができ、基板等の取り出し時における基板等の破損の問題を効果的に防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図4は本発明による基板貼合装置の一実施の形態を説明するための図である。
【0015】
まず、図4により、本実施の形態に係る基板貼合装置の全体構成について説明する。
【0016】
図4に示すように、基板貼合装置10は、真空チャンバ13を備え、その内部には、ガラス基板等の下基板31を保持する下ステージ(第1のステージ)11が設けられている。また、真空チャンバ13の内部には、下ステージ11と対向するように上ステージ(第2のステージ)12が設けられており、下基板31に貼り合わされるガラス基板等の上基板32を保持するようになっている。また、上ステージ12には駆動装置25が設けられており、上ステージ12を上下方向に移動させることにより、下基板31と上基板32との間の距離を変化させることができるようになっている。ここで、下ステージ11および上ステージ12はそれぞれ、下ステージ本体11aおよび上ステージ本体12aを有し、その表面に静電チャック14が配設されている。なお、静電チャック14は、誘電樹脂膜等の表面に生じる分極の現象を利用して、下基板31または上基板32を保持するための静電吸着力を発生させるものである。
【0017】
次に、図1乃至図3により、図4に示す基板貼合装置10の下ステージ11の構成について説明する。ここで、図1は下ステージ11の平面図、図2は図1に示す静電チャック14の詳細を示す図、図3は図2のIII−III線に沿った断面図である。なお、上ステージ12の構成は図1乃至図3に示す下ステージ11の構成と略同一であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0018】
図1に示すように、下ステージ11は、矩形状の表面を有する下ステージ本体11aを有し、下ステージ本体11aの表面に沿って互いに隣り合うように4個の静電チャック14が配設されている。ここで、各静電チャック14は、下ステージ11の表面の一部のみを覆うように配設されており、下ステージ11の表面のうち下ステージ本体11aの部分(静電チャック14が位置していない部分)に複数の開口部15が設けられている。なお、開口部15は、下ステージ11の表面から外方へ向けて空気や窒素等の気体を放出するものである。なお、下ステージ11において、下基板31は、下ステージ11の矩形状の外形に対応するように配置されている(図1の2点鎖線参照)。
【0019】
図2および図3に示すように、各静電チャック14は、下ステージ11の表面の一部を画成する誘電樹脂膜17と、誘電樹脂膜17の裏面に当接するように設けられ、電源27,27に接続された電極板18,19とを有している。ここで、電極板18,19は、誘電樹脂膜17の延在面に沿って互いに間隔をあけて配置された複数の帯状電極18a,19aを有している。なお、各帯状電極18a,19aは、下ステージ11の4つの外縁に対して斜めに延びている。すなわち、各帯状電極18a,19aは、下ステージ11の4つの外縁に対して垂直でも平行でもない関係で延びている。また、電極板18,19は、図3に示すように、絶縁膜26を介して下ステージ本体11a上に積層されている。
【0020】
なお、図2および図3に示すように、静電チャック14には、各帯状電極18a,19aを貫くように複数の開口部16が設けられており、下ステージ本体11aの開口部15と同様に、静電チャック14の表面から外方へ向けて空気や窒素等の気体が放出されるようになっている。
【0021】
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
【0022】
まず、互いに離間して配置された下ステージ11および上ステージ12の静電チャック14に対して電源27,27から電圧を印加することにより、静電チャック14の表面に静電吸着力を発生させ、このようにして発生させた静電吸着力により、下ステージ11および上ステージ12にて下基板31および上基板32をそれぞれ保持する。なおこのとき、下基板31の表面には、製造される液晶表示パネルの表示領域に対応する所望の領域を囲むような形状でシール剤(図示せず)が塗布されるとともに、そのシール剤(図示せず)の内側に所定量の液晶が滴下されているものとする。
【0023】
そして、この状態から、駆動装置25により、上基板32が保持された上ステージ12を下降させて下ステージ11と上ステージ12との間の距離を狭め、下ステージ11に保持された下基板31と上ステージ12に保持された上基板32とをシール剤(図示せず)を介して貼り合わせる。なお、この過程で、下基板31と上基板32との間の空間に液晶が一様に充填されることとなり、下基板31と上基板32との間に液晶が挟持された、基板組立体としての液晶基板が作製される。
【0024】
その後、電源27,27から下ステージ11および上ステージ12の静電チャック14に印加された電圧をオフし、さらに、下ステージ11および上ステージ12に設けられた開口部15,16から、下ステージ11および上ステージ12に保持された液晶基板へ向けて空気や窒素等の気体を放出する。
【0025】
そして最終的に、下ステージ11および上ステージ12から液晶基板を引き離して取り出す。具体的には、上ステージ12を上昇させて下ステージ11と上ステージ12との間の距離を拡げ、上ステージ12から液晶基板を引き離す。また、下ステージ11に設けられた昇降ピン(図示せず)を上昇させて下ステージ21から液晶基板を引き離す。
【0026】
このように本実施の形態によれば、下ステージ11(上ステージ12)から液晶基板を引き離して取り出す前に、静電チャック14が配設された下ステージ11(上ステージ12)に設けられた開口部15,16を介して、下ステージ11(上ステージ12)の表面から液晶基板へ向けて気体を放出し、下ステージ11(上ステージ12)と液晶基板との間に正圧を発生させるので、静電チャック14の表面に静電吸着力が残存している場合でも、下ステージ11(上ステージ12)から液晶基板を容易に引き離すことができ、液晶基板の取り出し時における液晶基板の破損の問題を効果的に防止することができる。
【0027】
また、本実施の形態によれば、下ステージ11(上ステージ12)の表面に沿って複数の静電チャック14を配設する構成としているので、液晶表示パネルの大型化等に伴って下ステージ11(上ステージ12)の寸法を大きくする必要がある場合でも、静電チャック14の寸法を大きくすることなく静電チャック14の数を増やすことにより対応することができ、静電チャック14の大型化に伴って生じる、製造の困難性や表面の平面度の確保等の問題を効果的に解消することができる。
【0028】
さらに、本実施の形態によれば、各静電チャック14の電極板18,19の各帯状電極18a,19aが、矩形状の表面を有する下ステージ11(上ステージ12)の4つの外縁に対して斜めに延びているので、下ステージ11および上ステージ12の矩形状の外形に対応するように配置された下基板31および上基板32のうちシール剤が線状に塗布されている部分(下ステージ11(上ステージ12)の外縁に対して垂直または平行の関係で塗布されている部分)が静電チャック14の誘電樹脂膜17の凹部(誘電樹脂膜17のうち下方に帯状電極18a,18bが設けられていない部分(図3の符号28参照))に完全に重なることを防止することができ、上ステージ12を下ステージ11に加圧しながら下基板31と上基板32とを貼り合わせるときに、下基板31および上基板32のうちシール剤が線状に塗布されている部分が静電チャック14の誘電樹脂膜17の凹部28に完全に入り込んでしまうことを防止して、下基板31と上基板32との間でシール剤が均一に圧縮されるようにすることができる。
【0029】
なお、上述した実施の形態においては、下ステージ11および上ステージ12の両方に静電チャック14を設ける場合を例に挙げて説明したが、下ステージ11および上ステージ12のうちのいずれか一方にのみ静電チャック14を設け、他方には機械式チャック等の他の方式のチャックを設けるようにしてもよい。
【0030】
また、上述した実施の形態においては、下基板31と上基板32との間の距離を変化させるための駆動装置25を上ステージ12側に設ける場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、駆動装置25を下ステージ11側に設けたり、上ステージ12側および下ステージ11側の両方に設けるようにしてもよい。
【0031】
さらに、上述した実施の形態においては、下ステージ11(上ステージ12)の表面のうち下ステージ本体11a(上ステージ本体12a)の部分および静電チャック14の部分の両方に開口部15,16を設ける場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、下ステージ本体11a(上ステージ本体12a)の部分および静電チャック14の部分のいずれか一方にのみ開口部を設けるようにしてもよい。
【0032】
さらに、上述した実施の形態においては、静電チャック14の表面に誘電樹脂膜17を設ける場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、セラミック等の他の材料からなる層を設けるようにしてもよい。
【0033】
さらに、上述した実施の形態においては、下ステージ11(上ステージ12)に設けられる開口部15,16の出口を円形穴の形状としたが、これに限らず、矩形穴や溝等の他の形状としてもよい。
【0034】
さらに、上述した実施の形態においては、電極板18,19として櫛形形状のものを用いる場合を例に挙げて説明しているが、これに限らず、平板形状等の他の形状のものを用いてもよい。
【0035】
さらに、上述した実施の形態においては、開口部15により空気や窒素等の気体を放出するようにしているが、放出される気体として、イオン化した空気等を用いるようにしてもよい。この場合には、静電チャック14や下基板31、上基板32等に残存する静電吸着力をより確実に除去することができ、下ステージ11(上ステージ12)から液晶基板をより容易に引き離すことができる。
【0036】
さらに、上述した実施の形態においては、下基板31と上基板32とを貼り合わせるための接着剤として、シール剤を用いる場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、シール性を有しない接着剤を用いることもできる。
【0037】
さらに、上述した実施の形態においては、基板組立体として液晶基板が作製される場合を例に挙げて説明しているが、2枚の基板を接着剤を介して貼り合わせた構造物であれば、液晶基板に限らず、任意の基板組立体を作製する場合に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、静電チャックの表面に静電吸着力が残存している場合でも、第1のステージまたは第2のステージから基板等を容易に引き離すことができ、基板等の取り出し時における基板等の破損の問題を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基板貼合装置の一実施の形態の要部を示す平面図。
【図2】図1に示す静電チャックの詳細を示す図。
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図。
【図4】本発明による基板貼合装置の一実施の形態の全体構成を示す図。
【図5】従来の基板貼合装置を示す図。
【符号の説明】
10 基板貼合装置
11 下ステージ(第1のステージ)
11a 下ステージ本体
12 上ステージ(第2のステージ)
12a 上ステージ本体
13 真空チャンバ
14 静電チャック
15,16 開口部
17 誘電樹脂膜
18,19 電極板
18a,19a 帯状電極
25 駆動装置
26 絶縁膜
27 電源
31 下基板
32 上基板

Claims (4)

  1. 2枚の基板を接着剤を介して貼り合わせる基板貼合装置において、
    一方の基板を保持する第1のステージと、
    前記第1のステージと対向するように設けられ、前記一方の基板に貼り合わされる他方の基板を保持する第2のステージと、
    前記第1のステージおよび前記第2のステージの少なくとも一方を移動させて、前記第1のステージに保持された前記一方の基板と前記第2のステージに保持された前記他方の基板との間の距離を変化させる駆動装置とを備え、
    前記第1のステージおよび前記第2のステージの少なくとも一方には、静電吸着力により基板を保持する静電チャックが配設され、前記第1のステージおよび前記第2のステージのうち前記静電チャックが配設されたステージの表面には、当該表面から外方へ向けて気体を放出するための開口部が設けられ
    前記静電チャックは、互いに間隔をあけて配置された複数の帯状電極を有し、
    前記開口部は、当該帯状電極を貫いて設けられていることを特徴とする、基板貼合装置。
  2. 前記静電チャックは、前記第1のステージまたは前記第2のステージの表面に沿って互いに隣り合うように複数配設されていることを特徴とする、請求項1に記載の基板貼合装置。
  3. 前記第1のステージまたは前記第2のステージの表面は矩形状をなし、前記静電チャックは、前記第1のステージまたは前記第2のステージの表面の一部を画成する樹脂膜を有し、
    前記複数の帯状電極は、この樹脂膜の裏面に当接するように設けられ、当該樹脂膜の延在面に沿って互いに間隔をあけて配置され、
    前記各帯状電極は、前記第1のステージまたは前記第2のステージの外縁に対して斜めに延びていることを特徴とする、請求項1または2に記載の基板貼合装置。
  4. 2枚の基板を接着剤を介して貼り合わせる基板貼合方法において、
    第1のステージにて一方の基板を保持する工程と、
    前記第1のステージと対向するように設けられた第2のステージにて、前記一方の基板に貼り合わされる他方の基板を保持する工程と、
    前記第1のステージと前記第2のステージとの間の距離を狭め、前記第1のステージに保持された前記一方の基板と前記第2のステージに保持された前記他方の基板とを接着剤を介して貼り合わせる工程と、
    前記第1のステージと前記第2のステージとの間の距離を拡げ、前記一方の基板および前記他方の基板が貼り合わされてなる基板組立体を取り出す工程とを含み、
    前記第1のステージおよび前記第2のステージの少なくとも一方は、静電吸着力により前記一方の基板または前記他方の基板を保持し、前記第1のステージまたは前記第2のステージから前記基板組立体を引き離して取り出す前に、前記第1のステージおよび前記第2のステージのうち静電チャックが配設されたステージであって、当該静電チャックに含まれ互いに間隔をあけて配置された複数の帯状電極による静電吸着力により基板を保持するステージの表面に、前記帯状電極を貫いて設けられた開口部を介して、当該ステージに保持された前記基板組立体へ向けて気体を放出することを特徴とする、基板貼合方法。
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