JP4037429B2 - 駐車補助装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両駐車時に、運転者が車室外より、リモコンを用いて駐車操作を行うことによって駐車操作を容易にする駐車補助装置に関するものである。
従来、この種の駐車補助装置が幾つか提案されている。例えば、貨物用大型電気自動車の車両後部付近に、微速後退用の遠隔装置と操舵固定機構とを設け、運転者が、車両後退時に、運転席以外から後退動作を行えるようにして、運転者の安全確認を確実にする電気自動車遠隔制御後退装置が提案されている(下記特許文献1参照)。
また、電気自動車に、電気自動車を安全に微速移動させる車外運転操作機能を備えることによって、容易に、正確に車庫入れなどが行えるようにした電気車制御装置が提案されている(下記特許文献2参照)。
さらに、車両に、エンジン始動・停止、アクセル、ブレーキ、操舵装置および前進後進切替装置、ランプ消灯・点灯などを制御する手段と、車両の位置を認識して位置情報を発信する手段を設け、車外のリモコンに、前述の位置情報を表示するとともに遠隔操作を可能にした車庫入れリモコンが提案されている(下記特許文献3参照)。
また、後退運転時に運転者が後方を見ながら運転操作を行えるように、ハンドル・アクセル・ブレーキを遠隔制御できるリモコンを運転座席の近傍に配置した自動車の後方運転装置が提案されている(下記特許文献4参照)。
特開平5−199617号公報 特開平7−87623号公報 特開平9−136660号公報 特開平3−208742号公報
上述した従来装置は何れも後退時に運転者がより後方確認し易い位置から、若しくはより後方確認し易い姿勢で操作を行えるようにリモコンを設けた装置である。これらの装置によれば、運転者が通常の後退運転操作をするときと比較して、より容易に周辺の障害物の有無、障害物と車両の間隔、衝突の可能性等を判定することができる。
しかしながら、何れの装置も、通常運転している姿勢とは異なった姿勢で操舵を行う構成となっているため、運転者が操舵量と車の動きの関係を把握しにくく、操作に或る程度の慣れを必要とするという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解消しようとするもので、運転者がより容易に周辺の障害物の有無、障害物と車両との間隔、衝突の可能性等を判定できる位置から車両を操作することが可能で、且つ、操作に慣れを要しない駐車補助装置を得ることを目的とするものである。
本発明は、駐車スペースに車両を駐車させるために必要な操舵量または操舵位置を表す目標操舵量を求める目標操舵量演算手段と、前記目標操舵量と一致させるように、前記車両の実際の操舵量または操舵位置を表す実操舵量を操作する自動操舵手段と、前記車両の後退と停止と前進を指示するリモコンと、前記リモコンの指示に従って前記車両を後退、停止、前進させる運転制御手段と、前記車両と前記駐車スペース及び前記車両と該車両の周辺の周辺障害物の位置関係から駐車の可否を判定する駐車可否判定手段と、前記車両と前記駐車スペースの位置関係及び前記駐車スペース前方の空き領域の幅から操舵装置の切り返し操作の要否を判定する切り返し要否判定手段と、前記駐車可否判定手段及び前記切り返し要否判定手段の判定結果を、前記車両のウインカーを点滅させることにより運転者に通知する状況通知手段と、を備え、前記目標操舵量演算手段において、自車両位置Oと自車両中心線yと駐車スペース中心線Cとの交点Iとの距離OIが、駐車スペース位置Pと交点Iとの距離PI未満になるまで操舵量を直進相当とし、未満になった時の自車両位置Oで自車両中心線yと接しかつ駐車スペース中心線Cに接する円の半径を目標旋回半径Rとし、目標旋回半径Rを得る目標操舵量を設定し、前記駐車可否判断手段において、目標旋回半径Rが自車両最小回転半径Rmin未満でかつ駐車スペース前方の空き領域の幅Lが所定の幅Lr未満の時に駐車不可と判断し、前記切り返し要否判定手段において、目標旋回半径Rが自車両最小回転半径Rmin未満でかつ駐車スペース前方の空き領域の幅Lが所定の幅Lr以上の時に切り返しが必要と判断し、駐車不可能を通知するときのウインカーの点滅パターンと、切り返しが必要であることを通知するときのウインカーの点滅パターンとを異なるパターンにしたことを特徴とする駐車補助装置にある。
本発明では、操舵装置の切り返しが必要になった状態で運転者が無為に操作を継続して駐車不可能な状況に陥るのを抑止することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その概略構成を表すブロック図、図2はその駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。
図1において、第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3は、図示のセンサ検出範囲内にある周辺障害物の位置を検出して、該周辺障害物までの距離と方向を示すデータ(以降、周辺障害物検出データと呼ぶ)を出力する。
駐車補助コントローラ5は、駐車補助装置の動作をコントロールするもので、第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3の出力信号、操舵系に設けられ、操舵装置の操舵量としての操舵ハンドルの操舵角(中立位置からの回転角)を検出する操舵角センサ7の出力、ブレーキランプのオンオフ信号、オートマチックトランスミッション(図示せず)の変速位置(シフトレンジ)を表す変速信号、後述するリモコン通信ユニット9からの車両の後進、停止指示を表す信号を入力して、操舵系を駆動する操舵アクチュエータ13及び制動系を駆動して車輪に対して制動力を発生するブレーキアクチュエータ15を制御するものである。リモコン通信ユニット9は、運転者により操作されて、車両の後進・停止を指示するために用いられる入力装置としてのリモコン11から車両の後進・停止を指示する信号を受信して、その信号を駐車補助コントローラ5に入力する。
駐車補助コントローラ5は、図2に示すように、オートマチックトランスミッションからのシフトレンジ信号、ブレーキランプのオンオフ信号、駐車開始スイッチからの駐車開始信号を入力して自動操舵・手動操舵の切り替え処理を行う自動操舵・手動操舵切替部50と、第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3の出力信号を入力して、図21に示すように、駐車スペースの中心線C、駐車スペースの開口部の駐車位置Pと自車両Oとの位置関係を求め、求めた位置関係より車両をペース内に誘導するのに必要な舵角等の操舵量を求めて目標操舵角等の目標操舵量として出力する目標操舵量演算手段としての目標操舵角演算部51と、その目標操舵角演算部51で演算された目標操舵角と操舵角センサ7で検出された操舵ハンドルの操舵角との偏差に基づいて目標トルクを出力する、いわゆるフィードバック制御を行う操舵角制御部52と、その操舵角制御部52により演算された目標トルクを発生するように操舵アクチュエータ13を駆動制御する操舵アクチュエータ駆動ドライバ53と、自動操舵・手動操舵切替部50の出力とリモコン通信ユニット9からの車両の後進・停止指示信号を受けてブレーキアクチュエータ15を駆動制御する信号を出力するブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54とを有する。
尚、操舵角制御部52、操舵アクチュエータ駆動ドライバ53及び操舵アクチュエータ13は、本発明の自動操舵手段を構成する。
次に、駐車補助コントローラ5の制御動作について説明する。
先ず、自動操舵・手動操舵切替部50は、運転者の駐車操作開始の意志を、ブレーキランプのオン/オフ、シフトレンジ、駐車開始スイッチのオン/オフで判定し、検出した運転者の意志に応じて、自動操舵のオン/オフを設定して出力する。具体的には、図20のフローチャートに示すように、ステップS1で、オートマチックトランスミッションのシフトレンジが「後退位置」か判定し、「いいえ」の場合には、ステップS2で、操舵系を手動操舵モードに設定して処理を終える。ステップS1の判定結果が「はい」(シフトレンジが後退位置)の場合には、ステップS3で、ブレーキランプが「オン」であるか判定し、「いいえ」の場合には処理を終了し、「はい」の場合(ブレーキランプがオン)には、ステップS4で、駐車開始スイッチが「オン」であるか判定し、「いいえ」であれば処理を終了し、「はい」(駐車開始スイッチがオン)であればステップS5で、自動操舵モードを設定して処理を終える。
次いで、目標操舵角演算部51の処理について説明する。先ず、第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3からの周辺障害物検出データより、図21に示すように、駐車スペースの中心線C、駐車スペースの開口部の駐車位置P、自車両Oの位置関係を求める。求めた位置関係より、駐車スペース内に誘導するのに必要な舵角を、図22のフローチャートに示した手順に従って求めて、目標操舵角として出力する。
以下、図22のフローチャートにより目標操舵角演算部51の演算処理について、図23乃至図25を参照しながら説明する。先ず、ステップS11で、自車両の中心線yと駐車スペースの中心線Cの交点I(図23参照)を求める。次に、ステップS12で、線分PIの長さ(図23参照)を求める。ステップS13で、線分PIの長さと線分OIの長さを比較し、OI>PI(はい)であれば、ステップS14に進み、OI≦PIの場合には、ステップS15へ進む。線分OIの長さは、図23に示すような座標系を用いれば、y座標の値がそのまま求める長さになるため容易に求めることができる。ステップS14では、目標操舵角を直進相当に設定して処理を終了する。従って、PI<OIとなる位置Q(図24参照)に車が移動するまで直進状態を維持する。ステップS15では、図25に示すように、自車位置Oで車体中心線yと接し、かつ中心線Cに接する円の半径Rを計算して目標旋回半径とする。次に、ステップS16で、前記ステップS15で求めた目標旋回半径Rが得られるような目標操舵角を設定して処理を終了する。
次に、操舵角制御部52は、自動操舵・手動操舵切替部50により自動操舵モードに設定されているときには、上記のようにして演算された目標操舵角と操舵角センサ7により検出された操舵角との偏差に基づいて目標トルクを演算して出力する、いわゆるフィードバック制御を行う。また、手動操舵モード(自動操舵オフ)に設定されているときには、目標トルクを零に設定する。
操舵アクチュエータ駆動ドライバ53は、操舵角制御部52により演算された目標トルクに応じた電流を操舵アクチュエータ13に供給することによって、操舵機構に目標トルクを出力する。
ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54は、リモコン通信ユニット9より停止指示が入力されたときには、ブレーキアクチュエータ15をオンして車両を停止させる。また、後進指示が入力されたときは、ブレーキアクチュエータ15をオフする。自動駐車モードでは、シフトレンジは必ず「後退」に設定されているので、ブレーキアクチュエータ15がオフされると、オートマチックトランスミッションのクリープ現象によって、車両は後退する。自動駐車モード開始時すなわち自動操舵オン時には、ブレーキアクチュエータ15はオンの状態に設定され、運転者がリモコン11を操作を開始するまで車両を停止させて待機する。さらに、自動操舵オフ時には、前述の動作によらず、常にブレーキオフに設定される。
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その概略構成を表すブロック図、図4はその駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。
この実施の形態2は、リモコン11Aが運転者の操作に応じて前進・後進・停止の指示をリモコン通信ユニット9Aを介して駐車補助コントローラ5Aへ送信すること、オートマチックトランスミッションのシフトレンジを設定するシフトレンジ設定アクチュエータ17を備え、主として、駐車補助コントローラ5Aがこのシフトレンジ設定アクチュエータ17の動作を制御するようにしたことが、上記実施の形態1と異なっているが、その他の構成及び作用は上記実施の形態1とほぼ同様である。
図4に示すように、この実施の形態2の駐車補助コントローラ5Aは、図2の上記実施の形態1の駐車補助コントローラ5と対比して、リモコン通信ユニット9Aより入力された指示に従って、ブレーキのオン/オフとシフトレンジとを制御する前進・停止・後進操作制御処理部55と、その前進・停止・後進操作制御処理部55より出力されるシフトレンジに従ってシフトレンジ設定アクチュエータ17を駆動するシフトレンジ設定アクチュエータ駆動ドライバ56とを備える点及び目標操舵角演算部51Aの演算処理動作において相違しているが、その他の構成及び作用は上記実施の形態1のものとほぼ同様である。
次に、本実施の形態2の目標操舵角演算部51Aの処理動作について、図26のフローチャートにより説明する。図26のフローチャートは、上記実施の形態1の図22のフローチャートと対比して、ステップS17乃至19において相違しているだけであり、従って、以下これらのステップについて詳細に説明する。
ステップS15の後、ステップS17において、シフトレンジが現在どの位置に設定されているか、すなわち「後退」に設定されているかを判定し、「後退」の場合には、ステップS16へ進み、ステップS15で求めた目標旋回半径Rが得られるような目標操舵角を設定する。ステップS17で「後退」以外の場合には、ステップS18へ進み、ステップS15で求めた目標旋回半径Rが、本装置を搭載している車両の最小回転半径Rminより大きいときはステップS14に進み、そうでなければステップS19に進んで、前進時に車両の中心軸yと駐車スペースの中心軸Cの成す角度が小さくなる方向に操舵可能範囲最大の操舵角を目標操舵角として設定して処理を終了する。
また、前進・停止・後進操作制御処理部55は、リモコン通信ユニット9Aより入力された指示に従って、ブレーキのオン/オフとシフトレンジとを制御するものであり、以下、図27のフローチャートによりその制御処理動作について説明する。
先ず、ステップS21で、シフトレンジ信号により、シフトレンジが「後退」か判定し、「後退」でなければ(いいえ)、ステップS22に進んで、シフトレンジが「ドライブ」か判定し、「ドライブ」でなければ(いいえ)、ステップS23へ進んで、前進・停止・後進操作制御処理部55からブレーキオン指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力する。
一方、ステップS21で、シフトレンジが「後退」であれば(はい)、ステップS24へ進み、リモコン通信ユニット9Aからの信号により、運転者がリモコン11Aに「後進指示」の操作をしているか判定し、「後進指示」が有る場合には(はい)、ステップS25へ進んで、前進・停止・後進操作制御処理部55からブレーキオン指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力し、ステップS26でシフトレンジを「ドライブ」に設定し、ステップS27で、前進・停止・後進操作制御処理部55からブレーキオフ指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力して処理を終える。
ステップS24において「後進指示」が無い場合には(いいえ)、ステップS28へ進んで、運転者がリモコン11Aに「停止指示」の操作をしているか判定する。「停止指示」無しの場合には(いいえ)、そのまま処理を終了し、「停止指示」有りの場合には(はい)、ステップS29でブレーキオン指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力して処理を終える。
また、ステップS22において、シフトレンジが「ドライブ」の場合には(はい)、ステップS30へ進み、リモコン11Aよりリモコン通信ユニット9Aを介して「後進指示」が出されているか判定し、「後進指示」が有ればステップS31へ進んで、ブレーキオン指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力し、ステップS32で、シフトレンジを「後退」に設定して、ステップS33で、ブレーキオフ指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力して処理を終了する。
ステップS30で、「後進指示」無しの場合には(いいえ)、ステップS34に進んで、運転者がリモコン11Aに「停止指示」の操作をしているか判定する。「停止指示」無しの場合には(いいえ)、そのまま処理を終了し、「停止指示」有りの場合には(はい)、ステップS35でブレーキオン指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力して処理を終える。
ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54は、前進・停止・後進操作制御処理部55より出力されるブレーキオン/オフ指令信号に従ってブレーキアクチュエータ15を駆動する。また、自動操舵・手動操舵切替部50により「手動操舵」(自動操舵オフ)に設定されているときには、前述の制御によらず、常にブレーキオフ指令信号を出力するように設定される。
シフトレンジ設定アクチュエータ駆動ドライバ56は、前進・停止・後進操作制御処理部55より出力されるシフトレンジ指令信号に従って、シフトレンジ設定アクチュエータ17を駆動する。
実施の形態3.
図5は本発明の実施の形態3に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その概略構成を表すブロック図、図6はその駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。
この実施の形態3は、図5に示すように、運転者のウインカレバー操作に従ってウインカーランプの点滅を行うウインカー回路19を備え、このウインカー回路19に、駐車補助コントローラ5Bのウインカーランプ駆動出力が接続された点で、上記実施の形態1と相違する。
図6に示すように、本実施の形態3の駐車補助コントローラ5Bは、上記実施の形態1のものと比べて、目標操舵角演算部51Bが、第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3からの出力に基づいて目標操舵角を演算する外に、車両の駐車可否を判定し、この判定結果に従ってウインカーランプ駆動ドライバ57が駆動されウインカー回路19を制御する点で相違しているが、その他の構成及び作用は上記実施の形態1のものとほぼ同様である。具体的には、目標操舵角演算部51Bは、目標操舵角演算処理で求めた目標旋回半径Rが本装置を装着した車両の最小回転半径Rminより小さいときには駐車不可能、それ以外は駐車可能と判定する。本実施の形態3において、目標操舵角演算部51Bは、本発明の目標操舵量演算手段及び駐車可否判定手段を構成し、ウインカーランプ駆動ドライバ57及びウインカー回路19は本発明の状況通知手段を構成する。
ウインカー回路19は、図28に示すように、インパネ内左ウインカーランプ31、左前ウインカーランプ32、左後ウインカーランプ33が互いに並列に接続されて、各々の一端が電源34に接続されると共に、他端が共通のダイオード35を介して駐車補助コントローラ5Bのウインカーランプ駆動ドライバ57を構成する、エミッタ接地のトランジスタ36のコレクタに接続されると共に、3点(左側、中立、右側)切替のウインカーレバースイッチ37及びフラッシャー回路38を介して接地されており、また、インパネ内右ウインカーランプ39、右前ウインカーランプ40、右後ウインカーランプ41も互いに並列に、且つインパネ内左ウインカーランプ31、左前ウインカーランプ32、左後ウインカーランプ33とも並列に接続され、各々の一端が電源34に接続されると共に、他端が共通のダイオード42を介して駐車補助コントローラ5Bのトランジスタ36のコレクタに接続されると共に、ウインカーレバースイッチ37及びフラッシャー回路38を介して接地されている。
このような回路構成により、駐車補助コントローラ5Bの目標操舵角演算部51Bが車両の駐車が不可能と判定した場合には、駐車負荷判定信号(ウインカーランプ駆動信号)を出力して、ウインカーランプ駆動ドライバ57のトランジスタ36を導通させ、全てのウインカーランプ31〜33、39〜41が点灯されるが、それ以外の場合には、ウインカーランプ31〜33、39〜41は運転者のウインカーレバー操作に従って点滅する。このように、全てのウインカーランプ31〜33、39〜41を点灯状態にすることにより、運転者は運転席若しくは車両の外より駐車不可能な状態になったことを確認することができる。
実施の形態4.
図7は本発明の実施の形態4に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その概略構成を表すブロック図、図8はその駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。
この実施の形態4は、図7に示すように、駐車補助コントローラ5Cが駐車可否の判定を行い、この判定結果をリモコン通信ユニット9Bを介してリモコン11Bへ送信して、駐車の可否を運転者に知らせるようにした点で、上記実施の形態1と相違する。
図8に示すように、本実施の形態4の駐車補助コントローラ5Cは、上記実施の形態1のものと比べて、目標操舵角演算部51Cが、第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3からの出力に基づいて目標操舵角を演算する外に、車両の駐車可否を判定し、この判定結果をリモコン通信ユニット9Bを介してリモコン11Bに送信し、駐車不可になった場合には、リモコン11Bが駐車不可能になったことを運転者に音声・振動・表示などの手段を用いて通知する機能を備えた点で相違しているが、その他の構成及び作用は上記実施の形態1のものとほぼ同様である。この実施の形態4でも、上記実施の形態3の場合と同様に、目標操舵角演算部51Cが、目標操舵角演算処理で求めた目標旋回半径Rが本装置を装着した車両の最小回転半径Rminより小さいときには駐車不可能、それ以外は駐車可能と判定する。
実施の形態5.
図9は本発明の実施の形態5に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その概略構成を表すブロック図、図10はその駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。
この実施の形態5は、図9に示すように、基本的には、上記実施の形態2と実施の形態3とを組み合わせたものであり、図4の実施の形態2の構成に、ウインカー回路19を付加したものである。
具体的には、図10に示すように、本実施の形態5の駐車補助コントローラ5Dは、上記実施の形態2のものと比べて、目標操舵角演算部51Dが、第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3からの出力に基づいて目標操舵角を演算する外に、車両の駐車可否及びハンドル等の操舵装置の切り返しの要否を判定し、この判定結果に従ってウインカーランプ駆動ドライバ57Aが駆動されウインカー回路19を制御する点で相違しているが、その他の構成及び作用は上記実施の形態2のものとほぼ同様である。
尚、目標操舵角演算部51Dは、本発明の目標操舵量演算手段、駐車可否判定手段及び切り返し要否判定手段を構成し、ウインカーランプ駆動ドライバ57A及びウインカー回路19は本発明の状況通知手段を構成する。
目標操舵角演算部51Dは、具体的には、図29のフローチャートに従って、駐車可否とハンドルの切り返し要否を判定するもので、以下図29に基づいて判定動作について説明する。
先ず、ステップS41で、目標操舵角演算処理で求めた目標旋回半径Rが本装置を装着した車両の最小回転半径Rminより小さいか判定し、R≧Rminのときには(いいえ)、ステップS42で駐車可能と判定し、続いてステップS43で切り返し不要と判定して処理を終える。
ステップS41においてR<Rminのときには(はい)、ステップS44へ進んで、駐車スペース前方の領域の幅L(図30参照)を計算し、次いでステップS45で幅Lが所定の幅Lrより小さいか判定する。この判定結果がL<Lrのときには、ステップS46で駐車不能と判定し、次いでステップS47でハンドル切り返し不要と判定して処理を終える。また、ステップS45の判定結果がL≧Lrのときには、ステップS48に進んで駐車可能と判定し、次いでステップS49でハンドルの切り返しが必要と判定して処理を終える。
ウインカーランプ駆動ドライバ57Aは、目標操舵角演算部51Dからの駐車可否判定信号及び切り返し要否判定信号を受けて、駐車不可の場合には、ウインカーランプ駆動出力をオンし、ウインカーランプ31〜33、39〜41を全て点灯状態にする。また、切り返しが必要な場合には、ウインカーランプ駆動出力を周期的にオン/オフしてウインカーランプ31〜33、39〜41を全て点滅状態にする。このようにして、運転者は運転席もしくは車両の外より駐車不可能な状態になったことや、ハンドルの切り返しが必要な状態になったことを確認できる。また、ウインカーランプ31〜33、39〜41の点灯状態の違い(点灯と点滅)によって、どちらの状態であるかを確認できる。
実施の形態6.
図11は本発明の実施の形態6に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その概略構成を表すブロック図、図12はその駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。
この実施の形態6は、図11に示すように、駐車補助コントローラ5Eが、駐車の可否及びハンドルの切り返し要否を判定し、この判定結果をリモコン通信ユニット9Cを介してリモコン11Cに送信して、リモコン11Cから駐車不可やハンドルの切り返し要否を運転者に知らせるようにした点で、上記実施の形態2と相違する。
図12に示すように、本実施の形態6の駐車補助コントローラ5は、上記実施の形態2のものと比べて、目標操舵角演算部51Eが、第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3からの出力に基づいて目標操舵角を演算する外に、車両の駐車可否及びハンドルの切り返し要否を判定し、この判定結果をリモコン通信ユニット9Cに送信する点で相違しているが、その他の構成及び作用は上記実施の形態2のものとほぼ同様である。
尚、目標操舵角演算部51Eは本発明の目標操舵量演算手段、駐車可否判定手段及び切り返し要否判定手段を構成し、リモコン通信ユニット9Cは、駐車可否を示すデータをリモコンに送信する本発明の状況送信手段を構成する。
目標操舵角演算部51は、上記実施の形態5と同様に、図29のフローチャートに示したように、車両の駐車可否及びハンドルの切り返し要否の判定を行うものである。
また、リモコン11Cは、駐車補助コントローラ5Eからリモコン通信ユニット9Cを介して駐車可否及び切り返し要否判定信号を受信して、駐車不可になったことやハンドルの切り返しが必要になったことを、運転者に音声・振動・表示などの手段を用いて通知する機能を備える。
実施の形態7.
図13は本発明の実施の形態7に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その概略構成を表すブロック図、図14はその駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。
この実施の形態7は、図13に示すように、車輪の回転を検出する車輪回転センサ21を備え、駐車補助コントローラ5Fが車輪回転センサ21からの出力信号を受けて、ブレーキアクチュエータ15の動作を制御するようにした点で、上記実施の形態1と相違する。尚、車輪回転センサ21は、車輪の回転数に応じたパルス数のパルス信号を出力するものである。
図14に示すように、本実施の形態7の駐車補助コントローラ5Fは、上記実施の形態1のものと比べて、目標操舵角演算部51Fが、第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3からの出力に基づいて目標操舵角を演算する外に、車両の駐車可否を判定し、この判定結果をリモコン通信ユニット9Dを介してリモコン11Dに送信する点、及び車輪回転センサ21からの出力信号(パルス信号)及びリモコン通信ユニット9Dを介してリモコン11Dから受信した運転者の後退・停止指示を受けて、ブレーキオン/オフ指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54に出力して、ブレーキアクチュエータ15の動作を制御する停止・後進操作制御処理部55Aを備えた点で相違しているが、その他の構成及び作用は上記実施の形態1のものとほぼ同様である。
また、目標操舵角演算部51Fは、本発明の目標操舵量演算手段及び駐車可否判定手段を構成し、図22のステップS15の目標操舵角演算処理で求めた目標旋回半径Rが本装置を装着した車両の最小回転半径Rminより小さいときには駐車不可能、それ以外は駐車可能と判定する。
リモコン11Dは、車両の後退を指示する後退用押しボタンスイッチ(図示せず)を備え、この後退用押しボタンスイッチが運転者によって押下される度に所定の距離だけ車両を後退させた後、停止させる機能を有している。また、このリモコン11Dは、リモコン通信ユニット9Dを介して目標操舵角演算部51Fからの駐車可否判定信号を受信して、駐車不可の場合には、運転者へ音声・振動・表示などの手段を用いて通知する。
次に、停止・後進操作制御処理部55Aの動作について、図31のフローチャートにより説明する。
先ず、ステップS51において、自動操舵・手動操舵切替部50からの出力信号により、停止・後進操作制御処理部55Aは自動操舵中か/手動操舵中かを判定し、手動操舵中であれば(いいえ)、ステップS52へ進んで、車両の後退距離をリセットし(零に設定する)、次いでステップS53でブレーキオン指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力して処理を終える。
ステップS51において自動操舵中であれば(はい)、ステップS54へ進んで、リモコン通信ユニット9Dから出力信号に基づいて、「停止指示」を受信しているかを判定する。この判定結果が「はい」であれば、ステップS52、ステップS53へ順次進んで、車両の後退距離をリセットしてブレーキオン指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力して処理を終える。一方、ステップS54の判定結果が「いいえ」であれば、ステップS55へ進んで、「後進指示」を受信しているかを判定し、この判定結果が「いいえ」であれば、ステップS56へ進んで、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へブレーキオン指令信号を出力しているか否かを判定する。この判定結果が「はい」であれば、ステップS52,ステップS53へ順次進んで処理を終える。
また、ステップS55で「後進指示」を受信していない場合(はい)、或いはステップS56でブレーキオフ指令信号を出力している場合(いいえ)には、ステップS57へ進んで、車両の後退距離が規定の値より大きいかを判定する。この判定結果が「はい」であれば、ステップS53へ進んで処理を終了し、「いいえ」であれば、ステップS58へ進んで、ブレーキオフ指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へ出力して処理を終える。
すなわち、停止・後進操作制御処理部55Aは、リモコン通信ユニット9Dより「後進指示」を受け取ると、ブレーキオフ指令信号を出力して、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54によりブレーキアクチュエータ15をオフするように制御する。そして、車両がオートマチックトランスミッションのクリープ現象によって規定の距離後退すると、ブレーキオン指令信号を出力して、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54によりブレーキアクチュエータ15をオンするように制御する。車両が規定の距離後退したことは、車輪回転センサ21より入力されたパルスを計数して判定する。
実施の形態8.
図15は本発明の実施の形態8に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その概略構成を表すブロック図、図16はその駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。
この実施の形態8は、図15に示すように、基本的には、上記実施の形態2と実施の形態7とを組み合わせたものである。
図16に示すように、本実施の形態8の駐車補助コントローラ5Gは、上記実施の形態2のものと比べて、目標操舵角演算部51Gが、第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3からの出力に基づいて目標操舵角を演算する外に、車両の駐車可否及びハンドルの切り返し要否を判定し、この判定結果をリモコン通信ユニット9Eを介してリモコン11Eに送信する点、及び車輪回転センサ21からの出力信号(パルス信号)及びリモコン通信ユニット9Eを介してリモコン11Eから受信した運転者の前進・後退・停止指示を受けて、ブレーキオン/オフ指令信号をブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54に出力して、ブレーキアクチュエータ15の動作を制御する前進・停止・後進操作制御処理部55Bを備えた点で相違しているが、その他の構成及び作用は上記実施の形態2のものとほぼ同様である。
尚、目標操舵角演算部51Gは、本発明の目標操舵量演算手段、駐車可否判定手段、切り返し要否判定手段を構成し、前進・停止・後進操作制御処理部55Bは本発明の運転制御手段を構成し、リモコン通信ユニット9Eは本発明の状況通知手段を構成する。
また、目標操舵角演算部51Gによる駐車不可/駐車可能の判定は、上記実施の形態7と同様に行われる。
リモコン11Eは、リモコン通信ユニット9Eを介して目標操舵角演算部51Gからの駐車可否判定信号及び切り返し要否判定信号を受信して、駐車不可の場合やハンドルの切り返しが必要な場合には、運転者へ音声・振動・表示などの手段を用いて通知する。
さらに、リモコン11Eは、後退を指示する後退用押しボタンスイッチと前進を指示する前進用押しボタンスイッチとを備えており、前進・停止・後進操作制御処理部55Bは、リモコン11Eの前進用或いは後退用押しボタンスイッチが運転者によって押下される度に所定の距離だけ車両を前進若しくは後退させた後、停止させる機能を有する。
次に、前進・停止・後進操作制御処理部55Bの動作について、図32のフローチャートにより説明する。
図32において、ステップS51からステップS55までの処理並びにステップS57、ステップS58の処理は、上記実施の形態7の対応するステップの処理と同じでり、それらについての説明は省略する。
ステップS54において、「停止指示」を受信していると判定された場合には(はい)、ステップS52、ステップS53へ順次進んで、後退距離をリセットし、ブレーキオン指令信号を出力して処理を終える。
一方、ステップS54において、「停止指示」を受信していないと判定された場合には(いいえ)、ステップS60へ進んで、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54へブレーキオン指令信号が出力されているか否かを判定する。この判定結果が「いいえ」であれば、ステップS55に進んで、「後進指示」を受信しているかを判定し、この判定結果が「いいえ」であれば、ステップS56へ進む。
一方、ステップS55の判定結果が「はい」であれば、ステップS61へ進んで、シフトレンジ信号より、シフトレンジが「後退」位置かを判定し、「はい」であればステップS57へ進み、「いいえ」であればステップS62へ進む。ステップS62で、ブレーキオン指令信号が出力されているかを判定し、「いいえ」であればステップS52へ進み、一方「はい」であれば、ステップS63でシフトレンジを「後退」位置に設定して、ステップS57へ進む。
また、ステップS60において、「前進指示」を受信している場合(はい)には、ステップS64へ進んで、シフトレンジ信号からシフトレンジが「前進」位置かを判定する。この判定結果が「はい」であれば、ステップS57へ進み、「いいえ」であればステップS65へ進んで、ブレーキオン指令信号が出力されているかを判定する。この判定結果が「いいえ」であればステップS52へ進み、「はい」であればステップS66へ進んで、シフトレンジを「前進」位置に設定してステップS57へ進む。
すなわち、前進・停止・後進操作制御処理部55Bは、リモコン通信ユニット9Eより「前進指示」を受け取ると、シフトレンジを「前進」位置に設定してブレーキオフ指令信号を出力して、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54によりブレーキアクチュエータ15をオフするように制御する。また、リモコン通信ユニット9Eより「後進指示」を受け取ると、シフトレンジを「後進」位置に設定してブレーキオフ指令信号を出力して、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54によりブレーキアクチュエータ15をオフするように制御する。そして、車両がオートマチックトランスミッションのクリープ現象によって規定の距離移動すると、ブレーキオン指令信号を出力して、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54によりブレーキアクチュエータ15をオンするように制御する。また、車両が規定の距離移動したことは、車輪回転センサ21より入力されたパルスを計数して判定する。
実施の形態9.
図17は本発明の実施の形態9に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。この実施の形態9の概略構成は、上記実施の形態8の図15の構成と同じである。
この実施の形態9は、図17に示すように、駐車補助コントローラ5Hの目標操舵角演算部51Hが自車両の他の物体との衝突危険度を判定し、この衝突危険度判定結果に基づいて、前進・停止・後進操作制御処理部55Cがブレーキアクチュエータ15やシフトレンジ設定アクチュエータ17を制御すること(すなわち、車両の衝突の危険性が大きくなるほど、リモコン11の前進用或いは後退用押しボタンスイッチが運転者によって押下された際に前進または後進する所定の距離を短く設定すること)により、他の物体との衝突を防止するようにしたものであり、これ以外の点では、本実施の形態9の構成及び作用は上記実施の形態8のものと同様である。
尚、目標操舵角演算部51Hは、本発明の目標操舵量演算手段、駐車可否判定手段、切り返し要否判定手段及び衝突危険度判定手段を構成し、リモコン通信ユニット9Eは本発明の状況通知手段を構成する。
以下、目標操舵角演算部51Hの衝突危険度判定処理について説明すると、目標操舵角演算部51Hで、衝突危険度を表すパラメータとして、第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3から出力された周辺障害物検出データより、周辺障害物のうち自車両からの距離が最短のものまでの距離を求め、これを衝突危険距離とする。さらに、このようにして求めた衝突危険距離に所定の係数(0.8程度)を乗じた値を漸進距離指示値Lfとして出力する。また、前進・停止・後進操作制御処理部55Cは、リモコン通信ユニット9Eからの前進・停止・後進指示に基づいて、上記実施の形態8と同様に、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54及びシフトレンジ設定アクチュエータ駆動ドライバ56を介してブレーキアクチュエータ15及びシフトレンジ設定アクチュエータ17を制御して、車両が漸進距離指示値Lfだけ移動した時点で車両を停止させる。
すなわち、前進・停止・後進操作制御処理部55Cは、リモコン通信ユニット9Eより「前進指示」を受け取ると、シフトレンジを「前進」位置に設定してブレーキオフ指令信号を出力して、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54によりブレーキアクチュエータ15をオフするように制御する。また、リモコン通信ユニット9Eより「後進指示」を受け取ると、シフトレンジを「後進」位置に設定してブレーキオフ指令信号を出力して、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54によりブレーキアクチュエータ15をオフするように制御する。そして、車両がオートマチックトランスミッションのクリープ現象によって漸進距離指示値Lfだけ移動すると、ブレーキオン指令信号を出力して、ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ54によりブレーキアクチュエータ15をオンするように制御する。
尚、衝突危険距離の最大値を第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3の最大検出距離で制限する処理を加えれば、車両がセンサ検出範囲外の障害物に衝突するのを防止することができる。
実施の形態10.
図18は本発明の実施の形態10に係る駐車補助装置を、オートマチックトランスミッションを備えた車両に装備した例を示すもので、その概略構成を表すブロック図、図19はその駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。
この実施の形態10は、図18及び図19に示すように、上記実施の形態9において、リモコン11Fが運転者により入力された車両の前進・後進・停止と駐車位置の補正を指示するために用いられ、リモコン11Fより送信される前進・後進・停止・右補正・左補正の指示がリモコン通信ユニット9Fを介して駐車補助コントローラ5Iに入力され、また目標操舵角演算部51Iが、駐車可否判定処理、切り返し要否判定処理及び衝突危険度判定処理の外に、リモコン11Fからの目標操舵角補正指示に従って目標操舵角演算処理を行うようにした点で、上記実施の形態9と相違する。
以下、本実施の形態10の目標操舵角演算部51Iにより行われる目標操舵角演算処理について、図33乃至図37を参照して説明する。
先ず、上記実施の形態1で既に説明したように、第1及び第2周辺障害物検出センサ1、3から出力される周辺障害物検出データより、図21に示す駐車スペースの中心線C、駐車スペースの開口部の駐車位置Pと自車両Oとの位置関係を求める。
次に、このようにして求めた位置関係より、駐車スペース内に自車両を誘導するのに必要な舵角を、図33のフローチャートに示す手順に従って求めて、目標操舵角として出力する。
以下、図33のフローチャートにより目標操舵角演算処理について説明する。先ず、ステップS71において、図34に示すように、リモコン通信ユニット9Fから目標操舵角補正指示が入力される度に、指示内容に従って、演算により求められた駐車スペースの中心線Cに対して、運転者により指示された補正値LCを増減する。この際、運転者は、自分が実際に見た自車両の動きや自車両と駐車スペースとの位置関係から、演算により求められた駐車スペースの中心線Cと実際の駐車スペースの中心線C'とのずれを予測して、そのずれ量を補正値LCとしてリモコン11Fに入力する。次いで、ステップS72で、補正値LCに従って駐車スペースの中心線Cを補正した中心線C'と駐車スペースの開口部の駐車位置Pを補正した駐車位置P'を求める。ステップS73で、自車両の中心線yと補正した駐車スペースの中心線C'の交点I'(図35参照)を求め、ステップS74で、線分P'I'の長さ(図36参照)を求める。次に、ステップS75で、線分P'I'の長さと線分OI'の長さを比較し、OI'>P'I'であれば(はい)、ステップS76へ進み、OI'≦P'I'であれば(いいえ)、ステップS77へ進む。線分OI'の長さは、図36に示すような座標系を用いれば、y座標の値がそのまま求める長さになるため、容易に求めることができる。ステップS76では、目標操舵角を車両が直進するように設定し、P'I'<OI'となる位置Q(図36参照)に車両が移動するまで直進状態を維持する。一方、ステップS77では、図37に示すように、自車両位置Oで車体中心線yと接し、かつ補正された駐車スペースの中心線C'に接する円の半径Rを計算して目標旋回半径とする。次に、ステップS78のおいて、ステップS77で求めた目標旋回半径が得られる目標操舵角を設定して処理を終える。
以上のように、本発明に係る駐車補助装置は、駐車スペースに車両を駐車させるために必要な操舵量または操舵位置を表す目標操舵量を求める目標操舵量演算手段と、前記目標操舵量と一致させるように、前記車両の実際の操舵量または操舵位置を表す実操舵量を操作する自動操舵手段と、前記車両の後退と停止を指示するリモコンと、前記リモコンの指示に従って前記車両を後退、停止させる運転制御手段と、を備えるので、車両の操舵を自動操舵手段で自動的に行うことにより、リモコンによる操舵操作を不要にして、リモコン操作に運転者の慣れを必要とせず、後退、停止のみの簡単な操作で車両を駐車スペースに誘導して駐車させることができる。
また、前記リモコンは、前記車両の後退と停止に加えて、前記車両の前進を指示する機能を有するようにすれば、リモコンにより前進、後進、停止を指示することにより、切り返し操作を含む駐車操作が可能になる。
さらに、前記車両と前記駐車スペース及び前記車両と該車両の周辺の周辺障害物の位置関係から駐車の可否を判定する駐車可否判定手段と、前記駐車可否判定手段が駐車不可能と判定したときに運転者に駐車不可能を通知する状況通知手段と、を設けることにより、駐車不可能な状況になった状態で運転者が無為に操作を継続するのを抑止できる。
さらにまた、運転者に駐車不可能を通知する前記状況通知手段は、前記車両のウインカーを点滅させて運転者に通知することにより、車両に新たな表示装置を設けることなく、運転者に駐車不可能な状況になったことを通知できるので、車両のデザインを損なうことがなく、また安価な構成にすることができる。
また、運転者に駐車不可能を通知する前記状況通知手段は、駐車可否を示すデータを前記リモコンに送信する状況送信手段と、駐車不可能を示すデータを受信したときに音声、画面表示、振動などによって運転者に通知する機能を有するリモコンと、を備えることにより、運転者の手元にあるリモコンを通知手段にしたので、車両に設けられた通知手段を用いた場合と比較して、運転者がより容易に駐車不可能な状況になったことを認識することができる。
さらに、前記車両と前記駐車スペース及び前記車両と該車両の周辺の周辺障害物の位置関係から操舵装置の切り返し操作の要否を判定する切り返し要否判定手段と、前記切り返し要否判定手段が操舵装置の切り返し操作が必要と判定したときに、運転者に操舵装置の切り返しが必要であることを通知する状況通知手段と、を設けることにより、操舵装置の切り返しが必要になった状態で運転者が無為に操作を継続して駐車不可能な状況に陥るのを抑止することができる。
さらにまた、運転者に操舵装置の切り返し操作の要否を通知する前記状況通知手段は、前記車両のウインカーを点滅させて運転者に通知することにより、新たに表示装置を設けることなく、運転者に切り返しが必要になったことを通知することができるので、車両のデザインを損なうことがなく、また安価な構成にすることができる。
また、運転者に操舵装置の切り返しが必要であることを通知する前記状況通知手段は、操舵装置の切り返し操作の要否を示すデータをリモコンに送信する状況送信手段と、操舵装置の切り返しが必要であることを示すデータを受信したときに、運転者に音声、画面表示、振動などによって運転者に通知する機能を有するリモコンと、を備えることにより、運転者の手元にあるリモコンを通知手段にすることができ、従って、車両に設けられた通知手段を用いた場合と比較して、運転者がより容易に操舵装置の切り返しが必要になったことを認識することができる。
さらに、前記車両と前記駐車スペース及び前記車両と該車両の周辺の周辺障害物の位置関係から駐車の可否を判定する駐車可否判定手段と、前記車両と前記駐車スペース及び前記車両と前記周辺障害物の位置関係から操舵装置の切り返し操作の要否を判定する切り返し要否判定手段と、前記駐車可否判定手段及び前記切り返し要否判定手段の判定結果を、前記車両のウインカーを点滅させることにより運転者に通知する状況通知手段と、をさらに設け、駐車不可能を通知するときのウインカーの点滅パターンと、操舵装置の切り返しが必要であることを通知するときのウインカーの点滅パターンとを異なるパターンにすることにより、駐車不可能な状況になったときの通知と操舵装置の切り返しが必要になったときの通知の両方をウインカーランプを使用して行ったときでも、運転者が容易に状況を区別することができるので、両者を区別する手段を新たに設ける必要がなくなり、より安価な構成にすることができる。
また、前記車両の後退と停止を指示する前記リモコンは、前記車両の後退を指示する後退用押しボタンスイッチを備え、前記運転制御手段は、前記リモコンの前記後退用押しボタンスイッチが運転者によって押下される度に所定の距離だけ車両を後退させた後、停止させる機能を有することにより、運転者の不注意でリモコンの後退用押しボタンスイッチが押下された場合や、リモコンの通信不能によって運転制御手段が後退状態より停止状態に移行できなくった場合等に車両が暴走するを防止することができる。
さらに、前記車両の前進、後退、停止を指示するリモコンは、後退を指示する後退用押しボタンスイッチと前進を指示する前進用押しボタンスイッチとを備え、前記運転制御手段は、前記リモコンの前記前進用或いは後退用押しボタンスイッチが運転者によって押下される度に所定の距離だけ車両を前進若しくは後退させた後、停止させる機能を有するようにすれば、運転者の不注意でリモコンの前進用押しボタンスイッチまたは後退用押しボタンスイッチが押下された場合や、リモコンの通信不能によって運転制御手段が前進状態や後退状態より停止状態に移行できなくなった場合等に、車両が暴走するのを防止することができる。
さらにまた、運転者が前進用或いは後退用押しボタンスイッチを押下したとき、1回に進む距離が長いほど車両が周辺障害物に接触する可能性が高くなるので、1回に進む距離はある程度の長さに制限する必要がある。しかし、周辺に障害物が無い場合や、存在するにしても接触する可能性が低い場合には、1回に進む距離を長めにとっても車両が周辺障害物に接触する可能性は無い。そこで、本発明によれば、前記車両と該車両の周辺の周辺障害物との衝突危険性を判定する手段と、前記車両の衝突の危険性が大きくなるほど、前記リモコンの前進用或いは後退用押しボタンスイッチが運転者によって押下された際に前進または後進する所定の距離を短く設定する手段と、を設けたので、衝突危険性に応じて進む距離を変えることにより、衝突危険性が小さいときは1回に進む距離を大きくとれるようにして、車両の駐車のために必要な運転者の操作回数を少なく抑えることができる。
また、前記リモコンは前記目標操舵量の補正の指示を入力することができる機能を有し、前記駐車補助装置は、前記補正の指示に従って前記目標操舵量を補正する手段をさらに備えることにより、運転者の判断によって車両の進行方向を補正することができるので、運転者の好みに合わせて微妙に駐車位置を調整することが可能になる。
本発明の実施の形態1に係る駐車補助装置を適用した、オートマチックトランスミッションを備えた車両の概略構成を表すブロック図である。 実施の形態1の駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る駐車補助装置を適用した、オートマチックトランスミッションを備えた車両の概略構成を表すブロック図である。 実施の形態2の駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る駐車補助装置を適用した、オートマチックトランスミッションを備えた車両の概略構成を表すブロック図である。 実施の形態3の駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る駐車補助装置を適用した、オートマチックトランスミッションを備えた車両の概略構成を表すブロック図である。 実施の形態4の駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る駐車補助装置を適用した、オートマチックトランスミッションを備えた車両の概略構成を表すブロック図である。 実施の形態5の駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態6に係る駐車補助装置を適用した、オートマチックトランスミッションを備えた車両の概略構成を表すブロック図である。 実施の形態6の駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態7に係る駐車補助装置を適用した、オートマチックトランスミッションを備えた車両の概略構成を表すブロック図である。 実施の形態7の駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態8に係る駐車補助装置を適用した、オートマチックトランスミッションを備えた車両の概略構成を表すブロック図である。 実施の形態8の駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態9に係る駐車補助装置の概略構成を表すブロック図である。 本発明の実施の形態10に係る駐車補助装置を適用した、オートマチックトランスミッションを備えた車両の概略構成を表すブロック図である。 実施の形態10の駐車補助装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態1の駐車補助装置の動作を表すフローチャートである。 実施の形態1の目標操舵角演算部により行われる目標操舵角演算処理を説明するための図である。 実施の形態1の駐車補助装置の動作を表すフローチャートである。 自車両の中心線yと駐車スペースの中心線Cの交点I、線分PIの長さ、線分OIの長さを示す図である。 実施の形態1の目標操舵角演算部により行われる目標操舵角演算処理を説明するための図である。 実施の形態1の目標操舵角演算部により行われる目標操舵角演算処理を説明するための図である。 実施の形態2の駐車補助装置の動作を表すフローチャートである。 実施の形態2の前進・停止・後退操作制御処理部の動作を表すフローチャートである。 ウインカー回路の回路図である。 実施の形態5の駐車補助装置の動作を表すフローチャートである。 図29のフローチャートによる駐車可否とハンドルの切り返し要否の判定を説明するための図である。 実施の形態7の停止・後退操作制御処理部の動作を表すフローチャートである。 実施の形態8の前進・停止・後退操作制御処理部の動作を表すフローチャートである。 実施の形態10の目標操舵角演算部により行われる目標操舵角演算処理を表すフローチャートである。 実施の形態10の目標操舵角演算処理を説明するための図である。 実施の形態10の目標操舵角演算処理を説明するための図である。 実施の形態10の目標操舵角演算処理を説明するための図である。 実施の形態10の目標操舵角演算処理を説明するための図である。
符号の説明
1、3 第1及び第2周辺障害物検出センサ、5〜5I 駐車補助コントローラ、7 操舵角センサ、9〜9F リモコン通信ユニット、11〜11F リモコン、13 操舵アクチュエータ、15 ブレーキアクチュエータ、17 シフトレンジ設定アクチュエータ、19 ウインカー回路、21 車輪回転センサ、31 インパネ内左ウインカーランプ、32 左前ウインカーランプ、33 左後ウインカーランプ、34 電源、35 ダイオード、36 トランジスタ、37 ウインカーレバースイッチ、38 フラッシャー回路、39 インパネ内右ウインカーランプ、40 右前ウインカーランプ、41 右後ウインカーランプ、42 ダイオード、50 自動操舵・手動操舵切替部、51〜51I 目標操舵角演算部、52 操舵角制御部、53 操舵アクチュエータ駆動ドライバ、54 ブレーキアクチュエータ駆動ドライバ、55、55B、55C 前進・停止・後進操作制御処理部、55A 停止・後進操作制御処理部、56 シフトレンジ設定アクチュエータ駆動ドライバ、57、57A ウインカーランプ駆動ドライバ。

Claims (7)

  1. 駐車スペースに車両を駐車させるために必要な操舵量または操舵位置を表す目標操舵量を求める目標操舵量演算手段と、
    前記目標操舵量と一致させるように、前記車両の実際の操舵量または操舵位置を表す実操舵量を操作する自動操舵手段と、
    前記車両の後退と停止と前進を指示するリモコンと、
    前記リモコンの指示に従って前記車両を後退、停止、前進させる運転制御手段と、
    前記車両と前記駐車スペースの位置関係及び前記駐車スペース前方の空き領域の幅から操舵装置の切り返し操作の要否を判定する切り返し要否判定手段と、
    前記切り返し要否判定手段が操舵装置の切り返し操作が必要と判定したときに、運転者に操舵装置の切り返しが必要であることを通知する状況通知手段と、
    を備え、
    前記目標操舵量演算手段において、自車両位置Oと自車両中心線yと駐車スペース中心線Cとの交点Iとの距離OIが、駐車スペース位置Pと交点Iとの距離PI未満になるまで操舵量を直進相当とし、未満になった時の自車両位置Oで自車両中心線yと接しかつ駐車スペース中心線Cに接する円の半径を目標旋回半径Rとし、目標旋回半径Rを得る目標操舵量を設定し、
    前記切り返し要否判定手段において、目標旋回半径Rが自車両最小回転半径Rmin未満でかつ駐車スペース前方の空き領域の幅Lが所定の幅Lr以上の時に切り返しが必要と判断する、
    ことを特徴とする駐車補助装置。
  2. 運転者に操舵装置の切り返し操作の要否を通知する前記状況通知手段は、前記車両のウインカーを点滅させて運転者に通知することを特徴とする請求項1記載の駐車補助装置。
  3. 運転者に操舵装置の切り返しが必要であることを通知する前記状況通知手段は、
    操舵装置の切り返し操作の要否を示すデータをリモコンに送信する状況送信手段と、
    操舵装置の切り返しが必要であることを示すデータを受信したときに、運転者に音声、画面表示、振動などによって運転者に通知する機能を有するリモコンと、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の駐車補助装置。
  4. 駐車スペースに車両を駐車させるために必要な操舵量または操舵位置を表す目標操舵量を求める目標操舵量演算手段と、
    前記目標操舵量と一致させるように、前記車両の実際の操舵量または操舵位置を表す実操舵量を操作する自動操舵手段と、
    前記車両の後退と停止と前進を指示するリモコンと、
    前記リモコンの指示に従って前記車両を後退、停止、前進させる運転制御手段と、
    前記車両と前記駐車スペース及び前記車両と該車両の周辺の周辺障害物の位置関係から駐車の可否を判定する駐車可否判定手段と、
    前記車両と前記駐車スペースの位置関係及び前記駐車スペース前方の空き領域の幅から操舵装置の切り返し操作の要否を判定する切り返し要否判定手段と、
    前記駐車可否判定手段及び前記切り返し要否判定手段の判定結果を、前記車両のウインカーを点滅させることにより運転者に通知する状況通知手段と、
    を備え、
    前記目標操舵量演算手段において、自車両位置Oと自車両中心線yと駐車スペース中心線Cとの交点Iとの距離OIが、駐車スペース位置Pと交点Iとの距離PI未満になるまで操舵量を直進相当とし、未満になった時の自車両位置Oで自車両中心線yと接しかつ駐車スペース中心線Cに接する円の半径を目標旋回半径Rとし、目標旋回半径Rを得る目標操舵量を設定し、
    前記駐車可否判断手段において、目標旋回半径Rが自車両最小回転半径Rmin未満でかつ駐車スペース前方の空き領域の幅Lが所定の幅Lr未満の時に駐車不可と判断し、
    前記切り返し要否判定手段において、目標旋回半径Rが自車両最小回転半径Rmin未満でかつ駐車スペース前方の空き領域の幅Lが所定の幅Lr以上の時に切り返しが必要と判断し、
    駐車不可能を通知するときのウインカーの点滅パターンと、切り返しが必要であることを通知するときのウインカーの点滅パターンとを異なるパターンにしたことを特徴とする駐車補助装置。
  5. 前記車両の前進、後退、停止を指示するリモコンは、後退を指示する後退用押しボタンスイッチと前進を指示する前進用押しボタンスイッチとを備え、
    前記運転制御手段は、前記リモコンの前記前進用或いは後退用押しボタンスイッチが運転者によって押下される度に所定の距離だけ車両を前進若しくは後退させた後、停止させる機能を有することを特徴とする請求項1又は4記載の駐車補助装置。
  6. 前記車両と該車両の周辺の周辺障害物との衝突危険性を判定する手段と、
    前記車両の衝突の危険性が大きくなるほど、前記リモコンの前進用或いは後退用押しボタンスイッチが運転者によって押下された際に前進または後進する所定の距離を短く設定する手段と、
    を備えることを特徴とする請求項5記載の駐車補助装置。
  7. 前記リモコンは前記目標操舵量の補正の指示を入力することができる機能を有し、
    前記駐車補助装置は、前記補正の指示に従って前記目標操舵量を補正する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は4記載の駐車補助装置。
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