JP4036808B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、同じ通信ネットワーク上に接続された複数のコンピュータと通信し、受信又は読み取りにより取得した画像データを記憶し、記憶している画像データを印刷又は送信等により出力すると共に、記憶している画像データの秘匿(セキュリティ)を行う画像処理装置に関するものである。
パーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理装置で処理した情報を出力する方法は、従来では、その情報処理装置にケーブルで接続された画像処理装置により、画像として出力していた。しかし、最近は、通信ネットワークに画像処理装置と情報処理装置とが接続され、通信ネットワークを介して情報処理装置から画像処理装置へ出力指示を送信して、画像処理装置が画像を出力する方法へと移り変わり始めている。複数の情報処理装置が通信ネットワークに接続されることで、複数の情報処理装置から同一の画像処理装置を使用することが可能となり、また、複数の画像処理装置が通信ネットワークに接続されることで、情報を出力する為に、複数の画像処理装置の中から適当な画像処理装置を選んで使用することが可能となる。
画像処理装置が扱う情報には、企業秘密を記載した文章等の機密性を有する情報が含まれている場合がある。また、通信ネットワークを介して複数の情報処理装置が同一の画像処理装置を使用する状態では、不特定多数の者によって、通信ネットワークを通過する情報の読み取り、又は画像処理装置にて出力された情報の閲覧が可能であり、その為、情報の機密性を保つことが困難である。
そこで、通信ネットワークへ送信する情報を暗号化する方法、又は情報の出力を指示した使用者が直接に画像処理装置を操作したときのみに情報を出力する方法等を用いて、出力する情報の機密性を保つ機能を有する画像処理装置が提案されている。特許文献1では、情報処理装置から送信された情報を、画像処理装置にて暗号化して記憶し、パスワードの入力などにより使用者を認証した後に出力する技術が開示されている。
また、従来より、設定された装置の動作や機能に関する情報は、特定の操作者や管理者が設定するように構成し、誤設定を防止する為にパスワード等を用いて、一般操作者には設定出来ないように構成する方法が提案されている。特許文献2には、抽象宛先名に対応して送信方法別の詳細宛先を記憶するアドレス帳を備え、このアドレス帳を用いて文書送信用の詳細宛先の宛先リストを作成し、また、作成した宛先リストの詳細宛先を追加・変更・削除すると共に、アドレス帳をWEBサーバを用いてリモートで変更可能とすることが記載されている。
また、特許文献2には、所定の条件に従ってアドレス帳から詳細宛先を自動的に選択すること、所定の条件から送付状を自動生成し、文書送信部で送信することで、受信者名の指定により送信方法とアドレスの設定とを可能とし、送信方法の変更に伴い適切なアドレスを再設定可能とすることが記載されている。また、文書の機密度、緊急度、属性、装置の設置場所、回線の状態等の条件から、送信方法とアドレスとを自動的に選択すること、文書データを送信したことを通知する送付状を自動生成して送信することなどにより、文書送信時の操作性を向上させることが記載されている。
特開2001−306273号公報 特開平11−215339号公報
上述したように、複数の画像処理装置が通信ネットワークに接続されている環境では、情報の機密性を保つ必要がない場合は、情報を保護する機能を有さない画像処理装置を選択して、画像を出力させても良い。しかし、情報の機密性を保つ必要がある場合は、情報を保護する機能を有する画像処理装置を選択する必要がある。ところが、どの画像処理装置が情報を保護する機能を有しているかを、見た目で判定するのは困難であり、また、従来の情報処理装置が取得する画像処理装置の情報には、情報を保護する機能に関する情報が含まれていない為、情報の機密性を保つ必要がある場合に、適切な画像処理装置を選択することが困難である。
この為、画像処理装置の状態を正確に把握している一部の使用者のみが、情報を保護する機能を利用出来たり、情報の機密性を保つ必要がある場合に、情報を保護する機能を有さない画像処理装置を使用してしまう等、画像処理装置の情報を保護する機能が有効に活用されず、情報の秘匿機能(セキュリティ)が低下する。特に、画像処理装置の管理手法としてパスワードを用いるものについては、完全な管理とは言えず、パスワードの漏洩等が生じると、容易に画像処理装置の設定変更が可能となり、秘匿されている保護情報や、ファクシミリ装置等の宛先情報が持ち出される可能性があるという問題がある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、本体での操作又は通信手段を介した外部からの操作により、秘匿機能の設定内容が勝手に変更され難く、秘匿機能を向上させることが出来る画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、外部と通信を行う通信手段と、画像データを取得する取得手段と、該取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段が記憶している画像データを出力する手段と、前記記憶手段が記憶している画像データを秘匿し、秘匿する程度の設定を強弱に変更することが可能な秘匿手段とを備える画像処理装置において、前記秘匿手段の設定の変更を禁止する禁止手段と、該禁止手段が前記設定の変更を禁止する状態を解除する解除手段とを備え、前記設定を変更するときは、前記通信手段が通信を行い、該通信の結果に基づき、前記解除手段が前記状態を解除すべくなしてあることを特徴とする。
この画像処理装置では、通信手段が、外部と通信を行い、取得手段が、画像データを取得し、記憶手段が、その取得した画像データを記憶する。出力する手段が、その記憶している画像データを出力し、秘匿手段が、記憶手段が記憶している画像データを秘匿する。秘匿手段は、秘匿する程度の設定を強弱に変更することが可能である。禁止手段が、秘匿手段の設定の変更を禁止し、解除手段は、禁止手段が秘匿手段の設定の変更を禁止する状態を解除する。秘匿する程度の設定を変更するときは、通信手段が通信を行い、通信の結果に基づき、解除手段が禁止手段の禁止する状態を解除する。
本発明に係る画像処理装置は、前記通信の結果は、前記通信手段が通信を行なった複数の外部装置が通電されているか否かの通電情報であることを特徴とする。
この画像処理装置では、通信手段の通信の結果は、通信手段が通信を行なった複数の外部装置が通電されているか否かの通電情報である。
本発明に係る画像処理装置は、前記通電情報が、複数の外部装置が通電されていることを示すときは、前記解除手段が前記状態を解除すべくなしてあることを特徴とする。
この画像処理装置では、通電情報が、複数の外部装置が通電されていることを示すときは、解除手段が禁止状態を解除する。
本発明に係る画像処理装置は、前記通信手段が通信を行なう外部装置の内の1又は複数の特定の外部装置を判別する判別手段を更に備え、前記複数の外部装置に該判別手段が判別した外部装置が含まれるときは、前記解除手段が前記状態を解除すべくなしてあることを特徴とする。
この画像処理装置では、判別手段が、通信手段が通信を行なう外部装置の内の1又は複数の特定の外部装置を判別し、通電されている複数の外部装置に、判別手段が判別した外部装置が含まれるときは、解除手段が禁止状態を解除する。
本発明に係る画像処理装置は、識別情報を受け付ける受付手段を更に備え、前記解除手段は、前記通電情報と該受付手段が受け付けた識別情報とに基づき、前記状態を解除すべくなしてあることを特徴とする。
この画像処理装置では、受付手段が、識別情報を受け付け、解除手段は、通電情報と受付手段が受け付けた識別情報とに基づき、禁止状態を解除する。
本発明に係る画像処理装置は、前記通信の結果に基づき、前記解除手段が前記状態を解除したときに限り、前記秘匿手段の設定を弱める方向へ変更することを許可すべくなしてあることを特徴とする。
この画像処理装置では、通信の結果に基づき、解除手段が禁止状態を解除したときに限り、秘匿手段の設定を弱める方向へ変更することを許可する。
本発明に係る画像処理装置によれば、本体での操作又は通信手段を介した外部からの操作により、秘匿機能の設定内容が勝手に変更され難く、秘匿機能を向上させることが出来る画像処理装置を実現することが出来る。また、秘匿機能のレベル等、画像処理装置の設定変更が指示された場合に、管理者等、大半の外部装置が非通電状態であれば、夜間や休日など人の存在が少ないことが把握出来る。このような場合に、セキュリティキットなどの重要な設定の変更を制限するので、設定の変更を防止することが可能となるので、秘匿機能のレベルが向上する。
本発明に係る画像処理装置によれば、秘匿機能に関する設定変更が生じても、本来、秘匿機能を必要とするユーザに限って、秘匿機能を活用することが出来るので、秘匿機能のレベルを向上させることが出来る。同一通信ネットワーク上の複数の外部装置が稼働状態であれば、同じフロア(部屋)に複数の人が存在していることが予測される。このような場合には、第3者が意図的に秘匿機能のレベルを下げ、悪意を持ってデータを持ち出すことが困難であると考えられる。
本発明に係る画像処理装置によれば、複数の機器の通電情報が、譬えて言えば、パスワードを兼ねることにより、画像処理装置を管理する人の存在を確認することが出来るので、秘匿機能のレベルを下げるなどの不法操作を防止することが可能となり、秘匿機能のレベルを向上させることが出来る。
本発明に係る画像処理装置によれば、管理者が保有する外部装置が通電状態であれば、、管理者が社内などに存在し、秘匿機能を必要とする画像処理装置も、管理者の管理の下、運営されていることが認識出来るので、秘匿機能に関する設定の変更を許可しても、一定のレベルを満足した状態での設定変更であることが予測されるので、データの秘匿機能のレベルを向上させることが出来る。
本発明に係る画像処理装置によれば、パスワードが2重構成となるので、操作者が入力するパスワードが漏洩した場合であっても、不法操作による装置の設定情報の変更を阻止することが出来るので、秘匿機能のレベルを向上させることが出来る。
本発明に係る画像処理装置によれば、所定以上の秘匿機能のレベルを維持することが可能となり、秘匿機能の向上を図ることが出来る。秘匿機能のレベルを上げる方向に設定を変更すると、処理時間は必要となるが秘匿機能は向上する。しかしながら、秘匿機能のレベルを下げる方向に変更すると、データの漏洩など本来秘匿機能を必要とするユーザーなどに影響を与えることとなる。
以下に、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明に係る画像処理装置を使用するシステムの構成を示すブロック図である。このシステムの情報処理装置1A,1B,…(外部装置)は、コンピュータを用いて構成されており、演算を行うCPU11と、演算に伴って発生する一時的な情報を記憶するRAM12と、CD−ROMドライブ等の外部記憶装置13と、ハードディスク等の内部記憶装置14とを備えている。
外部記憶装置13が、CD−ROM等の記録媒体2からコンピュータプログラム20を読み取り、読み取ったコンピュータプログラム20を、内部記憶装置14が記憶する。内部記憶装置14が記憶したコンピュータプログラム20は、RAM12にロードされ、CPU11は、ロードされたコンピュータプログラム20に基づいて、情報処理装置1A,1B,…に必要な処理を実行する。
情報処理装置1A,1B,…は、また、キーボード及びマウス等の入力部15と、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等の出力部16とを備えており、データの入力を初めとするオペレータからの操作を受け付ける構成となっている。情報処理装置1A,1B,…は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークN1に接続された通信部17を備えており、CPU11は、通信部17により通信ネットワークN1を介して、外部との情報の交換を行う。通信ネットワークN1には、複数の情報処理装置1A,1B,…が接続されており、更に、複数の本発明に係る画像処理装置3,3,…が接続されている。
図2は、本発明に係る画像処理装置3の内部構成を示すブロック図である。この画像処理装置3は、演算を行うCPU、及び演算に伴う一時的な情報を記憶するRAM等からなる制御部31を備え、制御部31には、画像処理装置3の制御を行う為の制御プログラムを記憶しているROM34が接続されている。制御部31は、ROM34が記憶している制御プログラムに従って、画像処理装置3全体の制御を行う。
また、制御部31には、用紙に記録された画像を走査して読み取り、読みとった画像に基づく電子的な画像データを生成する画像読取部36(取得手段)と、画像データを一時的に記憶する画像メモリ37(記憶手段)と、画像メモリ37が記憶している画像データから画像を形成し、形成した画像を記録用紙に記録して出力する画像形成部38とが接続されている。画像処理装置3は、画像読取部36にて読みとった画像を複写する複写装置として機能する。
また、制御部31には、ハードディスク又は不揮発性のメモリからなり、画像データを記憶する記憶部35と、使用者からの操作を受け付ける操作部32とが接続されている。操作部32は、操作の為に必要な情報を表示する液晶パネル等の表示手段と、使用者の操作により制御命令等の情報が入力されるタッチパネル又はテンキー等の入力部とからなっている。
更に、制御部31には、通信ネットワークN1を通じて、外部との間で情報を交換する通信部33が接続されている。通信部33(通信手段、取得手段)は、情報処理装置1A,1B,…から送信された画像データを、通信ネットワークN1を通じて受信し、画像形成部38は、通信部33が受信した画像データから画像を形成して出力することが出来、画像処理装置3は、ネットワークプリンタとして機能する。
また、画像処理装置3は、画像読取部36が用紙から画像を読み取って作成した画像データを、通信部33から通信ネットワークN1を通じて情報処理装置1A,1B,…へ送信することが出来、ネットワークスキャナとして機能する。また、通信部33は、画像読取部36が画像を読み取って作成した画像データを、通信ネットワークN1に接続された公衆回線網N2を通じて、ファクシミリ装置4へファクシミリ通信にて送信することが出来る。また、通信部33は、ファクシミリ装置4からファクシミリ通信にて送信された画像データを、公衆回線網N2及び通信ネットワークN1を通じて受信し、画像形成部38は、通信部33が受信した画像データから画像を形成して出力することが出来、画像処理装置3は、ファクシミリ装置として機能する。
画像処理装置3は、記憶部35が、画像形成部38が形成して出力した画像の画像データを、出力履歴として記憶しており、出力の失敗又は出力部数の不足等の為に、一度出力した画像をもう一度出力する必要がある場合は、画像形成部36にて画像の出力を行う。その場合、操作部32が受け付けた指示、又は情報処理装置1A,1B,…から送信され通信部33が受信した指示に従って、制御部31が、必要な画像データを記憶部35から読み出し、画像形成部38にて画像の出力を行う。
また、記憶部35(記憶手段)は、複写、ファクシミリ送信、画像出力、及び画像読み取り等で使用した画像データを蓄積しておくことが出来る。使用者は、操作部32を操作することにより、又は情報処理装置1A,1B,…から処理命令を送信することにより、記憶部35が記憶している画像データを選択し、画像形成部38からの画像の印刷、又は通信部33からの外部への画像データの送信等を行なうことが出来、記憶部35が記憶している画像データを利用出来る。画像処理装置3は、画像データのサーバ装置として機能する。
画像処理装置3の以上のような機能は、ROM34が記憶している制御プログラムに従って、制御部31が制御しており、画像処理装置3は、データ保護機能(データ秘匿機能)を実現させるプログラムを含んだ制御プログラムに従って、制御部31が制御する構成となっている。画像処理装置3は、データ保護機能を実現させるプログラムを含んでいない制御プログラムを記憶するROMが、データ保護機能を実現させるプログラムを含んだ制御プログラムを記憶しているROM34に交換され、ROM34が記憶している制御プログラムに従って、データ保護機能を作動させる指示を操作部32にて受け付けることにより、データ保護機能を作動させることが出来る。
データ保護機能が作動している場合、制御部31(秘匿手段)は、データ保護機能を実現させる制御プログラムに従って、画像読取部36が作成した画像データ、及び通信部33にて受信した画像データを暗号化して、記憶部35又は画像メモリ37に記憶させる。画像を出力するときは、画像メモリ37に記憶させた画像データを復号して、画像形成部38にて画像を印刷して出力する。
また、制御部31は、画像の出力が終了した後で、記憶部35が記憶している画像データを消去する処理、又は画像データに所定の情報を上書きする等の処理を行って、記憶部35が記憶している画像データを、再利用出来ないように無価値化する。また、画像処理装置1が起動するときに、記憶部16が記憶している画像データを消去するように設定することが可能である。
また、画像データを消去しても、記憶部35に残留している磁気の為に、画像データを復活させることが出来る場合があるので、ランダムなデータを上書きする等により、複数回の消去を実行するように設定することも可能にしてある。また、操作部32にて使用者の操作により認証を受け付けた場合に、画像を出力するようにしても良い。このように、データ保護機能を作動させることで、画像処理装置3は、扱う情報の機密性を保つことが出来る。
通信部33は、画像処理装置3が実行出来る処理の内容、及び現在利用出来る記録用紙のサイズ等の、画像処理装置3の状態を示す管理情報333を記憶する機能を有する。また、制御部31は、記録用紙の残量、及びエラーの有無等、刻一刻と変化する画像処理装置3の状態を検出し、所定の周期で管理情報333を更新する。また、管理情報333は、画像処理装置の動作に関する基本設定等の設定情報と、データ保護機能の有無を示す保護機能情報(秘匿機能情報)と、データ保護機能がデータを保護する強度を示す強度情報と、データ保護機能が行う処理の内容を示す内容情報とを含んでいる。
図3は、情報処理装置1A,1B,…の出力部16における画像処理装置3の設定画面の例を示す説明図であり、画像処理装置3が実行すべく設定されている印刷状況等の処理内容が表示され、必要に応じて設定を変更して画像の出力を指示することも可能となっている。また、画面上で秘匿機能(「セキュリティ」)を指定することにより、図4に示すような「セキュリティ設定」の画面が表示され、データ保護機能に係る情報を確認することも可能となっている。
尚、画像処理装置3の操作部32の表示手段にも、図3,4とそれぞれ同一内容の画面表示が行われる。従来は、秘匿機能等の重要な設定変更を行う場合、操作者が操作部32の操作パネルからパスワードを入力することにより、秘匿機能の設定画面に移行する為、パスワードが漏洩した場合等に、容易に秘匿機能の強度(セキュリティレベル)が下げられ、データが持ち出される可能性があった。
図5は、情報処理装置1A,1B,…の使用者についての情報を示す説明図であり、情報処理装置1A(特定のコンピュータ)は画像処理装置3の管理者が使用する情報処理装置であり、情報処理装置1C(特定のコンピュータ)は画像処理装置3の準管理者が常に使用する情報処理装置であり、情報処理装置1B,1D,…は一般使用者が使用する情報処理装置である。
画像処理装置3では、秘匿機能等の重要な設定や登録情報が変更されるときには、制御部31が、通信部33を通じて、通信ネットワークN1上に接続された情報処理装置1A,1B,…のオン/オフ情報を確認する。制御部31が、情報処理装置1A,1B,…のオン/オフ状況を確認し、多数又は全数の情報処理装置1A,1B,…がオフ状態にあるときには、深夜又は休日であると推測出来、不正な変更であることも考えられる。従って、このようなときは、制御部31(禁止手段)が、重要な設定や登録情報の変更を禁止することで、データや登録情報漏洩に対する秘匿機能が向上する。
また、制御部31が、情報処理装置1A,1B,…のオン/オフ状況を確認し、大半又は全数の情報処理装置1A,1B,…がオン状態であれば、同一フロアに設置された画像処理装置3の近傍には、情報処理装置1A,1B,…の利用者が存在すると推測出来る。従って、画像処理装置3に対する不正な変更でないと推測出来るので、制御部31(解除手段)は、設定の変更を許可することが出来る。
また、画像処理装置3は、制御部31(判別手段)が、通信部33を通じて、情報処理装置1A,1B,…のオン/オフ状況を確認し、大半の情報処理装置1A,1B,…がオン状態であっても、図5に示す情報処理装置1A,1Cの双方がオフ状態であれば、画像処理装置3の管理者が不在であると判定し、設定の変更を禁止することが出来る。このように管理者が不在の場合には、設定変更時等に不意のトラブルが発生した場合に対応が出来ない為、また、管理者は画像処理装置の設定内容を把握している為、制御部31は、管理者に無断で設定を変更することを禁止する。
このように、特定の情報処理装置のオン/オフ情報をパスワードのように組み合わせることにより、秘匿機能を意識しない使用者であっても、同一の通信ネットワークN1に接続された情報処理装置1A,1B,…の状態により、パスワード等の管理情報を意識することなく、秘匿機能の強度(セキュリティレベル)の向上を図ることが出来る。
更に、上述したように、情報処理装置1A,1B,…のオン/オフ情報をパスワード的に用いることにより、情報処理装置1A、1Cがオンであれば、秘匿機能等の重要な設定の変更及び登録情報の変更を可能とする。また、大半の情報処理装置1A,1B,…がオン状態であり、また、情報処理装置1Aがオフであり、情報処理装置1Cがオンであれば、秘匿機能の強度を上げる方向の設定変更は許可するが、秘匿機能の強度を下げる(緩和する)方向への設定変更は禁止する等、状況に応じて設定の許可範囲を変化させることが可能となる。
以下に、このような構成の画像処理装置3の動作の例を、それを示す図6のフローチャートを参照しながら説明する。画像処理装置3の制御部31は、情報処理装置1A,1B,…の何れかの出力部16において、図3に示す設定画面から「セキュリティ」が選択されると、その情報処理装置に、図示しないパスワード入力画面を表示させ、パスワードを受け入れる(S1)。制御部31は、受け入れたパスワードが正しいか否かを判定し(S2)、正しくなければリターンして、その情報処理装置の出力部16に図3に示す元の設定画面を表示させる。
制御部31は、受け入れたパスワードが正しければ(S2)、通信ネットワークN1を通じて、パーソナルコンピュータ(PC)である情報処理装置1A,1B,…のオン/オフ状態を検出し(S4)、情報処理装置1A,1B,…の所定数以上がオンであるか否かを判定する(S6)。制御部31は、情報処理装置1A,1B,…の所定数以上がオンでなければ(S6)リターンして、その情報処理装置の出力部16に図3に示す元の設定画面を表示させる。
制御部31は、情報処理装置1A,1B,…の所定数以上がオンであれば(S6)、画像処理装置3の管理者の情報処理装置1A(特定のコンピュータ)がオンであるか否かを判定する(S8)。制御部31は、情報処理装置1Aがオンであれば、図4に示す「セキュリティ設定」の画面をその情報処理装置の出力部16に表示させ、秘匿機能に関する設定変更を受け付ける(S10)。制御部31は、その情報処理装置から、設定終了を示す信号を受信したとき(S12)はリターンして、その情報処理装置の出力部16に図3に示す元の設定画面を表示させる。
制御部31は、情報処理装置1Aがオンでなければ(S8)、画像処理装置3の準管理者の情報処理装置1C(特定のコンピュータ)がオンであるか否かを判定する(S14)。制御部31は、情報処理装置1Cがオンであれば、図4に示す「セキュリティ設定」の画面をその情報処理装置の出力部16に表示させ、秘匿機能の強度を上げる方向の設定変更に限り受け付ける(S16)。制御部31は、その情報処理装置から、設定終了を示す信号を受信したとき(S18)はリターンして、その情報処理装置の出力部16に図3に示す元の設定画面を表示させる。
制御部31は、情報処理装置1Cがオンでなければ(S14)リターンして、その情報処理装置の出力部16に図3に示す元の設定画面を表示させる。尚、上述した動作は、情報処理装置1A,1B,…の何れかから、秘匿機能の設定変更が行われる場合の動作であるが、画像処理装置3の操作部32から、秘匿機能の設定変更が行われる場合の動作も同様である。この場合、操作部32の表示手段は、情報処理装置1A,1B,…の何れかの出力部16と同様に機能し、図3,4と同一内容の表示を行う。
本発明に係る画像処理装置を使用するシステムの構成を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理装置の内部構成を示すブロック図である。 情報処理装置の出力部における画像処理装置の設定画面の例を示す説明図である。 情報処理装置の出力部における画像処理装置の「セキュリティ設定」の画面の例を示す説明図である。 情報処理装置の使用者についての情報を示す説明図である。 本発明に係る画像処理装置の動作の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1A,1C 情報処理装置(特定の外部装置)
1B,1D,… 情報処理装置(外部装置)
2 記録媒体
3 画像処理装置
4 ファクシミリ装置
11 CPU
12 RAM
13 外部記憶装置
14 内部記憶装置
15 入力部
16 出力部
17 通信部
20 コンピュータプログラム
31 制御部(禁止手段、秘匿手段、解除手段、判別手段)
32 操作部(受付手段)
33 通信部(通信手段、取得手段)
34 ROM
35 記憶部(記憶手段)
36 画像読取部(取得手段)
37 画像メモリ(記憶手段)
38 画像形成部
333 管理情報
N1 通信ネットワーク
N2 公衆回線網

Claims (6)

  1. 外部と通信を行う通信手段と、画像データを取得する取得手段と、該取得手段が取得した画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段が記憶している画像データを出力する手段と、前記記憶手段が記憶している画像データを秘匿し、秘匿する程度の設定を強弱に変更することが可能な秘匿手段とを備える画像処理装置において、
    前記秘匿手段の設定の変更を禁止する禁止手段と、該禁止手段が前記設定の変更を禁止する状態を解除する解除手段とを備え、前記設定を変更するときは、前記通信手段が通信を行い、該通信の結果に基づき、前記解除手段が前記状態を解除すべくなしてあることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記通信の結果は、前記通信手段が通信を行なった複数の外部装置が通電されているか否かの通電情報である請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記通電情報が、複数の外部装置が通電されていることを示すときは、前記解除手段が前記状態を解除すべくなしてある請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記通信手段が通信を行なう外部装置の内の1又は複数の特定の外部装置を判別する判別手段を更に備え、前記複数の外部装置に該判別手段が判別した外部装置が含まれるときは、前記解除手段が前記状態を解除すべくなしてある請求項3記載の画像処理装置。
  5. 識別情報を受け付ける受付手段を更に備え、前記解除手段は、前記通電情報と該受付手段が受け付けた識別情報とに基づき、前記状態を解除すべくなしてある請求項3又は4記載の画像処理装置。
  6. 前記通信の結果に基づき、前記解除手段が前記状態を解除したときに限り、前記秘匿手段の設定を弱める方向へ変更することを許可すべくなしてある請求項1乃至5の何れか1つに記載の画像処理装置。
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