JP4036163B2 - リザーバタンク - Google Patents

リザーバタンク Download PDF

Info

Publication number
JP4036163B2
JP4036163B2 JP2003286070A JP2003286070A JP4036163B2 JP 4036163 B2 JP4036163 B2 JP 4036163B2 JP 2003286070 A JP2003286070 A JP 2003286070A JP 2003286070 A JP2003286070 A JP 2003286070A JP 4036163 B2 JP4036163 B2 JP 4036163B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
welding
outer peripheral
peripheral portion
strainer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003286070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005053328A (ja
Inventor
安久 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2003286070A priority Critical patent/JP4036163B2/ja
Publication of JP2005053328A publication Critical patent/JP2005053328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4036163B2 publication Critical patent/JP4036163B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

本発明は、流体圧作動機器の作動流体、例えば自動車の油圧式パワーステアリング装置の作動油等を貯留する合成樹脂製のリザーバタンクに関する。
この種の合成樹脂製のリザーバタンクには、上部に注入口が形成された合成樹脂製の上部タンクの下縁の全周に外向きのフランジ部を形成するとともにこのフランジ部の下面に円周方向に沿って環状の溶着座面を形成し、合成樹脂製の下部タンク(中間部材を含む)の外周部に形成した環状の上側溶着突起の先端部を溶着座面に当接し、加熱溶融して押圧することにより上部タンクと下部タンクを液密に溶着し、上部タンクの下部には液体を導入する流入パイプを接線方向に設け、下部タンクの下部には液体を送り出す流出パイプを設けたものがある。また作動油は冬季など低温の場合は粘性が高く、通常は流入パイプと流出パイプの間に設けられているストレーナを通過しにくいので、上述したリザーバタンクでは流入パイプが取り付けられる上部タンクの下部内にバッフラを設け、流入パイプから流入する作動油の流速エネルギを圧力エネルギに変換して、作動油の粘性が高い場合でも容易にストレーナを通過できるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
このようなバッフラを設けたものにおいては、上部タンクのフランジ部の下面の溶着座面よりも内側となる環状面には流入パイプが設けられた部分を含む範囲に下部タンクとは反対側に段状に折曲された段差面を形成し、この段差面と下部タンクの上端面との間にバッフラの鍔部を挟んで流入パイプからの作動油が流入される整流区域を下部タンク側から遮断している。また流入パイプ内に形成される管路が通る部分では、この段差面は切り欠かれて取り除かれている(例えば、特許文献2参照)。なおバッフラは寒冷地向けの仕様の場合にのみ取り付けられるものであり、通常は取り付けられないが、その場合でも部品共通化のために、段差面が形成された上部タンクが使用される。
この特許文献2の技術を図1及び図4〜図7によりさらに詳述すれば、このリザーバタンクは、上部に注入口12が形成され開放された下縁の全周に外向きのフランジ部13が形成された合成樹脂製で筒状の上部タンク10と、外周部21bに環状の上側溶着突起22aが形成された合成樹脂製の下部タンク20よりなるもので、フランジ部13の下面14に円周方向に沿って形成された環状の溶着座面15に当接した上側溶着突起22aの先端部を加熱溶融し押圧することにより上部タンク10と下部タンク20は液密に溶着されている。上部タンク10の下部にはその内部に作動機器から戻される作動油を導入する流入パイプ16が接線方向に設けられ、下部タンク20の下部にはその内部の作動油を作動機器に送り出す流出パイプ26が設けられている。
図4に示すように、上部タンク10のフランジ部13の下面14の溶着座面15よりも内側となる環状面14aには、2つの縦段部14b1,14b2(図4参照)の間、すなわち流入パイプ16が設けられた部分を含む範囲に、下部タンク20とは反対側に段状に折曲された段差面14bが形成されている。この段差面14bのうち流入パイプ16内に形成される管路16aが通る部分は、段差面14bを形成する部分が薄肉化するのを嫌って、切欠き1を設けることにより取り除かれている。また下部タンク20は、図1及び図5〜図7に示すように、外周部に溶着座面27が形成された下部部材25と、上部タンク10の溶着座面15と下部部材25の溶着座面27にそれぞれ溶着される環状の上側溶着突起22aと下側溶着突起22bが形成された環状のストレーナ部材21よりなるもので、下側溶着突起22bの先端部を下部部材25の溶着座面27に当接し加熱溶融して押圧することによりこの下部部材25とストレーナ部材21を一体的に固着したものである。ストレーナ部材21には、上部タンク10と下部部材25の各内部を作動油が流通可能に仕切るストレーナ21dが設けられている。
次に上部タンク10と下部タンク20の溶着方法につき説明する。図5(a) に示すように、下部部材25の外周部の溶着座面27の上にストレーナ部材21の下側溶着突起22bの先端部を当接し、ストレーナ部材21の外周部21bの上側溶着突起22aの先端部に上部タンク10のフランジ部13の下面14の溶着座面15を当接し、バイブレーション溶着機にセットして、下部部材25に対しフランジ部13を押圧しながらこの両者に相対的な振動を加えれば、各溶着突起22a,22bと溶着座面15,27の各当接部は摩擦により加熱され、溶融された合成樹脂は溶着ばり22a1,22a2及び溶着ばり22b1,22b2となって各当接部の内外両側に張り出され、各当接部は溶着される。この溶着ばり22a1,22a2及び溶着ばり22b1,22b2は、図5(b) に示すように、周囲の部材により形成されたばり溜まり内に入って巻き込まれ、不規則に折り畳まれ、あるいは固まり状に押し潰される。そして下部部材25の下面とフランジ部13の上面の寸法が所定値となったところで振動及び押圧を停止して、上部タンク10と下部タンク20が溶着されたリザーバタンクをバイブレーション溶着機から取り出す。
特開2001−138934号公報(段落〔0011〕、段落〔0017〕〜〔0023〕、段落〔0036〕〜〔0045〕、図1〜図8) 特開2000−283102号公報(段落〔0026〕〜〔0028〕、図2〜図4)
上述した従来技術では、図4の5−5断面と6−6断面に相当する部分は、図5(b) 及び図6に示すように特に問題なく溶着され、張り出された各溶着ばり22a1,22a2,22b1,22b2は長く延びることなく、小さくなってばり溜まり内に入る。しかし、図4の7−7断面に相当する流入パイプ16の管路16aの中心軸線に沿った断面では、前述のように切欠き1により段差面14bが取り除かれているので、溶着座面15の内縁は、図7に示すように直ちに流入パイプ16内の管路16aに向かって切り上げられている。従って溶着突起22aのこの付近から内側に張り出す溶着ばり22a1は、上向きに向かった場合は切欠き1内に入り、何にも邪魔されずにそのまま伸びて、符号2に示すように流入パイプ16内に形成される管路16aを塞ぎ、これにより流入パイプ16内に形成される管路16aの抵抗が増大し作動機器の背圧が増大して作動機器の作動に影響を及ぼすという問題を生じる。
本発明は、流入パイプ16内に形成される管路16aが通る部分にも段差面14bを形成することにより溶着突起22aの先端部から内側に張り出す溶着ばり22a1が流入パイプ16内の管路16aを塞ぐことがないようにして、このような問題を解決することを目的とする。
本発明によるリザーバタンクは、上部に注入口が形成され開放された下縁の全周に外向きのフランジ部が形成された合成樹脂製で筒状の上部タンクと、全周に外向きの外周部が形成された合成樹脂製の下部タンクと、互いに対向される上部タンクのフランジ部の下面と下部タンクの外周部の何れか一方に円周方向に沿って形成された環状の溶着座面と、これら下面と外周部の他方に円周方向に沿って形成され溶着座面に当接された先端部が加熱溶融され押圧されて液密に溶着されることにより上部タンクと下部タンクを一体的に結合する溶着突起と、上部タンクの下部に接線方向に設けられて同上部タンク内に液体を導入する流入パイプと、下部タンクの下部に設けられて同下部タンク内の液体を送り出す流出パイプを備えてなり、フランジ部の下面の溶着座面または溶着突起よりも内側となる環状面には流入パイプが設けられた部分を含む範囲に下部タンクとは反対側に段状に折曲された段差面を形成したリザーバタンクにおいて、段差面は流入パイプ内に形成される管路が通る部分にも形成したことを特徴とするものである。
前項に記載のリザーバタンクは、段差面の溶着座面または溶着突起側に大きい半径の凹円弧状面を形成することが好ましい。
前2項に記載のリザーバタンクは、溶着座面に対する溶着突起の溶着をバイブレーション溶着により行うことが好ましい。
前3項に記載のリザーバタンクの下部タンクは、流出パイプが設けられた下部部材と、この下部部材の外周部に溶着されて上部タンクと下部タンクの各内部を液体が流通可能に仕切るストレーナを備えた環状のストレーナ部材からなることが好ましい。
前項に記載のリザーバタンクは、下部タンクを上部タンクに溶着する溶着突起はストレーナ部材の外周部に形成され、下部部材の外周部はストレーナ部材の下側に液密に溶着されていることが好ましい。
本発明のリザーバタンクによれば、段差面は流入パイプ内に形成される管路が通る部分にも形成したので、流入パイプの管路の中心軸線に沿った断面でも、溶着座面の内側には段差面が形成されている。溶着突起のこの付近から内側に張り出す溶着ばりは、上向きに向かった場合でもこの段差面に当接してそれ以上伸びることが妨げられ、部分的にも流入パイプ内の管路を塞ぐことはない。従って流入パイプ内に形成される管路の抵抗が増大することはないので、このような抵抗の増大により作動機器の作動に悪影響を及ぼすという問題はなくなる。
段差面の溶着座面側に、大きい半径の凹円弧状面を形成した請求項2のリザーバタンクによれば、流入パイプ内の管路が通る部分の段差面を形成するフランジ部の一部は先端部は薄肉になるが根本部は大きい半径の凹円弧状面を形成することにより肉厚が増大されるので、段差面に薄肉化による問題が生じることはない。
溶着座面に対する溶着突起の溶着をバイブレーション溶着により行うようにした請求項3のリザーバタンクによれば、溶着部が広い場合でも全面において確実に液密に溶着することが容易になる。
下部タンクを、流出パイプが設けられた下部部材と、この下部部材の外周部に溶着されて上部タンクと下部タンクの各内部を液体が流通可能に仕切るストレーナを備えた環状のストレーナ部材からなるものとした請求項4のリザーバタンクによれば、リザーバタンクに対するストレーナの取り付けを確実に行うことができる。
下部タンクを上部タンクに溶着する溶着突起はストレーナ部材の外周部に形成され、下部部材の外周部がストレーナ部材の下側に液密に溶着されるようにした請求項5のリザーバタンクによれば、下部部材とストレーナ部材を溶着して下部タンクを形成するのと同時に、上部タンクと下部タンクを溶着することができるので、製造工程を簡略化することができる。
以下に、図1〜図3に示す実施形態より、本発明によるリザーバタンクを実施するための最良の形態の説明をする。この実施形態のリザーバタンクは、主として図1に示すように、何れも合成樹脂製の上部タンク10と下部タンク20よりなるもので、上部タンク10は筒部11の上部にキャップにより開閉される注入口12が形成され、開放された下縁の全周に外向きに円環状のフランジ部13が形成されており、下部タンク20は全周に外向きの外周部21bが形成されている。上部タンク10のフランジ部13の下面14には円周方向に沿って環状の溶着座面15が形成され、下部タンク20の外周部21bにはこの溶着座面15と対向する面に環状の上側溶着突起(溶着突起)22aが形成され(図5(a) 参照)、溶着座面15に当接した上側溶着突起22aの先端部を加熱溶融し押圧して液密に溶着することにより、上部タンク10と下部タンク20は一体的に結合されるようになっている。
図1及び図2に示すように、上部タンク10の筒部11は円筒の一側部を下部の膨出部11aを除き凹ませたもので、膨出部11aには作動機器から戻される作動油を上部タンク10内に導入する流入パイプ16が接線方向に設けられている。なお下部タンク20内の作動油を作動機器に送り出す流出パイプ26は下部タンク20の下部に設けられている。上部タンク10のフランジ部13の下面14の溶着座面15よりも内側となる環状面14aには、2つの縦段部14b1,14b2の間、すなわち流入パイプ16が設けられた部分を含む範囲に、下部タンク20とは反対側に段状に折曲された段差面14bが形成されている。この段差面14bは、環状面14aとの間の段差が一定である点は図4に示す特許文献2の例と同じであるが、流入パイプ16内に形成される管路16aが通る部分にも形成されている点は異なっている。またこの段差面14bの一部は筒部11の中心側となる管路16aの母線の延長上に沿って延びて案内フィン16bを形成している。図3に示すように(図6も参照)、段差面14bの溶着座面15側には、溶着座面15の内縁から内側への段差面14b(案内フィン16bを除く)の突出量に近い大きい半径の凹円弧状面が形成されている。これにより流入パイプ16内の管路16aが通る部分となる段差面14bを形成するフランジ部13の一部は、段差面14bの先端部では薄肉になるが根本部は大きい半径の凹円弧状面により肉厚が増大される。フランジ部13の外周部には、下方に突出する小さい筒状部13aが形成されている。
また下部タンク20は、図1及び図3に示すように、内周部21aとそれより外方に突出する外周部21bよりなる環状のストレーナ部材21と、外周部の上側に溶着座面27が形成され下部に流出パイプ26が連結された漏斗状の下部部材25よりなるものである。ストレーナ部材21には、外周部21bの上側に前述した上側溶着突起22aが形成され、下側に環状の筒状突起23が形成され、内周部21aの下側には下側溶着突起22bが形成されている。またストレーナ部材21の内周部21aにはナイロン等の網よりなるストレーナ21dの外周部がインサートにより固着されて取り付けられ、ストレーナ21dの途中に取り付けられる幅狭な環状の隔壁21cは複数の半径方向リブ(図示省略)により内周部21aに取り付けられている。下部部材25には、外周部の溶着座面27の内側に環状突起28が形成されている。
上部タンク10と下部タンク20の溶着方法は、図5及び図6により説明した特許文献2の場合と同様、下部部材25の外周部の溶着座面27の上にストレーナ部材21の下側溶着突起22bの先端部を当接し、ストレーナ部材21の外周部21bの上側溶着突起22aの先端部に上部タンク10のフランジ部13の下面14の溶着座面15を当接した状態でバイブレーション溶着機にセットして、下部部材25に対しフランジ部13を押圧しながらこの両者に相対的な振動を加える。この振動により、各溶着突起22a,22bと溶着座面15,27の各当接部は相対的に移動して摩擦により加熱され、溶融された合成樹脂は溶着ばり22a1,22a2及び溶着ばり22b1,22b2となって各当接部の内外両側に張り出され、各当接部は溶着される。これによりストレーナ部材21と下部部材25は一体的に溶着されて下部タンク20となり、これと同時に下部タンク20は上部タンク10に溶着される。この溶着ばり22a1,22a2及び溶着ばり22b1,22b2は、筒状部13a、内周部21a、筒状突起23、環状突起28などの周囲の部材により形成されるばり溜まり内に入って巻き込まれ、不規則に折り畳まれ、あるいは固まり状に押し潰される。そして下部部材25の下面とフランジ部13の上面の寸法が所定値となったところで振動及び押圧を停止して、上部タンク10と下部タンク20が溶着されたリザーバタンクをバイブレーション溶着機から取り出す。
この実施形態では、フランジ部13の下面14の溶着座面15よりも内側となる環状面14aに設ける段差面14bは、流入パイプ16の管路16aの中心軸線に沿った断面でである図3に示すように、流入パイプ16内に形成される管路16aが通る部分にも形成されている。上側溶着突起22aのこの付近から内側に張り出す溶着ばり22a1は、上向きに向かった場合でもこの段差面14bに当接してそれ以上伸びることが妨げられ、巻き込まれ、不規則に折り畳まれ、あるいは固まり状に押し潰されるなどにより小さくなってストレーナ部材21の内周部21aと段差面14bの間に形成されるばり溜まり内に入り、部分的にも流入パイプ16内の管路16aを塞ぐことはない。従って流入パイプ16に形成される管路16aの抵抗が増大することはないので、このような抵抗の増大により作動機器の作動に悪影響を及ぼすという問題はなくなる。
上述した実施形態では、段差面14bの溶着座面15側に、大きい半径の凹円弧状面を形成しており、このようにすれば、流入パイプ16内の管路16aが通る部分の段差面14bを形成するフランジ部13の一部は先端部は薄肉になるが根本部は大きい半径の凹円弧状面を形成することにより肉厚が増大されるので、段差面14bに薄肉化による問題が生じることはない。
上述した実施形態では、各溶着座面15,27に対する各溶着突起22a,22bの溶着をバイブレーション溶着により行っており、バイブレーション溶着では溶着部が広い場合でも全面において均一に加熱することができるので、溶着部を確実に液密に溶着することができる。しかし本発明はこれに限られるものではなく、均一に加熱するための適当な手段を講じれば、超音波溶着や高周波溶着を用いて実施することも可能である。
また上述した実施形態では、下部タンク20を、流出パイプ26が設けられた下部部材25と、この下部部材の外周部に溶着されて上部タンク10と下部タンク20の各内部を液体が流通可能に仕切るストレーナ21dを備えた環状のストレーナ部材21からなるものとしており、このようにすればストレーナ部材21は環状であるので、リザーバタンクに対するストレーナ21dの取り付けを確実に行うことができる。
さらに上述した実施形態では、下部タンク20を上部タンク10に溶着する上側溶着突起22aはストレーナ部材21の外周部21bに形成され、下部部材25の外周部がストレーナ部材21の下側に液密に溶着されるようにしており、このようにすれば、下部部材25とストレーナ部材21を溶着して下部タンク20を形成するのと同時に、上部タンク10と下部タンク20を溶着することができるので、製造工程を簡略化することができる。
なお、図1の二点鎖線に示すようにバッフラ19を取り付ける寒冷地仕様のリザーバタンクの場合には、バッフラ19の鍔部19aを下面14の段差面14bとストレーナ部材21の内周部21aと隔壁21cの上面の間に挟んで、流入パイプ16からの作動油が流入される整流区域を下部タンク20側から遮断している。
また上述した実施形態では、上側溶着突起22aと下側溶着突起22bは何れもストレーナ部材21に形成し、これが溶着される溶着座面15と溶着座面27を上部タンク10と下部部材25に形成しているが、本発明はこれに限られるものではなく、溶着座面15と溶着座面27の一方または両方をストレーナ部材21に形成し、これに溶着される上側溶着突起22aと下側溶着突起22bを上部タンク10または下部部材25に形成するようにして実施することも可能である。
本発明が対象とするリザーバタンクの全体構造を示す縦断面図である。 本発明によるリザーバタンクの最良の形態の上部タンクを示す下面図である。 図2の3−3線に沿った部分拡大断面図である。 従来技術によるリザーバタンクの図2に相当する上部タンクの下面図である。 図4の5−5線に沿った部分拡大断面図である。 図4の6−6線に沿った部分拡大断面図である。 図4の7−7線に沿った部分拡大断面図である。
符号の説明
10…上部タンク、12…注入口、13…フランジ部、14…下面、14a…環状面、14b…段差面、15…溶着座面、16…流入パイプ、16a…管路、20…下部タンク、21…ストレーナ部材、21b…外周部、21d…ストレーナ、22a…溶着突起(上側溶着突起)、25…下部部材、26…流出パイプ。

Claims (5)

  1. 上部に注入口が形成され開放された下縁の全周に外向きのフランジ部が形成された合成樹脂製で筒状の上部タンクと、全周に外向きの外周部が形成された合成樹脂製の下部タンクと、互いに対向される前記上部タンクのフランジ部の下面と前記下部タンクの外周部の何れか一方に円周方向に沿って形成された環状の溶着座面と、前記下面と前記外周部の他方に円周方向に沿って形成され前記溶着座面に当接された先端部が加熱溶融され押圧されて液密に溶着されることにより前記上部タンクと下部タンクを一体的に結合する溶着突起と、前記上部タンクの下部に接線方向に設けられて同上部タンク内に液体を導入する流入パイプと、前記下部タンクの下部に設けられて同下部タンク内の液体を送り出す流出パイプを備えてなり、前記フランジ部の下面の前記溶着座面または溶着突起よりも内側となる環状面には前記流入パイプが設けられた部分を含む範囲に前記下部タンクとは反対側に段状に折曲された段差面を形成したリザーバタンクにおいて、前記段差面は前記流入パイプ内に形成される管路が通る部分にも形成したことを特徴とするリザーバタンク。
  2. 請求項1に記載のリザーバタンクにおいて、前記段差面の前記溶着座面または溶着突起側に大きい半径の凹円弧状面を形成したことを特徴とするリザーバタンク。
  3. 請求項1または請求項2に記載のリザーバタンクにおいて、前記溶着座面に対する前記溶着突起の溶着はバイブレーション溶着により行うことを特徴とするリザーバタンク。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のリザーバタンクにおいて、前記下部タンクは、前記流出パイプが設けられた下部部材と、この下部部材の外周部に溶着されて前記上部タンクと下部タンクの各内部を液体が流通可能に仕切るストレーナを備えた環状のストレーナ部材からなることを特徴とするリザーバタンク。
  5. 請求項4に記載のリザーバタンクにおいて、前記下部タンクを前記上部タンクに溶着する前記溶着突起は前記ストレーナ部材の外周部に形成され、前記下部部材の外周部は前記ストレーナ部材の下側に液密に溶着されていることを特徴とするリザーバタンク。
JP2003286070A 2003-08-04 2003-08-04 リザーバタンク Expired - Fee Related JP4036163B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003286070A JP4036163B2 (ja) 2003-08-04 2003-08-04 リザーバタンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003286070A JP4036163B2 (ja) 2003-08-04 2003-08-04 リザーバタンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005053328A JP2005053328A (ja) 2005-03-03
JP4036163B2 true JP4036163B2 (ja) 2008-01-23

Family

ID=34365496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003286070A Expired - Fee Related JP4036163B2 (ja) 2003-08-04 2003-08-04 リザーバタンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4036163B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005053328A (ja) 2005-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3429143B2 (ja) 排ガス冷却用の熱伝達装置
EP0413609A1 (en) Fuel tank baffle assembly
JP5609237B2 (ja) 自動変速機用流体フィルタ
FI83063B (fi) Aenddel och sidovaegg foer behaollare.
JP3953437B2 (ja) 樹脂製インテークマニホールド
US5356535A (en) Oil tank
US5670108A (en) Method of molding a plastic vessel having a flash trap
US7767084B2 (en) Oil strainer
WO2017170971A1 (ja) 中空糸膜モジュールおよびその製造方法
JP4054745B2 (ja) ストレーナ
JP4036163B2 (ja) リザーバタンク
US9057449B2 (en) Fluid control valve
JP5256696B2 (ja) レーザ溶着構造及びレーザ溶着方法
JP2008082257A (ja) オイルストレーナ及びオイルストレーナの製造方法
JP2007224782A (ja) 車両用オイルストレーナ
EP1310663B1 (en) Fuel supply system
JP4865649B2 (ja) オイルストレーナ
JP2015105591A (ja) オイルストレーナ
JP4527002B2 (ja) 内燃機関のオイルストレーナ
JP5815076B2 (ja) オイルストレーナ
JP5627352B2 (ja) オイルストレーナ
JP2004017669A (ja) 燃料タンク装置
JP6729354B2 (ja) 樹脂部品の溶着方法
JP5815075B2 (ja) オイルストレーナ
JP2005132240A (ja) リザーバタンク

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050824

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131109

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees