JP4035774B2 - 液晶テレビ用スタンドおよび液晶表示装置用スタンド - Google Patents

液晶テレビ用スタンドおよび液晶表示装置用スタンド Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液晶テレビ用スタンドおよび液晶表示装置用スタンドに関し、特に、液晶テレビを所定の角度で傾斜させた状態で支持するスタンド部材を備えた液晶テレビ用スタンドおよび液晶表示装置用スタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、薄型でコンパクトなテレビとして、液晶テレビが開発されている。この液晶テレビは、薄型で軽量であるので、液晶テレビの背面にスタンドを装着することにより、液晶テレビを背面から支持する構造のものも知られている。このような液晶テレビのスタンドとして、従来の角度調節機構を備えた物品を立てるためのスタンドを用いることも考えられる(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、本体部に対して回動自在に取り付けられた歯車部と、この歯車部にかみ合うとともに本体部に対して摺動自在に取り付けられた摺動歯と、物品を立てる面に対して本体部を支持するための脚部とを備えることによって、歯車部の1ピッチ単位で物品の傾き角度の調節を可能にした物品を立てるためのスタンドが開示されている。
【0004】
図13は、従来の特許文献1に開示された角度調節機構を備えたスタンドを、液晶テレビ用スタンドとして用いた場合の概略側面図である。
【0005】
図13を参照して、従来の液晶テレビ用スタンド100は、液晶テレビ150の背面に取り付けられた取り付け部110と、取り付け部110に対して回動可能に取り付けられた本体部120と、本体部120に取り付けられたスタンド部材(脚部)130とを有している。液晶テレビ150を載置する場合、液晶テレビ150の背面に対して所定の角度分だけ本体部120を回動させるとともに、液晶テレビ150の下面と、液晶テレビ用スタンド100のスタンド部材(脚部)130とを載置面に対して載置する。そして、液晶テレビ150の傾き角度を調節する際には、本体部120の液晶テレビ150の背面に対する開き角度を変化させる。すなわち、図13に示すように、スタンド部材(脚部)130の載置位置を液晶テレビ150の載置位置Aに対して、BからCに変化させることにより、液晶テレビ150の傾きは、より傾いた状態に変化する。この場合、液晶テレビ150の載置位置Aと、液晶テレビ用スタンド100のスタンド部材(脚部)130の載置位置(BまたはC)との距離は変化する。
【0006】
【特許文献1】
特許第3065530号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図13に示したように、特許文献1によるスタンドを液晶テレビ用スタンド100として用いた場合では、物品の傾き角度の調節を数段階でしか行うことができないため、大まかな角度調整しか行えないという不都合があった。これにより、使用者の最も見やすい傾き角度に調整するのが困難であるという問題点があった。
【0008】
また、図13に示した従来の液晶テレビ用スタンド100では、液晶テレビ150の傾き角度を変化させるために、液晶テレビ150の載置位置Aと、液晶テレビ用スタンド100の載置位置(BまたはC)との間の距離が変化するので、液晶テレビ150をより傾かせた状態で載置するためには、より大きな設置スペースが必要であるという問題点もある。
【0009】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、所定の角度範囲で任意の角度に液晶テレビおよび液晶表示装置の傾きを調節することが可能な液晶テレビ用スタンドおよび液晶表示装置用スタンドを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における液晶テレビ用スタンドでは、液晶テレビの背面に装着され、液晶テレビを所定の角度で傾斜させた状態で支持するとともに、載置面に対してほぼ水平に延びる支持部と載置面に対して交差する方向に延びる2つの先端部とを有するパイプ状のスタンド部材と、スタンド部材の先端部が取り付けられる保持部材と、液晶テレビの背面に取り付けられ、保持部材が回動可能に取り付けられるベース部材とを備えた液晶テレビ用スタンドにおいて、保持部材は、スタンド部材の2つの先端部に取り付けられ、スタンド部材の先端部の延びる方向に対して実質的に平行な方向に延びる実質的に平坦な側面中央部と側面中央部よりも凹んだ丸形形状の側面両端部とを有する側面と、スタンド部材の先端部の延びる方向に対して実質的に垂直な方向に延びる一方端面および他方端面とを含む矩形状のスライダと、スタンド部材の先端部の延びる方向に実質的に平行な方向にスライダを移動可能に保持するとともに、スライダの一方端面が当接する第1ストッパ部と、スライダの他方端面が当接する第2ストッパ部とを有するスライダ受け部材と、スライダ受け部材に取り付けられ、スライダの実質的に平坦な側面中央部に当接するように配置された凸状の板バネと、凸状の板バネをスライダの側面中央部に所定の押圧力で押圧するゴム部材からなる押圧部材とを有するとともに、スライダの所定の移動力以下での移動を抑制するための移動抑制部材とを含む。
【0011】
この第1の局面における液晶テレビ用スタンドでは、上記のように、スライダの側面中央部を実質的に平坦にするとともに、その平坦な側面中央部を所定の押圧力で押圧し、かつ、スライダの所定の移動力以下での移動を抑制するための移動抑制部材を設けることによって、スライダに取り付けられたスタンド部材が液晶テレビの自重により移動するのを抑制することができるとともに、スタンド部材の角度調節をする際には、所定の移動力以上の力を加えることにより、移動抑制部材のスライダの実質的に平坦な側面中央部に対する押圧力を一定に保持しながらスライダを移動させることができる。また、スライダの側面中央部を実質的に平坦に形成することによって、スライダの側面中央部には段差がないので、スライダを連続的に無段階で移動させることができる。これにより、スライダと連結したスタンド部材を、スライダの実質的に平坦な側面中央部が移動抑制部材に当接している範囲内で、連続的に無段階で伸縮させることができる。これにより、スライダの実質的に平坦な側面中央部が移動抑制部材に当接している範囲内で無段階にスタンド部材の保持部材に対する長さを調節することができるので、液晶テレビの傾きを所定の角度範囲で任意の角度に調節することができる。また、スタンド部材を伸縮させることにより、液晶テレビの傾き角度の調節を行うことができるので、載置面に対する液晶テレビの位置およびスタンド部材の支持部の位置を動かすことなく、液晶テレビの傾き角度を調節することができる。これにより、液晶テレビの傾き角度の調節をスタンド部材の液晶テレビに対する開き角度を調節することにより行う場合に比べて、液晶テレビの載置位置とスタンド部材の載置位置との間の距離を小さくすることができるので、その分、設置スペースを少なくすることができる。また、液晶テレビの載置位置とスタンド部材の載置位置とを一定にした状態で液晶テレビの傾き角度を調節することができるので、液晶テレビの傾き角度の調節時に載置面に傷が付く可能性を低減することができる。
【0012】
また、第1の局面では、スライダを、実質的に平坦な側面中央部よりも凹んだ丸形形状の側面両端部を有するように構成することによって、スタンド部材を最大限に縮めた時には、凸状の板バネの先端部がスライダの一方の側面端部に嵌まり込み、スタンド部材を最大限に伸ばした時には、凸状の板バネの先端部がスライダの他方の側面端部に嵌まり込むようにすることができる。さらに、スライダ受け部材を、スライダの一方端面が当接する第1ストッパ部と、スライダの他方端面が当接する第2ストッパ部とを有するように構成することによって、スタンド部材を最大限に縮めた時には、第1ストッパ部によりスライダの一方端面が受け止められ、スタンド部材を最大限に伸ばした時には、第2ストッパ部によりスライダの他方端面が受け止められる。これにより、スタンド部材を最大限に縮めた時と最大限に伸ばした時とでスライダを容易に動かないように固定することができる。その結果、スタンド部材を伸縮した時にスタンド部材が保持部材から脱落するのを防止することができる。
【0013】
また、第1の局面では、保持部材を、液晶テレビの背面に取り付けられたベース部材に回動可能に取り付けることによって、運搬・輸送時には、スタンド部材を液晶テレビの背面側に閉じた状態にすることができる。これにより、運搬・輸送時の収納スペースを小さくすることができる。
【0014】
また、第1の局面では、移動抑制部材を、スライダの実質的に平坦な側面中央部に当接するように配置された凸状の板バネと、凸状の板バネをスライダの実質的に平坦な側面中央部に所定の押圧力で押圧するゴム部材からなる押圧部材とを有するように構成することによって、容易に、スライダの実質的に平坦な側面中央部を所定の押圧力で押圧することができる。
【0015】
この第2の局面における液晶表示装置用スタンドでは、液晶表示装置の背面に装着され、液晶表示装置を所定の角度で傾斜させた状態で支持するとともに、支持部と先端部とを有するスタンド部材と、スタンド部材の先端部が取り付けられる保持部材とを備え、保持部材はスタンド部材の先端部に取り付けられ、実質的に平坦な側面中央部と実質的に平坦な側面中央部よりも凹んだ形状の側面両端部とを有する側面を含むスライダと、スライダを移動可能に保持するスライダ受け部材と、スライダ受け部材に取り付けられ、スライダの実質的に平坦な側面中央部を所定の押圧力で押圧するように配置されるとともに、スライダの所定の移動力以下での移動を抑制するための移動抑制部材とを備える。
【0016】
この第2の局面における液晶表示装置用スタンドでは、上記のように、スライダの側面中央部を実質的に平坦にするとともに、その平坦な側面中央部を所定の押圧力で押圧し、かつ、スライダの所定の移動力以下での移動を抑制するための移動抑制部材を設けることによって、スライダに取り付けられたスタンド部材が液晶表示装置の自重により移動するのを抑制することができるとともに、スタンド部材の角度調節をする際には、所定の押圧力以上の力を加えることにより、移動抑制部材のスライダの実質的に平坦な側面中央部に対する押圧力を一定に保持しながらスライダを移動させることができる。また、スライダの側面中央部を実質的に平坦に形成することによって、スライダの側面中央部には段差がないので、スライダを連続的に無段階で移動させることができる。これにより、スライダと連結したスタンド部材を、スライダの実質的に平坦な側面中央部が移動抑制部材に当接している範囲内で、連続的に無段階で伸縮させることができる。これにより、スライダの実質的に平坦な側面中央部が移動抑制部材に当接している範囲内で無段階にスタンド部材の保持部材に対する長さを調節することができるので、液晶表示装置の傾き角度を所定の角度範囲で任意の角度に調節することができる。また、スタンド部材を伸縮させることにより、液晶表示装置の傾き角度の調節を行うことができるので、載置面に対する液晶表示装置の位置およびスタンド部材の支持部の位置を動かすことなく、液晶表示装置の傾きを調節することができる。これにより、液晶表示装置の傾き角度の調節をスタンド部材の液晶表示装置に対する開き角度を調節することにより行う場合に比べて、液晶表示装置の載置位置とスタンド部材の載置位置との間の距離を小さくすることができるので、その分、設置スペースを少なくすることができる。また、液晶表示装置の載置位置とスタンド部材の載置位置とを一定にした状態で液晶表示装置の傾き角度を調節することができるので、液晶表示装置の傾き角度の調節時に載置面に傷が付く可能性を低減することができる。
【0017】
上記第2の局面による液晶表示装置用スタンドにおいて、好ましくは、スライダは、スタンド部材の先端部の延びる方向に対して実質的に垂直な方向に延びる一方端面および他方端面とを含み、スライダ受け部材は、スタンド部材の先端部の延びる方向に実質的に平行な方向にスライダを移動可能に保持するとともに、スライダの一方端面が当接する第1ストッパ部と、スライダの他方端面が当接する第2ストッパ部とを有する。このように構成すれば、スタンド部材を最大限に縮めた時には、第1ストッパ部によりスライダの一方端面が受け止められ、スタンド部材を最大限に伸ばした時には、第2ストッパ部によりスライダの他方端面が受け止められる。これにより、スタンド部材を最大限に縮めた時と最大限に伸ばした時とでスライダを容易に動かないように固定することができる。その結果、スタンド部材を伸縮した時にスタンド部材が保持部材から脱落するのを防止することができる。
【0018】
上記第2の局面による液晶表示装置用スタンドにおいて、好ましくは、保持部材は、液晶表示装置の背面に取り付けられたベース部材に回動可能に取り付けられている。このように構成すれば、運搬・輸送時には、スタンド部材を液晶テレビの背面側に閉じた状態にすることができるので、運搬・輸送時の収納スペースを小さくすることができる。
【0019】
上記第2の局面による液晶表示装置用スタンドにおいて、好ましくは、移動抑制部材は、スライダ受け部材に取り付けられ、スライダの実質的に平坦な側面中央部に当接するように配置された凸状の板バネと、凸状の板バネをスライダの実質的に平坦な側面中央部に所定の押圧力で押圧するゴム部材からなる押圧部材とを有する。このように構成すれば、容易に、スライダの実質的に平坦な側面中央部を所定の押圧力で押圧することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態による液晶テレビ用スタンドを備えた液晶テレビを示した背面図である。図2は、図1に示した液晶テレビを左側から見た側面図である。図3は、本発明の一実施形態による液晶テレビ用スタンドを示した斜視図である。図4は、図3に示した液晶テレビ用スタンドの分解斜視図である。図5は、図3に示した液晶テレビ用スタンドの内部構造を示した部分拡大図である。図6は、図3に示した液晶テレビ用スタンドの保持部材とスタンド部材とを示した斜視図である。図7は、図6に示した保持部材とスタンド部材とを裏側から見た斜視図である。図8は、図7に示した保持部材の部分拡大図である。図9は、本発明の一実施形態による液晶テレビ用スタンドを備えた液晶テレビを載置面に載置した状態を示した側面図である。
【0022】
まず、図1〜図9を参照して、本実施形態による液晶テレビ用スタンドの構造について説明する。本実施形態による液晶テレビ用スタンド1は、図1および図2に示すように、ベース部材10と保持部材20とパイプ状のスタンド部材30とを備えている。
【0023】
ベース部材10は、図3および図4に示すように、穴部10aと、凹部10bと、支点10cと、保持部材ストッパ部10dとを含んでいる。このベース部材10は、図1および図2に示すように、ベース部材10に設けられた4つの穴部10aを介して、液晶テレビ用スタンド1の背面に対してねじ(図示せず)により取り付けられている。
【0024】
また、保持部材20は、ベース部材10の支点10cの回りに回動可能に取り付けられている。この保持部材20は、図4に示すように、下部カバー21と、上部カバー22と、スライダ23と、スライダカバー24と、凸状の板バネ25と、ゴム部材からなる押圧部材26とを含んでいる。下部カバー21は、図4および図6〜図8に示すように、凹部21aと、逃げ穴部21bと、切り欠き部21cと、フック部21dと、第1ストッパ部21eと、第2ストッパ部21fと、凹部側面21gと、軸受部21hとを有している。また、図4および図8に示すように、保持部材20の上部カバー22は、ストッパ部受け面22aと軸受部22bとを有する。また、下部カバー21の軸受部21hと上部カバー22の軸受部22bとは、ベース部材10に形成された支点10cを挟み込むように取り付けられる。これにより、下部カバー21および上部カバー22を含む保持部材20は、ベース部材10の支点10cの回りに対して回動可能になる。
【0025】
また、ベース部材10に対して保持部材20を回動させた場合に、図8に示すように、上部カバー22のストッパ部受け面22aと、ベース部材10の保持部材ストッパ部10dとが所定の開き角度で当接するように構成されている。
【0026】
また、スタンド部材30は、図1および図2に示すように、載置面に対して水平に延びるとともに載置面に当接する支持部30aと、載置面に対して直交する方向に延びる2つの先端部30bとを含んでいる。また、スタンド部材30は、図1、図2および図9に示すように、保持部材20に対して伸縮可能に構成されている。これにより、図2に示すように、保持部材20をベース部材10に対して所定の開き角度になるように回動させた後、液晶テレビ用スタンド1のスタンド部材30を保持部材20に対して伸縮させることによって、液晶テレビ50の傾き角度の調節が可能となる。なお、液晶テレビ50の傾き角度を調節する際には、図9に示すように、液晶テレビ50の載置位置Aと、液晶テレビ用スタンド1のスタンド部材30の支持部30aの載置位置Bとの距離は一定に保たれる。
【0027】
ここで、本実施形態では、スライダ23は、図4および図5に示すように、矩形状に形成され、上端面23aと、下端面23bと、実質的に平坦な側面中央部23cと、丸形形状の側面両端部23dとを有する。なお、上端面23aおよび下端面23bは、それぞれ、本発明の「一方端面」および「他方端面」の一例である。スライダ23は、保持部材20の下部カバー21の凹部21aに上下方向に移動可能に嵌め込まれる。また、スライダ23に、スタンド部材30の2つの先端部30bがスライダ23の側面中央部23cに平行に嵌め込まれた状態で、スライダカバー24がスライダ23に取り付けられている。また、図5に示すように、スライダ23に取り付けられたスタンド部材30の2つの先端部30bは、下部カバー21に設けられた逃げ穴部21bに移動可能に嵌め込まれている。
【0028】
また、凸状の板バネ25は、スライダ23の実質的に平坦な側面中央部23cの一方側に当接するように配置されている。この凸状の板バネ25の両端部は、下部カバー21のフック部21dに嵌め込まれている。円柱形のゴム部材からなる押圧部材26は、凸状の板バネ25の裏面側に配置されている。凸状の板バネ25の先端部は、弾性変形されたゴム部材からなる押圧部材26の弾性復帰力による所定の押圧力によりスライダ23の実質的に平坦な側面中央部23cを押圧している。これにより、スライダ23の上下方向の移動が抑制されている。
【0029】
図10〜図12は、図5に示した本実施形態による液晶テレビ用スタンドの傾き角度調節動作を説明するための部分拡大図である。次に、図2、図8および図10〜図12を参照して、本実施形態による液晶テレビ用スタンド1の動作について説明する。
【0030】
まず、液晶テレビ用スタンド1の傾き角度を調節する際には、図2に示すように、ベース部材10に対して、保持部材20を開く方向に回動させる。これにより、図8に示すように、保持部材20の上部カバー22のストッパ部受け面22aと、ベース部材10の保持部材ストッパ部10dとが所定の開き角度で当接するので、保持部材20は所定の開き角度で固定される。この後、スタンド部材30を伸縮させることによって、液晶テレビ50の傾き角度を任意の角度に調節する。
【0031】
図10には、スタンド部材30を保持部材20に対して上方向に最大限に縮めた状態が示されている。この状態では、スタンド部材30の2つの先端部30bが取り付けられたスライダ23の上端面23aは、下部カバー21の第1ストッパ部21eと当接している。また、この場合、凸状の板バネ25の先端部は、押圧部材26を構成する円柱状のゴム部材が円柱形状に復帰することによりスライダ23側に突出した状態になるので、凸状の板バネ25の先端部は、スライダ23の丸形形状の側面両端部23dの下方側に嵌まり込んだ状態になる。これにより、スタンド部材30を保持部材20に対して上方向に最大限に縮めた状態では、スライダ23の上方への移動が第1ストッパ部21eにより抑制されるとともに、スライダ23の下方への移動が凸状の板バネ25の先端部により抑制される。その結果、スタンド部材30を縮めた時にスタンド部材30が保持部材20から脱落するのを防止することができる。
【0032】
次に、図10に示した状態から、図11に示すように、スタンド部材30を保持部材20に対して下方向にある程度伸ばした状態を考える。
【0033】
この状態では、スライダ23の上端面23aと下端面23bとは、下部カバー21の凹部21aの第1ストッパ部21eおよび第2ストッパ部21fには当接していない。この場合、下部カバー21には、液晶テレビ50(図9参照)の自重が加わっているので、下部カバー21をスライダ23に対して下方に相対移動させようとする力が働く。このため、スライダ23を下部カバー21に対して上方向に移動させようとする力が働く。そして、本実施形態では、このスライダ23を上方向に移動させようとする力よりも、スライダ23の側面中央部23cに当接している凸状の板バネ25の押圧力による移動抑制力の方が大きい。すなわち、この状態では、押圧部材26を構成する円柱状のゴム部材が弾性変形して楕円形状になっているので、そのゴム部材が円柱形状に弾性復帰しようとする力が、凸状の板バネ25の押圧力として働く。このため、スライダ23が液晶テレビ50の自重により移動するのが抑制されている。
【0034】
そして、液晶テレビ50の傾き角度の調節をする際に、スタンド部材30を保持部材20に対して伸縮させる時は、凸状の板バネ25による移動抑制力以上の力をスタンド部材30に加える。これにより、スタンド部材30の2つの先端部30bと連結したスライダ23は、スタンド部材30の伸縮方向と実質的に平行な方向に移動する。この場合、スライダ23の凸状の板バネ25との当接面である側面中央部23cは、実質的に平坦に形成されているので、側面中央部23cと凸状の板バネ25とが当接している範囲内でスライダ23が移動する間は、側面中央部23cと凸状の板バネ25との当接状態は同じになる。このため、側面中央部23cと凸状の板バネ25とが当接する範囲内でスライダ23が移動する間は、凸状の板バネ25の側面中央部23cに対する押圧力はほぼ一定に保たれる。また、スライダ23の側面中央部23cは実質的に平坦であるので、段差がない。このため、スライダ23は連続的に無段階で移動される。
【0035】
次に、図11に示した状態から、図12に示すように、スタンド部材30を保持部材20に対して下方向に最大限に伸ばした状態を考える。この状態では、スタンド部材30の2つの先端部30bと連結したスライダ23の下端面23bは、下部カバー21の第2ストッパ部21fと当接する。また、この場合、凸状の板バネ25の先端部は、押圧部材26を構成する円柱状のゴム部材が円柱形状に復帰することによりスライダ23側に突出した状態になるので、凸状の板バネ25の先端部は、スライダ23の丸形形状の側面両端部23dの上方側に嵌まり込んだ状態になる。これにより、スタンド部材30を保持部材20に対して下方向に最大限に伸ばした状態では、スライダ23の下方への移動が第2ストッパ部21fにより抑制されるとともに、スライダ23の上方への移動が凸状の板バネ25の先端部により抑制される。その結果、スタンド部材30を伸ばした時にスタンド部材30が保持部材20から脱落するのを防止することができる。
【0036】
本実施形態では、上記のように、スライダ23の側面中央部23cを実質的に平坦で段差のない形状にするとともに、その平坦な段差のない側面中央部23cに所定の押圧力で当接し、かつ、スライダ23の所定の移動力以下での移動を抑制するための凸状の板バネ25および押圧部材26を設けることによって、スライダ23に取り付けられたスタンド部材30が液晶テレビ50の自重により移動するのを抑制することができるとともに、スタンド部材30の角度調節をする際には、凸状の板バネ25のスライダ23の実質的に平坦な側面中央部23cに対する押圧力を一定に保持しながらスライダ23を連続的に無段階で移動させることができる。これにより、スライダ23と連結したスタンド部材30を、スライダ23の実質的に平坦な側面中央部23cが凸状の板バネ25に当接している範囲内で、連続的に無段階で伸縮させることができる。これにより、スライダ23の実質的に平坦な側面中央部23cが凸状の板バネ25に当接している範囲内で無段階にスタンド部材30の保持部材20に対する長さを調節することができるので、液晶テレビ50の傾きを所定の角度範囲で任意の角度に調節することができる。
【0037】
また、本実施形態では、図9に示したように、スタンド部材30を伸縮させることにより、液晶テレビ50の傾き角度の調節を行うことができるので、載置面に対する液晶テレビ50の位置およびスタンド部材30の支持部30aの位置を動かすことなく、液晶テレビ50の傾きを調節することができる。これにより、液晶テレビ50の傾き角度の調節をスタンド部材30の液晶テレビ50に対する開き角度を調節することにより行う場合に比べて、液晶テレビ50の載置位置とスタンド部材30の載置位置との間の距離を小さくすることができるので、その分、設置スペースを少なくすることができる。
【0038】
また、液晶テレビ50の載置位置とスタンド部材30の載置位置とを一定にした状態で液晶テレビ50の傾き角度を調節することができるので、液晶テレビ50の傾き角度の調節時に載置面に傷をつける可能性を低減することができる。
【0039】
また、本実施形態では、保持部材20を、液晶テレビ50の背面に取り付けられたベース部材10に回動可能に取り付けることによって、運搬・輸送時には、スタンド部材30を液晶テレビ50の背面側に閉じた状態にすることができる。これにより、運搬・輸送時の収納スペースを小さくすることができる。
【0040】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0041】
たとえば、上記実施形態では、スライダを矩形状に形成したが、本発明はこれに限らず、スライダを、一部に実質的に平坦な側面中央部を有する他の形状に形成してもよい。たとえば、一部に実質的に平坦な側面中央部を有する円筒形状に形成してもよい。
【0042】
また、上記実施形態では、スライダの移動を抑制する手段として、凸状の板バネおよび押圧部材の両方を用いたが、本発明はこれに限らず、スライダの移動を抑制する手段として、板バネおよび押圧部材のいずれか一方のみを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による液晶テレビ用スタンドを備えた液晶テレビを示した背面図である。
【図2】図1に示した液晶テレビを左側から見た側面図である。
【図3】本発明の一実施形態による液晶テレビ用スタンドを示した斜視図である。
【図4】図3に示した液晶テレビ用スタンドの分解斜視図である。
【図5】図3に示した液晶テレビ用スタンドの内部構造を示した部分拡大図である。
【図6】図3に示した液晶テレビ用スタンドの保持部材とスタンド部材とを示した斜視図である。
【図7】図6に示した保持部材とスタンド部材とを裏側から見た斜視図である。
【図8】図7に示した保持部材の部分拡大図である。
【図9】本発明の一実施形態による液晶テレビ用スタンドを備えた液晶テレビを載置面に載置した状態を示した側面図である。
【図10】スタンド部材が保持部材に対して最大限に縮んだ時の保持部材の内部構造を示した部分拡大図である。
【図11】スタンド部材を保持部材に対してある程度伸ばした状態を示した保持部材の部分拡大図である。
【図12】スタンド部材が保持部材に対して最大限に伸びた時の保持部材の内部構造を示した部分拡大図である。
【図13】従来の角度調節機構を備えたスタンドを液晶テレビ用スタンドとして用いた場合の概略側面図である。
【符号の説明】
10 ベース部材
20 保持部材
21 下部カバー
21e 第1ストッパ部
21f 第2ストッパ部
21g 凹部側面
23 スライダ
23a 上端面
23b 下端面
23c 側面中央部
23d 側面両端部
25 板バネ
26 押圧部材
30 スタンド部材
30a 支持部
30b 先端部
50 液晶テレビ

Claims (5)

  1. 液晶テレビの背面に装着され、前記液晶テレビを所定の角度で傾斜させた状態で支持するとともに、載置面に対してほぼ水平に延びる支持部と載置面に対して交差する方向に延びる2つの先端部とを有するパイプ状のスタンド部材と、前記スタンド部材の先端部が取り付けられる保持部材と、前記液晶テレビの背面に取り付けられ、前記保持部材が回動可能に取り付けられるベース部材とを備えた液晶テレビ用スタンドにおいて、
    前記保持部材は、
    前記スタンド部材の2つの先端部に取り付けられ、前記スタンド部材の先端部の延びる方向に対して実質的に平行な方向に延びる実質的に平坦な側面中央部と前記側面中央部よりも凹んだ丸形形状の側面両端部とを有する側面と、前記スタンド部材の先端部の延びる方向に対して実質的に垂直な方向に延びる一方端面および他方端面とを含む矩形状のスライダと、
    前記スタンド部材の先端部の延びる方向に実質的に平行な方向に前記スライダを移動可能に保持するとともに、前記スライダの一方端面が当接する第1ストッパ部と、前記スライダの他方端面が当接する第2ストッパ部とを有するスライダ受け部材と、
    前記スライダ受け部材に取り付けられ、前記スライダの実質的に平坦な側面中央部に当接するように配置された凸状の板バネと、前記凸状の板バネを前記スライダの側面中央部に所定の押圧力で押圧するゴム部材からなる押圧部材とを有するとともに、前記スライダの所定の移動力以下での移動を抑制するための移動抑制部材とを含む、液晶テレビ用スタンド。
  2. 液晶表示装置の背面に装着され、前記液晶表示装置を所定の角度で傾斜させた状態で支持するとともに、支持部と先端部とを有するスタンド部材と、
    前記スタンド部材の先端部が取り付けられる保持部材とを備え、
    前記保持部材は、
    前記スタンド部材の先端部に取り付けられ、実質的に平坦な側面中央部と前記側面中央部よりも凹んだ形状の側面両端部とを有する側面を含むスライダと、
    前記スライダを移動可能に保持するスライダ受け部材と、
    前記スライダ受け部材に取り付けられ、前記スライダの実質的に平坦な側面中央部を所定の押圧力で押圧するように配置されるとともに、前記スライダの所定の移動力以下での移動を抑制するための移動抑制部材とを備えた、液晶表示装置用スタンド。
  3. 前記スライダは、前記スタンド部材の先端部の延びる方向に対して実質的に垂直な方向に延びる一方端面および他方端面を含み、
    前記スライダ受け部材は、前記スタンド部材の先端部の延びる方向に実質的に平行な方向に前記スライダを移動可能に保持するとともに、前記スライダの一方端面が当接する第1ストッパ部と、前記スライダの他方端面が当接する第2ストッパ部とを有する、請求項2に記載の液晶表示装置用スタンド。
  4. 前記保持部材は、前記液晶表示装置の背面に取り付けられたベース部材に回動可能に取り付けられている、請求項2または3に記載の液晶表示装置用スタンド。
  5. 前記移動抑制部材は、前記スライダ受け部材に取り付けられ、前記スライダの実質的に平坦な側面中央部に当接するように配置された凸状の板バネと、前記凸状の板バネを前記スライダの側面中央部に所定の押圧力で押圧するゴム部材からなる押圧部材とを有する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の液晶表示装置用スタンド。
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