JP4033651B2 - 顕微鏡対物レンズ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口数(NA)が大きく作動距離が長い高倍率の対物レンズで、特にセミアポクロマート級の乾燥系顕微鏡対物レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
IC(集積回路)ウェハー等の標本を観察するために用いられる顕微鏡対物レンズは、高倍率で解像度が高くかつ長い作動距離を有することが必要である。
【0003】
近年における半導体の集積度の上昇に伴い、微細なパターンを高解像で観察する必要があり、かつ安全性、操作性の面から操作時に標本が対物レンズに当たるおそれのない程度の作動距離を有する必要がある。
【0004】
高倍率の顕微鏡対物レンズの従来例として、例えば特開平4−40409号、特開昭59−29216号の各公報に記載されたものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例のうち、前者の特開平4−40409号公報に記載されている顕微鏡対物レンズは、倍率が100×でNAが0.8で作動距離が4.77mmあるいは、倍率が100×でNAが0.75で作動距離が5.3mmである。
【0006】
しかし、この従来例のように、倍率が100×の対物レンズにおいて、NAが0.8では微細な構造を観察するためには解像度が不十分である。
【0007】
また、後者の特開昭59−29216号公報に記載されている対物レンズは、倍率が100×で、NAが0.95、作動距離が0.34mmである。
【0008】
この従来例の対物レンズは、作動距離が短く、0.34mmであって、高倍の顕微鏡対物レンズとしては不十分である。
【0009】
このようにこれら従来例は、前記のような問題点を有している。
【0010】
本発明は、従来例の前記問題点に鑑みなされたものであって、高NAでかつ作動距離の長い高倍率の対物レンズ、特にセミアポクロマート級顕微鏡対物レンズを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の顕微鏡対物レンズは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正レンズを少なくとも2枚含んでいる第1レンズ群と、正レンズと負レンズと正レンズとを接合した3枚接合レンズからなる第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、接合メニスカスレンズからなり最も像側の面が像側に向けられた凹面である第4レンズ群と、最も像側の面が像側に向けられた凹面である接合メニスカスレンズを含む第5レンズ群とを備えていて、下記の条件を満足することを特徴とするものである。
(1) t5+D<t4
(2) 0.2<r42/r41<0.7
ただし、t4は第4レンズ群の接合メニスカスレンズの中心厚、t5は第5レンズ群の最も物体側の面から最も像側の面までの距離、Dは第4レンズ群の接合メニスカスレンズと第5レンズ群との空気間隔、r41は第4レンズ群の接合レンズの最も物体側の面の曲率半径、r42は第4レンズ群の接合レンズの最も像側の面の曲率半径である。
【0012】
また、本発明の顕微鏡対物レンズは、上記構成のレンズ系であって、下記の条件(3)を満足することを特徴とする。
(3) 0.2<t4/L<0.4
ただし、Lは物体面から対物レンズ全系の最も像側の面までの距離である。
【0013】
更に本発明の顕微鏡対物レンズは、下記の条件(4)を満足することを特徴とする。
(4) 3<−f34/f<60
ただし、f34は第3レンズ群と第4レンズ群の合成焦点距離、fは対物レンズ全系の焦点距離である。
【0014】
本発明の顕微鏡対物レンズは、前述のような第1レンズ群〜第5レンズ群にて構成したもので、まず第1レンズ群を像側に凸面を向けた正レンズを少なくとも2枚含む構成にすることにより、物体からの高NAの光線の開き角を徐々に小さくするようにした。更に第2レンズ群、第3レンズ群により光束径が小さくなるように徐々に絞って収斂光束に変換するようにした。
【0015】
ところで、一般にレンズ系の倍率が高くなればなるほど、また作動距離が長くなればなるほど、レンズ系の球面収差や色収差を補正するのが困難になる。そこで、本発明のような高倍率で長い作動距離を有する対物レンズでも、これら球面収差や色収差を良好に補正する工夫が必要になる。
【0016】
本発明の対物レンズは、光線の高くなる第2レンズ群に正レンズ、負レンズ、正レンズの3枚接合レンズを用いることによって、球面収差、色収差の性能を大幅に向上させるようにした。また、この3枚接合レンズに異常分散性の硝材を用いれば、2次スペクトルを極めて良好に補正することができるため好ましい。
【0017】
次に、第3レンズ群により収斂された光束は、第4レンズ群に入射する。そして、第4レンズ群内にて絞られた後に、その最も像側の面より光線が発散されるように射出する。
【0018】
本発明の対物レンズは、作動距離を長くするために第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群に大きな正の屈折力を持たせるようにした。そのため、この3つのレンズ群におけるペッツバール和は正の値となり、像面湾曲が大きく発生する。この像面湾曲を良好に補正するためには上記の値を相殺するような値を別のレンズ群で発生させ、ペッツバール和を適正な値にコントロールする必要がある。そこで本発明の対物レンズでは、上記群以外の群、即ち第4レンズ群に負の屈折力を持たせるようにした。
【0019】
しかも、(1)この第4レンズ群を凹面が像側に向いた接合メニスカスレンズの形状とする、(2)中心厚が大きな接合レンズにする、(3)最も物体側の面の曲率半径に比べて最も像側の面の曲率半径が小さくなるようにする、という特徴と備えることにより、適切な大きさの負の屈折力が得られるようにした。
【0020】
そして、本発明では、上記第4レンズ群の中心厚の望ましい範囲として、前記条件(1)を設けた。つまりこの条件(1)に示すように、第4レンズ群の中心厚t4を第4レンズ群と第5レンズ群の空気間隔Dと第5レンズ群の中心厚t5との和よりも大きくすることで、十分な負の屈折力が得られるようにした。
【0021】
更に条件(2)に示すように、第4レンズ群の最も物体側の面の曲率半径r41と第4レンズ群の最も像側の面の曲率半径r42との比(r42/r41)をとったときに、その比がこの条件(2)を満足するように各々の曲率半径を設定することで、負の屈折力を発生させて像面湾曲を良好に補正しつつ収斂光束を発散させて第5レンズ群に導くようにした。
【0022】
条件(1)を満足しないと、つまり第4レンズ群の中心厚t4が第5レンズ群の最も物体側の面から最も像側の面までの距離t5と第4レンズ群から第5レンズ群の間隔Dとの和よりも小さいと、第4レンズ群の中心厚が小さくなるため、第4レンズ群の負の屈折力が不足する。この結果、対物レンズの像面湾曲を十分に補正し得なくなる。
【0023】
また、条件(2)の上限を上回ると、第4レンズ群の最も像側の面の曲率半径が大きくなり、負の屈折力が不足する。この結果、像面湾曲を十分補正し得ない。また条件(2)の下限を下回ると、第4レンズ群の像側の面の曲率半径が小さくなりすぎて、コマ収差が発生する。
【0024】
なお、条件(2)を満足すると共に、第4レンズ群の物体側の面の曲率半径r41が下記の範囲内であることが好ましい。
5<r41<200(mm)
【0025】
次に、本発明の対物レンズは第5レンズ群により第4レンズ群を射出した光束を更に発散させるようにした。ここで、発散するのは軸外光束の主光線である。すなわち、軸外光束全体は平行光束のままで、光軸から離れる方向に射出されている。
【0026】
上記のような作用を得るために、この第5レンズ群は、その最も像側の面を像側に向いた凹面としている。これによって、負の屈折力を発生させて軸外光束を発散させるようにしている。しかも、この負の屈折力によって、像面湾曲を良好に補正することができる。
【0027】
高倍率の対物レンズでは、低倍率の対物レンズに比べると、レンズ群によって絞られたときの光束径が小さい。更に、作動距離が長くなればなるほど、また、NAが大になればなるほど、光束が絞られる位置が像側にシフトする傾向がある。そこで、本発明では、光束が絞られる位置の近くにある第5レンズ群の最も像側の面を、像側に向けた凹面にしている。このようにすることで、ここで負の屈折作用が得られ、所定の位置に所定の高さの像が形成されるように軸外光束を発散させることができる。
【0028】
以上の理由から第5レンズ群は前述の通りの構成にした。
【0029】
本発明の顕微鏡対物レンズにおいて、前記条件(3)を満足すればより好ましい。
【0030】
また、本発明の対物レンズにおいて前記条件(4)を満足すれば好ましい。
【0031】
更に条件(3)、(4)共に満足すれば一層好ましい。
【0032】
条件(3)は、対物レンズの全長Lに対する第4レンズ群の中心厚t4の比を規定したもので、この条件(3)を満足することにより第4レンズ群が、ペッツバール和をより適正にコントロールする屈折力を得ることになり、より良好に像面湾曲を補正し得る。
【0033】
条件(3)の上限を上回ると、第4レンズ群に続くレンズ群を配置する空間を確保することが困難になる。
【0034】
条件(3)の下限を下回ると、第4レンズ群の負の屈折力が不足し、像面湾曲を良好に補正することが困難になる。
【0035】
尚、前記条件(3)における全長Lの値は、次の範囲内であることが好ましい。
25<L<120(mm)
【0036】
条件(4)は、第3レンズ群、第4レンズ群の合成焦点距離f34を対物レンズ全体の焦点距離fにより規格化した値を規定したものである。この条件(4)を満足することにより、ペッツバール和を適正な値にコントロールするように第3レンズ群と第4レンズ群の屈折力を持つようにすることができ、像面湾曲をより良好に補正し得るようになる。
【0037】
条件(4)の上限を上回ると、第4レンズの負の屈折力が不足し、像面湾曲を良好に補正することが困難になる。
【0038】
条件(4)の下限を下回ると、第4レンズ群の負の屈折力が過剰になり、コマ収差が悪化する。
【0039】
尚fの値は下記範囲内であることが好ましい。
0.4<f<6
【0040】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を実施例をもとに述べる。
【0041】
本発明の顕微鏡対物レンズの実施例1〜実施例7は図1〜7に示す通りで、夫々下記データを有する。
【0042】
Figure 0004033651
【0043】
Figure 0004033651
【0044】
Figure 0004033651
【0045】
Figure 0004033651
【0046】
Figure 0004033651
【0047】
Figure 0004033651
【0048】
Figure 0004033651
ただし、r1、r2、・・・はレンズ各面の曲率半径、d1、d2、・・・は各レンズの肉厚および空気間隔、n1、n2、・・・は各レンズのd線の屈折率、ν1、ν2、・・・は各レンズのアッベ数である。またNAは開口数、WDは作動距離、βは倍率である。尚、上記データにおいて、f,r,d等の長さの単位はmmである。
【0049】
上記実施例において、実施例1は図1に示す構成のレンズ系で、像側に凸面を向けた正レンズ2枚よりなる第1レンズ群G1と、両凸レンズと両凹レンズと両凸レンズとを接合した3枚接合レンズの第2レンズ群G2と、像側に凹面を向けた負のメニスカスレンズと両凸レンズとを接合した接合レンズよりなる正の屈折力の第3レンズ群G3と、両凸レンズと両凹レンズを接合した接合メニスカスレンズよりなる第4レンズ群G4と、両凸レンズと両凹レンズを接合した像側に向かって凹面をなす接合メニスカスレンズの第5レンズ群G5とより構成されている。
【0050】
また実施例2は、図2に示すように、像側に凸面を向けた単体の正のメニスカスレンズ2枚よりなる第1レンズ群G1と、両凸レンズと両凹レンズと両凸レンズとを接合した3枚接合レンズの第2レンズ群G2と、両凸単レンズ1枚よりなる第3レンズ群G3と、両凸レンズと両凹レンズを接合した像側に凹面を向けた接合メニスカスレンズよりなる第4レンズ群G4と、両凸レンズと両凹レンズを接合した像側に凹面を向けた接合メニスカスレンズの第5レンズ群G5とにて構成されている。
【0051】
実施例3は、図3に示すように、像側に凸面を向けたメニスカス単レンズ2枚よりなる第1レンズ群G1と、両凸レンズと両凹レンズと両凸レンズを接合した3枚接合レンズよりなる第2レンズ群G2と、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズを接合した正の屈折力を有する接合レンズの第3レンズ群G3と、両凸レンズと両凹レンズとを接合した像側に凹面を向けた接合メニスカスレンズの第4レンズ群G4と、両凸レンズと両凹レンズを接合した像側に凹面を向けた接合メニスカスレンズの第5レンズ群G5とより構成されている。
【0052】
実施例4は図4に示すように、像側に凸面を向けたメニスカス単レンズ2枚の第1レンズ群G1と、両凸レンズと両凹レンズと両凸レンズを接合した3枚接合レンズの第2レンズ群G2と、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズとを接合した接合レンズで正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、両凸レンズと両凹レンズを接合した像側に凹面を向けた接合メニスカスレンズよりなる第4レンズ群G4と、両凸レンズと両凹レンズを接合した像側に凹面を向けた接合メニスカスレンズの第5レンズ群G5とより構成されている。
【0053】
実施例5は、図5に示すように、像側に凸面を向けたメニスカス単レンズと両凸レンズよりなる第1レンズ群G1と、両凸レンズと両凹レンズと両凸レンズを接合した3枚接合レンズの第2レンズ群G2と、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズとを接合した接合レンズよりなり正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、両凸レンズと両凹レンズを接合した像側に凹面を向けた接合メニスカスレンズの第4レンズ群G4と、両凸レンズと両凹レンズとを接合した像側に凹面を向けた接合メニスカスレンズの第5レンズ群G5とより構成されている。
【0054】
実施例6は、図6に示すように、像側に凸面を向けたメニスカス単レンズと両凸レンズ2枚とよりなる第1レンズ群G1と、両凸レンズと両凹レンズと両凸レンズとを接合した3枚接合レンズの第2レンズ群と、像側に凹面を向けた負のメニスカスレンズと両凸レンズとを接合した接合レンズよりなり正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、両凸レンズと両凹レンズを接合した像側に凹面を向けた接合メニスカスレンズよりなる第4レンズ群G4と、両凸レンズと両凹レンズとを接合した像側に凹面を向けた接合メニスカスレンズの第5レンズ群G5とにて構成されている。
【0055】
実施例7は、図7に示すように、像側に凸面を向けたメニスカス単レンズ2枚よりなる第1レンズ群G1と、両凸レンズと両凹レンズと両凸レンズを接合した3枚接合レンズの第2レンズ群G2と、両凸単レンズと、像側に凹面を向けた負のメニスカスレンズと両凸レンズと物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズとを接合した3枚接合レンズとよりなり正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、両凸レンズと両凹レンズを接合した接合レンズで像側に凹面を向けた接合メニスカスレンズの第4レンズ群G4と、両凸レンズと両凹レンズを接合した接合メニスカスレンズで像側に凹面を向けた第5レンズ群G5とにより構成されている。
【0056】
本発明の上記実施例の対物レンズは、いずれも無限遠設計のレンズ系であり、したがって、例えば図15に示すような構成で下記データを有する結像レンズをその像側に配置して用いられる。
Figure 0004033651
ただし、r’1、r’2、・・・は結像レンズの曲率半径、d’1、d’2、・・・は結像レンズの各レンズの肉厚および空気間隔、n’1、n’2、・・・は結像レンズの各レンズの屈折率、ν’1、ν’2、・・・は結像レンズの各レンズのアッベ数である。
【0057】
実施例1〜7に上記結像レンズを配置する場合の対物レンズから結像レンズまでの距離は50mmから170mmの間であればいずれでもよい。
【0058】
図8〜図14は、前記実施例1〜7の対物レンズに前記図15の結像レンズを対物レンズの最も像側の面より119mmの間隔をおいて配置して結像した時の収差図を示す。これら収差図中IHは像高である。尚対物レンズの最も像側の距離が前記の119mm以外の値であっても50mm〜170mmの間の距離であれば図示するものとほぼ同じ収差状況である。
【0059】
この収差図より明らかなように、これらの実施例の対物レンズは、諸収差が良好に補正されている。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の顕微鏡対物レンズは、倍率が高く、作動距離が長く、しかも高解像で見えが良い、ICウエハー標本等の観察に適したレンズ系である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の対物レンズの断面図
【図2】 本発明の実施例2の対物レンズの断面図
【図3】 本発明の実施例3の対物レンズの断面図
【図4】 本発明の実施例4の対物レンズの断面図
【図5】 本発明の実施例5の対物レンズの断面図
【図6】 本発明の実施例6の対物レンズの断面図
【図7】 本発明の実施例7の対物レンズの断面図
【図8】 本発明の実施例1の収差曲線図
【図9】 本発明の実施例2の収差曲線図
【図10】 本発明の実施例3の収差曲線図
【図11】 本発明の実施例4の収差曲線図
【図12】 本発明の実施例5の収差曲線図
【図13】 本発明の実施例6の収差曲線図
【図14】 本発明の実施例7の収差曲線図
【図15】 本発明の対物レンズと共に用いられる結像レンズの断面図

Claims (3)

  1. 物体側から順に、像側に凸面を向けた正レンズを少なくとも2枚含む第1レンズ群と、正レンズ、負レンズ、正レンズの3枚接合レンズからなる第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、接合メニスカスレンズからなり最も像側の面が像側に向けられた凹面である第4レンズ群と、最も像側の面が像側に向けられた凹面である接合メニスカスレンズを含む第5レンズ群とからなり、次の条件を満足することを特徴とする顕微鏡対物レンズ。
    (1) t5+D<t4
    (2) 0.2<r42/r41<0.7
    ただし、t4は第4レンズ群の接合メニスカスレンズの中心厚、t5は第5レンズ群の最も物体側の面から最も像側の面までの距離、Dは第4レンズ群の接合メニスカスレンズと第5レンズ群との空気間隔、r41は第4レンズ群の接合レンズの最も物体側の面の曲率半径、r42は第4レンズ群の接合レンズの最も像側の面の曲率半径である。
  2. 物体面から対物レンズ全系の最も像側の面までの距離をL、第4レンズ群の接合メニスカスレンズの中心厚をt4とした時、下記の条件(3)を満足する請求項1の顕微鏡対物レンズ。
    (3) 0.2<t4/L<0.4
  3. 前記第3レンズ群と第4レンズ群の合成焦点距離をf34、全系の焦点距離をfとした時、下記の条件(4)を満足する請求項1または2の顕微鏡対物レンズ。
    (4) 3<−f34/f<60
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