JP4033538B2 - 摩擦式クランプ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧、空気圧等の流体圧を利用して、出力回転側の部材と被駆動側の部材を摩擦力により締結可能な摩擦式クランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
摩擦式クランプ装置としては、例えば、特開平3−172605号公報に開示された構成のものが知られている。ここに開示されている摩擦式クランプ装置は、ロッドと、この外側に同心状に配置した外筒との間に、油室を区画形成している中空リングが配置された構成となっている。
【0003】
油室に油圧を印加すると、中空リングの外周および内周側の部分が半径方向に弾性変形して膨張して、ロッドと外筒との間が中空リングを介して摩擦力により締結固定された状態が形成され、油圧を開放すると、双方の部材間の締結が解除された状態に復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この構成の摩擦式クランプ装置では、中空リングを半径方向に膨張させることにより、双方の部材を締結固定しているのみなので、一般的に、ねじれ剛性が十分では無いという問題点がある。
【0005】
本発明の課題は、ねじれ剛性の高い締結状態を形成可能な摩擦式クランプ装置を提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、内周面を備えた第1の部材と、外周面を備えた第2の部材と、前記内周面および前記外周面の間に形成された環状の圧力室とを有し、当該圧力室に対する流体圧の印加、開放により、前記第1および第2の部材の締結、開放状態を形成可能な摩擦式クランプ装置において、前記圧力室を区画形成している部材を、半径方向に弾性変形可能にすると共に、装置軸線方向に向けても弾性変形可能とした構成を採用している。
【0007】
すなわち、本発明の摩擦式クランプ装置では、前記圧力室は、当該圧力室の環状内周面を規定している環状内周壁と、当該圧力室の環状内側端面の一方を規定している環状端壁とを有している。また、前記環状内周壁は、前記流体圧によって半径方向の内側に弾性変形して、前記第2の部材の外周面に密着可能となっている。
【0008】
これに対して、前記環状端壁は、環状外側端面と環状外周面とを備えており、当該環状端壁は、前記流体圧を印加することにより、外側に弾性変形可能となっている。また、当該環状端壁の弾性変形により、前記環状外側端面は前記第1の部材に押し付け固定され、前記環状外周面は前記第1の部材の内周面に押しつけ固定されるように構成されている。
【0009】
このように構成した本発明の摩擦式クランプ装置においては、圧力室を区画形成している環状内周壁は半径方向に弾性変形するので、圧力室は半径方向に膨張して、従来の装置と同様に、第1および第2の部材を締結する締結力が発生する。これに加えて、圧力室の端面を規定している環状端壁も弾性変形して、第1の部材を半径方向および装置軸線方向に押しつける。この結果、第1および第2の部材は、半径方向に作用する締結力と、これに直交する装置軸線方向に作用する締結力とによって、強固に締結固定される。よって、双方の部材を、ねじれ剛性が高い状態で締結固定することができる。
【0010】
ここにおいて、前記環状端壁の弾性変形を効果的に発生させるために、本発明では、当該環状端壁の前記環状内側端面を傾斜面とし、半径方向および装置軸線方向に流体圧が効果的に作用するようにしている。すなわち、当該環状内側端面を、前記圧力室の内側に向けて前記環状内周壁の側から前記圧力室の内方に向けて傾斜した傾斜面としてある。
【0011】
また、圧力室の外周面の側は開放状態とすることができる。すなわち、圧力室の環状外周壁の一部を、前記第1の部材の内周面によって規定することができる。このようにすれば、圧力室の端壁は、圧力室の環状内周壁に連続している部分で片持ち状態となるので、当該端壁を効果的に弾性変形させることができる。
【0012】
一方、このように構成した本発明の摩擦式クランプ装置をユニットとして利用する場合には、第1の部材と第2の部材の間に、転がり軸受けが介在した構成とすることが好ましい。
【0013】
この場合には、第1の部材を転がり軸受けの外輪と兼用し、第2の部材を転がり軸受けの内輪と兼用すれば、構造を簡素化でき、装置を小型コンパクトに構成できる。
【0014】
また、転がり軸受けとしては、ラジアル力およびスラスト力の双方を受けることの可能なクロスローラベアリングを採用することが望ましい。
【0015】
なお、圧力室に加える圧力流体は、一般的には、油あるいは空気とされる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した摩擦式クランプ装置について説明する。
【0017】
図1、図2には、本発明を適用した摩擦式クランプ装置の一例を示してある。本例の摩擦クランプ装置1は、第1の部材である円環状のケース2と、第2の部材である円環状の出力フランジ3と、これらの間に円環状の圧力室4を形成している円環状のシリンダ5とを有している。ケース2は、円筒状のケース本体部分21と、この一端に形成した大径の取り付け用フランジ22とを備えている。取り付け用フランジ22には、円周方向に向けて所定のピッチで締結用ボルト孔23が形成されている。ケース本体部分21には円形の内周面24が形成されており、この内周面24の一端には半径方向の内側に突出した環状突起25が形成されている。
【0018】
出力フランジ3は、円形の外周面31と、この両側に形成された半径方向の内側に後退した環状段部32、33とを備えている。
【0019】
これに対して、シリンダ5は、圧力室4と、取り付け用フランジ51とを備えており、取り付け用フランジ51は、締結用ボルト52によって、ケース本体部分21の環状端面26に締結固定されている。ここで、シリンダ5の取り付け用フランジ51の円形内周面53と、出力フランジ3の段部33によって区画形成されている円環状の溝にはオイルシール6が装着されている。同様に、ケース本体部分21の環状突起25と、出力フランジ3の他方の段部32によって区画形成されている円環状の溝にもオイルシール7が装着されている。
【0020】
次に、図2(A)を主に参照して、圧力室4の構造を説明する。圧力室4は、全体として円環状をしており、その断面形状は半径方向の外側に向けて窄まった台形をしている。この形状の圧力室4の底面はシリンダ5の取り付け用フランジ51の内周縁の部分に連続して装置軸線1aの方向に延びている薄肉の環状底壁41によって規定されている。この環状底壁41の装置軸線方向の先端は、ケース本体部分21の環状突起25まで延びており、そこには、半径方向の外側に向けて延びている環状端壁42が連続している。この環状端壁42は、逆三角形の断面形状をしており、その外側端面42aは装置軸線1aに直交する環状端面であり、その内側端面42bは、外周側に向かうにつれて圧力室4の内部4aの側に傾斜した傾斜面となっている。これらの外側端面42aの外周縁と内側端面42bの外周縁との間には、円形の端壁外周面42cが形成されている。
【0021】
圧力室4の反対側の環状端壁の部分43は、取り付け用フランジ51の内周側の部分に一体形成されており、その内側端面43aは内側端面42aと左右対称となる状態の傾斜面となっている。また、その外周縁には、端壁外周面42cと同様な幅の端壁外周面43cが連続している。
【0022】
ここで、圧力室4を規定している両側の部分42、43の端壁外周面42c、43cは、それぞれケース本体部分21の円形の内周面24に丁度接触した状態とされている。さらに、端壁外周面42cと内周面24の間、および端壁外周面43cと内周面24の間には、それぞれOリング8、9が装着され、これらの間がシールされている。
【0023】
従って、本例においては、圧力室4は、環状底壁41の外周面と、その両側の内側端面42a、43aと、ケース本体部分の内周面24とによって区画形成されている。そして、図1から分かるように、ケース本体部分21には、半径方向に延びる圧力流体供給孔27が形成されており、この供給孔27が圧力室4の内部4aに開口している。
【0024】
このように構成した本例の摩擦式クランプ装置1において、供給孔27を介して圧力室4の内部に油圧あるいは空気圧を印加すると、図2(B)に示すように、薄肉の環状底壁41が半径方向の内側に押されて、出力フランジ3の外周面31に密着する。これと同時に、一方の環状端壁42も、その傾斜した側面42aが油圧あるいは空気圧により押されて、その内周側の環状底壁41との連続部分を中心として、圧力室4の外側に弾性変形する。この結果、環状端壁42の外側端面42bは、ケース本体部分21の環状突起25の内側端面25aに対して装置軸線方向に押しつけられて、そこに密着する。また、環状端壁42の外周面42cは、ケース本体部分21の内周面24に対して半径方向に押しつけられ、そこに密着する。
【0025】
この結果、ケース2と出力フランジ3とは、半径方向の締結力と共に、装置軸線方向の締結力によって、相互に強固に締結された状態となる。この結果、双方の部材の締結時のねじれ剛性を高めることができる。
【0026】
(第1の変形例)
ここで、油圧あるいは空気圧が解除された状態では、双方の部材2、3は相対回転可能であり、従って、これらの間の磨耗を防止するために、潤滑剤が出力フランジ3の外周面31と、圧力室4の環状底壁41の間に供給される。しかしながら、これらの間に潤滑剤が供給された状態で、油圧あるいは空気圧を印加して双方の部材を締結状態にすると、外周面31と環状底面41の間の油膜によって、双方の部材の間に滑りが発生するおそれがある。
【0027】
図3には、このような潤滑剤による滑りを防止するための機構を備えた摩擦式クランプ装置を示してある。この摩擦式クランプ装置11の基本的な構成は図1に示す装置と同一であるので、異なる部分のみを説明する。本例の摩擦式クランプ装置11においては、図3(B)に示すように、その出力フランジ3における外周面31に、装置軸線方向に延びる油溝32を一定の間隔で円周方向に形成してある。油溝32は、図3(C)に示すように、綾目状の油溝32aであってもよい。なお、場合によっては、油溝を、圧力室4の底壁41の内周面の側に形成してもよい。また、油溝は、出力フランジ3の外周面31において、少なくとも、底壁41が密着する部分に形成すればよい。
【0028】
(第2の変形例)
次に、図4には、本発明の摩擦式クランプ装置の別の例を示してある。基本的な構成は、図1、図3に示す摩擦式クランプ装置と同一であるので、異なる部分についてのみ説明する。
【0029】
本例の摩擦式クランプ装置100は、クロスローラ101が一体化されたユニットである。すなわち、クロスローラベアリング101によって、ケース2と出力フランジ3は相互に回転自在の状態で組み付けられている。また、本例では、ケース2の端面28に締結ボルト102によって環状端板103を締結し、これらの合わせ面の内周側の部分に、それぞれクロスローラベアリングのコロ105の外輪側軌道面106、107を形成してある。また、出力フランジ3の外周面31にも、コロ105の内輪側軌道面108、109を形成してある。
【0030】
このように構成した本例の摩擦式クランプ装置100は、アクチュエータ等の回転駆動源等に対して、簡単に組み付けることができる。また、クロスローラベアリング101の内外輪をそれぞれ、出力フランジ3およびケース2によって兼用させてあるので、構造を簡素化でき、装置を小型でコンパクトに構成できる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の摩擦式クランプ装置は、第1および第2の部材の間に形成された圧力室を区画形成している部分を、半径方向に弾性変形可能とすると共に、それに直交する装置軸線方向にも弾性変形可能としてある。従って、油圧あるいは空気圧を印加した締結状態においては、半径方向の締結力と、これに直交する装置軸線方向の締結力とによって、双方の部材が締結固定された状態になる。よって、締結状態におけるねじり剛性を高めることができる。
【0032】
また、本発明の摩擦式クランプ装置では、締結固定される第1および第2の部材の接触面に油溝を形成した構成を採用している。従って、締結固定状態において、油膜によって双方の部材に滑りが発生することを防止でき、確実な締結固定状態を形成できる。
【0033】
さらに、本発明の摩擦式クランプ装置では、クロスローラベアリング等の転がり軸受けを組み込んだ構成を採用しているので、アクチュエータ等の回転駆動源への組み付けを簡単に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した摩擦式クランプ装置を示す図であり、(A)はその縦断面図、(B)はその部分端面図である。
【図2】図1に摩擦式クランプ装置の動作を説明するための図であり、(A)はその圧力室の部分を取り出して示す部分詳細図、(B)はその動作を示す説明図である。
【図3】本発明の摩擦式クランプ装置の別の例を示す縦断面図、および出力フランジの外周面に形成した油溝の2例を示す側面図である。
【図4】本発明の摩擦式クランプ装置の更に別の例を示す縦断面図および部分端面図である。
【符号の説明】
1 摩擦式クランプ装置
2 ケース(第1の部材)
3 出力フランジ(第2の部材)
4 圧力室
4a 圧力室の内部
5 シリンダ
24 ケースの内周面
31 出力フランジの外周面
32、32a 油溝
41 環状内周壁
42 環状端壁
42a 環状外側端面
42b 環状内側端面
42c 環状外周面
101 クロスローラベアリング

Claims (8)

  1. 内周面(24)を備えた第1の部材(2)と、この第1の部材(2)の内側に同軸状態に配置されている外周面(31)を備えた第2の部材(3)と、前記内周面(24)および前記外周面(31)の間に形成された環状の圧力室(4)とを有し、当該圧力室(4)に対する流体圧の印加、開放により、前記第1および第2の部材(2,3)の締結、開放状態を形成可能な摩擦式クランプ装置(1)において、
    前記圧力室(4)の環状内周面を規定している環状内周壁(41)と、当該圧力室(4)の装置軸線(1a)方向の両側の環状内側端面を規定している環状端壁とを有し、
    前記環状内周壁(41)は、前記流体圧によって半径方向の内側に弾性変形して、前記第2の部材(3)の外周面(31)に密着可能であり、
    前記環状端壁の一方の環状端壁(42)は、環状内側端面(42b)、環状外周面(42c)、および、これらの外周側の縁の間に形成された環状外側端面(42a)とを備えており、
    当該環状端壁(42)の前記環状外側端面(42a)は前記半径方向に延びており、
    当該環状端壁(42)の前記環状内側端面(42b)は、前記環状内周壁(41)から前記環状外周面(42c)に向かうに連れて、前記半径方向に対して前記圧力室(4)の内方に向かう方向に傾斜しており、
    当該環状端壁(42)は、前記流体圧を印加することにより、圧力室外方に弾性変形可能であり、
    当該環状端壁(42)が弾性変形すると、前記環状外側端面(42a)は前記第1の部材(2)に形成した環状端面(25a)に密着した状態で押し付け固定され、前記環状外周面(42c)は前記第1の部材(2)の内周面(24)に密着した状態で押しつけ固定されることを特徴とする摩擦式クランプ装置。
  2. 請求項1において、
    前記圧力室(4)の環状外周面の一部は、前記第1の部材(2)の内周面(24)によって規定されていることを特徴とする摩擦式クランプ装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記第2の部材(3)の外周面(31)には、油溝(32、32a)が形成されていることを特徴とする摩擦式クランプ装置。
  4. 請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
    更に、前記第1の部材(2)と前記第2の部材(3)の間には、転がり軸受け(101)が介在していることを特徴とする摩擦式クランプ装置。
  5. 請求項4において、
    前記第1の部材(2)は前記転がり軸受け(101)の外輪として機能し、
    前記第2の部材(3)は前記転がり軸受け(101)の内輪として機能することを特徴とする摩擦式クランプ装置。
  6. 請求項4または5において、
    前記転がり軸受けはクロスローラベアリング(101)であることを特徴とする摩擦式クランプ装置。
  7. 請求項1ないし6のうちのいずれかの項において、
    前記圧力室(4)には、油圧あるいは空気圧が印加されることを特徴とする摩擦式クランプ装置。
  8. 内周面(24)を備えた第1の部材(2)と、この第1の部材(2)の内側に同軸状態に配置されている外周面(31)を備えた第2の部材(3)と、前記内周面(24)および前記外周面(31)の間に形成された環状の圧力室(4)とを有し、当該圧力室(4)に対する流体圧の印加、開放により、前記第1および第2の部材(2,3)の締結、開放状態を形成可能な摩擦式クランプ装置(1)において、
    前記第1の部材である円環状のケース(2)と、
    前記第2の部材である円環状の出力フランジ(3)と、
    これらの間に円環状の前記圧力室(4)を形成している円環状のシリンダ(5)とを有 し、
    前記ケース(2)は、円筒状のケース本体部分(21)と、このケース本体部分(21)の円形の内周面(24)における軸線方向の一端から半径方向の内側に突出した環状突起(25)とを備えており、
    前記出力フランジ(3)は円形の外周面(31)を備えており、
    前記シリンダ(5)は、前記圧力室(4)と、取り付け用フランジ(51)とを備えており、この取り付け用フランジ(51)は、前記ケース本体部分(21)に締結固定されており、
    前記圧力室(4)の環状内周面は、前記シリンダ(5)の前記取り付け用フランジ(51)の内周縁の部分に連続して装置軸線(1a)の方向に延びている薄肉の環状底壁(41)によって規定されており、
    この環状底壁(41)の装置軸線(1a)の方向の先端は、前記ケース本体部分(21)の前記環状突起(25)まで延びており、当該先端には、半径方向の外側に向けて延びている環状端壁(42)が連続しており、
    この環状端壁(42)は、逆三角形の断面形状をしており、その外側端面(42a)は装置軸線(1a)に直交する環状端面であり、その内側端面(42b)は、半径方向に対して、外周側に向かうにつれて圧力室(4)の内部(4a)の側に傾斜した傾斜面となっており、
    これらの外側端面(42a)の外周縁と内側端面(42b)の外周縁との間には、円形の端壁外周面(42c)が形成されており、
    前記圧力室(4)の反対側の環状端壁の部分(43)は、取り付け用フランジ(51)の内周側の部分に一体形成されており、その内側端面(43a)は内側端面(42b)と左右対称となる状態の傾斜面となっており、その外周縁には、端壁外周面(42c)と同一幅の端壁外周面(43c)が連続しており、
    前記圧力室(4)を規定している両側の環状端壁の部分(42、43)の端壁外周面(42c、43c)は、それぞれ前記ケース本体部分(21)の円形の内周面(24)に接触した状態とされ、端壁外周面(42c)と内周面(24)の間、および端壁外周面(43c)と内周面(24)の間には、それぞれOリング(8、9)が装着され、これらの間がシールされており、
    前記圧力室(4)は、環状底壁(41)の外周面と、その両側の内側端面(42b、43a)と、ケース本体部分(21)の内周面(24)とによって区画形成されており、
    ケース本体部分(21)には、半径方向に延びる圧力流体供給孔(27)が形成されており、この供給孔(27)が圧力室(4)の内部(4a)に開口していることを特徴とする摩擦クランプ装置。
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