JP4033471B2 - ドリル - Google Patents

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本発明は、回転運動と軸方向送り運動とを付与して被切削材に対し主として穴あけ等の切削加工を行うために用いられるドリルに関し、特にドリル本体内の供給孔からドリル先端に油又はオイルミスト(油霧)等の切削油剤を供給する開口部を備え、この切削油剤により切れ刃又は切れ刃構成部材を冷却及び/又は潤滑するための技術に係る。
従来、ドリル本体の中心軸に沿って切削油の供給孔を形成し、この供給孔により供給される切削油をドリル先端の逃げ面に開口した開口部から吐出させるようにしたドリルが知られている(例えば特許文献1参照)。
又、特許文献2には、切削油の供給量増大を図るために、1つの開口部の直径を増大させるのではなくて、開口部の数を3つにすることも提案されている。
特開2002−52410号公報 特開2003−285214号公報
ところが、上記の従来のドリルを用いて穴あけ加工を行うと、たとえ上記開口部から切削油剤を吐出させたとしても、その切削油剤の切れ刃に対する接触が十分ではなく、潤滑効果もさることながら、特に切れ刃の発熱に対し切削油剤による冷却効果を十分に果たし得ないという不都合が生じることになる。その結果、切れ刃の耐久性、寿命が早期に低下してしまうという不都合が生じることになる。
すなわち、穴あけ加工の過程においては、ドリルと穴あけ過程の穴との関係は次のようになる。切れ刃はドリル回転方向に穴底と接触し、切れ刃の回転方向背後では切れ刃の前逃げ角に対応して拡がる逃げ面と穴底との間に摩擦を避けるように僅かな隙間が生じ、又、切れ刃の外周端がドリル本体の外径よりも僅かに突出されその分だけドリル本体と穴の内周面との間に僅かな隙間が生じる。つまり、切れ刃は被切削材の穴あけ過程の穴底と常に密着して連続接触しているため、上記開口部から突出された切削油剤は切れ刃の回転方向背後において穴底との間の隙間に充満し、回転運動により背後から続いてくる切れ刃のすくい面側で上記の切削油剤と接触する。このため、開口部から吐出される切削油剤による冷却効果がその開口部の存するすくい面により構成される切れ刃に対し直接的には作用せずに、切削油剤による冷却機能を十分には得ることができないことになる。
かかる不都合は、上記開口部から液体の切削油自体ではなくてオイルミストを切削油剤として吐出してセミドライ加工を行うする場合においても、同様に生じることになる。
この結果、ドリル本体に切れ刃を一体に形成したドリル、もしくは、切れ刃部分をろう付けにより固定して切れ刃を構成したドリルにおいてはそのドリル自体の寿命を、又は、スローアウェイチップを固定して切れ刃を構成したスローアウェイドリルにおいてはそのスローアウェイチップの寿命を、それぞれ縮めてしまう要因となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、切削油剤による冷却機能を十分に得て耐久性及び工具寿命を増大させ得るドリルを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、逃げ面に開口する開口部から切削油剤を吐出させるだけではなくて、さらにその開口部から連続する誘導溝を形成し、この誘導溝により切削油剤を切れ刃まで誘導させるようにしたものである。
具体的に、請求項1に係る発明では、軸線回りに回転されるドリル本体の先端部外周に切り屑排出溝が形成され、この切り屑排出溝の先端側に形成されたすくい面と、上記ドリル本体の先端に形成された逃げ面との交差位置に切れ刃が設けられ、上記ドリル本体内に形成されてその基端から先端側に向けて切削油剤を供給する供給孔がその先端側に上記逃げ面に開口する開口部を備えているドリルを対象として次の特定事項を備えることとした。すなわち、上記逃げ面に形成され上記開口部からの切削油剤を上記切れ刃に誘導する凹状の誘導溝を備えることとし、上記誘導溝として、その一端が上記開口部に臨んで開口し、他端がドリル回転方向前側に上記切れ刃の背後近傍位置まで延びるように形成した。
つまり、上記誘導溝を、ドリル本体の軸線方向の先端側に向けて開口し基端側に凹となる凹状の溝として形成するものである(下記の請求項2に係る発明において同じ)。
この請求項1に係る発明の場合、逃げ面の開口部から吐出された切削油剤は逃げ面と被切削材に穴あけ過程の穴底との間の隙間に充満する一方、上記の切削油剤は吐出と同時に誘導溝に入り込み、この誘導溝に誘導されて切れ刃の背後近傍に導かれることになる。つまり、開口部から吐出された切削油剤が切れ刃背後まで直接に導かれるため、切れ刃が上記開口部から吐出された直後の切削油剤により十分に冷却されることになる。これにより、切れ刃の耐久性、寿命をより高め得ることになり、ドリル自体の寿命をより高め得ることになる。
請求項2に係る発明では、軸線回りに回転されるドリル本体の先端部外周に切り屑排出溝が形成され、この切り屑排出溝の先端側に形成されたすくい面と、上記ドリル本体の先端に形成された逃げ面との交差部に対し切れ刃を構成するスローアウェイチップが着脱交換可能に固定され、上記ドリル本体内に形成されてその基端から先端側に向けて切削油剤を供給する供給孔がその先端側に上記逃げ面に開口する開口部を備えているドリルを対象として次の特定事項を備えることとした。すなわち、上記逃げ面に形成され上記開口部からの切削油剤を上記スローアウェイチップに誘導する凹状の誘導溝を備えることとし、上記誘導溝として、その一端が上記開口部に臨んで開口し、他端がドリル回転方向前側に上記スローアウェイチップの背後まで延ばされてそのスローアウェイチップの上記ドリル回転方向背面に臨んで開口するように形成した。
この請求項2に係る発明の場合、逃げ面の開口部から吐出された切削油剤は逃げ面と被切削材に穴あけ過程の穴底との間の隙間に充満する一方、上記の切削油剤は吐出と同時に誘導溝に入り込み、この誘導溝に誘導されてスローアウェイチップのドリル回転方向背面に導かれることになる。つまり、開口部から吐出された切削油剤がスローアウェイチップの背面まで直接に導かれるため、このスローアウェイチップの背面が上記開口部から吐出された直後の切削油剤と直接に接触し、この切削油剤により十分に冷却されることになる。これにより、スローアウェイチップにより構成される切れ刃の耐久性、寿命をより高め得ることになり、スローアウェイチップの交換寿命をより高め得ることになる。
これら請求項1又は請求項2のドリルにおいては、さらに次の特定事項を追加するよに してもよい。すなわち、上記供給孔としてその先端側において上記すくい面又は上記切り屑排出溝に開口する第2開口部を備えたものとし、この第2開口部を上記切れ刃のすくい面側稜線部に向けて切削油剤が吹き付けられるように形成する(請求項3)。かかる第2開口部を追加することにより、切れ刃の回転方向前側であるすくい面側にも切削油剤が吹き付けられるため、上記の誘導溝からの切削油剤による冷却機能の増進と相俟ってより一層十分なる冷却効果が得られることになる。その結果、より一層十分なるドリル自体又はスローアウェイチップの寿命の増進が図られることになる。
又、以上の請求項1〜請求項3のいずれかのドリルにおいて、上記供給孔を切削油剤としてオイルミストが供給される構成とすることができる(請求項4)。つまり、上記供給孔の基端側に、オイルミストを生成するオイルミスト生成装置を接続し、詳細にはオイルミスト生成装置からのオイルミスト搬送管を接続し、オイルミスト生成装置から搬送されたオイルミストを逃げ面の開口部から吐出(吹き出し、吹き付け又は噴射)させるようにする。これにより、オイルミストを切削油剤として用いたセミドライ加工を実現しつつも、そのセミドライ加工における工具寿命(ドリル自体の寿命又はスローアウェイチップの寿命)を十分に向上させ得ることになる。
以上、説明したように、請求項1、請求項3又は請求項4のいずれかのドリルによれば、逃げ面の開口部から吐出された切削油剤を誘導溝により切れ刃背後まで直接に導くことができ、上記開口部から吐出された直後の切削油剤によって切れ刃を十分に冷却することができる。これにより、切れ刃の耐久性、寿命をより高めることができ、ドリル自体の寿命をより高めることができる。
又、請求項2〜請求項4のいずれかのドリルによれば、逃げ面の開口部から吐出された切削油剤を誘導溝によりスローアウェイチップの背面まで直接に導くことができ、上記開口部から吐出された直後の切削油剤をスローアウェイチップに直接に接触させることができる。これにより、スローアウェイチップを十分に冷却させることができ、スローアウェイチップにより構成される切れ刃の耐久性、寿命をより高めて、スローアウェイチップの交換寿命をより高めることができる。
特に、請求項3によれば、第2開口部から切れ刃の回転方向前側であるすくい面側にも切削油剤が吹き付けられるため、逃げ面の誘導溝により誘導される切削油剤による冷却機能の増進と相俟ってより一層十分なる冷却効果を得ることができ、その結果、より一層十分なるドリル自体又はスローアウェイチップの寿命の増進を図ることができる。
請求項4によれば、オイルミストを切削油剤として用いたセミドライ加工を実現しつつも、そのセミドライ加工における工具寿命(ドリル自体の寿命又はスローアウェイチップの寿命)を十分に向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係るドリル1の正面図、図2は上記ドリル1の先端部分の斜視図、図3は同じく先端部分を示す斜視図、図4は先端面を示す底面図、図5は上記ドリル1を用いた切削装置例を示す模式図、図6は穴あけ加工の開始前においてオイルミストを吹き出させた状態を示す斜視図、図7は穴あけ過程の先端部分の断面説明図である。
図1を参照して、ドリル1はドリル本体としてのボディ2と、シャンク3と、切れ刃41を構成するスローアウェイチップ(インサートチップ)4、4とからなり、軸線X回りの矢印方向(ドリル回転方向)Cに回転運動されるように設定されている。上記ボディ2には、その先端部外周に2つの切り屑排出溝21、21が軸線X回りにねじれるように形成され、例えば図2又は図3に示すように各切り屑排出溝21に連続してその先端側にすくい面22,22が形成される一方、先端面側において被切削材との摩擦を避けるように逃げ面23、23が形成されている。そして、対をなす逃げ面23とすくい面22との交差部位置にスローアウェイチップ4が例えばネジ止め等の機械的固定手段により着脱交換可能に固定されている。このスローアウェイチップ4の前面42によってもすくい面22の一部が構成され、スローアウェイチップ4の先端面(前逃げ角が付けられた面)43によっても逃げ面23の一部が構成され、これらの前面42によるすくい面22と、先端面43による逃げ面23との交差線位置である稜線部によって上記切れ刃41が構成されることになる。
上記の2つのスローアウェイチップ4,4は、一方が軸線X寄りの位置に配置されて内刃4aを形成し、他方が外周側であってボディ2の外周面よりも僅かに外周側に突出するように配置されて外刃4bを形成している(例えば図4参照)。
又、上記ドリル1には、図1に示すようにその基端(シャンク3の基端)に開口し、この基端から先端側(ボディ2の先端側)に向けて切削油剤としてのオイルミストを供給する供給孔5が穿設されている。そして、この供給孔5は先端側で分岐して、上記各逃げ面23の第1開口部51,51と、上記各すくい面22又は各切り屑排出溝21の第2開口部52,52とに分かれて開口されている。上記供給孔5から上記各第1開口部51に繋がる穿孔53,53は、供給孔5から供給されるオイルミストがボディ2の軸線Xのほぼ先端側に吐出もしくは吹き付けられるように、その向きが設定される一方、上記供給孔5から上記各第2開口部52に繋がる穿孔54,54は、供給孔5から供給されるオイルミストが内刃4a又は外刃4bの各切れ刃41に対しそのすくい面22側の稜線部及びこの稜線部近傍の前面42に吹き付けられるように、その向き(図2及び図3の二点鎖線参照)が設定されている。
上記各逃げ面23には、例えば図2〜図4に示すように第1開口部51から連続して誘導溝24が形成されている。この各誘導溝24は、ボディ2の軸線X方向の先端側に向けて(臨んで)開口し、基端側に凹となる凹形状(例えばUの字状もしくはVの字状等)の溝として形成されている。そして、この各誘導溝24は、その一端が上記第1開口部51に臨んで開口し、他端がドリル回転方向Cの前側に延びて上記スローアウェイチップ4の背面(ドリル回転方向Cの後側の面)44に臨んで開口するように形成されている。
以上のドリル1は図5に示すようにマシニングセンターの主軸部6に装着され、穴あけ対象である被切削材Pに対する穴あけ加工等が行われる。上記マシニングセンターにはオイルミスト生成装置7が接続され、上記の装着された状態では、オイルミスト生成装置7からオイルミスト搬送管71及び上記主軸部6内に形成されたオイルミスト搬送路61を通してオイルミストがドリル1の供給孔5に対し所定圧力で供給されるようになっている。この供給孔5に供給されたオイルミストは、2つの第1開口部51,51のそれぞれから軸線Xにほぼ沿って先端側(図6の下側)に向けて吐出又は吹き出される(図6のN1,N2参照)と同時に、2つの第2開口部52,52のそれぞれから対応するスローアウェイチップ4のすくい面23を構成する前面42の側の稜線部(つまり切れ刃41)に向けて斜めに吐出又は吹き出される(図6のS1,S2参照)。このオイルミストが吐出又は吹き出された状態で、ドリル1に対し軸線X回りの回転運動と軸線Xに沿った軸線X方向送り運動とが加えられて、被切削材Pに対する穴あけ加工が行われる。
そして、上記ドリル1による穴あけ過程においては、図7に例えば外刃4bのスローアウェイチップ4を示すように、第1開口部51から吹き出されたオイルミストは被切削材Pの穴底と逃げ面23との間の隙間に充満する。この充満するオイルミストは、その一部がボディ2と穴の内周面との間の隙間に逃げるものの、その殆どのオイルミストが第1開口部51から吹き出されると同時に誘導溝24に誘導されてスローアウェイチップ4まで導かれてその背面44に接触する。これにより、穴あけ加工により発熱するスローアウェイチップ4自体を十分に冷却させることができるようになる。しかも、この第1開口部51からのオイルミストの吹き出しと同時に、第2開口部52からもオイルミストが吹き出されこのオイルミストが上記スローアウェイチップ4の切れ刃41に対し吹き付けられるため、スローアウェイチップ4の冷却をより効果的に行うことができる。もちろん、冷却のみならず、第1及び第2の双方の開口部51,52から吹き出されるオイルミストによる潤滑機能をもより高めることができる。以上により、切削油剤としてオイルミストを用いてセミドライ加工による穴あけ加工を行う場合であっても、スローアウェイチップ4の十分なる冷却及び潤滑を実現させることができ、スローアウェイチップ4の耐久性をより向上させてその交換寿命を延ばすことができる。
<他の実施形態>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、供給孔5に切削油剤としてオイルミストを供給し、第1及び第2の各開口部51,52から吹き出させているが、これに限らず、切削油剤として液体の切削油を供給して上記第1及び第2の各開口部51,52から吐出させるようにしてもよい。この場合においても、上記の誘導溝24により第1開口部51から吐出した直後の切削油をスローアウェイチップ4の背面44に直接に接触させて、そのスローアウェイチップ4の冷却を十分に行うことができる。
また、上記実施形態に示した如く、本発明は、特に切れ刃の刃物としてスローアウェイチップ4,4を用いたスローアウェイドリルに好適に適用されるものであるが、これに限らず、切れ刃がボディ(ドリル本体)に一体に形成されたドリルや、切れ刃が切れ刃部分をろう付けにより固定されたドリルに対しても適用することができる。例えば図8に示すように、逃げ面23′,23′に開口させた第1開口部51′,51′に対し誘導溝24′,24′の一端を開口させ、他端を切れ刃25のドリル回転方向後側である背後近傍位置まで延ばせばよい。そして、このようなドリル1′においても、液体の切削油又はオイルミストからなる切削油剤により十分な冷却効果を得て、切れ刃25,25の耐久性や寿命、ひいてはそのドリル1′の寿命をより高めることができる。
なお、上記のオイルミストとは、切削油を霧滴状にしたものの他に、油以外の液体であって潤滑能及び冷却能を有する液体を霧滴化したものをも含むものである。
本発明の実施形態を示す正面図である。 図1のドリルの先端部分の斜視図である。 図1のドリルの先端部分の図2とは異なる方向から見た斜視図である。 図1のドリルの拡大底面図である。 図1のドリルを用いた切削装置の例を示す模式図である。 図5におけるドリル先端部分からオイルミストを吹き出させた状態を示す斜視図である。 図4のA−A線における断面説明図である。 図1とは異なる種類のドリルに本発明を適用した他の実施形態を示す図4対応図である。
符号の説明
1,1′ ドリル
2,2′ ボディ(ドリル本体)
4 スローアウェイチップ
5 供給孔
21 切り屑排出溝
22 すくい面
23 逃げ面
24 誘導溝
25 切れ刃
41 切れ刃
42 前面(すくい面)
43 先端面(逃げ面)
44 背面
51 第1開口部(開口部)
52 第2開口部

Claims (4)

  1. 軸線回りに回転されるドリル本体の先端部外周に切り屑排出溝が形成され、この切り屑排出溝の先端側に形成されたすくい面と、上記ドリル本体の先端に形成された逃げ面との交差位置に切れ刃が設けられ、上記ドリル本体内に形成されてその基端から先端側に向けて切削油剤を供給する供給孔がその先端側に上記逃げ面に開口する開口部を備えているドリルであって、
    上記逃げ面に形成され上記開口部からの切削油剤を上記切れ刃に誘導する凹状の誘導溝を備え、上記誘導溝はその一端が上記開口部に臨んで開口し、他端がドリル回転方向前側に上記切れ刃の背後近傍位置まで延びるように形成されている
    ことを特徴とするドリル。
  2. 軸線回りに回転されるドリル本体の先端部外周に切り屑排出溝が形成され、この切り屑排出溝の先端側に形成されたすくい面と、上記ドリル本体の先端に形成された逃げ面との交差部に対し切れ刃を構成するスローアウェイチップが着脱交換可能に固定され、上記ドリル本体内に形成されてその基端から先端側に向けて切削油剤を供給する供給孔がその先端側に上記逃げ面に開口する開口部を備えているドリルであって、
    上記逃げ面に形成され上記開口部からの切削油剤を上記スローアウェイチップに誘導する凹状の誘導溝を備え、上記誘導溝はその一端が上記開口部に臨んで開口し、他端がドリル回転方向前側に上記スローアウェイチップの背後まで延ばされてそのスローアウェイチップの上記ドリル回転方向背面に臨んで開口するように形成されている
    ことを特徴とするドリル。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のドリルであって、
    上記供給孔はその先端側において上記すくい面又は上記切り屑排出溝に開口する第2開口部を備え、この第2開口部は上記切れ刃のすくい面側稜線部に向けて切削油剤が吹き付けられるように形成されている、ドリル。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のドリルであって、
    上記供給孔は切削油剤としてオイルミストが供給されるように構成されている、ドリル。
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