JP4032989B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、スロットマシーン等の遊技機に関するものであり、詳しくは、不正行為を効果的に防止することが可能な制御装置を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機用の制御装置として、動作内容を制御するLSIやROM等の制御素子を分割式の収納ケースで覆ったものが知られている。かかる制御装置においては、収納ケースを開放しLSIやROM等の制御素子を偽造されたものにすり替える不正行為が行われることがある。それゆえ、そのような不正行為を防止可能な制御装置として、固有の識別情報を記憶したICタグを収納ケースの表面に貼着するとともに、ID読取装置をICタグの近傍に設置し、そのID読取装置によってICタグの識別情報を一定の周期毎に読み取る(確認する)ようにしたものが考案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−288218
【0004】
ところが、特許文献1に開示された制御装置は、ID読取装置を自由に移動させることができるため、そのID読取装置とICタグとの相対位置を変化させることなく収納ケースを開閉することができるので、収納ケースが開放されて、LSIやROM等の制御素子がすり替えられてしまう虞れがある。
【0005】
それゆえ、出願人らは、ICタグとそのICの情報を読み取る装置との相対位置を変化させることなくICタグが取り外されてしまう事態を防止すべく、ICタグを分割式収納ケースの片方に貼着し、剥がされると自己破壊して信号の送受信をする機能を果たさなくなるアンテナ(ICタグと無線による送受信を行うアンテナ)を、分割式収納ケースのすべてのパーツに跨がってICタグを覆うように貼着してなる制御装置を発明した(特願2002−346385)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特願2002−346385に係る制御装置は、内蔵された基板の修理・メンテナンスや制御素子のチェックのために収納ケースを開放する場合に、アンテナを剥がさなければならない。また、剥がすとアンテナが自己破壊してしまうため、基板の修理・メンテナンスや制御素子のチェックの後には、新しいアンテナを貼着し、配線をし直さなければならない。それゆえ、基板の修理・メンテナンスや制御素子のチェックの作業が煩わしかった。
【0007】
本発明の目的は、上記従来の制御装置が有する問題点を解消し、収納ケースを開放して制御素子をすり替える不正を効果的に防止することができる上、収納ケースを容易に開放して基板の修理・メンテナンスや制御素子のチェックを行うことが可能な制御装置を備えた遊技機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち、請求項1に記載された発明の構成は、所定の動作を行う機器の動作内容を制御するための制御素子が、その制御素子を固定するためのベース部材と、ベース部材に固定された制御素子を外部と遮断するためのカバー部材とからなる収納ケースによって保持されており、無線通信の有無によって前記収納ケースの状態を監視するためのICタグとアンテナとが、前記ベース部材あるいはカバー部材に取り付けられた制御装置を備えた遊技機であって、前記ICタグを、前記ベース部材或いは前記カバー部材のいずれか一方に貼着する一方、前記アンテナを、ベースシート上に前記無線通信のための送受信回路を積層してなるシート状体とし、当該アンテナを、組み付け状態にある前記ベース部材と前記カバー部材とに跨るように、前記ICタグが貼着されていない前記ベース部材或いは前記カバー部材に貼着し、前記ICタグを覆って当該ICタグと無線通信可能な所定距離内となるようにするとともに、前記アンテナを、前記ベース部材或いは前記カバー部材との貼着部分が剥離されると、前記送受信回路が断線して前記無線通信が不能となるようにしたことにある。
【0009】
請求項2に記載された発明の構成は、請求項1に記載された発明において、ICタグの貼着部分を剥離するとICタグが自己破壊を起こすようになっていることにある。
【0011】
請求項3に記載された発明の構成は、請求項2に記載された発明において、ICタグが、ベースシート上に送受信回路を積層したものであり、収納ケースから剥離すると、送受信回路が断線することにある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の遊技機用制御装置(以下、単に制御装置という)について、図面に基づき、次の目次の順序にしたがって、詳細に説明する。
(1)実施例の制御装置の概要
(2)実施例の制御装置の構造
(3)実施例の制御装置の特徴部分の説明
(4)実施例の制御装置の使用態様
(5)実施例の制御装置を設置したパチンコ機の動作内容
(6)実施例の制御装置の効果
(7)本発明の変更例の説明
【0014】
(1)実施例のパチンコ機の概要
本発明に係る制御装置は、収納ケースにICタグとアンテナとが設置されており、それらのICタグとアンテナとが、無線通信を定期的に繰り返すことによって、収納ケースの状態(不正開閉の有無等)を常時監視するようになっている。そして、ICタグとアンテナとの無線通信が途切れた場合には、所定の信号を外部に出力し、収納ケースが不正に開放された可能性があることを報知するようになっている。
【0015】
2.実施例の制御装置の構造
図1〜図3は、それぞれ、本発明に係る制御装置の正面図、左側面図、分解斜視図であり、制御装置1は、各種の制御素子を搭載した基板2を覆うための分割式の収納ケースC、無線による所定の呼出波を受信すると記憶している固有の識別情報を含む反射波を無線により出力するICタグ26、ICタグ26に対して呼出波を送信しICタグ26からの反射波を受信するアンテナ32等によって構成されている。また、分割式の収納ケースCは、カバー部材である透明な合成樹脂製の上ケース3と、ベース部材である透明な合成樹脂製の下ケース4とによって構成されている。
【0016】
上ケース3は、透明な合成樹脂(アクリル樹脂等)によって開口した箱状に形成されており、長方形状のフロントパネル5の周囲が、略直角に後方に折り返された状態になっている。フロントパネル5の右側の折返し部6の後端縁際には、3個の縦長な係止孔7,7・・が等間隔で穿設されている。また、フロントパネル5の左側の折返し部8には、2個の係合翼9a,9bが設けられている。さらに、上側の係合翼9aの上端、および、下側の係合翼9bの下端には、それぞれ、係合孔12が穿設されている。また、フロントパネル5の上端際には、コネクタ挿通窓14が設けられている。
【0017】
また、下ケース4は、透明な合成樹脂(アクリル樹脂等)によって扁平な直方体状に形成されている。そして、長方形状の基板支持板16の表面に、補強用のリブ17,17・・が格子状に立設されており、基板支持板16の周囲が略直角に後方に折り返された状態になっている。また、下ケース4の右端縁際には、後述する効果音制御装置56を覆うように中空状の音基板カバー19が設けられており、その音基板カバー19の内側面には、嵌合突起20,20・・が突設されている。さらに、左側の折返し部21には、2個の支持翼22a,22bが連設されている。加えて、上側の支持翼22aの上端、および、下側の支持翼22bの下端には、それぞれ、先端を矢尻状に形成した係合体24,24が突設されている。
【0018】
一方、基板2は、縦長な長方形に形成されており、中央部分の表面に、パチンコ機1の動作内容を制御するためのLSI25等の各種の制御素子が搭載されている。なお、LSI25は、各種の演算処理を行うCPU、データやプログラム等を一時的に記憶するRAM、各種のデータや制御プログラム等を記憶したROM等を一体にモールディングしたものである。また、基板2の上端際には、各種の装置に接続するためのコネクタ13,13・・が設置されている。かかる基板2は、リブ17,17・・に支えられた状態で、下ケース4に螺着されている。
【0019】
制御装置1は、下ケース4に螺着された基板2上のコネクタ13,13・・を、上ケース3のコネクタ挿通窓14に挿通させ、下ケース4の右側の音基板カバー19の内側面に突設された嵌合突起20,20・・を、上ケース3の右側の折返し部6に穿設された係止孔7,7・・に嵌合させた状態で、下ケース4の左側の各支持翼22a,22bに突設された各係合体24,24を、上ケース3の左側の各係合翼9a,9bに穿設された各係合孔12,12に係止させることによって、下ケース4と上ケース3とが一体になっており、下ケース4と上ケース3とで基板2を覆い、基板2を外部と遮断した状態になっている。
【0020】
3.実施例の制御装置の特徴部分の説明
下ケース4の左端縁の支持翼22aの外側には、扁平な長方形状のICタグ26が貼着されている。図4は、ICタグ26の外観を示したものであり、図5は、ICタグ26の制御機構を示したものである。また、図6は、下ケース4に貼着したICタグ26の断面(図4におけるA−A線断面)の様子を示したものである。ICタグ26は、挿通孔70を穿設した合成樹脂(ポリエステル等)製のフレキシブルプリント基板27の表面に、アンカーコート層(エステル樹脂系の接着剤層)72,72・・が横縞状に塗布されており、そのアンカーコート層72,72・・の上に、粘着剤層(アクリル樹脂系の粘着剤層)73が積層されている。そして、その粘着剤層73中に送受信回路31が形成されている。また、粘着剤層73は、フレキシブルプリント基板27よりも下ケース4の表面と強固に接着するとともに、下ケース4の表面よりもアンカーコート層72,72・・と強固に接着するように調整されている。さらに、下ケース4と粘着剤層73との接着強度よりもフレキシブルプリント基板27とアンカーコート層72,72・・との接着強度が高くなるように調整されている。さらに、フレキシブルプリント基板27に穿設された挿通孔70の付近には、ICチップ30が設置されている。ICチップ30は、呼出波に応答して反射波を放出するRF回路28と、不揮発性の記憶手段であるEEPROM29とを一体にしたものであり、EEPROM29と接続されたRF回路28が、送受信回路31に接続されている。また、EEPROM29の上書消去禁止区域には、ICタグ26を他のICタグと識別するためのIDコード等の識別情報が記憶されている。
【0021】
かかるICタグ26は、アンテナとの間で、所定の周波数(ここでは、13.56MHz)を利用して、ノイズの影響が比較的に少ないRF送受信を行うことができ、呼出波を受信すると、予め登録された識別情報を含む反射波を、所定の通信範囲(約1mm)内に出力(返信)する。なお、反射波の返信は、EEPROM29からIDコード等の識別情報を読み出し、その識別情報を反射波に乗せてRF回路28から送信することによって行われる。また、ICタグ26は、呼出波が送信されると、その呼出波を送受信回路31が受信し、呼出波に含まれた搬送波成分をRF回路28で整流することによって直流電圧を得ることができる。したがって、ICタグ26は、外部からの電源供給を受けることなく必要な時にいつでも反射波を返信することができる。また、呼出波に乗せて送信された特定のデータ(異常の履歴等)をEEPROM29に記憶しておくこともできる。
【0022】
また、ICタグ26は、粘着剤層73によって下ケース4に貼着(粘着)されており、剥離すると、図7の如く、送受信回路31の一部が粘着剤層とともに分離して接着面(下ケース4の表面)に残存し、送受信回路31が切断され、アンテナ32とRF送受信を行うアンテナとしての機能を果たさなくなる(すなわち、自己破壊する)。
【0023】
一方、図3の如く、上ケース3の係合翼9aには、アンテナ32が、略半分を係合翼9aの表面に沿って外側(下ケース4の方向)に突出させた状態で貼着されている。そして、上ケース3と下ケース4とを組み付けた状態においては、アンテナ32が、下ケース4の支持翼22aの外側に接着されたICタグ26を覆っており、ICタグ26と対峙した状態になっている。
【0024】
図8は、アンテナ32の正面を示したものである。アンテナ32は、縦長な長方形状に形成されており、鉛直方向の中心線(図8におけるB−B線)を境として、左右の構造が異なっている。図9は、アンテナ32の右側(図8における右側)の部分の断面(図8におけるA−A線断面)の様子を示したものである。アンテナ32の右側部分Rは、ベースシートである硬質な合成樹脂(ポリエステル)製のプリント基板34の表面に、アンカーコート層(エステル樹脂系の接着剤層)72,72・・が横縞状に塗布されており、そのアンカーコート層72,72・・の上に、粘着剤層(アクリル樹脂系の粘着剤層)73が積層されている。そして、その粘着剤層73中に送受信回路35が渦巻き状に形成されている(粘着剤層を設け、送受信回路35を塗布した後に、再度、粘着剤層を積層することによって形成されている)。また、粘着剤層73は、プリント基板34よりも上ケース3、下ケース4の表面と強固に接着するとともに、上ケース3、下ケース4の表面よりもアンカーコート層72,72・・と強固に接着するように調整されている。さらに、上ケース3、下ケース4と粘着剤層73との接着強度よりもプリント基板34とアンカーコート層72,72・・との接着強度が高くなるように調整されている。
【0025】
一方、図10は、アンテナ32の左側の部分の断面(図8におけるC−C線断面)の様子を示したものである。アンテナ32の左側部分Lは、プリント基板34の表面に、エステル樹脂(常温時には粘着性を有さない樹脂)からなる樹脂コート層71が均一に塗布されており、その樹脂コート層71中に送受信回路35が渦巻き状に形成されている(樹脂コート層を約半分の厚みとなるように設け、送受信回路35を塗布した後に、再度、樹脂コート層を積層することによって形成されている)。なお、アンテナ32の左側の部分Lの送受信回路35と、アンテナ32の左側の部分Lの送受信回路35とは、途切れることなく連続した状態になっている。また、アンテナ32の左側部分Lは、下ケース4に固着されたICタグ26を覆い、僅かに外側に撓んだ状態になっている。
【0026】
かかるシート状のアンテナ32は、右側部分Rが、粘着剤層69によって上ケース3に貼着(粘着)されており、剥離すると、図11の如く、送受信回路35の一部が粘着剤層73とともに分離して接着面(上ケース3、下ケース4の表面)に残存し、送受信回路35が切断され、ICタグ26とRF送受信を行うアンテナとしての機能を果たさなくなる(すなわち、自己破壊する)。
【0027】
4.実施例の制御装置の使用態様
上記の如く構成された制御装置1は、パチンコ機等の遊技機に設置されて使用される。図12、図13は、制御装置1を設置したパチンコ機の一例を示したものであり、パチンコ機36は、中央よりやや上側に遊技盤39が設けられており、その遊技盤39の表面には、ガイドレールで囲まれた略円形の遊技領域41が設けられている。また、遊技盤39の下側には、内蔵された発射装置に遊技球を供給するための供給皿42が設けられており、その供給皿42の下側には、供給皿42から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿43が設けられている。さらに、供給皿42と貯留皿43との間には、効果音を発生させるスピーカ44が設けられており、貯留皿43の右側には、発射装置を操作するための発射ハンドル45が設けられている。また、遊技領域41の略中央には、図柄表示装置46が設けられており、液晶画面47に、種々の動画やメッセージ等を表示することができるようになっている。また、図柄表示装置46の下側には、図柄始動口48が設けられており、その図柄始動口48の下方には、扉部材を開閉するアタッカ部材49が設けられている。
【0028】
一方、パチンコ機36の裏面の左下方に、制御装置1が設けられており、その制御装置1の上側のセンターカバー50の内部には、ICタグ26とアンテナ32との周期的な無線通信により制御装置1の状態を監視するための監視手段であるリーダ/ライタユニット(以下、R/Wユニットという)38が設置されている。図14は、R/Wユニット38の制御機構を示したものであり、R/Wユニット38は、CPU51、RAM63、ROM64、EEPROM52、タイマ53、ICタグ26との間でRF送受信を行うためのRF回路58等を有している。また、CPU51が、I/Oインタフェイス59を介して、LANカード60、入力ポート61、表示器62等と接続されている。なお、R/Wユニット38は、パチンコ機36が設置される島設備から電源供給を受けるようになっている。また、収納ケースCに貼着されたアンテナ32が、同軸ケーブル37によってR/Wユニット38のRF回路58に接続されている。
【0029】
さらに、図13に示すように、R/Wユニット38の上側には、図柄表示装置46の表示内容を制御するための図柄制御装置54が設置されており、R/Wユニット38の右側には、スピーカ44から発生させる効果音の内容を制御するための効果音制御装置56が設置されている。加えて、センターカバー50の右側には、賞球時や貸球時に遊技球を払い出すための遊技球払出装置57が設置されている。
【0030】
また、図15は、パチンコ機36の制御機構を示したものであり、制御装置1は、基板2に搭載されたLSI25が、I/Oインタフェイス67を介して、図柄制御装置54、効果音制御装置56、各種の入賞装置への入賞を検出する入賞検出装置66、アタッカ部材49を作動させるための作動装置65、遊技球払出装置57等と接続されている。
【0031】
5.実施例の制御装置を設置したパチンコ機の動作内容
パチンコ機36は、制御装置1のLSI25に記憶されたプログラムにしたがい、図柄制御装置54、効果音制御装置56、遊技球払出装置57等と信号の送受信を行うことによって、主たる遊技動作を実行する。そして、発射ハンドル45の回転操作によって遊技領域41に打ち出された遊技球が図柄始動口48に入賞すると、「抽選」を実行し、「大当たり」を生起させるか否かを決定する。また、「抽選」を実行すると略同時に、図柄表示装置46に表示された図柄を変動させ(他の図柄と順々に入れ替わる動画を表示し)、所定時間後に停止させて新たな図柄を表示する。さらに、「抽選」において「大当たり」が生起した場合には、図柄の変動後に、予め設定された「大当たり図柄」を表示し、しかる後に、「大当たり状態」を生起させる。「大当たり状態」においては、アタッカ部材49の扉部材を所定回数だけ断続的に開成させるとともに、各種の発光部材を所定の態様で発光させ、スピーカ44から所定の効果音を発生させる。一方、各種の入賞装置に遊技球が入賞した場合には、遊技球払出装置57が、所定数の遊技球を賞品球として供給皿42に払い出す。
【0032】
また、パチンコ機36は、制御装置1の状態を監視するために、R/Wユニット38のRF回路58が、制御装置1のアンテナ32を介して、制御装置1のICタグ26に対して、所定の周波数(13.56MHz)の呼出波を送信(RF送信)する。ICタグ26は、呼出波を受けると、直ちに、EEPROM29内から識別コードを呼び出し、その識別コードを含めた反射波を送信(RF送信)する。ICタグ26が反射波を送信すると、R/Wユニット38は、アンテナ32によって、その反射波を受信(RF受信)する。R/Wユニット38は、反射波に含まれる識別コードが登録されたものであると確認すると、再度、直ちに呼出波を送信することにより、監視動作を、短時間(約数十ms)の周期で繰り返し実行する。
【0033】
一方、R/Wユニット38は、呼出波を送信してから所定時間(たとえば、50ms)内に反射波を受信しなかった場合(すなわち、制御装置1が不正に開放された場合)に異常と判断し、異常を検知した旨をEEPROM52に記憶し、LANカード60を介して、所定の異常検知信号を外部に出力するとともに、異常を検知した旨を表示器62に表示する。
【0034】
そして、アンテナ32の右側部分Rが、上ケース3から剥がされた場合には、図14の如く、アンテナ32の送受信回路35が切断されるため、アンテナ32は、ICタグ26に対して呼出波を送信できなくなる。また、ICタグ26が、下ケース4から剥がされた場合には、図7の如く、ICタグ26の送受信回路31が切断されるため、ICタグは、アンテナ32からの呼出波に応答して反射波を送信できなくなる。このため、R/Wユニット38は、アンテナ32に呼出波を送信しても、ICタグ26から所定時間内に反射波を受信することができないため、異常を検知した旨をEEPROM52に記憶し、所定の異常検知信号を外部の端末や警報器等に出力するとともに、異常を検知した旨を表示器62に表示する。
【0035】
6.実施例の制御装置の効果
制御装置1は、上記の如く、ベース部材である下ケース4とカバー部材である上ケース3とが組み付けられた状態において、ICタグ26とアンテナ32とが、無線通信可能な所定距離を隔てて対峙しており、アンテナ32が、上ケース3との貼着部分を剥離すると、無線通信不能となるように自己破壊を起こすようになっている。したがって、収納ケースCが不正に開放された場合には、ICタグ26とアンテナ32とが送受信不能となり、不正に開放された事態を直ちに(リアルタイムで)検知することができる。したがって、LSI25等の制御素子の不正取り替え、不正改造等の不正行為を、効果的に防止することができる。それにも拘わらず、修理、メンテナンスや、チェックの際には、アンテナ32およびICタグ26を剥がすことなく、非常に容易に収納ケースCを開放することができる。加えて、すでにパチンコホールに設置されている旧型の制御装置や、種々のメーカーによって製造された異なるタイプの制御装置に、アンテナ32とICタグ26とを設置するだけで、容易に製造することができる。
【0036】
また、制御装置1は、ICタグ26の貼着部分を剥離するとICタグ26が自己破壊を起こすようになっている。したがって、ICタグ26が収納ケースCの下ケース4から無理矢理剥がされた場合には、ICタグ26とアンテナ32とが送受信不能となり、不正に開放された事態を直ちに(リアルタイムで)検知することができるため、不正行為の防止機能の信頼性が高い。
【0037】
さらに、制御装置1は、アンテナ32が、一部をカバー部材(上カバー3)から突出させた状態で、ICタグ26と無線通信可能に対峙しているため、収納ケースを上記実施形態の如く箱形のシンプルな構造にすることができる。したがって、安価かつ容易に製造することができる。加えて、すでにパチンコホールに設置されている旧型の制御装置や、種々のメーカーによって製造された異なるタイプの制御装置に、アンテナ32とICタグ26とを設置するだけで、非常に容易に製造することができる。
【0038】
さらに、制御装置1は、アンテナ32が、プリント基板34上に送受信回路35を積層したものであり、収納ケースCから剥離すると、アンテナ32の送受信回路35が断線するものであるため、アンテナ32が剥がされて収納ケースCが不正に開放された場合には、ICタグ26とアンテナ32との送受信を確実に阻止するので、不正行為の防止機能の信頼性がきわめて高い。
【0039】
7.本発明の変更例の説明
本発明の制御装置は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、基板、収納ケース、ICタグ、アンテナの材料、形状、構造等の構成を本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜変更することができる。
【0040】
たとえば、制御装置は、ベース部材にICタグを取り付けるとともにカバー部材にアンテナを取り付けたものに限定されず、ベース部材にアンテナを取り付けるとともにカバー部材にICタグを取り付けたものでも良い。また、アンテナがICタグを覆うようにベース部材あるいはカバー部材に貼着されたものに限定されず、ICタグがアンテナを覆うようにベース部材あるいはカバー部材に貼着されたものでも良い。さらに、ICタグの反射波の出力範囲(通信距離)は、コイルの巻き数の変更等によって、適宜調整することが可能である。
【0041】
さらに、制御装置は、上記実施形態の如く、ベース部材とカバー部材とを組み付けた場合にICタグとアンテナとがほとんど接触したようになるものに限定されず、ベース部材とカバー部材とを組み付けた場合にICタグとアンテナとが無線通信可能な状態で対峙するものであれば、ICタグとアンテナとの距離を必要に応じて適宜変更することができる。なお、ICタグの反射波の出力範囲(通信距離)は、コイルの巻き数の変更等によって、適宜調整することが可能である。
【0042】
さらに、分割式の収納ケースは、上記実施形態の如く、シンプルな係合機構のみを設けたものに限定されず、片方のケースの端縁に、ワンウェイタイプのネジを保持した切断可能な複数のネジ保持部を設ける(たとえば、小径の連結体を介して片方のケースの本体にネジ保持部が繋がった形状となるように、片方のケース、連結体、ネジ保持部を合成樹脂によって一体的に成形する)とともに、他方のケースの端縁に、ネジ保持部に保持されたネジを螺着させるネジ孔を形成したもの等に変更することも可能である。かかる構成を採用した場合には、収納ケースが不正に開放されると、収納ケースに不正に開放された痕跡が残り、目視によっても、その事態を速やかに把握することができるため、収納ケースの不正開放が一層困難なものとなる、というメリットがある。なお、収納ケースを、上記の如くネジ保持部を設けたものとする場合には、必要に応じて、上ケース(あるいは下ケース)に設けるネジ保持部の個数を、適宜変更することができる。また、ネジ保持部の設置位置は、収納ケースの左右に限定されず、収納ケースの上下に設置することも可能である。
【0043】
また、制御装置は、1箇所にICタグとアンテナとを設置したものに限定されず、2箇所以上にICタグとアンテナとを設置したものでも良い。さらに、ICタグを収納ケースの内側面や基板上に取り付けて、アンテナのみを収納ケースの外側に取り付けることも可能である。なお、ICタグを収納ケースの内側に取り付ける場合には、ICタグの設置方法として、接着剤による接着や、ICタグを構成する樹脂を収納ケースに融着させる方法等を採用することができる。加えて、シート状のICタグやアンテナを、裏面に粘着剤を塗布したシールとするとともに、粘着剤層の表面に剥離紙を貼着しておき、設置する際に剥離紙を剥離して貼着するようにすれば、ICタグやアンテナの設置が非常に容易になる、というメリットがある。
【0044】
一方、ICタグやアンテナを自己破壊タイプのものとする方法は、上記実施形態の如きフレキシブルプリント基板の表面に積層する粘着剤層中に送受信回路を形成する方法に限定されず、剥離によって所定量以上の応力が加わると短絡するような回路をICタグやアンテナに設ける(内蔵させる)方法等でも良い。なお、フレキシブルプリント基板の表面に積層する粘着剤層中に送受信回路を形成する方法によってICタグやアンテナを自己破壊タイプのものとする場合には、ICタグやアンテナの製造が安価で容易なものとなる、というメリットがある。また、フレキシブルプリント基板の表面に積層する粘着剤層中に送受信回路を形成する方法を採用する場合には、ICタグやアンテナを構成するフレキシブルプリント基板や、収納ケースの材質に応じて、アンカーコートや粘着剤の種類を適宜変更することができる。
【0045】
加えて、R/Wユニットは、制御装置の定期的な監視のみを行うものに限定されず、テンキー等の入力手段が設けられており、所定の入力をすることによって、任意のタイミングで制御装置の監視を行うことができるものに変更することも可能である。なお、R/Wユニットを、上記実施形態の如く、ごく短期間の周期の定期的な監視を行うものとした場合には、不正行為が行われた事態をリアルタイムで把握することができる、というメリットがある。また、R/Wユニットは、異常を検知した旨を不揮発性の記憶手段であるEEPROMに記憶するものに限定されず、通常のROM,RAM、ハードディスク、光メディア等の記憶手段に記憶するもの等でも良い。さらに、R/Wユニットは、パチンコ機が設置される島設備から電源供給を受けるものに限定されず、パチンコ機から電源供給を受けるもの等でも良い。
【0046】
また、R/Wユニットは、営業時間中には異常事態の報知のみを行い、パチンコ機が稼働していない夜間等には監視履歴情報をEEPROM等の記憶手段に記憶させるものに変更することも可能である。
【0047】
さらに、R/Wユニットは、携帯端末(たとえば、PDAや携帯電話)等の外部の機器からの呼び出しに応じて、記憶手段に記憶させた監視履歴に関する情報を出力するものとすることも可能である。
【0048】
収納ケースに貼着されるICタグは、他のICタグと識別するためのIDコードのみならずメーカーIDやホールID等の識別情報をも記憶させたものに変更することも可能である。
【0050】
【発明の効果】
請求項1に記載された遊技機は、制御装置において、ICタグを、ベース部材或いはカバー部材のいずれか一方に貼着する一方、アンテナを組み付け状態にあるベース部材とカバー部材とに跨るように、ICタグが貼着されていないベース部材或いはカバー部材に貼着し、ICタグを覆って当該ICタグと無線通信可能な所定距離内となるようにするとともに、アンテナを、ベース部材或いはカバー部材との貼着部分が剥離されると、無線通信が不能となるようにしているため、収納ケースが不正に開放された場合には、ICタグとアンテナとが送受信不能となり、不正に開放された事態を直ちに(リアルタイムで)検知することができる。したがって、LSI等の制御素子の不正取り替え、不正改造等の不正行為を、効果的に防止することができる。それにも拘わらず、修理、メンテナンスや、チェックの際には、アンテナおよびICタグを剥がすことなく、非常に容易に収納ケースを開閉することができる。加えて、接着剤や粘着剤層を利用してアンテナとICタグとを収納ケースのベース部材やカバー部材に貼着するだけで、すでにパチンコホールに設置されている旧型の制御装置や、種々のメーカーによって製造された異なるタイプの制御装置を利用して、容易に製造することができる。
また、アンテナを、ベースシート上に無線通信のための送受信回路を積層してなるシート状体とし、貼着部分が剥離されると、送受信回路が断線するようにしているため、アンテナが剥がされて収納ケースが不正に開放された場合には、ICタグとアンテナとの送受信が確実に阻止されるため、不正行為の防止機能の信頼性がきわめて高い。
【0051】
請求項2に記載された遊技機は、制御装置において、ICタグの貼着部分を剥離するとICタグが自己破壊を起こすようになっているため、ICタグが収納ケースのベース部材あるいはカバー部材から無理矢理剥がされた場合には、ICタグとアンテナとが送受信不能となり、不正に開放された事態を直ちに(リアルタイムで)検知することができる。したがって、不正行為の防止機能の信頼性が高い。
【0053】
請求項3に記載された遊技機は、制御装置において、ICタグが、ベースシート上に送受信回路を積層したものであり、収納ケースから剥離すると、送受信回路が断線するため、ICタグが剥がされて収納ケースが不正に開放された場合には、ICタグとアンテナとの送受信を確実に阻止するので、不正行為の防止機能の信頼性がきわめて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御装置の正面図である。
【図2】制御装置の左側面図である。
【図3】制御装置の分解斜視図である。
【図4】ICタグの正面図である。
【図5】ICタグの制御機構を示すブロック図である。
【図6】下ケースに貼着したICタグの断面(図4におけるA−A線断面)を示す説明図である。
【図7】ICタグを剥がす様子を示す説明図である。
【図8】アンテナの正面図である。
【図9】上ケースに貼着したアンテナの右側部分の断面(図8におけるA−A線断面)を示す説明図である。
【図10】上ケースに貼着したアンテナの左側部分の断面(図8におけるC−C線断面)を示す説明図である。
【図11】アンテナの右側部分を剥がす様子を示す説明図である。
【図12】制御装置を設置したパチンコ機の正面図である。
【図13】制御装置を設置したパチンコ機の裏面図である。
【図14】R/Wユニットの制御機構を示すブロック図である。
【図15】パチンコ機の制御機構を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・制御装置、2・・基板、3・・上ケース(カバー部材)、4・・下ケース(ベース部材)、25・・LSI、26・・ICタグ、27・・フレキシブルプリント基板、31・・送受信回路、32・・アンテナ、34・・プリント基板、35・・送受信回路、36・・パチンコ機、C・・収納ケース、R・・アンテナの右側部分、L・・アンテナの左側部分。
Claims (3)
- 所定の動作を行う機器の動作内容を制御するための制御素子が、その制御素子を固定するためのベース部材と、ベース部材に固定された制御素子を外部と遮断するためのカバー部材とからなる収納ケースによって保持されており、無線通信の有無によって前記収納ケースの状態を監視するためのICタグとアンテナとが、前記ベース部材あるいはカバー部材に取り付けられた制御装置を備えた遊技機であって、
前記ICタグを、前記ベース部材或いは前記カバー部材のいずれか一方に貼着する一方、
前記アンテナを、ベースシート上に前記無線通信のための送受信回路を積層してなるシート状体とし、当該アンテナを、組み付け状態にある前記ベース部材と前記カバー部材とに跨るように、前記ICタグが貼着されていない前記ベース部材或いは前記カバー部材に貼着し、前記ICタグを覆って当該ICタグと無線通信可能な所定距離内となるようにするとともに、
前記アンテナを、前記ベース部材或いは前記カバー部材との貼着部分が剥離されると、前記送受信回路が断線して前記無線通信が不能となるようにしたことを特徴とする遊技機。 - ICタグの貼着部分を剥離するとICタグが自己破壊を起こすようになっていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- ICタグが、ベースシート上に送受信回路を積層したものであり、収納ケースから剥離すると、送受信回路が断線することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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