JP4032835B2 - 無線ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、有線LANに無線機能を付加するための無線ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及につれて情報通信の発展は目覚しく、住宅からインターネットヘ接続する手段についても様々な通信方式が使用されている。
【0003】
この様な現状に対応するため、公衆の放送系と通信系の信号を取りこみ、住宅内の配線システムヘ置換する際に拠点となる住宅情報盤が考えられている。
【0004】
図36に従来の住宅情報盤を用いたシステム構成例を示し、図37に同住宅情報盤が収容する各ユニットの例を示す。
【0005】
図36に示す住宅2には、住宅分電盤3、住宅情報盤4および複数の電源・情報コンセント5PAが設けられている。
【0006】
住宅分電盤3には商用電源が接続され、この商用電源から得られる例えばAC100Vの電圧の交流電力が、先行配線された電力線を介して住宅2内の各部屋に設置された電源・情報コンセント5PAにおける電源コンセント51に供給されるようになっている。
【0007】
住宅情報盤4には、地上波放送受信用のVHF/UHFアンテナ61と、デジタル衛星放送受信用のBS受信アンテナ62およびCS受信アンテナ63と、アナログ加入者線並びにADSL、ISDNまたはCATVなどの公衆通信回線とが所定のケーブルを介して接続されているほか、同軸ケーブルおよびLANケーブルを介してそれぞれ電源・情報コンセント5PAにおける同軸コンセント52およびLANコンセント50が接続されている。
【0008】
そして、住宅情報盤4には、図37の例に示すように、VHF/UHFアンテナ61およびBS受信アンテナ62を介してVHF/UHF地上波およびBSデジタル放送の信号を受信して、増幅および所望の同軸コネクタ52への分配を行うBS・U/Vブースタ分配ユニット41と、CS受信アンテナ63を介して2衛星からのデジタルCS放送の信号を受信し、2衛星からの水平/垂直の両偏波成分に含まれる受信信号の切換えおよび所望の同軸コネクタ52への分配を行うデジタルCS信号切換・分配ユニット42と、CATVからの放送信号成分の増幅および所望の同軸コネクタ52への分配を行うCATVブースタ分配ユニット43とが着脱可能に取り付けられているほか、公衆送受信ユニット44と、LANユニット45とが着脱可能に取り付けられている。
【0009】
公衆送受信ユニット44は、ADSL、ISDNまたはCATVなどの公衆通信回線終端用の回線終端装置であり、ISDN,ADSL,CATVなどの通信方式の中で任意に選択した方式のモデムの組込みが可能となっており、LANユニット45に接続される。
【0010】
LANユニット45は、宅内の各部屋に配置される電源・情報コンセント5PAのLANコンセント(例えば8極8芯のモジュラジャック)50に先行配線で接続されて、例えばEthernet(R)などの有線LANを構築し、この有線LANを公衆送受信ユニット44によって接続される公衆通信回線網に接続するものである。
【0011】
このような構成の住宅情報盤4を導入することにより、宅内に有線LANを構築することができ、その有線LANと公衆通信回線網とを公衆送受信ユニット44およびLANユニット45により通信可能に接続することができる。
【0012】
なお、特開平9−135479号公報には、外部への接続はゲートウェイコンピュータと公衆セルラー無線ネットワークとを介して行われるようにし、通達範囲が1部屋ないし数部屋のセルとなる小型基地局をオフィス内に設けたオフィス通信システムが記載されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
図36,37の従来のシステムでは、住宅情報盤から各LANコンセントまでのLANケーブルは壁面内に配線されるので、そのLANケーブルによって美観が損なわれるということはないものの、LANコンセントに宅内の機器を接続する場合にLANケーブルが必要となるので、このLANケーブルによって美観を損なうという問題があった。また、LANケーブルで接続されることにより、利便性を損なう場合もあり、無線通信化のニーズが増加している。
【0014】
ところで、屋内使用の無線通信方式には、例えば、2.4GHz帯のIEEE802.11b規格、5GHz帯のIEEE802.11a規格およびB1uetoothなどの複数の方式があり、またそれに続く新しい標準規格の策定も進められている。また、インターネットへの接続についても、様々な通信方式が存在している。
【0015】
このような状況下において、既存の無線化対応の製品では、公衆系の接続機器と宅内の無線通信機器とが一体に組み合わさった形態で供給されているので、公衆または宅内の通信方式を変更する場合に、全て買い直す必要があった。
【0016】
また、住宅内には様々な電波の障害物や、通信に有害なノイズを発生する機器が存在することも問題となっている。無線により均一な通信品質を提供するためには、顧客の住宅事情に合わせたシステム提案が必要となる。
【0017】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、宅内での使用において交換が容易でありまた安価な無線ユニットを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、商用電源に接続される電源コンセントと、有線LANに先行配線で接続されるLANコンセントとを備えるとともに、収容スペースを有する電源・情報コンセントのその収容スペースに組み込まれて使用される無線ユニットであって、前記有線LANとの接続用の有線インターフェース部と、アンテナで受信された受信信号から中間周波数の信号またはベースバンドの信号を得る一方、前記有線LANからの情報を含む中間周波数の信号またはベースバンドの信号から送信信号を得て前記アンテナから送信するRF部と、このRF部で得られた信号から情報を得る一方、前記中間周波数の信号または前記ベースバンドの信号に前記有線LANからの情報を含めて前記RF部に出力するベースバンドMAC処理部と、前記有線LAN用のプロトコルと所定の無線通信用のプロトコルとを相互変換することにより、前記有線インターフェース部を介して、前記ベースバンドMAC処理部で得られた情報を前記有線LAN上に送信する一方、前記有線LANからの情報を受信して前記ベースバンドMAC処理部に送信するプロトコル変換部と、ベース部と、これに着脱自在に取り付けられ電気的に接続される無線拡張部とを備え、前記無線拡張部は、前記アンテナと、前記RF部と、前記ベースバンドMAC処理部と、前記プロトコル変換部とを含み、前記ベース部は、前記有線インターフェース部と、前記AC−DC変換部とを含むことを特徴とする。
【0019】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の無線ユニットにおいて、前記アンテナは前記無線拡張部の面に沿って設けられる線状アンテナであることを特徴とする。
【0020】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の無線ユニットにおいて、前記アンテナは前記無線拡張部の面に沿って設けられる面状アンテナであることを特徴とする。
【0021】
請求項4記載の発明は、商用電源に接続される電源コンセントと、有線LANに先行配線で接続されるLANコンセントとを備えるとともに、収容スペースを有する電源・情報コンセントのその収容スペースに組み込まれて使用される無線ユニットであって、前記有線LANとの接続用の有線インターフェース部と、アンテナで受信された受信信号から中間周波数の信号またはベースバンドの信号を得る一方、前記有線LANからの情報を含む中間周波数の信号またはベースバンドの信号から送信信号を得て前記アンテナから送信するRF部と、このRF部で得られた信号から情報を得る一方、前記中間周波数の信号または前記ベースバンドの信号に前記有線LANからの情報を含めて前記RF部に出力するベースバンドMAC処理部と、前記有線LAN用のプロトコルと所定の無線通信用のプロトコルとを相互変換することにより、前記有線インターフェース部を介して、前記ベースバンドMAC処理部で得られた情報を前記有線LAN上に送信する一方、前記有線LANからの情報を受信して前記ベースバンドMAC処理部に送信するプロトコル変換部と、ベース部と、これに着脱自在に取り付けられ電気的に接続される複数の無線拡張部とを備え、前記複数の無線拡張部の各々は、前記RF部と、前記ベースバンドMAC処理部と、前記プロトコル変換部とを含み、前記ベース部は、前記有線インターフェース部と、前記AC−DC変換部とを含むほか、前記アンテナを複数含むとともに、これら複数のアンテナのいずれかに切り換えるアンテナ切換スイッチと、前記複数の無線拡張部の送信出力を合成する合成部とを含み、前記ベース部に設けられ前記複数の無線拡張部と電気的に接続するための拡張インターフェース部は、前記複数の無線拡張部のうち、伝送に必要な無線拡張部のみを動作させ、残りの無線拡張部を待機状態とする制御と、その動作させた無線拡張部からのアンテナ切換指示に従って前記アンテナ切換スイッチの切換制御とを行うことを特徴とする。
【0022】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の無線ユニットにおいて、前記アンテナを異なる周波数帯で少なくとも2セット備え、前記複数の無線拡張部は、少なくとも2つの異なる搬送波周波数を使用し、前記拡張インターフェース部は、前記無線拡張部の識別番号から使用する周波数帯と通信方式とを判別して前記切換制御を行うことを特徴とする。
【0023】
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、前記電源・情報コンセントは、天井側に設置されることを特徴とする。
【0024】
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、前記収容スペースを閉塞する蓋を備え、この蓋に前記アンテナを含むことを特徴とする。
【0025】
請求項8記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、前記電源・情報コンセントは壁面埋込型であり、前記アンテナは壁内部に格納されることを特徴とする。
【0026】
請求項9記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、前記電源・情報コンセントからの脱離を禁止するロック機構を備えることを特徴とする。
【0027】
請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、無線有線の通信の別および電源状態を表示する発光表示部を備えることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1参考例)
図1は本発明に関連した第1参考例の無線ユニットの構成図、図2は同無線ユニットを使用したシステム例を示す図、図3は同無線ユニットの設置の様子を示す図、図4は同無線ユニットの接続の様子を示す図である。
【0029】
第1参考例の無線ユニット1は、図2の例に示すような住宅2内で使用されるものであり、住宅2には、住宅分電盤3、住宅情報盤4および複数の電源・情報コンセント5が設けられている。
【0030】
住宅分電盤3には商用電源が接続され、この商用電源から得られる例えばAC100Vの電圧の交流電力が、先行配線された電力線を介して住宅2内の各部屋に設置された電源・情報コンセント5における電源コンセント51に供給されるようになっている。
【0031】
住宅情報盤4には、地上波放送受信用のVHF/UHFアンテナ61と、デジタル衛星放送受信用のBS受信アンテナ62およびCS受信アンテナ63と、アナログ加入者線並びにADSL、ISDNまたはCATVなどの公衆通信回線とが所定のケーブルを介して接続されているほか、同軸ケーブルおよびLANケーブルを介してそれぞれ電源・情報コンセント5における同軸コンセント52およびLANコンセント50が接続されている。
【0032】
そして、住宅情報盤4には、図3の例に示すように、VHF/UHFアンテナ61およびBS受信アンテナ62を介してVHF/UHF地上波およびBSデジタル放送の信号を受信して、増幅および所望の同軸コネクタ52への分配を行うBS・U/Vブースタ分配ユニット41と、CS受信アンテナ63を介して2衛星からのデジタルCS放送の信号を受信し、2衛星からの水平/垂直の両偏波成分に含まれる受信信号の切換えおよび所望の同軸コネクタ52への分配を行うデジタルCS信号切換・分配ユニット42と、CATVからの放送信号成分の増幅および所望の同軸コネクタ52への分配を行うCATVブースタ分配ユニット43とが着脱可能に取り付けられているほか、公衆送受信ユニット44と、LANユニット45と、本参考例の無線ユニット1とが着脱可能に取り付けられている。これらの各ユニットは、所定の単位寸法で角形のボックスに形成されている。
【0033】
公衆送受信ユニット44は、ADSL、ISDNまたはCATVなどの公衆通信回線終端用の回線終端装置であり、ISDN,ADSL,CATVなどの通信方式の中で任意に選択した方式のモデムの組込みが可能となっており、LANユニット45に接続される。ここで、ADSL、ISDNまたはCATVなどの回線終端装置については、住宅2の利用者が通信事業者と交わした契約により決まり、それに対応するものが公衆送受信ユニット44に組み込まれることになる。例えば、宅内機器と宅外機器との間でISDN通信を行う場合にはDSU内蔵ターミナルアダプタが組み込まれ、ADSL通信の場合にはADSLモデムが組み込まれ、CATV通信の場合にはCATVモデムが組み込まれる。また、CATVモデムが組み込まれる場合、CATVモデムとCATVの業者側との間にCATVブースタ分配ユニット43が介設される。
【0034】
LANユニット45は、宅内の各部屋に配置される電源・情報コンセント5のLANコンセント(例えば8極8芯のモジュラジャック)50に先行配線で接続されて、例えばEthernet(R)などの有線LANを構築し、この有線LANを公衆送受信ユニット44によって接続される公衆通信回線網に接続するものである。例えば、ルータまたはHUBを内蔵し、これのLANポートとLANコンセント50とが先行配線で接続される。
【0035】
無線ユニット1は、図1および図4に示すように、LANユニット45などとともに住宅情報盤4に収容され、商用電源からの電圧AC100Vの交流電力を所定電圧の直流電力に変換するAC−DC変換部100を電源として駆動するものであり、有線I/F(インターフェース)部110と、アンテナ121,122と、アンテナ切換スイッチ131と、RF(Radio Frequency)部150と、ベースバンドMAC(Media Access control)処理部160と、無線−有線プロトコル変換部170とを備えている。
【0036】
有線I/F部110は、LANユニット45の出力ポートに接続され、上記有線LANと電気的に接続して通信可能とするものであり、有線系の電気的特性や物理的な形状へ変換する。
【0037】
アンテナ121,122は、有線LAN情報の送信信号を空中へ放射するとともに、受信信号を取り込むものであり、ダイバーシチ用に2つ用意されている。アンテナ切換スイッチ131は、通信状態や受信電力に従ってRF部150をアンテナ121,122のいずれかに切換接続する。
【0038】
RF部150は、いずれかのアンテナで受信された受信信号から中間周波数の信号またはベースバンドの信号を得る一方、有線LANからの情報を含む中間周波数の信号またはベースバンドの信号から送信信号を得て上記アンテナから送信するものである。
【0039】
ベースバンドMAC処理部(ベースバンド信号処理およびMAC処理部)160は、RF部150で得られた信号から情報を得る一方、上記中間周波数の信号またはベースバンドの信号に有線LANからの情報を含めてRF部150に出力するものであり、変復調処理、無線通信に適したフレーム形式への変換、アクセス制御および誤り検出などを行う。
【0040】
無線−有線プロトコル変換部170は、有線LAN用のプロトコルとIEEE802.11b,802.11aまたはBluetoothなどの無線通信用のプロトコルとを相互変換することにより、有線I/F部110を介して、ベースバンドMAC処理部160で得られた情報を有線LAN上に送信する一方、有線LANからの情報を受信してベースバンドMAC処理部160に送信するものである。
【0041】
このように構成されるシステムでは、無線ユニット1が住宅情報盤4に収容されることにより、LANユニット45と、LANケーブルと、各LANコンセント50と、このLANコンセント50に接続される宅内機器とにより構成される有線LANに対して、無線機能を付加することができる。IEEE802.11b,802.11aなどの場合には有線LANに無線LANを接続することができる。また、無線ユニット1が住宅情報盤4に収容される構成となるので、
安価で見栄えを損なうことなくしかも交換を容易にすることができる。
【0042】
無線通信手段は様々な規格に準拠した方式が提案されており、利用者が要求する無線通信環境を提供する際には、所望の通信方式に対応した無線ユニットのみを選択して住宅情報盤4に取り付けるだけで良い。複数の無線通信方式に対応可能な住宅情報盤を提供することにより、有線系のシステムを補完する自由度の高い通信環境を実現することができる。
【0043】
(第2参考例)
図5は本発明に関連した第2参考例の無線ユニットの構成図、図6は同無線ユニットの設置の様子を示す図、図7は同無線ユニットの外観例を示す図である。
【0044】
第2参考例の無線ユニット1Aは、図6に示すように、第1参考例と同様に住宅情報盤4に収容され、第1参考例との相違点として、図5,図7に示すように、ベース部10と、これに着脱自在に取り付けられ電気的に接続される無線拡張部11とを備えている。そして、無線拡張部11は、アンテナ121,122と、アンテナ切換スイッチ131と、RF部150と、ベースバンドMAC処理部160と、無線−有線プロトコル変換部170とを備え、ベース部10は、有線インターフェース部110と、AC−DC変換部100とを備える構成になっている。
【0045】
また、図5において、ベース部10内の180は、無線拡張部11と電気的に接続するための拡張I/F(インターフェース)部であり、これと接続するための対となる図略の接続部(拡張I/F部)が無線拡張部11側にも設けられている。要するに、ベース部10および無線拡張部11は、ベース部10に無線拡張部11を着脱自在に取り付けることにより電気的に接続されるようになっているのである。
【0046】
上記構成の無線ユニット1Aでは、図7に示すように、平角状のベース部10の一の面に設けられたスロットに平角状の無線拡張部11の一部を挿入することにより、ベース部10と無線拡張部11とが相互に電気的に接続される。
【0047】
このように、各種無線通信方式の共通部分をベース部10に設け、無線通信方式の専用部分を必要最低限度に絞り込んで無線拡張部11に設けることにより、利用者が無線通信方式を変更する際の交換部品の価格を低減することができる。
【0048】
なお、第2参考例では、図7の例に示すような形状のベース部10および無線拡張部11により無線ユニット1Aが構成されるが、これに限らず、図8の例に示すように、開口を一の面に有する箱状のベース10aと、このベース10aに収納される平板状の無線拡張部11aとにより無線ユニット1Bを構成するようにしてもよい。この無線ユニット1Bでは、ベース10aのコネクタに無線拡張部11aが面的に取り付けられる。
【0049】
(第3参考例)
図9は本発明に関連した第3参考例の無線ユニットの外観例を示す図である。
【0050】
第3参考例の無線ユニット1Cは、第2参考例との相違点として、無線拡張部11に代えて、図9に示すように、一の面に沿ってアンテナ121,122が線状に設けられている無線拡張部11bを備えている。図9の例では、アンテナ121は垂直偏波となり屋内の水平面内で無指向となる。アンテナ122はアンテナ121と直角に配置されており、双方の相関性は無い。
【0051】
上記構成の無線ユニット1Cでは、アンテナ121,122を受信信号の通信状態や受信電力に応じて切り換えることにより、ダイバーシチ効果が得られ、良好な通信状態を確保することができる。
【0052】
(第4参考例)
図10は本発明に関連した第4参考例の無線ユニットの外観例を示す図である。
【0053】
第4参考例の無線ユニット1Dは、図8の無線ユニット1Bとの相違点として、無線拡張部11aに代えて、一の面に沿ってアンテナが面状に設けられている無線拡張部11cを備えている。図10の例では、アンテナの面状部分120は、先に説明したアンテナ121,122の共通部分になっており、その面状部分120には、アンテナ121,122の給電点121a,122aがそれぞれ接続されている。この場合、前面方向へは放射利得を有し、後方へは放射が無い指向特性となる。給電点121aをONにした場合は垂直偏波となり、給電点122aをONにした場合は水平偏波となる。双方の相関性は無い。
【0054】
上記構成の無線ユニット1Dでは、アンテナ121,122を受信信号の通信状態や受信電力に応じて切り換えることにより、ダイバーシチ効果が得られ、良好な通信状態を確保することができる。
【0055】
(第5参考例)
図11は本発明に関連した第5参考例の無線ユニットの構成図、図12は同無線ユニットの外観例を示す図である。
【0056】
第5参考例の無線ユニット1Eは、図11,図12に示すように、第1参考例との相違点として、ベース部10bと、これに着脱自在に取り付けられ電気的に接続される複数(図の例では2つ)の無線拡張部11dとを備えている。そして、複数の無線拡張部11dの各々は、RF部150と、ベースバンドMAC処理部160と、無線−有線プロトコル変換部170とを備える構成になっている。一方、ベース部10bは、有線I/F部110と、AC−DC変換部100とを備えるほか、アンテナ121,122と、これらのいずれかに切換接続するアンテナ切換スイッチ131と、このアンテナ切換スイッチ131と各RF部150との間に介設され、複数の無線拡張部11dの送信出力を合成するとともに複数の無線拡張部11dへの受信信号の分配を行う分配合成部140と、拡張I/F部180aとを備える構成になっている。
【0057】
このベース部10bに設けられ、複数の無線拡張部11dと電気的に接続するための拡張I/F部180aは、複数の無線拡張部11dのうち、伝送に必要な無線拡張部11dのみを動作させ、残りの無線拡張部11dを待機状態とする制御と、その動作させた無線拡張部11dからのアンテナ切換指示に従ってアンテナ切換スイッチ131の切換制御とを行う。
【0058】
ここで、同じ周波数帯域を使用する複数の無線拡張部11dをベース部10bに取り付けることにより、複数の無線通信方式に対応することができる。拡張I/F部180aは、取り付けられた複数の無線拡張部11dの種別を読み取って識別し、使用したい無線通信方式に対応した無線拡張部11dのみを通信モードにし、残りの無線拡張部11dの電源を停止あるいは低消費電力のスタンハイモードにする。また、拡張I/F部180aは、通信状態にある無線拡張部11dからの指示に基づき、アンテナ切換スイッチ131に対し、アンテナ切換制御の信号を送ることにより、アンテナ切換制御を行う。
【0059】
このように、複数の無線拡張部11dを備えることにより、複数の無線通信方式に対応可能となる。また、同じ周波数帯を使用する無線通信方式間でアンテナを共用することにより、部品点数を削減することができる。さらに、予め複数の無線拡張部11dをベース部10bに取り付けておけば、必要に応じて複数の通信方式を選択して使用することができる。
【0060】
なお、上記図11,図12の例では、2つの無線拡張部11dが設けられる構成になっているが、これに限らず、3つ以上の無線拡張部が設けられる構成でもよい。
【0061】
また、アンテナはベース部に設けられる構成になっているが、これに限らず、複数の無線拡張部の各々に設けられる構成でもよい。
【0062】
(第6参考例)
図13は本発明に関連した第6参考例の無線ユニットの構成図、図14は同無線ユニットの外観例を示す図である。
【0063】
第6参考例の無線ユニット1Fは、図13,図14に示すように、第5参考例との相違点として、アンテナ121〜124を異なる周波数帯で少なくとも各2本2セット備え、複数の無線拡張部11dは、少なくとも2つの異なる搬送波周波数を使用し、拡張I/F部180bは、無線拡張部11dの識別番号から使用する周波数帯と通信方式とを判別して切換制御を行う構成になっている。
【0064】
ベース部10cにおいて、アンテナ121〜124は、異なる周波数帯を使用する通信方式に対応するために用意され、アンテナ121,122の組みとアンテナ123,124の組みとが互いに異なる周波数帯域をサポートする。
【0065】
アンテナ切換スイッチ132は、アンテナ121,122の組みの中でいずれかのアンテナに切り替え、アンテナ切換スイッチ133は、アンテナ123,124の組みの中でいずれかのアンテナに切り換える。アンテナ切換スイッチ131は、アンテナ121,122の組みとアンテナ123,124の組みのうちいずれかの組みに切り換える。
【0066】
拡張I/F部180bは、通信状態にある無線拡張部11dの使用帯域に合わせて、アンテナ切換スイッチ131にアンテナ選択信号を送って使用する1組のアンテナを選択する。また、通信状態にある無線拡張部11dからの指示に基づき、アンテナ切換スイッチ132,133にアンテナ切換制御の信号を送ってアンテナを切り換える。
【0067】
このように、アンテナを異なる周波数帯で少なくとも2セット備えることにより、異なる周波数帯を使用する複数の無線通信方式に対応可能となる。特により多種類の無線通信方式に対応することができる。また、予め複数の無線拡張部11dをベース部10cに取り付けておけば、必要に応じて複数の通信方式を選択して使用することができる。
【0068】
(第7参考例)
図15,図16は本発明に関連した第7参考例の無線ユニットにおける無線拡張部の外観例を示す図、図17は同無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【0069】
第7参考例の無線ユニット1Gは、例えば第2参考例との相違点として、無線拡張部11に代えて、図15または図16の例に示すような無線拡張部11eまたは無線拡張部11fを備える。
【0070】
無線拡張部11e,11fは、アンテナ切換スイッチ131と、RF部150と、ベースバンドMAC処理部160と、無線−有線プロトコル変換部170とを第2参考例と同様に備える(内蔵する)ほか、第2参考例との相違点として、図15または図16の例に示すように、アンテナを外付けで接続するためのアンテナ外付け端子120Tを表面に備える構成になっている。
【0071】
そして、無線拡張部11eの場合には、図17に示すように、住宅情報盤4の側面や蓋などに取り付けられたアンテナ121〜124のいずれかに同軸ケーブル9を介して接続される。図17の例では、アンテナ121,122に接続されている。また、無線拡張部11fの場合も、無線拡張部11eと同様にアンテナ121〜124のいずれかに接続される。
【0072】
このように、アンテナを外付けとすることにより、住宅情報盤4の各ユニットから受けるアンテナへの影響を低減することができる。
【0073】
(第8参考例)
図18は本発明に関連した第8参考例の無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【0074】
第8参考例の無線ユニット1Gは、第7参考例との相違点として、アンテナ(121〜124)が延長自在の同軸ケーブル9aでアンテナ外付け端子120Tに接続されるようになっている。
【0075】
このように延長自在の同軸ケーブル9aを使用することで、住宅情報盤4から離れた場所にアンテナを外付けで取り付けることができるので、住宅内の壁面や天井などにアンテナを自由に取り付けることができる。住宅内の障害物を避けてアンテナを設置することができるなど、複雑な間取りに対応したアンテナの設置が可能になる。また、これにより好適な通信エリアの確保が容易となる。
【0076】
(第1実施形態)
図19は本発明に係る第1実施形態の無線ユニットの外観例を示す図、図20は同無線ユニットを使用したシステム例を示す図、図21は同無線ユニットが組み込まれる電源・情報コンセントの拡大図である。
【0077】
第1実施形態の無線ユニット1Hは、図19〜図21に示すように、電源・情報コンセント5Aに組み込まれて使用されるものであり、例えば第1参考例と同様に、AC−DC変換部100と、有線I/F部110と、アンテナ121,122と、アンテナ切換スイッチ131と、RF部150と、ベースバンドMAC処理部160と、無線−有線プロトコル変換部170と、拡張I/F部180とを備える。
【0078】
なお、図20において、第1参考例と同様であるものには同様の符号を付してその説明を省略する。ただし、図20中の住宅情報盤4には、これまでに説明した無線ユニットは収容されていないものとする。
【0079】
電源・情報コンセント5Aは、商用電源に接続される電源コンセント51と、同軸コンセント52と、有線LANに先行配線で接続されるLANコンセント50とを備えるとともに、LANコンセント50および電源コンセント51が1個ずつ底部に設けられた収容スペース53を有し、この収容スペース53に無線ユニット1Hが組み込まれるようになっている。図21の例では、同軸コンセント52が2個設けられているが、このうちの一方の同軸コンセント52はCSデジタル放送用として使用され、他方の同軸コンセント52はBS・U/V用として使用される。また、収容スペース53に無線ユニット1Hが組み込まれていない場合は、当然にその底部のLANコンセント50および電源コンセント51を使用することができる。
【0080】
無線ユニット1Hは、図19に示すように、いわゆる1個口の配線器具3個分の寸法に設定され、一の面にスロットが設けられたベース部10dと、このスロットに着脱自在に装着されて電気的に接続される無線拡張部11gとを備えている。そして、例えば第2参考例と同様に、無線拡張部11gは、アンテナ121,122と、アンテナ切換スイッチ131と、RF部150と、ベースバンドMAC処理部160と、無線−有線プロトコル変換部170とを備え、ベース部10dは、AC−DC変換部100と、有線I/F部110と、拡張I/F部180とを備えるように構成される。AC−DC変換部100には、収納スペース53における電源コンセント51と接続するための栓刃(図示せず)が設けられている。一方、有線I/F部110には、収納スペース53におけるLANコンセント50と接続するための例えばモジュラプラグと同形状で同一仕様の接続部(図示せず)が設けられている。
【0081】
上記構成の無線ユニット1Hを電源・情報コンセント5Aの収容スペース53に組み込んだ場合、無線ユニット1Hは収納スペース53内の電源コンセント51と接続されるとともに収納スペース53内のLANコンセント50とも接続される。
【0082】
このように構成されるシステムでは、無線ユニット1Hが電源・情報コンセント5Aに組み込まれることにより、有線LANに対して、無線機能を付加することができる。宅内での使用において交換が容易でありまた安価な無線ユニットを提供することができる。
【0083】
また、住宅情報盤4から電波の届き難い部屋や、住宅情報盤4と通信相手となる端末間に妨害を与える機器が存在する場合においても、各部屋の電源・情報コンセント5Aに組み込まれた無線ユニット1Hによって無線通信が可能となるので、良好な無線通信環境を実現することができる。さらに、無線ユニット1H自体の設置箇所の自由度が高くなる。
【0084】
なお、第1実施形態では、収納スペース53外に電源コンセント51および同軸コンセント52を備える電源・情報コンセント5Aが使用されるシステム構成になっているが、これに限らず、例えば図22に示すように、収納スペース53外に電源コンセント51を備える電源・情報コンセント5Bが使用される構成でも、あるいは図23に示すように、LANコンセント50および電源コンセント51が底部に設けられた収容スペース53のみを有する電源・情報コンセント5Cが使用される構成でもよい。
【0085】
また、第1実施形態では、図19に示すような形状のベース部10dおよび無線拡張部11gを備える無線ユニット1Hが使用される構成になっているが、これに限らず、図24に示すように、箱状で蓋12付きのベース部10eおよびこれに収納される平板状の無線拡張部11hを備え、それぞれに例えば同様の構成部を含む無線ユニット1Jが使用される構成でもよい。
【0086】
さらに、第1実施形態では、ベース部10dおよび無線拡張部11gに例えば第2参考例と同様の構成部をそれぞれ備える構成であるとしたが、これに限らず、これまでの参考例と同様の構成部をそれぞれ備える構成でもよいことは言うまでもない。要するに、本発明の無線ユニットは、実施形態の構成そのものに限定されるものではなく、少なくとも各参考例と実施形態とを種々組み合わせて得られる構成であってもよい。
【0087】
(第2実施形態)
図25は本発明に係る第2実施形態の無線ユニットを用いたシステム構成例を示す図である。
【0088】
第2実施形態では、第1実施形態または図24と同様の無線ユニットが使用され、図25に示すように、図22の電源・情報コンセント5Bをエアコン用に使用したことを特徴とする。
【0089】
このように、壁面における天井側に電源・情報コンセントを設置することにより、住宅内の什器や住人が電波の経路を遮断することが少なくなるため、より一層良好な通信環境を実現することができる。
【0090】
なお、電源・情報コンセント5Bに限らず、図23の電源・情報コンセント5Cを天井寄りに設定するようにしてもよい。また、エアコン用に限らず、空気清浄機や照明器具用として、図22または図23に示した電源・情報コンセントを使用するようにしても、第2実施形態と同様の効果が得られる。
【0091】
(第3実施形態)
図26は本発明に係る第3実施形態の無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【0092】
第3実施形態の無線ユニット1Kは、図24の無線ユニット1Jとの相違点として、無線拡張部11hおよび蓋12に代えて、図26に示すように無線拡張部11iおよび蓋12aをそれぞれ備えている。ただし、図26では、電源・情報コンセントの図示は省略してある。
【0093】
無線拡張部11iは、アンテナ切換スイッチ131と、RF部150と、ベースバンドMAC処理部160と、無線−有線プロトコル変換部170とを無線ユニット1Jと同様に備えるほか、図16の例と同様に、アンテナを外付けで接続するためのアンテナ外付け端子120Tを表面に備える構成になっている。
【0094】
蓋12aは、同軸ケーブル9を介してアンテナ外付け端子120Tと接続される線状のアンテナ121,122を、面に沿ってそれぞれ水平および垂直となるように備え(例えば内蔵し)ている。
【0095】
このように、アンテナを蓋に設けることにより、施工が容易となり、また突起物が存在しないため、アンテナの破損を防止することができる。
【0096】
なお、第3実施形態では、蓋12aに線状のアンテナが設けられる構成になっているが、これに限らず、図27に示すように、給電点121a,122aを持つ面状のアンテナ120が図10の例と同様に蓋12bに内蔵される構成でもよい。この構成でも、第3実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0097】
(第4実施形態)
図28は本発明に係る第4実施形態の無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【0098】
第4実施形態の無線ユニット1Lは、図24の無線ユニット1Jとの相違点として、無線拡張部11hに代えて、図28に示すように無線拡張部11jを備えている。ただし、図28では、電源・情報コンセントの図示は省略してある。また、第4実施形態の電源・情報コンセントの収納スペースにおける下方側およびベース部10eの下方側には、後述のアンテナ121,122を壁面中に出すための孔および溝がそれぞれ形成されている。
【0099】
無線拡張部11jは、アンテナ切換スイッチ131と、RF部150と、ベースバンドMAC処理部160と、無線−有線プロトコル変換部170とを無線ユニット1Jと同様に備えるほか、図15の例と同様に、アンテナを外付けで接続するためのアンテナ外付け端子120Tを表面に備える構成になっている。そして、アンテナ外付け端子120Tには、アンテナ121,122(図ではダイポールアンテナ)が外付けされ、均等に電波を放射することができるようになっている。
【0100】
このように、アンテナ121,122を壁面内に設けることにより、アンテナ121,122の破損を防止することができる。また、突起物としてアンテナが室内に露出しないので、美観を損なうことがない。さらに、壁で仕切られた両部屋に対して無線通信が可能になるから、通信エリアを広げることができる。
【0101】
(第4実施形態)
図29,図30は本発明に係る第4実施形態の無線ユニットの蓋に設けられたロック機構の説明図である。
【0102】
第4実施形態の無線ユニット1Mは、第3実施形態との相違点として、図29,30に示すように、シリンダー部および係止部130により構成されるロック機構13を備える構成になっている。また、相違点として、第4実施形態では、図30に示すように、収納スペース53の下段(上から3個口目)に対応する位置にロック機構13が設けられるため、収納スペース53内の電源コンセント51およびLANコンセント50は、それぞれ上段と中段との位置に設けられる。そして、無線拡張部11iの高さ寸法が1個口の配線器具2個分の寸法に設定され、ロック機構13の掛止部130が電源・情報コンセント5Aの収納スペースにおける下端側の開口縁部に掛止することにより、蓋12aを電源・情報コンセント5Aにロックする構造となっている。
【0103】
この構成では、ロック機構13によって蓋12aを電源・情報コンセント5Aにロックすることができるほか、図示しない鍵でロックを解除したとき、蓋12aの上端を支点として蓋12aを開けることができる。これにより、無線拡張部11iの脱落を防止することができるとともに、子供が不用意に無線拡張部11iを取り外すのを防止することができる。
【0104】
なお、第4実施形態では、図21の電源・情報コンセントを例示したが、図22,図23の電源・情報コンセントでも同様な構成を適用することができる。図31に、図22の電源・情報コンセント5Bに対する第4実施形態と同様のロック機構の適用例を示す。
【0105】
(第5実施形態)
図32は本発明に係る第5実施形態の無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【0106】
第5実施形態の無線ユニット1Nは、例えば図24の無線ユニット1Jとの相違点として、図32に示すように、「Power」、「RF」、「LAN」の表示位置にそれぞれ対応付けられた発光素子(例えばLED)191、192、193により構成され、電源の状態、有線LANの通信状態、無線の通信状態を発光色や点滅などで表示する発光表示部190と、この発光表示部190の点灯制御を行う図示しない制御部とを無線拡張部にさらに備える構成になっている。
【0107】
このように、無線有線の通信の別および電源状態を表示する発光表示部190を設けることにより、正常動作や異常動作を外部から容易に把握することができる。
【0108】
なお、第5実施形態では、図21の電源・情報コンセントを例示したが、図22,図23の電源・情報コンセントでも同様な構成を適用することができる。図33に、図22の電源・情報コンセント5Bに対する第5実施形態と同様の発光表示部190の適用例を示す。
【0109】
また、この発光表示部の構成は、図34に示すように、第1参考例などの無線ユニットにも適用可能であり、この構成でも、第5実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0110】
(第9参考例)
図35は本発明に関連した第9参考例の無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【0111】
第9参考例の無線ユニットは、図35に示すように、宅内の設備機器7からの情報を集め、宅内機器の監視や制御を行いデータを蓄積し、宅内外との通信の中枢となるサーバ装置8に内蔵されるものであり、例えば第1実施形態と同様に、AC−DC変換部100と、有線I/F部110と、アンテナ121,122と、アンテナ切換スイッチ131と、RF部150と、ベースバンドMAC処理部160と、無線−有線プロトコル変換部170とを備える。そして、サーバ装置8に内蔵された無線ユニットにおける有線I/F部110は、ハブと同様に、サーバ装置8に内部配線されるほか、所定のLANケーブルを介して、従来と同様の電源・情報コンセント5PAにおけるLANコンセントに接続される。
【0112】
なお、図35において、5PAは、図21に対応する従来の電源・情報コンセントであり、5PBは図22に対応する従来の電源・情報コンセントであり、これらの収納スペース53に対応する位置にはLANコンセント(50)が設けられる。
【0113】
そして、宅内の設備機器7は、例えば図5に示した無線拡張部11を着脱自在に装着するべく、AC−DC変換部100と、有線I/F部110と、拡張I/F部180とを内蔵し、この拡張I/F部180を介して無線拡張部11と接続することにより、有線I/F部110から上記サーバ装置8との無線通信が可能となるように構成されている。例えば、設備機器7がリモートでオン/オフする機能を有する照明器具である場合、リモートでのオン/オフ制御を含む照明監視制御がサーバ装置8によってあるいはサーバ装置8を通して行われる。設備機器7が例えば窓や玄関に取り付けられた人体検知センサである場合、不法侵入の監視が行われる。
【0114】
また、図35の例では、住宅分電盤3にも、設備機器7として無線拡張部11が着脱自在に装着され、サーバ装置8によって宅内の消費電力の監視が行われるようになっている。
【0115】
サーバ装置8は、上記の如く無線通信で各設備機器7の監視ないし制御を行うほか、住宅情報盤4に接続されることにより、その公衆送受信ユニット44を通じて外部の公衆通信回線網と双方向に接続することができるので、外部から各設備機器7の監視ないし制御を行うことができる。
【0116】
このように、無線ユニットをサーバ装置8に内蔵することにより、第1実施形態と同様に、有線LANに無線機能を付加することができる。宅内での使用において交換が容易でありまた安価な無線ユニットを提供することができる。
【0117】
また、設備機器に対して無線拡張部を共通に利用することができるようにすることで、コスト削減が期待できる。有線の配線ではなく、無線で設備機器間の接続を行うため、配線上のトラブルがなく、メンテナンス性や自由度の高いシステムを構築することができる。
【0118】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明は、商用電源に接続される電源コンセントと、有線LANに先行配線で接続されるLANコンセントとを備えるとともに、収容スペースを有する電源・情報コンセントのその収容スペースに組み込まれて使用される無線ユニットであって、前記有線LANとの接続用の有線インターフェース部と、アンテナで受信された受信信号から中間周波数の信号またはベースバンドの信号を得る一方、前記有線LANからの情報を含む中間周波数の信号またはベースバンドの信号から送信信号を得て前記アンテナから送信するRF部と、このRF部で得られた信号から情報を得る一方、前記中間周波数の信号または前記ベースバンドの信号に前記有線LANからの情報を含めて前記RF部に出力するベースバンドMAC処理部と、前記有線LAN用のプロトコルと所定の無線通信用のプロトコルとを相互変換することにより、前記有線インターフェース部を介して、前記ベースバンドMAC処理部で得られた情報を前記有線LAN上に送信する一方、前記有線LANからの情報を受信して前記ベースバンドMAC処理部に送信するプロトコル変換部と、ベース部と、これに着脱自在に取り付けられ電気的に接続される無線拡張部とを備え、前記無線拡張部は、前記アンテナと、前記RF部と、前記ベースバンドMAC処理部と、前記プロトコル変換部とを含み、前記ベース部は、前記有線インターフェース部と、前記AC−DC変換部とを含むので、宅内での使用において交換が容易でありまた安価な無線ユニットを提供することができる。また、住宅情報盤から電波の届き難い部屋や、住宅情報盤と通信相手となる端末間に妨害を与える機器が存在する場合においても、各部屋の電源・情報コンセントに組み込まれた無線ユニットによって無線通信が可能となるので、良好な無線通信環境を実現することができる。さらに、無線ユニット自体の設置箇所の自由度が高くなる。また、利用者が無線通信方式を変更する場合、無線拡張部のみの交換で済むようにできるから、交換部品の価格を低減することができる。
【0119】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の無線ユニットにおいて、前記アンテナは前記無線拡張部の面に沿って設けられる線状アンテナであるので、アンテナ形状がシンプルであり、設計の自由度が高くなる。また、水平および垂直方向に配置することができるようにアンテナを2つ設けることで、それぞれのアンテナに相関が無いようにできるので、ダイバーシチ効果を奏する無線ユニットの提供も可能となる。
【0120】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の無線ユニットにおいて、前記アンテナは前記無線拡張部の面に沿って設けられる面状アンテナであるので、例えば前方については利得を有し後方については利得を有さない放射パターンを形成することが可能となり、通信エリアを限定するなど、その特性を活かしたエリア設計が可能となる。また、水平および垂直の偏波を取り出せる位置に給電点を設け、両者をスイッチで切り換えることにより、ダイバーシチ効果を得ることができる。
【0121】
請求項4記載の発明は、商用電源に接続される電源コンセントと、有線LANに先行配線で接続されるLANコンセントとを備えるとともに、収容スペースを有する電源・情報コンセントのその収容スペースに組み込まれて使用される無線ユニットであって、前記有線LANとの接続用の有線インターフェース部と、アンテナで受信された受信信号から中間周波数の信号またはベースバンドの信号を得る一方、前記有線LANからの情報を含む中間周波数の信号またはベースバンドの信号から送信信号を得て前記アンテナから送信するRF部と、このRF部で得られた信号から情報を得る一方、前記中間周波数の信号または前記ベースバンドの信号に前記有線LANからの情報を含めて前記RF部に出力するベースバンドMAC処理部と、前記有線LAN用のプロトコルと所定の無線通信用のプロトコルとを相互変換することにより、前記有線インターフェース部を介して、前記ベースバンドMAC処理部で得られた情報を前記有線LAN上に送信する一方、前記有線LANからの情報を受信して前記ベースバンドMAC処理部に送信するプロトコル変換部と、ベース部と、これに着脱自在に取り付けられ電気的に接続される複数の無線拡張部とを備え、前記複数の無線拡張部の各々は、前記RF部と、前記ベースバンドMAC処理部と、前記プロトコル変換部とを含み、前記ベース部は、前記有線インターフェース部と、前記AC−DC変換部とを含むほか、前記アンテナを複数含むとともに、これら複数のアンテナのいずれかに切り換えるアンテナ切換スイッチと、前記複数の無線拡張部の送信出力を合成する合成部とを含み、前記ベース部に設けられ前記複数の無線拡張部と電気的に接続するための拡張インターフェース部は、前記複数の無線拡張部のうち、伝送に必要な無線拡張部のみを動作させ、残りの無線拡張部を待機状態とする制御と、その動作させた無線拡張部からのアンテナ切換指示に従って前記アンテナ切換スイッチの切換制御とを行うので、宅内での使用において交換が容易でありまた安価な無線ユニットを提供することができる。また、住宅情報盤から電波の届き難い部屋や、住宅情報盤と通信相手となる端末間に妨害を与える機器が存在する場合においても、各部屋の電源・情報コンセントに組み込まれた無線ユニットによって無線通信が可能となるので、良好な無線通信環境を実現することができる。さらに、無線ユニット自体の設置箇所の自由度が高くなる。さらに、利用者が無線通信方式を変更する場合、無線拡張部のみの交換で済むようにできるから、交換部品の価格を低減することができる。また、複数の無線通信方式の選択切換えが可能となるほか、その切換えのための手間を省くことができる。
【0122】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の無線ユニットにおいて、前記アンテナを異なる周波数帯で少なくとも2セット備え、前記複数の無線拡張部は、少なくとも2つの異なる搬送波周波数を使用し、前記拡張インターフェース部は、前記無線拡張部の識別番号から使用する周波数帯と通信方式とを判別して前記切換制御を行うので、複数種類の無線通信方式に対応することが可能となる。
【0123】
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、前記電源・情報コンセントは、天井側に設置されるので、住宅内の什器や住人が電波の経路を遮断することが少なくなり、より一層良好な通信環境を確保することができる。
【0124】
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、前記収容スペースを閉塞する蓋を備え、この蓋に前記アンテナを含むので、施工が容易となり、アンテナが突起物として露出することがないので、アンテナの破損を防止することができる。
【0125】
請求項8記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、前記電源・情報コンセントは壁面埋込型であり、前記アンテナは壁内部に格納されるので、アンテナの破損を防止することができるのか、壁で仕切られた両部屋に対して無線通信が可能になるから、通信エリアを広げることができる。
【0126】
請求項9記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、前記電源・情報コンセントからの脱離を禁止するロック機構を備えるので、無線拡張部の脱落防止が可能となるとともに、子供が不用意に無線拡張部を取り外すのを防止することができる。
【0127】
請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、無線有線の通信の別および電源状態を表示する発光表示部を備えるので、正常動作や異常動作を外部から容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に関連した第1参考例の無線ユニットの構成図である。
【図2】 同無線ユニットを使用したシステム例を示す図である。
【図3】 同無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【図4】 同無線ユニットの接続の様子を示す図である。
【図5】 本発明に関連した第2参考例の無線ユニットの構成図である。
【図6】 同無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【図7】 同無線ユニットの外観例を示す図である。
【図8】 本発明に関連した他の無線ユニットの外観例を示す図である。
【図9】 本発明に関連した第3参考例の無線ユニットの外観例を示す図である。
【図10】 本発明に関連した第4参考例の無線ユニットの外観例を示す図である。
【図11】 本発明に関連した第5参考例の無線ユニットの構成図である。
【図12】 同無線ユニットの外観例を示す図である。
【図13】 本発明に関連した第6参考例の無線ユニットの構成図である。
【図14】 同無線ユニットの外観例を示す図である。
【図15】 本発明に関連した第7参考例の無線ユニットにおける無線拡張部の外観例を示す図である。
【図16】 本発明に関連した第7参考例の無線ユニットにおける無線拡張部の外観例を示す図ある。
【図17】 同無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【図18】 本発明に関連した第8参考例の無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【図19】 本発明に係る第1実施形態の無線ユニットの外観例を示す図である。
【図20】 同無線ユニットを使用したシステム例を示す図である。
【図21】 同無線ユニットが組み込まれる電源・情報コンセントの拡大図である。
【図22】 別の電源・情報コンセントの拡大図である。
【図23】 別の電源・情報コンセントの拡大図である。
【図24】 本発明に係る他の無線ユニットの外観例を示す図である。
【図25】 本発明に係る第2実施形態の無線ユニットを用いたシステム構成例を示す図である。
【図26】 本発明に係る第3実施形態の無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【図27】 蓋が内蔵する他のアンテナの例を示す図である。
【図28】 本発明に係る第4実施形態の無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【図29】 本発明に係る第4実施形態の無線ユニットの蓋に設けられたロック機構の説明図である。
【図30】 本発明に係る第4実施形態の無線ユニットの蓋に設けられたロック機構の説明図である。
【図31】 同ロック機構の他の適用例を示す図である。
【図32】 本発明に係る第5実施形態の無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【図33】 発光表示部の他の適用例を示す図である。
【図34】 発光表示部の他の適用例を示す図である。
【図35】 本発明に関連した第9参考例の無線ユニットの設置の様子を示す図である。
【図36】 従来の住宅情報盤を用いたシステム構成例を示す図である。
【図37】 同住宅情報盤が収容する各ユニットの例を示す図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H,1J,1K,1L,1M,1N 無線ユニット
10,10a,10b,10c,10d,10e ベース部
11,11a,11b,11c,11d,11e,11f,11g,11h,11i,11j 無線拡張部
12,12a 蓋
13 ロック機構
100 AC−DC変換部
110 有線I/F部
121,122 アンテナ
131,132,133 アンテナ切換スイッチ
140 分配合成部
150 RF部
160 ベースバンドMAC処理部
170 無線−有線プロトコル変換部
180 拡張I/F部
2 住宅
3 住宅分電盤
4 住宅情報盤
5,5A,5B,5PA,5PB 電源・情報コンセント
61 VHF/UHFアンテナ
62 BS受信アンテナ
63 CS受信アンテナ
7 設備機器
8 サーバ装置
9 同軸ケーブル
Claims (10)
- 商用電源に接続される電源コンセントと、有線LANに先行配線で接続されるLANコンセントとを備えるとともに、収容スペースを有する電源・情報コンセントのその収容スペースに組み込まれて使用される無線ユニットであって、
前記有線LANとの接続用の有線インターフェース部と、
アンテナで受信された受信信号から中間周波数の信号またはベースバンドの信号を得る一方、前記有線LANからの情報を含む中間周波数の信号またはベースバンドの信号から送信信号を得て前記アンテナから送信するRF部と、
このRF部で得られた信号から情報を得る一方、前記中間周波数の信号または前記ベースバンドの信号に前記有線LANからの情報を含めて前記RF部に出力するベースバンドMAC処理部と、
前記有線LAN用のプロトコルと所定の無線通信用のプロトコルとを相互変換することにより、前記有線インターフェース部を介して、前記ベースバンドMAC処理部で得られた情報を前記有線LAN上に送信する一方、前記有線LANからの情報を受信して前記ベースバンドMAC処理部に送信するプロトコル変換部と、
ベース部と、これに着脱自在に取り付けられ電気的に接続される無線拡張部とを備え、
前記無線拡張部は、前記アンテナと、前記RF部と、前記ベースバンドMAC処理部と、前記プロトコル変換部とを含み、
前記ベース部は、前記有線インターフェース部と、前記AC−DC変換部とを含む
ことを特徴とする無線ユニット。 - 前記アンテナは前記無線拡張部の面に沿って設けられる線状アンテナであることを特徴とする請求項1記載の無線ユニット。
- 前記アンテナは前記無線拡張部の面に沿って設けられる面状アンテナであることを特徴とする請求項1記載の無線ユニット。
- 商用電源に接続される電源コンセントと、有線LANに先行配線で接続されるLANコンセントとを備えるとともに、収容スペースを有する電源・情報コンセントのその収容スペースに組み込まれて使用される無線ユニットであって、
前記有線LANとの接続用の有線インターフェース部と、
アンテナで受信された受信信号から中間周波数の信号またはベースバンドの信号を得る一方、前記有線LANからの情報を含む中間周波数の信号またはベースバンドの信号から送信信号を得て前記アンテナから送信するRF部と、
このRF部で得られた信号から情報を得る一方、前記中間周波数の信号または前記ベースバンドの信号に前記有線LANからの情報を含めて前記RF部に出力するベースバンドMAC処理部と、
前記有線LAN用のプロトコルと所定の無線通信用のプロトコルとを相互変換することにより、前記有線インターフェース部を介して、前記ベースバンドMAC処理部で得られた情報を前記有線LAN上に送信する一方、前記有線LANからの情報を受信して前記ベースバンドMAC処理部に送信するプロトコル変換部と、
ベース部と、これに着脱自在に取り付けられ電気的に接続される複数の無線拡張部とを備え、
前記複数の無線拡張部の各々は、前記RF部と、前記ベースバンドMAC処理部と、前記プロトコル変換部とを含み、
前記ベース部は、前記有線インターフェース部と、前記AC−DC変換部とを含むほか、前記アンテナを複数含むとともに、これら複数のアンテナのいずれかに切り換えるアンテナ切換スイッチと、前記複数の無線拡張部の送信出力を合成する合成部とを含み、
前記ベース部に設けられ前記複数の無線拡張部と電気的に接続するための拡張インターフェース部は、前記複数の無線拡張部のうち、伝送に必要な無線拡張部のみを動作させ、残りの無線拡張部を待機状態とする制御と、その動作させた無線拡張部からのアンテナ切 換指示に従って前記アンテナ切換スイッチの切換制御とを行う
ことを特徴とする無線ユニット。 - 前記アンテナを異なる周波数帯で少なくとも2セット備え、前記複数の無線拡張部は、少なくとも2つの異なる搬送波周波数を使用し、前記拡張インターフェース部は、前記無線拡張部の識別番号から使用する周波数帯と通信方式とを判別して前記切換制御を行うことを特徴とする請求項4記載の無線ユニット。
- 請求項1から5のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、前記電源・情報コンセントは、天井側に設置されることを特徴とする無線ユニット。
- 請求項1から6のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、前記収容スペースを閉塞する蓋を備え、この蓋に前記アンテナを含むことを特徴とする無線ユニット。
- 請求項1から6のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、前記電源・情報コンセントは壁面埋込型であり、前記アンテナは壁内部に格納されることを特徴とする無線ユニット。
- 請求項1から6のいずれかに記載の無線ユニットにおいて、前記電源・情報コンセントからの脱離を禁止するロック機構を備えることを特徴とする無線ユニット。
- 無線有線の通信の別および電源状態を表示する発光表示部を備えることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の無線ユニット。
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