JP4030458B2 - 濃度測定装置 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、濃度測定装置に関し、詳しくはポーラログラフ検知装置を用いたものであって残留塩素濃度の測定に好適な濃度測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
下水が溜められた調整池の水位は、大雨などの際には雨水の流入により上昇して溢流することがあるので、下水は、次亜塩素酸で消毒され且つ次亜塩素酸の使用に基づく残留塩素濃度が測定され、それが基準値の範囲内であることが確認された後に放流される。
【0003】
残留塩素濃度の測定方法としては、後記の許文献1に記載されているように、o−トリジンにより発色させて吸光度測定により測定する方法、試料水に沃化カリウムや臭化カリウムを含む溶液を加え、遊離した沃素や臭素を回転金属電極を用いたポーラログラフ法により測定する方法、あるいは試料水に試薬を加えることなく、当該試料水を対象として回転金属電極を用いてポーラログラフ法により測定する方法、などが知られている。
【0004】
これらのうち、o−トリジンを用いる方法は、それが発ガン物質であるために次第に利用されなくなっており、現在では、上記ポーラログラフ法による方法が、就中、試薬を加えない方法が試薬を加えないことによる種々の利点から広く採用されている。しかし、試薬を加えない方法では、試料水が或る程度以上の導電率を有していないと正確な塩素濃度の測定ができないことから、試料水の導電率を高めるために極少量の海水を当該試料水に添加することも公知である。
【0005】
【特許文献1】
特公平2−20062号公報(第131頁〜第132頁、図1〜図2)
【0006】
ところで、上記の調整池が海岸の近傍に設けられている場合には、調整池内に多量の海水がしばしば流入する。流入海水量が極少量の場合には、試料水中における海水の存在は、ポーラログラフ法による残留塩素濃度の測定上に実質的に支障を来たさないことが前記特許文献1から知られているが、上記調整池の場合での海水の流入量は、一般的に多量であり、しかも時によってまちまちである。一方、海水の流入量が多量であると、試料水に含まれている残留塩素量に固有のポーラログラフ特性が海水の大きな導電率のために変化して、上記ポーラログラフ法による残留塩素濃度の測定値に誤差が生じる問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、斯界における如上の問題に鑑みて、海水の流入量が多量であっても、被検査液体に含まれる物質の濃度を比較的正確に測定可能な、ポーラログラフ法を利用した濃度測定装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る濃度測定装置は、 被検査液体に含まれている濃度測定対象物質のポーラログラフ特性を検知するポーラログラフ検知装置、上記被検査液体の電気伝導度を測定する電気伝導度測定装置、上記電気伝導度測定装置により測定された電気伝導度に基づいて上記ポーラログラフ特性を変更するポーラログラフ変更装置、変更されたポーラログラフ特性から上記濃度測定対象物質の濃度を出力する濃度出力装置、上記被検査液体の温度を測定する温度測定装置、上記電気伝導度測定装置により測定された上記被検査液体の電気伝導度と上記温度測定装置により測定された上記被検査液体の温度とから上記電気伝導度を規準温度における電気伝導度に補正する電気伝導度補正装置を備え、上記ポーラログラフ変更装置は、上記被検査液体の電気伝導度の時間的変化率が規準変化率以上の場合には電気伝導度高変化率用として予め設定された第三ポーラログラフ特性に変更し、上記被検査液体の電気伝導度の時間的変化率が上記規準変化率より小さい場合には電気伝導度低変化率用として予め設定された第四ポーラログラフ特性に変更することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
参考例
図1〜図3は、本発明における濃度測定装置の一例としての残留塩素濃度測定装置に就いての参考例を説明するものであって、図1は、当該残留塩素濃度測定装置の構成図、図2は残留塩素濃度と残留塩素指示値との関係を示すグラフ、図3は被検査液体の電気伝導度をパラメータとしたポーラログラフ特性を示すグラフである。図1において、実施の形態1の残留塩素濃度測定装置は、その主要部として、サンプリングポンプ1、ポーラログラフ検知装置2、電気伝導度測定装置3、電気伝導度補正装置4、残留塩素量指示装置5、ポーラログラフ変更装置6、管路系7、および信号伝達線路系8を備えている。
【0010】
ポーラログラフ検知装置2は、ポーラログラフ検知槽21、回転測定電極22、モータ23、検知極24、および対極25を備えており、被検査液体を対象としてポーラログラフ特性を検知すると共に、かく検知したポーラログラフ特性を残留塩素量指示装置5に入力する機能をなす。電気伝導度測定装置3は、電気伝導度測定槽31、電気伝導度検出器32、および温度計(サーミスタなど)33を備えており、上記被検査液体の電気伝導度並びに当該電気伝導度が測定された時の上記被検査液体の温度を測定する機能をなす。
【0011】
電気伝導度補正装置4は、電気伝導度測定装置3から入力された電気伝導度測定値と測定温度の情報に基づいて被検査液体の標準温度(例えば20℃)における電気伝導度に補正し、かく補正された電気伝導度をポーラログラフ変更装置5に入力する機能をなす。残留塩素量指示装置5は、ポーラログラフ検知装置2にて検知されたポーラログラフ特性に基づいて、あるいはポーラログラフ変更装置6により後記するように変更されたポーラログラフ特性に基づいて残留塩素濃度を決定し、かく決定された残留塩素濃度を図2に示すように残留塩素指示値に変換して出力する機能をなす。
【0012】
ポーラログラフ変更装置6の機能を説明する前に、図3に就いて説明する。上記被検査液体における残留塩素のポーラログラフ特性は、被検査液体の電気伝導度により変化することが知られている。図3において、グラフG1、グラフG2、グラフG3、およびグラフG4は、それぞれ規準温度での電気伝導度が2000μS/m以上、200〜2000μS/m未満、50〜200μS/m未満、および50μS/m未満の場合のポーラログラフ特性である。しかしてポーラログラフ変更装置6には、図3に示すような電気伝導度とポーラログラフ特性との関係データが予め入力されており、被検査液体の電気伝導度に対応するポーラログラフ特性を選定あるいは変更して、変更されたポーラログラフ特性を残留塩素量指示装置5にフィードバックする機能をなす。残留塩素量指示装置5は、変更されたポーラログラフ特性に基づいて残留塩素指示値を算出すると共に、それを電流信号に変換して出力する。
【0013】
管路系7は、管路71〜管路75、並びに管路71に設けられた二方開閉弁76、管路74に設けられた二方開閉弁77、管路75に設けられた二方開閉弁78、管路71が管路管路72と管路73に分岐する分岐部に設けられた三方開閉弁79から構成されている。信号伝達線路系8は、ポーラログラフ検知装置2(検知極24および対極25)と残留塩素量指示装置5とを結ぶ信号伝達線路81、電気伝導度測定装置3(電気伝導度検出器32および温度計33)と電気伝導度補正装置4とを結ぶ信号伝達線路82、電気伝導度補正装置4とポーラログラフ変更装置6とを結ぶ信号伝達線路83、およびポーラログラフ変更装置6と残留塩素量指示装置5とを結ぶ信号伝達線路84から構成されている。
【0014】
つぎに上記参考例の残留塩素濃度測定装置の動作について説明する。二方開閉弁76が開かれ、二方開閉弁77と二方開閉弁78が閉ざされ、また三方開閉弁79が管路71、管路72および管路73に開くように操作されて、且つサンプリングポンプ1が駆動されて、被検査液体、例えば前記調整池に溜められて流入海水を含む下水は、管路71から管路72および管路73を経由してポーラログラフ検知槽21と電気伝導度測定槽31とに同時に供給され、ポーラログラフ検知槽21内と電気伝導度測定槽31内の水位が充分となった時点で二方開閉弁77と二方開閉弁78を適度に開いて、被検査液体が適度の流速で絶えずポーラログラフ検知槽21内と電気伝導度測定槽31内とに流入し流出する状態として、ポーラログラフ検知装置2にて被検査液体に就いてポーラログラフ特性が検知され、それは信号伝達線路81を介して残留塩素量指示装置5に入力される。一方、電気伝導度測定装置3にて被検査液体の電気伝導度と温度とが測定され、それらのデータは、信号伝達線路82を介して電気伝導度補正装置4に入力される。電気伝導度補正装置4では、電気伝導度測定装置3での測定データが規準温度での電気伝導度に補正され、補正された電気伝導度は、信号伝達線路83を介してポーラログラフ変更装置6に入力される。
【0015】
ポーラログラフ変更装置6においては、ポーラログラフ検知装置2において直接検知されたポーラログラフ特性と電気伝導度を考慮したポーラログラフ特性とが対比され、必要に応じて正しいポーラログラフ特性に変更され、その結果が残留塩素量指示装置5にフィードバック入力される。例えば、かなりの量の海水が流入したと思われる或る残留塩素含有被検査水に就いてのポーラログラフ検知装置2において直接検知されたポーラログラフ特性が図3に示されたグラフG1またはそれに近いポーラログラフ特性であり、電気伝導度測定装置3で測定され且つ電気伝導度補正装置4で補正された電気伝導度が、2500μS/mであったとする。一方、上記残留塩素含有被検査水の海水流入のない状態でのポーラログラフ特性が図3に示されたグラフG3またはそれに近いポーラログラフ特性であるとすると、ポーラログラフ検知装置2において直接検知された上記の実測ポーラログラフ特性は、ポーラログラフ変更装置6においてグラフG3に変更される。また残留塩素量指示装置5においては、ポーラログラフ変更装置6において変更されたポーラログラフ特性、即ちグラフG3に基づいて残留塩素指示値が再決定され、正しい残留塩素指示値が表示される。
【0016】
実施の形態1.
図4〜図6は、本発明における実施の形態1の残留塩素濃度測定装置に就いて説明するものであって、図4は、当該残留塩素濃度測定装置の構成図、図5は警報設定値と電気伝導度との関係を示すグラフ、図6は被検査液体の電気伝導度をパラメータとしたポーラログラフ特性である。
【0017】
図4において、実施の形態1の残留塩素濃度測定装置は、前記参考例の残留塩素濃度測定装置と同様に、その主要部として、サンプリングポンプ1、ポーラログラフ検知装置2、電気伝導度測定装置3、電気伝導度補正装置4、残留塩素量指示装置5、ポーラログラフ変更装置6、管路系7、および信号伝達線路系8を備え、それらの他にポーラログラフ変更装置6は、上記被検査液体の電気伝導度を判定する電気伝導度判定部61を備えており、電気伝導度判定部61は、電気伝導度測定装置3または電気伝導度補正装置4から入力する上記被検査液体の電気伝導度が予め設定された規準値(警報設定値、図5では2000μS/m)以上であるか、あるいは上記規準値未満であるかを判別してポーラログラフ変更装置6に含まれているポーラログラフ変更部に入力する。
【0018】
参考例におけるポーラログラフ変更装置6は、前記図3に示す通りの多数のポーラログラフ特性を内蔵し、それらのうちから適切なポーラログラフ特性が選定されたが、実施の形態1におけるポーラログラフ変更装置6は、図6に示す通りの二つのポーラログラフ特性、即ち前記した第一ポーラログラフ特性の一例としてのグラフG5(電気伝導度;2000μS/m以上)と前記した第二ポーラログラフ特性の一例としてのグラフG6(電気伝導度;50〜2000μS/m未満)を内蔵しているに過ぎない。
【0019】
よって実施の形態1におけるポーラログラフ変更装置6に含まれているポーラログラフ変更部は、グラフG5またはグラフG6のいずれかを選定する。ポーラログラフ変更装置6において選定対象となるポーラログラフ特性が僅か2種であっても、高残留塩素量の検出が可能であるので、高残留塩素量を含む上記被検査液体の検出が可能であり、しかもポーラログラフ変更装置6も簡素化されるのでコストダウンも可能となる。
【0020】
実施の形態2.
図7および図8は、本発明における濃度測定装置のさらに他の例としての残留塩素濃度測定装置に就いての実施の形態2を説明するものであって、図7は、当該残留塩素濃度測定装置の構成図、図8は警報設定値と電気伝導度との関係を示すグラフである。
【0021】
図7において、実施の形態2の塩素濃度測定装置は、参考例の残留塩素濃度測定装置と同様に、その主要部として、サンプリングポンプ1、ポーラログラフ検知装置2、電気伝導度測定装置3、電気伝導度補正装置4、残留塩素量指示装置5、ポーラログラフ変更装置6、管路系7、および信号伝達線路系8を備え、それらの他にポーラログラフ変更装置6は、上記被検査液体の電気伝導度の時間的変化率を判定する変化率判定部62を備えており、変化率判定部62は、電気伝導度測定装置3または電気伝導度補正装置4から入力する上記被検査液体の電気伝導度の時間的変化率(ΔmS/m)が予め設定された規準変化率(警報設定値)以上であるか、あるいは上記規準変化率未満であるかを判別してポーラログラフ変更装置6に含まれているポーラログラフ変更部に入力する。
【0022】
実施の形態2におけるポーラログラフ変更装置6は、上記規準変化率以上である場合には、前記した第三ポーラログラフ特性の一例としての前記図6のグラフG5(電気伝導度;2000μS/m以上)を選定し、上記規準変化率未満である場合には、前記した第四ポーラログラフ特性の一例としての前記図6のグラフG6(電気伝導度;50〜2000μS/m未満)を選定する。よってポーラログラフ変更装置6において選定対象となるポーラログラフ特性が僅か2種であっても、上記被検査液体の電気伝導度が時間的に急上昇していることの検出が可能であるので、かかる被検査液体の検出が可能であり、しかもポーラログラフ変更装置6のコストダウンも可能となる。
【0023】
以上、本発明の濃度測定装置に就いて参考例、実施の形態1、および実施の形態2により詳述したが、本発明はそれらの形態に限定されるものではなく、本発明の前記課題と解決手段の精神に則った種々の変形実施形態を包含する。またさらに実施の形態1および実施の形態2では被検査液体に含まれている濃度測定対象物質として残留塩素を取り上げたが、それ以外の種々の物質を濃度測定の対象とすることができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明の濃度測定装置は、以上説明した通り、被検査液体に含まれている濃度測定対象物質のポーラログラフ特性を検知するポーラログラフ検知装置、上記被検査液体の電気伝導度を測定する電気伝導度測定装置、上記電気伝導度測定装置により測定された電気伝導度に基づいて上記ポーラログラフ特性を変更するポーラログラフ変更装置、変更されたポーラログラフ特性から上記濃度測定対象物質の濃度を出力する濃度出力装置、上記被検査液体の温度を測定する温度測定装置、上記電気伝導度測定装置により測定された上記被検査液体の電気伝導度と上記温度測定装置により測定された上記被検査液体の温度とから上記電気伝導度を規準温度における電気伝導度に補正する電気伝導度補正装置を備え、上記ポーラログラフ変更装置は、上記被検査液体の電気伝導度の時間的変化率が規準変化率以上の場合には電気伝導度高変化率用として予め設定された第三ポーラログラフ特性に変更し、上記被検査液体の電気伝導度の時間的変化率が上記規準変化率より小さい場合には電気伝導度低変化率用として予め設定された第四ポーラログラフ特性に変更することを特徴とするものであって、ポーラログラフ変更装置においては、ポーラログラフ検知装置において直接検知されたポーラログラフ特性と電気伝導度を考慮したポーラログラフ特性とが対比され、必要に応じて正しいポーラログラフ特性に変更され、その結果が濃度出力装置のフィードバック入力されるので、被検査液体に海水などが多量に混入しても、被検査液体における濃度測定対象物質の正しい濃度の測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例の残留塩素濃度測定装置の構成図。
【図2】 参考例で用いられる残留塩素濃度と残留塩素指示値との関係を示すグラフ。
【図3】 参考例で用いられる被検査液体の電気伝導度をパラメータとしたポーラログラフ特性のグラフ。
【図4】 実施の形態1の残留塩素濃度測定装置の構成図。
【図5】 実施の形態1で用いられる警報設定値と電気伝導度との関係を示すグラフ。
【図6】 実施の形態1用いられる被検査液体の電気伝導度をパラメータとしたポーラログラフ特性のグラフ。
【図7】 実施の形態2の残留塩素濃度測定装置の構成図。
【図8】 実施の形態2で用いられる警報設定値と電気伝導度との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1 サンプリングポンプ、2 ポーラログラフ検知装置、
21 ポーラログラフ検知槽、22 回転測定電極、23 モータ、24 検知極、
25 対極、3 電気伝導度測定装置、31 電気伝導度測定槽、
32 電気伝導度検出器、33 温度計、4 電気伝導度補正装置、
5 残留塩素量指示装置、6 ポーラログラフ変更装置、61 電気伝導度判定部、
62 変化率判定部、7 管路系、71〜75 管路、76 二方開閉弁、
77 二方開閉弁、78 二方開閉弁、79 三方開閉弁、8 信号伝達線路系、
81〜84 信号伝達線路。
Claims (3)
- 被検査液体に含まれている濃度測定対象物質のポーラログラフ特性を検知するポーラログラフ検知装置、上記被検査液体の電気伝導度を測定する電気伝導度測定装置、上記電気伝導度測定装置により測定された電気伝導度に基づいて上記ポーラログラフ特性を変更するポーラログラフ変更装置、変更されたポーラログラフ特性から上記濃度測定対象物質の濃度を出力する濃度出力装置、上記被検査液体の温度を測定する温度測定装置、上記電気伝導度測定装置により測定された上記被検査液体の電気伝導度と上記温度測定装置により測定された上記被検査液体の温度とから上記電気伝導度を規準温度における電気伝導度に補正する電気伝導度補正装置を備え、上記ポーラログラフ変更装置は、上記被検査液体の電気伝導度の時間的変化率が規準変化率以上の場合には電気伝導度高変化率用として予め設定された第三ポーラログラフ特性に変更し、上記被検査液体の電気伝導度の時間的変化率が上記規準変化率より小さい場合には電気伝導度低変化率用として予め設定された第四ポーラログラフ特性に変更することを特徴とする濃度測定装置。
- 上記被検査液体を上記ポーラログラフ検知装置と上記電気伝導度測定装置に分配する管路を備えたことを特徴とする請求項1記載の濃度測定装置。
- 上記被検査液体は、塩素含有物質により処理されたものであり、上記濃度測定対象物質は、上記塩素含有物質により処理された上記被検査液体に残留する残留塩素であることを特徴とする請求項1記載の濃度測定装置。
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