JP4030346B2 - デザイン容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デザイン容器に関し、特に、化粧品、医薬品、医薬部外品、食品、飲料等を出し入れ可能に収容するデザイン容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
化粧品、医薬品、医薬部外品、食品等を内容物として出し入れ可能に収容する例えばボトル形状の容器は、これらの内容物が太陽光や、電灯、蛍光灯等の人工灯からの光を受けると紫外線等の影響によって変質してしまうことが多いため、光を通さない材質の容器が選択されたり、または透明感のあるものでも色ガラスなどの単に着色された容器を使用するのが一般的である。一方、飲料用の容器としては、ペットボトルの普及によって透明感のある材質の容器が使われているが、その外観デザインは、ペットボトルの形状やその表面に施された印刷ステッカー、ラベル等によるものであって、趣のあるバラエティーに富んだ意匠性やファッション性を容器に付与することが困難だった。
【0003】
本発明は、収容した内容物への光による影響を長期間に亘って効果的に回避することができると共に、透明感を伴った趣きのある外観デザインを容易に得ることのできるデザイン容器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、出し入れ可能に内容物を収容する透明な内側容器と、該内側容器の胴部外周面との間に間隔を保持した状態で該内側容器の外側を覆って取り付けられ、該内側容器の胴部外周面に沿って配置される胴部内周面を備える透明な外側容器と、該外側容器と前記内側容器との間の間隔部分に封入され、紫外線を吸収する機能を付与する添加剤が含まれる着色透明な液体とからなり、前記外側容器及び前記内側容器とこれらの間に封入される前記着色透明な液体とが重ねられて30〜90%の光透過率で光を透過させることを特徴とするデザイン容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0005】
ここで、上記記載における「透明な内側容器」は、当該内側容器を通して内部を視認できる容器であれば良く、無色透明な容器の他、半透明や着色透明等の透明感を有している容器も含まれる。「透明な外側容器」もまた、当該外側容器を通して内部を視認できる容器であれば良く、無色透明な容器の他、半透明や着色透明等の透明感を有している容器も含まれる。さらに、「着色透明な液体」は、外側容器と内側容器との間の間隔部分に封入された際に、外側容器及び内側容器と重ねられて30〜90%程度、好ましくは70〜90%程度の光透過率で光を透過させることができる程度に着色された液体であって、半透明な液体も含まれ、また着色される色については特に限定されるものではない。
【0006】
そして、本発明のデザイン容器によれば、着色透明な液体は、例えば蒸留水や無菌水等の水に各種の染料を添加混合することによって容易に得ることができる。ここで、添加混合される染料としては、例えば直接染料、酸性染料、反応染料、スレン染料、ナフトール染料、分散染料等の化学染料や、草木から抽出した天然染料、顔料、鉱石を微細化した染料などを用いることができる。外側容器と内側容器との間の間隔部分に着色透明な液体が封入されていることにより、太陽光や人工灯による光に含まれる紫外線等を和らげた状態で、当該光を内側容器の内部に収容された内容物に射し込ませることが可能になると共に、着色透明な液体に射し込まれて通過する光によって、趣のあるファッション性に富んだ透明感を容器に付与することが可能になる。
【0007】
また、本発明のデザイン容器によれば、前記内側容器及び/又は前記外側容器は、透明な合成樹脂又は透明なガラス素材から形成されたものであることが好ましい。ここで、内側容器及び/又は外側容器を構成する透明な合成樹脂としては、例えばアイオノマー、ポリイシド、ポリフェレンス、ポリスルホン、ウレタン、ニトロセルロース、プロピルセルロース、アセチルプチルセルロース、セルロース、フェノオキシ、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリフッ化エチレンポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデンポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、ABS、ポリスチレン、塩化ビニール、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、エポキシ、シリコーン、アリル、ポリエステル、アルキド、ポリエステルアルギド、ユリア、フェノール等を用いることができる。また内側容器及び/又は外側容器を構成する透明なガラス素材としては、例えばソーダガラス、ホウケイ酸ガラス、金口ガラス、パハウムガラス、アモルファス等を用いることができる。
【0008】
さらに、本発明のデザイン容器によれば、前記着色透明な液体は、紫外線を吸収する機能を付与する添加剤を含んでいる。紫外線を吸収する機能を付与する添加剤を含んでいることにより、太陽光や人工灯からの光に含まれる紫外線をさらに和らげた状態として当該光を射し込ませることにより、内側容器の内部に収容された内容物を長期間にわたってさらに効果的に保護することが可能になる。
【0009】
ここで、紫外線を吸収する機能を付与する添加剤としては、好ましくは贈粘保湿剤を用いることができ、かかる贈粘保湿剤としては、例えばアルギン酸ナトリウム、プロピレングリコール、プロピレングリコールエチレン、ジメチルアルデヒト、ジメチル酸、ソルビン酸、グリコール酸ナトリウム、エステルナトリウム、
ポリアクリル酸、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等を使用することができる。
【0010】
なお、着色透明な液体が増粘保湿剤を含んでいることにより、後述するように当該着色透明な液体中に浸漬させて外側容器と内側容器との間の間隔部分に植物を封入した場合に、植物の表面を保水状態に保持すると共に植物の表面に小さな圧力を加えた状態を保持して、植物の移動や変質を回避しつつそのまま状態で容易に植物を存在させておくことが可能になる。
【0011】
さらにまた、本発明のデザイン容器によれば、前記着色透明な液体に金属粉粒物が混入されていることが好ましい。金属粉粒物が混入されていることにより、当該金属粉粒物の紫外線吸収効果によってさらに効果的に光を和らげることが可能になると共に、金属粉粒物によって光を反射させて、さらに趣きのある外観デザインを得ることが可能になる。
【0012】
ここで、前記着色透明な液体に混入される金属粉粒物としては、例えば鉄、コバルト、アルミ、銅、スズ、クローム、希土類、リチウム、ナトリウム、カリウム、リビジウム、セシウム、ストロンチウム、バリウム、モリブデン、インジウムチタン、酸化鉄等の金属を、例えば粒径が0.1〜3μm程度の微細な粉粒物としたものの他、金属塩等の塩類を使用することができる。また、金属粉粒物の形状は特に限定されるものではなく、球状のものの他、角張ったものや、片状のものであっても良い。
【0013】
そして、本発明のデザイン容器によれば、前記外側容器と前記内側容器との間の間隔部分には、前記着色透明な液体中に浸漬された状態で装飾物を封入しておくことができる。装飾物としては、各種の植物等の自然物や、木材、紙、スポンジ、フィルム、ラメ、発泡体等による、絵画、漫画、キャラクターグッズなどのデザイン造形物等を用いることができる。また装飾物として植物の一部、すなわち例えば種子植物や被子植物の花、葉、枝、茎、幹、根、実等の1種又は2種以上を封入しておくことにより、容器の外観デザインによる癒し効果を効果的に発揮することが可能になる。
【0014】
また、本発明のデザイン容器によれば、前記着色透明な液体に抗菌剤又は酸化防止剤が添加されていることが好ましい。抗菌剤又は酸化防止剤が添加されていることにより、着色透明な液体に浸漬されている装飾物に変色や変質が生じるのを効果的に回避することができると共に、着色透明な液体の透明感を長期間に亘って保持することが可能になる。
【0015】
ここで、抗菌剤又は酸化防止剤としては、例えば第4級アンモニウム塩、エチレンジアミン4酢酸、エリソルビン酸、クエン酸イソプロピル、ジブチルヒドロキシアニリール、ブチルヒドロキシアニリール、アスコルビン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、亜硝酸カリウム、亜硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、塩化ナトリウム等を用いることができる。
【0016】
そして、本発明のデザイン容器によれば、透明な内側容器と外側容器との間の間隔部分に着色透明な液体が封入されるので、太陽光や、電灯、蛍光灯等の人工灯からの光を外部から受けると、これらの光が通過して透明感のあるファッション性や美感に富んだ外観を呈することになると共に、光による紫外線等を和らげて、収容された内容物が化学変化等によって変質するのを効果的に抑制することが可能になる。また内側容器に出し入れ可能に収容される例えば液体化粧料等の内容物は、透明なものでも不透明なものであっても良いが、内容物が収容されている場合には、これらの内容物と、内側容器、外側容器及び着色透明な液体が一体となった光を通過させる透明感のあるデザイン容器とが重なり合って、存在感のある独特の外観が得られることになる。
【0017】
さらに、本発明のデザイン容器によれば、外側容器と内側容器との間の間隔部分には、着色透明な液体中に浸漬された状態で装飾物を封入しておくことにより、光が反射したり半透明や不透明な部分が存在してバラエティに富んだ色彩による外観を備えることになると共に、自然のイメージが表現されたり、商品にストーリー性をもたらしたりして、商品に付加価値を与えることが可能になり、またディスプレイ用品としても利用することも可能になる。
【0018】
さらにまた、本発明のデザイン容器によれば、例えば冷凍することによって前記着色透明な液体を凍らせて用いることにより、内側容器の内部に収容した内容物を効果的に冷却し続けて、当該内容物を保護したり、冷たい状態で飲用等に供することが可能になる。なお、着色透明な液体には、塩(塩化ナトリウム)等の冷凍を促進する物質を混入しておくことが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1に示す本発明の好ましい第1実施形態に係るデザイン容器10は、例えばボディーシャンプーやヘアーシャンプーを内容物として出し入れ可能に収容する浴用液体化粧料用の容器として採用されたものである。すなわち、本第1実施形態のデザイン容器10は、ボトル形状の容器本体11と、容器本体11の首部12(図2参照)に着脱可能に螺合装着される、注出ノズル13を備えるキャップ14とからなり、キャップ14を取り外して首部12から容器本体11の内部に内容物19を供給し、キャップ14を装着して注出ノズル13を例えば押圧することにより、注出ノズル13のポンプ機構等によって収容した内容物19を適宜注出できるようになっている。
【0020】
そして、本第1実施形態によれば、デザイン容器10の容器本体11は、図2に示すように、内容物19を収容する透明な内側容器15と、この内側容器15の胴部16の外周面との間に間隔を保持した状態で当該内側容器15の外側を覆って取り付けられる透明な外側容器17と、外側容器17と内側容器15との間の間隔部分18に封入される着色透明な液体20とからなる。
【0021】
また、本第1実施形態によれば、外側容器17と内側容器15の胴部16の外周面との間の間隔部分18には、着色透明な液体20中に浸漬された状態で、植物の一部である例えばオリーブの茎及び葉が、装飾物21として封入されている。
【0022】
デザイン容器10の容器本体11を構成する内側容器15は、例えば無色透明な合成樹脂を用いて0.2mm〜3mm程度の厚さで形成された、上部に肩部22及び首部12aを有する有底円筒形状のボトル容器であって、例えば胴部外周面16の直径が60〜100mm程度、底部23から首部12aまでの高さが
120〜200mm程度の大きさ有し、内部に例えば200〜500cc程度の内容物19を収容することができるようになっている。
【0023】
また、デザイン容器10の容器本体11を構成する外側容器17は、例えば無色透明な合成樹脂を用いて0.2mm〜3mm程度の厚さで形成された、上部に肩部24及び首部12bを有する有底円筒形状のボトル容器であって、例えば胴部25の内周面の直径が80〜130mm程度、底部26から首部12bまでの高さが120〜200mm程度の大きさ有している。本第1実施形態によれば、外側容器17の底部26は、外側容器17の胴部25とは別体として形成されており、胴部25の下端部分に底部26を螺合固定して、これらを接合一体化することになる。また本第1実施形態によれは、外側容器17の首部12bの内側には、内側容器15の首部12aが嵌着固定されており、外側容器17の首部12bと内側容器15の首部12aとが一体となって、容器本体11の首部12が形成されることになる。
【0024】
外側容器17と内側容器15との間の間隔部分18に封入される着色透明な液体20は、例えば蒸留水に染料として天然染料を添加混合することにより、例えば赤色や青色等に着色されてなるもので、厚さが例えば8〜15mm程度の円筒状の間隔部分18に充填封入されて、光を充分に通すことが可能な透明感のあるファッション性に富んだ美しい色彩を有している。また本第1実施形態によれば、着色透明な液体20には、紫外線を吸収する機能を付与する添加剤として例えば贈粘保湿剤や金属粉粒物を添加混合する。さらに、着色透明な液体や装飾物の変色や変質を回避させる抗菌剤や酸化防止剤等を、必要に応じて適宜添加混合しておくこともできる。
【0025】
なお、着色透明な液体20中に添加混合された、相当の重量を有する染料や金属粉粒物等の添加剤が長時間沈降しないようにするためには、例えば酸化防止剤を混入したプロピレングリコールを蒸留水と同量で混合した液を当該着色透明な液体20中に入れておく。
【0026】
また、本第1実施形態によれば、着色透明な液体20が封入された間隔部分18には、装飾物21として例えばオリーブの茎及び葉が、液体20中に浸漬された状態で封入されている。このような自然物である植物の一部が封入されていることにより、容器の外観デザインによる癒し効果が効果的に発揮されることになる。なお、植物が浸漬される着色透明な液体20中に増粘保湿剤を添加混合しておけば、植物の表面を保水状態に保持すると共に植物の表面に小さな圧力を加えた状態を保持して、植物の移動や変質を回避しつつそのまま状態で容易に植物を間隔部分18に封入しておくことが可能になる。
【0027】
本第1実施形態によれば、デザイン容器10は、例えば外側容器17の首部12bに内側容器15の首部12aを嵌着固定して外側容器17と内側容器15を一体とした後に、底部26を螺合固定する前に、容器本体11を逆さにして、外側容器17と内側容器15との間の間隔部分18に着色透明な液体20を充填すると共に、装飾物21として例えばオリーブの茎及び葉を挿入する。しかる後に、逆さにした容器本体11の底面部に底部26を装着固定すると共に、容器本体11を起こして、内部に内容物19として浴用液体化粧料用を収容する。さらに、例えば首部12の内側にコルク等からなる内栓27を装着し、且つ首部12の外側にパッキング可能な外蓋28を螺合固定することによって、内側容器15と外側容器17とこれらの間の間隔部分18に封入された着色透明な液体20及び装飾物21とからなる容器本体11が得られる。内容物19を使用する際には、外蓋28及び内栓27を取り外し、首部12に注出ノズル13を備えるキャップ14を装着し、注出ノズル13を例えば押圧することによりこれのポンプ機構等によって収容した内容物19を適宜注出する。
【0028】
そして、本第1実施形態のデザイン容器10によれば、収容した内容物19への光による影響を長期間に亘って効果的に回避することができると共に、透明感を伴った趣きのある外観デザインを容易に得ることができる。すなわち、本第1実施形態によれば、透明な内側容器15と透明な外側容器17との間の間隔部分18には着色透明な液体20が封入されているので、太陽光や、電灯、蛍光灯等の人工灯からの光を外部から受けると、これらの光が通過して透明感のあるファッション性や美感に富んだ外観を呈することになると共に、光による紫外線等を和らげて、収容された内容物19が化学変化等によって変質するのを効果的に抑制することが可能になる。
【0029】
図3は、本発明の第2実施形態に係るデザイン容器30を示すものであり、本第2実施形態のデザイン容器30によれば、透明な内側容器31と透明な外側容器32は、その底部33,34を接合して二重容器として一体化されていると共に、内側容器31の首部35と外側容器32の首部36との間には相当の大きさの隙間37が保持されて、この隙間37を介して間隔部分38に着色透明な液体39が充填され、また装飾物40が挿入されるようになっている。また内側容器31の首部35と外側容器32の首部36との間の隙間37には、コルクやゴム等からなるパッキン41を装着して、着色透明な液体39や装飾物40を間隔部分38に封入できるようになっている。
【0030】
図4は、本発明の第3実施形態に係るデザイン容器42を示すものであり、本第3実施形態によれば、デザイン容器42は、例えば飲料水等を収容して蛇口部43から取出し可能とした円筒鉢形の飲料水冷却容器を構成するものである。また本第3実施形態のデザイン容器42は、透明な内側容器43と透明な外側容器44とこれらの間の間隔部分45に封入される着色透明な液体46とからなり、間隔部分45には、着色透明な液体46に浸漬された状態で、輪切り状にしたオレンジ47が、装飾体としてその切り口を外側に向けつつ縦横に複数整列配置されている。
【0031】
そして、第2実施形態のデザイン容器30及び第3実施形態のデザイン容器42によっても、透明な内側容器31,43と透明な外側容器32,44との間の間隔部分38,45には着色透明な液体39,46が封入されているので、上記第1実施形態のデザイン容器30と略同様の作用効果が奏されることになる。
【0032】
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、着色透明な液体に金属粉粒物や抗菌剤、酸化防止剤等を添加混合する必要は必ずしもない。また、着色透明な液体中に浸漬された状態で封入される装飾物は、植物の一部である必要は必ずしも無く、絵画、漫画、キャラクターグッズなどのデザイン造形物等であっても良い。さらに、本発明のデザイン容器は、浴用液体化粧料用の容器や飲料水用の容器として用いられる必要は必ずしもなく、その他の医薬品、医薬部外品、食品、飲料等を出し入れ可能に収容する容器として用いることができ、液体の他、半流動体、粉粒体、固形物等を収容する容器として使用することもできる。
【0033】
また、本発明のデザイン容器は、例えば冷凍することによって着色透明な液体を凍らせて用いることもでき、これによって内側容器の内部に収容した内容物を効果的に冷却し続け、当該内容物を保護したり、冷たい状態で飲用等に供することが可能になる。
【0034】
【発明の効果】
本発明のデザイン容器によれば、収容した内容物への光による影響を長期間に亘って効果的に回避することができると共に、透明感を伴った趣きのある外観デザインを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るデザイン容器を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るデザイン容器の構成を説明する分解断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るデザイン容器の構成を説明する断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係るデザイン容器を示す側面図である。
【符号の説明】
10,30,42 デザイン容器
11 容器本体
12 首部
12a,35 内側容器の首部
12b,36 外側容器の首部
13 注出ノズル
14 キャップ
15,31,43 内側容器
16 内側容器の胴部
17,32,44 外側容器
18.38,45 外側容器と内側容器との間の間隔部分
19 内容物
20,39,46 着色透明な液体
21,40 装飾物
25 外側容器の胴部
26 外側容器の底部
37 内側容器の首部と外側容器の首部との間の隙間
41 パッキン
47 オレンジ(装飾物)

Claims (8)

  1. 出し入れ可能に内容物を収容する透明な内側容器と、該内側容器の胴部外周面との間に間隔を保持した状態で該内側容器の外側を覆って取り付けられ、該内側容器の胴部外周面に沿って配置される胴部内周面を備える透明な外側容器と、該外側容器と前記内側容器との間の間隔部分に封入され、紫外線を吸収する機能を付与する添加剤が含まれる着色透明な液体とからなり、前記外側容器及び前記内側容器とこれらの間に封入される前記着色透明な液体とが重ねられて30〜90%の光透過率で光を透過させることを特徴とするデザイン容器。
  2. 前記外側容器及び前記内側容器とこれらの間に封入される前記着色透明な液体とが重ねられて70〜90%の光透過率で光を透過させる請求項1に記載のデザイン容器。
  3. 前記紫外線を吸収する機能を付与する添加剤が贈粘保湿剤である請求項1又は2に記載のデザイン容器。
  4. 前記着色透明な液体には、金属粉粒物が混入されている請求項1〜3のいずれかに記載のデザイン容器。
  5. 前記外側容器と前記内側容器との間の間隔部分には、前記着色透明な液体中に浸漬された状態で装飾物が封入されている請求項1〜4のいずれかに記載のデザイン容器。
  6. 前記装飾物は、植物の一部である請求項5記載のデザイン容器。
  7. 前記着色透明な液体には抗菌剤又は酸化防止剤が添加されている請求項1〜6のいずれかに記載のデザイン容器。
  8. 前記内側容器の胴部外周面と前記外側容器の胴部内周面との間の間隔部分の厚さが8〜15mmである請求項1〜7のいずれかに記載のデザイン容器。
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