JP2003321028A - デザイン容器 - Google Patents

デザイン容器

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JP2003321028A JP2002128314A JP2002128314A JP2003321028A JP 2003321028 A JP2003321028 A JP 2003321028A JP 2002128314 A JP2002128314 A JP 2002128314A JP 2002128314 A JP2002128314 A JP 2002128314A JP 2003321028 A JP2003321028 A JP 2003321028A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容した内容物への光による影響を長期間に
亘って効果的に回避することができると共に、透明感を
伴った趣きのある外観デザインを容易に得ることのでき
るデザイン容器を提供する。 【解決手段】 出し入れ可能に内容物19を収容する透
明な内側容器15と、内側容器15の胴部16の外周面
との間に間隔を保持した状態で内側容器15の外側を覆
って取り付けられる透明な外側容器17と、外側容器1
7と内側容器15との間の間隔部分18に封入される着
色透明な液体20とからなる。着色透明な液体20に
は、紫外線を吸収する機能を付与する添加剤として贈粘
保湿剤が含まれており、金属粉粒物が混入されていても
良い。また外側容器17と内側容器15との間の間隔部
分18には、着色透明な液体20中に浸漬された状態
で、装飾物21として例えば植物の一部が封入されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デザイン容器に関
し、特に、化粧品、医薬品、医薬部外品、食品、飲料等
を出し入れ可能に収容するデザイン容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】化粧
品、医薬品、医薬部外品、食品等を内容物として出し入
れ可能に収容する例えばボトル形状の容器は、これらの
内容物が太陽光や、電灯、蛍光灯等の人工灯からの光を
受けると紫外線等の影響によって変質してしまうことが
多いため、光を通さない材質の容器が選択されたり、ま
たは透明感のあるものでも色ガラスなどの単に着色され
た容器を使用するのが一般的である。一方、飲料用の容
器としては、ペットボトルの普及によって透明感のある
材質の容器が使われているが、その外観デザインは、ペ
ットボトルの形状やその表面に施された印刷ステッカ
ー、ラベル等によるものであって、趣のあるバラエティ
ーに富んだ意匠性やファッション性を容器に付与するこ
とが困難だった。
【0003】本発明は、収容した内容物への光による影
響を長期間に亘って効果的に回避することができると共
に、透明感を伴った趣きのある外観デザインを容易に得
ることのできるデザイン容器を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、出し入れ可能
に内容物を収容する透明な内側容器と、該内側容器の胴
部外周面との間に間隔を保持した状態で該内側容器の外
側を覆って取り付けられる透明な外側容器と、該外側容
器と前記内側容器との間の間隔部分に封入される着色透
明な液体とからなることを特徴とするデザイン容器を提
供することにより、上記目的を達成したものである。
【0005】ここで、上記記載における「透明な内側容
器」は、当該内側容器を通して内部を視認できる容器で
あれば良く、無色透明な容器の他、半透明や着色透明等
の透明感を有している容器も含まれる。「透明な外側容
器」もまた、当該外側容器を通して内部を視認できる容
器であれば良く、無色透明な容器の他、半透明や着色透
明等の透明感を有している容器も含まれる。さらに、
「着色透明な液体」は、外側容器と内側容器との間の間
隔部分に封入された際に、外側容器及び内側容器と重ね
られて例えば30〜90%程度、好ましくは70〜90
%程度の光透過率で光を透過させることができる程度に
着色された液体であって、半透明な液体も含まれ、また
着色される色については特に限定されるものではない。
【0006】そして、本発明のデザイン容器によれば、
着色透明な液体は、例えば蒸留水や無菌水等の水に各種
の染料を添加混合することによって容易に得ることがで
きる。ここで、添加混合される染料としては、例えば直
接染料、酸性染料、反応染料、スレン染料、ナフトール
染料、分散染料等の化学染料や、草木から抽出した天然
染料、顔料、鉱石を微細化した染料などを用いることが
できる。外側容器と内側容器との間の間隔部分に着色透
明な液体が封入されていることにより、太陽光や人工灯
による光に含まれる紫外線等を和らげた状態で、当該光
を内側容器の内部に収容された内容物に射し込ませるこ
とが可能になると共に、着色透明な液体に射し込まれて
通過する光によって、趣のあるファッション性に富んだ
透明感を容器に付与することが可能になる。
【0007】また、本発明のデザイン容器によれば、前
記内側容器及び/又は前記外側容器は、透明な合成樹脂
又は透明なガラス素材から形成されたものであることが
好ましい。ここで、内側容器及び/又は外側容器を構成
する透明な合成樹脂としては、例えばアイオノマー、ポ
リイシド、ポリフェレンス、ポリスルホン、ウレタン、
ニトロセルロース、プロピルセルロース、アセチルプチ
ルセルロース、セルロース、フェノオキシ、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリフッ化エチレンポリプロピレ
ン、ポリフッ化ビニリデンポリプロピレン、ポリエチレ
ン、アクリル、ABS、ポリスチレン、塩化ビニール、
塩化ビニリデン、酢酸ビニル、エポキシ、シリコーン、
アリル、ポリエステル、アルキド、ポリエステルアルギ
ド、ユリア、フェノール等を用いることができる。また
内側容器及び/又は外側容器を構成する透明なガラス素
材としては、例えばソーダガラス、ホウケイ酸ガラス、
金口ガラス、パハウムガラス、アモルファス等を用いる
ことができる。
【0008】さらに、本発明のデザイン容器によれば、
前記着色透明な液体は、紫外線を吸収する機能を付与す
る添加剤を含んでいることが好ましい。紫外線を吸収す
る機能を付与する添加剤を含んでいることにより、太陽
光や人工灯からの光に含まれる紫外線をさらに和らげた
状態として当該光を射し込ませることにより、内側容器
の内部に収容された内容物を長期間にわたってさらに効
果的に保護することが可能になる。
【0009】ここで、紫外線を吸収する機能を付与する
添加剤としては、好ましくは贈粘保湿剤を用いることが
でき、かかる贈粘保湿剤としては、例えばアルギン酸ナ
トリウム、プロピレングリコール、プロピレングリコー
ルエチレン、ジメチルアルデヒト、ジメチル酸、ソルビ
ン酸、グリコール酸ナトリウム、エステルナトリウム、
ポリアクリル酸、メチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース等を使用することができる。
【0010】なお、着色透明な液体が増粘保湿剤を含ん
でいることにより、後述するように当該着色透明な液体
中に浸漬させて外側容器と内側容器との間の間隔部分に
植物を封入した場合に、植物の表面を保水状態に保持す
ると共に植物の表面に小さな圧力を加えた状態を保持し
て、植物の移動や変質を回避しつつそのまま状態で容易
に植物を存在させておくことが可能になる。
【0011】さらにまた、本発明のデザイン容器によれ
ば、前記着色透明な液体に金属粉粒物が混入されている
ことが好ましい。金属粉粒物が混入されていることによ
り、当該金属粉粒物の紫外線吸収効果によってさらに効
果的に光を和らげることが可能になると共に、金属粉粒
物によって光を反射させて、さらに趣きのある外観デザ
インを得ることが可能になる。
【0012】ここで、前記着色透明な液体に混入される
金属粉粒物としては、例えば鉄、コバルト、アルミ、
銅、スズ、クローム、希土類、リチウム、ナトリウム、
カリウム、リビジウム、セシウム、ストロンチウム、バ
リウム、モリブデン、インジウムチタン、酸化鉄等の金
属を、例えば粒径が0.1〜3μm程度の微細な粉粒物
としたものの他、金属塩等の塩類を使用することができ
る。また、金属粉粒物の形状は特に限定されるものでは
なく、球状のものの他、角張ったものや、片状のもので
あっても良い。
【0013】そして、本発明のデザイン容器によれば、
前記外側容器と前記内側容器との間の間隔部分には、前
記着色透明な液体中に浸漬された状態で装飾物を封入し
ておくことができる。装飾物としては、各種の植物等の
自然物や、木材、紙、スポンジ、フィルム、ラメ、発泡
体等による、絵画、漫画、キャラクターグッズなどのデ
ザイン造形物等を用いることができる。また装飾物とし
て植物の一部、すなわち例えば種子植物や被子植物の
花、葉、枝、茎、幹、根、実等の1種又は2種以上を封
入しておくことにより、容器の外観デザインによる癒し
効果を効果的に発揮することが可能になる。
【0014】また、本発明のデザイン容器によれば、前
記着色透明な液体に抗菌剤又は酸化防止剤が添加されて
いることが好ましい。抗菌剤又は酸化防止剤が添加され
ていることにより、着色透明な液体に浸漬されている装
飾物に変色や変質が生じるのを効果的に回避することが
できると共に、着色透明な液体の透明感を長期間に亘っ
て保持することが可能になる。
【0015】ここで、抗菌剤又は酸化防止剤としては、
例えば第4級アンモニウム塩、エチレンジアミン4酢
酸、エリソルビン酸、クエン酸イソプロピル、ジブチル
ヒドロキシアニリール、ブチルヒドロキシアニリール、
アスコルビン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、
亜硝酸カリウム、亜硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、塩
化ナトリウム等を用いることができる。
【0016】そして、本発明のデザイン容器によれば、
透明な内側容器と外側容器との間の間隔部分に着色透明
な液体が封入されるので、太陽光や、電灯、蛍光灯等の
人工灯からの光を外部から受けると、これらの光が通過
して透明感のあるファッション性や美感に富んだ外観を
呈することになると共に、光による紫外線等を和らげ
て、収容された内容物が化学変化等によって変質するの
を効果的に抑制することが可能になる。また内側容器に
出し入れ可能に収容される例えば液体化粧料等の内容物
は、透明なものでも不透明なものであっても良いが、内
容物が収容されている場合には、これらの内容物と、内
側容器、外側容器及び着色透明な液体が一体となった光
を通過させる透明感のあるデザイン容器とが重なり合っ
て、存在感のある独特の外観が得られることになる。
【0017】さらに、本発明のデザイン容器によれば、
外側容器と内側容器との間の間隔部分には、着色透明な
液体中に浸漬された状態で装飾物を封入しておくことに
より、光が反射したり半透明や不透明な部分が存在して
バラエティに富んだ色彩による外観を備えることになる
と共に、自然のイメージが表現されたり、商品にストー
リー性をもたらしたりして、商品に付加価値を与えるこ
とが可能になり、またディスプレイ用品としても利用す
ることも可能になる。
【0018】さらにまた、本発明のデザイン容器によれ
ば、例えば冷凍することによって前記着色透明な液体を
凍らせて用いることにより、内側容器の内部に収容した
内容物を効果的に冷却し続けて、当該内容物を保護した
り、冷たい状態で飲用等に供することが可能になる。な
お、着色透明な液体には、塩(塩化ナトリウム)等の冷
凍を促進する物質を混入しておくことが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の好ましい第1
実施形態に係るデザイン容器10は、例えばボディーシ
ャンプーやヘアーシャンプーを内容物として出し入れ可
能に収容する浴用液体化粧料用の容器として採用された
ものである。すなわち、本第1実施形態のデザイン容器
10は、ボトル形状の容器本体11と、容器本体11の
首部12(図2参照)に着脱可能に螺合装着される、注
出ノズル13を備えるキャップ14とからなり、キャッ
プ14を取り外して首部12から容器本体11の内部に
内容物19を供給し、キャップ14を装着して注出ノズ
ル13を例えば押圧することにより、注出ノズル13の
ポンプ機構等によって収容した内容物19を適宜注出で
きるようになっている。
【0020】そして、本第1実施形態によれば、デザイ
ン容器10の容器本体11は、図2に示すように、内容
物19を収容する透明な内側容器15と、この内側容器
15の胴部16の外周面との間に間隔を保持した状態で
当該内側容器15の外側を覆って取り付けられる透明な
外側容器17と、外側容器17と内側容器15との間の
間隔部分18に封入される着色透明な液体20とからな
る。
【0021】また、本第1実施形態によれば、外側容器
17と内側容器15の胴部16の外周面との間の間隔部
分18には、着色透明な液体20中に浸漬された状態
で、植物の一部である例えばオリーブの茎及び葉が、装
飾物21として封入されている。
【0022】デザイン容器10の容器本体11を構成す
る内側容器15は、例えば無色透明な合成樹脂を用いて
0.2mm〜3mm程度の厚さで形成された、上部に肩
部22及び首部12aを有する有底円筒形状のボトル容
器であって、例えば胴部外周面16の直径が60〜10
0mm程度、底部23から首部12aまでの高さが12
0〜200mm程度の大きさ有し、内部に例えば200
〜500cc程度の内容物19を収容することができる
ようになっている。
【0023】また、デザイン容器10の容器本体11を
構成する外側容器17は、例えば無色透明な合成樹脂を
用いて0.2mm〜3mm程度の厚さで形成された、上
部に肩部24及び首部12bを有する有底円筒形状のボ
トル容器であって、例えば胴部25の内周面の直径が8
0〜130mm程度、底部26から首部12bまでの高
さが120〜200mm程度の大きさ有している。本第
1実施形態によれば、外側容器17の底部26は、外側
容器17の胴部25とは別体として形成されており、胴
部25の下端部分に底部26を螺合固定して、これらを
接合一体化することになる。また本第1実施形態によれ
は、外側容器17の首部12bの内側には、内側容器1
5の首部12aが嵌着固定されており、外側容器17の
首部12bと内側容器15の首部12aとが一体となっ
て、容器本体11の首部12が形成されることになる。
【0024】外側容器17と内側容器15との間の間隔
部分18に封入される着色透明な液体20は、例えば蒸
留水に染料として天然染料を添加混合することにより、
例えば赤色や青色等に着色されてなるもので、厚さが例
えば8〜15mm程度の円筒状の間隔部分18に充填封
入されて、光を充分に通すことが可能な透明感のあるフ
ァッション性に富んだ美しい色彩を有している。また本
第1実施形態によれば、着色透明な液体20には、紫外
線を吸収する機能を付与する添加剤として例えば贈粘保
湿剤や金属粉粒物を必要に応じて適宜添加混合しておく
ことができる。さらに、着色透明な液体や装飾物の変色
や変質を回避させる抗菌剤や酸化防止剤等を、必要に応
じて適宜添加混合しておくこともできる。
【0025】なお、着色透明な液体20中に添加混合さ
れた、相当の重量を有する染料や金属粉粒物等の添加剤
が長時間沈降しないようにするためには、例えば酸化防
止剤を混入したプロピレングリコールを蒸留水と同量で
混合した液を当該着色透明な液体20中に入れておく。
【0026】また、本第1実施形態によれば、着色透明
な液体20が封入された間隔部分18には、装飾物21
として例えばオリーブの茎及び葉が、液体20中に浸漬
された状態で封入されている。このような自然物である
植物の一部が封入されていることにより、容器の外観デ
ザインによる癒し効果が効果的に発揮されることにな
る。なお、植物が浸漬される着色透明な液体20中に増
粘保湿剤を添加混合しておけば、植物の表面を保水状態
に保持すると共に植物の表面に小さな圧力を加えた状態
を保持して、植物の移動や変質を回避しつつそのまま状
態で容易に植物を間隔部分18に封入しておくことが可
能になる。
【0027】本第1実施形態によれば、デザイン容器1
0は、例えば外側容器17の首部12bに内側容器15
の首部12aを嵌着固定して外側容器17と内側容器1
5を一体とした後に、底部26を螺合固定する前に、容
器本体11を逆さにして、外側容器17と内側容器15
との間の間隔部分18に着色透明な液体20を充填する
と共に、装飾物21として例えばオリーブの茎及び葉を
挿入する。しかる後に、逆さにした容器本体11の底面
部に底部26を装着固定すると共に、容器本体11を起
こして、内部に内容物19として浴用液体化粧料用を収
容する。さらに、例えば首部12の内側にコルク等から
なる内栓27を装着し、且つの首部12の外側にパッキ
ング可能な外蓋28を螺合固定することによって、内側
容器15と外側容器17とこれらの間の間隔部分18に
封入された着色透明な液体20及び装飾物21とからな
る容器本体11が得られる。内容物19を使用する際に
は、外蓋28及び内栓27を取り外し、首部12注出ノ
ズル13を備えるキャップ14を装着し、注出ノズル1
3を例えば押圧することによりこれのポンプ機構等によ
って収容した内容物19を適宜注出する。
【0028】そして、本第1実施形態のデザイン容器1
0によれば、収容した内容物19への光による影響を長
期間に亘って効果的に回避することができると共に、透
明感を伴った趣きのある外観デザインを容易に得ること
ができる。すなわち、本第1実施形態によれば、透明な
内側容器15と透明な外側容器17との間の間隔部分1
8には着色透明な液体20が封入されているので、太陽
光や、電灯、蛍光灯等の人工灯からの光を外部から受け
ると、これらの光が通過して透明感のあるファッション
性や美感に富んだ外観を呈することになると共に、光に
よる紫外線等を和らげて、収容された内容物19が化学
変化等によって変質するのを効果的に抑制することが可
能になる。
【0029】図3は、本発明の第2実施形態に係るデザ
イン容器30を示すものであり、本第2実施形態のデザ
イン容器30によれば、透明な内側容器31と透明な外
側容器32は、その底部33,34を接合して二重容器
として一体化されていると共に、内側容器31の首部3
5と外側容器32の首部36との間には相当の大きさの
隙間37が保持されて、この隙間37を介して間隔部分
38に着色透明な液体39が充填され、また装飾物40
が挿入されるようになっている。また内側容器31の首
部35と外側容器32の首部36との間の隙間37に
は、コルクやゴム等からなるパッキン41を装着して、
着色透明な液体39や装飾物40を間隔部分38に封入
できるようになっている。
【0030】図4は、本発明の第3実施形態に係るデザ
イン容器42を示すものであり、本第3実施形態によれ
ば、デザイン容器42は、例えば飲料水等を収容して蛇
口部43から取出し可能とした円筒鉢形の飲料水冷却容
器を構成するものである。また本第3実施形態のデザイ
ン容器42は、透明な内側容器43と透明な外側容器4
4とこれらの間の間隔部分45に封入される着色透明な
液体46とからなり、間隔部分45には、着色透明な液
体46に浸漬された状態で、輪切り状にしたオレンジ4
7が、装飾体としてその切り口を外側に向けつつ縦横に
複数整列配置されている。
【0031】そして、第2実施形態のデザイン容器30
及び第3実施形態のデザイン容器42によっても、透明
な内側容器31,43と透明な外側容器32,44との
間の間隔部分38,45には着色透明な液体39,46
が封入されているので、上記第1実施形態のデザイン容
器30と略同様の作用効果が奏されることになる。
【0032】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
ることなく種々の変更が可能である。例えば、紫外線を
吸収する機能を付与する添加剤として贈粘保湿剤を用い
る必要は必ずしもなく、また着色透明な液体に金属粉粒
物や抗菌剤、酸化防止剤等を添加混合する必要は必ずし
もない。また、着色透明な液体中に浸漬された状態で封
入される装飾物は、植物の一部である必要は必ずしも無
く、絵画、漫画、キャラクターグッズなどのデザイン造
形物等であっても良い。さらに、本発明のデザイン容器
は、浴用液体化粧料用の容器や飲料水用の容器として用
いられる必要は必ずしもなく、その他の医薬品、医薬部
外品、食品、飲料等を出し入れ可能に収容する容器とし
て用いることができ、液体の他、半流動体、粉粒体、固
形物等を収容する容器として使用することもできる。
【0033】また、本発明のデザイン容器は、例えば冷
凍することによって着色透明な液体を凍らせて用いるこ
ともでき、これによって内側容器の内部に収容した内容
物を効果的に冷却し続け、当該内容物を保護したり、冷
たい状態で飲用等に供することが可能になる。
【0034】
【発明の効果】本発明のデザイン容器によれば、収容し
た内容物への光による影響を長期間に亘って効果的に回
避することができると共に、透明感を伴った趣きのある
外観デザインを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るデザイン容器を示
す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るデザイン容器の構
成を説明する分解断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るデザイン容器の構
成を説明する断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係るデザイン容器を示
す側面図である。
【符号の説明】
10,30,42 デザイン容器 11 容器本体 12 首部 12a,35 内側容器の首部 12b,36 外側容器の首部 13 注出ノズル 14 キャップ 15,31,43 内側容器 16 内側容器の胴部 17,32,44 外側容器 18.38,45 外側容器と内側容器との間の間隔部
分 19 内容物 20,39,46 着色透明な液体 21,40 装飾物 25 外側容器の胴部 26 外側容器の底部 37 内側容器の首部と外側容器の首部との間の隙間 41 パッキン 47 オレンジ(装飾物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 81/28 B65D 81/28 C 81/30 81/30 B Fターム(参考) 3E061 AA30 AB03 AB09 DA03 DB14 3E062 AA09 AB01 AC02 AC06 BB05 BB09 DA01 3E067 AA03 AB26 AB81 BA03B BA03C BB08B BB08C BB14B BB14C CA13 EE29 FA02 FC01 GA02 GC05 GD01 GD09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出し入れ可能に内容物を収容する透明な
    内側容器と、該内側容器の胴部外周面との間に間隔を保
    持した状態で該内側容器の外側を覆って取り付けられる
    透明な外側容器と、該外側容器と前記内側容器との間の
    間隔部分に封入される着色透明な液体とからなることを
    特徴とするデザイン容器。
  2. 【請求項2】 前記着色透明な液体には、紫外線を吸収
    する機能を付与する添加剤が含まれる請求項1記載のデ
    ザイン容器。
  3. 【請求項3】 前記紫外線を吸収する機能を付与する添
    加剤が贈粘保湿剤である請求項2記載のデザイン容器。
  4. 【請求項4】 前記着色透明な液体には、金属粉粒物が
    混入されている請求項1〜3のいずれかに記載のデザイ
    ン容器。
  5. 【請求項5】 前記外側容器と前記内側容器との間の間
    隔部分には、前記着色透明な液体中に浸漬された状態で
    装飾物が封入されている請求項1〜4のいずれかに記載
    のデザイン容器。
  6. 【請求項6】 前記装飾物は、植物の一部である請求項
    5記載のデザイン容器。
  7. 【請求項7】 前記着色透明な液体には抗菌剤又は酸化
    防止剤が添加されている請求項1〜6のいずれかに記載
    のデザイン容器。
  8. 【請求項8】 前記着色透明な液体を凍らせて用いる請
    求項1〜7のいずれかに記載のデザイン容器。
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