JP2020137798A - 観賞容器システム - Google Patents
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Abstract
【課題】観賞容器の内側に他の容器を配置させた場合に、二つの容器の間から液体が漏れることを防止する観賞容器システムを提供する。【解決手段】観賞容器システムは、開口4を有し、植物の保存液を貯留する透光性の観賞容器1と、前記開口に挿入される内側容器8と、該内側容器及び開口の隙間を封止する封止部材とを備える。好ましくは、観賞容器システムは、前記開口を覆い、前記内側容器又は封止部材の移動を阻止するキャップを更に備える。【選択図】図2
Description
本技術は、観賞容器に保存液及び植物を入れて、植物を観賞する観賞容器システムに関する。
従来、栓兼用花器を魔法瓶の中に挿入し、魔法瓶の中に氷又は冷水を入れ、栓兼用花器に生けた花を冷やす構成が従来開示されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、栓兼用花器と魔法瓶との隙間から液体が漏れるおそれがある。
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、観賞容器の内側に他の容器を配置させた場合に、二つの容器の間から液体が漏れることを防止する観賞容器システムを提供することを目的とする。
本開示に係る観賞容器システムは、開口を有し、植物の保存液を貯留する透光性の観賞容器と、前記開口に挿入される内側容器と、該内側容器及び開口の隙間を封止する封止部材とを備える。
本開示に係る観賞容器システムは、前記開口を覆い、前記内側容器又は封止部材の移動を阻止するキャップを備える。
本開示に係る観賞容器システムは、前記内側容器は第2開口を有し、該第2開口の反対側から前記開口に挿入されており、前記開口に対して同軸的に配置される貫通孔を前記キャップは備える。
本開示に係る観賞容器システムは、前記観賞容器の一面から筒状の雄ねじが突出しており、前記雄ねじの端部に前記開口が形成され、前記キャップには、前記雄ねじに連結する雌ねじが形成され、前記キャップの前記開口に対向する部分によって、前記内側容器又は封止部材の移動を阻止する。
本開示に係る観賞容器システムは、前記封止部材は、前記雄ねじの内周面を覆う筒部と、該筒部の端部に形成され、前記開口の上縁部を覆うフランジ部とを備え、前記キャップの前記開口に対向する部分は、前記封止部材に向けて突出した突出部を備える。
本開示に係る観賞容器システムにあっては、封止部材によって、内側容器及び開口の隙間から保存液が漏れることを防止することができる。
以下本発明を、実施の形態に係る観賞容器システムを示す図面に基づいて説明する。図1は、観賞容器システムの略示正面図、図2は、図1に示すII−II線を切断線とした略示断面図、図3は、観賞容器システムの略示分解断面図である。以下の説明では、図に示す上下前後左右を使用する。
観賞容器システムは、観賞容器1と、封止部材5と、内側容器8と、キャップ12とを備える。観賞容器1は、植物51を保存する保存液50を貯留する直方体状をなす貯留部2を備える。貯留部2は透明な又は透光性を有する部材によって構成されている。保存液50は例えば、鉱物油を含むハーバリウム液である。貯留部2の上面の中央部分に雄ねじ3が形成されている。雄ねじ3は筒状をなし、貯留部2の上面から上方に突出している。雄ねじ3の外周面にねじ溝が形成されている。雄ねじ3の内側空間と貯留部2の内側空間は連なっている。雄ねじ3の上端に開口4が形成されている。開口4を通して保存液50の注入又は排出が行われる。
封止部材5は、筒部6と、該筒部6の一端から径方向外向きに突出したフランジ部7とを備える。フランジ部7が雄ねじ3の上端部に係止するように、筒部6は雄ねじ3の開口4に挿入される。フランジ部7の外径は開口4の外径と略同じであり、フランジ部7は雄ねじ3の上端部に確実に係止する。
内側容器8は、物体を収納する収納部9を備える。収納部9は、一端に第2開口11が形成された有底円筒状をなす。収納部9の第2開口11側の端部に、径方向外向きに突出した鍔部10が形成されている。鍔部10の直径は、フランジ部7の内径よりも若干長い。鍔部10がフランジ部7に係止するように、収納部9は封止部材5の内側に挿入され、収納部9は貯留部2の内側に配置される。収納部9の軸方向の長さ(上下寸法)は、観賞容器1の上下寸法よりも短い。鍔部10がフランジ部7に係止した場合、収納部9の底は貯留部2の底から離れている。内側容器8は、第2開口11の反対側から、封止部材5が取り付けられた雄ねじ3の開口4に挿入される。なお収納部9の軸方向の上下寸法を観賞容器1の上下寸法と略同じにしてもよい。この場合、鍔部10がフランジ部7に係止した場合、収納部9の底は貯留部2の底と略同じ位置にある。
キャップ12は、筒状の周面部13と、該周面部13の一端内周から径方向内側に突出した環状板14とを備える。周面部13の内周には雌ねじ17が形成されている。環状板14の中央部には、軸方向に貫通した貫通孔15が形成されている。環状板14には、周面部13の他端に向けて突出した突出環16が形成されている。
図2に示すように、貫通孔15が上側に配置されるように、キャップ12は雄ねじ3に取り付けられる。雄ねじ3及び雌ねじ17は結合する。突出環16と雄ねじ3の上端とによって、フランジ部7を狭持されており、封止部材5によって、内側容器8と貯留部2との間の隙間は封止されている。内側容器8の鍔部10上面はキャップ12の環状板14に係止する。
鍔部10は突出環16の内側に配置され、フランジ部7の内周部分に係止している。キャップ12、内側容器8、封止部材5及び雄ねじ3は同軸的に配置されており、キャップ12の貫通孔15と、収納部9の内側空間とは連なっている。
観賞容器システムの使用方法の一例について説明する。図4は、貯留部2に保存液50及び観賞用の植物51を入れ、且つ内側容器8に水及び花の付いた枝52を入れた観賞容器システムを示す図である。観賞用の植物51は、例えばプリザーブドフラワー又はドライフラワーである。保存液50は、例えば鉱物油を含むハーバリウム溶液である。
ユーザは、例えばキャップ12及び内側容器8を取り外し、封止部材5を取り付けた開口4から保存液50及び植物51を貯留部2に入れる。なお、封止部材5を取り外しておき、開口4から保存液50及び植物51を貯留部2に入れた後、封止部材5を開口4に取り付けてもよい。そして、内側容器8を封止部材5の内側に挿入し、キャップ12を雄ねじ3に取り付ける。このとき、キャップ12の環状板14と、貯留部2の底面との間に、内側容器8は狭持される。そして、内側容器8に水を入れ、花の付いた枝52を挿入する。
貯留部2は透明な又は透光性を有する部材によって構成されているので、貯留部2内の植物51は外側から視認される。そのため、置物としての装飾効果を奏する。観賞容器システムは、花の付いた枝52を内側容器8に挿入することによって、花瓶として使用することができる。なお内側容器8には、花の付いた枝52のみならず、他の物体、例えばアロマオイルを入れてもよい。アロマオイルを入れることによって、観賞容器システムを芳香器として使用することができる。ユーザは内側容器8に好みの物体を入れることができる。
観賞容器システムにあっては、封止部材5によって、内側容器8及び開口4の隙間から保存液50が漏れることを防止することができる。
内側容器8は、保存液50中に浸かっているので、浮力が内側容器8に作用する。またハーバリウム液のような油を含む保存液50を使用する場合、封止部材5と雄ねじ3の内周面との間の潤滑性が高まる。そのため、内側容器8には上方への力が作用し、封止部材5も上方に移動し易い。キャップ12を設けることによって、内側容器8及び封止部材5の移動を阻止することができる。
キャップ12の貫通孔15、内側容器8、封止部材5及び雄ねじ3は同軸的に配置されているので、キャップ12及び雄ねじ3によって、内側容器8及び封止部材5を保持し、且つ貫通孔15を通して、物体を内側容器8に容易に収納させることができる。
内側容器8の鍔部10上面はキャップ12の環状板14に係止する。キャップ12の環状板14と貯留部2の底面との間に、内側容器8は狭持される。そのため、内側容器8の移動の阻止が実現される。
封止部材5は、突出環16と雄ねじ3の上端との間に狭持されるので、封止部材5の移動の阻止が実現される。フランジ部7は鍔部10よりも下側に配置されているところ、環状板14には、下方に突出した突出環16が設けられている。そのため、キャップ12を雄ねじ3に取り付けた場合に、環状板14と突出環16とによって、鍔部10とフランジ部7とを略同時に係止することができる。
図5は、構成の一部を変更した観賞容器システムの略示断面図である。図5に示すように、鍔部10aの直径をフランジ部7の外径と略同じにし、鍔部10aの上側に突出環16aを形成してもよい。この場合、突出環16aと雄ねじ3との間に、鍔部10a及びフランジ部7が狭持される。なお、突出環16aを設けずに、環状板14と雄ねじ3との間に、鍔部10a及びフランジ部7が狭持されてもよい。
なお貯留部2は、直方体状に限定されず、錐状、球状など他の形状でもよい。キャップ12の形状は限定されず、平面視円形状でもよいし、平面視四角形状、平面視三角形状、その他の平面視多角形状でもよい。また、キャップ12に貫通孔15を設けなくてもよい。
なお突出環16は突出部の一例であり、環状でなくてもよい。例えば、突出環16に代えて、複数の柱状の突出部を周方向に沿って並設してもよい。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
1 観賞容器
3 雄ねじ
4 開口
5 封止部材
6 筒部
7 フランジ部
8 内側容器
11 第2開口
12 キャップ
15 貫通孔
16 突出環(突出部)
17 雌ねじ
3 雄ねじ
4 開口
5 封止部材
6 筒部
7 フランジ部
8 内側容器
11 第2開口
12 キャップ
15 貫通孔
16 突出環(突出部)
17 雌ねじ
Claims (5)
- 開口を有し、植物の保存液を貯留する透光性の観賞容器と、
前記開口に挿入される内側容器と、
該内側容器及び開口の隙間を封止する封止部材と
を備える観賞容器システム。 - 前記開口を覆い、前記内側容器又は封止部材の移動を阻止するキャップを備える
請求項1に記載の観賞容器システム。 - 前記内側容器は第2開口を有し、該第2開口の反対側から前記開口に挿入されており、
前記開口に対して同軸的に配置される貫通孔を前記キャップは備える
請求項2に記載の観賞容器システム。 - 前記観賞容器の一面から筒状の雄ねじが突出しており、
前記雄ねじの端部に前記開口が形成され、
前記キャップには、前記雄ねじに連結する雌ねじが形成され、
前記キャップの前記開口に対向する部分によって、前記内側容器又は封止部材の移動を阻止する
請求項2又は3に記載の観賞容器システム。 - 前記封止部材は、
前記雄ねじの内周面を覆う筒部と、
該筒部の端部に形成され、前記開口の上縁部を覆うフランジ部と
を備え、
前記キャップの前記開口に対向する部分は、前記封止部材に向けて突出した突出部を備える
請求項4に記載の観賞容器システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019035455A JP2020137798A (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | 観賞容器システム |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
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JP2019035455A Pending JP2020137798A (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | 観賞容器システム |
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- 2019-02-28 JP JP2019035455A patent/JP2020137798A/ja active Pending
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