JP4029774B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定角度範囲で正逆回転して往復回転駆動を行うためのアクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から所定角度範囲で正逆回転して往復回転駆動を行うためのアクチュエータとして特許文献1が知られている。
【0003】
この特許文献1に示された従来例は、シャフトと一体化した円周方向にN極とS極が順に着磁された永久磁石を有する可動子と、該可動子と同心円状に配置された一対のヨーク及びコイルを有する固定子とでアクチュエータを構成しており、一対のヨークからそれぞれ磁極歯部をシャフトと平行に突出させてこの両ヨークから突出させた磁極歯部の先端部を相手方のヨークに対向するように配置し、該磁極歯部の外側にコイルを配置している。
【0004】
このような構成の特許文献1に示されたアクチュエータはコイルと可動子との間に磁極歯部が介在しているので、磁極歯部の分だけアクチュエータ全体の径が大きくなるという問題がある。このため、例えば、電動歯ブラシの駆動部としてアクチュエータを用いようとしても、電動歯ブラシの把持部となるハウジング内にアクチュエータを内装しようとすると、把持部の径が大きくなって、電動歯ブラシとしての使い勝手が悪くなってしまうという問題がある。このことは他の電気機器にアクチュエータを内装した場合も同様であり、アクチュエータを組込んだ電気機器の小型化の障害となっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−037192号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、磁気回路を利用した往復回転駆動をするアクチュエータの径を小さくできて小型化が実現できるアクチュエータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るアクチュエータは、磁性体よりなるシールドケース9内に内装した固定子6と、固定子6内に配置される可動子3とを備え、上記可動子3が磁性体よりなるシャフト1に永久磁石2を設けて構成され、上記固定子6が上記可動子3を囲むように周方向に巻回されるコイル4と筒状の磁性体よりなるヨーク5を有し、磁性体よりなるシャフト1を上記磁性体よりなるシールドケース9の両端部に回動自在に支持し、コイル4に電流を印加して可動子3をシャフト1を中心として所定角度で往復回転運動させるようにしたアクチュエータであって、上記永久磁石2はシャフト1の軸方向と交差する方向に着磁されており、上記ヨーク5はコイル4の軸方向の両側に設けられると共に軸方向の両側のヨーク5の内周面から可動子3側に向けてそれぞれ上記永久磁石2と対向するように磁極部7が突設され、コイル4に電流を印加した時の一方のヨーク5aに設けた磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係と、他方のヨーク5bに設けた磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係とが同じとなるように両側のヨーク5a、5bに設けた磁極部7の軸周り方向の位置と、永久磁石2の外面の磁極との位置関係を設定して成ることを特徴とするものである。
【0008】
このような構成とすることで、コイル4に一方向の電流を流すと一方のヨーク5aの磁極部7がN極側、他方のヨーク5bの磁極部7がS極側となり、各磁極部7とこれに対応する永久磁石2の外面側の磁極との磁気的な反発、吸引によりシャフト1が所定角度で往復回転運動を行うのであるが、この場合、コイル4に電流を印加した時の一方のヨーク5に設けた磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係と、他方のヨーク5に設けた磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係とが同じとなるように両側のヨーク5a、5bに設けた磁極部7の軸周り方向の位置と、永久磁石2の外面の磁極との位置関係を設定してあることで、可動子3が高効率、高トルクの往復回転駆動を行うことができるものである。また、磁性体よりなるシャフト1を上記磁性体よりなるシールドケース9の両端部に回動自在に支持してあるので、起磁力側から見た磁気回路の磁気抵抗を減らし、磁束量を増やしてトルクを上げることができ、よりいっそう高効率、高トルクな回転駆動を可能とするものである。そして、コイル4の軸方向の両側に設けたヨーク5a、5bの内周から可動子3側に向けてそれぞれ上記永久磁石2と対向するように磁極部7が突設してあるので、磁極部7がコイル4と可動子3との間に介在されず、したがって、磁極歯部の外周にコイル4を配置する(つまりコイル4内周と可動子3の外周との間に磁極歯部が位置する)従来例に比べてアクチュエータの径を小さくでき、小型化を図ることができるものであり、例えば、電動歯ブラシの駆動部として本発明のアクチュエータを使用することで、電動歯ブラシのアクチュエータを内装する把持部の径を小さくできて、使い勝手を向上することができるものである。
【0011】
また、コイル4の軸方向の両側に配設した両ヨーク5a、5bにそれぞれ設けた磁極部7をシャフト1を中心に軸周り方向にずらすことが好ましい。
【0012】
このようにコイル4の両側に配設した両ヨーク5a、5bにそれぞれ設けた磁極部7を筒状の固定子6の軸周りにずらすという構成を採用することで、コイル4に電流を印加した時の一方のヨーク5aに設けた磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係と、他方のヨーク5bに設けた磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係とが同じとなるようにできて、簡単な構成で高効率、高トルクのアクチュエータを実現できるものである。
【0013】
また、一方のヨーク5aに設けた磁極部7と他方のヨーク5bに設けた磁極部7とを軸周り方向において一致させ、一方のヨーク5aに設けた磁極部7に対応する永久磁石2の外面の磁極と、上記永久磁石2と軸周りにおいて一致する位置に設けた他方のヨーク5bから突設した磁極部7に対応する永久磁石2の外面の磁極の磁性を異ならせることが好ましい。
【0014】
このような構成とすることで、簡単な構成で、コイル4に電流を印加した時の一方のヨーク5に設けた磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係と、他方のヨーク5aに設けた磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係とが同じとなるようにできて、高効率、高トルクのアクチュエータを実現できるものである。
【0015】
また、シャフト1の外周部に磁性体と永久磁石2とを設けると共に磁性体の外面部と永久磁石2の外面部とが軸周り方向に並設していることが好ましい。
【0016】
このような構成とすることで、永久磁石2の軸周り方向の隣の磁性体の外面部が永久磁石2の外面部の磁極と異なる磁極となって磁石として機能し軸周りに異なる磁極が存在することになり、高価な永久磁石の使用数量を減らすことができて、低コストのアクチュエータを実現できるものである。更に、起磁力側から見た磁気抵抗を低下することができる。
【0017】
また、磁性体よりなるシールドケース9内に内装した固定子6と、固定子6内に配置される可動子3とを備え、上記可動子3が磁性体よりなるシャフト1に磁極部7を設けて構成され、上記固定子6が上記可動子3を囲むように周方向に巻回されるコイル4と永久磁石2とを有し、磁性体よりなるシャフト1を上記磁性体よりなるシールドケース9の両端部に回動自在に支持し、コイルに電流を印加して可動子をシャフトを中心として所定角度で往復回転運動させるようにしたアクチュエータであって、上記永久磁石2はコイル4の軸方向の両側にそれぞれ設けられると共に永久磁石2はシャフト1の軸方向と交差する方向に着磁されており、磁極部7はシャフト1の軸方向に間隔を隔てた位置からそれぞれ上記コイル4の軸方向の両側に設けた永久磁石2とそれぞれ対向するようにシャフト1から突設され、コイル4に電流を印加した時の軸方向に間隔を隔てた一方の磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の内面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係と、軸方向に間隔を隔てた他方の磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の内面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係とが同じとなるように軸方向の両側の磁極部7の軸周り方向の位置と、永久磁石2の内面の磁極との位置関係を設定して成ることを特徴とするものであってもよい。
【0018】
このような構成とすることで、シャフト1に軸方向に間隔を隔てて設けた両側の磁極部7のうち一方の磁極部7がN極側、他方の磁極部7がS極側となり、各磁極部7とこれに対応する永久磁石2の内面側の磁極との磁気的な反発、吸引によりシャフト1が所定角度で往復回転運動を行うのであるが、この場合、コイル4に電流を印加した時の軸方向に間隔を隔てた一方の磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の内面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係と、軸方向に間隔を隔てた他方の磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の内面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係とが同じとなるように軸方向の両側の磁極部7の軸周り方向の位置と、永久磁石2の内面の磁極との位置関係を設定してあることで、可動子3が高効率、高トルクの往復回転駆動を行うことができるものである。また、磁性体よりなるシャフト1を上記磁性体よりなるシールドケース9の両端部に回動自在に支持してあるので、起磁力側から見た磁気回路の磁気抵抗を減らし、磁束量を増やしてトルクを上げることができ、よりいっそう高効率、高トルクな回転駆動を可能とするものである。そして、永久磁石2がコイル4の軸方向の両側にそれぞれ設けられ、永久磁石2がシャフト1の軸方向と交差する方向に着磁されており、磁極部7がシャフト1の軸方向に間隔を隔てた位置からそれぞれ上記コイル4の軸方向の両側に設けた永久磁石2とそれぞれ対向するようにシャフト1から突設してあるので、磁極部7がコイル4と可動子3との間に介在されず、したがって、磁極歯部の外周にコイル4を配置する(つまりコイル4内周と可動子3の外周との間に磁極歯部が位置する)従来例に比べてアクチュエータの径を小さくでき、小型化を図ることができるものであり、また、磁極部7がシャフト1の軸方向に間隔を隔てた位置からそれぞれ上記コイル4の軸方向の両側に設けた永久磁石2とそれぞれ対向するようにシャフト1から突設してあるので、シャフト1から遠い所で力が発生する対向面積を広く取れて大きなトルクを発生させることができる。そして、例えば、電動歯ブラシの駆動部として本発明のアクチュエータを使用することで、電動歯ブラシのアクチュエータを内装する把持部の径を小さくできて、使い勝手を向上することができるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に基づいて説明する。
【0020】
図1乃至図4には本発明の一実施形態が示してあり、
アクチュエータは軸周りに回転自在に支持された可動子3と、この可動子3が軸周りに回動自在に挿通される筒状をした固定子6とで構成してある。
【0021】
図1に示すように、筒状(実施形態では円筒状)をした磁性体よりなるシールドケース9内に筒状をした固定子6を内装してある。固定子6はコイルボビン10にコイル4を巻装すると共に該コイルボビン10の両側に内径がコイルボビン10よりも小径となった筒状をしたヨーク5(ヨーク5a、ヨーク5b)を設け、両側のヨーク5a、5bを磁性体11で磁気的に接続し、両側のヨーク5a、5bの内周部からそれぞれ複数の磁極部7を可動子3側に向けて突出することで構成してある。
【0022】
ここで、図1に示す実施形態においてはコイル4の両側に配置されたヨーク5a、5bを別体の筒状の磁性体11で磁気的に接続して両側のヨーク5a、5bと磁性体11とで一つのヨーク体を構成しているが、両側のヨーク5a、5bを磁性体よりなるシールドケース9により磁気的に接続して両側のヨーク5a、5bとシールドケース9とで一つのヨーク体を形成してもよく、あるいは、両側のヨーク5a、5bと磁性体11とが一体化して一体のヨーク体を構成してもよいものである。
【0023】
図1乃至図3に示す実施形態ではコイル4の両側に配置された各ヨーク5a、5bの内周部からそれぞれ2個の磁極部7が突出してあり、一方のヨーク5aに設けた2個の磁極部7は筒状の固定子6の軸周り方向に180°離れて位置しており、また、他方のヨーク5bに設けた2個の磁極部7は筒状の固定子6の軸周り方向に180°離れて位置しており、更に、一方のヨーク5aに設けた磁極部7と他方のヨーク5bに設けた磁極部7とは筒状をした固定子6の軸周り方向においてずれており、本実施形態では一方のヨーク5aに設けた磁極部7と他方のヨーク5bに設けた磁極部7とは筒状をした固定子6の軸周り方向において90°ずれている例が示してある。
【0024】
可動子3はシャフト1の外周部に永久磁石2を設けて構成してある。ここで、本発明においては、磁気抵抗を減らし、磁束量を増やしてトルクを上げ、高効率、高トルクな回転駆動を可能とすることを目的として上記永久磁石2を設けるシャフト1を磁性体により構成してある。可動子3は回転方向に自在に回転できるように筒状をしたシールドケース9の軸方向の両端部に設けた軸受け部12にシャフト1を回転自在に保持してあって、この可動子3はシールドケース9内において固定子6内に所定のギャップを隔てて挿通してある。また、可動子1は永久磁石2を設けた部分の軸方向における両側をばね等の弾性体13により連結してあり、可動子3と弾性体13とでシャフト1を中心とする往復回転運動の振動系を構成している。
【0025】
永久磁石2はシャフト1の軸周りに複数個設けてあり、複数の永久磁石2はいずれもシャフト1の軸方向と交差する方向の外面と内面とが図2、図3に示すように異極となるように着磁されており、しかも、軸周り方向に隣接する永久磁石2の外面の磁極同士が異極となっている。つまり、軸周り方向にN極とS極とが交互に着磁してある。図2、図3に示す実施形態ではシャフト1の外周に軸周り方向に4個の永久磁石2が設けてあり、この4個の永久磁石2はその外面の磁極が交互にN極とS極となるように着磁してある。
【0026】
ここで、両ヨーク5a、5bに設けた磁極部7と、これらの磁極部7と対向する永久磁石2の外面の磁極との関係は以下のように設定してある。すなわち、コイルに4に電流を流した場合に、一方のヨーク5aに設けた磁極部7の磁極と、これと対向する可動子3の永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係で可動子と、他方のヨーク5bに設けた磁極部7の磁極と、これと対向する可動子3の永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係とが同じとなるように両側のヨーク5a、5bに設けた磁極部7の軸周り方向の位置と、永久磁石2の外面の磁極との位置関係を設定してある。つまり、一方のヨーク5aに設けた磁極部7の磁極と、これと対向する可動子3の永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係により可動子3を軸周り回転させるトルクを発生させる際、他方のヨーク5bに設けた磁極部7の磁極と、これと対向する可動子3の永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係により可動子3を上記と同方向に回転させるトルクを発生させるように、両側のヨーク5bに設けた磁極部7と、これにそれぞれ対向する永久磁石2との磁気的関係を設定してある。
【0027】
次に、図3に基づいて動作原理を説明する。コイル4に一方向の電流を流すとコイル4の軸方向の一方のヨーク5aに設けた磁極部7と、コイル4の軸方向の他方のヨーク5bに設けた磁極部7とに異なる極が発生する。例えば、図3のように、軸方向の一方のヨーク5aに設けた磁極部7にN極が生じ、他方側に位置する位置するヨーク5bに設けた磁極部7にS極が生じたとすると、コイル4の両側の両ヨーク5a、5bにそれぞれ設けた磁極部7と可動子3の永久磁石2との間には図3(a)、(b)に示すようにそれぞれ時計回りのトルクが生じ、可動子3が時計回りに回転する。また、コイル4に他方向の電流を流すとコイル4の軸方向の一方のヨーク5aに設けた磁極部7と、コイル4の軸方向の他方のヨーク5bに設けた磁極部7とに異なる極が発生し、コイル4の両側の両ヨーク5a、5bにそれぞれ設けた磁極部7と可動子3の永久磁石2との間にはそれぞれ上記とは逆の反時計回りのトルクが生じ、可動子3が反時計回りに回転する。したがって、コイル4に交番電流を流すことによって可動子3をシャフトを中心として所定角度で往復回転運動させることができるものである。また、図4にはトルク特性を示しており、図3の状態を角度0°として±45°での電流を流していない時、一方向の電流を流している時、他方向の電流を流している時のトルクを示しており、角度0°の位置で単位電流当たりのトルクが一番大きくなる。そして、図4においてMで示す範囲中で本発明における可動子3の往復回転運動する所定角度を設定するものである。
【0028】
ところで、上記のように、コイル4の軸方向の両側に設けたヨーク5a、5bの内周から可動子3側に向けてそれぞれ上記永久磁石2と対向するように磁極部7を突設しているので、磁極部7はコイル4と可動子3との間に介在されない構成となっている。この構成により既に述べたコイル4と可動子3の永久磁石との間に磁極部となる磁極歯部を配置する従来例に比べてアクチュエータの径を小さくできるものである。したがって、アクチュエータの小径化、小型化が図れ、アクチュエータを用いた各種電気機器、例えは、本発明のアクチュエータを電動歯ブラシの把持部に内装して電動歯ブラシの駆動源とした場合、把持部の径を小さくできて、電動歯ブラシとしての使い勝手が良くなるものである。
【0029】
次に、本発明の他の実施形態を図5、図6に基づいて説明する。本実施形態は基本的な構成は前述の図1乃至図4に示す実施形態と同じであるので、重複する説明は省略し、異なる構成につき説明する。
【0030】
本実施形態においては、コイル4の両側にヨーク5a、5bを配置し、両側のヨーク5a、5bの内周部からそれぞれ複数の磁極部7を可動子3側に向けて突出することで固定子6を構成している。ここで、本実施形態では一方のヨーク5aに設けた磁極部7と他方のヨーク5bに設けた磁極部7とを軸周り方向において一致させてある。図6(a)、(b)に示すように、一方のヨーク5aの内周から複数の磁極部7が突設してあり(実施形態では4個の磁極部7が軸周り方向に90°の間隔を隔てて突設してあり)、また、他方のヨーク5bの内周から上記一方のヨーク5aに突設した磁極部7と同数の磁極部7が突設してあり(実施形態では4個の磁極部7が軸周り方向に90°の間隔を隔てて突設してあり)、図6(a)に示す複数の磁極部7と図6(b)に示す複数の磁極部7とは軸周り方向において一致している。
【0031】
可動子3は磁性体よりなるシャフト1の外周部に永久磁石2を設けて構成してある。本実施形態では、図5、図6に示すように、一方のヨーク5aに突設した磁極部7と対向するシャフト1の外周部において軸周り方向に複数個(実施形態では8個)の永久磁石2が設けてあり、更に、他方のヨーク5bに突設した磁極部7と対向するシャフト1の外周部において軸周り方向に上記とは別の複数個(実施形態では8個)の永久磁石2が設けてある。上記全ての永久磁石2はいずれもシャフト1の軸方向と交差する方向の外面と内面とが図5、図6に示すように異極となるように着磁されており、また、一方のヨーク5aに突設した磁極部7と対向する複数の永久磁石2は軸周り方向に隣接する永久磁石2の外面の磁極同士が異極となるようにN極とS極を交互に着磁してあり、更に、他方のヨーク5bに突設した磁極部7と対向する複数の永久磁石2は軸周り方向に隣接する永久磁石2の外面の磁極同士が異極となるようにN極とS極を交互に着磁してあり、更に、軸周り方向において一致する位置において軸方向に隣合う永久磁石2の外面の磁極同士が異極となっている。
【0032】
このように本実施形態においては、一方のヨーク5aに設けた磁極部7と他方のヨーク5bに設けた磁極部7とを軸周り方向において一致させ、一方のヨーク5aに設けた磁極部7に対応する永久磁石2の外面の磁極と、上記永久磁石2と軸周りにおいて一致する位置に設けた他方のヨーク5bから突設した磁極部7に対応する永久磁石2の外面の磁極の磁性を異ならせることにより、コイルに4に電流を流した場合に、一方のヨーク5aに設けた磁極部7の磁極と、これと対向する可動子3の永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係と、他方のヨーク5bに設けた磁極部7の磁極と、これと対向する可動子3の永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係とが同じとなるように構成している。
【0033】
本実施形態の動作原理を図6により説明する。コイル4に一方向の電流を流すとコイル4の軸方向の一方のヨーク5aに設けた磁極部7と、コイル4の軸方向の他方のヨーク5bに設けた磁極部7とに異なる極が発生する。例えば、図6のように、軸方向の一方のヨーク5aに設けた磁極部7にN極が生じ、他方側に位置するヨーク5bに設けた磁極部7にS極が生じたとすると、コイル4の両側の両ヨーク5a、5bにそれぞれ設けた磁極部7とこれらの磁極部7と対向する各永久磁石2との間には図6(a)、(b)に示すようにそれぞれ時計回りのトルクが生じ、可動子3が時計回りに回転する。また、コイル4に他方向の電流を流すとコイル4の軸方向の一方のヨーク5aに設けた磁極部7と、コイル4の軸方向の他方のヨーク5bに設けた磁極部7とに異なる極が発生し、コイル4の両側の両ヨーク5a、5bにそれぞれ設けた磁極部7とこれらの磁極部7と対向する各永久磁石2との間にはそれぞれ上記とは逆の反時計回りのトルクが生じ、可動子3が反時計回りに回転する。したがって、コイル4に交番電流を流すことによって可動子3をシャフトを中心として所定角度で往復回転運動させることができるものである。
【0034】
次に、本発明の更に他の実施形態を図7、図8、図9に基づいて説明する。本実施形態は基本的な構成は前述の図1乃至図4に示す実施形態と同じであるので、重複する説明は省略し、異なる構成につき説明する。
【0035】
本実施形態においては、固定子6の構成は前述の図1乃至図3に示す実施形態とほぼ同じである(なお、図9においては両側のヨーク5a、5bの内周からそれぞれ軸周り方向に90°の間隔を隔てて4つずつの磁極部7を設けている点が図3と異なるが本実施形態において磁極部7の数には限定はない)。
【0036】
本実施形態において可動子3は、磁性体よりなるシャフト1の外周部には磁性体よりなる磁性部材8を装着すると共に磁性部材8の外周面に周方向に所定間隔(図8、図9では90°の間隔)で永久磁石2を埋め込んで構成してある。
【0037】
すなわちシャフト1に被嵌して固着された円筒状をした磁性部材8の外周部の周方向の4箇所に設けた凹部15に平板状をした棒磁石よりなる永久磁石2が埋設してあって、可動子3の外面には軸周り方向において永久磁石2の外面と磁性部材8の外面とが交互に位置した状態となっており、また、上記永久磁石2はシャフト1と交差する方向の外面と内面とで極が異なるように着磁してあると共に、全ての永久磁石2の外面が同一極となっている。
【0038】
そして、本実施形態においても、両ヨーク5a、5bに設けた磁極部7と、これらの磁極部7と対向する永久磁石2の外面の磁極との関係は図1乃至図3に示す実施形態と同様に、コイル4の軸方向の両側に配設した両ヨーク5a、5bにそれぞれ設けた磁極部7を軸周り方向にずらす構成とすることで、コイルに4に電流を流した場合に、一方のヨーク5aに設けた磁極部7の磁極と、これと対向する可動子3の永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係と、他方のヨーク5bに設けた磁極部7の磁極と、これと対向する可動子3の永久磁石2の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係とが同じとなるようにしてある。
【0039】
本実施形態の動作原理を図9に基づいて説明する。コイル4に一方向の電流を流すとコイル4の軸方向の一方のヨーク5aに設けた磁極部7と、コイル4の軸方向の他方のヨーク5bに設けた磁極部7とに異なる極が発生する。例えば、図9のように、軸方向の一方のヨーク5aに設けた磁極部7にN極が生じ、他方側に位置する位置するヨーク5bに設けた磁極部7にS極が生じたとすると、コイル4の両側の両ヨーク5a、5bにそれぞれ設けた磁極部7と可動子3の永久磁石2との間には図9(a)、(b)に示すようにそれぞれ時計回りのトルクが生じ、可動子3が時計回りに回転する。また、コイル4に他方向の電流を流すとコイル4の軸方向の一方のヨーク5aに設けた磁極部7と、コイル4の軸方向の他方のヨーク5bに設けた磁極部7とに異なる極が発生し、コイル4の両側の両ヨーク5a、5bにそれぞれ設けた磁極部7と可動子3の永久磁石2との間にはそれぞれ上記とは逆の反時計回りのトルクが生じ、可動子3が反時計回りに回転する。したがって、コイル4に交番電流を流すことによって可動子3をシャフトを中心として所定角度で往復回転運動させることができるものである。
【0040】
上記のような本実施形態においては、永久磁石2の軸周り方向の隣の磁性部材8の外面部が永久磁石2の外面部の磁極と異なる磁極となって磁石として機能して軸周りに異なる磁極が存在することになり、前述の各実施形態のものに比べて高価な永久磁石2の使用数量を減らすことができて、低コストのアクチュエータを実現できるものであり、更に、起磁力側から見た磁気抵抗を低下することができる。
【0041】
次に、本発明の更に他の実施形態を図10、図11に基づいて説明する。
【0042】
前述の各実施形態では永久磁石2を可動子3側に設け、磁極部7を固定子6側に設けたが、本実施形態においては、永久磁石2を固定子6側に設け、磁極部7を磁性体よりなるシャフト1側に設けた点が上記各実施形態と異なっている。
【0043】
すなわち、コイル4の軸方向の両側にそれぞれ筒状に永久磁石2を配設して固定子6を構成してある。具体的には図10、図11に示すようにコイル4の軸方向の両側においてそれぞれ複数(実施形態では4個の)の断面円弧状をした永久磁石2を軸周り方向に並設して筒状磁石を構成してあり、この両筒状磁石はいずれも内径がコイル4の内径(実際は図示を省略しているがコイルボビンの内径)よりも大きいものである。上記全ての永久磁石2は軸と交差する方向の内面と外面とが異極となるように着磁してある。また、コイル4の軸方向の両側のうち一方側において軸周り方向に並設された複数の永久磁石2は図11(a)のように軸周り方向に隣接する永久磁石2の内面の磁極が異なっている。また、コイル4の軸方向の両側のうち他方側において軸周り方向に並設された複数の永久磁石2は図11(b)のように軸周り方向に隣接する永久磁石2の内面の磁極が異なっている。そして、図10、図11に示す実施形態ではコイル4の軸方向の一方側において軸周り方向に並設した複数の永久磁石2と、コイル4の軸方向の他方側において軸周り方向に並設した複数の永久磁石2とは、軸方向において一致する永久磁石2同士の内面側の磁極が同じとなっている。
【0044】
磁性体よりなるシャフト1の軸方向に間隔を隔てた位置からそれぞれ上記コイル4の軸方向の両側に設けた永久磁石2とそれぞれ対向するように磁極部7が突設してあり、実施形態においては図11(a)に示すように、コイル4の軸方向の一方側において軸周り方向に並設した複数の永久磁石2よりなる筒状磁石に対応して軸方向と交差する2つの磁極部7が軸周り方向に180°の間隔を隔てて突設してあり、また、図11(b)に示すように、コイル4の軸方向の他方側において軸周り方向に並設した複数の永久磁石2よりなる筒状磁石に対応して軸方向と交差する2つの磁極部7が軸周り方向に180°の間隔を隔てて突設してあり、更に、図11(a)に示す磁極部7と図11(b)に示す磁極部7とは軸周り方向に90°ずれている。このような構成とすることで、コイル4に電流を印加した時の軸方向に間隔を隔てた一方の磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の内面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係と、軸方向に間隔を隔てた他方の磁極部7の磁極と、これに対応する永久磁石2の内面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係とが同じとなるようにしてある。
【0045】
図11に基づいて本実施形態の動作原理を説明する。コイル4に一方向の電流を流すとコイル4の軸方向の両側に配置した永久磁石2のうち一方の永久磁石2と対向する方の磁極部7と、コイル4の軸方向の両側に配置した永久磁石2のうち他方の永久磁石2と対向する方の磁極部7とに異なる極が発生する。例えば、図11(a)の磁極部7にN極が生じ、他方側に位置する位置する図11(b)の磁極部7にS極が生じたとすると、コイル4の両側の両永久磁石2とこれらの永久磁石2と対向する各磁極部7との間には図11(a)、(b)に示すようにそれぞれ時計回りのトルクが生じ、可動子3が時計回りに回転する。また、コイル4に他方向の電流を流すと上記両側の磁極部7にそれぞれ上記とは逆の極が発生し、図11(a)、(b)の矢印とは逆の反時計回りのトルクが生じ、可動子3が反時計回りに回転する。したがって、コイル4に交番電流を流すことによって可動子3をシャフトを中心として所定角度で往復回転運動させることができるものである。
【0046】
本実施形態においては、永久磁石2をコイル4の軸方向の両側にそれぞれ設け、永久磁石2をシャフト1の軸方向と交差する方向に着磁し、磁極部7をシャフト1の軸方向に間隔を隔てた位置からそれぞれ上記コイル4の軸方向の両側に設けた永久磁石2とそれぞれ対向するようにシャフト1から突設するので、磁極部7がコイル4と可動子3との間に介在されない構成となっている。この構成により既に述べたコイル4と可動子3の永久磁石との間に磁極部となる磁極歯部を配置する従来例に比べてアクチュエータの径を小さくでき、したがって、アクチュエータの小径化、小型化が図れるものである。また、磁極部7がシャフト1の軸方向に間隔を隔てた位置からそれぞれ上記コイル4の軸方向の両側に設けた永久磁石2とそれぞれ対向するようにシャフト1から突設してあるので、シャフト1から遠い所で力が発生する対向面積を広く取れて大きなトルクを発生させることができる。
【0047】
そして、本実施形態のアクチュエータを用いた各種電気機器、例えは、本発明のアクチュエータを電動歯ブラシの把持部に内装して電動歯ブラシの駆動源とした場合、把持部の径を小さくできて、電動歯ブラシとしての使い勝手が良くなるものである。
【0048】
なお、軸方向の一方側における磁極部7と永久磁石2との磁気的関係、軸方向の他方側における磁極部7と永久磁石2との磁気的関係が、軸方向の一方側において磁極部7と永久磁石2との間に一方向に回転するトルクが発生し、軸方向の他方側において磁極部7と永久磁石2との間に反対方向に回転するトルクが発生するようになっていても、一方向又は逆方向に回転するトルクのうち何れか一方が大で他方が小となる関係となっている場合も、大きなトルクが発生する方に回動して往復回転運動を行うことができる。
【0049】
【発明の効果】
上記のように本発明の振動型アクチュエータにおいては、磁極部がコイルと可動子との間に介在されず、従来のようにコイル内周と可動子の外周との間に磁極歯部が位置するものに比べてアクチュエータの径を小さくできて小型化を図ることができ、また、可動子を高効率、高トルクで往復回転駆動を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクチュエータの全体構造を示す断面図である。
【図2】同上のアクチュエータの要部を軸方向と平行な方向で破断した斜視図である。
【図3】同上の動作原理のための説明図であり、(a)は一方のヨークに設けた磁極部と可動子の永久磁石との関係を示す断面図であり、(b)は他方のヨークに設けた磁極部と可動子の永久磁石との関係を示す断面図である。
【図4】同上のトルク特性を示すグラフである。
【図5】同上の他の実施形態のアクチュエータの要部を軸方向と平行な方向で破断した斜視図である。
【図6】同上の動作原理のための説明図であり、(a)は一方のヨークに設けた磁極部と可動子の永久磁石との関係を示す断面図であり、(b)は他方のヨークに設けた磁極部と可動子の永久磁石との関係を示す断面図である。
【図7】同上の更に他の実施形態のアクチュエータの全体構造を示す断面図である。
【図8】同上の他の実施形態のアクチュエータの要部を軸方向と平行な方向で破断した斜視図である。
【図9】同上の動作原理のための説明図であり、(a)は一方のヨークに設けた磁極部と可動子の永久磁石との関係を示す断面図であり、(b)は他方のヨークに設けた磁極部と可動子の永久磁石との関係を示す断面図である。
【図10】同上の更に他の実施形態のアクチュエータの要部を軸方向と平行な方向で破断した斜視図である。
【図11】同上の動作原理のための説明図であり、(a)は一方のヨークに設けた磁極部と可動子の永久磁石との関係を示す断面図であり、(b)は他方のヨークに設けた磁極部と可動子の永久磁石との関係を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シャフト
2 永久磁石
3 可動子
4 コイル
5 ヨーク
6 固定子
7 磁極部
8 磁性体

Claims (5)

  1. 磁性体よりなるシールドケース内に内装した固定子と、固定子内に配置される可動子とを備え、上記可動子が磁性体よりなるシャフトに永久磁石を設けて構成され、上記固定子が上記可動子を囲むように周方向に巻回されるコイルと筒状の磁性体よりなるヨークを有し、磁性体よりなるシャフトを上記磁性体よりなるシールドケースの両端部に回動自在に支持し、コイルに電流を印加して可動子をシャフトを中心として所定角度で往復回転運動させるようにしたアクチュエータであって、上記永久磁石はシャフトの軸方向と交差する方向に着磁されており、上記ヨークはコイルの軸方向の両側に設けられると共に軸方向の両側のヨークの内周面から可動子側に向けてそれぞれ上記永久磁石と対向するように磁極部が突設され、コイルに電流を印加した時の一方のヨークに設けた磁極部の磁極と、これに対応する永久磁石の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係と、他方のヨークに設けた磁極部の磁極と、これに対応する永久磁石の外面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係とが同じとなるように両側のヨークに設けた磁極部の軸周り方向の位置と、永久磁石の外面の磁極との位置関係を設定して成ることを特徴とするアクチュエータ。
  2. コイルの軸方向の両側に配設した両ヨークにそれぞれ設けた磁極部をシャフトを中心に軸周り方向にずらして成ることを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。
  3. 一方のヨークに設けた磁極部と他方のヨークに設けた磁極部とを軸周り方向において一致させ、一方のヨークに設けた磁極部に対応する永久磁石の外面の磁極と、上記永久磁石と軸周りにおいて一致する位置に設けた他方のヨークから突設した磁極部に対応する永久磁石の外面の磁極の磁性を異ならせて成ることを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。
  4. シャフトの外周部に磁性体と永久磁石とを設けると共に磁性体の外面部と永久磁石の外面部とが軸周り方向に並設していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアクチュエータ。
  5. 磁性体よりなるシールドケース内に内装した固定子と、固定子内に配置される可動子とを備え、上記可動子が磁性体よりなるシャフトに磁極部を設けて構成され、上記固定子が上記可動子を囲むように周方向に巻回されるコイルと永久磁石とを有し、磁性体よりなるシャフトを上記磁性体よりなるシールドケースの両端部に回動自在に支持し、コイルに電流を印加して可動子をシャフトを中心として所定角度で往復回転運動させるようにしたアクチュエータであって、上記永久磁石はコイルの軸方向の両側にそれぞれ設けられると共に永久磁石はシャフトの軸方向と交差する方向に着磁されており、磁極部はシャフトの軸方向に間隔を隔てた位置からそれぞれ上記コイルの軸方向の両側に設けた永久磁石とそれぞれ対向するようにシャフトから突設され、コイルに電流を印加した時の軸方向に間隔を隔てた一方の磁極部の磁極と、これに対応する永久磁石の内面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係と、軸方向に間隔を隔てた他方の磁極部の磁極と、これに対応する永久磁石の内面側の磁極との反発、吸引の磁気的関係とが同じとなるように軸方向の両側の磁極部の軸周り方向の位置と、永久磁石の内面の磁極との位置関係を設定して成ることを特徴とするアクチュエータ。
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