JP4029619B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機の室外機に係わり、より詳細には、ファンモータを取付けた取付台の上部を熱交換器の伝熱管に掛止できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例による空気調和機の室外機の内部構造は、本発明によるものとほぼ同一なので、内部構造については図2を用いて説明する。空気調和機の室外機は、図2で示すように、ベース1上を仕切板4により左右に区画し、区画された一方に熱交換器室5を、区画された他方に機械室6を夫々設けている。前記熱交換器室5には、室外側熱交換器7と送風ファン10及び同送風ファン10を駆動するファンモータ9が夫々設けられ、同ファンモータ9は前記ベース1上に立設された取付台に固定されている。前記機械室6には、冷媒を圧縮し冷房運転時には前記室外側熱交換器7に冷媒を送出する圧縮機11及び冷媒を貯留するアキュームレータ等が設けられている。また前記ベース1には、図1で示すように、吹出口3を形成し前面と両側面とからなる前面パネルと、上面と背面とからなる外胴2とが夫々着装されるようになっている。
【0003】
ファンモータを固定する従来の取付台は、例えば図6で示すような構成となっている。図6で示す取付台30は、脚部と同脚部の上端両側に連なる支柱部と、複数のネジ孔を穿設し同ネジ孔によりファンモータ9を固定する固定部30aと、同固定部30aから上方に延びるとともに、前方に向け折曲された上部固定部30bとからなり、前記脚部を前記ベース1に螺着される一方、前記上部固定部30bを前記外胴2に固定されていた。
【0004】
しかしながら、上記した取付台30は前記上部固定部30bを設けることにより外形寸法が必然的に大きくなり、取付部品としての製作コスト及び製作工数の増大を招くとともに、前記上部固定部30bが前記室外側熱交換器7から前記吹出口3に向かう空気の流路抵抗となって、前記室外側熱交換器7での熱交換効率に影響を与える恐れがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑み、取付台の製作コスト及び製作工数の低減をはかるとともに、取付台による流路抵抗を低減した空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
【0006】
本発明は上記課題を解決するために、ベース上に、平行に並べられた複数のフィンと、同フィンに直交するように蛇行状に配設された伝熱管とからなる室外熱交換器と、同室外熱交換器の前面に、送風ファンと、同送風ファンを駆動するファンモータと、同ファンモータを固定した取付台とを設けてなる空気調和機の室外機において、前記取付台を、脚部と、同脚部の上端両側に連なる一対の支柱部と、同支柱部上部にU字状に形成され、複数のネジ孔を穿設したファンモータ固定部と、同ファンモータ固定部の内周側の両側より後方に延出されるとともに、相対向して L 字状に折曲され、同折曲部に左右一対の縦長状の取付孔を穿設した上部固定部とで構成する一方、前記上部固定部の取付孔を挿通し、前記室外熱交換器の伝熱管に掛止される二股状に左右に分割形成した爪部を備えた可撓性を有する樹脂材からなる上部固定具を設け、前記取付台の脚部を前記ベース上に固着する一方、前記上部固定具の爪部を前記上部固定部の取付孔を挿通し、前記室外熱交換器の伝熱管に掛止させることにより、前記上部固定部を前記室外熱交換器に固着するようにした構成となっている。
【0009】
また、前記爪部の上下中央部に、後端が極細状に開放された円形状の切欠きによる挟持部を形成し、同挟持部に前記伝熱管を挟み込むようにして前記爪部を前記伝熱管に掛止させる構成となっている。
【0010】
また、前記爪部の上下中央部に、切欠きを設け前記爪部を上下に分割する一方、上部爪部の上端縁と、下部爪部の下端縁に夫々半円状の切欠きを形成し、前記上部爪部の切欠きに、上下に並んだ前記伝熱管の上部側を、前記下部爪部の切欠きに下部側の伝熱管を夫々掛止するようにした構成となっている。
【0011】
更に、前記上部固定具の前記爪部の前面に、前記ファンモータから導出された配線をクランプするC字状のクランプ部を形成した構成となっている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の室外機の外観斜視図であり、図2はその内部構造を示す斜視図である。図3は取付台の構成を示す斜視図であり、図4及び図5は同取付台の上部の固定を示す断面図である。
本発明による空気調和機の室外機は従来例でも説明したと同様に、図1で示すように、ベース1に吹出口3を形成した前面パネルと外胴2とを着装するとともに、前記ベース1上を仕切板4により左右に区画し、区画された一方に熱交換器室5を、区画された他方に機械室6を夫々設けている。図2で示すように、前記熱交換器室5の後部には、平行して並べられた多数のフィン7bと、同フィン7bに直交するように蛇行状に配設され両端部をU字管により夫々接合した伝熱管7aとからなり、コ字状に形成された室外側熱交換器7が設けられ、同室外側熱交換器7の前面には、ファンモータ9を固定した取付台8と、前記ファンモータ9により駆動され前記室外側熱交換器7で熱交換された空気を前記吹出口3から外部に排出する送風ファン10とが設けられている。前記機械室6には冷媒を圧縮する圧縮機11と、同圧縮機11に還流する冷媒を一時的に貯留するアキュームレータが設けられ、その上方には図示してはいないが制御基板等を内蔵した電装品箱が設けられるようになっている。
【0013】
前記取付台8は、図3で示すように、前記ベース1上に固着される平板状の脚部8aと、同脚部8aの上端両側に連なる一対の支柱部8bと、同支柱部8bの上部にU字状に形成され複数のネジ孔を穿設したファンモータ固定部8cと、同ファンモータ固定部8cの内周側の上部両側に、後方に延出して形成されL字状に相対向して折曲された上部固定部8dとからなり、同上部固定部8dには、後述する上部固定具を取付けるための縦長状の取付孔8eが左右一対となって夫々穿設されている。ファンモータ9は駆動軸9aに送風ファン10を固定し、前記ファンモータ固定部8cに螺着されるようになっている。また前記ファンモータ9から導出された配線9bは前記電装品箱に接続されるようになっている。
【0014】
前記取付台8の前記上部固定部8dに取付けられる上部固定具12は可撓性を有する樹脂材からなり、図3で示すように、一側に、二股状に左右に分割された爪部12aを突出して設ける一方、他側に、上端が開放された切欠きにより略C字状のクランプ部12cを形成している。前記爪部12aは夫々前記上部固定部8dに穿設された前記取付孔8eに対応して夫々形成され、また中央部に、後端が極細状に開放された円形状の切欠きによる、前記室外側熱交換器7の伝熱管7aの径に対応した挟持部12bを形成している。
【0015】
次に、上記した取付台8の取付手順について説明する。まず前記ファンモータ固定部8cに前記送風ファン10を固定した前記ファンモータ9を螺着する。次に前記脚部8aを前記ベース1上に固着し、この状態で前記上部固定具12の爪部12aを前記上部固定部8dの取付孔8eに前面から夫々挿通させ、続いて図4で示すように、前記爪部12aを、前記挟持部12bを上下に拡開するように撓ませ、前記室外側熱交換器7の伝熱管7aに前記挟持部12bを上下から挟持するように食い込ませる。これにより前記取付台8の上部固定部8dは前記室外側熱交換器7に固定されるようになっている。また、前記ファンモータ9から導出された配管9bは、前記クランプ部12cにクランプできるようになっている。
【0016】
上記した取付台8は、従来例で示したような、上方に延びる上部固定部を要しないため、外形寸法を小さくでき、製作コスト及び製作工数の低減ができるとともに、前記室外側熱交換器7から前記吹出口3に向かう空気の流路抵抗を低減できるようになっている。
【0017】
次に、他の実施例について説明する。図5で示す実施例は、上部固定具13の爪部13aを上下に分割する一方、上部爪部13aの上端縁と、下部爪部13aの下端縁に夫々半円状の切欠きを形成し、前記上部爪部の切欠きに、上下に並んだ前記伝熱管7aの上部側を、前記下部爪部の切欠きに下部側の伝熱管7aを夫々掛止するようにして,前記取付台8の固定をより堅固となるようにしている。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、取付台のファンモータ固定部の内周側に、後方に延出された上部固定部を形成し、同上部固定部に樹脂材からなる上部固定具を取付け、更に同上部固定具を室外側熱交換器の伝熱管に固定することにより、取付台の外形寸法を小さくし、その製作コスト及び製作工数の低減ができるとともに、前記室外側熱交換器から吹出口に向かう空気の流路抵抗を低減した空気調和機の室外機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の室外機を示す外観斜視図である。
【図2】本発明による室外機の内部構造を示す斜視図である。
【図3】取付台及び上部固定具を示す斜視図である。
【図4】上部固定具が取付けられた状態を示す断面図である。
【図5】他の実施例による上部固定具が取付けられた状態を示す断面図である。
【図6】従来例による取付台を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 外胴
3 吹出口
4 仕切板
5 熱交換器室
6 機械室
7 室外側熱交換器
7a 伝熱管
7b フィン
8 取付台
8a 脚部
8b 支柱部
8c ファンモータ取付部
8d 上部固定部
8e 取付孔
9 ファンモータ
9a 駆動軸
9b 配線
10 送風ファン
11 圧縮機
12 上部固定具
12a 爪部
12b 挟持部
12c クランプ部
13 上部固定具
13a 爪部
13b クランプ部
Claims (4)
- ベース上に、平行に並べられた複数のフィンと、同フィンに直交するように蛇行状に配設された伝熱管とからなる室外熱交換器と、同室外熱交換器の前面に、送風ファンと、同送風ファンを駆動するファンモータと、同ファンモータを固定した取付台とを設けてなる空気調和機の室外機において、前記取付台を、脚部と、同脚部の上端両側に連なる一対の支柱部と、同支柱部上部にU字状に形成され、複数のネジ孔を穿設したファンモータ固定部と、同ファンモータ固定部の内周側の両側より後方に延出されるとともに、相対向して L 字状に折曲され、同折曲部に左右一対の縦長状の取付孔を穿設した上部固定部とで構成する一方、前記上部固定部の取付孔を挿通し、前記室外熱交換器の伝熱管に掛止される二股状に左右に分割形成した爪部を備えた可撓性を有する樹脂材からなる上部固定具を設け、前記取付台の脚部を前記ベース上に固着する一方、前記上部固定具の爪部を前記上部固定部の取付孔を挿通し、前記室外熱交換器の伝熱管に掛止させることにより、前記上部固定部を前記室外熱交換器に固着するようにしたことを特徴とする空気調和機の室外機。
- 前記爪部の上下中央部に、後端が極細状に開放された円形状の切欠きによる挟持部を形成し、同挟持部に前記伝熱管を挟み込むようにして、前記爪部を前記伝熱間に掛止させてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
- 前記爪部の上下中央部に、切欠きを設けて、同爪部を上下に分割する一方、上部爪部の上端縁と、下部爪部の下端縁に夫々半円状の切欠きを形成し、上部爪部の切欠きに、上下に並んだ前記伝熱管の上部側を、下部爪部の切欠きに下部側の伝熱管を夫々掛止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
- 前記上部固定具の前記爪部の前面に、前記ファンモータから導出された配線をクランプするC字状のクランプ部を形成してなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
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