JP4029070B2 - 消泡剤組成物およびその使用 - Google Patents

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Description

本発明は、(A)シロキサンをベースとする消泡剤および(B)分枝鎖ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーを含有する消泡剤組成物、および水性媒体、特にセルロース製造の際に生じる水性媒体の消泡のための使用に関する。
所望のまたは不所望の成分として表面活性化合物を含有する多くの液体、特に水性系は、この系をガス状の物質と多少強力に接触させる場合、例えば排水中への通気の際、液体の強力な攪拌の際、蒸留工程、洗浄工程または染色工程の際、または充填工程の際に、泡沫形成による問題が生じることがある。
この泡沫の問題を解決するためには、機械的方法または消泡剤の添加を行うことができる。この際シロキサンベースの消泡剤が特に重要である。
シロキサンをベースとする消泡剤は、例えばDD−A056762によりポリジメチルシロキサン中での親水性ケイ酸を加熱することにより製造される。この方法は著しく費用がかかり、それにもかかわらずそのように製造された消泡剤の作用効果は満足のいくものではない。例えばDE−A2925722に相応する、ポリジメチルシロキサン中での疎水性化ケイ酸の分配は経済的な方法であるが、得られた消泡剤の効果は同様に改善の必要がある。
消泡剤組成物中への変性ポリオルガノシロキサンの使用は同様に公知である。こうして、例えば分枝鎖シロキサン消泡剤をポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーと組み合わせて消泡剤として、例えばセルロース製造のために使用することは推奨されている(EP−A341952)。キャリヤーオイルとしての鉱油との組合せにおいてもポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーはプラスの効果を有している(US5523019)。WO98/000216によれば、消泡剤組成物中の界面活性剤として、ジメチル−3−ヒドロキシプロピルポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するシロキサンが特に好適である。
EP−A663225およびEP−A1076073中には、少なくとも1つのポリエーテル基を有する架橋したもしくは分枝したポリオルガノシロキサンを消泡剤組成物の両方の成分の1つとして請求している。その際、架橋はアルキレン基、を介して、ポリジメチルシロキサンを介してまたはポリエーテル基を介して行われる。Si−C結合を介して結合することによりこの生成物は加水分解安定性である。これに対して、US−A5625024中で提案された方法はSi−O−C−結合を介しての結合にも導くので、特に酸性または塩基性媒体中で加水分解に安定ではなく、こうして起泡する水性媒体中でその効果を失う。
しかしながら、公知技術により製造された消泡剤組成物は常に十分な効果を示すわけではない。
DD−A056762 DE−A2925722 EP−A341952 US5523019 WO98/000216 EP−A663225 EP−A1076073 US−A5625024
従って、本願発明の課題は、特に強く泡立つ、熱い、アルカリ性の媒体、例えばセルロース製造の際に生じるアルカリ性の媒体中で改善された効果を示す、シロキサンをベースとする消泡剤組成物を提案することにある。
この課題は、シロキサンをベースとする公知の消泡剤に特異的に分枝したポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーを添加することにより、解決する。
本発明の課題は、
(A)シロキサンをベースとする消泡剤および
(B)一般式
Figure 0004029070
[式中、
Y は酸素原子、窒素原子およびケイ素原子の群から選択された1個または複数個のヘテロ原子を有していてよい、3価〜10価の、有利に3価〜4価の炭化水素基を表し、
R は同一または異なっていてよく、ハロゲン化されているかまたはハロゲン化されていない、基あたり炭素原子1〜18個を有する1価の炭化水素基を表し、
A は式:−RSi−R−(RSiO)−(ここで、Rは1個または複数個の、有利には1〜4個の相互に分離した酸素原子で中断されていてよい、炭素原子2〜30個を有する二価の炭化水素基を表す)の基を表し、
G は式:−C2f−2k−Zの1価の基を表すか、または第2の結合が他の基Yに行われる式:−C2n−の二価の基を表し、
Z は式:
Figure 0004029070
(ここで、Rは水素原子または炭素原子1〜18個を有する炭化水素基または式:R−C(O)−(ここでRは前記の意味を有する)の基を表し、Rは炭素原子1〜10個を有する二価の炭化水素基を表し、かつvは0または1、有利には1であり、a、bおよびcは0または1〜1000の整数であり、cは有利には0であり、但し(a+b+c)からの合計は2〜2000、有利には2〜200、より有利には2〜150の値を有し、xは3〜10の整数、有利には3または4である)の基を表し、
f は2〜12の整数、有利には2であり、
k は0または1、有利には0であり、
n は2〜12の整数、有利には2であり、
m は少なくとも1の整数、有利には1〜1000の整数であり、
p は0または正の整数、有利には0または1〜20の整数である]の構成要素を有する分枝鎖ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー、但しこの分枝鎖ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーは平均して少なくとも1個の基Zを有する、
を含有する消泡剤組成物により解決する。
本発明による消泡剤組成物の効果に関しては、本発明において使用したポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)が決定的な意味を有する。
消泡剤組成物は、本発明によるポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)を有利に0.1〜75質量%、より有利に0.1〜50質量%、特に有利に3〜50質量%含有する。
一般式(I)の分枝鎖ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)の製造は、有利に、
第1の工程で、
脂肪族二重結合を少なくとも3個有する式:
Y(CR=CH
[式中、Yおよびxは前記の意味を有し、かつ
は水素原子または炭素原子1〜10個を有するアルキル基を表す]の化合物(1)と一般式
H(RSiO)−A−RSiH
[式中、A、R、mおよびpは前記の意味を有する]のオルガノポリシロキサン(2)とを、脂肪族多重結合へのSi−結合水素の付加を促進する触媒(3)、いわゆるヒドロシリル化触媒の存在で反応させ、かつ
第2の工程で、
このようにして得られたSi−結合水素原子を有する分枝鎖中間生成物(5)と、
k=0の場合:HC=CR−Z (4a)および
k=1の場合:RC≡C−Z (4b)の群から選択された、式
2f−2k−1−Z
[式中、RおよびRはRの意味を有し、f、kおよびZは前記の意味を有する]
の有機化合物(4)とを、脂肪族多重結合にSi−結合水素を付加するために必要な触媒(3)の存在で反応させることにより製造される。
kが0であるのが有利であり、従って有機化合物(4a)が有利である。
本発明による消泡剤組成物中に含有される分枝鎖構造を有するポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)は基本的に、その末端がそれぞれC2f−またはC2f−2−ブリッジを介して構造要素YもしくはZと結合している鎖状のシロキサンブロックを含有する。より多くのシロキサンブロックが両側で要素Yと結合していればいるほど、生じた生成物はより分枝状である。一般的に本発明によるポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーは、シロキサンブロックおよび有機ブロックが相互に交換しているように構成されており、その際分枝構造および末端は有機ブロックからなる。ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーにおいては末端基Z対分枝基Yの比(Z/Y−比)は有利に1.0〜2.0、有利に1.1〜1.5である。
本発明によるポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)は有利に25℃で50〜50000000mPa・s、より有利に25℃で500〜5000000mPa・sおよび特に有利に25℃で1000〜1000000mPa・sの粘度を有する。
基Rの例はアルキル基、例えばメチル−、エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル−、n−ブチル−、イソ−ブチル−、t−ブチル−、n−ペンチル−、イソ−ペンチル−、ネオ−ペンチル−、t−ペンチル基、ヘキシル基、例えばn−ヘキシル基、ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基、オクチル基、例えばn−オクチル基およびイソ−オクチル基、例えば2,2,4−トリメチルペンチル基、ノニル基、例えばn−ノニル基、デシル基、例えばn−デシル基、ドデシル基、例えばn−ドデシル基、およびオクタデシル基、例えばn−オクタデシル基;シクロアルキル基、例えばシクロペンチル−、シクロヘキシル−、シクロヘプチル−およびメチルシクロヘキシル基;アリール基、例えばフェニル−、ナフチル−、アントリル−およびフェナントリル基;アルカリール基、例えばo−、m−、p−トリル基、キシリル基およびエチルフェニル基:およびアラルキル基、例えばベンジル基、α−およびβ−フェニルエチル基である。
ハロゲン化基Rの例は、ハロゲンアルキル基、例えば3,3,3−トリフルオロ−n−プロピル基、2,2,2,2′,2′,2′−ヘキサフルオロイソプロピル基、ヘプタフルオロイソプロピル基およびハロゲンアリール基、例えばo−、m−およびp−クロロフェニル基である。
基R炭素原子が1〜6個を有する一価の炭化水素基であるのが有利であり、その際メチル基が特に有利である。
アルキル基Rの例はメチル−、エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル−、n−ブチル−、イソ−ブチル−、t−ブチル−、n−ペンチル−、イソ−ペンチル−、ネオ−ペンチル−、t−ペンチル基、ヘキシル基、例えばn−ヘキシル基、ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基、オクチル基、例えばn−オクチル基およびイソ−オクチル基、例えば2,2,4−トリメチルペンチル基、ノニル基、例えばn−ノニル基およびデシル基、例えばn−デシル基である。Rが水素原子であるのが有利である。
基Rの例は次の式のものである、
Figure 0004029070
炭化水素基Rの例はアルキル基、例えばメチル−、エチル−、n−プロピル−、イソ−プロピル−、n−ブチル−、イソ−ブチル−、t−ブチル−、n−ペンチル−、イソ−ペンチル−、ネオ−ペンチル−、t−ペンチル基、ヘキシル基、例えばn−ヘキシル基、ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基、オクチル基、例えばn−オクチル基およびイソ−オクチル基、例えば2,2,4−トリメチルペンチル基、ノニル基、例えばn−ノニル基、デシル基、例えばn−デシル基およびドデシル基、例えばn−ドデシル基;アリール基、例えばフェニル基;およびアラルキル基、例えばベンジル基、α−およびβ−フェニルエチル基である。式:R−C(O)−基の例はアセチル基である。Rが水素原子、メチル−、n−ブチル−またはアセチル基であるのが有利である。
およびRに関してRの例が完全に該当する。Rが水素原子であるのが有利である。Rが水素原子であるのが有利である。
基Rに関する例は式−(CH)−、−(CH−、−(CH−、−C(CH−のものであり、その際基−(CH)−が有利である。
第1の工程において、(1)のCH=CR−基へのSiH−基の付加、いわゆるヒドロシリル化は次のような当業者に公知の2つの異性体の形成に導く:
Figure 0004029070
本発明によるオルガノポリシロキサン(コ)ポリマーの(I)中の−C2n−は異性体形成も包含し、従って異性体基
Figure 0004029070
を表し、nは従って(1)のCH=CR−基中のC−原子の総数である。Rは有利に水素原子であるので、nは有利に2である。
本発明の方法においては、化合物(1)の1つの種類または化合物(1)の種々の種類を使用することができる。
本発明による分枝鎖ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)を製造することのできる化合物(1)の例は、
1,2,4−トリビニルシクロヘキサン、
1,3,5−トリビニルシクロヘキサン、
3,5−ジメチル−4−ビニル−1,6−ヘプタジエン、
1,2,3,4−テトラビニルシクロブタン、
メチルトリビニルシラン、
テトラビニルシラン、
1,1,2,2−テトラアリルオキシエタンであり、その際1,2,4−トリビニルシクロヘキサンが有利である。
従って、基Yの例は次の式:
Figure 0004029070
のものであり、この際式:
Figure 0004029070
の基が有利である。
本発明による方法においてはオルガノシロキサン(2)の1種類またはオルガノシロキサン(2)の種々の種類を使用することができる。
オルガノポリシロキサン(2)としては十分に線状のポリマーを使用する。
pは有利に0であり、mは有利に5〜400の整数である。
オルガノポリシロキサン(2)は第1の工程において、化合物(1)中の脂肪族二重結合に対してオルガノポリシロキサン(2)中のSi−結合水素の比が、有利に少なくとも1.5、より有利に1.5〜20、特に有利に1.5〜5.0であるような量で使用する。
オルガノシロキサン(2)を有利に過剰に使用するので、第1の工程において化合物(1)中の全ての脂肪族二重結合は完全に反応し、Si−結合水素原子を有する分枝鎖中間生成物(5)が得られる。p=0およびm=1〜6を有する低分子オルガノポリシロキサン(2)の場合、過剰のオルガノポリシロキサン(2)を引き続き蒸留により除去することにより、中間生成物(5)は実質的にオルガノポリシロキサン(2)を含有しない。それ以外の場合には、過剰のオルガノポリシロキサン(2)を有利に反応混合物中に残し、これにより中間生成物(5)は希釈される。可溶性の、すなわち未架橋の中間生成物(5)を得るためには、従って有利に(1)中のC=Cに対して(2)中のSiHのモル比を少なくとも1.5に調節する。必要なモル比はその都度の(1)の構造およびインデックスxに依存し、当業者には個々の場合に関して手動の操作で実験することにより、知ることができる。
脂肪族多重結合へのSi−結合水素原子の付加を促進する触媒(3)としては、本発明方法においても従来脂肪族多重結合にSi−結合水素の付加を促進するために使用することのできた触媒を使用することができる。この触媒は白金族金属の群からの金属または白金族金属の群からの化合物または錯体であるのが有利である。そのような触媒の例は金属の白金または微細に粉砕された白金、これは担体上に、例えば二酸化ケイ素、酸化アルミニウムまたは活性炭素上に存在していてもよい、または白金の化合物または白金の錯体、例えばハロゲン化白金、例えばPtCl、HPtCl・6HO、NaPtCl・4HO、白金−オレフィン−錯体、白金−アルコール−錯体、白金−アルコレート−錯体、白金−エーテル−錯体、白金−アルデヒド−錯体、白金−ケトン−錯体、HPtCl・6HOとシクロヘキサノンとからなる反応生成物も包含する、並びに白金−ビニル−シロキサン錯体、例えば検出可能な無機結合ハロゲンを含有するかまたは含有しない白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラ−メチル−ジシロキサン錯体、ビス(γ−ピコリン)−白金ジクロリド、トリメチレンジピリジン白金ジクロリド、ジシクロペンタジエン白金ジクロリド、ジメチルスルホキシドエチレン白金(II)−ジクロリド、シクロオクタジエン−白金ジクロリド、ノルボルナジエン−白金ジクロリド、γ−ピコリン−白金ジクロリド、シクロペンタジエン−白金ジクロリド、並びに四塩化白金とオレフィンおよび第一アミンまたは第二アミンまたは第一および第二アミンとの反応生成物、例えば1−オクテン中に溶かした四塩化白金とsec−ブチルアミンからの反応生成物またはアンモニウム−白金錯体である。
触媒(3)は第1の反応工程においては、有利に0.2〜20質量ppm(百万質量部あたりの質量部)の量で、より有利には1〜10質量ppmの量で使用する(元素状白金として計算しかつ化合物(1)およびオルガノポリシロキサン(2)の総質量に対して)。
第1の反応工程は有利に周囲圧で、すなわちほぼ1020hPa(絶対)で実施する、しかしより高いまたは低い圧力で実施することもできる。更に第1の工程を有利に20〜150℃で、より有利には40〜100℃の温度で実施する。
少なくとも3つの脂肪族二重結合を有する化合物(1)、例えば1,2,4−トリビニルシクロヘキサン、は高温で重合する傾向にあるので、最初の工程においてはラジカル開始剤、例えば4−メトキシフェノール、2,6−ビス(t−ブチル)−4−メチルフェノール、フェノチアジン、ハイドロキノンまたはベンズカテキンを一緒に使用するのが有利である。その際、ラジカル開始剤は、化合物(1)およびオルガノポリシロキサン(2)の総質量に対して、10〜500質量ppmの量で使用するのが有利である。
第1並びに第2の方法工程において、有利に不活性有機溶剤を一緒に使用することもできる。不活性有機溶剤の例は、トルエン、キシレン、オクタン異性体、ヘプタン異性体、酢酸ブチル、1,2−ジメトキシエタン、テトラハイドロフランおよびシクロヘキサンである。場合により一緒に使用した不活性有機溶剤は第1もしくは第2工程の後に蒸留により除去するか、または反応混合物中に残す。
有機化合物(4)は脂肪族C−C二重結合または三重結合を有し、これはヒドロシリル化反応においてSi−H−基に対して反応性であり、これはSi−C−結合の形成下に付加する。k=0である場合、反応性基は二重結合を有し、有機化合物(4)は式HC=CR−Zの化合物(4a)であり、これは有利である。k=1である場合、反応性基は三重結合を有し、有機化合物(4)は式RC≡C−Zの化合物(4b)である。(4a)または(4b)中の二重結合または三重結合へのSiH−基の、中間生成物(5)への付加において、当業者には知られているように、次のように異性体が形成される:
Figure 0004029070
本発明のポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)の式(I)中の−C2f−2k−基はこれらの異性体形成を包含し、従って有利に異性体基
Figure 0004029070
を意味し((4a)が有利であるので、異性体基(iii)および(iv)が有利である)、従ってfは(4a)のHC=CR−基または(4b)のRC≡C−基中のC−原子の総数である。RおよびRが有利に水素であるので、従ってfは有利に2である。
有機化合物(4a)中のHC=CR−基の例は
C=CH−
C=C(CH)−
C=C(C)−および
C=C(C17)−である。
有機化合物(4b)中のRC≡C−基の例は
HC≡C−
CHC≡C−および
C≡C−である。
有機化合物(4a)に関する有利な例は式:
Figure 0004029070
の化合物であり、従って(I)中の−C2f−2k−Z基に関しては式:
Figure 0004029070
の異性体基が有利であり、この際、a、b、cおよびRは前記のものを表す。
(4a)または(4b)中の二重結合または三重結合に結合する基Zはポリエーテルである。通常、このポリエーテルはエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドおよび/またはブチレンオキシドの重合により製造され、この際アルキレンオキシド単位はランダムに分布しているか、またはブロックコポリマーとして存在していてもよい。ポリエーテルは唯一のアルキレンオキシドからまたは2種または3種の前記アルキレンオキシドからの共重合により製造されてもよい。この際、それぞれの方法によりランダムに分布したコポリマーまたはブロックコポリマーが得られ、この際ランダムに分布したポリエーテルが有利である。本発明による消泡剤組成物中に含有される分枝鎖ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーの製造のために使用する式4aおよび4bのポリエーテルは少なくとも2個のポリオキシアルキレン単位、通常は200個を越えないポリオキシアルキレン単位、有利には150個を越えないポリオキシアルキレン単位を有する。
第2の工程においては有機化合物(4)を、第1の工程中で得られる中間生成物(5)中のSi−結合水素に対する(4a)中の脂肪族二重結合もしくは(4b)中の脂肪族三重結合の比が有利に1.05〜1.5であるような量で使用する。
第2の工程の実施の際には、化合物(4)を触媒反応した中間生成物(5)に供給するか、またはその逆にすることも可能である。しかしながら、化合物(4)を触媒(3)と一緒に予め挿入し、これに中間生成物(5)を配量するのが有利である。このヒドロシリル化反応の反応熱が低い場合には、(4)および(5)からなる混合物を好適な温度で触媒(3)を用いて開始させ、この際、断熱的方法においては反応混合物の加熱が反応自体の前進のための程度である。
化合物(4)が揮発性である場合、過剰の化合物(4)を蒸留除去し、そうでなければこの化合物は最終生成物中に残留する。
第2の工程において、触媒(3)を有利に0.5〜50質量ppm(百万質量部あたりの質量部)の量で、より有利には2〜20質量ppmの量で使用する(それぞれ、元素状白金として計算しかつ有機化合物(4)および第1の工程において得られた中間生成物(5)の総質量に対して)。
第2の反応工程は有利に周囲圧で、すなわちほぼ1020hPa(絶対)で実施する、しかしより高いまたは低い圧力で実施することもできる。更に第2の工程を有利に20〜150℃で、より有利には40〜120℃の温度で実施する。
本発明による、分枝鎖ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)は消泡作用を示す。ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)を単独で消泡剤として使用することもできる。
本発明による消泡剤組成物は、消泡剤組成物の全質量に対して、それぞれ
(A)シロキサンをベースとする消泡剤1〜90質量%、
(B)一般式(I)の分枝鎖ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー0.1〜50質量%、
(C)乳化剤0〜20質量%、有利に2〜20質量%、
(D)水0〜97質量%(以降の頁も参照)、および場合により
(E)保存剤、増粘剤およびその他の添加物を含有する。
シロキサンをベースとする消泡剤(以降、シロキサン消泡剤とも呼ぶ)としては通常ケイ酸とポリオルガノシロキサンとからなる混合物を使用し、その際有利に混合物は、
(aa)50g/mより大きいBET−表面積を有する、その場で疎水性化された、沈降および/または高熱分解法ケイ酸、および/または50g/mより大きいBET−表面積を有する、前処理された、疎水性の沈降および/または高熱分解法ケイ酸 1〜15質量%、
(ab)一般式:
(RO)SiO(4−e−d)/2 (II)
[式中、Rは同一または異なっていてよく、置換および/または非置換の飽和および/または不飽和の、基あたり1〜30個の炭素原子を有する、一価の炭化水素基を表し、Rは同一または異なっていてよく、水素原子、または置換および/または非置換の飽和および/または不飽和の、基あたり1〜30個の炭素原子を有する、一価の炭化水素基を表し、
dは0、1、2または3であり、その際dは平均して0.5より小さい値であり、
eは0、1、2または3であり、
但し、合計(d+e)<3であり、かつ平均して1.8〜2.4の値を示す]の単位からなる、1種以上のポリオルガノシロキサン 20〜99質量%、
(ac)実質的に一般式RSiO1/2およびSiO4/2(ここで、Rは前記のものを表す)の単位からなるシリコーン樹脂 0〜10質量%、
(ad)鉱油、天然油、イソパラフィン、ポリイソブチレン、オキソアルコール合成からの残渣、合成低分子カルボン酸のエステル、低分子アルコールのエーテル、フタレートおよびリン酸のエステルの群から選択された、100℃を越える沸点を有する有機化合物 0〜80質量%、
を含有し、この際質量%は消泡剤の総質量に対するものである。
ケイ酸(aa)のその場での疎水性化はポリオルガノシロキサン(ab)中で分散したケイ酸を数時間、温度100〜200℃に加熱することにより行うことができる。その際、反応を触媒、例えばKOHの、および疎水性化剤、例えば短鎖OH−末端ポリジメチルシロキサン、シラン、シラザンまたはシリコーン樹脂の添加により補助することができる。選択的に、前処理した、疎水性化ケイ酸を使用することも、またはその場で疎水性化したケイ酸と前処理した疎水性化ケイ酸との組合せを使用することもできる。
一般式(II)中の基Rの例は、非置換の、分枝または非分枝のアルキル基、例えば
メチル−、エチル−、プロピル−、イソ−プロピル−、ヘキシル−、2−エチルヘキシル、オクチル−、またはドデシル基;置換アルキル基、例えばトリフルオロプロピル−、シアノエチル−、グリシドオキシプロピル−、ポリアルキレングリコールプロピル−、アミノプロピル−またはアミノエチルアミノプロピル基;不飽和基、例えばビニル−、メタクリルオキシプロピル−またはアリル基;芳香族基、例えばフェニル−、トリル−、キシリル−、ナフチル−、アントラシル−またはベンジル基である。特に有利な基Rはメチル−またはフェニル基であり、基Rの80モル%以上がメチル基である場合、特に有利である。
一般式(II)中の基Rの例は、非置換の、分枝または非分枝のアルキル基、例えば
メチル−、エチル−、プロピル−、イソ−プロピル−、ヘキシル−、2−エチルヘキシル、オクチル−、またはドデシル基;置換アルキル基、例えばトリフルオロプロピル−、シアノエチル−、グリシドオキシプロピル−、ポリアルキレングリコールプロピル−、アミノプロピル−またはアミノエチルアミノプロピル基;不飽和基、例えばビニル−、メタクリルオキシプロピル−またはアリル基;芳香族基、例えばフェニル−、トリル−、キシリル−、ナフチル−、アントラシル−またはベンジル基である。
式(II)の化合物の例は25℃で100〜1000000mPa・sの粘度を有するポリジメチルシロキサンである。このポリジメチルシロキサンは、例えばCHSiO3/2−またはSiO4/2−単位の組込により分枝していてよい。この分枝状または架橋したシロキサンは粘弾性を有する。
この種の粘弾性分枝鎖ポリオルガノシロキサンは例えばジメチルジクロロシラン−加水分解生成物またはヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサンとトリメチルシリル末端ポリジメチルシロキサンおよび少なくとも3つの加水分解可能な基を有するシラン、例えばテトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシランまたはメチルトリアセトキシシランまたは実質的に(CHSiO1/2−およびSiO−単位から2対1〜1対2の比で構成されているシリコーン樹脂から選択された化合物とを、触媒の存在下に反応させることにより得ることができる。
粘弾性分枝鎖ポリオルガノシロキサンを製造するための選択的な方法は、ランダム分布した、基あたり官能基を平均して2個未満有するオルガノシロキサンXとランダム分布した、基あたり官能基を平均して2個より多く有するオルガノシロキサンXとの、ヒドロシリル化を促進する触媒、例えば白金または白金化合物の存在下での反応であり、その際シロキサンXまたはXあたりそれぞれ官能基に関して1種類のみが存在する。
更に、シロキサンをベースとする消泡剤は少なくとも1種の一般式(II)のポリオルガノシロキサン(ab′)(式中、Rはメチル基を表し、Rは炭素原子を少なくとも6個有する線状および/または分枝鎖炭化水素を表し、dは0.005〜0.5の値を有し、合計(d+e)は1.9〜2.1の値である)を0.1〜10質量%、有利に0.5〜5質量含有していてよい。この種の生成物は例えば25℃での粘度50〜50000mPa・sのシラノール末端ポリジメチルシロキサンと炭素原子を6個より多く有する脂肪族アルコール、例えばイソトリデシルアルコール、n−オクタノール、ステアリルアルコール、4−エチル−ヘキサデカノールまたはエイコサノールとをアルカリ性触媒で縮合することにより得られる。
本発明による消泡剤組成物中にはその他の公知の添加物または助剤を含有していてよい、例えばその他の充填剤、例えば酸化アルミニウム、金属石鹸、疎水性化石英砂または微細に粉砕された疎水性ポリウレタンを含有していてよい。しかしながら消泡オイルとして作用する物質、例えば鉱油、パラフィンオイル、脂肪酸エステル、脂肪族アルコールおよびワックスを組成物の総質量に対して1〜99質量%の量で添加することも可能である。更に増粘剤として公知の化合物、例えばポリアクリル酸、ポリアクリレート、セルロースエーテル例えばカルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロース、天然のゴム例えばキサンタンゴム、およびポリウレタン、を添加することもできる。
本発明の消泡剤組成物の製造は、公知法により、例えばコロイドミルまたはローター・ステーターホモジナイザー中で高い剪断力を適用して、実施することができる。高分散性充填剤中に含有される空気の混入を回避するために、混合工程を減圧で実施することができる。
本発明による消泡剤組成物の水中油型エマルジョン(O/W−エマルジョン)中への使用は有利である。本発明による消泡剤組成物中に使用する特別なポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーは界面活性特性を有し、従ってシロキサンをベースとする消泡剤に由来する、水中油型エマルジョンの製造のための乳化剤としても好適である。エマルジョンとして使用する場合、消泡剤組成物はシロキサンをベースとするO/W−エマルジョンを形成することのできる有機乳化剤を付加的に添加することができる。効果の改善のために、ポリシロキサン−ポリエーテル−コポリマー(B)は消泡剤(A)と一緒に乳化することができ、またはポリシロキサン−ポリエーテル−コポリマー(B)は消泡剤(A)のエマルジョンの製造の後に消泡剤エマルジョンに単に直接またはエマルジョンの形で添加することができる。
O/W−エマルジョンの形の本発明による消泡剤組成物は、消泡剤組成物の全質量に対して、有利に
(A)シロキサンをベースとする消泡剤5〜50質量%、
(B)一般式(I)のポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー0.1〜30質量%、
(C)乳化剤2〜20質量%、
(D)水50〜95質量%、および場合により
(E)保存剤、増粘剤およびその他の添加物を含有する。
エマルジョンの製造のために必要な乳化剤は、アニオン性、カチオン性または非イオン性であってよく、安定なシリコーンエマルジョンの製造のためには当業者には公知である。乳化剤混合物を使用するのが有利であり、この際少なくとも1種の非イオン性乳化剤、例えばソルビタン脂肪酸エステル、エトキシル化ソルビタン脂肪酸エステル、エトキシル化脂肪酸、炭素原子10〜20個を有するエトキシル化線状または分枝鎖アルコールおよび/またはグリセリンエステルを含有するべきである。
シリコーンエマルジョンの製造ための技術は公知である。通常、製造は全ての成分の簡単な攪拌および引き続くローター・ステーターホモジナイザー、コロイドミルまたは高圧ホモジナイザーにより行われる。
本発明による消泡剤組成物は泡沫の形成により妨害される工程において、これを減少させるかまたは完全に除去すべき全ての場合に使用することができる。例えば、洗浄剤および清浄化剤中、排水施設中での泡沫の除去、繊維染色法において、天然ガス洗浄において、分散液中および炭化水素中に使用することができる。
特に、本発明による消泡剤組成物はセルロース製造において生じる水性媒体の消泡に使用するために、著しく優れている。
以下に記載する部および%の記載は他に記載のない限り質量に関する。粘度は25℃に関する。
(A)シロキサン消泡剤の製造
A1:粘度12500mm/sのポリジメチルシロキサン94部および親水性ケイ酸6部をコロイドミル(間隙0.6mm)で3回ホモジナイズする。混合物を190℃に10時間加熱することによりケイ酸をその場で疎水性化する。
A2:粘度65mm/sのヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサン400部および粘度40mm/sのトリメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン40部、メチルトリメトキシシラン4部および0.5%濃度の塩化窒化リン触媒1部を100℃に加熱した。20分間の経過の後に、圧力は35ミリバールに低下した。その後、トリイソオクチルアミン0.03部で触媒の中和を行った。得られたポリオルガノシロキサンは粘度19000mm/sを示す。このオイルの95部中に前処理した疎水性ケイ酸5部を添加し、コロイドミルでホモジナイズする。
A3:粘度5000mm/sのトリメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン89.3部、BET−表面積300m/gを有する熱分解法親水性ケイ酸5部、20%濃度のメタノール性KOH0.7部、トリメチルシロキシ単位40モル%およびSiO4/2−単位60モル%からなるシリコーン樹脂2.5部、およびエイコサノールと粘度65mm/sのヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサンとの縮合により製造されたシロキサン2.5部からなる混合物を150℃で2時間加熱した。冷却後、混合物をコロイドミルでホモジナイズした。
(B)ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーの製造
本発明の分枝鎖ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(ポリマー1)の製造:
機械的撹拌機を備えるガラスフラスコ中で1,2,4−トリビニルシクロヘキサン108gと、0.18質量%の活性水素(Si−結合水素)含量および25℃における粘度9mPa・sを有するα,ω−ジヒドロポリジメチルシロキサン1840gとを混合し、引き続き白金含量1.0質量%のジメチルポリシロキサン中の白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン−錯体の溶液(いわゆるカルステッド(Karstedt)触媒)1.9gを添加する。この反応混合物は数分間で約80℃に加熱し、この温度で約1時間攪拌する。活性水素(Si−結合水素)の含量0.067質量%、25℃での粘度220mm/sを有する分枝鎖シロキサンポリマーが得られる。この合成原理に相応して、全ての遊離するシロキサン鎖末端は高反応性ヒドロジメチルシロキシ単位からなる。
このヒドロシロキサンポリマー100gを、式:
CH=CH−CH−O−(CHCHO)24−(CHCHCHO)25−H
で表される、平均してエチレンオキシ基24個およびプロピレンオキシ基25個を有するモノアリルポリエーテル226gおよび前記のカルステッド触媒溶液(Pt−含量=1.0質量%)0.3gからなる100℃に加熱した混合物中に配量する。全体で3時間の反応時間の後、活性水素(Si−結合水素)は完全変換した。25℃に冷却した後に、25℃で18400mPa・sを有する、透明で、非常に粘性の生成物が得られる。遊離した連鎖の末端は線状のポリエーテル鎖で変性されている。
比較実験(ポリマー2):
ポリマー2としては市販の、25℃で粘度800mPa・sおよび混濁点30℃を有する、非分枝鎖のポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーを使用する。
EP−A1076073による比較実験(ポリマー3):
ポリマー3としてはEP−A1076073からの例B3に相当するポリマーを使用した。
(C)消泡剤組成物の製造および試験
効果の試験(黒液テスト):
黒液(白樺の加工からの堅材)を洗浄瓶を載置した1lメスシリンダー中で15分間80℃に、サーモスタットを用いて温度調節した。製造した消泡剤組成物の形の有機ケイ素ポリマー10mg(シリコーン消泡剤Aおよびポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーB)を添加した後、この黒液を速度2.3l/分でポンプで循環し、メスシリンダー中で泡の高さが30cmに達したときに常に(全部で3回)直ぐにシリコーン5mgを添加する(全部でシリコーン25mg)。テストの開始の時点と、最後の添加の後で泡が新たに30cmに上昇した時点との間の時間tを測定した。この時間間隔tが長いほど、消泡剤は効果を有する。
例1〜3(C11、C12、C13)並びに比較実験1および2(CV11およびCV12):
本発明による消泡剤組成物C11、C12、C13及び比較実験による消泡剤組成物CV11およびCV12の製造を、表に記載したシリコーン消泡剤90部および表に記載したポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー10部を実験室用ディソルバーを用いて、単に混合することにより行った。実験のために、この消泡剤組成物20部および粘度3mm/sおよび引火点>100℃を有する脂肪族炭化水素からなる混合物80部からなる混合物を実験室用ディソルバーを用いて1000分−1で製造する。
効果の試験の結果は、表中にまとめた。
例4〜6(C21、C22およびC23)および比較実験3〜5(CV21、CV22およびCV23):
本発明による消泡剤組成物C21、C22およびC23および比較実験による消泡剤組成物CV21、CV22およびCV23の製造を、表に記載したシリコーン消泡剤20部、ソルビタンモノステアレート5部、ポリオキシエチレン(40)ステアレート5部、および表に記載したポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー5部を70℃で混合した。0.5%ホルムアルデヒドを保存剤として有するキサンタンゴムの1%濃度溶液10部を面状攪拌機(Flaechenruehrer)で600分−1で添加攪拌した。3分間かけて水55部を少量宛添加し、1000分−1で15分間、後攪拌した。効果の試験結果を表中にまとめる。
例7〜9(C31、C32およびC33)および比較実験6および7(CV31およびCV32):
本発明による消泡剤組成物C31、C32、C33並びに比較実験による消泡剤組成物CV31およびCV32の製造を、表に記載したシロキサン消泡剤20部、ポリオキシエチレン(4)ステアレート4部およびポリオキシエチレン(40)ステアレート2部を70℃で混合した。10分間かけて水69部を少量宛添加した。引き続き得られたエマルジョン中に表中に記載されたポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー5部を添加し、1000分−1で15分間、後攪拌した。効果の試験結果を表中にまとめる。
Figure 0004029070
公知技術(比較実験)に対する、本発明による消泡剤組成物の明らかに改善された効果は、時間に関する著しく高い値により明らかである。
軟材黒液(松材)において消泡剤試験を繰り返したが、本発明による消泡剤組成物の優れた効果が確認された。

Claims (11)

  1. (A)シロキサンをベースとする消泡剤および
    (B)一般式
    Figure 0004029070
    [式中、
    Y は式:
    Figure 0004029070
    の基を表し、
    R は同一または異なっていてよく、ハロゲン化されているかまたはハロゲン化されていない、基あたり炭素原子1〜18個を有する1価の炭化水素基を表し、
    A は式:−RSi−R−(RSiO)−(ここで、Rは1個または複数個の相互に分離した酸素原子で中断されていてよい、炭素原子2〜30個を有する二価の炭化水素基を表す)の基を表し、
    G は式:−C2f−2k−Zの1価の基を表すか、または第2の結合が他の基Yに行われる式:−C2n−の二価の基を表し、
    Z は式:
    −(R 6 v −(OCH 2 CH 2 a [OCH 2 CH 2 CH 2 b −OR 3
    (ここで、Rは水素原子または炭素原子1〜18個を有する炭化水素基または式:R−C(O)−(ここでRは前記の意味を有する)の基を表し、Rは炭素原子1〜10個を有する二価の炭化水素基を表し、かつvは0または1であり、aおよびbは0または1〜1000の整数であり、但し(a+b)からの合計は2〜2000の値を有する)の基を表し、
    x は3〜10の整数であり、
    f は2〜12の整数であり、
    k は0または1であり、
    n は2〜12の整数であり、
    m は少なくとも1の整数であり、
    p は0または正の整数である]の構成要素を有する分枝鎖ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー、但しこの分枝鎖ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)は平均して少なくとも1個の基Zを有する、
    を含有する消泡剤組成物。
  2. (B)の分枝鎖ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーが、
    第1の工程で、
    脂肪族二重結合を少なくとも3個有する式:
    Y(CR=CH
    [式中、Yおよびxは請求項1に記載された意味を有し、かつ
    は水素原子または炭素原子1〜10個を有するアルキル基を表す]の化合物(1)と一般式
    H(RSiO)−A−RSiH
    [式中、A、R、mおよびpは請求項1に記載されたものを表す]のオルガノポリシロキサン(2)とを、脂肪族多重結合へのSi−結合水素の付加を促進する触媒(3)、いわゆるヒドロシリル化触媒の存在で反応させ、かつ
    第2の工程で、
    このようにして得られたSi−結合水素原子を有する分枝鎖中間生成物(5)と、
    k=0の場合:HC=CR−Z (4a)および
    k=1の場合:RC≡C−Z (4b)の群から選択された、式
    2f−2k−1−Z
    [式中、RおよびRはRの意味を有し、f、kおよびZは請求項1記載の意味を有する]の有機化合物(4)とを、脂肪族多重結合へのSi−結合水素の付加を促進する触媒(3)、の存在で反応させることにより製造される、請求項1記載の消泡剤組成物。
  3. 消泡剤組成物がポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)を0.1〜50質量%含有する、請求項1または2記載の消泡剤組成物。
  4. ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)が、式中のnは値2であり、pは値0であり、xは値3であるポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーである、請求項1から3までのいずれか1項記載の消泡剤組成物。
  5. ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)が、式中のfが値2であり、kが値0であり、vが値1であり、cが値0であり、かつRが式−CH−の基であるポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマーである、請求項1から4までのいずれか1項記載の消泡剤組成物。
  6. ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー(B)において、末端基Z対分枝基Yの比が1.0〜2.0である、請求項1から5までのいずれか1項記載の消泡剤組成物。
  7. 消泡剤組成物の全質量に対して、それぞれ
    (A)シロキサンをベースとする消泡剤1〜90質量%、
    (B)一般式(I)の分枝鎖ポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー0.1〜50質量%、
    (C)乳化剤0〜20質量%、
    (D)水0〜97質量%、および場合により
    (E)保存剤、増粘剤およびその他の添加物を含有する、請求項1から6までのいずれか1項記載の消泡剤組成物。
  8. 消泡剤組成物の全質量に対して、それぞれ
    (A)シロキサンをベースとする消泡剤5〜50質量%、
    (B)一般式(I)のポリエーテル−ポリシロキサン−コポリマー0.1〜30質量%、
    (C)乳化剤2〜20質量%、
    (D)水50〜95質量%、および場合により
    (E)保存剤、増粘剤およびその他の添加物を含有する、請求項1から7までのいずれか1項記載の消泡剤組成物。
  9. シロキサンをベースとする消泡剤として、ケイ酸とポリオルガノシロキサンとからなる混合物を使用する、請求項1から8までのいずれか1項記載の消泡剤組成物。
  10. ポリシロキサン−ポリエーテル−コポリマー(B)を消泡剤(A)と一緒に乳化するか、または消泡剤(A)のエマルジョンを製造した後にこの消泡剤エマルジョンにポリシロキサン−ポリエーテル−コポリマー(B)を直接またはエマルジョンの形で添加する、請求項1から9までのいずれか1項記載の消泡剤組成物。
  11. セルロース製造の際に生じる水性媒体の消泡のための、請求項1から10までのいずれか1項記載の消泡剤組成物。
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