JP4027767B2 - 車載機器制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載機器制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の運行を行う際に、運転者は車両の安全運行に伴う操作として、例えば、雨が降り始めたらワイパーを作動させ、暗くなり始めたらライトを点灯させる等の操作を行っている。また、近年では、車両に雨滴検出センサや光検出センサ等を備え、雨が降り始めると自動でワイパーを作動させたり、周囲が暗くなりはじめると自動でライトを点灯させる車載機器が知られている。さらに、ナビゲーション装置には、例えば、GPS信号に基づいて車両の現在位置を検出し、車両がトンネル内を走行する際に、ライトやワイパーのオン・オフ制御を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、このような車両に付属する機器の操作は、車両の運行状況に応じて、適宜調整を行う必要がある。例えば、信号停車時には、運転者はワイパーを停止させ、対向車や歩行者の視界を確保するためライトの消灯を行う。そして、信号が青になり、走行を開始する際には、再度ワイパーを作動させ、ライトの点灯を行っていた。或いは、天候や道路の混雑状況に応じて、間欠動作を行うワイパーの払拭速度の調整や、フォグランプ等の補助灯を点灯する操作は、運転者の判断により手動で行っていた。
【0004】
一方、車両の信号保安装置には、信号機から各種情報を車両等の移動体に対して伝送し、車両の受信装置においてこの各種情報を受信する送受信装置や(例えば、特許文献2参照)、自動車が進もうとしている方向にある信号機から制御情報を受信して信号機の表示状態を運転者に提示する自動車運転支援システムが知られている(例えば、特許文献3参照)。上述した発明によれば、信号機から送信される情報として、例えば、信号機の色、信号の種別等を車両に送信することにより、運転者は予め前方の信号機の表示状態を予測して運転を行うことが可能であり、カーブやトラック等の障害物により信号の確認が行えない場合であっても車両の安全走行を行うことができる。
【0005】
また、VICS(Vehicle Information and Communication System)に代表される交通情報システムからは、FM多重放送、光ビーコン及び電波ビーコン等により、走行地域に応じた渋滞や事象規制の交通情報を随時取得することが可能になっている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−236246号公報
【特許文献2】
特開2000−344103号公報
【特許文献3】
特開平11−306492号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したナビゲーション装置(例えば、特許文献1)においては、信号の位置を検出することは可能であっても、信号の表示状態を検出することができないため、信号において車両が停車するか否かが判断できない。したがって、信号停車時のワイパーやライトのオン・オフ制御は運転者の手動操作により行う必要があった。このため、市街地を走行中は、ワイパーやライトのオン・オフ操作が煩雑であるとともに、信号停車時に消灯したライトの付け忘れ等が生じる問題もあった。
【0008】
また、道路が渋滞している場合、頻繁に車両の停止を行うため、運転者は、その都度ワイパーやライトのオン・オフ操作を行う必要があるが、操作が煩雑であるため、ワイパーやライトを作動させたままにすることが往々にしてあった。しかし、不必要時のワイパーやライトの駆動は、限られた車載バッテリを消耗するだけでなく、前方車両の運転者に対しても配慮に欠けるという問題があった。
【0009】
本発明の課題は、車両の走行状況に応じて車載機器の制御を適切に行い、車両の安全運行を可能にする車載機器制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、
信号機から信号の表示状態を示す信号情報を受信する受信手段と、
車両に付属するワイパーの動作を制御するワイパー制御手段と、
車両に付属する照明の点灯及び消灯を制御するライト制御手段と、
車両に対するブレーキ操作の有無を検出するブレーキ検出手段と、
車両の走行速度を検出する車速検出手段と、
前方車両との離間距離を検出する距離検出手段と、
前記ワイパー制御手段及びライト制御手段のどちらか一方又はその両方を制御する車載機器制御手段と、を備え、
前記車載機器制御手段は、
前記受信手段により受信した受信信号情報から信号灯の色が赤又は黄色と判断され、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が行われたと判断され、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以下と判断された場合、
及び/又は、
前記受信手段により信号情報が受信されないとき、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が行われたと判断され、前記距離検出手段で前方車両に接近したと判断され、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以下と判断された場合、
前記ワイパー制御手段及びライト制御手段を制御してワイパーの停止及びライトの消灯を行うことを特徴とする。
【0011】
また、本発明において、
前記車載機器制御手段は、
前記受信手段により受信した受信信号情報から信号灯の色が赤又は黄色と判断したときにワイパーの停止及びライトの消灯を行っている状態で、前記受信手段により受信した受信信号情報から信号灯の色が青と判断すると前記ワイパー制御手段を制御してワイパー動作をオンとし、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以上と判断すると前記ライト制御手段を制御してライトの点灯を行うことが好ましい。
【0012】
また、本発明において、
前記車載機器制御手段は、
前記受信手段により信号情報が受信されないときにワイパーの停止及びライトの消灯を行っている状態で、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が解除されたと判断すると前記ワイパー制御手段を制御してワイパーを駆動させ、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以上と判断し、前記距離検出手段で前方車両が所定距離内でないと判断すると、前記ライト制御手段を制御してライトの点灯を行うことが好ましい。
【0013】
さらに、本発明は、
道路の渋滞地域を含む交通情報を受信する交通情報受信手段と、
車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
車両に付属するワイパーの動作を制御するワイパー制御手段と、
車両に付属する照明の点灯及び消灯を制御するライト制御手段と、
前記車両に対するブレーキ操作の有無を検出するブレーキ検出手段と、
車両の走行速度を検出する車速検出手段と、
前方車両との離間距離を検出する距離検出手段と、
前記ワイパー制御手段及びライト制御手段のどちらか一方又はその両方を制御する車載機器制御手段と、を備え、
前記車載機器制御手段は、
前記現在位置検出手段と前記交通情報受信手段により現在位置が渋滞地域内であると判断され、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が行われたと判断され、前記距離検出手段で前方車両に接近したと判断され、前記車速検出手段により走行速度が所定速度以下と判断されると前記ワイパー制御手段を制御してワイパーの払拭速度を低下させるとともに、前記ライト制御手段を制御してライトを消灯させ、
及び/又は、
前記現在位置検出手段と交通情報受信手段により現在位置が渋滞地域内でないと判断され、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が行われたと判断され、前記距離検出手段で前方車両に接近したと判断され、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以下と判断されると前記ライト制御手段を制御してライトを消灯させることを特徴とする。
【0014】
また、本発明において、
前記車載機器制御手段は、
前記現在位置検出手段と前記交通情報受信手段により現在位置が渋滞地域内であるときに前記ワイパー制御手段を制御してワイパーの払拭速度を低下させるとともに前記ライト制御手段を制御してライトを消灯している状態で、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が解除されたと判断すると前記ワイパー制御手段を制御してワイパーの払拭速度を元の速度に復帰し、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以上と判断され、前記距離検出手段で前方車両が所定距離内でないと判断されると、前記ライト制御手段を制御してライトを点灯させることが好ましい。
【0015】
また、本発明において、
前記車載機器制御手段は、
前記現在位置検出手段と前記交通情報受信手段により現在位置が渋滞地域内でないときに前記ライト制御手段を制御してライトを消灯している状態で、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が解除されたと判断され、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以上と判断され、前記距離検出手段で前方車両が所定距離内でないと判断されると前記ライト制御手段を制御してライトを点灯することが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。なお、本実施の形態においては、本発明がナビゲーション装置に適用された場合を例として以下説明を行う。
【0017】
[第一の実施の形態]
まず、本第一の実施の形態における構成を説明する。
図1は、本第一の実施の形態におけるナビゲーション装置1の要部構成を示すブロック図である。図1に示すように、ナビゲーション装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、GPSユニット12、自律航法ユニット13、交通情報受信ユニット14、信号情報受信ユニット15、ライト制御部16、ワイパー制御部17、入力部18、表示部19、記憶装置20、ブレーキセンサ21、車間センサ22、雨/霧感知センサ23等を備えて構成され、これら各部はバスにより接続されている。
【0018】
CPU11は、記憶装置20に記憶されている各種システムプログラムを読み出して実行し、ナビゲーション装置1の各部を駆動制御する。また、GPSユニット12、自律航法ユニット13、交通情報受信ユニット14、信号情報受信ユニット15、入力部17、ブレーキセンサ21、車間センサ22、雨/霧感知センサ23等から入力される情報にしたがって、記憶装置19に記憶されたナビゲーション用の各種アプリケーションプログラムを読み出して、現在位置検出処理、経路探索処理、後述する車載機器制御処理等の各種処理を実行する。
【0019】
具体的に、車載機器制御処理(図2参照)におけるCPU11の機能について説明する。この車載機器制御処理を実行するに際して、CPU11は、ライト及びワイパーのどちらか一方、又はその両方が駆動している状態において、信号情報受信ユニット15を介して、進行方向に存在する信号機から信号の表示状態を示す信号情報を受信すると、受信した信号情報から前方の信号灯が赤又は黄色であるかを判別する。
【0020】
前方の信号灯が赤又は黄色である場合、CPU11は、ブレーキセンサ21からブレーキ操作を示す動作信号を検出すると、車速パルス信号を検出する。そして、CPU11は、車速パルス信号から車速を算出し、車速が所定速度(例えば、0Km/h)以下になった場合、ワイパー制御部17及びライト制御部16を制御して、駆動しているワイパーの停止及びライトの消灯を行う。
【0021】
また、CPU11は、前方の信号機から信号情報を受信して、信号灯が青に変わったか否かを判別し、信号灯が青に変わった場合、ワイパー制御部17を制御して、ワイパーを動作させる。さらに、CPU11は、車速パルス信号を検出して車速を算出し、車速が所定速度以上になった場合、ライト制御部16を制御して、ライトを点灯させる。
【0022】
また、CPU11は、ライト及びワイパーのどちらか一方、又はその両方が駆動している状態において、ブレーキセンサ21からブレーキ操作を示す動作信号を検出すると、車間センサ22から車両の所定範囲内に物体があることを警告する警告情報が入力されたか否かを判別する。ここで、車間センサ22から警告信号が入力された場合、CPU11は、前方の車両に接近していると判別して、車速パルス信号を検出する。そして、CPU11は、車速パルス信号から車速を算出し、車速が所定速度以下になった場合、ワイパー制御部17及びライト制御部16を制御して、駆動しているワイパー及びライトをオフさせる。
【0023】
さらに、CPU11は、ブレーキセンサ21からブレーキ操作の解除を示す動作信号が入力されると、ワイパー制御部17を制御して、ワイパーを駆動させる。また、CPU11は、車速パルス信号を検出して車速を算出し、車速が所定速度以上になったかを判別する。車速が所定速度以上になった場合、CPU11は、車間センサ22から警告情報が入力されているかを判別し、車間センサ22から警告情報の入力がない場合は、前方の車両が前進したと判別し、ライト制御部16を制御してライトを点灯させる。
【0024】
以上のように、CPU11は、本発明の車載機器制御手段、車速検出手段としての機能を有している。
【0025】
GPSユニット12は、GPSアンテナ12aを備え、このGPSアンテナ12aは、地球低軌道に打ち上げられた複数のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信する。GPSユニット12は、GPSアンテナ12aにより、少なくとも3個のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて車両の絶対的な現在位置(緯度、経度)を検出して、CPU11に出力する。すなわち、GPSユニット12は、本発明の現在位置検出手段の一例に対応する。
【0026】
自律航法ユニット13は、角度センサ、距離センサ等を備えて構成される。角度センサは、車の角速度(単位時間あたりの水平方向への回転角度)を検出して、移動方位の変化量を算出する。距離センサは、車輪の回転に応じて出力される車速パルス信号を検出して、車両の移動量を算出する。自律航法ユニット13は、これら角速度信号および車速パルス信号により、車両の相対的な位置変化を算出してCPU11に出力する。すなわち、自律航法ユニット13は、本発明の現在位置検出手段の一例に対応している。
【0027】
交通情報受信ユニット14は、車両が走行している現在地をサービスエリアとするFM多重放送局からアンテナ14aを介してVICS情報を受信する。また、道路に適宜設置されている光又は無線電波を用いたビーコン発信機からアンテナ14aを介してVICS情報を受信する構成であっても良い。すなわち、交通情報受信ユニット14は、本発明の受信手段の一例に対応している。
【0028】
信号情報受信ユニット15は、信号機から入力されるデジタル信号を受信して、増幅回路により増幅し、増幅された信号を復調回路により復調して、信号情報を取得する。この信号情報には、信号灯の色(赤、青、黄色)、信号の種類(点滅信号、直進信号、右左折信号)等を含んでいる。すなわち、信号情報受信ユニット15は、本発明の受信手段の一例に対応している。
【0029】
ライト制御部16は、車両に付属する前照灯、車幅灯、フォグランプ等の点灯の有無を示す動作信号をCPU11に出力し、CPU11から入力される制御信号にしたがって、各種照明を点灯、消灯する。ここで、前照灯、車幅灯の点灯方法は、例えば、2段階式となっており、ライト制御部16は、1段目の操作で車幅灯を点灯させ、2段目の操作で車幅灯及び前照灯を点灯させるようになっている。すなわち、ライト制御部16は、本発明のライト制御手段としての機能を有している。
【0030】
ワイパー制御部17は、ワイパーが動作中の場合、ワイパーが動作中であることを示す動作信号をCPU11に出力し、CPU11から入力される制御信号にしたがって、ワイパーのオン、オフ動作を制御する。また、ワイパーの駆動方法は多段階切替方式となっており、ワイパー制御部17は、雨/霧感知センサ23により入力される雨滴量、又は多段スイッチ(図示せず)から入力される指示信号に応じて、払拭動作の間欠速度を切り替えてワイパーを駆動させる。すなわち、ワイパー制御部17は、本発明のワイパー制御手段としての機能を有している。
【0031】
入力部18は、文字キー、数字キー、検索キーの他、ナビゲーション利用等の各種機能に対応付けられた各種キーを備え、操作されたキーに対する操作信号をCPU11に出力する。また、入力部18は、表示部19を覆うように設けられたタッチパネル等のポインティングデバイスや、リモコン等の入力装置を備える構成、あるいは、音声入力を行える構成としてもよい。
【0032】
表示部19は、カラー液晶ディスプレイ等により構成され、入力部18における入力内容や、CPU11から入力されるナビゲーション用の表示情報を表示する。
【0033】
記憶装置20は、プログラムやデータ等があらかじめ記憶されている記録媒体(図示せず)を備え、この記録媒体内に、CPU11により実行されるナビゲーション装置1の各種アプリケーション、およびこれらのプログラムに係るデータ等を記憶する。例えば、記録媒体には、上記処理を行うための現在位置検出処理、経路探索処理、車載機器制御処理等の各種プログラムや、過去に検索を行った経路、ナビゲーション装置1の動作に関する各種設定内容が記録された設定データが記憶される。
【0034】
また、記憶装置20は、図示しない地図データベースやランドマークデータベースを備える。この地図データベースには、ナビゲーションの表示に使用する地図データの他、道路、信号、料金所、踏切、トンネル等の各種シンボルデータが記憶され、ランドマークデータベースには、道案内の指標となる各種施設(コンビニ、ガソリンスタンド、公共施設等)を示すランドマークのデータが記憶されている。
【0035】
ブレーキセンサ21は、フットブレーキ、補助ブレーキ(サイドブレーキ)、オートマチック車に設けられるパーキングブレーキ等のブレーキ操作に伴う制動装置の動作圧を検知するものであり、ブレーキ操作が行われている間、動作信号をCPU11に出力する。すなわち、ブレーキセンサ21は、本発明のブレーキ検出手段としての機能を有している。
【0036】
車間センサ22は、車両に搭載されたカメラ等のセンサにより構成され、運転車両が周囲の物体に接近したことを検知するものである。すなわち、車間センサ22は、車両と物体の離間距離が所定の範囲内になった場合、警告情報をCPU11に出力する。なお、通常車両に備えられる車間センサは、車両への接触を防止するためのものであるため、車両と物体の離間距離が数十センチとなった場合に警告情報が出力されるが、本発明においては、前方の車両の存在を検知することを目的とするため、離間距離の所定の範囲は、例えば、数メートルから数十センチに設定される。すなわち、車間センサ22は、本発明の距離検出手段としての機能を有している。
【0037】
雨/霧感知センサ23は、例えば、ウインドウガラス面に付着した雨又は霧による水滴を検知するものであり、静電容量型のセンサから構成される(特開昭62−178459号公報等参照)。この雨/霧感知センサ23は、図示しないコントローラから一定周波数のパルス信号が入力され、ウインドウガラスに付着した雨滴量をインピーダンスの大小として出力し、雨滴量が多い場合に低レベル、少ない場合に高レベルの信号をCPU11に出力する。
【0038】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
なお、以下に示すフローチャートに記述されている各機能を実現するためのプログラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶装置20に格納されており、CPU11は、このプログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、図示しないCD−ROM、DVD―ROM制御部等から外部供給されるプログラム/データを利用してこの実施の形態特有の動作を実行することも可能である。なお、以下では、本発明に特徴的な処理として、ワイパー及びライトの両方が駆動されている場合を例として説明を行う。
【0039】
図2に示すように、CPU11は、運転者のスイッチ指示、雨/霧感知センサ23又は光検出センサ(図示せず)等の各種センサからの指示に基づいてワイパー及びライトを駆動させ(ステップS1)、車両の進行方向にある信号機から信号情報を受信したか否かを判別する(ステップS2)。信号機から信号情報を受信した場合(ステップS2;YES)、CPU11は、受信した信号情報から信号灯の色、信号の種別を取得して、前方の信号機が赤又は黄色であるか否かを判別する(ステップS3)。
【0040】
次いで、前方の信号機が赤又は黄色である場合(ステップS3;YES)、CPU11は、ブレーキセンサ21からブレーキ操作を示す動作信号を検出すると、車速パルス信号を検出する。そして、CPU11は、検出した車速パルス信号から車速を算出して、車速が所定速度以下になった場合、ワイパー制御部17及びライト制御部16を制御して、駆動しているワイパーの停止及びライトを消灯させる(ステップS4)。なお、この状態で、車両は信号機の指示により停止しているものとする。
【0041】
続いて、CPU11は、前方の信号機から信号情報を受信して(ステップS5)、受信した信号情報から前方の信号機が青になったか否かを判別する(ステップS6)。前方の信号機が青になった場合(ステップS6;YES)、CPU11は、ワイパー制御部17を制御して、ワイパーを駆動させる(ステップS7)。
【0042】
さらに、CPU11は、車速パルス信号を検出して車速を算出し(ステップS8)、車速が所定速度以上になったか否かを判別する(ステップS9)。車速が所定速度以上になった場合(ステップS10;YES)、CPU11は、ライト制御部16を制御して、ライトを点灯させる(ステップS10)。そして、CPU11は、車両のエンジンが停止されたか否かを判別し(ステップS11)、車両のエンジンが停止されていない場合(ステップS11;NO)、ステップS2に移行して上述した処理を繰り返して実行する。また、車両のエンジンが停止された場合(ステップS11;YES)、CPU11は、本車載機器制御処理を終了する。
【0043】
また、ステップS2に戻り、信号情報が受信されない場合(ステップS2;NO)、CPU11は、ブレーキセンサ21からブレーキ操作を示す動作信号が入力されたか否かを判別して(ステップS12)、ブレーキ操作が行われた場合(ステップS12;YES)、CPU11は、車間センサ22から警告情報が入力されたか否かを判断する(ステップS13)。車間センサ22から警告情報が入力された場合(ステップS13;YES)、CPU11は、車両が前方車両に接近したと判断して、車速パルス信号を検出して車速を算出する。そして、算出した車速が所定速度以下になった場合、CPU11は、ワイパー制御部17及びライト制御部16を制御して、ワイパーの停止及びライトを消灯させる(ステップS14)。なお、この状態で、例えば、車両は信号機から離れた位置にて信号により停止している、又は渋滞等により停止しているものとする。
【0044】
次いで、CPU11は、ブレーキセンサ21からブレーキ操作を解除する動作信号が入力されたか否かを判別して(ステップS15)、ブレーキ操作が解除された場合(ステップS15;YES)、ワイパー制御部17を制御して、ワイパーを駆動させる(ステップS16)。さらに、CPU11は、車速パルス信号を検出して車速を算出し(ステップS17)、車速が所定速度以上になったか否かを判別する(ステップS18)。車速が所定速度以上になった場合(ステップS18;YES)、車間センサ22から警告情報が入力されたか否かを判断する(ステップS13)。ここで、車間センサ22から警告情報が入力されない場合(ステップS29;NO)、CPU11は、前方車両が前進したと判断して、ライト制御部16を制御して、ライトを点灯させる(ステップS20)。
【0045】
以上のように、ナビゲーション装置1は、信号機から信号情報を受信し、前方の信号が赤又は黄色である場合に、車両のブレーキが操作され、車速が所定速度以下になると、駆動しているワイパーを停止させ、点灯しているライトを消灯させる制御を行う。そして、信号情報から信号が青になった場合に、停止させたワイパーを駆動させるとともに、車速が所定速度以上になると消灯したライトを点灯させる。
【0046】
また、信号情報が受信されない場合に、車両のブレーキが操作され、前方車両との離間距離が所定距離以下になるとともに、車速が所定速度以下になると、駆動しているワイパーの停止させ、点灯しているライトを消灯させる制御を行う。そして、ブレーキの操作が解除されると、停止させたワイパーを駆動させるとともに、車速が所定速度以上となり、前方車両との離間距離が所定距離以上になると消灯したライトを点灯させる。
【0047】
したがって、例えば、運転者が信号機の近傍で信号機の指示により車両を停止させた場合に、ナビゲーション装置1の制御により、ワイパーの停止及びライトの消灯が行われる。そして、信号が青に変わると、ワイパーが駆動され、前方車両が前進し、車両が所定速度以上になると、ライトが点灯される。すなわち、ワイパーは車両が走行を開始する前に動作させることができるため、視界を良好に保って、安全走行を行うことができる。また、ライトは車両が走行を開始し、前方車両とある程度離れたところで点灯されるため、適切なタイミングにてライトの点灯を行うことができる。
【0048】
これにより、運転者は信号により停車するたびに、手動でワイパーを停止させたり、ライトを消灯させる煩雑な作業が軽減され、運転操作に集中することができる。また、ライトを消灯後、車両が走行を再開する場合に、ライトの付け忘れを防止することができ、車両を円滑且つ安全に運行させることができる。
【0049】
一方、信号情報が受信されない場合に、信号機の指示により車両を停止させた場合であっても、ブレーキ操作の有無、車両の走行速度及び前方車両との離間距離に基づいて、ワイパー及びライトのオン・オフの制御が行われる。したがって、例えば、渋滞等により信号機から離れ、信号情報の受信できない場所にて車両を停止させた場合であっても、信号機の指示に応じた車両の動向に基づいて車載機器の制御を行うことができる。また、信号情報が受信されない場合は、ブレーキ操作が解除された時点で、ワイパーの駆動を開始させるため、走行前にワイパーを動作させることができ、良好な視界を保つことができる。
【0050】
[第二の実施の形態]
次に、本発明を適用した第二の実施の形態について説明する。
なお、本第二の実施の形態におけるナビゲーション装置1は、第一の実施の形態に示したナビゲーション装置1と同様の構成によってなるため、上述した第一の実施の形態と同じ構成となる部分には、図面中同一の符号を付して、それらの説明は省略する。以下では、第二の実施の形態において特徴的な構成及び処理について説明を行う。
【0051】
本第二の実施の形態に特徴的な処理として、CPU11は、後述する渋滞時車載機器制御処理(図3参照)を実行する。この渋滞時車載機器制御処理の実行に際して、CPU11は、交通情報受信ユニット14を介して交通情報システムが発信する交通情報を受信すると、交通情報に含まれる渋滞情報から渋滞地域を取得する。また、CPU11は、車両の現在位置を検出して、車両の現在位置が渋滞地域内であるかを判別する。
【0052】
そして、車両の現在位置が渋滞地域内である場合、CPU11は、ブレーキセンサ21から出力されるブレーキ操作の有無、車間センサ22から出力される警告情報及び車速パルスから算出される車速に基づいて、車両が停止したと判別すると、ワイパー制御部17を制御して、ワイパーの払拭速度の調整を行う。また、CPU11は、ライト制御部16を制御して、ライトのみを消灯させる。さらに、CPU11は、ブレーキセンサ21によりブレーキ操作が解除されると、ワイパー制御部17を制御して、ワイパーの払拭速度を元の速度に復帰させる。また、CPU11は、車速パルスから算出される車速及び車間センサ22に基づいて、車速が所定速度以上になり、前方車両との離間距離が所定距離以上になると、ライト制御部16を制御してライトを点灯させる。
【0053】
一方、車両の現在位置が渋滞地域内でない場合、CPU11は、ブレーキセンサ21から出力されるブレーキ操作の有無、車間センサ22から出力される警告情報及び車速パルスから算出される車速に基づいて、車両が停止したと判別すると、ワイパーは駆動させたまま、ライト制御部16を制御して、ライトのみを消灯させる。また、CPU11は、ブレーキ操作の有無、車速パルスから算出される車速及び前方車両との離間距離に基づいて、車両が走行を開始したと判別すると、ライト制御部16を制御してライトを点灯させる。
【0054】
次に、図3を参照して、本第二の実施の形態における動作を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に特徴的な処理として、ワイパー及びライトの両方が駆動される場合を例として説明を行う。
【0055】
図3に示すように、CPU11は、運転者のスイッチ指示、雨/霧感知センサ23又は光検出センサ(図示せず)等の各種センサからの指示に基づいてワイパー及びライトを駆動させ(ステップS21)、交通情報システムから配信される交通情報を受信して、渋滞が発生している渋滞地域を取得する(ステップS22)。次いで、CPU11は、車両の現在位置を検出して(ステップS23)、車両の現在位置が渋滞地域内であるか否かを判別する(ステップS24)。
【0056】
車両の現在位置が渋滞地域内である場合(ステップS24)、CPU11は、ブレーキセンサ21からブレーキ操作を示す動作信号が入力されたか否かを判別して(ステップS25)、ブレーキ操作があった場合(ステップS25;YES)、車間センサ22から警告情報が入力されているか否かを判別する。車間センサ22から警告情報が入力された場合、CPU11は、車両が前方車両に接近したと判断して(ステップS26;YES)、車速パルス信号を検出して車速を算出し、算出した車速が所定速度以下になった場合、ワイパー制御部17を制御して、ワイパーの払拭速度を低下させるとともに、ライト制御部16を制御して、ライトを消灯させる(ステップS27)。
【0057】
次いで、CPU11は、ブレーキセンサ21からブレーキ操作を解除する動作信号が入力されたか否かを判別して(ステップS28)、ブレーキ操作が解除された場合(ステップS28;YES)、ワイパー制御部17を制御して、ワイパーの払拭速度を元の速度に復帰させる(ステップS29)。さらに、CPU11は、車速パルス信号を検出して車速を算出し(ステップS30)、車速が所定速度以上になったか否かを判別する(ステップS31)。車速が所定速度以上になった場合(ステップS31;YES)、車間センサ22から警告情報が入力されたか否かを判断する(ステップS32)。車間センサ22から警告情報が入力されない場合(ステップS32;NO)、CPU11は、前方車両が前進したと判断して、ライト制御部16を制御して、ライトを点灯させる(ステップS34)。
【0058】
そして、CPU11は、車両のエンジンが停止されたか否かを判別し(ステップS35)、車両のエンジンが停止されていない場合(ステップS35;NO)、ステップS22に移行して上述した処理を繰り返して実行する。また、車両のエンジンが停止された場合(ステップS35;YES)、本車載機器制御処理を終了する。
【0059】
また、ステップS24に戻り、車両の現在位置が渋滞地域内でない場合(ステップS24;NO)、CPU11は、ブレーキセンサ21からブレーキ操作を示す動作信号が入力されたか否かを判別して(ステップS36)、ブレーキ操作があった場合(ステップS36;YES)、車間センサ22から警告情報が入力されているか否かを判別する。車間センサ22から警告情報が入力された場合、CPU11は、車両が前方車両に接近したと判断して(ステップS37;YES)、車速パルス信号を検出して車速を算出し、算出した車速が所定速度以下になった場合、ワイパーは停止せずに、ライト制御部16を制御して、ライトのみを消灯させる(ステップS38)。
【0060】
次いで、CPU11は、ブレーキセンサ21からブレーキ操作を解除する動作信号が入力されたか否かを判別する(ステップS39)。ブレーキ操作が解除された場合(ステップS39;YES)、CPU11は、車速パルス信号を検出して車速を算出して(ステップS40)、車速が所定速度以上になったか否かを判別する(ステップS41)。車速が所定速度以上になった場合(ステップS41;YES)、車間センサ22から警告情報が入力されたか否かを判断する(ステップS42)。そして、車間センサ22から警告情報が入力されない場合(ステップS42;NO)、CPU11は、前方車両が前進したと判断して、ライト制御部16を制御して、ライトを点灯させる(ステップS43)。
【0061】
以上のように、ナビゲーション装置1によれば、車両の現在位置を検出して、交通情報から車両の現在位置が渋滞地域内であるか否かに応じて、車載機器の制御を行う。すなわち、車両の現在位置が渋滞地域内である場合、車両のブレーキが操作され、前方車両との離間距離が所定距離以下になるとともに、車速が所定速度以下になると、駆動しているワイパーの払拭速度を低下させ、点灯しているライトを消灯させる制御を行う。そして、ブレーキの操作が解除された場合に、ワイパーの払拭速度を元の速度に復帰させるとともに、車間距離が所定距離以上になり、車速が所定速度以上になると消灯したライトを点灯させる。
【0062】
また、車両の現在位置が渋滞地域外である場合、車両のブレーキが操作され、前方車両との離間距離が所定距離以下になるとともに、車速が所定速度以下になると、点灯しているライトを消灯させる制御を行う。なお、この場合は、所定時間経過後ライトを消灯させる制御であっても良い。そして、ブレーキの操作が解除され、車速が所定速度以上となるとともに、前方車両との離間距離が所定距離以上になると、消灯したライトを点灯させる。
【0063】
したがって、車両が渋滞地域内におり、停止及び走行を頻繁に繰り返す状況である場合は、ワイパーの払拭速度の調整を行うとともに、車両の停止及び走行に応じて、ライトの消灯及び点灯を行う。これにより、運転者は、車両を停止させる度に、ワイパー及びライトの調整を行う必要がなく、煩雑な手間を必要とせずに、車載バッテリの消費を防ぐことができる。また、前方車両や、対向車両の運転者の視界を妨げることがない。
【0064】
また、車両が渋滞地域内にない場合は、車両が一旦停止してもすぐに走行を開始できる状況であるため、車両が停止した場合であっても、ワイパーの停止又は払拭速度の調整を行わず、ライトの消灯のみを制御することができる。また、車両が走行を開始したと判断すると、ライトを点灯させてライトの付け忘れを防止することができる。これにより、車両の走行状況に応じて、適切な車載機器の制御を行うことができる。
【0065】
なお、本第一及び第二の実施の形態における記述は、本発明に係るナビゲーション装置1の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態においては、本発明をナビゲーション装置1に適用した場合を例として説明を行ったが、これに限らず、車載コンピュータ等により、これらの制御が行われる構成であっても良い。
【0066】
また、信号機から送信される信号情報は、信号機の現在の表示状態を示す構成であっても良いし、n秒後(例えば、5秒後)の信号機の表示状態を含む構成であっても良い。これにより、ワイパー及びライトのオン・オフ制御をより適切なタイミングにて行うことができる。
【0067】
また、本実施の形態において、ライト制御部16は、ライトの点灯及び消灯を制御するものであるが、車幅灯、前照灯、フォグランプ等の照明を適宜組み合わせて、点灯又は消灯させる構成であっても良い。例えば、車両が渋滞地域内にいる場合は、前照灯のみを消灯させ、車幅灯は点灯させたままの制御を行っても良く、雨/霧検知センサ23により激しい雨や濃霧が検知された場合は、走行開始時にフォグランプを点灯させる制御を行っても良い。また、ライトの初期点灯は、ユーザの指示又は図示しない光検出センサ等の指示によりライトが点灯される構成としたが、例えば、GPSユニット12により検出される車両の緯度、経度及び現在時刻に基づいて、日の入り、日の出時刻を算出し、これらに応じてライトの点灯及び消灯を行う構成であってもよい。
【0068】
さらに、本実施の形態においては、信号情報又は渋滞情報と併せて、ブレーキ操作の有無、車両の走行速度、前方車両との離間距離に基づいて、ワイパー及びライトの制御を行う構成としたが、ブレーキ操作の有無、車両の走行速度、前方車両との離間距離の少なくとも1つに基づいて、これらの制御を行う構成であればよい。また、各センサから入力される情報を検出する処理の順番は上述した例に限定されない。
【0069】
或いは、本実施の形態においては、信号機から信号情報を受信する構成として説明を行ったがこれに限らず、例えば、踏み切り信号等から信号情報が送信される構成であっても良い。さらに、ナビゲーション装置1の機能に基づいて、トンネルや地下道等を検出し、トンネル又は地下道走行時に、本発明と併せてワイパー及びライトの制御を行う構成であっても良い。
【0070】
その他、本実施の形態におけるナビゲーション装置1の細部構成、および詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、車両の走行状況に応じて車載機器の制御を適切に行うことができ、車両を速やか且つ安全に運行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第一及び第二の実施の形態におけるナビゲーション装置1の要部構成を示すブロック図である。
【図2】第一の実施の形態においてCPU11により実行される車載機器制御処理を示すフローチャートである。
【図3】第二の実施の形態においてCPU11により実行される渋滞時車載機器制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置
11 CPU
12 GPSユニット
13 自律航法ユニット
14 交通情報受信ユニット
15 信号情報受信ユニット
16 ライト制御部
17 ワイパー制御部
18 入力部
19 表示部
20 記憶装置
21 ブレーキセンサ
22 車間センサ
23 雨/霧感知センサ
Claims (6)
- 信号機から信号の表示状態を示す信号情報を受信する受信手段と、
車両に付属するワイパーの動作を制御するワイパー制御手段と、
車両に付属する照明の点灯及び消灯を制御するライト制御手段と、
車両に対するブレーキ操作の有無を検出するブレーキ検出手段と、
車両の走行速度を検出する車速検出手段と、
前方車両との離間距離を検出する距離検出手段と、
前記ワイパー制御手段及びライト制御手段のどちらか一方又はその両方を制御する車載機器制御手段と、を備え、
前記車載機器制御手段は、
前記受信手段により受信した受信信号情報から信号灯の色が赤又は黄色と判断され、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が行われたと判断され、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以下と判断された場合、
及び/又は、
前記受信手段により信号情報が受信されないとき、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が行われたと判断され、前記距離検出手段で前方車両に接近したと判断され、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以下と判断された場合、
前記ワイパー制御手段及びライト制御手段を制御してワイパーの停止及びライトの消灯を行うことを特徴とする車載機器制御装置。 - 前記車載機器制御手段は、
前記受信手段により受信した受信信号情報から信号灯の色が赤又は黄色と判断したときにワイパーの停止及びライトの消灯を行っている状態で、前記受信手段により受信した受信信号情報から信号灯の色が青と判断すると前記ワイパー制御手段を制御してワイパー動作をオンとし、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以上と判断すると前記ライト制御手段を制御してライトの点灯を行うことを特徴とする請求項1記載の車載機器制御装置。 - 前記車載機器制御手段は、
前記受信手段により信号情報が受信されないときにワイパーの停止及びライトの消灯を行っている状態で、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が解除されたと判断すると前記ワイパー制御手段を制御してワイパーを駆動させ、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以上と判断し、前記距離検出手段で前方車両が所定距離内でないと判断すると、前記ライト制御手段を制御してライトの点灯を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の車載機器制御装置。 - 道路の渋滞地域を含む交通情報を受信する交通情報受信手段と、
車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
車両に付属するワイパーの動作を制御するワイパー制御手段と、
車両に付属する照明の点灯及び消灯を制御するライト制御手段と、
前記車両に対するブレーキ操作の有無を検出するブレーキ検出手段と、
車両の走行速度を検出する車速検出手段と、
前方車両との離間距離を検出する距離検出手段と、
前記ワイパー制御手段及びライト制御手段のどちらか一方又はその両方を制御する車載機器制御手段と、を備え、
前記車載機器制御手段は、
前記現在位置検出手段と前記交通情報受信手段により現在位置が渋滞地域内であると判断され、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が行われたと判断され、前記距離検出手段で前方車両に接近したと判断され、前記車速検出手段により走行速度が所定速度以下と判 断されると前記ワイパー制御手段を制御してワイパーの払拭速度を低下させるとともに、前記ライト制御手段を制御してライトを消灯させ、
及び/又は、
前記現在位置検出手段と交通情報受信手段により現在位置が渋滞地域内でないと判断され、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が行われたと判断され、前記距離検出手段で前方車両に接近したと判断され、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以下と判断されると前記ライト制御手段を制御してライトを消灯させることを特徴とする車載機器制御装置。 - 前記車載機器制御手段は、
前記現在位置検出手段と前記交通情報受信手段により現在位置が渋滞地域内であるときに前記ワイパー制御手段を制御してワイパーの払拭速度を低下させるとともに前記ライト制御手段を制御してライトを消灯している状態で、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が解除されたと判断すると前記ワイパー制御手段を制御してワイパーの払拭速度を元の速度に復帰し、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以上と判断され、前記距離検出手段で前方車両が所定距離内でないと判断されると、前記ライト制御手段を制御してライトを点灯させることを特徴とする請求項4記載の車載機器制御装置。 - 前記車載機器制御手段は、
前記現在位置検出手段と前記交通情報受信手段により現在位置が渋滞地域内でないときに前記ライト制御手段を制御してライトを消灯している状態で、前記ブレーキ検出手段でブレーキ操作が解除されたと判断され、前記車速検出手段で車両の走行速度が所定速度以上と判断され、前記距離検出手段で前方車両が所定距離内でないと判断されると前記ライト制御手段を制御してライトを点灯することを特徴とする請求項4又は5記載の車載機器制御装置。
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