JP4027760B2 - インバータ制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、供給された直流電力に基づいて交流電力を出力するインバータの制御に関し、特に、交流モータの消費電力量を減少させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
インバータ制御される交流モータに供給される交流電力量が減少するように、電圧、電流および位相などを操作する技術は、省エネルギーの観点から広く実用化されている。その際、交流電力量を算出するために、交流モータの巻線電流を測定する方法が一般に知られているが、三相式交流モータを制御する場合に以下のような問題がある。すなわち、3相に対応する少なくとも3個の電流計と、それらの測定値からモータに供給される交流電流値を算出するための回路とを必要とする。
【0003】
特開平5−91752号公報(特許文献1)は、この問題を解決するためのインバータ制御装置を開示する。この公報に開示されたインバータ制御装置は、インバータの交流出力電圧の指令値を発生する発生回路と、指令値に基づいてインバータを制御する制御回路と、インバータに入力された直流電流を検出する検出回路と、指令値とこれに対応する直流電流の検出値との一対のデータを所定時間ごとに記憶する記憶回路と、記憶回路から検出値についての少なくとも3個以上のデータの中から最小値を抽出する抽出回路と、その最小値に対応した指令値と他の指令値とのデータを比較し、最小値に対応した指令値が他の指令値のデータより大きければ増加するように、小さければ減少するように、発生回路における指令値を変更する変更回路とを含む。
【0004】
この発明によると、インバータに入力される直流電力の電流値が最小となるように制御を行なう。その結果、モータの巻線電流などに基づき制御を行なう場合に比べて簡単な構成により、モータを低い消費電力で駆動させるインバータ制御装置を提供することができる。
【0005】
特開平8−237987号公報(特許文献2)は、上述した問題を解決する別のインバータ制御装置を開示する。この公報に開示されたインバータ制御装置は、複数極の磁石を有する回転子と、3相Y結線に接続された電機子コイルを有する固定子と、電機子コイルに対して並列状態で3相Y結線された抵抗回路と、電機子コイルの中性点と抵抗回路の中性点との電位差に基づいて、回転子と固定子との間の相対的な回転位置を検出する位置検出装置と、その回転位置に基づいて、電機子コイルに印加する電圧のパターンを切り換えるインバータ部とを備えるモータに用られる。このインバータ制御装置は、電位差を検出する電圧検出装置と、インバータ部の入力電流を検出する電流検出装置と、電圧検出装置が検出した値を積分して、積分値を出力する積分装置と、積分値を受けて、その値のレベルが所定範囲内か否かを判定するレベル判定装置と、回転位置の切換わり時点から電圧のパターンを切換えるまでの位相を補正する補正装置と、レベル判定装置の判定結果に基づいて、積分値のレベルが前述した所定範囲内で、かつモータ効率が最大になるように、補正装置に位相の補正角を表わす指令信号を出力する指令装置とを含む。補正装置は、電流検出装置が検出した値に基づいて、インバータ部の入力電流の増減を判定する電流判定装置と、位相の補正角を所定の位相角毎に減少方向および増加方向のいずれかに調整する調整装置と、電流判定装置がインバータ部の入力電流が増加傾向にあると判定し、かつレベル判定装置が積分値は前述した所定範囲内にあると判定した場合、調整装置の位相の補正角を調整する増減方向を反転させると共に、レベル判定装置が積分値は前述した所定範囲外にあると判定した場合、位相の補正角の調整方向を減少方向にする反転装置とを含む。
【0006】
この発明によると、調整装置は、インバータ部に入力される直流電力の電流値が最小となるように位相の補正角を調整する。その調整は、反転装置によって、モータ効率が最大となる点を含み、脱調が発生する点を含まない範囲に限定される。これにより、調整装置は、ピーク効率点より遅れ補正側の脱調領域に位相の補正角を調整する手前で、位相の補正角を減少方向に調整する。その結果、脱調することなく、モータを最大効率で運転できるピーク効率点に位相の補正角を調整するインバータ制御装置を提供することができる。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−91752号公報(請求項17、第11頁、第27図)
【0008】
【特許文献2】
特開平8−237987号公報(請求項7、第7〜8頁、第20〜21頁、第30図、第32図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの公報に開示されるインバータ制御装置では、必ずしも消費電力が最小の状態でモータが駆動されるとは限らない。一般に知られているように、消費電力を最小にすることと、インバータに供給される直流電力の電流値を最小にすることとが一致しない場合があり得るからである。
【0010】
インバータに供給された直流電力の電流値に基づいて交流モータの消費電力を算出することも考えられる。しかしながら、インバータに入力される直流電力の電流は、たとえば一般商用電力などを整流回路などにより直流電力に変換して供給されることが多いので、通常高周波の波形となる。一方、通常のコンピュータに使用されるA/D(analog-digital)サンプリング技術では、計測値の入力を連続して受付けることはできない。その結果、直流電流がインバータに実際に供給される期間を特定することが困難であるので、このような制御を実現することは困難である。
【0011】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、インバータに供給される直流電力の電流値に基づき、消費電力を減少させて交流モータを駆動できるインバータ制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係るインバータ制御装置は、ベースドライバを介してインバータに対し交流電力の出力および出力の停止を指示するための指示手段と、インバータに供給される直流電力の電圧値を検出するための電圧検出手段と、直流電力の電流値を検出するための電流検出手段と、指示手段のインバータに対する指示に基づいて、時間に関する情報を記憶するための第1の記憶手段とを備え、情報は、交流電力の各相のいずれかに関する、出力の開始および停止について指示手段により指示された時を特定するもので、出力の開始および停止について指示手段により指示された時を特定し、時を示す情報を時間に関する情報として第1の記憶手段に記憶させ、情報に基づいて、指示手段によって交流電力の各相のいずれかについて電力を出力させるように指示された時から出力を停止させるように指示された時までに対応する駆動時間を、直流電力の供給時間として算出するための第1の算出手段と、電圧値および電流値ならびに供給時間に基づいて直流電力の電力量を算出するための第2の算出手段と、算出された直流電力量が減少するように、インバータの交流電圧、交流電流および位相の少なくともいずれかに基づいて定められた操作量を制御するための制御手段と、直流電力量とこれに対応する操作量とを記憶するための第2の記憶手段とをさらに備え、制御手段は、第2の記憶手段に記憶された直流電力量のうち、最も小さい直流電力量に対応する操作量を、制御を開始する際の操作量として制御するための手段を含む。
【0013】
第1の発明によると、インバータに直流電力が供給される期間は、交流電力の各相のいずれかに電圧が発生している期間である。インバータは、指示手段の指示により、交流電力の出力とその停止とが制御される。第1の記憶手段は、指示手段がインバータに対してした指示に基づき、交流電力の各相のいずれかに関する、出力の開始および停止について指示手段により指示された時を特定するものである、時間に関する情報を記憶する。第1の算出手段は、第1の記憶手段に記憶されたこのような時間に関する情報に基づいて、指示手段によって交流電力の各相のいずれかについて電圧を発生させるよう指示された時から電圧を停止させるよう指示された時までに対応する駆動時間を、直流電力の供給時間として算出する。駆動時間は、指示手段がインバータに対して指示した時から直接かつ容易に算出することができる。これにより、第2の算出手段は、インバータに供給された直流電力の電圧、電流および供給時間に基づいて、インバータに供給される直流電力量を容易に算出することができる。制御手段は、前述の直流電力量を減少させるように、操作量を制御することができる。また、制御手段は、第2の記憶手段に記憶された直流電力量のうち、最も小さい直流電力量に対応する操作量を、制御を開始する際の操作量とする。その操作量は、直流電力量が最も小さい値に対応する操作量である可能性が、制御手段が設定し得る操作量の中で最も高い。そのため、制御手段は、制御を開始してから直流電力量が最も小さくなるような制御を達成するまでの時間を、高い確率で短縮することができる。その結果、このように算出された直流電力量が減少すれば、モータに供給される交流電力量も減少するので、インバータの直流電流の値に基づき、早期に交流電力の消費電力が最小となる状態でモータを駆動できる、インバータ制御装置を提供することができる。
【0020】
の発明に係るインバータ制御装置は、第の発明の構成に加え、直流電力量の変動幅が予め定められた範囲内となったことに応答して、変動幅の範囲内における直流電力量の最小値と最小値に対応する操作量とを第2の記憶手段に記憶させるための手段をさらに含む。
【0021】
の発明によると、直流電力量の変動幅が予め定められた範囲内となったことに応答して、その変動幅の範囲内における直流電力量の最小値とそれに対応する操作量とが第2の記憶手段に記憶される。予め定められた範囲内は、たとえば制御を開始した時の直流電力量の10%以内の範囲である。制御手段は、第2の記憶手段に記憶された直流電力量のうち、最も小さい値に対応する操作量を、制御を開始する際の操作量として制御する。これにより、制御手段は、直流電力量の最小値が新たに得られると、それ以降はその最小値に対応する操作量により制御を開始することができる。その結果、インバータ直流電流の値に基づき、早期に交流電力の消費電力が最小となる状態でモータを駆動できるインバータ制御装置を提供することができる。
【0022】
の発明に係るインバータ制御装置は、第の発明の構成に加え、制御手段は、直流電力量が最小になった後は、直流電力量が予め定められた範囲を超えたことに対応して、操作量を制御するための手段をさらに含む。
【0023】
の発明によると、制御手段は、直流電力量が最小になった後は、操作量の制御を、その直流電力量が予め定められた範囲を超えたことに対応して行なう。これにより、必要以上に操作量を制御することがなくなるので、制御手段の消費電力を省くことができる。その結果、インバータ直流電流の値に基づき、交流電力の消費電力が最小となる状態でモータを駆動できるインバータ制御装置を提供することができる。
【0024】
の発明に係るインバータ制御装置は、第1〜のいずれかの発明の構成に加え、制御手段は、操作量を第1の状態量に制御した際に算出される第1の直流電力量と、操作量を第1の状態量から第2の状態量に変更した後、再び第1の状態量に戻した際に算出される第2の直流電力量との差が、予め定められた範囲内であることに応答して、直流電力量が減少するように、操作量を制御するための手段を含む。なお、予め定められた範囲内は、たとえば1%以内という範囲である。
【0025】
の発明によると、制御手段は、操作量を変化させる前と後との、インバータに供給される直流電力量を比較する。インバータに供給される直流電力量が、モータの負荷の変動などの影響を受けていなければ、それらの直流電力量は一定の範囲内にある。したがって、それらの直流電力量が予め特定しておいた一定の範囲内にある場合に操作手段の制御を行えば、モータの負荷などの影響を排除して、インバータの制御を行なうことができる。これにより、制御手段は、インバータに供給される直流電力量について、モータの負荷などの影響を受けていない期間を選択して操作手段を制御する。その結果、インバータ直流電流の値に基づき、交流電力の消費電力が最小となる状態でモータを駆動できることに加え、モータの負荷が変動しても、交流電力の消費電力が最小となる状態でモータを駆動し得るインバータ制御装置を提供することができる。
【0026】
の発明に係るインバータ制御装置は、第1〜のいずれかの発明の構成に加え、制御手段は、予め定められた範囲内における操作量を制御するための手段を含む。
【0027】
の発明によると、一般に、操作量には外乱やノイズなどによる脱調を引き起こす範囲が存在する。逆に、消費電力量が最小になる範囲が存在する場合もある。制御手段は、たとえば過去に直流電力量が最も小さくなった操作量の±10%といった、予め定められた範囲内で制御を行なう。これにより、制御手段は、脱調が発生する操作量での制御を回避することができる。また、いたずらに消費電力が増加することを防ぐことができる。その結果、インバータ直流電流の値に基づき、外乱やノイズなどによる脱調を防ぎつつ、交流電力の消費電力が最小となる状態でモータを駆動できるインバータ制御装置を提供することができる。
【0028】
の発明に係るインバータ制御装置は、第1〜のいずれかの発明の構成に加え、操作量は、インバータに接続される交流モータのロータ位置に対するモータ電流の進み位相量を含む。
【0029】
の発明によると、交流モータのロータ位置に対するモータ電流の進み位相量は、これ以外の操作量に比べ消費電力量に強い影響を及ぼす。これにより、制御手段は、操作量に交流モータのロータ位置に対するモータ電流の進み位相量を含むことで、より的確に消費電力が最小となるようインバータを制御することができる。その結果、インバータ直流電流の値に基づき、より的確に交流電力の消費電力が最小となる状態でモータを駆動できるインバータ制御装置を提供することができる。
【0030】
の発明に係るインバータ制御装置は、第1〜のいずれかの発明の構成に加え、第2の算出手段は、インバータに接続される交流モータが回転する周期の整数倍の期間について、直流電力量の平均値を算出するための手段を含む。
【0031】
の発明によると、第2の算出手段は、インバータに接続される交流モータが回転する周期の整数倍の期間について、直流電力量の平均値を算出する。これにより、その回転に同期したトルク変動などの影響を取除いて、より的確に直流電力の電力値を算出することができる。その結果、インバータ直流電流の値に基づき、より的確に交流電力の消費電力が最小となる状態でモータを駆動できるインバータ制御装置を提供することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0033】
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本実施の形態に係るインバータ制御装置100は、CPU(central processing unit)102、ロータ用インターフェイス104、PWM波形生成部106、電流用インターフェイス108、電圧用インターフェイス110、記憶部112を含む。
【0034】
CPU102は、このインバータ制御装置100の制御をすると共に、インバータ126に直流電力が供給された期間およびその直流電力量を算出する。ロータ用インターフェイス104は、CPU102に接続され、三相式交流モータ130の回転速度を検出する速度検出装置128からの入力信号を受信する。三相式交流モータ130は、圧縮機132を駆動する。PWM波形生成部106は、CPU102に接続され、PWM波形を生成することにより、ベースドライバ124を介して、インバータ126に対し、交流電力の各相それぞれについて電圧の発生および停止を指示する。また、その指示によって発生する交流電力の位相を制御する。電流用インターフェイス108は、CPU102に接続され、電流センサ120から、インバータ126に供給される直流電力の電流値を検知する。電圧用インターフェイス110は、CPU102に接続され、電圧センサ122から、インバータ126に供給される直流電力の電圧値を検知する。記憶部112は、CPU102に接続され、PWM波形生成部106が交流電力の各相それぞれについて電圧の発生および停止を指示した時刻と、インバータ126の制御に必要な値とを記憶する。
【0035】
図2を参照して、インバータ制御装置100で実行されるプログラムは、インバータの制御に関し、以下のような制御構造を有する。
【0036】
ステップ100(以下、ステップをSと略す。)にて、CPU102は、インバータ126から出力される交流電力の位相θ(1)が、記憶部112に記憶されている初期値θ(0)となるように、PWM波形生成部106を制御する。
【0037】
S102にて、CPU102は、三相式交流モータ130の回転速度が定常化したか否かを判断する。この判断は、ロータ用インターフェイス104を介して、ロータの回転速度を検知し、回転速度の変動が予め定められた範囲内に達したか否かに基づいて行なわれる。予め定められた範囲内とは、たとえばロータの最高回転速度の5%以内といった範囲である。もし、三相式交流モータ130の回転速度が定常化していると判断した場合には、処理はS104へと移される。もしそうでないと、処理はS102へと移される。S104にて、CPU102は、インバータ126に供給される直流電力量を算出する。
【0038】
S106にて、CPU102は、算出した直流電力量P(1)を記憶部112に記憶させる。S108にて、CPU102は、記憶部112に記憶された、位相が変動する方向を表す変数FLと位相が変動する量を表す変数Dとの積をθ(1)に加え、θ(2)を算出する。
【0039】
S110にて、CPU102は、交流電力の位相θ(2)が、予め記憶部112に記憶された上限値θUを上回るか否か判断する。上限値θUを上回ると判断した場合には、処理はS112へと移される。もしそうでないと、処理はS114へと移される。S112にて、CPU102は、記憶部112に記憶された上限値θUを位相θ(2)の値とする。
【0040】
S114にて、CPU102は、交流電力の位相θ(2)が、予め記憶部112に記憶された下限値θLを下回るか否か判断する。下限値θLを下回ると判断した場合には、処理はS116へと移される。もしそうでないと、処理はS118へと移される。S116にて、CPU102は、下限値θLを位相θ(2)の値とする。S118にて、CPU102は、θ(2)を設定値としてPWM波形生成部106を制御し、インバータ126が出力する交流電力の位相を変更する。
【0041】
S120にて、CPU102は、算出した直流電力量P(2)を記憶部112に記憶させる。S122にて、CPU102は、θ(1)を設定値としてPWM波形生成部106を制御し、インバータ126が出力する交流電力の位相を変更する。S124にて、CPU102は、算出した直流電力量P(3)を記憶部112に記憶させる。S126にて、CPU102は、直流電力量P(1)とP(3)との差の絶対値DPを算出する。
【0042】
S128にて、CPU102は、絶対値DPが、記憶部112に予め記憶された値LMを下回るか否か判断する。絶対値DPが、値LMを下回ると判断した場合には、処理はS130へと移される。もしそうでないと、処理はS132へと移される。
【0043】
S130にて、CPU102は直流電力量P(2)が直流電力量P(1)以上の値か否かを判断する。直流電力量P(2)がP(1)以上の値と判断した場合には、処理はS134へと移される。もしそうでないと、処理はS136へと移される。
【0044】
S132にて、CPU102は、直流電力量P(1)の値を直流電力量P(3)の値に変更する。S134にて、CPU102は、変数FLの符号を変更する。S136にて、CPU102は、位相θ(1)および直流電力量P(1)の値をそれぞれ位相θ(2)および直流電力量P(2)の値に変更する。
【0045】
図3を参照して、CPU102で実行される直流電力量の算出は、インバータの制御に関し、以下のような制御構造を有する。
【0046】
S140にて、CPU102は、記憶部112に記憶されている、直流電力量の総和を表す変数PNと、計数用の変数Nとを初期化(PN=0、N=0)する。S142にて、CPU102は、直流電力の供給が開始される時を判断する。この判断は、PWM波形生成部106が、インバータ126に交流電力のある相について電圧を発生させるための、第1のPWM波形を発生させたか否かに基づいて行なわれる。もし、第1のPWM波形を発生させたのであれば(S142にてYES)、処理はS144へと移される。もしそうでないと(S142にてNO)、処理はS142へと移される。S144にて、CPU102は、PWM波形生成部106が第1のPWM波形を発生した時、すなわち直流電力の供給が開始された時を記憶部112に記憶させる。
【0047】
S146にて、CPU102は、直流電圧および直流電流の値を検知するタイミングを判断する。この判断は、PWM波形生成部106が、直流電力の供給が開始された時から、たとえば1/100秒といった、予め定められた時間が経過したか否かに基づいて行なわれる。もし、予め定められた時間が経過したのであれば(S146にてYES)、処理はS148へと移される。もしそうでないと(S146にてNO)、処理はS146へと移される。S148にて、CPU102は、A/Dサンプリングにより、電流用インターフェイス108から直流電力の電流値を検知し、電圧用インターフェイス110から直流電力の電圧値を検知する。
【0048】
S150にて、CPU102は、直流電力の供給が停止される時を判断する。この判断は、PWM波形生成部106が、インバータ126にS142において電圧を発生させた相について電圧を0にするための、第2のPWM波形を発生させたか否かに基づいて行なわれる。もし、第2のPWM波形を発生させたのであれば(S150にてYES)、処理はS152へと移される。もしそうでないと(S150にてNO)、処理はS150へと移される。S152にて、CPU102は、PWM波形生成部106が第2のPWM波形を発生した時、すなわち直流電力の供給が停止された時を記憶部112に記憶させる。
【0049】
S154にて、CPU102は、記憶部112に記憶された、直流電力の供給が開始された時から直流電力の供給が停止された時までの時間を算出し、供給時間とする。S156にて、CPU102は、直流電力の電圧値、電流値および供給時間を乗じて、直流電力量P’を算出する。
【0050】
S158にて、CPU102は、記憶部112に記憶された直流電力量の総和PNに、電力量P’を加算し、新たなPNとして記憶部112に記憶させる。S160にて、CPU102は、記憶部112に記憶された計数用変数Nに1を加算して記憶部112に記憶させる。
【0051】
S162にて、CPU102は、直流電力の計測を開始した時から三相式交流モータ130のロータの回転周期の2倍の時間が経過したか否かを判断する。その時間が経過したと判断した場合には、処理はS164へと移される。もしそうでないと、処理はS142へと移される。S164にて、CPU102は、直流電力量の総和PNを計数用変数Nで除して、交流電力の出力1回あたりの直流電力量Pを算出し、処理を終了する。
【0052】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、インバータ制御装置100の動作について説明する。
【0053】
[インバータ制御装置による制御が開始された直後の場合]
図4を参照して、三相式交流モータ130の負荷が変動する場合において、インバータ126に供給される直流電力が、インバータ126が出力する交流電力の位相が制御されることにより、最小となる状態を説明する。図4中の「負荷」は三相式交流モータ130の負荷を表す。「電力量」とはインバータ126に供給される直流電力量を表す。「位相」とはインバータ126が出力する交流電力の位相を表す。「制御の有無」とは本実施の形態に係るインバータ制御装置100による制御が実施されているか否かを表し、図4においては負荷発生と同時に制御が開始されるものとする。ここでは、図4の領域「A」に示す、インバータ制御装置100による制御が開始された直後の動作について説明する。
【0054】
電源(図示せず)の投入などにより、CPU102は、インバータ126から出力される交流電力の位相θ(1)が、記憶部112に記憶されている初期値θ(0)となるように、PWM波形生成部106を制御する(S100)。
【0055】
PWM波形生成部106を制御すると、CPU102は、三相式交流モータ130の回転速度が定常化したか否かを判断し、定常化するまでその判断を繰り返す(S102)。
【0056】
回転速度が定常化すると、CPU102は、記憶部112に記憶されている変数PNおよびNを0に設定する(S140)。変数を設定すると、CPU102は、直流電力の供給が開始される時を判断する(S142)。
【0057】
直流電力の供給が開始される時を判断すると、CPU102は、直流電力の供給が開始された時を記憶部112に記憶させる(S144)。時を記憶させると、CPU102は、直流電圧および直流電流の値を検知するタイミングを待つ(S146)。
【0058】
値を検知するタイミングになると、CPU102は、A/Dサンプリングにより、電流用インターフェイス108から直流電力の電流値を検知し、電圧用インターフェイス110から直流電力の電圧値を検知する(S148)。電圧値を検知すると、CPU102は、直流電力の供給が停止される時を判断する(S150)。
【0059】
直流電力の供給が停止される時を判断すると、CPU102は、直流電力の供給が停止された時を記憶部112に記憶させる(S152)。時を記憶させると、CPU102は、記憶部112に記憶された、直流電力の供給が開始された時から直流電力の供給が停止された時までの時間を算出し、供給時間とする(S154)。
【0060】
供給時間を算出すると、CPU102は、直流電力の電圧値、電流値および供給時間を乗じて、直流電力量P’を算出する(S156)。電力量を算出すると、CPU102は、記憶部112に記憶された直流電力量の総和PNに、電力量P’を加算して記憶部112に記憶させる(S158)。値を記憶させると、CPU102は、記憶部112に記憶された計数用変数Nに1を加算して記憶部112に記憶させる(S160)。
【0061】
CPU102は、S142以降の処理を、直流電力の計測を開始した時から三相式交流モータ130のロータの回転周期の2倍の時間が経過するまで繰り返す(S162)。その時間が経過すると、CPU102は、直流電力量の総和PNを計数用変数Nで除して、交流電力の出力1回あたりの直流電力量Pを算出する(S164)。この時が図4の「G」に該当する。
【0062】
直流電力量を算出すると、CPU102は、算出した直流電力量P(1)を記憶部112に記憶させる(S106)。P(1)を記憶させると、CPU102は、記憶部112に記憶された、位相が変動する方向を表す変数FLと位相が変動する量を表す変数Dとの積をθ(1)に加え、θ(2)を算出する(S108)。本実施の形態においては、制御を開始した直後のFLの値を「1」、Dの値を「5」とする。
【0063】
θ(2)を算出すると、CPU102は、交流電力の位相θ(2)が、予め記憶部112に記憶された上限値θUを上回るか否か判断する(S110)。本実施の形態においては、上限値θUを45°、この時点におけるθ(2)の値を0°としており、この場合、上限値θUを下回ると判断するので(S110にてNO)、CPU102は、交流電力の位相θ(2)が、予め記憶部112に記憶された下限値θLを下回るか否か判断する(S114)。本実施の形態においては、下限値θLを0°としており、この場合下限値θLと上回るので(S114にてNO)、CPU102は、θ(2)を設定値としてPWM波形生成部106を制御し、インバータ126が出力する交流電力の位相を変更する(S118)。
【0064】
PWM波形生成部106を制御すると、CPU102は、三相式交流モータ130の回転速度が定常化したか否かを判断し、定常化するまでその判断を繰り返す(S102)。回転速度が定常化すると、CPU102は、電力量P(2)を算出する。電力量を算出する動作は、前述のS140からS164の場合と同様なので、ここでは繰り返さない。この時が図4の「H」に該当する。
【0065】
電力量を算出すると、CPU102は、算出した直流電力量P(2)を記憶部112に記憶させる(S120)。P(2)を記憶させると、CPU102は、θ(1)を設定値としてPWM波形生成部106を制御し、インバータ126が出力する交流電力の位相を変更する(S122)。
【0066】
位相を変更すると、CPU102は、三相式交流モータ130の回転速度が定常化したか否かを判断し、定常化するまでその判断を繰り返す(S102)。回転速度が定常化すると、CPU102は、電力量P(3)を算出する。電力量を算出する動作は、前述のS140からS164の場合と同様なので、ここでは繰り返さない。この時が図4の「I」に該当する。
【0067】
電力量を算出すると、CPU102は、算出した直流電力量P(3)を記憶部112に記憶させる(S124)。P(3)を記憶させると、CPU102は、P(1)とP(3)との差の絶対値DPを算出する(S126)。
【0068】
絶対値DPを算出すると、CPU102は、絶対値DPが、記憶部112に予め記憶された値LMを下回るか否か判断する(S128)。この場合、負荷の変動などがなく、絶対値DPは値LMを下回るので(S128にてYES)、CPU102は直流電力量P(2)が直流電力量P(1)以上の値か否かを判断する(S130)。この場合、電力量P(2)が電力量P(1)を下回るので(S130にてNO)、CPU102は、位相θ(1)および電力量P(1)の値をそれぞれ位相θ(2)および電力量P(2)の値に変更する(S136)。
【0069】
位相θ(1)および電力量P(1)の値を変更すると、CPU102は、記憶部112に記憶された、位相が変動する方向を表す変数FLと位相が変動する量を表す変数Dとの積をθ(1)に加えたθ(2)を算出して、インバータ126の制御を継続する(S108)。
【0070】
以上の動作を繰り返すことにより、インバータ126に供給される直流電力量は、図4の「I」以降、次第に減少する。
【0071】
[インバータに供給される直流電力量が最小となる段階の場合]
ここでは、図4の領域「B」に示す、インバータ126に供給される直流電力量が最小となる段階の動作について説明する。
【0072】
S108からS136までの動作を繰り返した後、再びCPU102は、電力量P(2)を算出する。電力量P(2)を算出する動作は、前述の場合と同様なので、ここでは繰り返さない。この時が図4の「K」に該当する。
【0073】
電力量を算出すると、CPU102は、算出した直流電力量P(2)を記憶部112に記憶させる(S120)。S122からS102までの動作は前述の場合と同様であるので、繰返さない。
【0074】
S102の動作が終了すると、CPU102は、電力量P(3)を算出する。電力量P(3)を算出する動作は、前述の場合と同様なので、ここでは繰り返さない。この時が図4の「L」に該当する。
【0075】
電力量を算出すると、CPU102は、算出した直流電力量P(3)を記憶部112に記憶させる(S124)。P(3)を記憶させると、CPU102は、図4の「J」における直流電力量P(1)とP(3)との差の絶対値DPを算出する(S126)。
【0076】
絶対値DPを算出すると、CPU102は、絶対値DPが、記憶部112に予め記憶された値LMを下回るか否か判断する(S128)。この場合、負荷の変動などがなく、絶対値DPは値LMを下回るので(S128にてYES)、CPU102は直流電力量P(2)が直流電力量P(1)以上の値か否かを判断する(S130)。この場合、直流電力量が最小値近くなり、電力量P(2)が電力量P(1)を上回るので(S130にてYES)、CPU102は、変数FLの符号を変更する(S134)。S108からS102までの動作は前述の場合と同様であるので、繰返さない。
【0077】
S102の動作が終了すると、CPU102は、電力量P(2)を算出する。電力量P(2)を算出する動作は、前述の場合と同様なので、ここでは繰り返さない。この時が図4の「M」に該当する。S120からS102までの動作は前述の場合と同様であるので、繰返さない。
【0078】
S102の動作が終了すると、CPU102は、電力量P(3)を算出する。電力量P(3)を算出する動作は、前述の場合と同様なので、ここでは繰り返さない。この時が図4の「N」に該当する。
【0079】
電力量を算出すると、CPU102は、算出した直流電力量P(3)を記憶部112に記憶させる(S124)。P(3)を記憶させると、CPU102は、図4の「J」における直流電力量P(1)とP(3)との差の絶対値DPを算出する(S126)。
【0080】
絶対値DPを算出すると、CPU102は、絶対値DPが、記憶部112に予め記憶された値LMを下回るか否か判断する(S128)。この場合、負荷の変動などがなく、絶対値DPは値LMを下回るので(S128にてYES)、CPU102は直流電力量P(2)が直流電力量P(1)以上の値か否かを判断する(S130)。この場合、直流電力量が最小値近くなり、電力量P(2)が電力量P(1)を上回るので(S130にてYES)、CPU102は、変数FLの符号を変更する(S134)。
【0081】
以後、S108からS136までの動作を繰り返し、インバータ126に供給される直流電力は最小値を保つように制御される。
【0082】
[三相式交流モータの負荷が変動する場合]
ここでは、図4の領域「C」に示す、インバータ126に接続された三相式交流モータ130の負荷が変動した場合の動作について説明する。
【0083】
S108からS136までの動作を繰り返した後、再びCPU102は、電力量P(2)を算出する。電力量P(2)を算出する動作は、前述の場合と同様なので、ここでは繰り返さない。この時が図4の「O」に該当する。
【0084】
電力量を算出すると、CPU102は、算出した直流電力量P(2)を記憶部112に記憶させる(S120)。S122からS102までの動作は前述の場合と同様であるので、繰返さない。
【0085】
S102の動作が終了すると、CPU102は、電力量P(3)を算出する。電力量P(3)を算出する動作は、前述の場合と同様なので、ここでは繰り返さない。この時が図4の「P」に該当する。
【0086】
電力量を算出すると、CPU102は、算出した直流電力量P(3)を記憶部112に記憶させる(S124)。P(3)を記憶させると、CPU102は、図4の「J」における直流電力量P(1)とP(3)との差の絶対値DPを算出する(S126)。
【0087】
絶対値DPを算出すると、CPU102は、絶対値DPが、記憶部112に予め記憶された値LMを下回るか否か判断する(S128)。この場合、負荷の変動により、絶対値DPは値LMを上回るので(S128にてNO)、CPU102は、電力量P(1)の値を電力量P(3)の値に変更する(S132)。電力量P(1)の値を変更すると、以後、S108からS136までの動作を繰り返し、絶対値DPが、記憶部112に予め記憶された値LMを下回るまで待つ。この動作によって負荷の変動がない時にインバータ126に供給される直流電力が最小値となるように制御を行なう。
【0088】
以上のようにして、本実施の形態に係るインバータ制御装置は、インバータに供給される直流電力の電流値に基づき、負荷の変動がない時を選んで直流電力が最小となるように制御する。その結果、消費電力が最小となる状態で交流モータを駆動できるインバータ制御装置を提供できる。
また、インバータに直流電力が供給される期間は、交流電力の各相のいずれかに電圧が発生している期間である。インバータは、PWM波形生成部の指示により、交流電力の出力とその停止とが制御される。これにより、交流電力の各相のいずれかに関する、出力の開始および停止についてPWM波形生成部により指示された時と供給時間とは対応するので、CPUは、直流電力の供給期間を、PWM波形生成部により指示された時に基づいて算出することができる。その結果、インバータの直流電流値に基づき、より的確に交流電力の消費電力が最小となる状態でモータを駆動できる、インバータ制御装置を提供することができる。
【0089】
<第1の実施の形態 変形例>
ロータ内への磁石の埋込によりリラクタンストルクと磁石トルクとが利用可能なDCブラシレスモータが存在する。このようなモータについては、θUおよびθLをそれぞれ消費電力が最小となるθと全鎖交磁束Ψが最小になるθとに対応させてもよい。
【0090】
最高効率となるθが存在するのは、ロータ位置に対するモータ電流の進み位相量θにより、磁石トルクとリラクタンストルクの利用比率、鉄損および銅損などの変化による。このθは、トルクおよび電圧一定とした時には、θが0°から45°の間にある。モータ電流一定のときに、磁石トルクはθ=0°、リラクタンストルクはθ=45°で最大となるため、それらの合成トルクは0°から45°の間で最大となるからである。全鎖交磁束Ψが最小になるθが存在するのは、このような電流特性を有する場合、磁石磁束と電機子反作用を合わせた全鎖交磁束Ψは、一般にθについて極小値をとるからである。
【0091】
そのようなモータの場合、モータを最高効率で駆動させることができるθは、消費電力が最小となるθと全鎖交磁束Ψが最小になるθとの間に存在する。このため、θUおよびθLをそれぞれ消費電力が最小となるθと全鎖交磁束Ψが最小になるθとに対応させることにより、モータを最高効率で駆動させることができる。
【0092】
本実施の形態では変数Dは一定の値であるものとしたが、これを動作の結果に応じて変更してもよい。たとえば、変数Dの値を直流電力量P(1)とP(2)との差などに対応させて決定することができる。これにより、P(1)に対するP(2)の変化が大きい場合は変数Dの値を大きく、変化が小さい場合は変数Dの値を小さくすることができる。その結果、より短時間に消費電力が最小となる状態で交流モータを駆動できるインバータ制御装置を提供できる。
【0093】
<第2の実施の形態>
図5を参照して、本実施の形態に係る電圧制御型インバータ制御装置140は、前述の第1の実施の形態に係るインバータ制御装置の構成に加えて、変圧装置134を制御するための信号を出力するための変圧用インターフェース114をさらに含む。なお、その他のハードウェア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0094】
図6を参照して、電圧制御型インバータ制御装置140で実行されるプログラムは、インバータ126の制御に関し、以下のような制御構造を有する。
【0095】
まず、S180にて、CPU102は、インバータ126から出力される交流電力の電圧Vが、記憶部112に記憶されている初期値VMとなるように、変圧用インターフェース114を通じて変圧装置134に信号を出力する。
【0096】
S182にて、CPU102は、インバータ126に供給される直流電力量を算出する。S184にて、CPU102は、算出された直流電力量P(1)と記憶部112に記憶された直流電圧値PMと差の絶対値が、予め定めたしきい値LPを下回るか否か判断する。しきい値LPを下回ると判断した場合には、処理はS102へと移される。もしそうでないと、処理はS186へと移される。
【0097】
S186にて、CPU102は、記憶部112に記憶された、交流電圧が増減する方向を表す変数FLと交流電圧が増減する量を表す変数DVとの積をV(1)に加え、V(2)を算出する。
【0098】
S188にて、CPU102は、算出した交流電力の電圧値V(2)が、予め記憶部112に記憶された上限値VUを上回るか否か判断する。上限値VUを上回ると判断した場合には、処理はS190へと移される。もしそうでないと、処理はS192へと移される。S190にて、CPU102は、記憶部112に記憶された上限値VUを電圧値V(2)の値とする。
【0099】
S192にて、CPU102は、算出した交流電力の電圧値V(2)が、予め記憶部112に記憶された下限値VLを下回るか否か判断する。下限値VLを下回ると判断した場合には、処理はS194へと移される。もしそうでないと、処理はS196へと移される。S194にて、CPU102は、下限値VLを電圧値V(2)の値とする。
【0100】
S196にて、CPU102は、設定値をV(2)として、変圧用インターフェース114を通じて変圧装置134に信号を出力する。S198にて、CPU102は、P(1)とP(2)との差の絶対値DPを算出する。
【0101】
S200にて、CPU102は、絶対値DPVが、記憶部112に予め記憶された値LMを上回るか否か判断する。絶対値DPVが、値LMを上回ると判断した場合には、処理はS130へと移される。もしそうでないと、処理はS202へと移される。S202にて、CPU102は、インバータ126の制御を停止し、電圧値V(2)の値および電力量P(2)の値を記憶部112に記憶させる。
【0102】
S204にて、CPU102は、電圧値V(1)の値を電圧値V(2)の値に、電力量P(1)の値を電力量P(2)の値に書き換える。S206にて、CPU102は、電力量P(1)の値と電力量P(2)の値との差の絶対値が予め定めた定数LPを下回るか否か判断する。下回ると判断した場合には、処理はS102へと移される。もしそうでないと、処理はS186へと移される。
【0103】
図7を参照して、CPU102で実行される電力量の算出は、インバータの制御に関し、以下のような制御構造を有する。
【0104】
S220にて、CPU102は、記憶部112に記憶された、直流電力の供給が開始された時から直流電力の供給が停止された時までの時間を算出し、その時間に補正係数を乗じて供給時間とする。S222にて、CPU102は、直流電力の電圧値、電流値および供給時間を乗じて、直流電力量Pを算出し、図6に示す処理に戻る。
【0105】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、インバータ制御装置の動作について説明する。
【0106】
[制御開始後、外乱などによりインバータに供給される直流電力量が増大する場合]
図8を参照して、三相式交流モータ130の負荷が変動する場合において、インバータ126に供給される直流電力が、インバータ126が出力する交流電力の位相を通じて最小となるように制御される状況を説明する。図8中の「負荷」は三相式交流モータ130の負荷を表す。「電力量」とはインバータ126に供給される直流電力量を表す。「電圧値」とはインバータ126が出力する交流電力の電圧値を表す。「制御の有無」とは本実施の形態に係る電圧制御型インバータ制御装置140による制御が実施されているか否かを表す。
【0107】
ここでは、図8の領域「D」について説明する。CPU102は、インバータ126から出力される交流電力の電圧Vが、記憶部112に記憶されている初期値VMとなるように、変圧用インターフェース114を通じて変圧装置134に信号を出力する(S180)。
【0108】
信号を出力すると、CPU102は、三相式交流モータ130の回転速度が定常化したか否かを判断し(S102)、定常化すると、直流電力量P(1)を算出する。直流電力量P(1)を算出する処理のうち、S142からS152の処理については、前述の場合と同様なので、ここでは繰り返さない。
【0109】
S152の処理が終了すると、CPU102は、記憶部112に記憶された、直流電力の供給が開始された時から直流電力の供給が停止された時までの時間を算出し、その時間に補正係数を乗じて供給時間とする(S220)。供給時間を算出すると、CPU102は、直流電力の電圧値、電流値および供給時間を乗じて、直流電力量P(1)を算出する(S222)。この時が図8の「Q」に該当する。
【0110】
直流電力量P(1)を算出すると、CPU102は、算出された直流電力量P(1)を記憶部112に記憶する(S106)。直流電力量P(1)を記憶すると、CPU102は、算出された直流電力量P(1)と記憶部112に記憶された直流電圧値PMと差の絶対値が、予め定めたしきい値LPを下回るか否か判断する(S184)。当初はその絶対値がしきい値LPを下回っているので(S184にてYES)、CPU102は、S102以降の動作を繰り返す。しかしその後、外乱などにより直流電力量P(1)の値が増加する。この時が図8の「R」に該当する。その結果、絶対値がしきい値LPを上回ると(S184にてNO)、CPU102は、記憶部112に記憶された、交流電圧が増減する方向を表す変数FLと交流電圧が増減する量を表す変数DVとの積をV(1)に加え、V(2)を算出する(S186)。
【0111】
V(2)を算出すると、CPU102は、交流電力の電圧値V(2)が、予め記憶部112に記憶された上限値VUを上回るか否か判断する(S188)。本実施の形態においては、上限値VUを250V、この時点におけるV(2)の値を240Vとしており、この場合、電圧値V(2)が上限値VUを下回ると判断するので(S188にてNO)、CPU102は、算出した交流電力の電圧値V(2)が、予め記憶部112に記憶された下限値VLを下回るか否か判断する(S192)。本実施の形態においては、下限値VLを200Vとしており、この場合、電圧値V(2)が下限値VLを上回ると判断するので(S192にてNO)、CPU102は、設定値をV(2)として、変圧用インターフェース114を通じて変圧装置134に信号を出力する(S196)。
【0112】
変圧装置134に信号を出力すると、CPU102は、三相式交流モータ130の回転速度が定常化したか否かを判断し(S102)、定常化すると、直流電力量P(2)を算出する。直流電力量P(2)を算出する処理は、前述の場合と同様であるので、ここでは繰り返さない。この時が図8の「S」に該当する。
【0113】
直流電力量P(2)を算出すると、CPU102は、その値を記憶部112に記憶させる(S120)。直流電力量P(2)を記憶させると、CPU102は、図8「R」のP(1)と図8「S」のP(2)との差の絶対値DPVを算出する(S198)。
【0114】
絶対値DPVを算出すると、CPU102は、絶対値DPVが、記憶部112に予め記憶された値LMを上回るか否か判断する(S200)。この場合、外乱などにより直流電力量が増大していることから、絶対値DPVは、値LMを上回ると判断するので(S200にてYES)、CPU102は直流電力量P(2)が直流電力量P(1)以上の値か否かを判断する(S130)。この場合、図8「R」のP(1)と図8「S」のP(2)とを比較すると、電力量P(2)が電力量P(1)を下回るので(S130にてNO)、CPU102は、電圧値V(1)の値を電圧値V(2)の値に、電力量P(1)の値を電力量P(2)の値に書き換える(S204)。
【0115】
以後、S186からS204までの動作を繰り返すことにより、インバータ126に供給される直流電力量は、図8の「S」以降、次第に減少する。
【0116】
[インバータに供給される直流電流が最小となる直前の場合]
ここでは、図8の領域「E」について説明する。S186からS200までの動作を繰り返した後、CPU102は、電圧値V(1)の値を電圧値V(2)の値に、電力量P(1)の値を電力量P(2)の値に書き換える(S204)。この時の電力量P(1)などが図8の「T」に該当する。S186からS102までの動作は、前述の場合と同様なので、ここでは繰り返さない。
【0117】
S102の動作が終了すると、CPU102は、直流電力量P(2)を算出する。直流電力量P(2)を算出する処理は、前述の場合と同様であるので、ここでは繰り返さない。この時が図8の「U」に該当する。
【0118】
直流電力量P(2)を算出すると、CPU102は、その値を記憶部112に記憶させる(S120)。直流電力量P(2)を記憶させると、CPU102は、図8「T」における直流電力量P(1)と図8「U」のP(2)との差の絶対値DPVを算出する(S198)。
【0119】
絶対値DPVを算出すると、CPU102は、絶対値DPVが、記憶部112に予め記憶された値LMを上回るか否か判断する(S200)。この場合、直流電力量はほぼ最小値に達していることから、絶対値DPVは、値LMを下回ると判断されるので(S200にてNO)、CPU102はインバータ126の制御を停止し、記憶部112に直流電力量P(2)および交流電圧値V(2)を記憶させる(S202)。
【0120】
記憶部に記憶させると、CPU102は、三相式交流モータ130の回転速度が定常化したか否かを判断し(S102)、定常化すると、直流電力量P(1)を算出する。直流電力量P(1)を算出する処理は、上述の場合と同様であるので、ここでは繰り返さない。この時が図8の「V」に該当する。
【0121】
直流電力量P(1)を算出すると、CPU102は、その値を記憶部112に記憶させる(S106)。直流電力量P(1)を記憶させると、CPU102は、直流電力量P(1)とP(2)との差の絶対値が予め定めた定数LPを下回るか否か判断する(S206)。この場合、その絶対値は定数LPを下回るので(S206にてYES)、以後、CPU102は、再び絶対値が定数LPを上回るまで、S102からS206までの動作を繰り返す。
【0122】
[三相式交流モータの負荷が変動し、かつ規定値の近傍で制御する場合]
ここでは、図8の領域「F」について説明する。S102からS206の動作を繰り返した後、CPU102は、図8「W」に示す直流電力量P(1)と図8「U」に示す直流電力量P(2)との差の絶対値が予め定めた定数LPを上回るか否か判断する(S206)。この場合、三相式交流モータ130の負荷が、直流電力量P(1)の算出時とP(2)の算出時とでは異なっているために、その絶対値は定数LPを上回るので(S206にてYES)、CPU102は、記憶部112に記憶された、交流電圧が増減する方向を表す変数FLと交流電圧が増減する量を表す変数DVとの積をV(1)に加え、V(2)を算出する(S186)。S188からS102までの動作は前述の場合と同様なので、ここでは繰り返さない。
【0123】
S102の動作が終了すると、CPU102は、直流電力量P(2)を算出する。直流電力量P(2)を算出する処理は、上述の場合と同様であるので、ここでは繰り返さない。この時が図8の「X」に該当する。
【0124】
直流電力量P(2)を算出すると、CPU102は、その値を記憶部112に記憶させる(S120)。直流電力量P(2)を記憶させると、CPU102は、図8「W」のP(1)と図8「X」のP(2)との差の絶対値DPVを算出する(S198)。
【0125】
絶対値DPVを算出すると、CPU102は、絶対値DPVが、記憶部112に予め記憶された値LMを上回るか否か判断する(S200)。この場合、絶対値DPVは、値LMを上回ると判断するので(S200にてYES)、CPU102は直流電力量P(2)が直流電力量P(1)以上の値か否かを判断する(S130)。この場合、電力量P(2)が電力量P(1)を下回るので(S130にてNO)、CPU102は、電圧値V(1)の値を電圧値V(2)の値に、電力量P(1)の値を電力量P(2)の値に書き換える(S204)。以後、CPU102は、直流電力量の値が最小となるように、S186からS206までの動作を繰り返す。
【0126】
以上のようにして、インバータに供給される直流電力の電流値に基づき、直流電力が最小となるように制御するので、消費電力が最小となる状態で交流モータを駆動できるインバータ制御装置を提供できる。
【0127】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るインバータ制御装置とインバータなどとの関係を表す図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係るインバータの制御の手順を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の第1の実施の形態に係る電力量の算出の手順を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の第1の実施の形態に係るインバータ制御装置による電力量の制御状況を表す図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係るインバータ制御装置とインバータなどとの関係を表す図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態に係るインバータの制御の手順を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の第2の実施の形態に係る電力量の算出の手順を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の第2の実施の形態に係るインバータ制御装置による電力量の制御状況を表す図である。
【符号の説明】
100 インバータ制御装置、102 CPU、104 ロータ用インターフェイス、106 PWM波形生成部、108 電流用インターフェイス、110電圧用インターフェイス、112 記憶部、114 変圧用インターフェース、120 電流センサ、122 電圧センサ、124 ベースドライバ、126インバータ、128 速度検出装置、130 三相式交流モータ、132 圧縮機、134 変圧装置、140 電圧制御型インバータ制御装置。

Claims (7)

  1. ベースドライバを介してインバータに対し交流電力の出力および前記出力の停止を指示するための指示手段と、
    前記インバータに供給される直流電力の電圧値を検出するための電圧検出手段と、
    前記直流電力の電流値を検出するための電流検出手段と、
    前記指示手段の前記インバータに対する前記指示に基づいて、時間に関する情報を記憶するための第1の記憶手段とを備え、
    前記情報は、交流電力の各相のいずれかに関する、出力の開始および停止について前記指示手段により指示された時を特定するもので、
    前記出力の開始および停止について前記指示手段により指示された時を特定し、前記時を示す情報を前記時間に関する情報として前記第1の記憶手段に記憶させ、前記情報に基づいて、前記指示手段によって交流電力の各相のいずれかについて電力を出力させるように指示された時から前記出力を停止させるように指示された時までに対応する駆動時間を、前記直流電力の供給時間として算出するための第1の算出手段と、
    前記電圧値および前記電流値ならびに前記供給時間に基づいて前記直流電力の電力量を算出するための第2の算出手段と、
    前記算出された直流電力量が減少するように、前記インバータの交流電圧、交流電流および位相の少なくともいずれかに基づいて定められた操作量を制御するための制御手段と
    前記直流電力量とこれに対応する前記操作量とを記憶するための第2の記憶手段とをさらに備え、
    前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記直流電力量のうち、最も小さい直流電力量に対応する操作量を、制御を開始する際の操作量として制御するための手段を含む、インバータ制御装置。
  2. 前記インバータ制御装置は、前記直流電力量の変動幅が予め定められた範囲内となったことに応答して、前記変動幅の範囲内における前記直流電力量の最小値と前記最小値に対応する前記操作量とを第2の記憶手段に記憶させるための手段をさらに含む、請求項に記載のインバータ制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記直流電力量が最小になった後は、前記直流電力量が予め定められた範囲を超えたことに対応して、前記操作量を制御するための手段をさらに含む、請求項に記載のインバータ制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記操作量を第1の状態量に制御した際に算出される第1の直流電力量と、前記操作量を前記第1の状態量から第2の状態量に変更した後、再び前記第1の状態量に戻した際に算出される第2の直流電力量との差が、予め定められた範囲内であることに応答して、前記直流電力量が減少するように、前記操作量を制御するための手段を含む、請求項1〜のいずれかに記載のインバータ制御装置。
  5. 前記制御手段は、予め定められた範囲内における操作量を制御するための手段を含む、請求項1〜のいずれかに記載のインバータ制御装置。
  6. 前記操作量は、前記インバータに接続される交流モータのロータ位置に対するモータ電流の進み位相量を含む、請求項1〜のいずれかに記載のインバータ制御装置。
  7. 前記第2の算出手段は、前記インバータに接続される交流モータが回転する周期の整数倍の期間について、前記直流電力量の平均値を算出するための手段を含む、請求項1〜のいずれかに記載のインバータ制御装置。
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