JP3824159B2 - 同期電動機の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力変換器によって永久磁石形同期電動機をはじめとする同期電動機を駆動するための制御装置に関し、詳しくは、トルク制御手段に特徴を有する制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の永久磁石形同期電動機の制御ブロック図を示している。
図において、電流指令演算器101は、トルク指令値τ及び速度検出値ωに基づいて、同期電動機300の端子電圧が電力変換器200の最大出力電圧を越えない条件で所望のトルクが得られる直軸電流指令値i 及び横軸電流指令値i を演算する。この電流指令演算器101の構成及び動作は、例えば、平成13年電気学会産業応用部門全国大会p.1257に掲載されているものとする。
なお、速度検出値ωは、同期電動機300の回転子に取り付けられたパルスジェネレータ106の出力パルスから、速度検出回路107により検出される。
【0003】
直軸電流調節器102dは、直軸電流指令値i と直軸電流検出値iとの偏差を増幅して直軸電圧指令値v を演算し、横軸電流調節器102qは、横軸電流指令値i と横軸電流検出値iとの偏差を増幅して横軸電圧指令値v を演算する。直軸電流検出値i及び横軸電流検出値iは、座標変換器109により、同期電動機300のU相電流検出値i、W相電流検出値i及び磁極位置検出値θから演算する。なお、磁極位置検出値θは、パルスジェネレータ106の出力パルスから磁極位置検出回路108により検出される。
【0004】
極座標変換器103は、直軸電圧指令値v 及び横軸電圧指令値v から電圧振幅指令値V及び電圧位相指令φを演算し、座標変換器104は、電圧振幅指令値V、電圧位相指令φ及び磁極位置検出値θから三相電圧指令値v ,v ,v を演算する。これらの三相電圧指令値v ,v ,v をPWM回路105によりパルス幅変調して電力変換器200のゲート信号を生成し、このゲート信号を用いて電力変換器200のスイッチング素子を駆動することにより、同期電動機300の端子電圧を制御し、同期電動機300の電流を指令値に制御することによってそのトルクを指令値に制御している。
この制御方法は、同期電動機300の速度零を含む低速時にも正確なトルク制御が可能であるという特徴を持つ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
同期電動機を高効率運転したり、同期電動機と電力変換器とを含めた機器容量を低減するためには、電動機端子電圧を電力変換器の最大出力電圧まで制御できることが望ましい。
しかしながら、図6に示した従来の制御方法では、電流検出値をフィードバックして端子電圧を制御する構成としているため、電動機端子電圧を電力変換器の最大出力電圧に制御しようとすると電圧を指令値どおりに制御できなくなり、電流調節器102d,102qが電流制御系を安定化するように電圧指令値v ,v を出力したとしても実際の電動機端子電圧が指令値どおりにならず、制御系の安定性が低下するという問題がある。
【0006】
また、同期電動機の速度に相当する固有周波数は電力変換器の出力周波数に等しく、一方、電流制御系の応答は電流のサンプリング周波数に比例する。
ディジタル制御装置を用いる場合、同期電動機の速度が高くなるほど電力変換器の出力周波数とサンプリング周波数との比が小さくなるので、同期電動機の固有周波数成分の振動を電流調節器の動作によって低減できなくなり、その結果、電流制御系の安定性が低下するため、この安定性を維持するには同期電動機の最高速度を制限せざるを得ないという問題もある。
【0007】
上記の課題を解決する手段として、特開平10−14273号公報に記載された車両駆動用永久磁石同期電動機の制御装置が知られている。
この制御装置では、その図1に示されるように、電圧指令値を電流指令値と速度検出値及び電動機定数から演算し、電圧指令値、電流検出値及び電動機定数から演算したトルク演算値がトルク指令値に一致するようにトルク角補正値を算出し、この補正値により電圧指令値の位相を制御することでトルク制御を実現している。
【0008】
この制御装置によれば、電圧の位相を制御してトルク制御を行うことができるので、電動機端子電圧を電力変換器の最大出力電圧に制御するときにもトルク制御が容易であり、電流制御系の安定性低下や最高速度の制約といった問題も生じない。
しかしながら、特開平10−14273号公報記載の制御装置による電圧位相の制御によるトルク制御は、電機子抵抗による電圧降下が電動機端子電圧に比べて十分小さい場合に実現可能な方法であり、電動機端子電圧が低い低速運転時には、電機子抵抗による電圧降下が無視できなくなるので、トルク制御が困難になるという別の課題がある。
【0009】
そこで本発明は、低速運転時から高速運転時までの広い速度範囲でトルク制御を実現可能とした同期電動機の制御装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、所望のトルクが得られる電流指令値に電流検出値が一致するように同期電動機の端子電圧を制御する第1のトルク制御手段と、電流検出値と電動機定数とから演算したトルク演算値がトルク指令値に一致するように端子電圧の位相を制御する第2のトルク制御手段とを備え、運転状態に応じて第1のトルク制御手段と第2のトルク制御手段とを切り換えるようにした。
【0011】
第1のトルク制御手段によるトルク制御は、先に従来技術として述べたように、低速運転時にも正確なトルク制御が可能である反面、高速運転が苦手であるという短所がある。一方、第2のトルク制御手段によるトルク制御は、電動機端子電圧を電力変換器の最大出力電圧に制御するときにもトルク制御が容易であることから、高速運転時の効率向上や機器容量低減に有利であるが、電動機端子電圧が低い低速運転時は制御が困難である短所を持つ。
そこで本発明は、2つのトルク制御方法を組み合わせることにより、広い速度範囲でトルク制御を実現し、これと同時に、効率向上及び機器容量の低減を実現可能とした。
【0012】
すなわち、請求項1記載の発明は、同期電動機に対するトルク指令値から電流指令値を生成し、この電流指令値から生成した電圧指令値に基づき電力変換器を運転して同期電動機を制御する同期電動機の制御装置において、
前記電流指令値を演算する電流指令演算手段と、
前記電流指令値、同期電動機の速度検出値及び電動機定数から第1の電圧指令値を演算する電圧指令演算手段と、
前記電流指令値に電流検出値が一致するように第1の電圧指令値に基づいて同期電動機の端子電圧を制御する第1のトルク制御手段と、
同期電動機のトルク演算値が前記トルク指令値に一致するように前記端子電圧の位相を制御する第2のトルク制御手段と、
同期電動機の運転状態に応じて第1または第2のトルク制御手段を切り換えて動作させる制御切換手段と、
を備え、
第1のトルク制御手段は、
前記電流指令値と前記電流検出値との偏差を増幅して電圧補正値を演算する電流調節手段と、第1の電圧指令値に前記電圧補正値を加算して第2の電圧指令値を演算する手段と、
第2の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
第2のトルク制御手段は、
前記電流検出値及び電動機定数からトルクを演算するトルク演算手段と、
前記トルク指令値と前記トルク演算値との偏差を増幅して電圧位相補正値を演算する電圧位相調節手段と、
第1の電圧指令値の位相に前記電圧位相補正値を加算して第3の電圧指令値を演算する手段と、
第3の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有するものである。
【0013】
請求項2に記載した発明は、第1のトルク制御手段が、
前記電流指令値と前記電流検出値との偏差を増幅して電圧補正値を演算する電流調節手段と、第1の電圧指令値に前記電圧補正値を加算して第2の電圧指令値を演算する手段と、
第2の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
第2のトルク制御手段が、
前記電流検出値及び電動機定数からトルクを演算するトルク演算手段と、
前記トルク指令値と前記トルク演算値との偏差を増幅して電圧位相補正値を演算する電圧位相調節手段と、
第1の電圧指令値に前記電圧補正値(第1のトルク制御手段の動作時における電圧補正値であって、後述するメモリに記憶された値)を加算して第2の電圧指令値を演算する手段と、
第2の電圧指令値の位相に前記電圧位相補正値を加算して第3の電圧指令値を演算する手段と、
第3の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
前記制御切換手段が、
第2のトルク制御手段の動作開始時に第1のトルク制御手段の動作時における前記電圧補正値をメモリに記憶する機能と、第2のトルク制御手段の動作時における前記電圧補正値を前記メモリに記憶された値に制御する機能と、第1のトルク制御手段の動作を開始する前に、前記電流調節手段の出力を前記メモリに記憶された値にプリセットする機能と、を有するを有するものである。
【0014】
請求項3に記載した発明は、第1のトルク制御手段が、
前記電流指令値と前記電流検出値との偏差を増幅して電圧補正値を演算する電流調節手段と、第1の電圧指令値に前記電圧補正値を加算して第2の電圧指令値を演算する手段と、
第2の電圧指令値の位相に電圧位相補正値(第2のトルク制御手段の動作時における電圧位相補正値を時間と共に徐々に減少させて最終的に零にするような電圧位相補正値)を加算して第3の電圧指令値を演算する手段と、
第3の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
第2のトルク制御手段が、
前記電流検出値及び電動機定数からトルクを演算するトルク演算手段と、
前記トルク指令値と前記トルク演算値との偏差を増幅して前記電圧位相補正値を演算する電圧位相調節手段と、
第2の電圧指令値の位相に前記電圧位相補正値を加算して第3の電圧指令値を演算する手段と、
第3の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
前記制御切換手段が、
第1のトルク制御手段の動作開始後に、前記電圧位相補正値を第2のトルク制御手段の動作時における値から時間と共に徐々に減少させて零にする機能と、を有するものである。
【0015】
請求項4に記載した発明は、第1のトルク制御手段が、
前記電流指令値と前記電流検出値との偏差を増幅して電圧補正値を演算する電流調節手段と、第1の電圧指令値に前記電圧補正値を加算して第2の電圧指令値を演算する手段と、
第2の電圧指令値の位相に電圧位相補正値(第2のトルク制御手段の動作時における電圧位相補正値を時間と共に徐々に減少させて最終的に零にするような電圧位相補正値)を加算して第3の電圧指令値を演算する手段と、
第3の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
第2のトルク制御手段が、
前記電流検出値及び電動機定数からトルクを演算するトルク演算手段と、
前記トルク指令値と前記トルク演算値との偏差を増幅して前記電圧位相補正値を演算する電圧位相調節手段と、
第1の電圧指令値に前記電圧補正値(第1のトルク制御手段の動作時における電圧補正値であって、後述するメモリに記憶された値)を加算して第2の電圧指令値を演算する手段と、
第2の電圧指令値の位相に前記電圧位相補正値を加算して第3の電圧指令値を演算する手段と、
第3の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
前記制御切換手段が、
第2のトルク制御手段の動作開始時に第1のトルク制御手段の動作時における前記電圧補正値をメモリに記憶する機能と、第2のトルク制御手段の動作時における前記電圧補正値を前記メモリに記憶された値に制御する機能と、第1のトルク制御手段の動作を開始する前に、前記電流調節手段の出力を前記メモリに記憶された値にプリセットする機能と、
第1のトルク制御手段の動作開始後に、前記電圧位相補正値を第2のトルク制御手段の動作時における値から時間と共に徐々に減少させて零にする機能と、を有するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態を示す制御ブロック図である。
図1において、101はトルク指令値τから所望のトルクが得られるような直軸電流指令値i 及び横軸電流指令値i を演算する電流指令演算器、110は、前記各指令値i ,i と速度検出回路107からの速度検出値ωと電動機定数(電機子抵抗、直軸・横軸インダクタンス、永久磁石鎖交磁束)とから、第1の直軸電圧指令値vd1 及び第1の横軸電圧指令値vq1 を数式1、数式2に従って演算する電圧指令演算器である。
【0017】
[数1]
d1 =R −ωL
【0018】
[数2]
q1 =R +ωL +ωΨ
【0019】
数式1,数式2において、R:電機子抵抗、L:直軸インダクタンス、L:横軸インダクタンス、Ψ:永久磁石鎖交磁束である。
【0020】
102dは直軸電圧補正値vdacrを演算する直軸電流調節器、102qは横軸電圧補正値vqacrを演算する横軸電流調節器、103は、第1の直軸電圧指令値vd1 及び第1の横軸電圧指令値vq1 に前記電圧補正値vdacr,vqacrをそれぞれ加算して得た第2の直軸電圧指令値vd2 及び第2の横軸電圧指令値vq2 が入力され、極座標変換により電圧振幅指令値V及び電圧位相指令φを出力する極座標変換器である。
ここで、電圧補正値vdacr,vqacrは、後述する如く制御切換信号が“1”の時には何れも零(各調節器102d,102qが演算停止)となるので、その場合には、極座標変換器103に第1の直軸電圧指令値vd1 及び第1の横軸電圧指令値vq1 がそのまま入力されると考えることができる。
【0021】
104は、電圧振幅指令値Vと、電圧位相指令φに電圧位相補正値φvphを加算して得た電圧位相指令φとを、磁極位置検出値θに基づき座標変換して三相電圧指令値v ,v ,v を出力する座標変換器、105は三相電圧指令値v ,v ,v をキャリアと比較してゲート信号を生成するPWM回路、200はインバータ等の電力変換器、300は制御対象である永久磁石同期電動機、106は同期電動機300の回転子に取り付けられたパルスジェネレータ、107は速度検出回路、108は磁極位置検出回路、109は、U相電流検出値i、W相電流検出値i及び磁極位置検出値θから直軸電流検出値i及び横軸電流検出値iを演算する座標変換器である。
上記電圧位相補正値φvphは、後述する如く制御切換信号が“0”の時には零(電圧位相調節器112が演算停止)となるので、その場合には、極座標変換器103からの電圧位相指令φがそのまま座標変換器104に入力されると考えることができる。
【0022】
次に、111は、第1のトルク制御手段の動作と第2のトルク制御手段の動作とを切り換えるための制御切換信号を、電圧振幅指令値Vの大きさに応じて出力する制御切換器である。
ここで、第1のトルク制御手段は、所望のトルクが得られる電流指令値に電流検出値が一致するように同期電動機300の端子電圧を制御する機能を持ち、第2のトルク制御手段は、同期電動機300のトルク演算値がトルク指令値に一致するように端子電圧の位相を制御する機能を持つ。
【0023】
上記制御切換信号は、論理が“0”の時に第1のトルク制御手段を動作させ、論理が“1”の時に第2のトルク制御手段を動作させるものとする。具体的には、制御切換器111は電圧振幅指令値Vが所定の大きさ以下である時に制御切換信号“0”を出力して第1のトルク制御手段を動作させ、電圧振幅指令値Vが所定の大きさを越えた時に制御切換信号“1”を出力して第2のトルク制御手段を動作させる。
【0024】
制御切換信号は、前記直軸電流調節器102d、横軸電流調節器102q及び電圧位相調節器112に加えられている。ここで、電圧位相調節器112は、トルク指令値τとトルク演算値τcalとの偏差を増幅して電圧位相補正値φ phを出力する。なお、制御切換信号が“0”の場合、電圧位相調節器112の出力は零となるように構成されている。
また、113は直軸電流検出値i、横軸電流検出値i及び電動機定数から数式3によりトルク演算値τcalを求めるトルク演算器である。数式3において、P:極対数である。
【0025】
[数3]
τcal=P{Ψ+(L−L)i
【0026】
前述のように電圧振幅指令値Vの大きさに応じて第1,第2のトルク制御手段を切り換える結果、電動機端子電圧が低い低速運転時は、このときのトルク制御に適した第1のトルク制御手段によりトルク制御が実行され、電動機端子電圧が高い高速運転時や電動機端子電圧を電力変換器200の最大出力電圧に制御する場合は、第2のトルク制御制御手段によりトルク制御が実行される。これにより、広い速度範囲にわたって正確で安定したトルク制御を実現することができる。
【0027】
以下、第1,第2のトルク制御手段の動作を個別に説明する。
最初に、第1のトルク制御手段の動作を説明する。いま、同期電動機300が低速運転されており、極座標変換器103から出力される電圧振幅指令値Vが所定の大きさ以下であって、制御切換器111からは制御切換信号“0”が出力されている。
【0028】
直軸電流調節器102dは、直軸電流指令値i と直軸電流検出値iとの偏差を増幅して直軸電圧補正値vdacrを演算し、横軸電流調節器102qは、横軸電流指令値i と横軸電流検出値iとの偏差を増幅して横軸電圧補正値vqacrを演算する。その結果、第1の直軸電圧指令値vd1 と直軸電圧補正値vdacrとの和が第2の直軸電圧指令値vd2 として算出され、第1の横軸電圧指令値vq1 と横軸電圧補正値vqacrとの和が第2の横軸電圧指令値vq2 として算出される。
これらの第2の直軸電圧指令値vd2 及び横軸電圧指令値vq2 は極座標変換器103に入力され、電圧振幅指令値V及び電圧位相指令φが演算される。
【0029】
いま、制御切換信号は“0”であるため、電圧位相調節器112の出力である電圧位相補正値φvphは零となっており、電圧位相調節器112の影響を受けることなく、電圧指令位相φとしては電圧位相指令φがそのまま座標変換器104に入力される。
座標変換器104は、電圧振幅指令値V、電圧指令位相φ及び磁極位置検出値θから三相電圧指令値v ,v ,v を演算する。
【0030】
PWM回路105及び電力変換器200の動作は先に説明した図6の従来技術と同じであるため、説明を省略する。
上述した第1のトルク制御手段により、電流指令値に電流検出値が一致するように端子電圧を制御することで、低速運転時に同期電動機300のトルクを指令値に制御することができる。
【0031】
次に、第2のトルク制御手段の動作を説明する。この状態は電動機端子電圧が高い高速運転時や電動機端子電圧を電力変換器200の最大出力電圧に制御する場合であり、極座標変換器103から出力されている電圧振幅指令値Vが所定の大きさを越えているため、制御切換器111からは制御切換信号“1”が出力されている。
【0032】
このとき、直軸電流調節器102dの出力である直軸電圧補正値vdacrと横軸電流調節器102qの出力である横軸電圧補正値vqacrとは、何れも零となっている。この結果、vd2 ,vq2 はそれぞれvd1 ,vq1 に等しくなるので、vd2 とvq2 とから極座標変換器103により演算されるVとφは、電流指令値i ,i 、速度検出値ω及び電動機定数を使ってオープンループで演算した値となる。
【0033】
一方、トルク演算器113は、前述した数式3によりトルク演算値τcalを求める。また、電圧位相調節器112は、トルク指令値τとトルク演算値τcalとの偏差を増幅して電圧位相補正値φvphを演算する。
そして、電圧位相指令φと電圧位相補正値φvphとを加算して電圧指令位相φを演算し、座標変換器104では、V,φ及び磁極位置検出値θから三相電圧指令値v ,v ,v を演算する。
ここで、上記V及びφは、請求項1における第3の電圧指令値を構成するものである。
以上の制御を行うことにより、高速運転時等においては、電圧位相が適切な値に制御されてトルクを指令値に制御することができる。
【0034】
次に、図2は本発明の第2実施形態を示す制御ブロック図である。
この実施形態は、図1の機能に、第1のトルク制御手段と第2のトルク制御手段との間で制御を切り換えるときの電圧振幅指令値Vの変化をなくして切換ショックを低減する機能を加えたものである。
図1と同一の構成要素には同一の参照符号を付して説明を省略し、以下では図1と異なる部分を中心に説明する。
【0035】
すなわち、直軸電流調節器102dから出力される直軸電圧補正値vdacrは、スイッチSW2bdを介して、または、スイッチSW1d、第1のメモリ114d及びスイッチSW2adを介して、第1の直軸電圧指令値vd1 に加算されるように構成されている。また、第1のメモリ114dの出力はスイッチSW3dを介して直軸電流調節器102dにプリセットされるようになっている。同様にして、横軸電流調節器102qから出力される横軸電圧補正値vqacrは、スイッチSW2bqを介して、または、スイッチSW1q、第2のメモリ114q及びスイッチSW2aqを介して、第1の横軸電圧指令値vq1 に加算されるように構成されている。また、第2のメモリ114qの出力はスイッチSW3qを介して横軸電流調節器102qにプリセットされるようになっている。
【0036】
更に、制御切換器111から出力される制御切換信号は、互いに連動するスイッチSW2bd,SW2ad,SW2bq,SW2aqに加えられている。なお、スイッチSW2bd,SW2bqはいわゆるb接点動作し、スイッチSW2ad,SW2aqはいわゆるa接点動作する。
また、制御切換信号はその立上がりを検出する立上がり検出手段115、立下がりを検出する立下がり検出手段116及び電圧位相調節器112に入力されている。そして、立上がり検出手段115の出力信号は互いに連動するスイッチSW1d,SW1qに加えられ、立下がり検出手段116の出力信号は互いに連動するスイッチSW3d,SW3qに加えられている。
【0037】
この実施形態の動作を説明すると、まず、同期電動機300が低速運転され、前記同様に制御切換器111からは制御切換信号“0”が出力されているとする。また、本実施形態でも、制御切換信号が“0”で第1のトルク制御手段を動作させ、“1”で第2のトルク制御手段を動作させるものとする。
【0038】
制御切換信号“0”によってスイッチSW2bd,SW2bqを「閉」、スイッチSW2ad,SW2aqを「開」とすることにより、直軸電流調節器102dにより演算された電圧指令補正値vdacrと、横軸電流調節器102qにより演算された電圧指令補正値vqacrとが、第1の直軸電圧指令値vd1 、第1の横軸電圧指令値vq1 にそれぞれ加算される。
【0039】
電圧振幅指令値Vが所定の大きさを越えた場合、制御切換信号が“0”から“1”に変化して第1のトルク制御手段による動作から第2のトルク制御手段による動作に切り換わる。
すなわち、“0”から“1”に変化する制御切換信号の立上がりを立上がり検出手段115が検出し、その出力信号によってスイッチSW1d,SW1qを「閉」とし、第1のトルク制御手段が動作中の直軸電圧補正値vdacr及び横軸電圧補正値vqacrをそれぞれ第1のメモリ114dと第2のメモリ114qに記憶する。
【0040】
第2のトルク制御手段による制御時には、制御切換信号“1”によってスイッチSW2bd,SW2bqを「開」、スイッチSW2ad,SW2aqを「閉」とし、直軸電圧補正値vdacr及び横軸電圧補正値vqacrをメモリ114d,114qに記憶した値に制御する。
【0041】
また、電圧振幅指令値Vが所定の大きさ以下になって第2のトルク制御手段による動作から第1のトルク制御手段による動作に切り換わるときには、“1”から“0”に変化する制御切換信号の立下がりを立下がり検出手段116が検出し、その出力信号によりスイッチSW3d,SW3qを「閉」とする。
これにより、直軸電流調節器102dの出力と横軸電流調節器102qの出力とをそれぞれメモリ114d,114qに記憶した値にプリセットしてから、スイッチSW2bd,SW2bqを「閉」、スイッチSW2ad,SW2aqを「開」とし、直軸電流調節器102dと横軸電流調節器102qとを使って直軸電圧補正値vdacr及び横軸電圧補正値vqacrを演算する。
【0042】
以上のような切換時の演算処理を行うことにより、第1及び第2のトルク制御手段によるトルク制御の切換前後で電圧振幅指令値を同じ値にすることができるので、切換ショックが発生しなくなる。
【0043】
次いで、図3は本発明の第3実施形態を示す制御ブロック図である。
この実施形態は、図1の機能に、第1のトルク制御手段と第2のトルク制御手段との間で制御を切り換えるときの電圧位相指令φの変化を滑らかにして切換ショックを低減する機能を加えたものである。
【0044】
すなわち図3の実施形態では、電圧位相調節器112の出力側に電圧位相つなぎ制御器117を追加し、制御切換信号をこの電圧位相つなぎ制御器117にも入力している。その他の構成は図1と同様である。なお、電圧位相つなぎ制御器117の入力信号(電圧位相調節器112の出力である電圧位相補正値)をφvph0とする。
【0045】
図5は電圧位相つなぎ制御器117の入出力波形を示しており、これを使って動作を説明する。
図5に示すように、制御切換信号が時刻t1で“1”から“0”に切り換わって第1のトルク制御手段による制御が開始されると、電圧位相調節器112から出力される電圧位相補正値φvph0を零にするが、電圧位相つなぎ制御器117から出力される電圧位相補正値φvphは、第2のトルク制御手段による制御を実行中のφvph0の値から、時間経過と共に緩やかに減少させて最終的に零にする。
このように動作する電圧位相つなぎ制御器117を設けることにより、電圧位相の変化を緩やかにすることができ、トルク制御手段を切り換えるときのショックを低減することができる。
【0046】
図4は、本発明の第4実施形態を示す制御ブロック図である。
この実施形態は、第1実施形態に第2,第3実施形態におけるトルク制御手段切り換え時のショック低減機能を追加したもので、制御ブロックの構成上は図2の構成に図3の電圧位相つなぎ制御器117を付加したものに相当する。
動作としては第1〜第3実施形態により説明した動作と同じであるため、説明を省略する。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、第1,第2のトルク制御手段を備え、同期電動機の運転状態に応じて所定のトルク制御手段を選択して動作させるようにしたため、同期電動機の広い速度範囲にわたって適切なトルク制御を実現し、これと同時に効率の向上や機器容量の低減を可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の制御ブロック図である。
【図2】本発明の第2実施形態の制御ブロック図である。
【図3】本発明の第3実施形態の制御ブロック図である。
【図4】本発明の第4実施形態の制御ブロック図である。
【図5】電圧位相つなぎ制御器の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】従来技術の制御ブロック図である。
【符号の説明】
101 電流指令演算器
102d 直軸電流調節器
102q 横軸電流調節器
103 極座標変換器
104,109 座標変換器
105 PWM回路
106 パルスジェネレータ
107 速度検出回路
108 磁極位置検出回路
110 電圧指令演算器
111 切換制御器
112 電圧位相調節器
113 トルク演算器
114d,114q メモリ
115 立上がり検出手段
116 立下がり検出手段
117 電圧位相つなぎ制御器

Claims (4)

  1. 同期電動機に対するトルク指令値から電流指令値を生成し、この電流指令値から生成した電圧指令値に基づき電力変換器を運転して同期電動機を制御する同期電動機の制御装置において、
    前記電流指令値を演算する電流指令演算手段と、
    前記電流指令値、同期電動機の速度検出値及び電動機定数から第1の電圧指令値を演算する電圧指令演算手段と、
    前記電流指令値に電流検出値が一致するように第1の電圧指令値に基づいて同期電動機の端子電圧を制御する第1のトルク制御手段と、
    同期電動機のトルク演算値が前記トルク指令値に一致するように前記端子電圧の位相を制御する第2のトルク制御手段と、
    同期電動機の運転状態に応じて第1または第2のトルク制御手段を切り換えて動作させる制御切換手段と、
    を備え、
    第1のトルク制御手段は、
    前記電流指令値と前記電流検出値との偏差を増幅して電圧補正値を演算する電流調節手段と、第1の電圧指令値に前記電圧補正値を加算して第2の電圧指令値を演算する手段と、
    第2の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
    第2のトルク制御手段は、
    前記電流検出値及び電動機定数からトルクを演算するトルク演算手段と、
    前記トルク指令値と前記トルク演算値との偏差を増幅して電圧位相補正値を演算する電圧位相調節手段と、
    第1の電圧指令値の位相に前記電圧位相補正値を加算して第3の電圧指令値を演算する手段と、
    第3の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有することを特徴とする同期電動機の制御装置。
  2. 同期電動機に対するトルク指令値から電流指令値を生成し、この電流指令値から生成した電圧指令値に基づき電力変換器を運転して同期電動機を制御する同期電動機の制御装置において、
    前記電流指令値を演算する電流指令演算手段と、
    前記電流指令値、同期電動機の速度検出値及び電動機定数から第1の電圧指令値を演算する電圧指令演算手段と、
    前記電流指令値に電流検出値が一致するように第1の電圧指令値に基づいて同期電動機の端子電圧を制御する第1のトルク制御手段と、
    同期電動機のトルク演算値が前記トルク指令値に一致するように前記端子電圧の位相を制御する第2のトルク制御手段と、
    同期電動機の運転状態に応じて第1または第2のトルク制御手段を切り換えて動作させる制御切換手段と、
    を備え、
    第1のトルク制御手段は、
    前記電流指令値と前記電流検出値との偏差を増幅して電圧補正値を演算する電流調節手段と、第1の電圧指令値に前記電圧補正値を加算して第2の電圧指令値を演算する手段と、
    第2の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
    第2のトルク制御手段は、
    前記電流検出値及び電動機定数からトルクを演算するトルク演算手段と、
    前記トルク指令値と前記トルク演算値との偏差を増幅して電圧位相補正値を演算する電圧位相調節手段と、
    第1の電圧指令値に前記電圧補正値を加算して第2の電圧指令値を演算する手段と、
    第2の電圧指令値の位相に前記電圧位相補正値を加算して第3の電圧指令値を演算する手段と、
    第3の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
    前記制御切換手段は、
    第2のトルク制御手段の動作開始時に第1のトルク制御手段の動作時における前記電圧補正値をメモリに記憶する機能と、第2のトルク制御手段の動作時における前記電圧補正値を前記メモリに記憶された値に制御する機能と、第1のトルク制御手段の動作を開始する前に、前記電流調節手段の出力を前記メモリに記憶された値にプリセットする機能と、
    を有することを特徴とする同期電動機の制御装置。
  3. 同期電動機に対するトルク指令値から電流指令値を生成し、この電流指令値から生成した電圧指令値に基づき電力変換器を運転して同期電動機を制御する同期電動機の制御装置において、
    前記電流指令値を演算する電流指令演算手段と、
    前記電流指令値、同期電動機の速度検出値及び電動機定数から第1の電圧指令値を演算する電圧指令演算手段と、
    前記電流指令値に電流検出値が一致するように第1の電圧指令値に基づいて同期電動機の端子電圧を制御する第1のトルク制御手段と、
    同期電動機のトルク演算値が前記トルク指令値に一致するように前記端子電圧の位相を制御する第2のトルク制御手段と、
    同期電動機の運転状態に応じて第1または第2のトルク制御手段を切り換えて動作させる制御切換手段と、
    を備え、
    第1のトルク制御手段は、
    前記電流指令値と前記電流検出値との偏差を増幅して電圧補正値を演算する電流調節手段と、
    第1の電圧指令値に前記電圧補正値を加算して第2の電圧指令値を演算する手段と、
    第2の電圧指令値の位相に電圧位相補正値を加算して第3の電圧指令値を演算する手段と、
    第3の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
    第2のトルク制御手段は、
    前記電流検出値及び電動機定数からトルクを演算するトルク演算手段と、
    前記トルク指令値と前記トルク演算値との偏差を増幅して前記電圧位相補正値を演算する電圧位相調節手段と、
    第2の電圧指令値の位相に前記電圧位相補正値を加算して第3の電圧指令値を演算する手段と、
    第3の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
    前記制御切換手段は、
    第1のトルク制御手段の動作開始後に、前記電圧位相補正値を第2のトルク制御手段の動作時における値から時間と共に徐々に減少させて零にする機能と、
    を有することを特徴とする同期電動機の制御装置。
  4. 同期電動機に対するトルク指令値から電流指令値を生成し、この電流指令値から生成した電圧指令値に基づき電力変換器を運転して同期電動機を制御する同期電動機の制御装置において、
    前記電流指令値を演算する電流指令演算手段と、
    前記電流指令値、同期電動機の速度検出値及び電動機定数から第1の電圧指令値を演算する電圧指令演算手段と、
    前記電流指令値に電流検出値が一致するように第1の電圧指令値に基づいて同期電動機の端子電圧を制御する第1のトルク制御手段と、
    同期電動機のトルク演算値が前記トルク指令値に一致するように前記端子電圧の位相を制御する第2のトルク制御手段と、
    同期電動機の運転状態に応じて第1または第2のトルク制御手段を切り換えて動作させる制御切換手段と、
    を備え、
    第1のトルク制御手段は、
    前記電流指令値と前記電流検出値との偏差を増幅して電圧補正値を演算する電流調節手段と、
    第1の電圧指令値に前記電圧補正値を加算して第2の電圧指令値を演算する手段と、
    第2の電圧指令値の位相に電圧位相補正値を加算して第3の電圧指令値を演算する手段と、
    第3の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
    第2のトルク制御手段は、
    前記電流検出値及び電動機定数からトルクを演算するトルク演算手段と、
    前記トルク指令値と前記トルク演算値との偏差を増幅して前記電圧位相補正値を演算する電圧位相調節手段と、
    第1の電圧指令値に前記電圧補正値を加算して第2の電圧指令値を演算する手段と、
    第2の電圧指令値の位相に前記電圧位相補正値を加算して第3の電圧指令値を演算する手段と、
    第3の電圧指令値に基づいて電力変換器に対する駆動信号を生成する手段と、を有し、
    前記制御切換手段は、
    第2のトルク制御手段の動作開始時に第1のトルク制御手段の動作時における前記電圧補正値をメモリに記憶する機能と、第2のトルク制御手段の動作時における前記電圧補正値を前記メモリに記憶された値に制御する機能と、第1のトルク制御手段の動作を開始する前に、前記電流調節手段の出力を前記メモリに記憶された値にプリセットする機能と、
    第1のトルク制御手段の動作開始後に、前記電圧位相補正値を第2のトルク制御手段の動作時における値から時間と共に徐々に減少させて零にする機能と、
    を有することを特徴とする同期電動機の制御装置。
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