JP4027680B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、繰り返し印字(画像形成)することができる可逆性感熱記録媒体を用いた記録装置(画像形成装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の記録装置は、一般にRWP(リライタブルプリンタ)と呼ばれ、熱可逆性(Thermo−Chromic)フィルム等の可逆性感熱記録媒体を用いたものが実用化されている。
熱可逆性フィルムは、記録層にロイコ染料と顕色剤を備えており、図10に示すようなリライタブル特性を有している。消色状態(A)から例えば180℃に加熱すると、ロイコ染料分子が溶融して発色し(B)、この状態で急冷すると発色したまま凝集して発色状態が固定される(C)。
発色状態で例えば120〜160℃に加熱すると、凝集状態が崩れて顕色剤が自己凝集力で結晶化し(D)、ロイコ染料を弾き出して(E)、消色状態(A)に戻る。消色温度と発色温度はフィルムの構成材料によって異なる。
この熱可逆性フィルムの特性に対応して、記録装置では、加熱して印字を消去する印字消去手段と、加熱して印字を行う印字手段を有している。印字手段としては、プラテンローラにサーマルヘッドを押圧する構成が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種の記録装置では記録媒体として可逆性感熱記録媒体を用いるため、印字消去手段及び印字手段は熱源を有している。
印字消去手段により熱を与えられた可逆性感熱記録媒体は熱を保持しながら印字手段へ到達するため、印字枚数が増えるにつれて印字手段周囲の温度が上昇し、印字手段の印字機能に悪影響を及ぼす懸念がある。すなわち、印字手段では適正な印字温度が設定されるが、可逆性感熱記録媒体によって運ばれる熱の蓄熱化によって印字温度の精密設定がしにくい懸念がある。
また、印字消去手段と印字手段から放出される熱の装置内部での蓄熱化によって、印字消去手段及び印字手段の機能が損なわれる懸念がある。
【0004】
そこで、本発明は、印字消去手段又は印字手段の熱による蓄熱化の影響を抑制できる記録装置の提供を、その主な目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、可逆性感熱記録媒体を給送する記録媒体給送手段と、可逆性感熱記録媒体に記録された印字内容を消去する印字消去手段と、可逆性感熱記録媒体に印字を行う印字手段を有する記録装置において、上記印字消去手段と印字手段との間に可逆性感熱記録媒体の搬送をガイドする搬送ガイド部材が設けられ、上記搬送ガイド部材は上ガイドと下ガイドとを有しており、上記搬送ガイド部材を冷却する気流形成手段を有し、上記搬送ガイド部材は搬送方向に沿う両側面が開口され、上記気流形成手段は、上記気流形成手段により発生した気流が上記上ガイドの上面を上記搬送方向と直交する方向に通ると共に、上記気流形成手段により発生した気流が上記搬送ガイド部材の内部を上記搬送方向と直交する方向に通るように、上記両側面のいずれか一方側に配置されていて、上記上ガイド及び下ガイドには通気用孔が形成されている、という構成を採っている。
【0006】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の記録装置において、装置本体の側板に通気用孔が形成され、該通気用孔は上記両側面の開口に対応している、という構成を採っている。
【0007】
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載の記録装置において、装置本体の外装フレームに通気用孔が形成されている、という構成を採っている。
【0008】
請求項4記載の発明では、請求項1乃至3の何れかに記載の記録装置において、上記印字手段が、可逆性感熱記録媒体を搬送するプラテンローラと、該プラテンローラに圧接するサーマルヘッドを有し、上記気流形成手段が上記サーマルヘッドの冷却を兼ねるように配置されている、という構成を採っている。
【0009】
請求項5記載の発明では、請求項1乃至4の何れかに記載の記録装置において、上記搬送ガイド部材が、静電気の発生を抑制する材料で形成されている、という構成を採っている。
【0010】
請求項6記載の発明では、請求項1乃至の何れかに記載の記録装置において、上記搬送ガイド部材は少なくとも上記印字消去手段側が熱伝導率の低い材料で形成されている、という構成を採っている。
【0011】
請求項7記載の発明では、請求項1乃至の何れかに記載の記録装置において、上記搬送ガイド部材は耐熱性を有する材料で一体成形されている、という構成を採っている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1乃至図9に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて本実施形態における記録装置2の全体構成の概要を説明する。記録装置2は、可逆性感熱記録媒体としてのリライタブルペーパー3を給紙する給送手段としての給紙手段4と、該給紙手段4の下部に設けられた印字消去手段5と、印字手段6と、印字消去手段5と印字手段6を結ぶ冷却ゾーンとしての搬送ガイド部材7と、印字手段6を経たリライタブルペーパー3を搬送する排出部材としての冷却ローラ対8と、同じく排出部材としての排紙ローラ対9と、給紙手段4や印字消去手段5等を支持する装置本体10と、該装置本体10に開閉自在に設けられ、印字手段6及び排紙領域を開放する前カバー11と、該前カバー11と印字手段6との間に設けられた押圧手段12と、給紙手段4以外の要素の駆動源であるモータ13等を有している。
【0015】
給紙手段4は、図2に示すように、ピックアップローラ14と、フィードローラ15を有しており、これらのローラはモータ16で駆動される。モータ16の回転軸16aに固定されたギア17にアイドラギア18が噛み合っており、アイドラギア18の回転軸18aに固定されたギア19に、ピックアップローラ14と同期回転するギア20とフィードローラ15と同期回転するギア21が噛み合っている。符号22はリライタブルペーパー3の搬送経路を示している。
印字消去手段5は、上部にリライタブルペーパー3の受け入れ口23aを有するとともに下部にリライタブルペーパー3の排出口23bを有するハウジング23を有している。
ハウジング23内には、加熱部材としてのヒータローラ24と、該ヒータローラ24に圧接する駆動ローラとしての加圧ローラ25と、ヒータローラ24の温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ26が設けられている。ヒータローラ24は内部に熱源としてのハロゲンヒータ27を有している。
【0016】
リライタブルペーパー3はヒータローラ24と加圧ローラ25により挟持搬送されながらヒータローラ24によって消色温度に加熱され、印字内容を消去される。
図示しない制御手段のROMには、予め実験等(コンピュータシミュレーションを含む)により求められたリライタブルペーパー3の材質の種類と適正な消色温度との関係データテーブルが記憶されており、図示しない操作パネル等の入力手段によりリライタブルペーパー3の種類が入力され、又はリライタブルペーパー3の種類が自動検知されると、上記制御手段は入力された種類又は自動検知された種類に対応する消色温度を選択し、サーミスタ26の検知情報に基づいてハロゲンヒータ27への電力供給を制御する。
印字消去手段5の構成としては、ヒータローラ24と加圧ローラ25を圧接する方式に代えて、ヒータローラとローラ間に張架されたエンドレスベルトに加圧ローラを圧接するベルト方式としてもよい。
【0017】
本実施形態では、給紙手段4以外の駆動が1つのモータ13によってなされる構成となっている。これを図3に基づいて説明する。モータ13の回転軸に固定されたプーリ28によりベルト29を介してプーリ30が回転駆動される。プーリ30と同期回転するギア31が印字消去手段5の加圧ローラ25と同期回転する図示しないギアに噛み合っており、これによって印字消去手段5の挟持搬送力が得られる。
ギア31はアイドラギア32に噛み合い、アイドラギア32はアイドラギア33に噛み合っている。アイドラギア33はギア34に噛み合っており、ギア34はギア35と同期回転する。ギア35はアイドラギア36に噛み合っており、アイドラギア36は印字手段6を構成するプラテンローラ37に接続された電磁クラッチ38の図示しないギアに噛み合っている。
【0018】
印字手段6は、プラテンローラ37と、該プラテンローラ37に圧接するサーマルヘッド39を有している。
アイドラギア33はギア34と噛み合う一方でギア40とも噛み合っている。ギア40と同期回転するギア41が設けられ、該ギア41はギア42と噛み合っている。ギア42と同期回転するギア43が設けられ、該ギア43は冷却ローラ対8の駆動ローラ8aと同期回転する図示しないギア及び排紙ローラ対9の駆動ローラ9aと同期回転する図示しないギアと噛み合っている。
冷却ローラ対8は上記駆動ローラ8aと従動ローラ8bを有しており、排紙ローラ対9は上記駆動ローラ9aと従動ローラ9bを有している。冷却ローラ対8は、印字手段6の下流側で印字手段6によって付与されたリライタブルペーパー3の熱を奪う目的と搬送を兼ねて設けられたローラであり、熱伝導率の高い材料で形成することが望ましい。
冷却ローラ対8の従動ローラ8bと排紙ローラ対9の従動ローラ9bは前カバー11に一体に設けられている(後述)。
【0019】
印字消去手段5により印字内容を消去され、又は未印字のリライタブルペーパー3はプラテンローラ37で搬送されながらサーマルヘッド39により印字される。画像情報に基づいて駆動されるサーマルヘッド39の加熱温度は適正な発色温度に設定される。
上記制御手段のROMには、予め実験等(コンピュータシミュレーションを含む)により求められたリライタブルペーパー3の材質の種類と適正な発色温度との関係データテーブルが記憶されており、上記制御手段は入力された又は自動検知されたリライタブルペーパー3の種類に対応する発色温度を選択し、サーマルヘッド39への電力供給を制御する。
【0020】
図4に示すように、給紙手段4の給紙方向下流側近傍には、リライタブルペーパー3の通過を検知する用紙検知手段としての給紙出口センサ44が設けられており、印字手段6の給紙方向上流側近傍には、リライタブルペーパー3の通過を検知する用紙検知手段としてのサーマルヘッド入口センサ45が設けられている。
給紙出口センサ44とサーマルヘッド入口センサ45は、搬送経路に突出する検知フィラーを備えた機械式の検知構成を有している。機械方式に代えてフォトセンサを用いてもよい。
本実施形態では、プラテンローラ37の非通紙時の回転によるサーマルヘッド39の発熱素子面の劣化を防止するために通紙時のみプラテンローラ37を回転させるようにしている。すなわち、上記制御手段はサーマルヘッド入口センサ45によるリライタブルペーパー3の検知情報に基づいて電磁クラッチ38をオン・オフ制御する。これにより、プラテンローラ37を駆動するための独立した駆動源を設けずに駆動源を1つにしたことによる不具合を解消できるとともに、駆動源を一元化したことによる構成のコンパクト化、低コスト化を実現できる。
【0021】
印字消去手段5と印字手段6を結ぶ搬送ガイド部材7は略U字状に形成されており、ここを通過する間にリライタブルペーパー3は印字消去手段5によって加えられた熱を空冷される。
搬送ガイド部材7は、図5に示すように、上ガイド7aと、下ガイド7bを有しており、上ガイド7aと下ガイド7bはそれぞれ静電気の発生を抑制する材料で形成されている。静電気の発生を抑制する材料としては、金属や導電性プラスチックが挙げられる。
【0022】
図6に示すように、装置本体10は右側板10Aと左側板10Bを有しており、右側板10Aには、搬送ガイド部材7を冷却することを主目的とした気流形成手段としてのファン72が設けられている。左側板10Bには単一の駆動源であるモータ13が設置される。
右側板10Aと左側板10Bのファン72に対応する位置には通気用孔10A−1、10B−1が形成されており、ファン72で発生した気流Sは主に上ガイド7aの上面を通って左側板10B側へ流れ、10B−1から装置外部に抜ける。
通気用孔10A−1、10B−1に対向する搬送ガイド部材7の側面(左右の側面)は開口されており、ファン72で発生した気流Sは搬送ガイド部材7の内部も通って左側板10B側へ流れ、10B−1から装置外部に抜ける。勿論、気流Sの方向は逆方向でもよい。
上ガイド7aには搬送ガイド部材7の放熱を助長するために複数の通気用孔7a―1がスリット状に形成されている。図示しないが、通気用孔7a―1と同様の通気用孔が下ガイド7bにも形成されている。
【0023】
本実施形態では、ファン72は搬送ガイド部材7を冷却するとともにサーマルヘッド9も同時に冷却する観点からその配置位置が決定されている。これによりサーマルヘッド39により発生する熱も同時に冷却される。
印字消去手段5で熱を加えられたリライタブルペーパー3は搬送ガイド部材7を通過する過程で効率的に空冷され、クールダウンされた状態で印字手段6へ到達する。本実施形態では特に通気用孔10A−1、10B−1によって装置外部の冷たい空気が通り抜ける外部連通方式であるので空冷効率が高い。
【0024】
印字消去手段5におけるヒータローラ24の熱効率の低下、すなわち消去機能の低下を防止するために、搬送ガイド部材7の少なくとも印字消去手段5側を熱伝導率の低い材料で形成してもよい。このようにすれば、印字消去手段5で発生した熱が搬送ガイド部材7を伝って印字手段6側等へ拡散しにくくなるので、印字消去手段5における熱効率の低下を防止することができる。
同様の観点から、搬送ガイド部材7を耐熱性を有する材料で例えばモールド成型等により一体成形してもよい。
【0025】
本実施形態では装置本体10の外装フレームにも装置内の排気を促進するための通気用孔が形成されており、また、印字手段6及び排紙領域(印字手段6の下流)においてジャム処理を容易にできる構成となっている。これを図7乃至図9に基づいて説明する。
図7に示すように、押圧手段12は、前カバー11側に設けられたサーマルヘッド39を保持するとともに、下端部の軸穴47aを介して装置本体10側の軸46(図8参照)に回動自在に支持されたヘッド支持部材47と、該ヘッド支持部材47をプラテンローラ37側へ押圧する付勢機構48を有している。ヘッド支持部材47は、外力が作用しないときは軸46を支点として自重でプラテンローラ37から離れる方向に傾倒するように形成されている。
付勢機構48は、ヘッド支持部材47と前カバー11との間に設けられ、装置本体10に固定された固定フレーム49(図7では省略)と、該固定フレーム49に支持され、プラテンローラ37に対するサーマルヘッド39の接離方向に所定間隔移動可能に設けられた圧解除部材としての圧解除ブラケット50と、該圧解除ブラケット50に設けられ、ヘッド支持部材47を押圧する第1の弾性部材51を有している。
前カバー11には圧解除ブラケット50をプラテンローラ37側へ押圧する第2の弾性部材としての板バネ52が設けられている。この板バネ52は、圧解除ブラケット50の前カバー11の対向部に設けてもよい。
【0026】
図8に示すように、第1の弾性部材51は、圧解除ブラケット50に螺合され、ネジ回し操作面が前カバー11側に露出した調整ネジ53と、該調整ネジ53のサーマルヘッド39側に基端部を固定されたコイルバネ54を有している。前カバー11が閉じられると、板バネ52が圧解除ブラケット50を押圧し、これに伴ってコイルバネ54がヘッド支持部材47を押圧する。これによってプラテンローラ37に対するサーマルヘッド39の圧接状態が得られる。従って、調整ネジ53を回すことによりプラテンローラ37に対するサーマルヘッド39の圧接力を調整することができる。
【0027】
固定フレーム49には段付ネジ55が螺合されており、圧解除ブラケット50は段付ネジ55の非ネジ部55aに穴50aを介して係合され、鍔55bによって抜け止めされている。前カバー11を閉じたときの非ネジ部55aにおける余裕寸法tが、圧解除ブラケット50の移動可能な所定間隔である。
ヘッド支持部材47は、サーマルヘッド39の加熱による周囲の温度上昇を低減すべく放熱効率を高める形状を有している。ヘッド支持部材47自体も放熱機能を有するのであるが、より一層の放熱機能が得られるように、ヘッド支持部材47の前カバー11側の面には、断面がコ字状でプラテンローラ37の軸方向に延びる放熱フィンとしての放熱ブラケット56が設けられている。放熱ブラケット56はヘッド支持部材47に一体に形成してもよい。放熱機能を高める観点から、ヘッド支持部材47と放熱ブラケット56は熱伝導率の高い材料で形成するのが望ましい。
【0028】
図7に示すように、装置本体10側には、前カバー11の上部に対応する位置に排紙ガイド板57(図1等では省略)が設けられており、該排紙ガイド板57には冷却ローラ対8の駆動ローラ8a、排紙ローラ対9の駆動ローラ9aが支持されている。冷却ローラ対8のローラ形状は冷却機能を高めるために単体に形成されており、排紙ローラ対9のローラ形状は排紙機能を高めるために幅の狭い複数のローラから成っている。
排紙ガイド板57には冷却機能を高めるために通気用のスリット57aが複数形成されている。同様の観点から圧解除ブラケット50にも通気用のスリット50aが複数形成されている。
前カバー11には、冷却ローラ対8の従動ローラ8bと、排紙ローラ対9の従動ローラ9bが回転自在に支持されている。前カバー11にも冷却機能(排気機能)を高めるために通気用のスリット11aが複数形成されている。
前カバー11の下端部両側には、開閉時の支点となる軸11bが形成されており、この軸11bは装置本体10への装着時、装置本体10の図示しない軸穴へ係合される。
【0029】
ジャムが生じた場合には、図9に示すように、前カバー11が開放される。前カバー11が開放されると、板バネ52による圧解除ブラケット50への押圧力が解除され、ヘッド支持部材47は圧解除ブラケット50を前カバー11側へ押しながら自重で傾倒する。
これにより、サーマルヘッド39はプラテンローラ37から上述した余裕寸法tに対応した分離間する。冷却ローラ対8及び排紙ローラ対9も分離するので、印字手段6及び排紙領域でジャムしたリライタブルペーパー3を容易に除去することができる。
サーマルヘッド39とプラテンローラ37は装置本体10側において若干離間するだけであり、サーマルヘッド39の発熱素子面はジャム処理作業域に露出しないので、ジャム処理作業者によってサーマルヘッド39の発熱素子面が汚れる心配はない。
本実施形態ではサーマルヘッド39とプラテンローラ37が完全に分離する構成としたが、ジャム紙を容易に取り出すことができる圧解除程度としてもよい。また、プラテンローラ38とサーマルヘッド39の位置を逆にしてプラテンローラ38をヘッド支持部材47で支持する構成としても同様の機能を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、印字消去手段で熱を加えられた可逆性感熱記録媒体を冷却することができ、印字手段周辺の温度上昇を抑制することができる。
【0031】
本発明によれば、搬送ガイド部材での冷却効率を高めることができる。
【0032】
本発明によれば、装置外部の冷たい空気を取り入れることができ、冷却効率を一層高めることができる。
【0033】
本発明によれば、搬送ガイド部材における空気の通気性が高まり、冷却効率を一層高めることができる。
【0034】
本発明によれば、装置内からの排気を促進することができ、冷却効率を一層高めることができる。
【0035】
本発明によれば、搬送ガイド部材領域と印字手段領域の冷却を効率的に行うことができる。
【0036】
本発明によれば、静電気による可逆性感熱記録媒体の搬送性の低下を防止することができる。
【0037】
本発明によれば、搬送ガイド部材を介した熱移動を抑制でき、印字消去手段における熱効率の低下を防止することができる。
【0038】
本発明よれば、搬送ガイド部材を介した熱移動を抑制でき、印字消去手段における熱効率の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における記録装置の概要正面図である。
【図2】給紙手段と印字消去手段の拡大詳細図である。
【図3】1つのモータによる駆動力の伝達構成を示す図である。
【図4】搬送経路における用紙検知構成を示す図である。
【図5】搬送ガイド部材を示す図である。
【図6】冷却構成の要部を示す斜視図である。
【図7】印字手段及び排紙領域の分解斜視図である。
【図8】印字手段及び排紙領域におけるカバーを閉じた状態の概要断面図である。
【図9】印字手段及び排紙領域におけるカバーを開放した状態の概要断面図である。
【図10】可逆性感熱記録媒体の消色・発色メカニズムを示す図である。
【符号の説明】
3 可逆性感熱記録媒体としてのリライタブルペーパー
4 記録媒体給送手段としての給紙手段
5 印字消去手段
6 印字手段
7 搬送ガイド部材
7a―1 通気用孔
10 装置本体
10A 側板としての右側板
10B 側板としての左側板
10A−1、10B−1 通気用孔
11 外装フレームとしての前カバー
11a 通気用孔
37 プラテンローラ
39 サーマルヘッド
72 気流形成手段

Claims (7)

  1. 可逆性感熱記録媒体を給送する記録媒体給送手段と、可逆性感熱記録媒体に記録された印字内容を消去する印字消去手段と、可逆性感熱記録媒体に印字を行う印字手段を有する記録装置において、
    上記印字消去手段と印字手段との間に可逆性感熱記録媒体の搬送をガイドする搬送ガイド部材が設けられ、上記搬送ガイド部材は上ガイドと下ガイドとを有しており、上記搬送ガイド部材を冷却する気流形成手段を有し、上記搬送ガイド部材は搬送方向に沿う両側面が開口され、上記気流形成手段は、上記気流形成手段により発生した気流が上記上ガイドの上面を上記搬送方向と直交する方向に通ると共に、上記気流形成手段により発生した気流が上記搬送ガイド部材の内部を上記搬送方向と直交する方向に通るように、上記両側面のいずれか一方側に配置されていて、上記上ガイド及び下ガイドには通気用孔が形成されていることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1記載の記録装置において、
    装置本体の側板に通気用孔が形成され、該通気用孔は上記両側面の開口に対応していることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1又は2記載の記録装置において、
    装置本体の外装フレームに通気用孔が形成されていることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の記録装置において、
    上記印字手段が、可逆性感熱記録媒体を搬送するプラテンローラと、該プラテンローラに圧接するサーマルヘッドを有し、上記気流形成手段が上記サーマルヘッドの冷却を兼ねるように配置されていることを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の記録装置において、
    上記搬送ガイド部材が、静電気の発生を抑制する材料で形成されていることを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1乃至の何れかに記載の記録装置において、
    上記搬送ガイド部材は少なくとも上記印字消去手段側が熱伝導率の低い材料で形成されていることを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1乃至の何れかに記載の記録装置において、
    上記搬送ガイド部材は耐熱性を有する材料で一体成形されていることを特徴とする記録装置。
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