JP4027429B2 - 周波数変調器ならびに周波数変調器を内蔵した送信機および送受信機 - Google Patents
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Description
本発明は、周波数変調器ならびにデジタル無線通信機器用周波数変調器を内蔵した送信機および送受信機に関するものである。
発明の背景
セルラ,コードレスおよびデータ送信システムのような多くのデジタル無線通信システムは、FSK,GFSKまたはGMSK変調技法を用いている。これらの種類の変調技法は、実際には、単なる無線周波数(RF)信号エンベロープ定数を用いた周波数変調(FM)である。
これらの種類の変調は振幅変調(AM)を伴わないので、送信機の電圧制御発振器(VCO)周波数は、アナログ・セルラ・システムにおける等通常のアナログFM送信機において典型的なように、ベースバンド信号によって直接変調することができる。VCO周波数を直接変調することによってかなりのコスト削減を得ることができるので、かかる構成は、低コストが最重要ファクタである、デジタルの用途において特に望ましい。例えば、DECTのようなデジタル・ソリューション(digital solution)の全体的なコストは、CT0のような既知のアナログ・システムと競合するには、非常に低くなければならない。
アナログ・システムでは、300ないし3000Hz以上の音声スペクトルは、変調をVCOに適用した場合、PLLシンセサイザのロック・アップ・タイム(lock-up time)と適合性がある。ロック・アップ・タイプは、通常5または6ms未満には決してならない。しかしながら、この低コスト技法をデジタル・システムに適用した場合、VCOを変調するベースバンド信号は、送信機器の論理セクションから来る、濾波後のNo-Return-to-Zero(NRZ)データ・ストリームとなる。このベースバンド信号は、そのスペクトル(数Hzから)において非常に低い周波数コンテンツを有する。PLLシンセサイザに必要なロック・アップ・タイムは約数ミリ秒であるので、これは、ベースバンド信号のスペクトルとは適合性がない。変調の低周波数は、VCOドリフトのように考えられるので、PLLループによって補正する。この不適合性の問題は、ベースバンド信号の低周波数コンテンツが失われること、あるいはチャネル選択の速度を決定するPLLループの速度が低下することのいずれかを意味する。
したがって、この低コスト技法を有利にデジタル・システムに適用可能とするには、その前にPLLシンセサイザのロック・アップ・タイムとの適合性を確保する問題を解決し、しかも更に他の要件についても考慮する必要がある。
例えば、デジタル・システムにおいてアイ・パターンを変転させ、送信のビット・エラー・レートを低下させる可能性があるシンボル間干渉を完全に回避するためには、変調路上の群遅延は、ベースバンド信号の全スペクトルにおいて一定に保持する必要がある。
更に、適用可能な無線機の仕様を満たすためには、送信すべきRF信号ソースのスペクトル上の純粋性は、位相ノイズおよび変調精度に対してはできるだけキャリア信号に近く維持し、しかも高調波,ノイズ・フロア,個別の疑似信号に対してはキャリア信号からできるだけ遠く維持しなければならない。この最後の要件を十分に満たせば、フィルタやデュプレクサはもはや不要となり、送信機のコストの劇的な削減がもたらされる。フィルタおよびデュプレクサを削減可能であることは、アナログ・ソリューションに比較してデジタル・システムの全体的なコストを低く保持し、デジタル・ソリューションの競争力を向上させるには重要である。
デジタル・システムにおいてVCOを変調するいくつかの変調技法は既知である。
例えば、I/Q変調器が、直接アーキテクチャまたはヘテロダイン・アーキテクチャに用いられている。この種の変調器は、送信周波数(直接アーキテクチャ)または中間周波数(ヘテロダイン・アーキテクチャ)上で同調させた、外部発振器から来る、直交する2つのRF信号,およびデータ・ストリーム(IおよびQ信号)から計算される2つの複素ベースバンド信号によって駆動される。かかるアーキテクチャによって、RF発振器(群)またはシンセサイザ(群)は、変調プロセスとは独立するため、ベースバンド信号スペクトルからは独立して、ロック・アップ・タイムを選択することが可能である。しかしながら、かかるアーキテクチャは複雑であり、しかもベースバンドにおいて高価な「I/Q」インターフェースを必要とする。これは、GSMのように非常に精度が高いGMSKシステムでは正当化することができるが、変調インデックスが大量に変動する可能性がありしかもコストが最重要であるDECTまたはCT2のような規格では不可能である。これらの技法に伴う更に別の欠点として、ノイズが多く、したがってフィルタやデュプレクサを除去できないことがあげられる。
別の既知の技法に、固定変調ローカル発振器を用いたヘテロダイン構成を用いるものがある。ロック・アップ・タイム要件を満たすチャネル・シンセサイザをクリスタル発振器または非常に遅いシンセサイザと混在させることにより、変調を処理可能とする。この種の構成は非常に効率的でしかもロバスト性が高く、チャネル・シンセサイザが非常に速いので、ゼロ・ブラインド・スロット(zero blind slot)が可能である。言い換えると、この種の構成を用いると、あらゆるスロットが使用可能となる。しかしながら、これは送信対象信号の帯域外の混成成分(mixing products)を多く発生する。これらは強力に濾波しなければならないので、送信路のコスト上昇を招く。
「オープン・ループ」技法と呼ばれる別の技法が、DECTまたはCT2のようなコードレス規格と共に用いられている。前述のように、変調をVCOに適用する際の問題は、VCOの周波数ドリフトに対して行うように、FM変調の低周波数部分をシンセサイザのループによって補正することである。これを回避するために、オープン・ループ技法では、送信スロットの間ループを開放することにより、フィードバックを全く行わずにVCOを自走モードで動作させ、ループからの補正を全く受けずに変調を可能とする。送信スロットの後、ループを再び閉じ、VCOを再度同期させる。しかしながら、再び同期を取るのは困難である。実際、これを行うのは非常に困難なので、VCOは典型的に最終周波数の半分で動作しなければならず、これに続いて周波数ドブラ(frequency doubler)を配して、過渡および周波数ドリフトに対して適正にバッファさせなければならない。これには多くのフィルタが必要となり、送信機器の全体的なコスト上昇を招く。オープン・ループ技法の更に別の欠点は、自走モードによる周波数ドリフトのために、ゼロ・ブラインド・スロットを考慮していないことである。
加えて、オープン・ループ技法用シンセサイザの位相検出器は、洩れ電流が小さいことを要件とするために、設計が非常に難しい。
実際に、オープン・ループ技法は、GSMまたはMOBITEXのように、それぞれの仕様によって自走モード期間による寄生ドリフトが許されない、「ハイ・エンド」規格には用いることができない。オープン・ループ技法は、DECTやCT2のような規格には実施可能であるが、その再同期が困難であるために、使用可能なスロットの半分が使えるに過ぎない。これは、公衆の基地局または範囲の改善にとっては問題である。
したがって、上述の問題を克服する、デジタル無線通信機器用の改良された低コスト周波数変調器を供給することが必要とされている。
発明の概要
本発明によれば、変調データ信号に応じてキャリア信号を変調し、変調出力信号を与える周波数変調器が提供され、この周波数変調器は:
変調データ信号を受信し、当該変調データ信号に応じて変調された基準信号を発生するように結合された基準信号発生器;および
変調基準信号および変調データ信号を受信し、出力に変調出力信号を与えるように結合されたメイン・シンセサイザ;
を備え、基準信号発生器は、メイン・シンセサイザよりも実質的に大きいロック・アップ・タイムを有する補助シンセサイザを備えており、補助シンセサイザは:
固定周波数を有する固定基準信号を受信する第1入力,第2入力,および固定基準信号と第2入力における信号との間の位相差を表す誤差信号を与える出力を有する補助位相検出器;および
誤差信号および変調データ信号を受信し、出力に変調基準信号を発生するように結合された補助VCOであって、出力が前記メイン・シンセサイザおよび補助位相検出器の第2入力に結合されている補助VCO;
を備えている。
したがって、メイン・シンセサイザに供給される基準信号を変調データ信号で変調することにより、更に変調データ信号をメイン・シンセサイザに印加することにより、本発明は、変調出力信号を与える変調プロセスが、メイン・シンセサイザの速度には独立することを保証する。これが意味するのは、変調データ信号の低周波数成分が失われず、メイン・シンセサイザの速度も低下しないということである。
好ましくは、変調基準信号は第1変調利得を有し、変調出力信号は、第1変調利得に実質的に比例する変調利得を有する。その結果、変調出力信号RFoutは、振幅および群遅延が平坦であり、変調周波数には独立な応答を有することになる。
好適な構成では、変調出力信号を発生し、キャリア信号の周波数を制御するメイン・シンセサイザは:
変調基準信号を受信する第1入力,第2入力,および変調基準信号と第2入力における信号との位相差を表す誤差信号を与える出力を有する位相検出器;
誤差信号および変調データ信号を受信し、VCOの出力に変調出力信号を発生するVCO;および
VCOの出力と位相検出器の第2入力との間に結合され、選択可能な値で変調出力信号を除算し、キャリア信号の周波数を変化させる可変ディバイダ;
を備えている。かかる構成により、第1変調利得は、可変ディバイダの選択可能な値で変調出力信号の利得を除算したものに実質的に等しくなるように構成することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
これより、本発明による2種類の周波数変調器、本発明による周波数変調器を内蔵した送受信機および送信機双方について、一例としてのみ、添付図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明による周波数変調器を内蔵した送受信機のブロック構成図である。
第2図は、周波数変調器のブロック構成図である。
第3図は、本発明による第1周波数変調器のブロック構成図である。
第4図は、本発明による第2周波数変調器のブロック構成図である。
第5図は、VCOを変調するPLLループの周波数関連構成部品を示す構成図である。
第6図は、基準信号を変調するPLLループの周波数関連構成部品を示す構成図である。
第7図は、本発明にしたがってVCOおよび基準信号を変調データ信号によって変調する、PLLループの周波数関連構成部品を示す構成図である。
図面の詳細な説明
最初に第1図を参照すると、本発明による周波数変調器3を内蔵した送受信機器の部分2は、スイッチ4およびロー・パス・フィルタ8を介してアンテナ6に結合された、送信路TXおよび受信路RXを含むものとして示されている。
周波数変調器3は、当技術では既知のFSK,GFSKまたはGMSKのような変調技法を用いてデータ・ストリームから発生した変調データ信号を受信する入力5を有する。データ・ストリームは、音声情報を含む場合もある。GMSK変調では、変調データ信号即ちベースバンド信号は、GMSKアナログ・フィルタ(図示せず)によって発生するアナログ電圧である。周波数変調器3は、選択可能周波数を有するキャリア信号を発生し、変調データ信号を用いてキャリア信号を変調し、出力において変調出力信号RFoutを与える。変調出力信号RFoutは、次に、アンテナ6に結合する前に、RF電力増幅器10によって増幅する。周波数変調器3の構造および機能については、以下で更に詳しく説明する。
受信路RXは、第1バンドパス・フィルタ12,ロー・ノイズ増幅器(LNA)14,第2バンドパス・フィルタ16,ミキサ18およびIFフィルタ20を含む。ミキサ18は、アンテナ6で受信したRF信号を、局所発振器(図示せず)または第1図に示すような周波数変調器3によって発生することができる基準信号と混合し、中間周波数信号IFを生成する。周波数変調器3によって発生した信号を用いて、追加の局所発振器の必要性を回避する。
本発明による周波数変調器3は、送受信機の一部として第1図に示したが、本発明による周波数変調器3は、送信機においても使用可能であることは認められよう。
次に第2図を参照すると、周波数変調器50は、メイン・シンセサイザ52および基準信号発生器54を備えている。周波数変調器50の入力51において受信した変調データ信号を、メイン・シンセサイザ52および基準信号発生器54に結合する。メイン・シンセサイザ52は、出力に変調出力信号RFoutを与え、基準信号発生器54は変調基準信号Frを発生し、これをメイン・シンセサイザ52に供給する。
基準信号発生器54は、クリスタル発振器64および可変利得コントローラ66から成る。変調データ信号を直接クリスタル発振器に印加し、変調基準信号Frを得る。可変利得コントローラ66は、変調基準信号Frが第1変調利得Krを有するように設定する。
メイン・シンセサイザ52は、典型的な位相ロック・ループ(PLL)構成に配列した位相検出器56,ループ・フィルタ58,電圧制御発振器(VCO)60、および可変ディバイダ62から成る。可変ディバイダ62は、VCO60の出力における変調出力信号RFoutを、選択可能な値nで除算し、分割変調出力信号を与える。選択可能な値nは、VCO60が発生するキャリア信号の周波数を決定する。言い換えれば、可変ディバイダ62は、メイン・シンセサイザ52のチャネル・セレクタである。
位相検出器56は、変調基準信号Frを受信する第1入力,分割変調出力信号を受信する第2入力,および変調基準信号と分割変調出力信号との間の位相差を表す誤差信号を与える出力を有する。誤差信号は、VCO60に印加される前に、ループ・フィルタ58によって濾波される。
電圧信号である濾波誤差信号は、直接VCO60に印加され、周波数が濾波誤差信号に依存するキャリア信号を発生する。
かかる周波数変調器50の欠点の1つとして、クリスタル発振器64自体が変調されてしまうため、送受信機器の他の部分には使用できないことがあげられる。したがって、周波数変調器50を組み込んだ機器では、余分なクリスタル発振器が必要となり、そのためかかる機器はコストが上昇する。周波数変調器50の更に別の欠点は、広帯域変調(即ち、高データ・レート)では、クリスタル発振器を変調する技法は使用できないことである。
次に第3図を参照すると、本発明の第1実施例による第1周波数変調器150は、メイン・シンセサイザ152および基準信号発生器154を備えている。周波数変調器150の入力151において受信された変調データ信号を、メイン・シンセサイザ152および基準信号発生器154に結合する。メイン・シンセサイザ152は出力に変調出力信号RFoutを与え、基準信号発生器154は変調基準信号Frを発生しこれをメイン・シンセサイザ152に供給する。
基準信号発生器154は、クリスタル発振器164に結合され、入力151において変調データ信号を受信する補助シンセサイザ155を備えており、変調データ信号が補助シンセサイザ155の補助VCO170を変調する。補助VCO170の出力は、変調基準信号をメイン・シンセサイザ152に与える。
メイン・シンセサイザ152は、典型的な位相ロック・ループ(PLL)構成に配列した、位相検出器156,ループ・フィルタ158,電圧制御発振器(VCO)160および可変ディバイダ162を備えている。可変ディバイダ162は、VCO160の出力における変調出力信号RFoutを、選択可能な値nで除算し分割変調出力信号を与える。選択可能な値nは、VCO160が発生するキャリア信号の周波数を決定する。言い換えると、可変ディバイダ162は、メイン・シンセサイザ152のチャネル・セレクタである。
位相検出器156は、変調基準信号Frを受信する第1入力,分割変調出力信号を受信する第2入力,および変調基準信号と分割変調出力信号との間の位相差を表す誤差信号を与える出力を有する。誤差信号は更に、VCO160に印加される前に、ループ・フィルタ158によって濾波される。
即ち、電圧信号である濾波誤差信号は、直接VCO160に印加され、周波数が濾波誤差信号に依存するキャリア信号を発生する。しかしながら、好適実施例では、例えば、前述のようにアナログ・ベースバンド電圧である変調データ信号を濾波誤差信号と結合することによって、濾波誤差信号に加えて、変調データ信号をVCO160に印加し、アナログ・ベースバンド電圧およびエラー電圧によってVCO160の出力を決定する。
濾波誤差信号および変調データ信号をVCO160に印加するために、VCOは2つの制御入力または1つの制御入力を有するとよい。好ましくは、濾波誤差信号および変調データ信号を結合するには、変調データ信号をVCO160の変調バリキャップ・ダイオードに印加し、濾波誤差信号をVCO160のチューニング・ダイオードに印加する。更に別の実施例では、変調データ信号および濾波誤差信号双方を、ダイオード168のようなチューニング・バリキャップ・ダイオードに印加してもよい。
クリスタル発振器ではなくVCO170を変調することにより、第1実施例は、送受信機内の異なる目的のために、クリスタル発振器164が発生する基準周波数信号Fr’の再利用が可能であるという利点を有する。これは、周波数変調器50では不可能である。何故なら、クリスタル基準を直接変調するからである。更に、同じ用途において、特に、DECTシステムにおけるように変調インデックスが高い場合には、クリスタル発振器の周波数を変調する際に問題となり得る。補助シンセサイザを用いて、クリスタル発振器164からの信号のコピーを作成することにより、この問題を回避する。
補助シンセサイザ154は、典型的な位相ロック・ループ(PLL)構成に配列された、補助位相検出器174,補助ループ・フィルタ176,補助VCO170,およびディバイダ172から成る。ディバイダ172は、補助VCO170の出力における変調基準信号Frを固定値で除算し、分割変調基準信号を与える。
補助位相検出器174は、クリスタル発振器164が発生する基準信号Fr’を受信する第1入力,分割変調基準信号を受信する第2入力,および基準信号Fr’と分割変調基準信号との間の位相差を表す誤差信号を与える出力を有する。更に、誤差信号は、変調データ信号と共に補助VCO170に印加する前に、補助ループ・フィルタ176によって濾波される。VCO160について先に説明したとの同様に、これらの信号を結合する。例えば、変調データ信号および濾波誤差信号を双方とも、VCO170のチューニング・バリキャップ・ダイオード178に印加する。可変利得コントローラ166を介して変調データ信号を補助シンセサイザ155に結合することにより、VCO170を第1変調利得Krで変調し、VCO170の出力に変調基準信号Frを与える。
VCO160の変調利得KVは、好ましくは、第2周波数変調器150の入力151とVCOの入力との間に減衰器(図示せず)を結合しておくことにより、調節可能とする。
ここで第4図も参照する。本発明の第2実施例による第2周波数変調器250は、メイン・シンセサイザ252および基準信号発生器254を備えている。第2周波数変調器250の入力251において受信したデータ・ストリームを、メイン・シンセサイザ252および基準信号発生器254に結合する。第4図に示す実施例では、GMSK変調を用いる。したがって、入力251において受信したデータ・ストリームは、メイン・シンセサイザ252に変調データ信号として結合される前に、GMSKアナログ・フィルタ253において濾波される。メイン・シンセサイザ252は、出力において変調出力信号RFoutを与え、基準信号発生器254は変調基準信号Frを発生し、メイン・シンセサイザ252に供給する。
第2実施例による基準信号発生器254は、Analog Devicesが供給するAD9830DDSのような、直接デジタル・シンセサイザ(DDS)を備えている。DDS254は、発生した基準周波数を変調データ信号によってデジタル的に変調することを考慮して、濾波前のデータ・ストリームに直接結合するデジタル入力,および変調基準信号Frをメイン・シンセサイザ252に与える出力を有する。DDS254におけるこの変調は、補助参照テーブル255によって行われ、各クロック周期毎に、Nビット上で変調軌道(modulation trajectory)を計算する。Nはプロセスの精度を与える(Nが大きい程、精度は高い)。変調Nビット結果に加えた後に、メイン参照テーブル257の通常のNビット・アドレス・バスを通じて、チャネルまたはサブ・チャネルの増分を行い、必要であれば基準周波数Frの中心をごくわずかだけ変化させ、結果として、変調出力信号Rfoutの中心値を変化させることができる。DDSの動作は、従来技術では既知である。
メイン・シンセサイザ252は、典型的な位相ロック・ループ(PLL)構成に配列された、位相検出器256,ループ・フィルタ258,電圧制御発振器(VCO)260および固定ディバイダ263を備えている。
メイン・シンセサイザ252の動作は、第3図を参照して先に説明したのと同じである。第3図の構成部品と同様のものは、同じ参照番号に100を加えた数で引用することにする。
本発明による周波数変調器の動作の基本原理は、変調データ信号をメイン・シンセサイザのVCOおよび基準信号に適用し、2経路間に正確なレベル・バランス得ることである。
この基本原理を完全に理解するために、これより第5図ないし第7図を参照しながら理論的分析を行う。第5図は、VCOのみを変調するPLLループの周波数関連構成部品を示す構成図であり、第6図は、基準信号のみを変調するPLLループの周波数関連構成部品を示す構成図であり、第7図は、本発明にしたがって変調データ信号によってVCOおよび基準信号を変調するPLLループの周波数関連構成部品を示す構成図である。
最初に第5図を参照すると、VCO600のバリキャップ・ダイオードに印加され、変調出力信号OUTを発生する電圧信号eは、以下の式で与えられる。
ここで、emは変調データ信号、
Fconstは一定基準信号、
KVはHz/ボルトで示すVCO600の変調利得、
KOはボルト/ラディアンで示す位相検出器560の利得、
F(p)はループ・フィルタ580(ロー・パス・フィルタ)の伝達関数、
nは可変ディバイダ620の分割比である。
式1から、VCOループ上の変調に対する伝達関数は次のようになる。
この伝達関数は、ハイ・パスの挙動を表す。
ここで第6図も参照する。変調基準信号Fmodについて、位相検出器560の出力における誤差信号Σは、以下の式で与えられる。
電圧信号eは以下の式で与えられる。
式(3)および式(4)を結合することにより、基準信号ループ上での変調に対する伝達関数は、次のようになる。
これは、ロー・パスの挙動を表す。
次に第7図を参照すると、第3図のVCO160または第4図のVCO260のバリキャップ・ダイオードに印加して変調出力信号RFoutを発生する電圧信号eは、以下の式で与えられる。
位相検出器56の出力における誤差信号Σは次の式で示されるので、
ここで、emは変調データ信号、
Frは変調基準信号、
KVはHz/ボルトで示すVCO60,160の変調利得、
Kφは、ボルト/ラディアンで示す位相検出器56,156の利得、
F(p)は、ループ・フィルタ58,158(ロー・パス・フィルタ)の伝達関数、
nは可変ディバイダ62,162の分割比、
Krは変調基準信号Frの第1変調利得である。
式(7)を式(6)に代入すると、次の式が得られる。
式(8)から、
このように、前述の理論的分析から、変調基準信号Frの第1変調利得Krが、メイン・シンセサイザのVCOの変調利得KVをnで除算したものに等しい場合、ロー・パス挙動もハイ・パス挙動もない。実際には、変調基準信号Frの第1変調利得Krがメイン・シンセサイザのVCOの変調利得KVをnで除算したものに近い場合、即ち、変調基準信号Frの第1変調利得Krが変調利得KVに比例する場合、ほぼ同じ効果が得られることがわかった。
第1変調利得Krは、選択可能な値nによって、したがってキャリア周波数によって調節されるが、システムは十分に広帯域であるので、100Mhz以上の帯域幅内で、2GHzにおいて1つのトリミング点のみがあればよい。
前述のように、本発明による周波数変調器の動作原理は、変調データ信号をメイン・シンセサイザのVCOおよび基準信号に適用し、2経路間に正確なレベル・バランスを得ることである。正確なバランスは、変調基準信号Frの第1変調利得KrがVCOの変調利得KVに実質的に比例するように変調利得Kr,KVの値を選択したときに得られる。この結果、変調出力信号FRoutは、振幅および群遅延が平坦で、変調周波数には独立した応答を有することになる。
第1周波数変調器150では、補助シンセサイザ155の帯域幅がメイン・シンセサイザ152の帯域幅よりもかなり小さいこと、言い換えると、補助シンセサイザ155のロック・アップ・タイムがメイン・シンセサイザ152のそれよりもかなり大きいことも保証しなければならない。このため、基準信号発生器154は低周波数変調プロセスを実行し、メイン・シンセサイザ152のVCOは、高周波数変調プロセスに関与し、この組み合わせによって、変調データ信号の全帯域がカバーされる結果となる。変調データ信号の低周波数成分は基準信号を変調するので、メインVCOのみを変調する場合と同様に、これらの成分はメイン・シンセサイザのPLLループでは失われない。次いで、これら低周波数成分を、メイン・シンセサイザ・ループの帯域幅外の変調データ信号の高周波数成分と結合し、変調出力信号を得る。
メイン・シンセサイザ152よりも大きなロック・アップ・タイムを有する補助シンセサイザ154を利用することにより、そして補助VCO170を変調データ信号で変調することにより、メイン・シンセサイザ152は十分高速となるので、チャネル・セレクタとして用いることができ、更に高周波数成分に必要なロック・アップ・タイム仕様を満たすことができる。
このように、前述の分析から、メイン・シンセサイザおよび当該メイン・シンセサイザのVCOに供給される基準信号を変調データ信号で変調することによって、本発明は、変調がメイン・シンセサイザの速度に独立することを保証することは明らかである。これが意味するのは、変調データ信号の低周波数成分は失われず、メイン・シンセサイザの速度も低下しないことである。更に、本発明は、変調がメイン・シンセサイザの速度に独立することを保証するので、チャネル選択に対する速度には実質的に全く制限がない。
本発明は、従来技術のシステムの場合のようなミキサまたはその他のノイズが多い構成部品ではなく、電力増幅器を介してアンテナに結合されたメインVCO160,260に直接変調データ信号を印加するので、本発明は、低ノイズおよび直接合成プロセスを与える。これが意味するのは、送信路においてフィルタやデュプレクサはもはや不要であり、低コストの電力増幅器の使用が可能となるることである。これは、発明の背景においてそのいくつかを先に記載した既知のデジタル・システムと比較すると、大幅なコスト削減を表す。
本発明による周波数変調器の別の利点は、前述の第1周波数変調器150および第2周波数変調器250からわかるように、コストが低い構成部品のブロックで実現可能なことである。
更に別の利点は、メイン・シンセサイザが常にロックされていることであり、これは、TDMAシステムにおいて全てのスロットが使用可能であり、データ送信の改善または実範囲の改善(real range improvement)を可能にすることを意味する。
本発明は、周波数変調器のメイン・シンセサイザにおける速度の最適化を保証するので、送受信機の受信路RXにも同じメイン・シンセサイザを使用することができる。前述のように、かかる構成により、受信路における余分なシンセサイザの必要性が回避される。
以上、デジタル無線通信機器を参照しながら本発明の説明を行ったが、本発明の原理はアナログ無線通信機器にも適用可能である。
Claims (10)
- 変調データ信号に応じてキャリア信号を変調し、変調出力信号(RFout)を与える周波数変調器(150)であって:
前記変調データ信号を受信し、該変調データ信号に応じて変調された基準信号(Fr)を発生するように結合された基準信号発生器(154);および
前記変調基準信号(Fr)および前記変調データ信号を受信し、出力に前記変調出力信号(RFout)を与えるように結合されたメイン・シンセサイザ(152);
を備え、前記基準信号発生器(154)は、メイン・シンセサイザ(152)よりも実質的に大きいロック・アップ・タイムを有する補助シンセサイザ(155)を備えており、該補助シンセサイザは:
固定周波数を有する固定基準信号(Fr’)を受信する第1入力,第2入力,および前記固定基準信号と前記第2入力における信号との間の位相差を表す誤差信号を与える出力を有する補助位相検出器(174);および
前記誤差信号および前記変調データ信号を受信し、出力に前記変調基準信号(Fr)を発生するように結合された補助VCO(170)であって、前記出力が前記メイン・シンセサイザ(152)および前記補助位相検出器(174)の前記第2入力に結合されており、前記基準信号発生器(154)は第1変調利得を有する前記変調基準信号を提供するよう構成されかつ前記メイン・シンセサイザは前記第1変調利得に実質的に比例する変調利得を有する前記変調出力信号を提供するよう構成されている補助VCO(170);
を備えることを特徴とする周波数変調器(150)。 - 前記変調出力信号を発生し、かつ前記キャリア信号の周波数を制御する前記メイン・シンセサイザ(152)は:
前記変調基準信号(Fr)を受信する第1入力,第2入力,および前記変調基準信号と前記第2入力における信号との位相差を表す誤差信号を与える出力を有する位相検出器(156);
前記誤差信号および前記変調データ信号を受信し、前記VCOの出力に前記変調出力信号を発生するVCO(160);および
前記VCO(160)の前記出力と前記位相検出器の前記第2入力との間に結合され、選択可能な値で前記変調出力信号を除算し、前記キャリア信号の周波数を変化させる可変ディバイダ(162);
を備えることを特徴とする請求項1記載の周波数変調器。 - 前記第1変調利得は前記変調出力信号の利得を前記可変ディバイダの前記選択可能な値で除算したものに実質的に等しいことを特徴とする請求項1記載の周波数変調器。
- 前記VCO(160)は、バリキャップ・チューニング・ダイオード(168)を備え、前記変調データ信号および前記誤差信号が前記バリキャップ・チューニング・ダイオードに印加されることを特徴とする請求項2記載の周波数変調器。
- 前記VCO(160)は、バリキャップ・チューニング・ダイオードおよびバリキャップ変調ダイオードを備え、前記変調データ信号が前記バリキャップ変調ダイオードに印加され、前記誤差信号が前記バリキャップ・チューニング・ダイオードに印加されることを特徴とする請求項2記載の周波数変調器。
- 前記変調基準信号の前記第1変調利得を制御する可変利得コントローラ(166)を更に備えることを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の周波数変調器。
- 前記変調データ信号を受信する入力とVCO(160)の入力との間に結合され、前記変調出力信号の利得を調節する減衰器を更に備えることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載の周波数変調器。
- 変調データ信号に応じてキャリア信号を変調し、変調出力信号を与える周波数変調器(250)であって:
前記変調データ信号を受信し、該変調データ信号に応じて変調された基準信号(Fr)を発生するように結合された基準信号発生器(254);および
前記変調基準信号(Fr)および前記変調データ信号を受信し、出力に前記変調出力信号を与えるように結合されたメイン・シンセサイザ(252);
を備え、前記基準信号発生器(254)は、前記変調データ信号を受信する入力と、前記変調基準信号(Fr)を与える出力とを有する直接デジタル・シンセサイザ(254)を備えており、前記変調基準信号は、チャネル選択信号に依存する周波数を有し、前記基準信号発生器(154)は第1変調利得を有する前記変調基準信号を提供するよう構成されかつ前記メイン・シンセサイザは前記第1変調利得に実質的に比例する変調利得を有する前記変調出力信号を提供するよう構成されていることを特徴とする周波数変調器。 - 送信路を有するデジタル無線通信機器用送信機であって:
変調データ信号に応じてキャリア信号を変調し、変調出力信号を与える、請求項1ないし8のいずれか1項記載の周波数変調器;
前記変調出力信号を増幅する電力増幅器;および
前記電力増幅器に結合されたアンテナ;
を備えることを特徴とする送信機。 - 送信路および受信路を有するデジタル無線通信機器用送受信機であって、前記送信路が:
変調データ信号に応じてキャリア信号を変調し、変調出力信号を与える、請求項1ないし6のいずれか1項記載の周波数変調器;
前記変調出力信号を増幅する電力増幅器;および
前記電力増幅器に結合されたアンテナ;
を備えることを特徴とする送受信機。
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