JP4026670B1 - 画像投影装置および画像投影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】光学素子の防塵機能を備え、投影系から撮影系への迷光を抑制することができる画像投影装置および画像投影システムを提供する。
【解決手段】この画像投影装置は、対象物2を撮影するカメラ12と、対象物2とカメラ12との間の光路の途中に配置されたハーフミラー13と、ハーフミラー13を介して対象物2に画像光14aを投影するプロジェクタ14と、対象物2とハーフミラー13との間の光軸120上に開口を有するとともに、少なくともハーフミラー13を覆うことでハーフミラー13を防塵する防塵カバーと、開口を閉塞するように防塵カバーに設けられ、プロジェクタ14からの画像光14aを受けて反射した反射光14bがカメラ12の入射瞳12aに入射しないように光軸120に対して向きを変位させて配置された透光性防塵部材18とを備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像投影装置および画像投影システムに関する。
照射系と撮像系の光路を一部共用化して小型化を図った同軸照射撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この従来の同軸照射撮像装置は、開口を有するハウジングと、光軸が開口を通るようにハウジング内に配置されたカメラと、カメラの光軸上に位置するようにハウジング内に配置されたハーフミラーと、出射光をハーフミラーで反射させて開口から外部に出射するようにハウジング内に配置された発光ダイオードと、発光ダイオードの光軸に対して傾斜して配置され、発光ダイオードの出射光のうちハーフミラーを透過した光を減衰させる光減衰フィルタと、光減衰フィルタで反射した光の光軸上に配置された無反射体とを備える。
上記の同軸照射撮像装置によれば、発光ダイオードから出射された光は、ハーフミラーで一部が反射して開口から外部に出射されるが、ハーフミラーを透過した光は、光減衰フィルタに到達して減衰し、光減衰フィルタで減衰し切れなかった光は、無反射体に吸収されるため、発光ダイオードの出射光の一部が迷光となってカメラに入射されるのを抑制することができる。
特開平9−5663号公報
本発明の目的は、光学素子の防塵部材を有していても、投影系から撮影系への迷光を抑制することができる画像投影装置および画像投影システムを提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の画像投影装置および画像投影システムを提供する。
[1]対象物を撮影する撮影部と、前記対象物と前記撮影部との間の光路の途中に配置され、光路を分岐する光学素子と、前記光学素子を介して前記対象物に画像光を投影する投影部と、前記対象物と前記光学素子との間の光軸上に開口を有するとともに、少なくとも前記光学素子を覆うことで前記光学素子を防塵する防塵カバーと、前記開口を閉塞するように前記防塵カバーに設けられ、前記投影部からの前記画像光を受けて反射した反射光が前記撮影部の入射瞳に入射しないような方向に向けられた反射面を備えた透光性防塵部材とを有することを特徴とする画像投影装置。
[2]前記透光性防塵部材は、前記対象物側に突出して湾曲した形状を有し、前記光軸に対して向きまたは位置を変位させて配置されたことを特徴とする前記[1]に記載の画像投影装置。
[3]前記透光性防塵部材は、前記反射面が略平面であり、前記光軸に対して向きを変位させて配置されたことを特徴とする前記[1]に記載の画像投影装置。
[4]前記透光性防塵部材は、反射を抑制する層を備えたことを特徴とする前記[1]に記載の画像投影装置。
[5]前記透光性防塵部材で反射した光を減衰させる減衰フィルタを、更に備えたことを特徴とする前記[1]に記載の画像投影装置。
[6]前記投影部からの前記画像光が前記光学素子によって前記対象物の方向と異なる方向に分岐された光を所定の方向に反射する反射光学素子を、更に備えたことを特徴とする前記[1]に記載の画像投影装置。
[7]前記所定の方向に配置され、前記透光性防塵部材で反射した光を減衰させるとともに、前記反射光学素子で前記所定の方向に反射された光を減衰させる共通の光減衰フィルタを、更に備えたことを特徴とする前記[6]に記載の画像投影装置。
[8]前記[1]乃至[7]のいずれか1に記載の画像投影装置と、前記画像投影装置の前記撮影部によって撮影された撮影画像を前記撮影部から受信する受信部、受信された前記撮影画像を表示する表示部、および描画コマンドを送信する送信部を有する端末装置と、前記端末装置の前記送信部から送信された前記描画コマンドに基づいて前記投影画像を生成し、前記投影画像に基づく前記画像光を前記対象物に投影するように前記投影部を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする画像投影システム。
請求項1に係る画像投影装置によれば、光学素子の防塵部材を有していても、投影系から撮影系への迷光を抑制することができる。
請求項2に係る画像投影装置によれば、平坦な透光性防塵部材と比較して、湾曲した透光性防塵部材で反射した光(迷光)が到達する領域を狭くすることができ、投影系から撮影系への迷光の抑制が容易となる。
請求項3に係る画像投影装置によれば、平面以外の面形状を有するものに比べて透光性防塵部材の製作が容易となる。
請求項4に係る画像投影装置によれば、透光性防塵部材で反射する光量が減り、迷光が少なくなる。
請求項5に係る画像投影装置によれば、光減衰フィルタを用いない構成と比較して迷光をより抑制することができる。
請求項6に係る画像投影装置によれば、透光性防塵部材で反射した光が筐体等で乱反射して撮影部の入射瞳に入射するのを抑制することができる。
請求項7に係る画像投影装置によれば、小型化を図ることができる。
請求項8に係る画像投影システムによれば、光学素子の防塵部材を有していても、投影系から撮影系への迷光を抑制することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像投影システムの外観を示す斜視図である。なお、図1中、ケースは想像線で示す。
この画像投影システム1は、対象物2を撮影する撮影系、および対象物2に注釈画像等の画像光14aを投影する投影系を有する画像投影装置10と、画像投影装置10を遠隔から制御する端末装置3とから構成されている。対象物2は、工業製品、模型等の立体的なものや、スクリーン等の平面的なものでもよい。
画像投影装置10は、ベース11を有し、ベース11上に、対象物2を撮影するカメラ(撮影部)12と、対象物2とカメラ12との間の光路の途中に配置され、光路を分岐するハーフミラー(光学素子)13と、ハーフミラー13を介して対象物2に画像光14aを投影するプロジェクタ(投影部)14と、カメラ12およびプロジェクタ14と端末装置3とを中継するサーバ(制御装置)15とを各々配置し、これらのカメラ12、ハーフミラー13、プロジェクタ14およびサーバ15をケース16により覆う構造を有する。また、ケース16には、カメラ12およびプロジェクタ14の光路を妨げないように窓16aが形成されている。
なお、サーバ15は、画像投影装置10とは別個独立に設けられていてもよい。この場合、サーバ15に複数の画像投影装置を接続した構成としてもよい。
カメラ12は、例えば、受光素子にCCD(電荷結合デバイス)やCMOS(相補型金属酸化物半導体)等を用いたものである。
プロジェクタ14は、例えば、空間光変調器に液晶パネルを用いた液晶プロジェクタを用いる。なお、液晶プロジェクタの他に、空間光変調器に2次元マイクロミラーアレイを用いたプロジェクタや、カラーホイールを用いた時分割方式のプロジェクタ等を用いることができる。
図2は、画像投影装置10の内部を示す平面図、図3は、防塵カバーの断面図である。画像投影装置10は、ハーフミラー13を覆うことでハーフミラー13を防塵する防塵カバー17を有する。防塵カバー17は、第1の防塵カバー17Aと第2の防塵カバー17Bによりハーフミラー13を挟持する構造を有する。
第1の防塵カバー17Aは、樹脂、金属等からなり、窓16a側に開口170を有し、開口170を閉塞するように透光性防塵部材18を保持し、光軸120に直交する方向から投影レンズユニット149がパッキング21を介して接触している構成となっている。
第2の防塵カバー17Bは、樹脂、金属等からなり、凹面鏡(反射光学素子)19を保持し、ガラス板22が装着された保持体23、および光減衰部20が取り付けられる。
(光減衰部)
光減衰部20は、透光性防塵部材18で反射した光が集光する領域であって、凹面鏡19で反射した光が集光する領域に設けられている。また、光減衰部20は、図3に示すように、樹脂、金属等からなる箱状の支持体200と、支持板200の傾斜面の内側に設けられた光減衰フィルタ201Aと、支持板200の底面の内側に設けられた光減衰フィルタ201Bと、支持板200の3箇所の垂直面の内側にそれぞれ設けられた光減衰フィルタ201Cとからなる。なお、光減衰フィルタ201(201A、201B、201C)の詳細な構成については後述する。
(透光性防塵部材)
図4は、透光性防塵部材18の要部断面図を示す。透光性防塵部材18は、透明なガラス板180と、ガラス板180の内側に形成されたAR(Anti-Reflection)コート181とを有する。なお、透光性防塵部材18の構成は、図4のものに限定されない。
ガラス板180は、合成石英(BK7)、光学用白板ガラス等からなる。
ARコート181は、例えば、屈折率の異なるSiO、TiO、Al、MgF等の誘電体層を交互に積層して形成され、光の干渉効果を利用して反射光14bを抑制する機能を有し、本実施の形態では、反射率0.3%のものを用いる。
透光性防塵部材18は、プロジェクタ14からの画像光14aを受けて反射した反射光14bがカメラ12の入射瞳(カメラのレンズ口部分に相当)に入射しないように反射光14bの方向に対して異なる方向に法線182を有する反射面183を備えている。反射面183は、図4に示すように、透光性防塵部材18の内側の面に限らず、ガラス板180とARコート181との界面、ガラス板180の外側の面にも存在する。
具体的には、透光性防塵部材18は、対象物2側に突出して湾曲した形状、例えば、曲率半径をカメラ12の入射瞳の中心までの距離とした円弧状を有し、透光性防塵部材18によって結像される投影レンズユニット149の射出瞳の像の位置がカメラ12の入射瞳の外となるように、光軸120に対し透光性防塵部材18の向きを凹面鏡19側に変位させている。なお、透光性防塵部材18の向きは、カメラ12とプロジェクタ14との間でもよい。
透光性防塵部材18の曲率半径をカメラ12の入射瞳の中心までの距離とすることにより、透光性防塵部材18を傾けても画像光14aの中心と周辺とで透光性防塵部材18による影響が同等に作用するため、投影画像や撮影画像の画質への影響は無視できる程度となる。
なお、透光性防塵部材18を傾ける角度は、投影レンズユニット149の射出瞳像の大きさ、位置、歪曲収差量、像位置変化量等が許容値内となるように定める。傾斜角度は5〜10度が好ましく、本実施の形態では、7.5度に定める。
プロジェクタ14の射出瞳とカメラ12の入射瞳とは、ハーフミラー13を挟んで光学的に共役な位置に配置され、特に本実施の形態においては画角を一致させている。
(光減衰フィルタ)
図5(a)〜(d)は、光減衰フィルタ201の要部断面図である。光減衰フィルタ201としては、図5(a)〜(d)の各種のものを用いることができる。なお、光減衰フィルタ201は、図5のものに限定されない。
図5(a)に示す光減衰フィルタ201は、石英ガラス等からなるガラス板202と、ガラス板202の外側にアルミニウムを蒸着して形成された光を反射するAlコート203と、ガラス板202の内側に形成されたND(Neutral Density)コート204と、NDコート204の内側に形成されたAR(Anti-Reflection)コート205とから構成されている。
NDコート204は、例えば、クロム、インコーネル、アルミニウム等の金属から形成され、光の透過を抑制する機能を有し、本実施の形態では透過率0.3%のものを用いる。
ARコート205は、例えば、屈折率の異なるSiO、TiO、Al、MgF等の誘電体層を交互に積層して形成され、光の干渉効果を利用して反射光を抑制する機能を有し、本実施の形態では反射率0.5%のものを用いる。
また、図5(b)に示す光減衰フィルタ201は、図5(a)の光減衰フィルタ201に対してAlコート203をガラス板202の内側に形成したものである。
また、図5(c)に示す光減衰フィルタ201は、図5(a)の光減衰フィルタ201に対してARコート205を省略したものである。
また、図5(d)に示す光減衰フィルタ201は、図5(b)の光減衰フィルタ201に対してARコート205を省略したものである。
例えば、図5(a)に示す光減衰フィルタ201において、光が光減衰フィルタ201に到達すると、ARコート205で反射する反射光とARコート205を透過する透過光とに分かれる。透過光はNDコート204によって減衰した後、ガラス板202を透過してAlコート203で反射し、再びNDコート204によって減衰した後、外部に出射される。
(凹面鏡)
図6は、凹面鏡19の要部断面図である。凹面鏡19は、円弧状を有し、石英ガラス等からなるガラス板190と、ガラス板190の外側にAlコート191と、ガラス板190の内側に形成されたND(Neutral Density)コート192と、NDコート192の内側に形成されたAR(Anti-Reflection)コート193とから構成されている。なお、凹面鏡19は、図6のものに限定されない。
Alコート191、NDコート192およびARコート193は、Alコート203、光減衰フィルタ201のNDコート204およびARコート205と同様の構成を有する。
なお、凹面鏡19は、図5(b)〜図5(d)と同様の構成としてもよい。
(プロジェクタ)
図7は、プロジェクタ14の構成の一例を示す。プロジェクタ14は、画像光14aを出射する方向の長さの小型化を図ったものであり、光源部140と、光源部140からの光を均一化する光インテグレータ141と、均一化された光の偏光方向を所定の方向に統一する偏光ビームスプリッタ142と、偏光方向が統一された光を平行光に整形するフィールドレンズ143と、フィールドレンズ143からの光を全反射する全反射ミラー144Aと、全反射ミラー144Aで反射した光のうちR成分を反射してG成分、B成分を透過させるダイクロイックミラー145Rと、ダイクロイックミラー145Rで反射したR成分の光を全反射する全反射ミラー144Bと、ダイクロイックミラー145Rを透過した光のうちG成分を反射してB成分を透過させるダイクロイックミラー145Gと、このダイクロイックミラー145Gを透過したB成分の光を全反射する全反射ミラー144C,144Dと、全反射ミラー144Bで反射したR成分の光、ダイクロイックミラー145Gで反射したG成分の光、および全反射ミラー144Dで反射したB成分の光を、それぞれフィールドレンズ146により平行光に整形し、R、G、Bの画像信号に基づいてR、G、Bの画像光に変調する液晶パネル147R,147G,147Bと、R,G,Bの画像光を合成する合成プリズム148と、合成プリズム148によって合成されたカラーの画像光を対象物2に投影する複数の投影レンズ149aからなる投影レンズユニット149とを備える。
光源部140は、キセノンランプ、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ等の発光体140aと、放物面鏡からなり、発光体140aから後方に発せられた光を略平行な光束として前方に反射するリフレクタ140bとからなる。
合成プリズム148は、直角三角形の4つの直角プリズム1480の直交する2辺同士を接合し、接合面にB成分の光を反射するダイクロイック層1481Bと、R成分の光を反射するダイクロイック層1481Rを形成したものである。
図8は、画像投影システム1の制御系を示すブロック図である。サーバ15は、カメラ12で撮影された撮影画像を端末装置3に送信する送信部150と、プロジェクタ14に対する画像投影制御を行う制御部151とを有する。
端末装置3は、サーバ15の送信部150から送信された撮影画像を受信する受信部30と、注釈画像を記憶する画像記憶部31と、撮影画像等を表示する表示部32と、端末装置3の各部を制御する制御部33と、キーボード、マウス等からなる入力部34と、描画コマンドをサーバ15に送信する送信部35とを有する。このような端末装置3は、例えば、コンピュータを用いて実現することができる。
(画像投影システムの動作)
次に、画像投影システム1の動作を説明する。カメラ12が対象物2を撮影し、その撮影画像をサーバ15に送ると、サーバ15の送信部150は、撮影画像を端末装置3の受信部30に送信する。端末装置3の制御部33は、撮影画像を表示部32に表示する。端末装置3の操作者は、入力部34を操作して表示部32に表示されている撮影画像に対して注釈画像を選択する。制御部33は、選択された注釈画像を画像記憶部31から読み出し、表示部32上に表示されている撮影画像に重畳させるとともに、選択された注釈画像の描画コマンドを送信部35によりサーバ15に送信する。サーバ15の制御部151は、描画コマンドに対応した画像投影制御を行う。プロジェクタ14は、制御部151の画像投影制御により注釈画像を画像光14aとして対象物2に投影する。
すなわち、光源部140からの光は、光インテグレータ141、光インテグレータ141、偏光ビームスプリッタ142、偏光ビームスプリッタ142、フィールドレンズ143、および全反射ミラー144Aを介してダイクロイックミラー145Rに入射し、ダイクロイックミラー145Rで反射光(R成分)と透過光(G成分、B成分)とに分かれる。R成分の光は、フィールドレンズ146を介して液晶パネル147Rに入射する。
ダイクロイックミラー145Rを透過したG成分、B成分の光は、ダイクロイックミラー145Gで反射光(G成分)と透過光(B成分)とに分かれる。G成分の光は、フィールドレンズ146を介して液晶パネル147Gに入射する。
ダイクロイックミラー145Gを透過したB成分の光は、全反射ミラー144C,144D、およびフィールドレンズ146を介して液晶パネル147Bに入射する。
各液晶パネル147R,147G,147Bに入射したR、G、B光は、R、G、Bの画像信号に基づいて変調され、合成プリズム148により合成され、注釈画像がカラーの画像光14aとして投影レンズユニット149によりハーフミラー13および透光性防塵部材18を介して対象物2に投影される。
図9は、画像投影装置10の光学系を示す。プロジェクタ14から出射された画像光14aがハーフミラー13に到達したとき、ハーフミラー13で反射する光と透過する光とに分岐され、反射する光は、透光性防塵部材18を透過して対象物2に投影される。プロジェクタ14からの画像光14aが透光性防塵部材18を透過する際、画像光14aの一部が透光性防塵部材18で反射する。透光性防塵部材18で反射した反射光14bは、透光性防塵部材18が円弧状に形成されているため、ハーフミラー13を透過して狭い領域に集光し、光減衰フィルタ201に到達して減衰する。光減衰フィルタ201に到達した光は、そこで減衰するが、一部が反射光となって他の光減衰フィルタ201に向かい、光減衰フィルタ201間で繰返し反射することで、徐々に減衰する。
一方、プロジェクタ14から出射された画像光14aのうちハーフミラー13を透過した光は、凹面鏡19で反射する。凹面鏡19で反射した光は、凹面鏡19が円弧状に形成されているため、狭い領域に集光し、光減衰フィルタ201に到達して減衰する。光減衰フィルタ201に到達した光は、そこで減衰するが、一部が反射光となって他の光減衰フィルタ201に向かい、光減衰フィルタ201間で繰返し反射することで、徐々に減衰する。
[第2の実施の形態]
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る画像投影装置の光学系を示す図である。本実施の形態は、第1の実施の形態において、カメラとプロジェクタの位置を入れ替えたもの、すなわち開口170を通る光軸120上にプロジェクタ14を配置し、光軸120に直交するようにカメラ12を配置したものであり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
対象物2から発せられた光がハーフミラー13で反射してカメラ12の入射瞳12aに入射することにより、カメラ12は対象物2を撮影する。プロジェクタ14から出射された画像光14aは、ハーフミラー13および透光性防塵部材18を透過して対象物2に投影される。
プロジェクタ14から出射された画像光14aが透光性防塵部材18を透過する際、画像光14aの一部が透光性防塵部材18で反射するが、その反射光14bは、第1の実施の形態と同様に、光減衰フィルタ201に到達して減衰する。
また、プロジェクタ14から出射された画像光14aのうちハーフミラー13で反射した光は、凹面鏡19で更に反射し、第1の実施の形態と同様に、光減衰フィルタ201に到達して減衰する。
[第3の実施の形態]
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る画像投影装置の光学系を示す図である。本実施の形態は、第1の実施の形態において、円弧状の透光性防塵部材18を光軸120に対して傾けずにその位置を凹面鏡19側に変位させたものであり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
本実施の形態の透光性防塵部材18は、プロジェクタ14からの画像光14aを受けて反射した反射光14bがカメラ12の入射瞳12aに入射しないように反射光14bの方向に対して異なる方向に法線を有するものであり、具体的には、曲率半径を第1の実施の形態よりも小さい値にしている。
第3の実施の形態において、プロジェクタ14から出射され、透光性防塵部材18に照射した画像光14aのうち透光性防塵部材18で反射した反射光14bは、第1の実施の形態と同様に、光減衰フィルタ201に到達して減衰する。また、プロジェクタ14から出射された画像光14aのうちハーフミラー13を透過した光は、凹面鏡19で反射し、第1の実施の形態と同様に、光減衰フィルタ201に到達して減衰する。
[第4の実施の形態]
図12は、本発明の第4の実施の形態に係る画像投影装置の光学系を示す図である。本実施の形態は、第1の実施の形態において、円弧状の透光性防塵部材18の代わりに平坦な透光性防塵部材18を用い、光軸120に対して向きを凹面鏡19側に変位させたものであり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
本実施の形態のように平坦な透光性防塵部材18を用いても、光軸120に対して傾けることにより、プロジェクタ14からの画像光14aを受けて反射した反射光14bがカメラ12の入射瞳12aに入射しないように反射光14bの方向に対して異なる方向に法線を有することになる。
第1乃至第3の実施の形態と比較して凹面鏡19および光減衰部20が大型化するが、プロジェクタ14から出射され、平坦な透光性防塵部材18に照射した画像光14aのうち透光性防塵部材18で反射した反射光14bは、第1の実施の形態と同様に、光減衰フィルタ201に到達して減衰する。また、プロジェクタ14から出射された画像光14aのうちハーフミラー13を透過した光は、凹面鏡19で反射し、第1の実施の形態と同様に、光減衰フィルタ201に到達して減衰する。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々に変形実施が可能である。例えば、上記実施の形態では、光路分岐光学素子としてハーフミラーを用いたが、ビームスプリッタ等の他の光学素子を用いてもよい。
また、防塵カバーは、ハーフミラーの他に、カメラやプロジェクタの一部または全体を覆うものでもよい。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像投影システムの外観を示す斜視図である。 図2は、画像投影装置の内部を示す平面図である。 図3は、防塵カバーの断面図である。 図4は、透光性防塵部材の要部断面図である。 図5の(a)〜(d)は、減衰フィルタの要部断面図である。 図6は、凹面鏡の要部断面図である。 図7は、プロジェクタの構成を示す図である。 図8は、本発明の第1の実施の形態に係る画像投影システムの制御系を示すブロック図である。 図9は、本発明の第1の実施の形態に係る画像投影装置の光学系を示す図である。 図10は、本発明の第2の実施の形態に係る画像投影装置の光学系を示す図である。 図11は、本発明の第3の実施の形態に係る画像投影装置の光学系を示す図である。 図12は、本発明の第4の実施の形態に係る画像投影装置の光学系を示す図である。
符号の説明
1 画像投影システム
2 対象物
3 端末装置
10 画像投影装置
11 ベース
12 カメラ
13 ハーフミラー
14 プロジェクタ
14a 画像光
14b 反射光
15 サーバ
16 ケース
16a 窓
17 防塵カバー
17A 第1の防塵カバー
17B 第2の防塵カバー
18 透光性防塵部材
19 凹面鏡
20 光減衰部
21 パッキング
22 ガラス板
23 保持体
30 受信部
31 画像記憶部
32 表示部
33 制御部
34 入力部
35 送信部
120 光軸
140 光源部
140a 発光体
140b リフレクタ
141 光インテグレータ
142 偏光ビームスプリッタ
143 フィールドレンズ
144A〜144D 全反射ミラー
145R ダイクロイックミラー
145G ダイクロイックミラー
146 フィールドレンズ
147R,147G,147B 液晶パネル
148 合成プリズム
149 投影レンズユニット
150 送信部
151 制御部
170 開口
180 ガラス板
181 ARコート
182 法線
183 反射面
190 ガラス板
191 Alコート
192 NDコート
193 ARコート
201,201A,201B,201C 光減衰フィルタ
202 ガラス板
203 Alコート
204 NDコート
205 ARコート
1480 直角プリズム
1481B,1481R ダイクロイック層

Claims (8)

  1. 対象物を撮影する撮影部と、
    前記対象物と前記撮影部との間の光路の途中に配置され、光路を分岐する光学素子と、
    前記光学素子を介して前記対象物に画像光を投影する投影部と、
    前記対象物と前記光学素子との間の光軸上に開口を有するとともに、少なくとも前記光学素子を覆うことで前記光学素子を防塵する防塵カバーと、
    前記開口を閉塞するように前記防塵カバーに設けられ、前記投影部からの前記画像光を受けて反射した反射光が前記撮影部の入射瞳に入射しないような方向に向けられた反射面を備えた透光性防塵部材とを有することを特徴とする画像投影装置。
  2. 前記透光性防塵部材は、前記対象物側に突出して湾曲した形状を有し、前記光軸に対して向きまたは位置を変位させて配置されたことを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記透光性防塵部材は、前記反射面が略平面であり、前記光軸に対して向きを変位させて配置されたことを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  4. 前記透光性防塵部材は、反射を抑制する層を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  5. 前記透光性防塵部材で反射した光を減衰させる減衰フィルタを、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  6. 前記投影部からの前記画像光が前記光学素子によって前記対象物の方向と異なる方向に分岐された光を所定の方向に反射する反射光学素子を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  7. 前記所定の方向に配置され、前記透光性防塵部材で反射した光を減衰させるとともに、前記反射光学素子で前記所定の方向に反射された光を減衰させる共通の光減衰フィルタを、更に備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像投影装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像投影装置と、
    前記画像投影装置の前記撮影部によって撮影された撮影画像を前記撮影部から受信する受信部、受信された前記撮影画像を表示する表示部、および描画コマンドを送信する送信部を有する端末装置と、
    前記端末装置の前記送信部から送信された前記描画コマンドに基づいて前記投影画像を生成し、前記投影画像に基づく前記画像光を前記対象物に投影するように前記投影部を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする画像投影システム。
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