JP4026649B2 - プロジェクタ、プロジェクタの制御方法、プロジェクタの制御プログラム、およびこのプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

プロジェクタ、プロジェクタの制御方法、プロジェクタの制御プログラム、およびこのプログラムを記憶した記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、プロジェクタ、プロジェクタの制御方法、プロジェクタの制御プログラム、およびこのプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
投射型のプロジェクタは、直視型デバイスといわれる例えばCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置と比較して、スクリーン上に画像(静止画像、動画像)を並べたり、重ねたりできるという大きな特徴がある。つまり、複数のプロジェクタからの画像を、スクリーン上に並べて投影すれば(タイリング投影あるいは分割投影ともいう:例えば特許文献1、特許文献2参照)、より大きくかつ高解像度の投影画像が得られ、スクリーン上に重ねて投影すれば(スタック投影あるいは重畳投影ともいう)、より明るい投影画像が得られる。
一方、近年においては、タイリング投影およびスタック投影の一研究として、複数のプロジェクタを大まかに位置決めして設置し、各プロジェクタから投影された画像の投影領域をカメラ等の撮像装置で撮影し、投影領域に含まれる最大矩形の領域を判定し、この領域に分割投影画像を自動的かつ正確に投影することが試みられている。
特開2001−51346号公報 特開2004−32665号公報
しかしながら、タイリング投影やスタック投影を実現するためには、投影画像全体の撮像結果に基づいて、プロジェクタに送るべき画像や、その投影位置等を制御する制御装置が別途必要であった。このため、システム全体が大掛かりになり、使い勝手が悪いという問題があった。
本発明の目的は、特にタイリング投影を行う場合において、システム全体が大掛かりにならず、使い勝手を良好にできるプロジェクタ、プロジェクタの制御方法、プロジェクタの制御プログラム、およびこのプログラムを記憶した記憶媒体を提供することにある。
本発明のプロジェクタは、投影画像の投影領域よりも広い撮像領域で撮像する撮像装置と、前記撮像装置から取得した撮像情報に基づいて、自身が投影した投影画像と前記撮像領域内に投影された他の投影画像とを比較判定する画像判定部と、前記画像判定部が前記自身の投影画像と前記他の投影画像とが同じであると判定した場合に、自身がタイリング投影を実施する用意のあることを伝達する伝達画像を投影して表示させる伝達画像表示部と、前記他の投影画像を投影する他のプロジェクタが前記伝達画像を投影したことを判定する伝達画像判定部と、前記伝達画像判定部の判定結果に基づいて、投影画像の表示情報を加工する加工パラメータを生成する加工パラメータ生成部とを備えていることを特徴とする。
このような本発明によれば、他のプロジェクタの投影画像が自身の投影画像と同一であると判定された場合、自身がタイリング投影可能なプロジェクタであることを示す伝達画像を表示する。一方、他のプロジェクタも同様な機能を備えているのであれば、タイリング投影可能なプロジェクタであることを示す伝達画像を表示してくるはずである。そして、この伝達画像をそれぞれのプロジェクタが撮像することで、各プロジェクタは互いにタイリング投影可能であると認識でき、本来投影すべき画像の表示情報をタイリング投影用に自身の内部で加工して投影することにより、両方のプロジェクタにてタイリング投影を実現できる。このように、相手のプロジェクタがタイリング投影を実施する用意のあることを、相手が投影した伝達画像を介して判定できるため、従来のような大掛かりな専用の制御装置を用いて情報を配信しなくともよく、タイリング投影を実施するうえでの使い勝手を良好にできる。
本発明のプロジェクタでは、前記伝達画像は、自身の座標系を示すものであることを特徴とする。
タイリング投影では、投影画像の一部を互いに重畳させるのであるが、本発明では、伝達画像が座標系を示しているため、その重畳領域の大きさや位置を判定できるうえ、重畳領域の画像を形成している画素を正確に特定できる。従って、本来投影すべき画像の表示情報をその判定結果に基づいて加工することにより、重畳領域の輝度制御を正確にでき、タイリング投影時の重畳領域と非重畳領域との見た目の違和感をなくすことができる。
本発明のプロジェクタでは、前記伝達画像は、隣接する他のプロジェクタの有無を示すものであることを特徴とする。
このような本発明によれば、1台で投影しているプロジェクタに対し、別のプロジェクタを加えてタイリング投影を実施させようとする場合では、先の1台のプロジェクタは、自身の1台と、これから隣接配置される新たな1台とを合わせた2台のプロジェクタの存在を示す伝達画像を表示することになる。従って、新たに加わるプロジェクタは、加わる先のプロジェクタが表示する伝達画像を撮像することで、タイリング投影を2台で実施するものと判定でき、加工パラメータの生成を正確に行える。
また、2台でタイリング投影しているプロジェクタに対し、さらに1台のプロジェクタを加えてより大きなタイリング投影を実施させようとする場合では、タイリング投影している方の1台のプロジェクタ(新たなプロジェクタが加わる先のプロジェクタ)は、自身の1台と、自身にもともと隣接配置されている1台と、これから隣接配置される新たな1台とを合わせた3台の存在を示す伝達画像を表示できる。従って、新たに加わるプロジェクタは、加わる先のプロジェクタが表示する伝達画像を撮像することで、タイリング投影を2台で実施するのではなく、3台で実施するものと判断でき、3台で行う場合の加工パラメータの生成をも確実に行える。
本発明のプロジェクタでは、前記伝達画像は、タイリング投影に供されるプロジェクタの総数と、全プロジェクタの中での自身の位置とを示すものであることを特徴とする。
このような本発明によれば、幾台のプロジェクタを用いてタイリング投影を行う場合でも、表示情報の加工パラメータを正確に生成でき、より汎用性のあるプロジェクタを提供できる。
本発明のプロジェクタでは、前記他のプロジェクタの投影画像との重畳領域に対応した部分の自身の投影画像の明るさと、非重畳領域に対応した部分の自身の投影画像の明るさとを比較する重畳領域判定部を備えていることを特徴とする。
このような本発明によれば、自身の投影画像での重畳領域と非重畳領域とを比較した結果、重畳領域の明るさが例えば外側に向かうに従って所定のグラデーションで暗くなっていると判断されれば、タイリング投影を実施していた相手のプロジェクタが除かれたと判断でき、タイリング投影に供されるプロジェクタの台数が減少した場合でも確実に対応できる。
本発明のプロジェクタの制御方法は、投影画像の投影領域よりも広い撮像領域で撮像するステップと、前記撮像装置から取得した撮像情報に基づいて、自身が投影した投影画像と前記撮像領域内に投影された他の投影画像とを比較判定するステップと、前記自身の投影画像と前記他の投影画像とが同じであると判定した場合に、自身がタイリング投影を実施する用意のあることを伝達する伝達画像を投影して表示させるステップと、前記他の投影画像を投影する他のプロジェクタが前記伝達画像を投影したことを判定するステップと、前記判定結果に基づいて、投影画像の表示情報を加工する加工パラメータを生成するステップとを備えていることを特徴とする。
本発明のプロジェクタの制御プログラムは、投影画像の投影領域よりも広い撮像領域で撮像する撮像装置を備えたプロジェクタの制御プログラムであって、コンピュータを、前記撮像装置から取得した撮像情報に基づいて、自身が投影した投影画像と前記撮像領域内に投影された他の投影画像とを比較判定する画像判定部と、前記画像判定部が前記自身の投影画像と前記他の投影画像とが同じであると判定した場合に、自身がタイリング投影を実施する用意のあることを伝達する伝達画像を投影して表示させる伝達画像表示部と、
前記他の投影画像を投影する他のプロジェクタが前記伝達画像を投影したことを判定する伝達画像判定部と、前記伝達画像判定部で判定結果に基づいて、本来画像の表示情報を加工する加工パラメータを生成する加工パラメータ生成部として機能させることを特徴とする。
本発明の記憶媒体は、前述のプロジェクタの制御プログラムを記憶したことを特徴とする。
記憶媒体としては、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、CD(Compact Disc)−ROM、FD(Flexible Disc:登録商標)、MO(Magneto Optical)、HD(Hard Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の任意の媒体を適用できる。
以上の、プロジェクタの制御方法、プロジェクタの制御プログラム、およびこのプログラムを記憶した記憶媒体は、本発明のプロジェクタに適用することで、前述した作用効果を同様に得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に用いられるプロジェクタ1(1A,1B)を示す模式図である。図2は、複数(図2では2台)のプロジェクタ1を使用してタイリング投影を実施する過程を示す模式図である。
〔プロジェクタの概略〕
図1、図2に示すように、2台のプロジェクタ1A,1Bは、スクリーン100上に略同じ大きさの投影領域A,Bで、かつ略正確な位置でタイリング投影するように互いの位置が決められており、フォーカス調整等も行われた状態に設置される。このようなプロジェクタ1A,1Bのそれぞれには、自身の投影領域A,Bよりも一回り大きな撮像領域A′,B′を撮像可能な撮像装置2が内蔵されている。なお、用いられるスクリーン100の大きさは当然、プロジェクタ1の台数、すなわちタイリング投影の規模に応じて決められればよく、より多くのプロジェクタ1でタイリング投影を実施する場合には、さらに大きなスクリーン100を用いることになる。
また、本実施形態でのプロジェクタ1A,1Bには、画像を投影するモードとして単体モードとタイリングモードとがあり、単体モードでは、DVD等のAV機器やPCからの表示情報を入力して画像を個々に投影し、タイリングモードでは、投影領域A,Bを合わせた大きな投影領域で1つの画像をタイリング投影する。従って、タイリングモードでは、それぞれのプロジェクタ1A,1Bに入力される表示情報は同じであって同期しているが、自身の投影領域A,Bに対応した画像のみを投影する必要があるため、プロジェクタ1A,1Bは入力した画像情報を内部で個々に加工することになる。
そして、プロジェクタ1は、その最も特徴的な機能として、単体モードでの投影中に、タイリング投影を実施すべく他のプロジェクタ1が加わった場合には、加わったことを自動的に判定し、投影モードを単体モードからタイリングモードに切り換えてタイリング投影を行う。反対に、タイリングモードでの投影中に、単体での投影を実施すべく一方のプロジェクタ1が離された場合には(あるいは投影が停止された場合には)、このことを自動的に判定し、投影モードをタイリングモードから単体モードへ切り換える。さらに、タイリングモードでの投影中に、台数を増減させて異なる台数にてタイリング投影を継続させる場合にも、増減させた後の台数に応じたタイリング投影を行うことが可能である。しかも、以上の台数の増減に応じた投影形態の変更は、従来のような専用の制御装置を別途用いることなく実現される。
〔プロジェクタの構成〕
このような機能を実現するための構成を図3に基づいて説明する。図3は、プロジェクタ1の要部を示すブロック図である。
図3において、プロジェクタ1は、光変調素子として液晶ライトバルブを用いた液晶プロジェクタであり、前述した撮像装置2と、RAMやROM等からなる記憶部3と、コンピュータ技術により構築された制御部4と、光学ユニット5と、投射レンズ6とを備えている。
撮像装置2は、CCDあるいはCMOS等の撮像素子を備えたものであり、単体モードおよびタイリングモードでの投影中は常に、撮像領域A′,B′を撮像し続けることが可能である。撮像装置2で撮像された際の撮像情報は、制御部4に出力される。
記憶部3は、図4に示すような市松模様の投影位置情報伝達パターン(伝達画像)311を記憶している投影位置情報伝達パターン記憶部31と、図5、図6に示すようなタイリング番号伝達パターン(伝達画像)321を記憶するタイリング番号伝達パターン記憶部32とを備えている。
投影位置情報伝達パターン311やタイリング番号伝達パターン321は、投影形態を変更する過程において、適宜なタイミングでスクリーン100に投影されるのであり、撮像装置2で撮像されるのに十分な時間だけ表示された後、自動的に消えるようになっている。
ここで、市松模様とされた投影位置情報伝達パターン311は、例えば2台のプロジェクタ1を横方向に並べたタイリング投影にて投影されると、投影領域A,Bの重畳領域では、市松模様の互いの暗い部分(図4での黒塗り部分)と明るい部分(図4での白抜き部分)とが重なり合ったり、暗い部分同士が重なり合ったり、あるいは明るい部分同士が重なり合い、市松模様の色合いが変化して投影される。そこで、この重畳領域を撮像装置2で撮像すれば、後述の制御部4において、撮像装置2が有する座標系でのいずれの位置に重畳領域が生じたかや、その重畳領域の大きさ等を正確に検出することが可能であり、延いては、当該座標系を液晶ライトバルブの座標系に変換すれば、液晶ライトバルブでのいずれの画素が重畳領域の画像を形成しているかを判定できる。すなわち、投影位置情報伝達パターン311は、液晶ライトバルブでの座標系を判定し易い模様であり、その座標系の大きさ等の情報を示すものである。
一方、タイリング番号伝達パターン321は、本実施形態では図中白抜きの○または●で示される形状であり、伝達パターン321の総数は、タイリング投影に供されている全プロジェクタ1の総数を、伝達パターン321の並び方向は、全プロジェクタ1の並び方向をそれぞれ示している。そして、特に図中黒塗りの●で示されたタイリング番号伝達パターン321は、このタイリング番号伝達パターン321を投影しているプロジェクタ1自身の位置を示している。従って、●に近接して○の表示がある場合には、自身の隣に別のプロジェクタ1が近接配置されていることがわかり、また、その位置関係もわかる。
すなわち、図5では、2台のプロジェクタ1を横方向に並べてタイリング投影を行っており、図5に示されたタイリング番号伝達パターン321を投影しているのは、左側に配置されたプロジェクタ1ということになる。同様に図6では、3台のプロジェクタ1を横方向に並べてタイリング投影を行っており、図6に示されたタイリング番号伝達パターン321を投影しているのはやはり、最も左側のプロジェクタ1である。
また、このタイリング番号伝達パターン321の投影位置は、例えば図2に戻って示すように、各プロジェクタ1の投影領域A,Bの重畳領域外で、かつ撮像領域A′,B′の重畳領域内である。こうすることでプロジェクタ1Aの撮像装置2は、自身が投影しているタイリング番号伝達パターン321に加えて、プロジェクタ1Bが投影しているタイリング番号伝達パターン321をも撮像可能であり、プロジェクタ1Bの撮像装置2も、両方のタイリング番号伝達パターン321を撮像できるのである。
制御部4は、コンピュータを、撮像情報取得部41、判定部42、投影位置情報伝達パターン表示部43、タイリング番号生成部44、タイリング番号伝達パターン表示部45、タイリング番号整合性判定部46、加工パラメータ生成部47、表示情報取得部48、および表示制御部49として機能させるハードウェアおよびソフトウェアを備え、ここでのソフトウェアが本発明の制御プログラムである。また、投影位置情報伝達パターン表示部43およびタイリング番号伝達パターン表示部45により、本発明に係る伝達画像表示部を形成している。これらの各部41〜49については後段で詳説する。
光学ユニット5は、メタルハライドランプ、ハロゲンランプ、高圧水銀ランプ等の気体発光光源で構成される光源ランプユニット51と、インテグレータ照明光学系、色分離光学系、リレー光学系などで構成される光学系52と、光変調素子としての液晶ライトバルブを構成する液晶パネル53とを備えている。なお、光変調素子は、光透過型の液晶パネルで構成されてもよく、光反射型の液晶パネルで構成されてもよく、あるいはDMD(Digital Micro mirror Device)で構成されていてもよい。光学系52の構成は、光変調素子の種類に応じて適宜変更されるものであり、前述した構成に限定されない。そして、これら光学系52の構成は、通常のプロジェクタで用いられるものであって一般的であるため、ここでの詳細な説明を省略する。
投射レンズ6には、光学ユニット5から射出された光学像をスクリーン100に投射するものであり、射領域A,Bの投影位置を調整するための図示しないレンズシフト機構の他、よく知られたオートフォーカス機構およびオートズーム機構などが、必要に応じて設けられる。
〔制御部の詳細〕
以下には、制御部4について詳説する。
制御部4の撮像情報取得部41は、撮像装置2からの撮像情報を取得して判定部42に出力する機能を有している。
判定部42は、撮像情報に基づき、プロジェクタ1自身が投影している画像の他に、別の画像が撮像されたかを判定する画像判定部421と、投影位置情報伝達パターン311やタイリング番号伝達パターン321が撮像されたかを判定する伝達パターン判定部(伝達画像判定部)422と、投影領域A,Bの互いの重畳領域の位置や大きさを判定したり、非重畳領域との明るさ(輝度)の違いを判定したりする重畳領域判定部423とで構成されている。
例えば単体モードで投影中のプロジェクタ1A,1Bを、相対的に近づけてタイリング投影を試みようとすると、プロジェクタ1Aの撮像装置2は、自身の画像の全体と撮像領域A′内に入り込んできたプロジェクタ1Bの画像の一部とを同時に撮像することになる。そこで、プロジェクタ1Aの画像判定部421は、パターンマッチングの画像処理技術により、入り込んできたプロジェクタ1Bの画像の一部が、プロジェクタ1Aの画像の一部とマッチングしているかを判定する。タイリング投影を試みようとするプロジェクタ1A,1Bでは、単体モードにおいて投影している画像は同じで、完全に同期しているため、画像判定部421は、入り込んできたプロジェクタ1Bの画像を同一であると判定する。同様に、プロジェクタ1B側においても、撮像領域B′内に入り込んできたプロジェクタ1Aの画像から、プロジェクタ1Aの画像を自身が投影している画像と同じであると判定する。
伝達パターン判定部422もやはり、パターンマッチングの画像処理技術により、自身に記憶されている投影位置情報伝達パターン311や複数種類のタイリング番号伝達パターン321と、撮像情報取得部41から入力した撮像情報とを比較し、タイリング投影をする相手が伝達パターン311,321を投影したかを判定する。また、伝達パターン判定部422は、タイリング番号伝達パターン321に関して、○、●の数や位置により、どのような形態でタイリング投影を試みようとしているのか、あるいは、投影された○、●の数や位置が適切であるかを判定する。
ところで、プロジェクタ1A,1Bのそれぞれが投影する投影位置情報伝達パターン311は、投射領域A,Bの一辺部分で互いに重畳領域を形成するが、この重畳領域が撮像装置2で撮像されることにより、重畳領域判定部423はその重畳領域の位置や大きさを検出する。さらに、重畳領域判定部423は、重畳領域から他のプロジェクタ1の画像が除かれたことをも検出する。重畳領域が形成されて正しくタイリングモードで投影されている時には、重畳領域と非重畳領域とは略同じ明るさで投影され、撮像もされるが、重畳領域から他の画像がなくなった場合、すなわち自身の画像のみが存在し、これが撮像された場合には、重畳領域に対応した部分が非重畳領域であった部分と比較して幾分暗いはずである。この明るさの違いを検出することで、他の画像が除かれたと判断でき、タイリング投影が解除されたと判定できる。一般的に重畳領域が投影領域の右側に存在すれば右側の辺縁に向かうに従って、左側に存在すれば左側の辺縁に向かうに従って、それぞれ所定のグラデーションで徐々に暗くなることが多い。
投影位置情報伝達パターン表示部43は、判定部42の判定結果に基づき、投影位置情報伝達パターン記憶部31から投影位置情報伝達パターン311を呼び出して表示制御部49に出力し、当該伝達パターン311をスクリーン100に投影して表示させる。例えばプロジェクタ1Aの画像判定部421にて、自身の他に同一の画像を投影しているプロジェクタ1Bが存在すると判定した場合には、プロジェクタ1Aから投影位置情報伝達パターン311を出力して投影するのである。
そして、この投影位置情報伝達パターン311を相手のプロジェクタ1Bの撮像装置2で撮像させるとともに、伝達パターン判定部422で検出させれば、タイリング投影の用意のあるプロジェクタ1Aの存在をプロジェクタ1Bに認識させることができる。一方、プロジェクタ1B側でも、同一画像を投影しているプロジェクタ1Aの存在を認識するのであり、プロジェクタ1Bが投影する投影位置情報伝達パターン311をプロジェクタ1A側で撮像し、これを伝達パターン判定部422が検出すれば、プロジェクタ1Aもまたプロジェクタ1Bをタイリング投影の用意があるものとして認識できる。
タイリング番号生成部44は、判定部42の判定結果に基づき、自身のタイリング番号を生成する。例えばプロジェクタ1A,1Bが相手をタイリング投影する用意があると認識した場合、重畳領域判定部423は、投影された前記投影位置情報伝達パターン311の重畳領域の検出により、相手が自身に対していずれの方向に加わったかを判定し、この検出結果に応じて自身のタイリング番号を生成するのである。また、タイリング番号生成部44は、タイリング番号に応じたタイリング番号伝達パターン321を生成する。なお、タイリング番号生成部44は、後述のタイリング番号整合性判定部46により自身のタイリング番号が正しくないと判定された場合に、それを正しく変更する機能も有する。
図7には、単体モードで投影しているプロジェクタ1Aに、同様に単体モードで投影しているプロジェクタ1Bが加わった場合のタイリング番号の生成手順が示されている。
この際、タイリング番号の意味するところは、例えば(1,1)−(1,1)で説明すれば、左側の数値から順に、1:タイリング投影に供される全プロジェクタの横方向の台数、1:タイリング投影に供される全プロジェクタの縦方向の台数、1:台数を単位とする横縦の2次元座標系を用いた場合の自身が配置された位置の横方向の座標値、1:同座標系での自身の縦方向の座標値。従って、1台しか存在しない単体モードでのプロジェクタ1Aのタイリング番号は、(A)に示すように、(1,1)−(1,1)となる。
図7(B)は、そのようなプロジェクタ1Aにプロジェクタ1Bが加わった場合を示している。プロジェクタ1Bのタイリング番号も当初は、(1,1)−(1,1)であるが、ここでは説明の便宜上NEWと表示してある。そして、プロジェクタ1A,1Bが互いをタイリング投影の相手として認識すると、プロジェクタ1Aのタイリング番号生成部44は、(C)に示すタイリング番号(2,1)−(1,1)を生成し、図2で説明した●○のタイリング番号伝達パターン321を生成する。また、プロジェクタ1Bは、(C)に示すタイリング番号(2,1)−(2,1)を生成し、図2で説明した○●のタイリング番号伝達パターン321を生成する。
その他の例として図8には、タイリングモードで投影している2台のプロジェクタ1A,1Bに対して、プロジェクタ1Bの図中右隣にさらにプロジェクタ1Cを配置し、よって3台のプロジェクタ1A〜1Cにてタイリング投影を実施する場合が示されている。
このような場合では、(A)のタイリング番号を有するプロジェクタ1A,1Bにおいて先ず、プロジェクタ1Bが(B)の位置に配置されたプロジェクタ1Cを認識し、(C)に示すように、自身のタイリング番号を変更する。次いで、プロジェクタ1Cは、変更されたプロジェクタ1Bのタイリング番号を認識して(実際には、プロジェクタ1Bが投影したタイリング番号伝達パターン321をプロジェクタ1Cが撮像することで認識する)自身のタイリング番号を変更する。最後に、プロジェクタ1Aは、(C)の段階でのプロジェクタ1Bの変更を確認し、整合性をとるためにタイリング番号を(D)のように変更する。
図9には、タイリングモードで投影している3台のプロジェクタ1A〜1Cに対して、プロジェクタ1Bの図中左隣からプロジェクタ1Aを除き、よって2台のプロジェクタ1B,1Cにてタイリング投影を実施する場合が示されている。
このような場合では、(A)のタイリング番号を有するプロジェクタ1A〜1Cにおいて先ず、プロジェクタ1Bが(B)のように、除かれたプロジェクタ1Aを認識し、(C)のように、自身のタイリング番号を変更する。次いで、プロジェクタ1Cは、(D)のように、変更されたプロジェクタ1Bのタイリング番号を認識して自身のタイリング番号を変更する。
図10には、タイリングモードで投影している2台のプロジェクタ1B,1Cに対して、プロジェクタ1Cの図中左隣からプロジェクタ1Bを除き、よって1台のプロジェクタ1Cにて単体モードでの投影を実施する場合が示されている。
このような場合では、(A)のタイリング番号を有するプロジェクタ1B,1Cにおいて、プロジェクタ1Cが(B)の位置に除かれたプロジェクタ1Bを認識し、(C)に示すように、自身のタイリング番号を変更する。
図3に戻ってタイリング番号伝達パターン表示部45は、判定部42の判定結果に基づき、タイリング番号伝達パターン記憶部32に記憶されているタイリング番号伝達パターン321を呼び出して表示制御部49に出力したり、タイリング番号生成部44で生成されたタイリング番号伝達パターン321を表示制御部49に出力したりし、当該伝達パターン321をスクリーン100に投影して表示させる。
タイリング番号整合性判定部46は、撮像された自身のタイリング番号伝達パターン321と相手のタイリング番号伝達パターン321とを比較し、整合性を判定する。
加工パラメータ生成部47は、重畳領域判定部423での重畳領域の位置や大きさ、あるいはタイリング番号に基づいて、自身に入力されてくるコンテンツ画像の表示情報を加工すべく加工パラメータを生成し、この加工パラメータを表示制御部49に出力する。
表示情報取得部48は、PCやAV機器からコンテンツ画像の表示情報を取得し、表示制御部49に出力する。
表示制御部49は、単体モードでは、表示情報取得部48からの表示情報を何ら加工せずに、この表示情報に基づいて光学像形成用の駆動信号を生成し、この駆動信号で液晶パネル53を駆動する。また、表示制御部49は、タイリングモードでは、表示情報取得部48からの表示情報を加工パラメータによって加工し、加工した表示情報に基づく駆動信号を生成して液晶パネル53を駆動する。
〔動作の説明〕
以下には、図3のブロック図、図11、図13のフローチャート、および図12、図14〜図16の模式図をも参照して、プロジェクタ1での投影形態の変更動作について詳説する。なお、図11、図12により、単体モードからタイリングモードへの変更動作を説明し(図7に相当)、図13、図14〜図16により、台数を変更しつつもタイリングモードを維持する場合の動作を説明するとともに(図8、図9に相当)、タイリングモードから単体モードへの変更動作を説明する(図10に相当)。
ステップS1:図11、図12(A)において、プロジェクタ1A,1Bはそれぞれ、単体モードで画像投影を行っている。投影されているのは同じ表示情報による画像であり、各表示情報は完全に同期している。なお、図12では、投影領域A,Bが示されているが、コンテンツ画像の図示は省略されているため、投影領域A,B内は白抜きで描かれている。そして、プロジェクタ1A,1Bの撮像装置2は、自身の投影した画像を撮像している。
ステップS2:図3で説明した撮像情報取得部41は、撮像装置2から撮像情報を取得し、判定部42の画像判定部421に出力する。
ステップS3:プロジェクタ1A,1Bの画像判定部421は、自身が投影している画像と同一の画像が近づいてきたかを監視する。
ステップS4:図12(B)のように、同一画像が近づいてきたと判定した場合、プロジェクタ1A,1Bの投影位置情報伝達パターン表示部43はそれぞれ、図12(C)のように、投影位置情報伝達パターン311をスクリーン100に投影する。この後、各プロジェクタ1A,1Bは、所定の設置位置に配置されることになる。
ステップS5:次いで、各撮像情報取得部41は再度、撮像装置2から撮像情報を取得し、判定部42の伝達パターン判定部422に出力する。
ステップS6:伝達パターン判定部422は、相手が投影位置情報伝達パターン311を投影したかを監視する。
ステップS7:相手の投影する画像が投影位置情報伝達パターン311に切り替わったと判定した場合、プロジェクタ1A,1Bは相手がタイリングモードでの投影を行う用意があると判定し、重畳領域判定部423がハッチングで示した重畳領域の位置、大きさ等を判定する。そして、この判定結果に基づき、各タイリング番号生成部44はタイリング番号を変更するとともに、タイリング番号伝達パターン321を生成し、図12(D)のように、タイリング番号伝達パターン表示部45がこれを表示させ、また、タイリング番号伝達パターン記憶部32に記憶する。
ステップS8:この後、再び各撮像情報取得部41は、撮像装置2から撮像情報を取得し、伝達パターン判定部422に出力する。
ステップS9:伝達パターン判定部422は、自身が投影したタイリング番号伝達パターン321と相手が投影したタイリング番号伝達パターン321との整合性を確認する。 ステップS10:整合性がとれていると判定すると加工パラメータ生成部47は、重畳領域の位置や大きさに応じた加工パラメータを生成し、表示制御部49に出力する。表示制御部49は、この加工パラメータに基づいてコンテンツ画像用の表示情報を加工し、駆動信号を生成する。以上により、図12(E)のように、タイリングモードを開始する。 ステップS11:なお、S9において、整合性がとれていない場合には相手のタイリング番号伝達パターン321から自身のタイリング番号を判断して変更する。
次に、2台でのタイリング投影から3台でのタイリング投影に変更した場合の動作を説明する。なお、図14中の符号C,C′はそれぞれ、プロジェクタ1Cの投影領域および撮像領域である。後述する図15でも同様である。
ステップS12:図13、図14(A)において、プロジェクタ1A,1Bがタイリングモードでの投影を行っている。そこへ、単体モードで投影しているプロジェクタ1Cを近づける。各プロジェクタ1A〜1Cでは、撮像装置2による撮像が行われている。
ステップS13:各プロジェクタ1A〜1Cの撮像情報取得部41は、撮像装置2から撮像情報を取得し、画像判定部421に出力する。
ステップS14:プロジェクタ1A,1Bの画像判定部421は、撮像領域A′,B′のうち、何も投影されていないはずの領域に別の画像が増えたかを監視する。
ステップS15:別の画像を認識すると画像判定部421は、表示制御部49に解除信号を出力し、一旦単体モードでの投影に切り替える。すなわち、プロジェクタ1Bに対してプロジェクタ1Cが近づいてきた場合では、プロジェクタ1Bは別の画像が増えたと判定するために、単体モードに切り替わる。そして、プロジェクタ1Bの加工パラメータ生成部47は、プロジェクタ1Aとの重畳領域に対応した部分の画像が黒色(透過光量をもっとも落とした上体)となるように加工パラメータを生成し、投影する。このような画像を投影するのは、重畳領域に対応した部分にプロジェクタ1A本来の画像(輝度値の小さい画像)を表示させるためである。
ステップS16:すると、S14にて別の画像が存在していないと判定されるプロジェクタ1A側では、重畳領域判定部423がプロジェクタ1Bとの重畳領域が非重畳領域に比べる。タイリング投影を実施していたプロジェクタ1Aでは、重畳領域に対応した部分の画像は非重畳領域に比して暗いと判断されるため、表示制御部49に出力される解除信号により、プロジェクタ1Aでも一旦単体モードでの投影に切り替わる。
ステップ17:そして、図11に示した単独モードの場合と同様に、同一画面が存在するかを確認する。ここでは、プロジェクタ1Bは、入り込んできたプロジェクタ1Cの画像を同一画像と判断するうえ、タイリング位置にあるプロジェクタ1Aの画像(単一モードでの画像を投影している)も存在し、これも同一画像と判断する。プロジェクタ1Aは、プロジェクタ1Bの投影画像の一部を撮像することになるため、やはり同一画像が存在すると判断する。従って、プロジェクタ1A,1Bは共にS18に進む。
ステップS18,S19:この後、プロジェクタ1Bの伝達パターン判定部422は、プロジェクタ1Cが投影する投影位置情報伝達パターン311を認識し、自らも投影位置情報伝達パターン311を投影する。また、プロジェクタ1Aも、プロジェクタ1Bが投影する投影位置情報伝達パターン311を認識し、自らも投影位置情報伝達パターン311を投影する。この結果、スクリーン100上には、図14(B)に示すように、プロジェクタ1A〜1Cから投影された投影位置情報伝達パターン311が表示される。
ステップS20:この後、投影位置情報伝達パターン311が撮像され、各プロジェクタ1A〜1Cの重畳領域判定部423は、自身の重畳領域の位置や大きさを判定する。
ステップS21,S22:そして、プロジェクタ1Bは、自身の右隣に加えて左隣にプロジェクタ1Cが加わったことを認識することになるため、タイリング番号生成部44は、もとのタイリング番号を正しく変更し、図14(C)のように、タイリング番号伝達パターン表示部45が正しいタイリング番号伝達パターン321を表示する。また、プロジェクタ1Aは、S18にてプロジェクタ1Bの投影位置情報伝達パターン311を認識したことにより、自身の右側で1台増加したと判断し、プロジェクタ1Aのタイリング番号生成部44もまた、もとのタイリング番号を正しく変更し、図14(C)のように、タイリング番号伝達パターン表示部45が正しいタイリング番号伝達パターン321を表示する。一方、プロジェクタ1Cは、図11で示したS7の要領で、タイリング番号を変更し、図14(C)のように、○●のタイリング番号伝達パターン321を表示するのであるが、S9において、プロジェクタ1Bとの整合性がとれないために、S11にて再度変更し、図14(D)のように、正しく表示する。この後、プロジェクタ1A〜1CはS12に戻り、図14(E)に示すように、新たな投影形態でタイリングモードでの投影を開始する。
以下には、3台のプロジェクタ1A〜1Cによりタイリング投影を実施している状態から、プロジェクタ1Aを除いた場合を、図13、図15に基づいて説明する。
ステップS12〜S14:図15(A)のようにタイリング投影されている状態からプロジェクタ1Aを除いても、プロジェクタ1B,1Cは、S14にてNOと判定し、S16に進む。
ステップS16,S15:ここで、プロジェクタ1Bは、プロジェクタ1Aが除かれたために、図15(B)のように、自身の投影画像の左側の重畳領域が非重畳領域と比べて暗いと認識し、S15に進んで一旦単体モードに切り替わる。この際、プロジェクタ1Bは、プロジェクタ1C側の重畳領域に対応した部分の画像が黒色となるように投影する。従って、プロジェクタ1Cでも、S16においては、プロジェクタ1Bとの重畳領域が非重畳領域に比べて暗いと判断し(重畳領域に対応した部分の画像は輝度が小さく制御されているためである)、一旦単体モードでの投影に切り替わる。
ステップS17,S18:S17では、プロジェクタ1B,1Cでは、両方共に単体モードで投影しているために、タイリング位置にある状態では、撮像領域A′,B′内に相手の画像が入り込むため、同一画面が存在すると判断する。また、S18では、新たにプロジェクタが加わった場合とは異なり、投影位置情報伝達パターン311をいずれのプロジェクタ1B,1Cも投影しないし、認識もしないため、S21へ進む。
ステップS21:プロジェクタ1Bは、自身の左側のプロジェクタ1Aが除かれたことをS16での判定で認識するので、タイリング番号を正しく変更し、図15(C)のように、S22に進んでタイリング番号伝達パターン321を表示する。一方のプロジェクタ1Cも、自身の左側で1台除かれたことをS16の判定で認識するため、タイリング番号を正しく変更し、やはり図15(C)のように、S22に進んでタイリング番号伝達パターン321を表示する。
この後、プロジェクタ1B,1CはS12に戻り、図15(D)のように、2台でのタイリングモードによる投影を開始する。
続いて、2台のプロジェクタ1B,1Cでのタイリング投影を実施している状態から、プロジェクタ1Bを除いた場合を、図13、図16を参照して説明する。
ステップ12〜S14:図16(A)のようにタイリング投影されている状態からプロジェクタ1Bを除いても、プロジェクタ1Cは、S14にてNOと判定し、S16に進む。
ステップS16,S15:ここで、プロジェクタ1Cは、プロジェクタ1Bが除かれたために、図16(B)のように、自身の投影画像の左側の重畳領域が非重畳領域と比べて暗いと認識し、S15に進んで単体モードに切り替わる。
ステップS17:ここでは、プロジェクタ1Cの投影画像のみがスクリーン100上に存在し、他の画像が一切存在しないため、S23に進む。
ステップS23:プロジェクタ1Cは、S15にて単体モードに切り替わっているため、表示制御部49がこれを判定し、S24に進む。
ステップS24,S25:プロジェクタ1Cは、自身を単体モードのタイリング番号に変更し、図16(C)のように、そのまま単体モードを継続する。
なお、図13において、タイリングモードでコンテンツ画像が通常の状態で投影されているときは、S12〜S14→S16→S17→S23→S12を繰り返す。
〔実施形態の効果〕
以上に説明した本実施形態によれば、以下の効果がある。
(1)すなわち、単体モードあるいはタイリングモードで投影中のプロジェクタ1に対し、新たに別のプロジェクタ1を加えてタイリング投影を実施する場合には、近づき合う両プロジェクタ1が投影位置情報伝達パターン311を表示するとともに、相手の表示した投影位置情報伝達パターン311を撮像し、よって互いにタイリング投影する用意があることを認識するため、タイリング投影を実施するための情報を従来のような専用の制御装置を用いて各プロジェクタ1に配信する必要がなく、制御装置を不要にできる。従って、タイリング投影を実施するうえでのセットアップ等に手間がかからず、タイリング投影を容易に実現できる。
(2)また、投影位置情報伝達パターン311は、単にタイリング投影を実施する用意のあることを伝達するだけではなく、液晶パネル53の表示画素を単位とした座標系の大きさを示す模様であるため、投影位置情報伝達パターン311を撮像した結果から、最終的には重畳領域に対応した部分の画像を形成している表示画素を正確に特定でき、重畳領域の輝度制御を行うための加工パラメータを精度よく生成できる。
(3)さらに、伝達画像としては、タイリング番号伝達パターン321があり、相手が投影したタイリング番号伝達パターン321を撮像することで、自身の正しい配置位置等を正確に認識でき、コンテンツ画像の表示情報を自身の受け持つ投影領域用に正しく加工できる。
(4)そして、各伝達パターン311,321から得られる情報に基づいて、表示情報を加工すべく加工パラメータをもプロジェクタ1自身が生成するため、この点でも従来のような制御装置を不要にでき、使い勝手が良好なタイリング投影システムを構築できる。
(5)また、複数台で既にタイリング投影を実施しているプロジェクタ1に対し、単体モードで投影している新たなプロジェクタ1を加える場合には、タイリング投影している側のプロジェクタ1を単体モードに一旦切り替えるため、近づき合うプロジェクタ1同士で同一画像が投影されているかを精度よく判定できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、画像投影中のプロジェクタ1において、自身の投影画像の他に同一の投影画像を認めたときには先ず、投影位置情報伝達パターン311を表示し、これを相手のプロジェクタ1で撮像させることで、互いがタイリング可能なプロジェクタ同士であることを認識させていたが、投影位置情報伝達パターン311の代わりにタイリング番号伝達パターン321を表示させ、これを相手に撮像させることで、互いが認識できるようにしてもよい。さらに、それらの伝達パターン311,321に限らず、タイリング可能なプロジェクタ同士であることを認識させる専用の伝達画像を用いてもよい。すなわち、そのような専用の伝達画像では、プロジェクタ同士が互いに認識できればよいから、座標系を示すものであったり、タイリング投影を実施する際の台数、あるいは自身の位置を示すものであったりする必要はない。
また、本発明に係る伝達画像としては、例えば投影位置情報伝達パターン311とタイリング番号伝達パターン321とを組み合わせたパターンであってもよく、要するに、座標系、あるいはプロジェクタの総数、自身の配置位置等がわかるパターンであれば任意である。
前記実施形態では、自身の投影画像と、自身に対して近づいてきたプロジェクタの画像とを比較する場合、撮像装置2で撮像した画像の撮像情報同士を比較したが、例えば近づいてきた投影画像に関しては、撮像装置2で撮像した際の画像情報を用いるとともに、この画像情報と、自身が投影しているコンテンツ画像の画像情報とを比較してもよい。つまり、自身が投影しているコンテンツ画像の画像情報を必要なフレーム分だけフレームバッファ等に記憶しておき、この画像情報の中に、近づいてきた投影画像の画像情報(撮像装置2で撮像して得られる画像情報)が存在するか否かを判定するのである。こうすることにより、既にタイリングモードでの投影中に、さらに他の1台のプロジェクタが加わった場合でも、タイリング投影を実施している側の投影画像を単独投影の画像の大きさ、すなわち近づいてきた投影画像と同じ大きさの投影画像に戻す必要がなく、制御を簡単にできる。
前記実施形態では、タイリング投影の形態として、水平方向にプロジェクタ1を並べた場合について説明したが、垂直方向に並べた場合でも本発明を適用でき、また、垂直方向に並べてタイリング投影を行っている状態に対して、水平方向に新たなプロジェクタを加えてもよい。図17には、そのような場合のタイリング番号の変更の様子が模式的に示されている。
図17(A)において、プロジェクタ1A,1Bは上下に配置されてタイリング投影を実施している。図17(B)のように、プロジェクタ1Bの右隣に単体モードで投影中のプロジェクタ1Cを配置すると、図17(C)のように先ず、プロジェクタ1Bのタイリング番号が正しく変更され、次いで、これを認識したプロジェクタ1Cでタイリング番号が変更される。そして、最後に、図17(D)のように、プロジェクタ1Aのタイリング番号が変更される。
ところで、図18には、図17で説明した変更を実施するうえで用いられるタイリング番号伝達パターン321が示されている。このように、タイリング番号伝達パターン321を投影領域の中央で、かつ四辺に対応して配置されている。こうすることで、図19に示すように、例えばプロジェクタ1Bを例にとって説明すれば、自身の撮像領域B′内には、プロジェクタ1A,1Cが表示するタイリング番号伝達パターン321が確実に存在することになり、自身の投影したものの他、他の2台のタイリング番号伝達パターン321を確実に撮像できる。プロジェクタ1A,1Cにおいても同様である。
同様に、図20,図21には、横2台、縦2台で配置されたプロジェクタ1A〜1Dによりタイリング投影を実施する場合のタイリング番号伝達パターン321が示されている。この図から明らかなように、例えばプロジェクタ1Bの撮像領域B′内には、プロジェクタ1Dが表示するタイリング番号伝達パターン321は入らないが、対角線上にあるプロジェクタ1間での情報の授受を行わなくとも、左右または上下との情報の授受でタイリング投影の形態変化に対応できるため、特に問題とはならない。また、他のプロジェクタ1の存在を示す○が所定の位置に3つ表示されることで、自身の●を含めて総数4台で形成されていることを認識でき、自身の位置も認識できるから、加工パラメータの生成にも問題とはならない。
その他の例として、図22には、縦2台、横3台の総計6台に対応したタイリング番号伝達パターンが、図23には、縦2台、下側横4台、上側横3台の総計7台に対応したタイリング番号伝達パターンがそれぞれ示されている。なお、タイリング番号伝達パターンの符号は省略してある。
図24には、投影位置情報伝達パターン311の変形例が示されている。この投影位置情報伝達パターン311では、交差する対角線により仕切られた上下左右の各領域が異なる色合い(赤、緑、青、黄色)で表示されている。このような構成では、他のプロジェクタ1の同様な投影位置情報伝達パターン311が近づくと、いずれの方向から近づいても、異なる色の領域同士が重畳することになり、重畳することで別の色の領域が生成され、重畳領域の位置や大きさの判定をより正確に行える。なお、左右対向に対向する領域を補色の関係にある色とし、上下に対向する領域をも補色の関係にある色とすれば、重畳領域が明るく表示されることになり、一層判定し易くできる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明は、投射型のプロジェクタを用いて多彩なプレゼンテーションを行う際に利用できる他、各家庭にあるプロジェクタを持ち寄って大画面のホームシアターを実現するのにも利用できる。
本発明の一本実施形態に用いられるプロジェクタを示す模式図。 複数のプロジェクタを用いてタイリング投影を実施する過程を示す模式図。 プロジェクタの要部を示すブロック図。 投影位置情報伝達パターンを示す図。 タイリング番号伝達パターンを示す図。 タイリング番号伝達パターンを示す別の図。 単体モードで投影しているプロジェクタに、同様に単体モードで投影しているプロジェクタが加わった場合のタイリング番号の生成手順を示す図。 タイリングモードで投影している2台のプロジェクタの右端に、単体モードで投影しているプロジェクタが加わった場合のタイリング番号の生成手順を示す図。 タイリングモードで投影している3台のプロジェクタの左端から1台を除いた場合のタイリング番号の生成手順を示す図。 タイリングモードで投影している2台のプロジェクタから1台を除いて単体モードでの投影を実施する場合のタイリング番号の生成手順を示す図。 単体モードからタイリングモードへの変更動作を説明するためのフローチャート。 単体モードからタイリングモードへ変更する過程での投影画像を示す図。 台数を変更しつつタイリングモードを維持する場合、およびタイリングモードから単体モードへ変更する場合の動作を説明するためのフローチャート。 2台でのタイリングモードから3台でのタイリングモードへ変更する過程での投影画像を示す図。 3台でのタイリングモードから2台でのタイリングモードへ変更する過程での投影画像を示す図。 タイリングモードから単体モードへ変更する過程での投影画像を示す図。 本発明の変形例として、タイリングモードで投影している上下2台のプロジェクタの果断右端に、単体モードで投影しているプロジェクタが加わった場合のタイリング番号の生成手順を示す図。 本発明の変形例として、3台でのタイリング投影を実施するうえで用いられるタイリング番号伝達パターンを示す図。 図18に示すタイリング番号伝達パターンを投影した状態を示す図。 本発明の変形例として、4台でのタイリング投影を実施するうえで用いられるタイリング番号伝達パターンを示す図。 図20に示すタイリング番号伝達パターンを投影した状態を示す図。 本発明の変形例として、6台でのタイリング投影を実施するうえで用いられるタイリング番号伝達パターンを示す図。 本発明の変形例として、7台でのタイリング投影を実施するうえで用いられるタイリング番号伝達パターンを示す図。 本発明の変形例として、投影位置情報伝達パターンを示す図。
符号の説明
1,1A〜1D…プロジェクタ、2…撮像装置、43…伝達画像表示部を形成している投影位置情報伝達パターン表示部43、45…伝達画像表示部を形成しているタイリング番号伝達パターン表示部、47…加工パラメータ生成部、311…伝達画像である投影位置情報伝達パターン、321…伝達画像であるタイリング番号伝達パターン、421…画像判定部、422…伝達画像判定部である伝達パターン判定部、423…重畳領域判定部、A〜C…投影領域、A′〜C′…撮像領域。

Claims (8)

  1. 投影画像の投影領域よりも広い撮像領域で撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置から取得した撮像情報に基づいて、自身が投影した投影画像と前記撮像領域内に投影された他の投影画像とを比較判定する画像判定部と、
    前記画像判定部が前記自身の投影画像と前記他の投影画像とが同じであると判定した場合に、自身がタイリング投影を実施する用意のあることを伝達する伝達画像を投影して表示させる伝達画像表示部と、
    前記他の投影画像を投影する他のプロジェクタが前記伝達画像を投影したことを判定する伝達画像判定部と、
    前記伝達画像判定部の判定結果に基づいて、投影画像の表示情報を加工する加工パラメータを生成する加工パラメータ生成部とを備えている
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記伝達画像は、自身の座標系を示すものである
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記伝達画像は、隣接する他のプロジェクタの有無を示すものである
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記伝達画像は、タイリング投影に供されるプロジェクタの総数と、全プロジェクタの中での自身の位置とを示すものである
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記他のプロジェクタの投影画像との重畳領域に対応した部分の自身の投影画像の明るさと、非重畳領域に対応した部分の自身の投影画像の明るさとを比較する重畳領域判定部を備えている
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  6. 投影画像の投影領域よりも広い撮像領域で撮像するステップと、
    前記撮像装置から取得した撮像情報に基づいて、自身が投影した投影画像と前記撮像領域内に投影された他の投影画像とを比較判定するステップと、
    前記自身の投影画像と前記他の投影画像とが同じであると判定した場合に、自身がタイリング投影を実施する用意のあることを伝達する伝達画像を投影して表示させるステップと、
    前記他の投影画像を投影する他のプロジェクタが前記伝達画像を投影したことを判定するステップと、
    前記判定結果に基づいて、投影画像の表示情報を加工する加工パラメータを生成するステップとを備えている
    ことを特徴とするプロジェクタの制御方法。
  7. 投影画像の投影領域よりも広い撮像領域で撮像する撮像装置を備えたプロジェクタの制御プログラムであって、
    コンピュータを、前記撮像装置から取得した撮像情報に基づいて、自身が投影した投影画像と前記撮像領域内に投影された他の投影画像とを比較判定する画像判定部と、
    前記画像判定部が前記自身の投影画像と前記他の投影画像とが同じであると判定した場合に、自身がタイリング投影を実施する用意のあることを伝達する伝達画像を投影して表示させる伝達画像表示部と、
    前記他の投影画像を投影する他のプロジェクタが前記伝達画像を投影したことを判定する伝達画像判定部と、
    前記伝達画像判定部で判定結果に基づいて、本来画像の表示情報を加工する加工パラメータを生成する加工パラメータ生成部として機能させる
    ことを特徴とするプロジェクタの制御プログラム。
  8. 請求項7に記載のプロジェクタの制御プログラムを記憶した
    ことを特徴とする記憶媒体。
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