JP4026471B2 - 車両用視認機器調整装置 - Google Patents

車両用視認機器調整装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のドライバのアイポイントを検出し、この検出されたアイポイントの位置に応じて、上記車両に設けられかつ上記ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整するようにした車両用視認機器調整装置に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両のドライバのアイポイントをカメラ等により検出し、そのアイポイントの位置に応じて、ドアミラー等のような、ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整するようにしたものがある(特許文献1及び2参照)。このものは、ドライバが所定のスイッチを操作することで、そのドライバのアイポイントが検出されて視認機器の位置又は向きが調整される。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−262982号公報
【0004】
【特許文献2】
特開平7−25271号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のものでは、ドライバが所定のスイッチを操作しないと、視認機器の位置又は向きが調整されないので、特に長時間に亘って運転すると、運転姿勢の変化に伴ってアイポイントの位置が変化し、ドライバはその都度スイッチ操作をしなければならなくなる。
【0006】
そこで、ドライバのアイポイントの位置変化を監視しておき、アイポイントの位置変化が検出されたときに、視認機器の位置又は向きを、スイッチ操作なしで自動的に調整するようにすることが考えられる。このようにすれば、視認機器の位置又は向きがドライバにとって常に最適な位置又は向きに自動的に調整されて、ドライバの利便性がより一層向上する。
【0007】
しかしながら、このように視認機器の位置又は向きを自動的に調整するようにすると、例えばオーディオ操作等のように運転目的以外の動作に伴ってアイポイントの位置変化が生じた場合でも、視認機器の位置又は向きが調整されることになり、このため、不必要な調整が頻繁に行われて、実用性が低いという問題がある。
【0008】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記のように視認機器の位置又は向きを自動的に調整してドライバの利便性を向上させつつ、不必要な調整は出来る限り行わないようにして、実用性を向上させようとすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、ドライバのアイポイントの位置変化が検出されたときに、このアイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断し、アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断したときにのみ、視認機器の位置又は向きを調整するようにするとともに、第1所定時間内における所定量以上の上記アイポイントの位置変化が検出されたときには、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断するようにした。
【0010】
具体的には、この発明では、車両のドライバのアイポイントを検出するアイポイント検出手段と、該アイポイント検出手段により検出されたアイポイントの位置に応じて、上記車両に設けられかつ上記ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整する調整手段とを備えた車両用視認機器調整装置を対象とする。
【0011】
そして、上記ドライバのアイポイントの位置変化を監視する監視手段と、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときに、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断する判断手段とを備え、上記調整手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記判断手段により該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断されたときにのみ、上記視認機器の位置又は向きを調整するように構成されており、上記判断手段は、上記監視手段により第1所定時間内における所定量以上のアイポイントの位置変化が検出されたときには、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断するように構成されているものとする。
【0012】
上記の構成により、判断手段によりアイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断されたときには、視認機器の位置又は向きが調整され、アイポイントの位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断されたときには、視認機器の位置又は向きの調整は行われない。そして、アイポイントが所定時間内に所定量以上変化するような場合には、オーディオ操作等のように運転目的以外の動作に伴ってアイポイントの位置変化が生じたと考えられ、運転のための位置変化ではなかったと判断することができる。すなわち、ドライバが運転目的以外の動作を行うと、アイポイントの位置がかなり短時間(数秒程度)に比較的大きく変化する可能性が高い。したがって、第1所定時間(数秒程度が望ましい)内における所定量以上のアイポイントの位置変化が検出されたときに、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断することで、視認機器の位置又は向きの不必要な調整が頻繁に行われるのを防止することができる。この結果、視認機器の位置又は向きがドライバにとって最適な位置又は向きに自動的に調整され、ドライバの利便性が向上するとともに、運転目的以外の動作に伴ってアイポイントの位置変化が生じた場合には、視認機器の位置又は向きの調整は行われないので、不必要な調整が頻繁に行われることはなく、実用性が高くなる。
【0013】
尚、ドライバが視認する視認機器としては、ドアミラーやルームミラーを初め、車速等を表示するメータディスプレイ(表示画面内で車速等の表示位置を変えることができるもの)も含まれる。視認機器がメータディスプレイの場合には、アイポイントの位置に応じて車速等の表示位置を調整するようにする。
【0014】
請求項の発明では、請求項の発明において、判断手段は、監視手段により第1所定時間内における所定量以上のアイポイントの位置変化が検出された後に、新たなアイポイントの位置変化が第2所定時間検出されなかったときには、上記所定量以上のアイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断するように構成されているものとする。
【0015】
すなわち、第1所定時間内における所定量以上のアイポイントの位置変化が検出された場合、このアイポイントの位置変化は、上記のように、運転のための位置変化ではなかった可能性が高く、このことから、通常は、その後直ぐに元の運転姿勢に戻るために、アイポイントの位置変化が再び検出される。しかし、その後に新たなアイポイントの位置変化が第2所定時間(第1所定時間と同程度の時間が望ましい)検出されなければ、上記所定量以上のアイポイントの位置変化は、ドライバが座り直すことにより生じたものである可能性高い。したがって、このような場合に、所定量以上のアイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断することで、ドライバが座り直したことに対応して、視認機器の位置又は向きが自動的に調整されるようになる。
【0016】
請求項の発明では、車両のドライバのアイポイントを検出するアイポイント検出手段と、該アイポイント検出手段により検出されたアイポイントの位置に応じて、上記車両に設けられかつ上記ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整する調整手段とを備えた車両用視認機器調整装置を対象として、上記ドライバのアイポイントの位置変化を監視する監視手段と、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときに、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断する判断手段とを備え、上記調整手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記判断手段により該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断されたときにのみ、上記視認機器の位置又は向きを調整するように構成されており、上記車両が停車中であるか否かを検出する停車検出手段を備え、上記判断手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記停車検出手段により上記車両が停車中であることが検出されたときには、上記アイポイントの位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断するように構成されているものとする。
【0017】
すなわち、車両が停車中であるときには、運転目的以外の動作に伴ってアイポイントの位置変化が生じた可能性が極めて高い一方、停車中に視認機器の位置又は向きの調整を行わなくてもそれ程大きな問題とはならない。よって、車両の停車中は、常にアイポイントの位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断することで、停車中に不必要な調整が頻繁に行われるのを確実に防止することができる。
【0018】
請求項4の発明では、車両のドライバのアイポイントを検出するアイポイント検出手段と、該アイポイント検出手段により検出されたアイポイントの位置に応じて、上記車両に設けられかつ上記ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整する調整手段とを備えた車両用視認機器調整装置を対象として、上記ドライバのアイポイントの位置変化を監視する監視手段と、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときに、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断する判断手段とを備え、上記調整手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記判断手段により該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断されたときにのみ、上記視認機器の位置又は向きを調整するように構成されており、上記判断手段は、上記監視手段により、複数回連続して同じ方向に所定速度よりも小さい変化速度で変化する上記アイポイントの位置変化が検出されたときには、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断するように構成されているものとする。
【0019】
すなわち、アイポイントの位置が複数回連続して同じ方向に所定速度よりも小さい変化速度で変化した場合には、このアイポイントの位置変化は、運転姿勢が徐々に変化したために生じたものである可能性が極めて高い。したがって、このような場合に、アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断することで、視認機器の位置又は向きを適切に調整することができる。
【0020】
請求項の発明では、車両のドライバのアイポイントを検出するアイポイント検出手段と、該アイポイント検出手段により検出されたアイポイントの位置に応じて、上記車両に設けられかつ上記ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整する調整手段とを備えた車両用視認機器調整装置を対象として、上記ドライバのアイポイントの位置変化を監視する監視手段と、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときに、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断する判断手段とを備え、上記調整手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記判断手段により該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断されたときにのみ、上記視認機器の位置又は向きを調整するように構成さ れており、上記視認機器は、ドアミラー、ルームミラー、又は、表示画面内で車速表示位置を変更可能なメータディスプレイであり、上記ドライバが上記視認機器を視認していることを検出する視認機器視認検出手段を備え、上記判断手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記視認機器視認検出手段により上記ドライバが視認機器を視認していることが検出されたときには、上記アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断するように構成されているものとする。
【0021】
すなわち、ドライバが視認機器を視認している際にアイポイントの位置変化があった場合、このアイポイントの位置変化は、視認機器の位置又は向きがドライバにとって適切ではなくてドライバ自身が視認目的で動いたために生じたものである可能性が高い。したがって、このような場合に、アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断することで、視認機器の位置又は向きを適切に調整することができる。
【0022】
請求項の発明では、請求項の発明において、調整手段は、視認機器視認検出手段によりドライバが視認機器を視認していることが検出されなくなったときに、該視認機器の位置又は向きを調整するように構成されているものとする。
【0023】
すなわち、ドライバが視認機器を視認している最中に調整したのでは、ドライバが視認し難くなるとともに、既にドライバ自身が視認のために動いた後であるので、適切に調整することが困難になる。しかし、この発明では、ドライバが視認機器を視認しなくなったときに調整を行うようにするので、視認機器を適切な位置又は向きに確実に調整することができる。
【0024】
請求項の発明では、車両のドライバのアイポイントを検出するアイポイント検出手段と、該アイポイント検出手段により検出されたアイポイントの位置に応じて、上記車両に設けられかつ上記ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整する調整手段とを備えた車両用視認機器調整装置を対象とする。
【0025】
そして、上記ドライバのアイポイントの位置変化を監視する監視手段と、上記車両が停車中であるか否かを検出する停車検出手段とを備え、上記調整手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記停車検出手段により上記車両が停車中でないことが検出されたことを必要条件として、上記視認機器の位置又は向きを調整するように構成されているものとする。この発明により、請求項の発明と同様の作用効果が得られる。
【0026】
請求項の発明では、車両のドライバのアイポイントを検出するアイポイント検出手段と、該アイポイント検出手段により検出されたアイポイントの位置に応じて、上記車両に設けられかつ上記ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整する調整手段とを備えた車両用視認機器調整装置を対象とする。
【0027】
そして、上記ドライバのアイポイントの位置変化を監視する監視手段と、上記ドライバが上記視認機器を視認していることを検出する視認機器視認検出手段とを備え、上記調整手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記視認機器視認検出手段により上記ドライバが上記視認機器を視認していることが検出されかつ該検出後に該視認機器視認検出手段により上記ドライバが上記視認機器を視認していることが検出されなくなったときに、上記視認機器の位置又は向きを調整するように構成されているものとする。この発明により、請求項の発明と同様の作用効果が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両用視認機器調整装置が搭載された車両(自動車)の車室内における運転席前方部分を示し、この車両のインストルメントパネル1における運転席の正面前方部分(ステアリングホイール6の車両前方部分)には、車速等を表示するメータディスプレイ4が設けられている。また、このインストルメントパネル1における車幅方向中央部の下部には、オーディオ装置や空調装置等のような、車室内に設けられた室内機器の各種スイッチが配設されたスイッチ部5が形成されている。尚、図1中、7はフロントガラスである。
【0029】
21は、車両に設けられかつ該車両のドライバが視認する視認機器としてのドアミラーであり、このドアミラー21のミラー面21aは、ドアミラー駆動モータ16(図2参照)によって、上下左右方向にそれぞれ向きを変えることができるように構成されている(不図示の助手席側のドアミラーも同様)。
【0030】
22は、車両に設けられかつ該車両のドライバが視認する視認機器としてのルームミラーであり、このルームミラー22のミラー面22aも、ドアミラー21のミラー面21aと同様に、ルームミラー駆動モータ17によって、上下左右方向にそれぞれ向きを変えることができるように構成されている。
【0031】
上記ステアリングホイール6のコラムカバーには、車両のドライバの頭顔部に赤外光を投光する赤外投光ランプ61と、この赤外投光ランプ61から投光された赤外光の上記頭顔部での反射光を撮影するドライバ撮像カメラ62とが設けられている。尚、赤外投光ランプ61の投光部及びドライバ撮像カメラ62の受光部には赤外透過フィルタが設けられている。
【0032】
図2において、20は、上記ドアミラー駆動モータ16及びルームミラー駆動モータ17を後述の如く制御する制御ユニットであり、この制御ユニット20には、車両の車速を検出する車速センサ15及び後述のドライバモニタユニット63からの各信号が入力されようになっており、制御ユニット20は、これら入力信号に基づいて、上記ドアミラー駆動モータ16及びルームミラー駆動モータ17を駆動制御するようになっている。
【0033】
上記ドライバモニタユニット63は、図3に示すように、上記ドライバ撮像カメラ62から出力される映像信号に基づいて、画像処理部63aにおいて一般的な2値化処理や特徴点の抽出処理を行うことによって車両のドライバの頭顔部の画像を抽出すると共に、ドライバのアイポイントを検出し、その抽出した頭顔部の画像に基づいて、注視点検出部63bにおいてドライバの頭顔方向、注視方向及び瞳孔径をそれぞれ検出すると共に、該注視方向よりドライバの注視点(視野範囲の中心点)を検出し、この検出したドライバの注視点及び上記アイポイントの位置を上記制御ユニット20に出力するようになっている。
【0034】
上記ドライバモニタユニット63における処理動作は、具体的には図4の如く行われる。すなわち、最初のステップSA1で、赤外投光ランプ61によってドライバの頭顔部に赤外光を投光すると共に、ドライバ撮像カメラ62によって撮影した頭顔部のアナログ映像信号を画像処理部63aに取り込み、その映像信号に一般的な2値化処理を施すことにより、ピクセル毎のデジタル多値画像データに変換する。
【0035】
次のステップSA2では、上記多値画像データから、一般的な画像処理手法を用いてドライバの顔画像部分を抽出し、その抽出した顔画像部分に含まれる複数の特徴点(例えば目頭、目尻、鼻孔等)の位置を検出する。
【0036】
次のステップSA3では、上記ステップSA2で抽出した顔画像部分の画像データから、赤外光の投光によってドライバの眼球の角膜に発生している反射点の位置と瞳孔の位置とを、一般的な画像処理手法を用いて検出する(アイポイントを検出する)。
【0037】
次のステップSA4では、注視点検出部63bにおいて、上記ステップSA3で検出した瞳孔の位置に対応する画像データの水平方向のピクセル数のうちの最大値を、瞳孔径として検出する。ここで、水平方向に注目するのは、垂直方向に注目した場合には瞬きにより正確な瞳孔径が検出できないからである。
【0038】
次のステップSA5では、上記ステップSA2で検出した特徴点の位置に基づいて、所定の3次元座標空間におけるドライバの頭顔面の傾きを算出し、このことにより、ドライバの頭顔部が向けられている方向(頭顔方向)を計測する。
【0039】
次のステップSA6では、上記ステップSA3で検出した角膜反射点と、上記ステップSA5で検出した頭顔方向とに基づいて、ドライバの視線の方向(注視方向)を検出する。
【0040】
次のステップSA7では、上記ステップSA6で検出した注視方向と、予め記憶している車両内外の所定位置(フロントガラスの複数箇所に設定した所定位置、左右のドアミラー21のミラー面21aの位置、ルームミラー22のミラー面22aの位置、メータユニット4の所定位置等)とに基づいて、ドライバの注視点を検出して、この検出したドライバの注視点及び上記アイポイントの位置の各情報を制御ユニット20に出力してリターンする。
【0041】
上記制御ユニット20は、上記ドライバモニタユニット63からのアイポイントの位置情報に応じて、ドアミラー駆動モータ16及びルームミラー駆動モータ17によりドアミラー21のミラー面21a及びルームミラー22のミラー面22aの向きをそれぞれ調整するようになっている。尚、各ミラー面21a,22aの最初の調整は、ドライバの所定の操作があったときに行ってもよく、車速センサ15からの信号により車両が走行し始めたことを検出したときに自動的に行うようにしてもよい。
【0042】
そして、制御ユニット20は、一度ミラー面21a,22aを調整した後も、ドライバモニタユニット63からのアイポイントの位置情報によりドライバのアイポイントの位置変化を監視し、アイポイントの位置変化を検出したときには、このアイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断し、運転のための位置変化であったと判断したときにのみ、該変化後のアイポイントの位置に応じて各ミラー面21a,22aの向きを調整するようになっている。
【0043】
上記アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かは、車速センサ15により車両が停車中であることが検出されたか否か、ドライバモニタユニット63からのドライバの注視点情報により該ドライバがドアミラー21又はルームミラー22を視認していることが検出されたか否か、アイポイントがどのように位置変化したか等によって判断される。
【0044】
上記制御ユニット20の具体的な処理動作を、図5のフローチャートに基づいて説明すると、最初のステップSB1で、ドライバモニタユニット63からのアイポイントの位置情報によりドライバのアイポイントの位置変化を監視し、次のステップSB2で、アイポイントの位置変化を検出したか否かを判定する。
【0045】
上記ステップSB2の判定がNOであるときには、上記ステップSB1に戻る一方、判定がYESであるときには、ステップSB3に進んで、車速センサ15により、車両が停車中であるか否かを判定する。
【0046】
上記ステップSB3の判定がYESであるときには、ステップSB4に進んで、上記ステップSB2で検出した位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断し、しかる後にリターンする。一方、上記ステップSB3の判定がNOであるときには、ステップSB5に進んで、ドライバモニタユニット63からのドライバの注視点情報により該ドライバがドアミラー21又はルームミラー22を視認しているか否かを判定し、このステップSB5の判定がYESであるときには、ステップSB6に進んで、上記ステップSB2で検出した位置変化が運転のための位置変化であったと判断し、次のステップSB7で、該変化後のアイポイントの位置に応じて各ミラー面21a,22aの向きを調整し、しかる後にリターンする。
【0047】
一方、上記ステップSB5の判定がNOであるときには、ステップSB8に進んで、上記ステップSB2で検出した位置変化が第1所定時間(数秒程度が望ましい)内における所定量以上の位置変化であったか否かを判定し、このステップSB8の判定がYESであるときには、ステップSB9に進んで、上記ステップSB2で位置変化を検出した後、アイポイントの位置がそのまま第2所定時間(第1所定時間と同程度の時間が望ましい)継続しているか否か(ステップSB2で位置変化を検出後に新たな位置変化が第2所定時間検出されなかったか否か)を判定する。
【0048】
上記ステップSB9の判定がYESであるとき(新たな位置変化が第2所定時間検出されなかったとき)には、上記ステップSB6に進み、次のステップSB7を経由してリターンする一方、ステップSB9の判定がNOであるとき(新たな位置変化が第2所定時間内に検出されたとき)には、上記ステップSB4に進み、しかる後にリターンする。
【0049】
一方、上記ステップSB8の判定がNOであるときには、ステップSB10に進んで、アイポイントが徐々に変化したか否か、つまり、上記ステップSB2で検出した位置変化が、複数回連続して同じ方向に所定速度よりも小さい変化速度で位置変化したものであるか否かを判定し、このステップSB10の判定がYESであるときには、上記ステップSB6に進み、次のステップSB7を経由してリターンする一方、ステップSB10の判定がNOであるときには、ステップSB11に進む。
【0050】
上記ステップSB11では、変化後のアイポイントの位置に対してミラー面21a,22aの向きが所定レベル以上ずれているか否かを判定し、このステップSB11の判定がYESであるときには、上記ステップSB6に進み、次のステップSB7を経由してリターンする一方、ステップSB11の判定がNOであるときには、上記ステップSB4に進み、しかる後にリターンする。
【0051】
上記制御ユニット20の処理動作により、ドライバのアイポイントの位置変化が監視され、アイポイントの位置変化が検出されたときには、このアイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かが判断される。
【0052】
具体的には、アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、車両が停車中でないとき(走行中であるとき)であって、ドライバがドアミラー21又はルームミラー22を視認していることが検出されたとき、上記検出された位置変化が第1所定時間内に所定量以上変化するものでありかつその検出後に新たなアイポイントの位置変化が第2所定時間検出されなかったとき、又は、上記検出された位置変化が複数回連続して同じ方向に所定速度よりも小さい変化速度で変化するものであったときには、上記検出された位置変化が運転のための位置変化であったと判断される。
【0053】
一方、アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、車両が停車中であるときには、その検出された位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断される。また、車両が走行中であっても、上記検出された位置変化が第1所定時間内に所定量以上変化するものでありかつその後第2所定時間内に新たなアイポイントの位置変化が検出されたとき、又は、上記検出された位置変化が複数回連続して同じ方向に所定速度よりも小さい変化速度で変化するものでなかったときには、上記検出された位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断される。但し、変化後のアイポイントの位置に対してミラー面21a,22aの向きが所定レベル以上ずれているときには、運転のための位置変化であったと判断される。
【0054】
すなわち、車両が停車中であるときには、運転目的以外の動作に伴ってアイポイントの位置変化が生じた可能性が極めて高く、ドライバがドアミラー21又はルームミラー22を視認している際にアイポイントの位置変化があった場合、このアイポイントの位置変化は、その視認しているミラーのミラー面の向きがドライバにとって適切ではなくてドライバ自身が視認目的で動いたために生じたものである可能性が高い。また、ドライバが運転目的以外の動作を行う(例えばオーディオ等のスイッチを操作するためにインストルメントパネル1のスイッチ部5に手を伸ばしながら前のめり状態になる)と、アイポイントの位置がかなり短時間に比較的大きく変化し、その後に直ぐに元の運転姿勢に戻るために、アイポイントの位置変化が再び検出される可能性が高い一方、その後に新たなアイポイントの位置変化が検出されなければ、ドライバが座り直したためにアイポイントの位置変化が生じた可能性が高い。さらに、アイポイントの位置が複数回連続して同じ方向に所定速度よりも小さい変化速度で変化した場合には、このアイポイントの位置変化は、運転姿勢が徐々に変化したために生じたものである可能性が極めて高い。よって、上記のように判断することで、アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かの判断を適切に行うことができる。
【0055】
そして、検出されたアイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断されると、該変化後のアイポイントの位置に応じて各ミラー面21a,22aの向きが調整される。尚、ドライバがドアミラー21又はルームミラー22を視認していることが検出されたことで、検出されたアイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断されたときには、その視認していたミラーのミラー面の向きを調整する。この調整は、ドライバがそのミラーを視認しなくなったときに行うのが望ましい。これは、ドライバがミラーを視認している最中に調整したのでは、ドライバが視認し難くなるとともに、既にドライバ自身が視認のために動いた後であるので、適切に調整することが困難になるからである。
【0056】
一方、検出されたアイポイントの位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断されると、各ミラー面21a,22aの向きの調整は行われない。
【0057】
上記実施形態においては、ドライバモニタユニット63が、車両のドライバのアイポイントを検出するアイポイント検出手段と、ドライバが視認機器(ドアミラー21又はルームミラー22)を視認していることを検出する視認機器視認検出手段とを構成し、制御ユニット20並びにドアミラー駆動モータ16及びルームミラー駆動モータ17が、上記アイポイント検出手段により検出されたアイポイントの位置に応じて、上記視認機器の位置又は向きを調整する調整手段を構成していることになる。また、制御ユニット20が、ドライバのアイポイントの位置変化を監視する監視手段と、アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断する判断手段とを構成し、車速センサ15が、車両が停車中であるか否かを検出する停車検出手段を構成していることになる。
【0058】
したがって、上記実施形態では、ドライバのアイポイントの位置変化が検出されたときに、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断し、アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断したときにのみ、各ミラー面21a,22aの向きを調整するようにしたので、各ミラー面21a,22aが常にドライバにとって最適な向きに自動的に調整され、ドライバの利便性が向上するとともに、ドライバが例えばオーディオ操作等のように運転目的以外の動作を行ったときには、各ミラー面21a,22aの向きが調整されず、不必要な調整が頻繁に行われるという現象は生じなくなる。
【0059】
尚、上記実施形態では、ドライバのアイポイントの位置に応じて、ドライバが視認するドアミラー21及びルームミラー22の各ミラー面21a,22aの向きを調整するようにしたが、各ミラー面21a,22aの位置を変更可能に構成されている場合には、その位置を調整するようにしてもよい。また、メータディスプレイ4において車速等の表示位置を変更可能に構成しておいて、ドライバのアイポイントの位置に応じて、その表示位置を調整するようにしてもよい(アイポイントとステアリングホイール6(チルト等によって位置変化する)との位置関係によっては、ドライバの視線がステアリングホイール6に遮られて視認できない場合があるので、調整することが好ましい)。この場合、メータディスプレイ4が、ドライバが視認する視認機器となる。さらに、視認機器としては、ドライバが視認するものであってドライバのアイポイントの位置に応じて視認機器全体又はその一部の位置や向きを調整することが好ましいものであれば、どのようなものであってもよい。
【0060】
また、上記実施形態では、アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、車両が停車中であることが検出されたときには、その位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断して、各ミラー面21a,22aの向きを調整しないようにしたが、そのような判断をすることなく、各ミラー面21a,22aの向きを調整しないようにしてもよい。すなわち、アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、車両が停車中でないことが検出されたことを必要条件として、各ミラー面21a,22aの向きを調整するようにしてもよい。
【0061】
さらに、上記実施形態では、アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、ドライバがドアミラー21又はルームミラー22を視認していることが検出されたときには、その位置変化が運転のための位置変化であったと判断して、その視認しているミラーの向きを調整するようにしたが、そのような判断をすることなく、その視認しているミラーの向きを調整するようにしてもよい。この場合、車両が停車中であるか否かに関係なく、アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、ドライバがドアミラー21又はルームミラー22を視認していることが検出されたときには、その視認しているミラーの向きを調整するようにしてもよい(アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断する場合も同様)。但し、上記の如く、アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断しないで、視認しているミラーの向きを調整する場合には、その調整は、ドライバがそのミラーを視認しなくなったときに行うようにする。
【0062】
また、車両が停車中であるか否かに関係なく、アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、その検出された位置変化が第1所定時間内に所定量以上変化するものでありかつその検出後に新たなアイポイントの位置変化が第2所定時間検出されなかったとき、又は、上記検出された位置変化が複数回連続して同じ方向に所定速度よりも小さい変化速度で変化するものであったときには、上記検出された位置変化が運転のための位置変化であったと判断するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の車両用視認機器調整装置では、ドライバのアイポイントの位置変化が検出されたときに、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断し、アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断したときにのみ、視認機器の位置又は向きを調整するようにした。上記判断に関しては、第1所定時間内における所定量以上のアイポイントの位置変化が検出されたとき、又は、車両が停車中であるときには、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断し、複数回連続して同じ方向に所定速度よりも小さい変化速度で変化する上記アイポイントの位置変化が検出されたとき、又は、ドライバが視認機器(ドアミラー、ルームミラー又はメータディスプレイ)を視認していることが検出されたときには、アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断する。また、本発明の他の車両用視認機器調整装置では、ドライバのアイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、車両が停車中でないことが検出されたことを必要条件として、視認機器の位置又は向きを調整するようにした。そして、本発明のさらに他の車両用視認機器調整装置では、ドライバのアイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、該ドライバが視認機器を視認していることが検出されかつ該検出後に該ドライバが該視認機器を視認していることが検出されなくなったときに、その視認機器の位置又は向きを調整するようにした。したがって、本発明では、視認機器の位置又は向きを自動的に調整してドライバの利便性を向上させつつ、不必要な調整が行われるのを出来る限り防止することができて、実用性の向上化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る車両用視認機器調整装置が搭載された車両の車室内における運転席前方部分を示す概略図である。
【図2】 車両用視認機器調整装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 ドライバモニタユニットの構成を示すブロック図である。
【図4】 ドライバモニタユニットにおける処理動作を示すフローチャートである。
【図5】 制御ユニットの処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
15 車速センサ(停車検出手段)
16 ドアミラー駆動モータ(調整手段)
17 ルームミラー駆動モータ(調整手段)
20 制御ユニット(調整手段)(監視手段)(判断手段)
21 ドアミラー(視認機器)
22 ルームミラー(視認機器)
63 ドライバモニタユニット(アイポイント検出手段)
(視認機器視認検出手段)

Claims (8)

  1. 車両のドライバのアイポイントを検出するアイポイント検出手段と、該アイポイント検出手段により検出されたアイポイントの位置に応じて、上記車両に設けられかつ上記ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整する調整手段とを備えた車両用視認機器調整装置であって、
    上記ドライバのアイポイントの位置変化を監視する監視手段と、
    上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときに、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断する判断手段とを備え、
    上記調整手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記判断手段により該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断されたときにのみ、上記視認機器の位置又は向きを調整するように構成されており、
    上記判断手段は、上記監視手段により第1所定時間内における所定量以上の上記アイポイントの位置変化が検出されたときには、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断するように構成されていることを特徴とする車両用視認機器調整装置。
  2. 請求項記載の車両用視認機器調整装置において、
    判断手段は、監視手段により第1所定時間内における所定量以上のアイポイントの位置変化が検出された後に、新たなアイポイントの位置変化が第2所定時間検出されなかったときには、上記所定量以上のアイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断するように構成されていることを特徴とする車両用視認機器調整装置。
  3. 車両のドライバのアイポイントを検出するアイポイント検出手段と、該アイポイント検出手段により検出されたアイポイントの位置に応じて、上記車両に設けられかつ上記ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整する調整手段とを備えた車両用視認機器調整装置であって、
    上記ドライバのアイポイントの位置変化を監視する監視手段と、
    上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときに、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断する判断手段とを備え、
    上記調整手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記判断手段により該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断されたときにのみ、上記視認機器の位置又は向きを調整するように構成されており、
    上記車両が停車中であるか否かを検出する停車検出手段を備え、
    上記判断手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記停車検出手段により上記車両が停車中であることが検出されたときには、上記アイポイントの位置変化が運転のための位置変化ではなかったと判断するように構成されていることを特徴とする車両用視認機器調整装置。
  4. 車両のドライバのアイポイントを検出するアイポイント検出手段と、該アイポイント検出手段により検出されたアイポイントの位置に応じて、上記車両に設けられかつ上記ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整する調整手段とを備えた車両用視認機器調整装置であって、
    上記ドライバのアイポイントの位置変化を監視する監視手段と、
    上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときに、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断する判断手段とを備え、
    上記調整手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記判断手段により該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断されたときにのみ、上記視認機器の位置又は向きを調整するように構成されており、
    上記判断手段は、上記監視手段により、複数回連続して同じ方向に所定速度よりも小さい変化速度で変化する上記アイポイントの位置変化が検出されたときには、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断するように構成されていることを特徴とする車両用視認機器調整装置。
  5. 車両のドライバのアイポイントを検出するアイポイント検出手段と、該アイポイント検出手段により検出されたアイポイントの位置に応じて、上記車両に設けられかつ上記ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整する調整手段とを備えた車両用視認機器調整装置であって、
    上記ドライバのアイポイントの位置変化を監視する監視手段と、
    上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときに、該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったか否かを判断する判断手段とを備え、
    上記調整手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記判断手段により該アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断されたときにのみ、上記視認機器の位置又は向きを調整するように構成されており、
    上記視認機器は、ドアミラー、ルームミラー、又は、表示画面内で車速表示位置を変更可能なメータディスプレイであり、
    上記ドライバが上記視認機器を視認していることを検出する視認機器視認検出手段を備え、
    上記判断手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記視認機器視認検出手段により上記ドライバが視認機器を視認していることが検出されたときには、上記アイポイントの位置変化が運転のための位置変化であったと判断するように構成されていることを特徴とする車両用視認機器調整装置。
  6. 請求項記載の車両用視認機器調整装置において、
    調整手段は、視認機器視認検出手段によりドライバが視認機器を視認していることが検出されなくなったときに、該視認機器の位置又は向きを調整するように構成されていることを特徴とする車両用視認機器調整装置。
  7. 車両のドライバのアイポイントを検出するアイポイント検出手段と、該アイポイント検出手段により検出されたアイポイントの位置に応じて、上記車両に設けられかつ上記ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整する調整手段とを備えた車両用視認機器調整装置であって、
    上記ドライバのアイポイントの位置変化を監視する監視手段と、
    上記車両が停車中であるか否かを検出する停車検出手段とを備え、
    上記調整手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記停車検出手段により上記車両が停車中でないことが検出されたことを必要条件として、上記視認機器の位置又は向きを調整するように構成されていることを特徴とする車両用視認機器調整装置。
  8. 車両のドライバのアイポイントを検出するアイポイント検出手段と、該アイポイント検出手段により検出されたアイポイントの位置に応じて、上記車両に設けられかつ上記ドライバが視認する視認機器の位置又は向きを調整する調整手段とを備えた車両用視認機器調整装置であって、
    上記ドライバのアイポイントの位置変化を監視する監視手段と、
    上記ドライバが上記視認機器を視認していることを検出する視認機器視認検出手段とを備え、
    上記調整手段は、上記監視手段により上記アイポイントの位置変化が検出されたときにおいて、上記視認機器視認検出手段により上記ドライバが上記視認機器を視認していることが検出されかつ該検出後に該視認機器視認検出手段により上記ドライバが上記視認機器を視認していることが検出されなくなったときに、上記視認機器の位置又は向きを調整するように構成されていることを特徴とする車両用視認機器調整装置。
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