JP4026333B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、カラー読み取り機能を備えた画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の複写機、ファクシミリ装置、複写機能・ファックス機能等の多機能を有する複合機等の画像読取装置には、モノクロの読み取り以外にカラー読み取り機能を有するものがある。この種の画像読取装置は、モノクロでもカラーの原稿でも、カラーであるとして読み取るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の画像読取装置では、モノクロ画像でもカラー画像として読み取るため、カラー情報化された情報が増え、また、かすかに色を出す(色が付く)という問題がある。
【0004】
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、ユーザが最適のモードを決定し、原稿の画像読み取りを行える画像読取装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像読取装置は、カラー読取モード又はモノクロ読取モードで原稿の画像を読み取るカラー画像読取部と、カラー画像読取部によりカラー読取モードで読み取った原稿の画像におけるR(赤)、G(緑)、B(青)3色の各彩度の2色間の差に基づいて原稿の持つ彩度を判定する彩度判定部とを備え、彩度判定部による判定の結果、初期設定状態におけるカラー読取モードが適切であるか判定し、適切である場合は、カラー読取モードでカラー画像読取部により原稿の画像を読み取り、適切でない場合は、ユーザに対しカラー読取モードを変更するか確認し、ユーザがカラー読取モードの変更を指示すると、変更後のモノクロ読取モードでカラー画像読取部により原稿の画像を読み取るようにしている。
【0006】
一般に、R、G、Bの3色のセンサで、それぞれモノクロ画像を読み取ると、RとG、GとB、BとGの各出力の差は微小値であることが判明している。そこで、これら2色の出力の差が所定値以下の場合、モノクロ画像であるとし、また2色の出力差が所定値を越える場合は、カラー画像と読み取ることとした。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。図1は、この発明が実施されるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。このファクシミリ装置はカラー画像機能付きであり、MPU(制御部)1、NCU2、MODEM3、ROM4、RAM5、画像メモリ(DRAM)6、CODEC(符号化・復号器:Coder and Decoder )7、操作部8、スキャナ9、プリンタ10、PCインターフェース11、インターネットインターフェース12を備える。
【0010】
MPU1は、この装置を構成する各部を制御する。NCU2は、電話回線網(PSTN)との接続を制御すると共に、相手先の電話番号(FAX番号を含む)に対応したダイヤル信号の送出及び着信を検出するための機能を備えている。MODEM3は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17、V.27ter、V.29等に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。或いは、これらに加えてV.34に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。
【0011】
ROM4は、この装置を制御するためのプログラムを記憶する。RAM5は、データ等を一時的に記憶する。画像メモリ6は、受信画データやスキャナ9で読み取った画データを一時的に記憶する。また、この画像メモリ6に、カラー画像ファイル、カラーイメージメモリ、モノクロイメージメモリ等の記憶領域が割り当てられている。CODEC7は、読み取った画データを送信するためにMH、MR、MMR方式等により符号化(エンコード)し、受信画データを復号(デコード)する。操作部8は、ユーザがFAX送信・受信、プリント等の指示をするためのものである。スキャナ9は、FAX送信するときに原稿の画データを読み取る。プリンタ10は、スキャナ9で読み取られた原稿、またはファックス受信原稿をプリントする。PCインターフェース11は、PCからのプリント指令、データを受けて、プリンタ10に送る。インターネットインターフェース12は、本装置をインターネットに接続する。
【0012】
次に、図2に示すフロー図を参照して、この実施形態装置の画像読取処理動作を説明する。処理動作がスタートすると、先ず、ステップST1において、原稿のスキャンを行う。そして、ステップST2へ移行する。ステップST2においては、スキャンにより取り込んだ原稿の持つ彩度の判断を行う。この処理ルーチンでは、図4に示すように、ステップST21でスキャンした画像のうち、R−Gの演算を行い、ステップST22へ移行する。ステップST22においては、R−Gが所定値Kより小さいか否か判定する。R−Gが所定値Kより小さい場合は、ステップST23へ移行する。ステップST23においては、G−Bを演算する。続いて、ステップST24へ移行する。ステップST24においては、G−Bが所定値Kより小さいか否か判定する。G−Bが所定値より小さい場合は、ステップST25において、モノクロ読み取りが適正であるとする。一方、R−G、G−Bのいずれかでも所定値Kより大であると、ステップST26において、カラー読み取りが適正であるとする。ステップST2の処理後、ステップST3へ移行する。
【0013】
ステップST3においては、原稿の持つ彩度に対して、適切なモードか否か判定する。例えば、カラー読取モードの初期設定状態で、ステップST25のモノクロ読取が適正と判定された場合は、現設定モードは不適切であるとして、ステップST7へ移行する。一方、カラー読取モードで、ステップST26のカラー読取モードが適正と判定された場合は、現読取モードは適切であり、ステップST4へ移行する。
【0014】
ステップST7においては、モードを変更するか確認する。この確認は、その旨が表示部に表示されることに応じ、ユーザがキー操作で行う。ステップST7から次に、ステップST8へ移行する。ステップST8においては、モードの変更が要求されたか否かを判定する。ユーザによる、例えばモノクロ読取モードへのキー操作が確認されれば、つまりモードの変更が要求されれば、ステップST9へ移行する。一方、変更の要求がない場合は、ステップST4へ移行する。ステップST9においては、モードの変更、例えばカラー読取モードからモノクロ読取モードに変更する。そして、ステップST4へ移行する。
【0015】
ステップST4において、原稿彩度が現在の読取モードに適切であるか、適切でないがモード変更をする旨の指示がない場合、又はモード変更をした場合、そのモードで画像を読み取り、相手方にコピー送信する。次に、ステップST5へ移行する。ステップST5においては、初期モードに対して、変更があったか否かを判定する。変更があった場合は、ステップST6へ移行する。一方、モードの変更がない場合は、そのまま処理を終了する。ステップST6においては、モードの変更、つまり初期のモードに復帰して、処理を終了する。
【0016】
次に、図3に示すフロー図により、他の実施形態画像読取装置の処理動作を説明する。先ず、処理動作がスタートすると、ステップST11において、原稿の簡易スキャンを行う。そして、次にステップST12へ移行する。ステップST12においては、原稿の持つ彩度、つまり、R、G、Bの出力がどの程度であるかを判断する。具体的には、R、G、Bの差を算出し、その差の出力が所定値以下であるか否かの判断を行う。例えば、R、G、Bのうち、2つの組み合わせの2組の差値が所定値以下か否かを判断する。そして、ステップST13へ移行する。ここで、2つの組み合わせの差値が2組にわたり、所定値以下である場合は、モノクロ画像読み取りモードであることを、逆に2つの組み合わせの差値が1つでも所定値よりも大である場合は、それぞれその旨を通知する。そして、ステップST14へ移行する。ステップST14においては、通知したモード、例えばカラー読取モードかあるいはモノクロ読取モードであるか、いずれを使用するかの判断を要求する。その要求は、その旨を表示部に表示することによって行う。
【0017】
ステップST14に続いて、ステップST15へ移行する。ステップST15においては、提示したモードをユーザが認めたか否かを判定する。ユーザが提示したモードで読み取る旨の操作をした場合には、ステップST16へ移行する。一方、ユーザが提示したモードを認めない場合は、ステップST17へ移行する。ステップST17においては、提示したものと逆のモードを設定する。ステップST16、ST17のいずれの場合でも、モード設定がなされると、ステップST18へ移行する。ステップST18においては、送信原稿の本スキャンを行い、続いて、ステップST19へ移行する。ステップST19においては、コピー原稿を送信する。そして、処理を終了する。
【0018】
なお、上記実施形態において、モノクロはグレー画像、白黒画像を意味する。
【0019】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、初期設定状態におけるカラー読取モードが適切でない場合はユーザが指定した読取モード(カラー読取モード又はモノクロ読取モード)で原稿を読み取ることができるので、原稿の画像に応じて適切な読取モードを指定することで、モノクロ画像は確実にモノクロモードで読み取れ、情報量が減少し、モノクロ画像を表示した場合、かすかな色も出ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態ファクシミリ装置の画像読取処理を説明するフロー図である。
【図3】同フロー図の原稿の持つ彩度の判断処理ルーチンの具体的処理を示すフロー図である。
【図4】他の実施形態の画像読取処理を説明するフロー図である。
【符号の説明】
1 MPU
2 NCU
3 MODEM
4 ROM
5 RAM
6 画像メモリ
7 CODEC
8 操作部
9 スキャナ
10 プリンタ
11 PC I/F
12 インターネット I/F
Claims (1)
- カラー読取モード又はモノクロ読取モードで原稿の画像を読み取るカラー画像読取部と、カラー画像読取部によりカラー読取モードで読み取った原稿の画像におけるR、G、B3色の各彩度の2色間の差に基づいて原稿の持つ彩度を判定する彩度判定部とを備え、
彩度判定部による判定の結果、初期設定状態におけるカラー読取モードが適切であるか判定し、適切である場合は、カラー読取モードでカラー画像読取部により原稿の画像を読み取り、適切でない場合は、ユーザに対しカラー読取モードを変更するか確認し、ユーザがカラー読取モードの変更を指示すると、変更後のモノクロ読取モードでカラー画像読取部により原稿の画像を読み取ることを特徴とする画像読取装置。
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