JP4024490B2 - 穀粒収納部のハンガー構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインやハーベスター等の収穫機に設置可能な穀粒収納部のハンガー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンバインに設置される穀粒収納部のハンガー構造は、実開平6−7434号公報に示される方式のものが既に知られている。
このハンガー構造は、穀粒タンクが有する複数の穀粒吐出口に対応させて、穀粒収納袋を吊持する各一対のハンガーのうち、相隣なる内側のハンガー(揺動ハンガー)を、その基部側を引っ張り用のスプリングで連結した状態で、取付フレームに対し横方向に揺動回動可能に嵌挿し、この揺動ハンガーと外側のハンガーで穀粒収納袋を吊持するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然し、上記公報に示されるような構成のハンガー構造は、相隣なる揺動ハンガーをスプリングで互いに引っ張っているので、両者の近接を防止するためのストッパ部材が必要になる等構成が複雑でコスト高になると共に、吊持された穀粒収納袋内に穀粒が多量に収納されたとき、この重量によって揺動ハンガーはスプリングに抗して大きく内側に回動するので、揺動ハンガーと対になる他方のハンガーとは、基部側から先端部側に向かう狭窄状になるり、充填した穀粒収納袋の取り外しが困難になる等の欠点がある。
また、穀粒タンクの奥側に立設している仕切り壁を取り外して、脱穀機の内部や側面に配設しているベルト伝動機構等のメンテナンス作業を行うとき、内側の揺動ハンガーは邪魔になるので、一旦取付フレームの取付孔から取り外し、メンテナンス作業完了後に再組付けされるが、2本の揺動ハンガーはスプリングで連結されたまま別々なので、その基部側を取付フレームの取付孔内に速やかに位置決めして取付支持することが煩雑である等の課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明による穀粒収納部のハンガー構造は、第1に、複数の穀粒吐出口30に対応させ、穀粒収納袋4を吊持する各一対のハンガー7,8を取付フレーム50に併設した穀粒収納部6において、前記各一対のハンガー7,8のうち相隣なる内側のハンガー7,7を、その基部側を連結部材9によって一体的に連結すると共に、ハンガー7に形成した取付杆70を取付フレーム50に設けた取付部52に着脱可能に取付ける構成とし、更に前記連結部材9のハンガー7,7に対する取着位置を、連結部材9を取付フレーム50に接当させた状態において、取付杆70と取付部52の組付け時の位置決めを行える位置としたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1において符号1は本発明が適応されたコンバインであり、このコンバイン1は従来のものと同様な構成を以て、クローラ式の走行装置10を有する機台(走行機体)11に、前方から刈取部12を装架し、後方左側にカッター等の排稈処理装置2aを有する脱穀機2を搭載すると共に、右側に操縦部13と、脱穀機2で脱穀された穀粒を収容する穀粒タンク3と、該穀粒タンク3が有する複数の穀粒吐出口30に対応して、前後方向に複数の穀粒収納袋(以下穀粒袋と言う)4を吊持するハンガー構造5等とからなる穀粒収納部6を設置している。
【0008】
これによりコンバイン1は、刈取部12で刈り取った穀稈を穀稈搬送体(図示せず)を経て脱穀機2に継送し脱穀すると共に、脱穀済の穀稈を排稈処理装置2aに送給し切断等の排稈処理を行って排出し、脱穀した穀粒は穀粒タンク3内に収容し一時的に貯溜した後、ハンガー構造5で吊持された穀粒袋4に詰め替えながら取り出して、一連のコンバイン作業を円滑に行うようにしている。
【0009】
上記穀粒収納部6について詳述すると、先ず穀粒タンク3は、機台11の右側後方に平坦面状に形成した袋受け台60の上方で、所定の袋掛け空間を有して脱穀機2側のフレームに着脱可能に取付支持していると共に、タンク本体の下部に各シャッター31を備えた可撓性パイプからなる穀粒吐出口30を、前後方向に複数(実施形態では2個)設置した構成にしている。
そしてハンガー構造5は、上記各穀粒吐出口30の下方で穀粒袋4を左右の袋掛孔40に挿通し開口状態で吊持する一対のハンガー7,8と、該ハンガー7,8を後述する取付構造によって前後方向(横方向)に取付支持する杆状の取付フレーム50とから構成し、該取付フレーム50はその前後端を、それぞれ脱穀機2側から立設した揚穀筒20の中途部と、脱穀機2側から排稈処理装置2aに沿設した支持フレーム2bに対し着脱可能に取付支持している。尚、取付フレーム50の前端は上方に向けて屈曲させており、その上端に一体的に設けた取付杆51の一端を揚穀筒20に取付固定すると共に、他端を穀粒タンク3と連結することにより、フレーム構造を簡単にしながら剛体枠にしている。
【0010】
また穀粒タンク3の奥側で、穀粒収納部6と脱穀機2の右側面の間には、袋受け台60の上方で袋掛け空間と同程度の大きさの仕切り壁61を、取付ネジ62等の固定具によって着脱可能に設け、脱穀機2の側面に設置しているベルト伝動機構等を覆うと共に、ハンガー7,8で吊持される奥側の穀粒袋4を受け止めるように区画している。
そして、上記仕切り壁61は、袋掛け空間側から取付ネジ62を緩めると、手前側に簡単に取り外すことができ、脱穀機2の側面を大きく開放し、ベルト伝動機構や脱穀機2の内部の点検及び修理等のメンテナンス作業を簡単に行うことができるようにしている。
【0011】
以下ハンガー構造5の各実施形態について具体的に説明する。先ず図1,図2,図3で示す第1実施形態のハンガー構造5は、前記取付フレーム50に対し各一対に複数設置されるハンガー7,8のうち、相隣なる内側のハンガー7,7の基部側を、平面視で相隣なる穀粒袋4の袋掛孔40を近接させて吊持する隣設吊持間隔を略平行状に維持するように、上記隣設吊持間隔よりも長い杆状の連結部材9で一体的に連結すると共に、取付フレーム50の内側面(脱穀機2側)に設けた上下方向の取付孔を有する取付部52内に、ハンガー7,7の基部側に設けた取付杆70を上方から挿脱可能にすることにより、ハンガー構造5の内側で隣合って対になるハンガー7,7を、安定よく簡単に嵌挿支持することができるようにしている。
【0012】
即ち、図3で示すようにハンガー7は、丸棒状で真直な杆体を取付フレーム50に載置した状態で、その基部側を下向きに屈曲し取付部52内で所定長さを有して嵌挿される取付杆70を形成していると共に、該取付杆70,70を各取付部52,52内に嵌挿したとき、取付フレーム50の外側面に連結部材9を近接させた挟持状態で設けている。
また、連結部材9は同図(C)で示すように、ハンガー7,7を取付フレーム50に組付ける際の位置決め部材として兼用するように設けており、前記仕切り壁61を取り外して行うメンテナンス作業の際に、予め取り外したハンガー7,7の再組付け作業を能率よく簡単に行うことができるようにしている。
【0013】
即ち、連結部材9のハンガー7,7に対する取着位置は、連結部材9を取付フレーム50に接当させた状態において、取付杆70と取付部52の組付け時の位置決めを行うように構成することにより、同図(C)で示すように、連結部材9を取付フレーム50に一旦接当させ、ハンガー7,7の外側(先端部)を下側にした組付け初期の傾斜状態において、この接当部を支点としハンガー7,7の先端部側を持ち上げ回動すると、前記取付杆70が下向き回動して取付部52の取付孔内に確実に嵌入することができ、ハンガー7,7の組付けを能率よく簡単に行うことができるようにしている。
【0014】
次に図6〜図10を参照し、上記のような内側のハンガー7,7を有した取付フレーム50の前後端に設置される、外側のハンガー8の取付構造について説明する。
尚、前記ハンガー7のものと同様な構成については説明を省略すると共に、ハンガー8の取付構造は同図で示す各実施形態のうち、何れの方式のものを採用してもよいものである。
【0015】
先ず図6に示すハンガー8は、側面視でハンガー7と同様に形成した取付杆70を、取付フレーム50の取付部52に着脱可能に嵌挿した状態において、前記連結部材9と略同位置に丸棒片のストッパ部材90を下向きに突設している。
また図7で示すハンガー8は、上記のような取付杆70とストッパ部材90とを、別の杆状部材91によって下向きコ字状に一体的に形成し、杆状部材91の上面にハンガー8の直杆状の基部を一体的に取着した構成にしている。
【0016】
また、図6,図7のハンガー8は、何れも取付杆70を取付部52に嵌挿したとき、ストッパ部材90を取付フレーム50に対し小許間隙を有して近接位置せしめた挟持状態にしているので、対となるハンガー7とハンガー8間に穀粒袋4を掛けたとき、該穀粒袋4内に収容される穀粒重量によってハンガー8が、取付部52を中心に回動し横方向に引き寄せられる際に、ストッパ部材90が取付フレーム50に接当する迄の回動許容範囲においては、ハンガー8の横方向の回動を自由するると共に、それ以上の回動を規制するようにしている。
【0017】
従ってハンガー7,8は、穀粒袋4の充填及び取り出し(以下袋詰め作業と言う)を行うとき、その先端部側の間隔を基部側から所定以上に狭窄状にすることなく、穀粒袋4への穀粒の収納と、穀粒袋4の外側への取り外しを円滑に行うことができる等の特徴がある。
尚、この場合図7(B)の点線で示すように、ストッパ部材90は取付フレーム50側から離間させる程、ハンガー8の取付部52を中心とする横方向の回動量を大きく所望に設定することができる。
【0018】
また図8で示すハンガー8の取付構造は、取付杆70を嵌挿する取付部52の上端を、側面視で内側から外側に向けて斜め方向に高い係止斜面部55に形成することにより、ハンガー8が回動許容範囲以上に回動されようとするとき、該係止斜面部55の上方部位がハンガー8の屈曲部の側方に接当し、それ以上の回動を規制するストッパ部材を兼用する構成にしている。
また図9で示すハンガー8の取付構造は、取付部52の上端を取付フレーム50よりも上方に高くし、この外側面をハンガー8が上方から嵌挿する巾よりやや広く切欠した係止溝56を形成することにより、取付部52がハンガー8を回動許容範囲に規制するストッパ部材を兼用する構成にしている。
【0019】
また図10で示すハンガー8は、その直杆状の基部を横棒状のストッパ部材90の中央部に取着していると共に、該ストッパ部材90の下面中央部にピン状の取付杆70を下向きに突設している。
そして、該取付杆70を取付フレーム50の外側面に設けた取付部52に回動可能に嵌挿したとき、ハンガー8の回動許容範囲を有しながらストッパ部材90を前記のものと同様に取付フレーム50で接当規制するようにしている。
【0020】
以上のように本発明の第1実施形態に係わるハンガー構造5を備えたコンバインは、図2で示すように各一対のハンガー7,8に穀粒袋4を吊持すると共に、穀粒袋4の開口部内に穀粒タンク3の穀粒吐出口30を挿入した状態でコンバイン作業を行い、脱穀機2から穀粒タンク3内に収容される穀粒を、複数のシャッター31を択一的又は同時に開動して、対応する穀粒吐出口30から各穀粒袋4内に収納する。
そして、穀粒袋4内に穀粒が満杯になると、シャッター31を閉動して穀粒の排出を停止した後、穀粒吐出口30を引き抜いて袋開口部を封止し、次いで当該穀粒袋4を手前(外側)に引き出しハンガー7,8との係合を離脱させた後、袋受け台60から地上に降ろすと共に、ハンガー7,8の奥側に袋掛けしている次位の穀粒袋4を、穀粒収納姿勢に再セットして袋詰め作業を連続的に行う。
【0021】
このような袋詰め作業において、本発明によるハンガー構造は、前記各一対のハンガー7,8のうち相隣なる内側のハンガー7,7を、その基部側を連結部材9によって一体的に連結すると共に、ハンガー7に形成した取付杆70を取付フレーム50に設けた取付部52に着脱可能に取付けるようにしたので、穀粒吐出口30から穀粒袋4内に収納される穀粒の重量によって、ハンガー7,8は共に内側に向けて引き寄せられ横方向に回動しようとするが、ハンガー7,7は取付杆70を取付部52で固定した状態で、連結部材9によって互いに一体的に連結した剛体枠構造になっているので、その剛性により横方向へ回動されることなく、また各ハンガー7,7は連結部材9によって拡開方向の変形も防止される。
【0022】
尚、このとき対となる他方のハンガー8は、ストッパ部材90で設定した回動許容範囲だけ回動して規制されるので、穀粒袋4に穀粒が充填されてもハンガー7,8は大きく狭窄状になることを防止されるので、穀粒袋4の取り外しを妨げることのない袋詰め作業を円滑に行うことができる等の特徴がある。
そして、上記の構成において連結部材9を取付フレーム50に接当させるように近接させると、ハンガー7,7が横方向に大きな力で引き寄せられても、連結部材9が取付フレーム50に接当して、ハンガー7,7の横方向の回動を簡単な構成を以て的確に規制することができる。
【0023】
また、ハンガー7,7を連結する連結部材9は、該連結部材9を取付フレーム50に接当させた状態において、取付杆70と取付部52の組付け時の位置決めを行うように構成しているので、例えば既述のメンテナンス作業のような場合に、一旦取り外したハンガー7,7を図3(C)で示すように再組付けするとき、ハンガー7,7は連結部材9によって取付杆70を同一位置にしており、連結部材9を取付フレーム50に一時的に接当させた状態で、ハンガー7,7の先端部側を持ち上げ回動すると、取付杆70が下向き回動して取付部52の取付孔内に確実に嵌入するので、ハンガー7,7の組付けを楽に能率よく行うことができる等の利点がある。
【0024】
次に、本発明の別実施形態について説明する。尚、第1実施形態と同様な構成及び作用については説明を省略する。
先ず、図4を参照し本発明の第2実施形態について説明する。このハンガー7,7は一方のハンガー7のみを第1実施形態のものと同様に形成し、その取付杆70を取付フレーム50に対設した取付部52に嵌挿させると共に、他方のハンガー7は図7で述べたものと同様に基部を直杆状にし、両者の基部を連結部材9によって一体的に連結固定している。
【0025】
この際図示例の連結部材9は、ハンガー7の取付杆70を取付部52に嵌挿した状態において、取付フレーム50に接触する程度に近接させることにより、1個の取付部52に嵌挿支持したハンガー7,7でも、取付フレーム50に連結部材9を接当させるだけの簡単な構成を以て、その横方向の回動を的確に規制するようにしている。
尚、この場合に取付フレーム50は方形断面状の角材で形成すると、連結部材9との接触面を大きくしてハンガー7,7の位置決めを安定よく行うことができると共に、取付部52の取付固定を簡単に行うことができる等の特徴がある。
【0026】
次に、図5を参照し本発明の第3実施形態について説明する。このハンガー7,7は1本の丸棒杆の中央部をU字状に屈曲することにより、二股平行状の隣設吊持間隔を形成すると共に、U字状の中央部に取付杆70を下向きに突設し、該取付杆70を取付フレーム50に設けた1個の取付部52に着脱可能に嵌挿し、またこのハンガー7,7は、連結部材9を上記第2実施形態のものと同様に取付フレーム50に近接設置する構成にし、その回動を規制するようにしている。
これによれば、ハンガー7,7を1本の部材で簡単に形成することができると共に、ハンガー7,7を取付ける取付部52も1個で済むので、ハンガー構造5を簡潔で廉価な構成にすることができる等の特徴がある。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したことにより次のような効果を奏する。
複数の穀粒吐出口に対応させ、穀粒収納袋を吊持する各一対のハンガーを取付フレームに併設した穀粒収納部において、前記各一対のハンガーのうち相隣なる内側のハンガーを、その基部側を連結部材によって一体的に連結すると共に、ハンガーに形成した取付杆を取付フレームに設けた取付部に着脱可能に取付ける構成とし、更に前記連結部材のハンガーに対する取着位置を、連結部材を取付フレームに接当させた状態において、取付杆と取付部の組付け時の位置決めを行える位置としたことにより、内側のハンガーは取付杆を取付部で固定した状態で、連結部材によって連結した剛体枠構造になっているので、穀粒収納袋内に収納される穀粒の重量によっても、横方向への回動や変形を防止することができる。
さらに、連結部材を取付フレームに接当させた状態において、取付杆と取付部の組付け時の位置決めを行えることにより、連結部材を取付フレームに一時的に接当させた位置決め状態から、取付杆を取付部に速やかに組付けできるので、ハンガーの組付けを能率よく簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる穀粒収納部のハンガー構造を備えたコンバインの側面図。
【図2】図1のハンガー構造の構成を示す斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態に係わる内側のハンガーの取付構造を示し、(A)は平面図。(B)は(A)の側面図。(C)はハンガーの組付け作業の態様を示す側面図。
【図4】本発明の第2実施形態に係わる内側のハンガーの取付構造を示し、(A)は平面図。(B)は(A)の側面図。
【図5】本発明の第3実施形態に係わる内側のハンガーの取付構造を示し、(A)は平面図。(B)は(A)の側面図。
【図6】図2の外側のハンガーの取付構造を示す平面図。
【図7】外側のハンガーの別実施形態に係わる取付構造を示し、(A)は平面図。(B)は(A)の側面図。
【図8】外側のハンガーの別実施形態に係わる取付構造を示し、(A)は平面図。(B)は(A)の側面図。
【図9】外側のハンガーの別実施形態に係わる取付構造を示し、(A)は平面図。(B)は(A)の側面図。
【図10】外側のハンガーの別実施形態に係わる取付構造を示し、(A)は平面図。(B)は(A)の側面図。
【符号の説明】
1 コンバイン
2 脱穀機
3 穀粒タンク
4 穀粒収納袋(穀粒袋)
5 ハンガー構造
6 穀粒収納部
7 ハンガー(内側のハンガー)
8 ハンガー(外側のハンガー)
9 連結部材
30 穀粒吐出口
50 取付フレーム
52 取付部
60 袋受け台
70 取付杆
90 ストッパ部材

Claims (1)

  1. 複数の穀粒吐出口(30)に対応させ、穀粒収納袋(4)を吊持する各一対のハンガー(7),(8)を取付フレーム(50)に併設した穀粒収納部(6)において、前記各一対のハンガー(7),(8)のうち相隣なる内側のハンガー(7),(7)を、その基部側を連結部材(9)によって一体的に連結すると共に、ハンガー(7)に形成した取付杆(70)を取付フレーム(50)に設けた取付部(52)に着脱可能に取付ける構成とし、更に前記連結部材(9)のハンガー(7),(7)に対する取着位置を、連結部材(9)を取付フレーム(50)に接当させた状態において、取付杆(70)と取付部(52)の組付け時の位置決めを行える位置とした穀粒収納部のハンガー構造。
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