JP4024190B2 - 物品の締結構造 - Google Patents
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Description
前記ボルトが部分的に前記対象部材にねじ込まれたねじ込み中間状態で、前記第2フランジ部と前記第2収容部との間に前記ねじ込み方向での第2隙間が形成されているとき、前記第1フランジ部と前記第1案内部との間に第2間隙よりも小さい前記ねじ込み方向での第1隙間が形成されているか、もしくは前記第1フランジ部が前記第1案内部のみに収容されており、前記第1案内部を形成する第1案内面と前記第1フランジ部とは、前記ねじ込み中間状態から前記ねじ込み完了状態までの途中での前記ボルトのねじ込みに伴う前記第1フランジ部と前記第1案内面との当接により、前記ボルトの中心軸線と前記貫通孔の中心軸線とが接近するように前記取付部および前記取付対象を相対的に移動させて、その後の前記ボルトのねじ込みにより前記第2フランジ部が前記第2案内部を形成する前記第2案内面に当接するように案内する形状に形成され、前記第2案内面と前記第2フランジ部とは、前記第1フランジが前記第1収容部に収容された後の前記ボルトのねじ込みに伴う前記第2フランジ部と前記第2案内面との当接により、前記ボルトの中心軸線と前記貫通孔の中心軸線とをほぼ一致させるように前記取付部および前記取付対象を相対的に移動させる形状に形成されている物品の締結構造である。
さらに、第1フランジ部および第1案内面は、径方向にある程度の範囲に渡って形成される第2案内部の第2案内面に、ねじ込みの過程で第2フランジ部が当接するよう案内する形状であればよいので、第1フランジ部および第1案内面を高精度に形成する必要がない。
さらに、第2収容部は、第1収容部に隣接する第2案内部を有し、第2案内面と第2フランジ部とは、第1フランジが第1収容部に収容された後のボルトのねじ込みに伴う第2フランジ部と第2案内面との当接により、ボルトの中心軸線と貫通孔の中心軸線とをほぼ一致させるように取付部および取付対象を相対的に移動させる形状に形成されていることにより、第1フランジ部および第1案内面を高精度に形成する必要がないので、加工精度の管理が容易になって、コストの削減ができる。
図1を参照すると、本発明が適用された物品は、車両に搭載される電気機器や電子機器のための車両用ワイヤハーネスを保持する装着用ホルダHであり、装着用ホルダHを車体やエンジンなどの取付対象Mに取り付けることにより、ワイヤハーネスが車両に配索される。
図1に示されるように、ねじ込み方向Aから見てねじ孔40全体が貫通孔21内に位置するように、取付部20が取付対象Mの取付面41に当てられ、その後、開口部25から挿入されたボルト1が、ねじ孔40に部分的にねじ込まれて、例えば図3(A)に示されるねじ込み中間状態になる。このねじ込み中間状態では、第1フランジ部4は、案内部26aの外部に位置して、案内部26aまたは第1収容部26に収容されておらず、同様に第2フランジ部5は、第2収容部27の外部に位置して、案内部27aまたは第2収容部27に収容されていない。そして、第1フランジ部4と開口部25との間の隙間G1および第2ランジ部と案内部27aとの間の隙間G2が形成されている。また、このねじ込み中間状態では、両中心軸線L1,L2が一致している場合が示されており、さらにねじ込み方向Aから見て第1フランジ部4が案内部26aの範囲内に位置しており、また軸部3が周壁面部分24eに当接していない状態にある。
ボルト1は第1フランジ部4と第2フランジ部5とを有し、貫通孔21は、第1フランジ部4を収容する第1収容部26と、ねじ込み完了状態で第2フランジ部5を収容する第2収容部27とを有し、案内面24bと第1フランジ部4とは、ねじ込み中間状態からねじ込み完了状態までの途中でのボルト1のねじ込みに伴う第1フランジ部4と案内面24bとの当接により、ボルト1の中心軸線L1と貫通孔21の中心軸線L2とが接近するように取付部20および取付対象Mを相対的に移動させて、第2フランジ部5を第2収容部27に収容させる形状に形成されていることにより、ねじ込み中間状態で中心軸線L1と中心軸線L2との位置がずれていても、ボルト1が取付対象Mにねじ込まれてねじ込み完了となるまでのねじ込みの過程で、第1フランジ部4と案内面24bとを当接させた状態でねじ込むことにより、両中心軸線L1,L2が接近するように取付部20および取付対象Mが相対的に移動して、第2フランジ部5が第2収容部27に収容される位置を占めるように矯正されるので、ボルト1により締結される装着用ホルダHの取付作業の効率が向上する。
ねじ込み中間状態において、軸部3が第2収容部27の周壁面部分24eに当接することにより取付部20とボルト1の間の相対的な移動が規制される前記規制状態で、ねじ込み方向Aから見て、第1フランジ部4の一部が案内部26aの範囲外に位置していてもよい。その場合にも、ねじ込みの過程で第1フランジ部4が案内面24bに当接するように、取付部20および取付対象Mを相対的に移動させることは、ねじ込み方向Aで見て、第1フランジ部4が第2フランジ部5よりも手前にあり、案内部26aが第2収容部27よりも手前にあることで、第2フランジ部5が第2収容部27に収容されるよう取付部20および取付対象Mを相対的に移動させる場合に比べて容易であるので、ボルト1により締結される装着用ホルダHの取付作業の効率が向上する。
前記規制状態で、第2フランジ部5が、第1収容部26に収容された状態で、周壁面部分24cに当接していてもよい。
20…取付部、21…貫通孔、22…基部、23…筒部、24…周壁面、24b,24d…案内面、25…開口部、26…第1収容部、26a…案内部、27…第2収容部、
40…ねじ孔、41…取付面、
H…装着用ホルダ、M…取付対象、d1,d2…外径、d3〜d5…直径、A…ねじ込み方向、L1,L2…中心軸線、G1,G2…隙間。
Claims (3)
- 取付部を備える物品が、前記取付部に設けられた貫通孔に挿通された段付きボルトにより取付対象に締結される物品の締結構造において、
前記ボルトは、その頭部とねじ部が形成された軸部との間に、ねじ込み完了状態で締結力を前記取付部に加える第1フランジ部と、前記第1フランジ部よりも前記ねじ部寄りに位置して前記ねじ込み完了状態で前記取付対象に当接すると共に前記第1フランジ部の外径よりも小さい外径の第2フランジ部とを有し、
前記貫通孔は、ねじ込み方向に向かって順次形成されて、前記ねじ込み完了状態で前記第1フランジ部を収容する第1収容部と、前記ねじ込み完了状態で前記第2フランジ部を収容する第2収容部とを有し、
前記第1収容部は前記第1フランジ部の外径および前記第2収容部の直径よりも大きな直径を有する第1案内部を有し、前記第2収容部は前記ねじ込み方向で前記第1収容部に隣接する第2案内部を有し、
前記ボルトが部分的に前記対象部材にねじ込まれたねじ込み中間状態で、前記第2フランジ部と前記第2収容部との間に前記ねじ込み方向での第2隙間が形成されているとき、前記第1フランジ部と前記第1案内部との間に第2間隙よりも小さい前記ねじ込み方向での第1隙間が形成されているか、もしくは前記第1フランジ部が前記第1案内部のみに収容されており、
前記第1案内部を形成する第1案内面と前記第1フランジ部とは、前記ねじ込み中間状態から前記ねじ込み完了状態までの途中での前記ボルトのねじ込みに伴う前記第1フランジ部と前記第1案内面との当接により、前記ボルトの中心軸線と前記貫通孔の中心軸線とが接近するように前記取付部および前記取付対象を相対的に移動させて、その後の前記ボルトのねじ込みにより前記第2フランジ部が前記第2案内部を形成する前記第2案内面に当接するように案内する形状に形成され、
前記第2案内面と前記第2フランジ部とは、前記第1フランジが前記第1収容部に収容された後の前記ボルトのねじ込みに伴う前記第2フランジ部と前記第2案内面との当接により、前記ボルトの中心軸線と前記貫通孔の中心軸線とをほぼ一致させるように前記取付部および前記取付対象を相対的に移動させる形状に形成されていることを特徴とする物品の締結構造。 - 前記ねじ込み中間状態において、前記軸部および前記第2フランジ部の少なくとも一方が前記貫通孔の周壁面に当接することにより、前記取付部と前記ボルトとの間の、前記ボルトの径方向での相対的な移動が規制される規制状態になり、前記規制状態で、前記ねじ込み方向から見て、前記第1フランジ部の全体が前記第1案内部の範囲内に位置することを特徴とする請求項1記載の物品の締結構造。
- 前記第1収容部は前記ねじ込み方向に前記第1案内部に連続する規制部を有し、前記規制部は前記第1フランジ部が前記ボルトの径方向へ移動することを規制することを特徴とする請求項1または請求項2記載の物品の締結構造。
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