JP2007032706A - 締結機能ボルト - Google Patents

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【課題】雄ねじ部が雌ねじ部に対して軸方向に傾いてセットされても、締結時に雄ねじ部と雌ねじ部との姿勢が修正されて、高い確度で雄ねじ部を雌ねじ部に正常に螺合させられる締結機能ボルトを提供する。
【解決手段】雄ねじ部2が雌ねじ部8に対して大きく傾いてセットされても、環状溝面部7が雌ねじ部8の入口周縁部8aに対して逃げとして働くので、締着ミスが避けられて雌ねじ部8に対する案内軸部3のねじ込み動作が続けられる。テーパ面部9のテーパ角度は、68度以上72度以下の範囲内にあるので、雄ねじ部2が回転や振動を受けるに伴い、テーパ面部9が雌ねじ部8の入口周縁部8aを内方に向かって滑り、締結時に雄ねじ部2と雌ねじ部8との姿勢が修正されて傾きがなくなり、高い確度で雄ねじ部2を雌ねじ部8に正常に螺合させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両などの組立て工程でインパクトレンチやロボットアームなどの工具を用いて締付ける締結機能ボルトに係り、とりわけ雌ねじ部に対して傾いた状態で締付ける場合に好適となる締結機能ボルトに関する。
自動車の組立てラインでは、工具を用いて車体フレームの底部から側面部にボルトを雌ねじ部に締結して必要な部品を組付ける工程が多く取入れられている。この際、ボルトは雌ねじ部に対して傾いた状態になり、ボルトが傾斜したまま雌ねじ部のねじ山に食い込むといった斜めねじ込みが行われてしまうことがある。
斜めねじ込みを防止するため、ボルトに工夫を凝らして設けたパイロット付きボルトが知られている(例えば、特許文献1参照)。このパイロット付きボルトでは、ボルトを軸部とパイロット部とに区分し、パイロット部におけるねじ山の谷径を軸部におけるねじ山の谷径の許容寸法内に設定し、パイロット部の外径を相手部材の雌ねじ部の内径の許容寸法内に設定している。
パイロット付きボルトにおけるパイロット部の先端を雌ねじ部の入口端に接触させて回転させると、パイロット部のねじ山が雌ねじ部に沿って進む。この時、雌ねじ部に対するボルトの傾きが修正されて、ボルトの軸芯と雌ねじ部の軸芯との進直度が保たれるようにしている。
また、特許文献2に記載された案内棒付きボルトでは、ねじ部の先端に連接棒を連結し、連接棒をねじ部よりも細径な合成樹脂製の案内棒にインサート成形している。外装部品の組付け時、ねじ部の案内棒を取付板の透孔に挿入してナットで締付けるようにしている。この場合、案内棒の先端は、孔さぐり性に優れた半球面状に形成されているため、取付板の透孔へ円滑に挿入されるようになっている。
特許文献1では、雌ねじ部に対するボルトの傾斜が大きい時、パイロット部のねじ山が雌ねじ部のねじ山に接触してしまう虞がある。この状態でボルトを回してしまうと、両者のねじ同士が噛み合わず、雌ねじ部に対してボルトを進入させられなくなる締着ミスが生じたり、パイロット部のねじ山が雌ねじ部に無理な角度で噛み込み、ねじ山の損傷が生じる虞がある。また、特許文献2では、ねじ部に対してナットが大きく傾く場合、両者のねじ山が接触してしまうので、特許文献1と同様な不都合が生じる虞がある。
そこで、特許文献1、2の欠点を解消するため、ボルトが雌ねじ部やナットに対して大きく傾いても、ボルトを雌ねじ部やナットに支障なく締付けられる自動組立用ボルトが登場している(例えば、特許文献3参照)。
この自動組立用ボルトでは、雄ねじ部の一端から一体に延出された軸状の案内部を設けている。この案内部は、相手部材のねじ孔のねじ山径よりも若干径小に設定されている。案内部の隅角部は、ねじ孔のピッチ寸法より大きな径で丸面取りが施されており、案内部の対角長さは、ねじ孔に対する当接部からねじ孔の入口に到る距離よりも長尺に設定されている。
実開平05−057415号公報 特開平09−177747号公報 特開2001−304221号公報
特許文献3の自動組立用ボルトでは、丸面取りを含む球面の中心部がねじ孔の内部に入らないうちは、雄ねじ部がねじ孔のねじ山に噛み込むことがないようにし、斜めねじ込みに起因するねじ山の損傷をなくしている。これにより、ねじ孔に対する雄ねじ部の傾斜角度が22度までは100%の確度で両者を支障なく正常に螺合させ得る成果をあげている。
しかしながら、案内部の先端部に雌ねじピッチの3倍程度の半径を有する球面となるように丸面取り部を形成しているため、球面の加工が難しく成形性が悪化して生産性の低下に繋がる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、雄ねじ部が雌ねじ部に対して軸方向に傾いてセットされても、締結時に雄ねじ部と雌ねじ部との姿勢が修正されて傾きがなくなり、高い確度で雄ねじ部を雌ねじ部に正常に螺合させることができ、しかも加工が容易で成形性を損なわず、生産性の向上に寄与する優れた締結機能ボルトを提供することにある。
(請求項1の手段)
雄ねじ部と雄ねじ部よりも径小な案内軸部とを連接状態に形成し、雄ねじ部を案内軸部から相手部材の雌ねじ部に螺合させる締結機能ボルトにおいて、環状溝面部は、雄ねじ部と案内軸部との境界付近で周方向に形成されて断面略円弧状をなしている。テーパ面部は、環状溝面部の外側縁部から雄ねじ部の先端部にかけて、前記雌ねじ部の入口周縁部に対応するように連続形成されている。テーパ面部のテーパ角度は、68度以上72度以下の範囲内に設定されている。
雄ねじ部が雌ねじ部に対して軸方向に大きく傾いてセットされても、環状溝面部が雌ねじ部の入口周縁部に対して逃げとして働くので、案内軸部が雌ねじ部の入口周縁部に干渉することが避けられて、雌ねじ部に対する案内軸部のねじ込み動作を続けることができる。
この際、テーパ面部のテーパ角度は、68度以上72度以下の範囲内にあるので、雄ねじ部が締結時に回転や振動を受けるに伴い、テーパ面部が雌ねじ部の入口周縁部を内方に向かって滑り、締結時に雄ねじ部と雌ねじ部との姿勢が修正されて傾きがなくなり、高い確度で雄ねじ部を雌ねじ部に正常に螺合させることができる。
すなわち、雄ねじ部が雌ねじ部に対して傾いているうちは、雄ねじ部が雌ねじ部のねじ山に接触することなく、雄ねじ部と雌ねじ部との姿勢が修正されて傾きがなくなって初めて、雌ねじ部のねじ山に接触して噛み合い始める。このため、雄ねじ部が雌ねじ部のねじ山に無理に噛み合わず相互に損傷を負うことがない。
しかも、雄ねじ部、テーパ面部および環状溝面部は比較的簡素な構造のため、刃の欠損を生じる植刃ダイスや切削加工を用いず、ローリング加工により形成され得るので、加工が容易で成形性を損なわず、生産性の向上に寄与する。
(請求項2の手段)
テーパ面部のテーパ角度を69度以上71度以下の範囲内に設定するとともに、雄ねじ部と案内軸部との外径比を1.2以上1.7以下の範囲内に設定している。
この場合、雄ねじ部のテーパ面部が雌ねじ部の入口周縁部を一段と滑り易くなって雌ねじ部に円滑に進入し、雄ねじ部と雌ねじ部との姿勢が素早く修正される利点がある。また、雄ねじ部と案内軸部との外径比が1.2以上1.7以下の範囲内にあるので、両者間のバランスがよくなって案内軸部により雄ねじ部を雌ねじ部の内方に導入案内させ易くなる。
(請求項3の手段)
テーパ面部のテーパ角度を69.5度以上70.5度以下の範囲内に設定するとともに、雄ねじ部と案内軸部との外径比を1.2以上1.7以下の範囲内に設定している。
この場合、雄ねじ部のテーパ面部が雌ねじ部の入口周縁部を格段に滑り易くなって雌ねじ部に円滑に進入し、雄ねじ部と雌ねじ部との姿勢が一層早く修正される利点がある。また、請求項2と同様に雄ねじ部と案内軸部との外径比が1.2以上1.7以下の範囲内にあるので、両者間のバランスがよくなって案内軸部により雄ねじ部を雌ねじ部の内方に導入案内させ易くなる。
(請求項4の手段)
環状溝面部は断面略円弧状をなし、その半径を雌ねじ部のリードピッチの1.5倍以上で2.5倍以下の範囲内に設定している。このため、雄ねじ部が雌ねじ部に対して大きく傾く場合、環状溝面部を雌ねじ部の入口周縁部に素早く当接させることにより、逃げとして働かさせて、雌ねじ部に対して雄ねじ部を進入させられなくなる締着ミスを防ぐことができる。
(請求項5の手段)
案内軸部の表面部には、雌ねじ部のリードピッチと同一あるいは略同一の幅寸法で複数の溝条部を形成している。これにより、雌ねじ部の入口周縁部に対する案内軸部の接触面積が実質的に減少し、案内軸部が溝条部を介して雌ねじ部の入口周縁部を滑り易くなり、雄ねじ部を雌ねじ部に素早く導入案内させることができる。
(請求項6の手段)
テーパ面部の表面部には、案内軸部の溝条部に対応する複数の溝条部が放射状に形成されている。これにより、雌ねじ部の入口周縁部に対するテーパ面部の接触面積が実質的に減少し、テーパ面部が溝条部を介して雌ねじ部の入口周縁部を滑り易くなり、雄ねじ部を雌ねじ部に素早く導入案内させることができる。
本発明に係る締結機能ボルトでは、雄ねじ部が雌ねじ部に対して軸方向に傾いてセットされても、締結時に雄ねじ部と雌ねじ部との姿勢が修正されて傾きがなくなり、高い確度で雄ねじ部を雌ねじ部に正常に螺合させることができ、しかも加工が容易で成形性を損なわず、生産性の向上に寄与する。
図1ないし図5を参照しながら本発明の実施例1について説明する。
本発明の実施例1における締結機能ボルト1は、ローリング加工を用いて一体に設けられたもので、図1に示すように、雄ねじ部2と雄ねじ部2よりも径小な案内軸部3とを連接状態に形成している。雄ねじ部2の頭部には、中間部にゴム製パッキン6を挟む二枚の鍔部4、5が設けられている。
雄ねじ部2と案内軸部3との境界付近には、周方向に形成されて所定の径寸法で丸みが付けられた断面略円弧状の環状溝面部7が設けられている。環状溝面部7の断面半径(R)は、後述する雌ねじ部8{図3(a)参照}のリードピッチ(L)の1.5倍以上で2.5倍以下の範囲内に設定されている。これにより、環状溝面部7が雌ねじ部8の入口周縁部8aへの逃げとして働くようにし、雌ねじ部8に対して雄ねじ部2を進入させられなくなる締着ミスを防ぐ。
環状溝面部7の外側縁部7aからは、テーパ面部9が所定の角度で雄ねじ部2の先端部2aに跨がるように連続形成されている。
この場合、テーパ面部9のテーパ角度(θ)を68度以上72度以下の範囲内に設定するとともに、雄ねじ部2の外径(D)と案内軸部3の外径(d)との算術比を外径比(D/d)として1.2以上1.7以下の範囲内に設定し、案内軸部3により雄ねじ部2を雌ねじ部8に案内し易いようにしている。
上記構成において、締結機能ボルト1の雄ねじ部2は、図2の(a)に示す車体10に内装品や外装品(ダッシュボード、インストールメントパネル、バンパーおよびスポイラーなど)を取付けるために用いられる。インパクトレンチなどの工具やロボットアーム(いずれも図示せず)を使用し、同図の(b)に示す作業者Uにより雄ねじ部2が車体10の底部10aから雌ねじ部8に螺合により締結される。
この時、図3の(a)に示すように、雄ねじ部2が雌ねじ部8の入口周縁部8aに対して軸方向(H)に大きな傾斜角(Φ)で傾いてセットされても、案内軸部3が雌ねじ部8の内部に進入していると考えられる。このため、雄ねじ部2が締結時に回転や振動を受けるに伴い、同図の(b)に示すように、雄ねじ部2が姿勢を修正し、雌ねじ部8の入口周縁部8aに対して両者の軸芯の真直度が高くなるように立ち上がり始める。
この過程では、案内軸部3の先端角部3aが雌ねじ部8のねじ山8bに沿って摺動するので、雄ねじ部2が雌ねじ部8の内部に引込まれるような作用を受ける。この時、雄ねじ部2は、図4の(a)に示すように、環状溝面部7を雌ねじ部8の入口周縁部8aに逃げとして当接させて締着ミスを防ぐ。
さらに、雄ねじ部2は、図4の(b)に示すように、テーパ面部9を入口周縁部8aに滑らせて雌ねじ部8の内部に進入する。これに伴い、雄ねじ部2は、姿勢をいち早く修正して、軸方向(H)が雌ねじ部8の入口周縁部8aと略直角をなす位置に移行する{図5の(a)参照}。この時点で、図5の(b)に示すように雄ねじ部2が雌ねじ部8のねじ山8bに噛み合い正常に螺合し始める。
このように、雄ねじ部2が雌ねじ部8に対して軸方向(H)に大きく傾いてセットされても、環状溝面部7が雌ねじ部8の入口周縁部8aに対して逃げとして働く。このため、締着ミスが回避されるとともに、雌ねじ部8の入口周縁部8aに対する案内軸部3の干渉が避けられて、雌ねじ部8に対する案内軸部3のねじ込み動作を続けることができる。
この際、テーパ面部9のテーパ角度(θ)は、68度以上72度以下の範囲内にあるので、雄ねじ部2が締結時に回転や振動を受けるに伴い、テーパ面部9が雌ねじ部8の入口周縁部8aを内方に向かって滑り、締結時に雄ねじ部2と雌ねじ部8との姿勢が修正されて傾きがなくなり、高い確度で雄ねじ部2を雌ねじ部8に正常に螺合させることができる。
すなわち、雄ねじ部2が雌ねじ部8に対して傾いているうちは、雄ねじ部2が雌ねじ部8のねじ山8bに接触することなく、雄ねじ部2と雌ねじ部8との姿勢が修正されて傾きがなくなって初めて、雌ねじ部8のねじ山8bに接触して噛み合い始める。
この結果、雄ねじ部2が雌ねじ部8のねじ山8bに無理に噛み合わず相互に損傷を負うことがなくなる。実験によれば、雄ねじ部2の傾斜角(Φ)が22度以下では、100%の確度で雄ねじ部2を雌ねじ部8に正常に螺合させて締結させ得ることが判明している。 また、雄ねじ部2、テーパ面部9および環状溝面部7は比較的簡素な構造のため、刃の欠損を生じる植刃ダイスや切削加工を用いず、ローリング加工により形成され得るので、加工が容易で成形性を損なわず、生産性の向上に寄与する。
図6は、雌ねじ部8の入口周縁部8aに対するテーパ面部9の摺動性(V)とテーパ角度(θ)との関係を特性グラフで示す。図6では、テーパ面部9の摺動性(V)を滑り速度で表しており、テーパ面部9のテーパ角度(θ)が70度で摺動性(V)が最も良いことが分かる。
実施例1の変形例としてテーパ角度(θ)を69度以上71度以下の範囲内や69.5度以上70.5度以下の範囲内といったように70度の近傍となる区域に設定してもよい。
図7は本発明の実施例2を示す。実施例2が実施例1と異なるところは、案内軸部3の表面部には、雌ねじ部8のリードピッチ(L)と同一あるいは略同一の幅寸法で複数の溝条部11を形成したことである。この場合、テーパ面部9には、さらに案内軸部3の溝条部11に対応する複数の溝条部12を放射状に形成している。
実施例2では、溝条部11、12の形成に伴い、雌ねじ部8の入口周縁部8aに対する案内軸部3およびテーパ面部9の接触面積が実質的に減少する。このため、案内軸部3が表面部の溝条部11およびテーパ面部9の溝条部12を介して雌ねじ部8の入口周縁部8aを滑り易くなり、雄ねじ部2を雌ねじ部8に素早く導入案内させることが可能となる。
(変形例)
なお、実施例2においては、案内軸部3の溝条部11およびテーパ面部9の溝条部12のうち一方を省略して他方のみを設けるようにしてもよい。溝条部11、12は直線状ばかりでなく、案内軸部3の中心軸に対して所定の角度を有する傾斜状や螺線状となるように形成してもよい。
本発明の締結機能ボルトでは、雄ねじ部が雌ねじ部に対して軸方向に傾いてセットされても、締結時に雄ねじ部と雌ねじ部との姿勢が修正されて傾きがなくなり、高い確度で雄ねじ部を雌ねじ部に正常に螺合させることができ、しかも加工が容易で成形性を損なわず、生産性の向上に寄与する。このため、雄ねじ部の締着ミスを大幅に低減して歩留りを高め、生産性の効率化を求める需要者を喚起し、関連部品の流通を介して機械産業に広く適用することができる。
締結機能ボルトを示す正面図である(実施例1)。 (a)は締結機能ボルトが使用される車体を示す模式図、(b)は作業者が締結機能ボルトを取付ける態様を示す斜視図である(実施例1)。 (a)、(b)は雄ねじ部を雌ねじ部に螺合させる態様を示す縦断面図である(実施例1)。 (a)、(b)は雄ねじ部を雌ねじ部に螺合させる態様を示す縦断面図である(実施例1)。 (a)は雄ねじ部が雌ねじ部に略直角となるように立ち上がる態様を示す縦断面図、(b)は雄ねじ部が雌ねじ部に正常に螺合し始める態様を示す縦断面図である(実施例1)。 テーパ面部の摺動性とテーパ角度との関係を示す特性グラフである(実施例1)。 締結機能ボルトを雌ねじ部と一緒に示す正面図である(実施例2)。
符号の説明
1 締結機能ボルト
2 雄ねじ部
2a 雄ねじ部の先端部
3 案内軸部
7 環状溝面部
7a 環状溝面部の外側縁部
8 雌ねじ部
8a 雌ねじ部の入口周縁部
8b 雌ねじ部のねじ山
9 テーパ面部
11、12 溝条部
θ テーパ角度
R 環状溝面部の断面半径
L 雌ねじ部のリードピッチ
H 軸方向
D/d 雄ねじ部と案内軸部との外径比

Claims (6)

  1. 雄ねじ部と前記雄ねじ部よりも径小な案内軸部とを連接状態に形成し、前記雄ねじ部を前記案内軸部から相手部材の雌ねじ部に螺合させる締結機能ボルトにおいて、
    前記雄ねじ部と前記案内軸部との境界付近で周方向に形成された断面略円弧状の環状溝面部と、
    前記環状溝面部の外側縁部から前記雄ねじ部の先端部にかけて、前記雌ねじ部の入口周縁部に対応するように連続形成されたテーパ面部とを備え、
    前記テーパ面部のテーパ角度を68度以上72度以下の範囲内に設定したことを特徴とする締結機能ボルト。
  2. 前記テーパ面部のテーパ角度を69度以上71度以下の範囲内に設定するとともに、前記雄ねじ部と前記案内軸部との外径比を1.2以上1.7以下の範囲内に設定したことを特徴とする請求項1に記載の締結機能ボルト。
  3. 前記テーパ面部のテーパ角度を69.5度以上70.5度以下の範囲内に設定するとともに、前記雄ねじ部と前記案内軸部との外径比を1.2以上1.7以下の範囲内に設定したことを特徴とする請求項1に記載の締結機能ボルト。
  4. 前記環状溝面部の断面半径は、前記雌ねじ部のリードピッチの1.5倍以上で2.5倍以下の範囲内に設定したことを特徴とする請求項1に記載の締結機能ボルト。
  5. 前記案内軸部の表面部には、前記雌ねじ部のリードピッチと同一あるいは略同一の幅寸法で複数の溝条部を形成していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の締結機能ボルト。
  6. 前記テーパ面部の表面部には、前記案内軸部の溝条部に対応する複数の溝条部が放射状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の締結機能ボルト。
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