JP4024017B2 - 光送信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光位相変調器および光強度変調器を備えた光送信装置に関し、特に光強度変調器および光位相変調器の位相関係が常に一定値となるように制御するフィードバック制御系を備えた光送信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、波長多重長距離光通信システムにおける光送信装置では、たとえば、図5に示すように、伝送距離の拡張を目的としたビット同期位相変調方式が用いられている。図5は、従来の光位相変調器および光強度変調器を備える光送信装置の構成を示すブロック図である(文献「プリチャープを用いた高信号光強度、狭チャネル間隔100Gb/s(5Gp/s×20波長)・9,500kmWDV伝送実験(1998年電子情報通信学会総合大会講演論文集・通信2 B−10−111)」に示された、光位相変調器および光強度変調器を備える光送信装置を用いた波長多重長距離光通信システムの構成を参照)。
【0003】
伝送距離の拡張には、信号波形の歪みの原因となる自己位相変調(SPM)と群速度分散(GVD)との相乗効果であるSPM−GVD効果の低減が重要である。SPM−GVD効果の低減技術としてプリチャープ技術があり、このプリチャープ技術として、ビット同期位相変調方式は波長分散による波形劣化を抑圧する有効な方法として知られている。上記文献では、SPM−GVD効果の低減技術であるプリチャープ技術を用いて信号光強度を高める可能性等についての検討結果が報告されている。
【0004】
図5において、上述した光送信装置を有した光通信システムは、送信系が、SPM−GVD効果を評価するための単チャネル伝送系(Measured ch)と、波長多重伝送系(other channeles)と、両系からの多波長光信号を多重する光多重装置(MUX)105とで構成されている。
【0005】
単チャネル伝送系(Measured ch)は、連続光を出力する光源(LD)101と、光源(LD)101からの連続光を5Gb/sのRZデータ信号によって強度変調する光強度変調器(AM)102と、光強度変調器(AM)102の出力光信号を5GHzのクロック信号によって位相変調する光位相変調器(PM)103と、光位相変調器(PM)103の出力光信号に分散補償を施して光多重装置(MUX)105に伝達する分散補償ファイバ(DCF)104とを備えている。
【0006】
波長多重伝送系(other channeles)は、連続光を出力する複数の光源(LD)106と、複数の光源(LD)106からの連続光を5Gb/sのRZデータ信号によって強度変調する光強度変調器(AM)107と、光強度変調器(AM)107の出力光信号を5GHzのクロック信号によって位相変調する光位相変調器(PM)108と、光位相変調器(PM)108の出力光信号に遅延を与えて光多重装置(MUX)105に伝達する光遅延器(Δφ)109とを備えている。
【0007】
光多重装置(MUX)105が出力する多波長光信号は、光スイッチ110を介して光カプラ111に入力し、長距離伝送路112と受信系とに分岐出力される。受信系は、光カプラ111からの多波長光信号を1波長毎に分離する光分離装置(DMUX)113と、光分離装置(DMUX)113が分離出力する光信号に分散補償を施して出力する分散補償ファイバ(DCF)114と、分散補償ファイバ(DCF)114の出力を受ける光受信器(OR)115とを備えている。
【0008】
また、長距離伝送路112は、中継増幅器116と伝送路(SMF)117が交互に所定数配置され、光カプラ111からの多波長光信号を中継伝送し、光スイッチ118を介して光カプラ111に入力するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図5に示した構成において、単チャネル伝送系(Measured ch)を例に挙げると、光強度変調器(AM)102に印加されるデータ信号と、光位相変調器(PM)103に印加されるクロック信号とが特定の位相関係に設定されている場合には、光ファイバ伝播に伴う符号間干渉が抑圧されることが知られている。したがって、光強度変調器(AM)102に印加するデータ信号と、光位相変調器(PM)103に印加するクロック信号との位相関係は、常に一定値に保たれなければならない。
【0010】
しかし、図5では、ビット同期位相変調を実現するための構成は開示されているが、光強度変調器(AM)102に印加するデータ信号と、光位相変調器(PM)103に印加するクロック信号との位相関係を監視し、その位相関係を一定値に保つための制御が実現されていないので、信号品質を保持することが困難となる場合がある。
【0011】
具体的に、光強度変調器(AM)102および光位相変調器(PM)103の駆動回路では増幅器が用いられ、この種の増幅器での伝播遅延時間は、動作状態によって変化する可能性がある。この場合、環境温度の変化に伴い、たとえば、光位相変調器(PM)103に印加するクロック信号を増幅する増幅器での伝播遅延時間が変化することが懸念される。一般に、増幅器の伝播遅延時間は、典型的には環境温度の変化によって5〜10ps程度変化する。図5に示すように、ビットレートが5Gb/s程度の低速である場合、1ビットに与えられるタイムスロットは、200psであるので、増幅器での伝播遅延時間の温度依存性は無視できる程度の影響といえる。
【0012】
ところが、近年、光通信に用いられるビットレートは40Gb/s程度にまで上昇しており、1ビットに与えられるタイムスロットは25psにまで狭くなっている。25psのタイムスロットに対して増幅器での伝播遅延時間の環境温度依存性は無視できない値である。そのため、40Gb/s程度の高ビットレートでは、光強度変調器(AM)102に印加するデータ信号と、光位相変調器(PM)103に印加するクロック信号との位相関係が一定値に保たれず、増幅器での伝播遅延時間に起因する伝送特性劣化が生じるという問題がある。
【0013】
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、光位相変調器および光強度変調器を備える光送信装置において、光強度変調器および光位相変調器の位相関係が常に一定値となるように制御することができる光送信装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかる光送信装置は、光源と出力端子との間に任意の順序で配置されている光位相変調器および光強度変調器と、前記光位相変調器に印加する第1クロック信号と前記光強度変調器に印加する第2クロック信号との位相関係を検出する位相比較手段と、前記位相比較手段が検出する信号に基づいて、前記第1クロック信号および第2クロック信号間の位相関係が一定値となるように、前記第1クロック信号または前記第2クロック信号に与える遅延量を制御する遅延制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、第1クロック信号と第2クロック信号は、共にクロック源を出たクロック信号が増幅器で増幅されたものであり、増幅器の温度依存性による伝播遅延の影響を受けている。そこで、まず、位相比較手段にて光位相変調器に印加する第1クロック信号と光強度変調器に印加する第2クロック信号との位相関係が検出される。次いで、遅延制御手段にて、位相比較手段が検出する信号に基づいて、第1クロック信号および第2クロック信号間の位相関係が一定値となるように、第1クロック信号または第2クロック信号に与える遅延量が制御される。以上の動作が繰り返されることにより、第1クロック信号および第2クロック信号間の位相関係が常に一定値となるように制御される。
【0016】
つぎの発明にかかる光送信装置は、光源と出力端子との間に任意の順序で配置されている光位相変調器および光強度変調器と、前記出力端子に送出される光変調出力信号の一部を電気変換した電気信号に含まれるクロック成分と、前記光位相変調器に印加する第1クロック信号との位相関係を検出する位相比較手段と、前記位相比較手段が検出する信号に基づいて、前記クロック成分および第1クロック信号間の位相関係が一定値となるように、前記第1クロック信号または前記光強度変調器に印加する第2クロック信号に与える遅延量を制御する遅延制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、第1クロック信号と第2クロック信号は、共にクロック源を出たクロック信号が増幅器で増幅されたものであり、増幅器の温度依存性による伝播遅延の影響を受けている。クロック成分は、第2クロック信号の位相特性をそのまま具備している。そこで、まず、位相比較手段にて、出力端子へ送出される光変調出力信号の一部を電気変換した電気信号に含まれるクロック成分と光位相変調器に印加する第1クロック信号との位相関係が検出される。次いで、遅延制御手段にて、位相比較手段が検出する信号に基づいて、クロック成分および第1クロック信号間の位相関係が一定値となるように、第1クロック信号または第2クロック信号に与える遅延量が制御される。以上の動作が繰り返されることにより、第1クロック信号および第2クロック信号間の位相関係が常に一定値となるように制御される。
【0018】
つぎの発明にかかる光送信装置は、光源と出力端子との間に任意の順序で配置されている光位相変調器および2つの光強度変調器と、前記光位相変調器に印加する第1クロック信号と前記2つの光強度変調器の一方に印加する第2クロック信号との位相関係を検出する第1位相比較手段と、前記第1位相比較手段が検出する信号に基づいて、前記第1クロック信号および第2クロック信号間の位相関係が一定値となるように、前記第1クロック信号または前記第2クロック信号に与える遅延量を制御する第1遅延制御手段と、第3クロック信号に同期してデータ信号を前記2つの光強度変調器の他方に印加するデータ入力手段と、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号いずれか一方と前記第3クロック信号との位相関係を検出する第2位相比較手段と、前記第2位相比較手段が検出する信号に基づいて、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号いずれか一方と前記第3クロック信号との位相関係が一定値となるように、前記第3クロック信号に与える遅延量を制御する第2遅延制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、第1クロック信号と第2クロック信号と第3クロック信号は、共にクロック源を出たクロック信号が増幅器で増幅されたものであり、増幅器の温度依存性による伝播遅延の影響を受けている。そこで、まず、第1位相比較手段にて光位相変調器に印加する第1クロック信号と2つの光強度変調器の一方に印加する第2クロック信号との位相関係が検出される。次いで、第1遅延制御手段にて、第1位相比較手段が検出する信号に基づいて、第1クロック信号および第2クロック信号間の位相関係が一定値となるように、第1クロック信号または第2クロック信号に与える遅延量が制御される。並行して、第2位相比較手段にて、第1クロック信号と第2クロック信号の一方と第3クロック信号との位相関係が検出される。次いで、第2遅延制御手段にて、第2位相比較手段が検出する信号に基づいて、第1クロック信号と第2クロック信号の一方と第3クロック信号との位相関係が一定値となるように、第3クロック信号に与える遅延量が制御される。以上の動作が繰り返されることにより、例えば第1クロック信号を基準にして、第1クロック信号および第2クロック信号間の位相関係が常に一定値となるように制御され、同時に第1クロック信号および第3クロック信号間の位相関係が常に一定値となるように制御される。その結果、第3クロック信号に同期して入力されるデータ信号の伝送品質が良好に維持される。なお、データ信号には、RZ形式が用いられる。
【0020】
つぎの発明にかかる光送信装置は、光源と出力端子との間に任意の順序で配置されている光位相変調器および2つの光強度変調器と、前記光位相変調器に印加する第1クロック信号と前記2つの光強度変調器の一方に印加する第2クロック信号との位相関係を検出する第1位相比較手段と、前記第1位相比較手段が検出する信号に基づいて、前記第1クロック信号および第2クロック信号間の位相関係が一定値となるように、前記第1クロック信号または前記第2クロック信号に与える遅延量を制御する第1遅延制御手段と、第3クロック信号に同期してデータ信号を前記2つの光強度変調器の他方に印加するデータ入力手段と、前記出力端子に送出される光変調出力信号の一部を電気変換した電気信号に含まれるクロック成分と、前記第1クロック信号または前記第2クロック信号との位相関係を検出する第2位相比較手段と、前記第2位相比較手段が検出する信号に基づいて、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号いずれか一方と記クロック成分との位相関係が一定値となるように、前記第3クロック信号に与える遅延量を制御する第2遅延制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、第1クロック信号と第2クロック信号と第3クロック信号は、共にクロック源を出たクロック信号が増幅器で増幅されたものであり、増幅器の温度依存性による伝播遅延の影響を受けている。クロック成分は、第2クロック信号の位相特性をそのまま具備している。そこで、まず、第1位相比較手段にて光位相変調器に印加する第1クロック信号と2つの光強度変調器の一方に印加する第2クロック信号との位相関係が検出される。次いで、第1遅延制御手段にて、第1位相比較手段が検出する信号に基づいて、第1クロック信号および第2クロック信号間の位相関係が一定値となるように、第1クロック信号または第2クロック信号に与える遅延量が制御される。並行して、第2位相比較手段にて、第1クロック信号と第2クロック信号いずれか一方とクロック成分との位相関係が検出される。次いで、第2遅延制御手段にて、第2位相比較手段が検出する信号に基づいて、第1クロック信号と第2クロック信号いずれか一方とクロック成分との位相関係が一定値となるように、第3クロック信号に与える遅延量が制御される。以上の動作が繰り返されることにより、例えば第1クロック信号を基準にして、第1クロック信号および第2クロック信号間の位相関係が常に一定値となるように制御され、同時に第1クロック信号および第3クロック信号間の位相関係が常に一定値となるように制御される。その結果、第3クロック信号に同期して入力されるデータ信号の伝送品質が良好に維持される。なお、データ信号には、RZ形式が用いられる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、この発明にかかる光送信装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0023】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1である光送信装置の構成を示すブロック図である。図1において、この光送信装置は、連続光を出力する光源(CW)1と、光変調器に印加するクロック信号を供給するクロック源(CLK)2と、光位相変調器(PM)3と、光位相変調器駆動用の狭帯域増幅器4と、光強度変調器(AM)5と、光強度変調器駆動用の狭帯域増幅器6と、分配器7,8,9と、ミキサ10と、ローパスフィルタ(LPF)11と、自動遅延補償回路(ADC:Auto Delay Compensation)12と、移相器(Δφ)13と、出力端子14とを備えている。
【0024】
クロック源(CLK)2からのクロック信号は、分配器7にて2分岐され、一方は狭帯域増幅器4に与えられ、他方は移相器(Δφ)13に与えられている。狭帯域増幅器4の出力は、分配器8で2分岐され、一方は光移相変調器3に与えられ、他方はミキサ10に与えられている。また、移相器(Δφ)13の出力は、狭帯域増幅器6に与えられ、狭帯域増幅器6の出力は、分配器9にて、光強度変調器(AM)5とミキサ10とに2分岐されている。
【0025】
ミキサ10は、狭帯域増幅器4の出力(光位相変調器(PM)3に印加するクロック信号)と狭帯域増幅器6の出力(光強度変調器(AM)5に印加するクロック信号)との位相を比較し、位相差および位相の進遅を示す信号をローパスフィルタ(LPF)11に与える。
【0026】
ローパスフィルタ(LPF)11は、ミキサ10の出力信号から低周波成分を抽出し、自動遅延補償回路(ADC)12に与える。自動遅延補償回路(ADC)12は、ローパスフィルタ(LPF)11の出力信号に従って移相器(Δφ)13の移相量を制御する。
【0027】
これにより、光強度変調器(AM)5に印加するクロック信号の位相が、光位相変調器(PM)3に印加するクロック信号の位相と一致するように、狭帯域増幅器6に与えられるクロック信号の遅延量が制御される。その結果、所定の伝送品質が得られる光変調信号が出力端子14から送出されることになる。
【0028】
つぎに、図1および図2を参照して、実施の形態1の動作を説明する。図2は、ミキサ10の動作を説明する図である。図2(1)は、狭帯域増幅器4の出力信号である光位相変調器駆動信号の波形図である。図2(2)は、狭帯域増幅器6の出力信号である光強度変調器駆動信号の波形図である。図2(3)は、ミキサ10の出力信号、すなわち、ローパスフィルタ(LPF)11の出力信号の波形図である。
【0029】
この実施の形態1では、光位相変調器(PM)3が光強度変調器(AM)5の前に置かれているので、光位相変調器(PM)3の入力位相を基準に光強度変調器(AM)5の入力位相を制御するようにしている。
【0030】
ここで、図2(1)および図2(2)に示すように、光位相変調器駆動信号と光強度変調器駆動信号との位相差がθ(t)であるとすると、クロック周波数ω1を用いて、光位相変調器駆動信号(ミキサ10の一方の入力信号)は、A×sinω1tと表せる。また、光強度変調器駆動信号(ミキサ10の他方の入力信号)は、B×sin(ω1t+θ(t))と表せる。この場合、ローパスフィルタ(LPF)11の出力は、AB×cosθ(t)となる。
【0031】
狭帯域増幅器6での伝播遅延時間の変化により、位相差θ(t)が初期位相差から変化すると、ローパスフィルタ(LPF)11の出力レベルが初期位相差に対応した初期値レベルから変化する。ローパスフィルタ(LPF)11の実際の出力レベルと初期値レベルとの大小関係は、位相差θ(t)の初期位相差からのずれ方向、つまり狭帯域増幅器4での伝播遅延時間に対する狭帯域増幅器6での伝播遅延時間の進遅に対応している。
【0032】
自動遅延補償回路(ADC)12は、位相差θ(t)の初期値に対応するローパスフィルタ(LPF)11の初期値出力レベルを予め保持しており、ローパスフィルタ(LPF)11の出力レベルが、初期値出力レベルを保ち一定値となるように移相器(Δφ)13での移相量制御を行う。
【0033】
その結果、移相器(Δφ)13では、狭帯域増幅器4での伝播遅延時間に対する狭帯域増幅器6での伝播遅延時間の進遅に対応した移相量制御が行われるので、図2(3)に示すように、ミキサ10から、狭帯域増幅器4,6間での伝播遅延時間の位相差θ(t)を一定値である初期位相差に向かわせる信号が出力される。
【0034】
以上の動作が繰り返されることにより、狭帯域増幅器4から出力されるクロック信号と狭帯域増幅器6から出力されるクロック信号と間の位相関係が常に一定値となるように制御される。
【0035】
この実施の形態1では、光強度変調器に印加するクロック信号と光位相変調器に印加するクロック信号の位相関係を監視し、一定の位相関係を維持させ得るフィードバック制御が行えるようにしているので、光強度変調器および光位相変調器に印加するクロック信号間の位相関係が常に一定値となるように制御することができる。なお、光位相変調器および光強度変調器の配置順序は任意でよい。
【0036】
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2である光送信装置の構成を示すブロック図である。なお、図3では、図1で示した構成と同一要素には同一符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に係る部分を中心に説明する。この点は、以下の実施の形態においても同様である。
【0037】
上述した実施の形態1では、光変調器に対する印加クロック信号の一部を用いて位相比較する構成を示したが、この実施の形態2では、位相比較信号の一方に光変調出力信号の一部を用いるようにしている。
【0038】
すなわち、図3に示すように、図1で示した分配器9を省略して狭帯域増幅器6の出力を直接光強度変調器(AM)5に与えるようにし、光強度変調器(AM)5と出力端子14との間に光カプラ17が設けられ、光カプラ17の他方の分岐光を電気変換するフォトダイオード18が設けられている。フォトダイオード18の出力信号は、ミキサ10に与えられている。
【0039】
この実施の形態2では、ミキサ10は、光位相変調器(PM)3の駆動信号(狭帯域増幅器4から出力されるクロック信号)とフォトダイオード18の出力信号(光変調出力信号の一部を電気変換した信号)に含まれるクロック成分との位相比較を行うようになっている。
【0040】
したがって、実施の形態2では、一方の位相比較信号として光変調出力信号の一部を用いて、狭帯域増幅器の温度特性に起因する両光変調器間での位相ずれを検出し、それを一定値である初期位相差に維持させ得るフィードバック制御が行えるので、実施の形態1と同様に、光強度変調器および光位相変調器に印加するクロック信号間の位相関係が常に一定値となるよう制御することができる。
【0041】
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3である光送信装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態3では、光位相変調器と2つの光強度変調器を備える光送信装置としている。
【0042】
すなわち、図4に示すように、この実施の形態3では、図1に示した構成において、光強度変調器(AM)5と出力端子14との間に、さらにデータ変調用の光強度変調器21が追加して設けられ、それに伴い制御系等が追加して設けられている。
【0043】
追加された制御系等は、分配器7に代えた3分岐の分配器22と、狭帯域増幅器4と分配器8との間に設けた分配器23と、狭帯域増幅器24と、移相器(Δφ)25と、分配器26と、ミキサ27と、ローパスフィルタ(LPF)28と、自動遅延補償回路(ADC)29と、データ入力端子30と、遅延フリップフロップ(D/FF)31と、広帯域増幅器32とを備えている。
【0044】
クロック源(CW)2からのクロック信号は、分配器22にて3分岐され、狭帯域増幅器4と移相器(Δφ)13と追加された狭帯域増幅器24とに与えられている。狭帯域増幅器4の出力は、追加された分配器23で2分岐され、分配器8と追加されたミキサ27とに与えられている。狭帯域増幅器24の出力は、移相器(Δφ)25を介して分配器26に入力し、分配器26において2分岐され、ミキサ27と遅延フリップフロップ(D/FF)31とに入力される。
【0045】
ここで、遅延フリップフロップ(D/FF)31は、データ入力端子30に印加されるNRZ形式のデータ信号を、移相器(Δφ)25が出力するクロック信号に同期して取り込む。広帯域増幅器32は、遅延フリップフロップ(D/FF)31の出力信号を適宜レベルに増幅して光強度変調器(AM)21に印加する。光強度変調器(AM)21は、広帯域増幅器32が出力するクロック信号に同期したデータ信号によって光強度変調器(AM)5が出力する強度変調光信号を変調し、出力端子14に送出する。
【0046】
以上の動作過程において、ミキサ27は、狭帯域増幅器4の出力信号(光位相変調器(PM)3に印加するクロック信号)と移相器(Δφ)25の出力信号(光強度変調器(AM)21に印加するクロック信号)との位相を比較し、位相差および位相の進遅を示す信号をローパスフィルタ(LPF)28に与える。
【0047】
ローパスフィルタ(LPF)28は、ミキサ27の出力信号から低周波成分を抽出し、自動遅延補償回路(ADC)29に与える。自動遅延補償回路(ADC)29は、ローパスフィルタ(LPF)28の出力信号に従って移相器(Δφ)25の移相量を制御する。
【0048】
その結果、移相器(Δφ)25の出力信号(光強度変調器(AM)21に印加するクロック信号)の位相が、光位相変調器(PM)3に印加するクロック信号の位相と一定の関係を維持するように、光強度変調器(AM)21に印加するクロック信号の遅延量が制御される。これにより、出力端子14には、NRZ形式と比べて長距離伝送に優れたビット同期ずれのないRZ形式の位相変調信号が得られる。
【0049】
この実施の形態3では、データ変調用の光強度変調器が増えた場合においても、各強度変調器に印加するクロック信号の位相と光位相変調器に印加するクロックの位相とに一定の位相関係を維持させ得るフィードバック制御が行えるようにしているので、光強度変調器および光位相変調器に印加する信号間の位相関係が常に一定値となるように制御することができる。
【0050】
なお、この実施の形態3では、実施の形態1の構成に光強度変調器を追加した場合を示したが、実施の形態2においても同様に光強度変調器を追加して構成することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、光位相変調器および光強度変調器に印加するクロック信号間の位相関係を監視し、その位相関係が常に一定値となるようにするフィードバック制御が行えるようにしたので、光強度変調器および光位相変調器に印加するクロック信号を増幅する増幅器の伝播遅延時間による送信信号の品質劣化を抑圧することができるという効果を奏する。
【0052】
つぎの発明によれば、光変調出力信号の一部を電気変換した電気信号に含まれるクロック成分と光位相変調器に印加するクロック信号との位相関係を監視し、その監視結果に基づき、光強度変調器および光位相変調器に印加するクロック信号間の位相関係が常に一定値となるようにするフィードバック制御が行えるにようしたので、光強度変調器および光位相変調器に印加するクロック信号を増幅する増幅器の伝播遅延時間による送信信号の品質劣化を抑圧することができるという効果を奏する。
【0053】
つぎの発明によれば、光位相変調器と2つの光強度変調器を備える場合において、例えば、光位相変調器に印加するクロック信号に対して、2つの光強度変調器にそれぞれ印加するクロック信号との位相関係をそれぞれ監視し、それを一定値にすべく2つの光強度変調器に印加するクロック信号に与える遅延量をそれぞれ制御するようにしたので、光強度変調器および光位相変調器に印加する信号を増幅する増幅器の伝播遅延時間による送信信号の品質劣化を抑圧することができる効果を奏するとともに、送信データを光強度変調器を用いてRZ形式化することができるので、NRZ形式と比べて長距離伝送に優れたビット同期ずれのない位相変調信号が生成できるという効果を奏する。
【0054】
つぎの発明によれば、光位相変調器と2つの光強度変調器を備える場合において、例えば、光位相変調器に印加するクロック信号と第1光強度変調器に印加するクロック信号との位相関係を監視しそれを一定値にすべく第1光強度変調器に印加するクロック信号に与える遅延量を制御するとともに、光位相変調器に印加するクロック信号と光変調出力信号の一部を電気変換した電気信号に含まれるクロック成分との位相関係を監視しそれを一定値にすべく第2光強度変調器に印加するクロック信号に与える遅延量を制御するようにしたので、光強度変調器および光位相変調器に印加する信号を増幅する増幅器の伝播遅延時間による送信信号の品質劣化を抑圧することができるという効果を奏するとともに、送信データを光強度変調器を用いてRZ形式化することができるので、NRZ形式と比べて長距離伝送に優れたビット同期ずれのない位相変調信号が生成できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である光送信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示したミキサの動作を説明する図である。
【図3】 この発明の実施の形態2である光送信装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態3である光送信装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の光位相変調器および光強度変調器を備える光送信装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光源(CW)、2 クロック源(CLK)、3 光位相変調器、4 狭帯域増幅器、5 光強度変調器、6 狭帯域増幅器、7,8,9 分配器、10 ミキサ、11 ローパスフィルタ、12 自動遅延補償回路(ADC)、13 移相器、14 出力端子、17 光カプラ、18 フォトダイオード、21 光強度変調器、22,23,26 分配器、24 狭帯域増幅器、25 移相器、27 ミキサ、28 ローパスフィルタ、29 自動遅延補償回路(ADC)、30 データ入力端子、31 遅延フリップフロップ(D/FF)、32 広帯域増幅器。

Claims (4)

  1. 光源と出力端子との間に任意の順序で配置されている光位相変調器および光強度変調器と、
    前記光位相変調器に印加する第1クロック信号と前記光強度変調器に印加する第2クロック信号との位相関係を検出する位相比較手段と、
    前記位相比較手段が検出する信号に基づいて、前記第1クロック信号および第2クロック信号間の位相関係が一定値となるように、前記第1クロック信号または前記第2クロック信号に与える遅延量を制御する遅延制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光送信装置。
  2. 光源と出力端子との間に任意の順序で配置されている光位相変調器および光強度変調器と、
    前記出力端子に送出される光変調出力信号の一部を電気変換した電気信号に含まれるクロック成分と、前記光位相変調器に印加する第1クロック信号との位相関係を検出する位相比較手段と、
    記位相比較手段が検出する信号に基づいて、前記クロック成分および第1クロック信号間の位相関係が一定値となるように、前記第1クロック信号または前記光強度変調器に印加する第2クロック信号に与える遅延量を制御する遅延制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光送信装置。
  3. 光源と出力端子との間に任意の順序で配置されている光位相変調器および2つの光強度変調器と、
    前記光位相変調器に印加する第1クロック信号と前記2つの光強度変調器の一方に印加する第2クロック信号との位相関係を検出する第1位相比較手段と、
    前記第1位相比較手段が検出する信号に基づいて、前記第1クロック信号および第2クロック信号間の位相関係が一定値となるように、前記第1クロック信号または前記第2クロック信号に与える遅延量を制御する第1遅延制御手段と、
    第3クロック信号に同期してデータ信号を前記2つの光強度変調器の他方に印加するデータ入力手段と、
    前記第1クロック信号と前記第2クロック信号いずれか一方と前記第3クロック信号との位相関係を検出する第2位相比較手段と、
    前記第2位相比較手段が検出する信号に基づいて、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号いずれか一方と前記第3クロック信号との位相関係が一定値となるように、前記第3クロック信号に与える遅延量を制御する第2遅延制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光送信装置。
  4. 光源と出力端子との間に任意の順序で配置されている光位相変調器および2つの光強度変調器と、
    前記光位相変調器に印加する第1クロック信号と前記2つの光強度変調器の一方に印加する第2クロック信号との位相関係を検出する第1位相比較手段と、
    前記第1位相比較手段が検出する信号に基づいて、前記第1クロック信号および第2クロック信号間の位相関係が一定値となるように、前記第1クロック信号または前記第2クロック信号に与える遅延量を制御する第1遅延制御手段と、
    第3クロック信号に同期してデータ信号を前記2つの光強度変調器の他方に印加するデータ入力手段と、
    前記出力端子に送出される光変調出力信号の一部を電気変換した電気信号に含まれるクロック成分と、前記第1クロック信号または前記第2クロック信号との位相関係を検出する第2位相比較手段と、
    前記第2位相比較手段が検出する信号に基づいて、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号いずれか一方と記クロック成分との位相関係が一定値となるように、前記第3クロック信号に与える遅延量を制御する第2遅延制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光送信装置。
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