JP4023461B2 - 液晶配向処理装置及び液晶配向処理方法 - Google Patents

液晶配向処理装置及び液晶配向処理方法 Download PDF

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本発明は、イオンビームを使用した液晶の配向処理装置及び配向処理方法に関し、特に、小型基板用に好適であって配向処理方向のアライメント方法を改善した技術に関する。
液晶表示素子(LCD:Liquid Crystal Device)は、直視型のモニタ及び投写型のプロジェクタに広く利用されている。現在利用されているLCDは、2枚の基板間に液晶を封入し、液晶の配向状態を、液晶に印加される電場で制御することにより、表示を行っている。
図21はLCDの断面構造を簡略的に示す断面図である。TFT(Thin Film Transistor)基板201aと対向基板201bとが、液晶362を挟んで重合わされており、各基板201a、201bと液晶362との間には、配向処理済の配向膜361が設けられている。
表示方式としては、広く用いられている捻れネマティック(TN)モードと、視角特性に優れているために大型モニタ及び大型テレビに利用される面内スイッチング(in-plane-switching:IPS)モードとがあるが、電圧を印加する前の液晶の配向は、いずれもガラス基板の配向処理により得られている。即ち、いずれの表示形式においても、ガラス基板上に成膜した配向膜を、コットン、レーヨン、ナイロン等の布を巻き付けたローラで、配向膜表面を擦る(ラビング法)ことにより配向処理している。
また、その他の非接触配向方法も提案されているが、いずれの場合も、配向処理方向は液晶分子長軸が向く方向として定義されている。
非接触配向方法として、イオンビームによる配向処理が開発されている(特許文献2、3)。ラビング処理では、配向膜を布で擦る接触式のため、ゴミの発生・配向膜に傷が付くことによるコントラスト比及び歩留まりの低下が問題になっていた。これに対し、イオンビームは、非接触式のため、ゴミの発生がなく、また配向膜に傷が付くことはない。但し、イオンビームによる配向処理装置は、真空装置が必要である。
図22は、イオンビームによる配向処理装置を示す模式図である。真空槽313内には、基板201を所望の配向処理角にするためのθステージ307が設けられている。イオンソース305からイオンビーム306が照射され、このイオンビーム306はシャッタ308によりオン・オフされる。このシャッタ308により、イオンビーム306が安定するまでは、基板201にイオンビーム306が照射されることがないようになっている。配向処理方向は、イオンビーム306の基板201への斜影成分となる。
別の非接触配向法として、光配向処理方法が開発されている。光配向とは、成膜した有機樹脂膜に光(主にUV光、更に偏光が多い)を照射することにより、有機樹脂膜に方向性を与え、液晶を配向させる技術である。配向処理方向は、光配向処理時の光の入射面(又は偏光)で定義される。多くは、入射面と配向処理方向は平行になる。
一方、近年、液晶表示装置には高度な表示特性が要求されており、特に高いコントラスト比が求められるようになった。ここでは、これを実現する方法として、IPSモードを例にして説明する。
IPSモードでは、図23に示したように、TFT基板201aの配向処理方向202aと、対向基板201bの配向処理方向202bとが、平行で相互に反対方向を向くように重ね合わせる。この状態では、TFT基板201a近傍の液晶分子は、対向基板201b近傍の液晶分子と基板面内で同じ方位角を持っており、ツイスト角0度の状態と呼ばれる。そして、本発明が、IPSモードでコントラスト比に影響を与える要因を検討した結果、ツイスト角の精度も重要であることがわかった。
図24に示したように、TFT基板配向処理方向202aと対向基板配向処理方向202bとの間に、配向処理方向のアライメント誤差205がある場合、液晶にツイスト角が発生する。IPSモードでの、配向処理方向のアライメント誤差205と、そのときのコントラスト比をグラフにすると、図25になる。図25より、例えばコントラスト比1000以上を得るには、配向処理方向のアライメント誤差205は、約1.5°以内でなければならないことがわかる。
同様に、TNモードにおいても、配向処理方向のアライメント誤差が、コントラスト比に影響を与えることが特許文献1に記載されている。
従来のLCDの作製工程では、配向処理のアライメント誤差を高精度に制御するのは困難であった。これを、LCDの簡易的な工程図である図26を使用して説明する。基板投入工程(ステップS1)において、夫々TFT基板作製工程(ステップS21)と対向基板作製工程(ステップS22)に、基板が投入される。TFT基板作製工程(ステップS21)、対向基板作製工程(ステップS22)では、成膜とフォトリソグラフィー技術が用いられる。この工程では、逐次露光装置が用いられるが、初めの露光時に以降の露光位置の基準になる基準位置マークが露光される。2回目以降の露光時には、逐次露光装置が基準位置マークを読みとることにより、露光位置は高精度に合わせられている。しかし、一般的に基準位置マークと基板外形を高精度に合わせる技術は用いられていないので、基板外形と基準位置マークとの位置関係は、基板により異なる。
図27と図28を使用して説明する。基板201の外形と基準位置マーク207との関係が理想的な時には、図27(a)、(b)のように基準位置マーク207を基準に作製される表示部206と基板端面との間のアライメント誤差はない。図27(a)は基板1枚でLCD1枚を作製するとき、図27(b)は基板1枚でLCD4枚を作製するときである。
一方、図28は、基板201の外形と基準位置マーク207との間にアライメント誤差が発生し、基準位置マーク207を基準に作製される表示部206と基板端面との間にアライメント誤差が発生した例である。
次に、配向処理工程(ステップS31、S32)で、完成したTFT基板と対向基板には、配向膜が成膜され、この配向膜に配向処理が行われる。このとき、配向処理方向を合わせる方法は、基板外形が基準に用いられている。具体的には、基板端面で位置合わせを行う。
次に、貼り合わせ工程(ステップS4)で、配向処理が終わったTFT基板と対向基板とを、貼り合わせる。このとき、基準位置マーク207を基準として、フォトリソグラフィー技術で作られた重ね合わせマークが用いられる。近年では、この重ね合わせマークにより、重ね合わせ誤差は±0.5μm以下に抑えられる。
図29及び図30は、IPSモードでツイスト角0°のLCDを作製する例である。図31はそのフローチャートである。図29(a)のように、TFT基板作製工程(ステップS21)、対向基板作製工程(ステップS22)で、基準位置マークと基板端面にアライメント誤差が無いときは、配向処理工程(ステップS31、S32)で、表示部206や基準位置マーク207に対し、配向処理方向は誤差無く行われる。したがって、基準位置マーク207から派生する重ね合わせマークを使用して、TFT基板201aと対向基板201bとを貼り合わせたときには、図29(b)のように、所望通り、TFT基板配向処理方向202aと対向基板配向処理方向202bは、ツイスト角0度になる。厳密にいうと、アライメント誤差は、逐次露光装置、配向処理装置及び貼り合わせ装置の機械精度内の誤差に抑えられる。
一方、図30(a)のように、TFT基板作製工程(ステップS21)、対向基板作製工程(ステップS22)で、基準位置マーク207と基板端面との間にアライメント誤差(図では両基板とも、アライメント誤差2°)があるときは、配向処理工程(ステップS31、S32)で、表示部206及び基準位置マーク207に対し、配向処理方向は2°ずれて行われる。従って、基準位置マーク207から派生する重ね合わせマークを使用して、TFT基板201aと対向基板201bとを貼り合わせたときには、図30(b)のように、TFT基板配向処理方向202aと対向基板配向処理方向202bは、ツイスト角4度になる。その結果、このLCDのコントラスト比は大きく低下し、300程度になる。
そこで、この問題を解決する技術として、配向処理時のアライメント方法が、特許文献1が公開されている。従来の技術では、図26の工程図のように、配向処理工程(ステップS31、S32)で、基板外形基準を使用していたため、配向処理方向のアライメント誤差が発生していた。特許文献1では、図31の工程図のように、配向処理工程(ステップS31'、S32')でも、基準位置マーク207から派生する配向処理用アライメントマークを使用しているので、配向処理方向のアライメント誤差は発生しない。厳密にいうと、アライメント誤差は、逐次露光装置、配向処理装置、貼り合わせ装置の機械精度内の誤差に抑えられる。
図32は配向処理装置の従来のアライメント装置の断面図、図33は基板平面図である。この図32及び図33を使用して、特許文献1のアライメント方法を説明する。先ず、装置の構成を説明する。従来のアライメント装置は、xステージ355、yステージ356、θステージ307を有している。ここで、x、y、θ方向は図33のように定義した。また、基板201上には、逐次露光装置用の基準位置マークを基準として、フォトリソグラフィー技術で作られた配向処理用アライメントマーク357が2つ作製されている。この配向処理用アライメントマーク357は、大きすぎると邪魔であり、アライメント精度が出ないので、顕微鏡で詳細に確認できる程度の大きさである。従って、配向処理用アライメントマーク357を用いるには、CCD304に顕微レンズ354が必要になる。図示していないが、焦点を合わせるために、CCD304と顕微レンズ354を上下させる機構が必要である。また、アライメント精度を出すため、間隔をおいて作製した2つの配向処理用アライメントマークを使用する。
アライメント手順を説明する。基板201上の、2つの配向処理用アライメントマーク357を、CCD304で読みとれる位置に合わせる。次に、CCD304で配向処理用アライメントマーク357を撮影し、画像認識により、配向処理用アライメントマーク357の重心位置と所望の位置との差を読みとり、この差が、xステージ355、yステージ356、及びθステージ307を動かすことにより、許容位置差内に納まるまで合わせる。許容位置差内に納まれば、アライメントは終了したと判断し、θステージ307を、所望の配向処理方向に回転させる。
次に、配向処理する。ラビング法による配向処理では、図34と図35に示したように、アライメントした基板201を搬送ステージ334で送り、ラビングローラ351で配向膜を擦る。図35に示したように、一般的にラビングローラの垂直方向から、基板を送り擦ったときは、基板進行方向335が配向処理方向となる。
特開2002−82334号公報 特開平10−96927号公報 特開平11−271773号公報 松本正一編著「液晶ディスプレイ技術」産業図書株式会社、1996年11月8日、pp.42−46 面内スイッチング(in-plane-switching、IPS)モード
しかしながら、この特許文献1に開示された配向処理時のアライメント方法にはいくつかの問題がある。第1の問題点は、イオンビームよる配向処理装置に特許文献1のアライメント機構を装備させるのが、困難であるということである。
特許文献1のアライメント機構をイオンビームによる配向処理装置に導入するときは、CCD、顕微レンズを2セット、xステージ、yステージを真空槽313に導入する必要がある。また、実際には基板回転を補正するθステージも必要となる。しかし、真空室内で顕微レンズを装備し、焦点合わせを行うことは極めて困難で、装置コストが上昇する。
また、大気中でアライメントを行った後、アライメントを保ったまま、真空室内に導入することも困難である。これは、通常、イオンビーム処理を行う真空槽303の前段には真空粗引き室(搬送室)が設置されるためである。このため、真空粗引き室の更に前段にアライメント機構を有するアライメントステージを用意する必要が生じる。このアライメントステージは、上述のように基板移動のためのx−、y−、θ−の各ステージ及び顕微鏡レンズ移動のためのx−、y−、z−(焦点合わせに使用)の各ステージが必要となる。以上のように、単純に特許文献1のアライメント機構をイオンビーム配向処理装置に付加した場合には、極めて高価な設備が必要となる。
第2の問題点は、基板が小さくなると特許文献1のアライメント方法を使用するのが、困難であるということである。この原因は、2つの配向処理用アライメントマーク357を、2つの顕微レンズ354を使用してCCD304で、それぞれ観察することに起因する。これについて、図36を使用して説明する。2つの配向処理用アライメントマーク357を、2つの顕微レンズ354を使用して観察するので、基板201の大きさが小さくなると、2つの配向処理用アライメントマーク357の間隔が狭くなる。その結果、顕微レンズ354が物理的に衝突するため、同時に観察可能な配向処理用アライメントマーク357の間隔、即ち基板サイズの限界が、顕微レンズ354によって決まる。
このため、アライメントできる基板サイズに下限が生じ、1型以下の基板をアライメントすることは困難となる。また、これを回避する手段として、基板サイズを一回り大きくし、この外周部にアライメントマークを敷設する方法も考えられる。この場合には不本意に大きな外寸を持つ基板を扱わなければならない。TFT基板等は、通常マザーガラスと呼ばれる大きな基板上に多面取りして得られるのが普通である。前述のような不本意な外寸の基板は多面取り数を減らし、コストの上昇を引き起こす要因となる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、構成が簡易化され、小型化されたアライメント装置を備え、配向処理方向を高精度に決めることができる液晶配向処理装置及び液晶配向処理方法を提供することにある。
本発明に係る液晶配向処理装置は、基板の表示部(図2の206)にレーザを照射する手段と、その回折スポット(図2の316)の形状から基板回転角(図3の318)を認識する手段と、前記認識した回転角に基づいて、基板の回転角を所定の角度に回転させる手段と、を有する。
本発明の液晶配向処理装置は、基板の表示部(図2の206)にレーザを照射する手段と、その回折スポット(図2の316)の形状から基板回転角(図3の318)を認識する手段と、前記認識した回転角に基づいて、配向処理手段の配向処理方向を所定の角度に回転させる手段と、を有する。
本発明の液晶表示素子の製造装置は、回折スポット(図2の316)の像を結ぶためスクリーン(図2の302)を有する。
本発明では、基板の表示部にレーザを照射する手段を有している。このため、TFT基板、対向基板の表示部にレーザを照射することが可能である。TFT基板では表示部にあるゲート線、ソース線等とその他の部分が、規則的に作製されており、さらに反射・吸収特性が大きく異なるため、回折格子として機能する。同様に、対向基板でも、遮光膜等が、回折格子として機能する。従って、表示部からのレーザの反射光は、表示部に作製されている構造物の形状に依存した回折光が生じ、像を結ぶと回折スポットが観察可能である。次に、本発明では、回折スポットの形状から基板回転角を認識する手段を有している。回折スポットは、構造物の形状、規則性の方向等により変化する。このため、回折スポットの形状から、基板の回転角を認識することが可能である。次に、本発明では、前記認識した回転角に基づいて、基板の回転角を所定の角度に回転させる手段を有している。このため、基板への配向処理方向を精度良く合わせることが可能である。
なお、反射光ではなく、透過光を使用しても良い。ただし、透過光のときは、基板を設置するステージを、透明又は穴を開け、透過光が通るようにする必要がある。
本発明では、基板を回転させるのではなく、配向処理手段の配向処理方向を、所定の角度に回転させる手段を有している。このため、基板への配向処理方向を精度良く合わせることが可能である。
本発明では、回折スポットを結像するスクリーンを有することにより、CCDに取り付けたレンズの焦点は、スクリーンに一度合わせれば、基板が変わるたびに合わせる必要はない。
以上のようなレーザを用いたアライメントは、大気中でも真空中でも可能である。また、従来の顕微鏡レンズを用いた場合に比べ、はるかに可動部分が少なくすることができ、安価なアライメント機構を提供できる。
本発明の第1の効果は、配向処理時のアライメント機構を、基板の表示部にレーザを照射する手段と、その回折スポットの形状から基板回転角を認識する手段と、前記認識した回転角に基づいて、基板の回転角を所定の角度に回転させる手段とで構成することで、構成が容易な配向処理装置を提供することができる。
また、レーザ照射位置と基板回転の中心を一致させ、基板の外形合わせで、基板回転中心が表示部になるようにすれば、処理時間が短縮される。
更に、本発明のアライメント機構は、表示部にレーザが当たればよいので、基板サイズの制約が無く、小型基板でもアライメントを行うことができる。
本発明の第2の効果は、配向処理時のアライメント機構を、基板の表示部にレーザを照射する手段と、その回折スポットの形状から基板回転角を認識する手段と、前記認識した回転角に基づいて、配向処理手段の配向処理方向を回転する手段とで構成することで、構成が容易な配向処理装置を提供することができる。
本発明の第3の効果は、本発明の液晶表示素子の製造装置において、回折スポットの像を結ぶためスクリーンを有することで、レンズの焦点をスクリーンに1度合わせておけば、基板が変わるごとに焦点合わせは必要としないので、構成が容易で、処理時間が短縮した配向処理装置を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る配向処理装置を示す図、図2は、本実施形態におけるアライメント機構の斜視図、図3は、本発明の回折スポットから基板回転角を認識する方法を示す模式図、図4は、本発明の第1の実施形態のアライメント機構を示す模式図、図5は、TFT基板の表示部の概略図、図6は、IPSモード用のTFT基板の表示部の概略図、図7は、対向基板の表示部の概略図、図8は、図5及び図7における回折スポットの概略図、図9は、図5及び図7での基板を回転したときの回折スポットの概略図、図10は、図6での回折スポットの概略図、図11は、本発明の第1の実施形態のアライメント機構の機能ブロック図である。
図1に示す本実施形態のイオンビームによる配向処理装置は、図22の従来のイオンビームによる配向処理装置に対し、アライメント機構を、真空槽313内に設けた点が異なる。本実施形態のアライメント機構は、光源301、スクリーン302、窓303、CCD304、及びレンズ329を有する。
先ず、各機構を図1又は図2を使用して説明する。基板201をθステージ307上に設置する(図1)。次に、光源301より、レーザを基板201の表示部206に照射する(図1又は図2)。基板201の表示部206は回折格子として機能するので、反射した回折光をスクリーン302で像を結ぶと、回折スポット316が観察可能である(図2)。回折スポット316を、窓303を通してCCD304で取り込む(図1)。
なお、CCD304を大気中ではなく、真空本室313内に設置しても良い。更に、スクリーン302を設置せず、直接回折光をレンズ329に取り込んでも良い。
また、レーザはθステージ307の回転中心に当たるようにすると良い。そうすると、基板201を回転することにより、基板201にレーザが当たる位置が変わることはない。θステージ上の基板201のおおよその位置は、基板外形で合わせ、θステージの回転中心(レーザが当たる位置)に表示部206がなるように表示部206のレイアウトを行うとよい。又は、基板外形の位置合わせで、表示部206がθステージの回転中心(レーザが当たる位置)なるようにすると良い。
基板サイズ及び表示部レイアウトが変わると、θステージ307上の基板201の位置を変える必要があるが、同じ基板サイズ及び表示部レイアウトであれば、θステージ307上の基板201の位置を変える必要はない。
次に、回折スポット316から基板回転角318を認識する方法を、図3乃至図10を使用して説明する。説明を簡単にするため、図4に示すように、入射光323と反射光324がなす面を、入射面と定義する。また、スクリーン302、CCD304の法線方向と、反射光324は平行とする。更に、入射面と、イオンビームによる配向処理装置の配向処理方向202は平行とする。
先ず、基板201の表示部206の構造について説明する。配向処理を行う基板201には主にTFT基板と対向基板がある。図5に示すように、TFT基板の表示部には、ゲート線326及びソース線325が設けられており、更に図示しないが、各画素についてTFT及び画素電極が設けられている。ゲート線326の電圧でTFTのオン・オフを切り替え、各画素電極にソース線325の電圧の書き込みを選択している。TFT基板では、主にソース線325、ゲート線326が、回折格子として機能する。
図6に示すように、IPSモードのTFT基板では、画素電極に代わり、各画素には櫛歯電極327が作製されており、櫛歯電極間の横方向に電場が印加される。一般的に、櫛歯電極は金属膜で、規則的に形成されており、ソース線325及びゲート線326と同様に、回折格子として機能する。
対向基板はTNモード等とIPSモードでは、図7には図示していない点で構造が異なる。TNモード等では、対向基板は表示部全面に同一電圧となるように、対向電極と呼ばれるものが、表示部全面に設けられている。一方、IPSモードでは、対向基板に対向電極は必要ない。対向基板には、表示に関与しない不要な光漏れを防ぎ、コントラスト比を向上させるため、遮光膜328が形成されている。また、図示しないが、カラー表示LCDでは、カラーフィルタが各画素について形成されている。但し、TFT基板にカラーフィルタが形成されていることもある。対向基板では、主に遮光膜328が回折格子として機能する。
次に、基板201の表示部206による回折スポット316について説明する。図5に示したTFT基板に、レーザの入射光323と反射光324がなす面で定義した入射面330で、表示部にレーザが入射したとする。このとき、ソース線325と入射面330は平行である。回折スポット316は、図8に示すようになる。基板基準軸a317a上のスポットが、図5のゲート線326による回折スポットである。また、ソース線325と入射面330が平行であるので、基板基準軸a317aと入射面330は平行になる。基板基準軸b317b上のスポットが、ソース線325による回折スポットである。基板基準軸a317aと基板基準軸b317bの交点のスポットは0次光である。なお、ソース線325、ゲート線のピッチ及び反射率が変化すると、スポットのピッチ、強度が変化する。
基板201を回転すると、回折スポット316は図9に示すようになる。基板の回転により、基板基準軸a317aと入射面330は平行ではなくなる。ここでは、入射面330と配向処理方向202は平行としているので、基板基準軸a317aと入射面330のなす角が、基板回転角318となる。
図7に示した対向基板の回折スポット316も、図5のTFT基板と同様に図8に示すようになる。図6に示したIPSモードのTFT基板では、ソース線325と入射面330が平行であるとすると、図10に示すようになる。基板基準軸a317a上のスポットは、主にゲート線326と櫛歯電極327による回折スポットである。一方、基板基準軸b317b上のスポットは、主に櫛歯電極327による回折スポットである。
図9と同様に、基板を回転することで、基板基準軸a317aが、入射面330から回転する。従って、表示部206のソース線325、ゲート線326、櫛歯電極327、遮光膜328等の設計値、入射面330、配向処理方向202、スクリーン302、レンズ329、CCD304の位置関係がわかれば、回折スポット316により基板回転角318が認識可能である。
よって、表示部206のソース線325、ゲート線326、櫛歯電極327、及び遮光膜328等を基準にして配向処理方向202をアライメントすることが可能である。ソース線325、ゲート線326、櫛歯電極327、及び遮光膜328等は、基準位置マークを元に作製されているので、本発明のアライメント方法は、基準位置マークを使用してアライメントを行う方法と同等である。
スクリーン302の法線と反射光324が平行でないときは、回折スポット316から観察可能な基板基準軸a317aと入射面330のなす角に、傾きを補正した値が、基板回転角318になる。
基板回転角318が所望の値になった後は、シャッタ308を開け、基板201にイオンビーム306を照射し、配向処理を行う。
次に、図11の機能ブロック図を使用して本発明のアライメント機構について説明する。光源301から、基板201の表示部にレーザが照射され、回折スポット316がスクリーン302に像を結ぶ。そして、スクリーン302上の回折スポット316の形状を、回折スポット認識装置で認識する。回折スポットの認識データを回転角比較回路に送り、予め設定しておく配向処理方向202と、表示部206の設計値により、基板回転角318が認識できる。基板回転角318を回転角比較回路に送り、基板回転角318が設定値かどうか比較を行う。もし、設定値(許容誤差内)でないときは、設定値に必要なだけθステージを回転させる。そして、回折スポット認識装置からのプロセスを再び行う。もし、設定値(許容誤差内)であれば、シャッタ308を開け、配向処理を行う。
本発明では、新たに真空槽内に入れる機構が、光源301、スクリーン302、及び窓303だけでよいので、容易にアライメント機構を装備することが可能である。回折スポット316の大きさは、ソース線325、ゲート線326、櫛歯電極327、遮光膜328のピッチ、及びレーザを入射している表示部206からスクリーン302までの距離で決まり、配向処理用アライメントマークと異なり、目視可能なサイズであるので、CCD304、レンズ329を大気中に設置しても、容易にスクリーン302と焦点を合わせることが可能である。
更に、レンズ329の焦点は、スクリーン302に一度合わせれば、基板201の厚さが変わったときなどに、焦点を合わせる必要はない。CCD304とレンズ329を真空槽内に入れる場合も、レンズ、CCDは1個で良いし、レンズ329の焦点合わせは一度行えば良いので、特許文献1のアライメント機構よりは、低コストになる。
本発明では、基板201で通常一番面積が大きい表示部206にレーザが当たれば良いので、レーザが基板に当たる位置の位置合わせ、θステージ上の基板201の位置合わせは、極めて容易である。更に、レーザが当たる位置をθステージ307の回転中心にし、θステージ307の回転中心に基板201の表示部206を基板の外形合わせ等で位置させれば、θステージをどれだけ回転しても、常に表示部206の同じ位置にレーザが当たる。
また、本発明のアライメント機構では、表示部206にレーザが当たればよいので、基板サイズの制約は無い。対角3インチ以下の基板にも、コストアップの要因、制限事項無く使用可能である。
なお、大気中から真空槽内に基板を搬送する過程で、配向処理方向のアライメントが保持されるのであれば、本発明のアライメント機構を使用して、大気中で基板201のアライメントを行った後、真空槽に基板201を搬送し、イオンビームによる配向処理を行ってもよい。また、本発明のアライメント機構を使用して、大気中で基板201の基板回転角を読み取り、真空槽に基板201を搬送した後、θステージ307にて基板201を所定の配向処理方向に回転してもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態ではスクリーン302で像を結んだ回折スポット316を、CCD304、レンズ329で取り込み、画像認識により基板回転角318を認識していたが、本第2実施形態では、回転角比較装置331の受光量により基板回転角318を認識する点が異なる。
図12は、本発明の第2実施形態に係るアライメント機構の断面図である。図13は、本発明の回転角を比較する装置の図、図14は、本発明の回転角比較装置で基板回転角を比較する方法を示した図、図15は、本発明の回転角比較装置の図である。
説明を簡単にするため、図4のときと同様に定義する。図12に示すように、入射光323と反射光324がなす面を、入射面と定義する。また、回転角比較装置331の法線方向と、反射光324は平行とする。更に、入射面と、イオンビームによる配向処理装置の配向処理方向202は平行とする。また、回転角比較装置331の回転軸は反射光324と一致する。
図13に示すように、回転角比較装置331は、十字状に受光部321を有している。この受光部の形状は、図8に示したTFT基板、対向基板の回折スポット316の、基板基準軸a317a、基板基準軸b317bに対応している。
図14を使用して、回転角比較装置331により、回折スポット316から、基板回転角318を比較する方法について説明する。図14(a)に示すように、回転角比較装置基準軸317を回転する。回転角比較装置基準軸317と入射面330(即ち、配向処理方向202)とのなす角が、認識可能な基板回転角318(設定角度333とする)である。図14(a)では、基板回転角318と設定角度333が一致していないので、基板基準軸a317a、基板基準軸b317b状のスポットが、受光部321に入らない。この状態では、受光部321の受光量は最大値ではない。一方、図14(b)では、基板回転角318と設定角度333が一致しているので、基板基準軸a317a、基板基準軸b317b状のスポットが、受光部321に入り、受光部321の受光量は最大値を示す。
従って、回転角比較装置331の設定角度333が分かれば、回転角比較装置331又は基板201を回転することにより、基板回転角318が認識可能である。よって、本発明により、高精度の配向処理方向のアライメントを行うことができる。
本発明では、新たに真空槽内に入れる機構が、光源301、回転角比較装置331だけでよいので、容易にアライメント機構を装備することが可能である。但し、受光量が最大となる位置を、回転角比較装置331又は基板201を回転することによって探す必要があるので、第1の実施形態に比べ、時間がかかる。
なお、本発明の回転角比較装置331の受光部321の形状は十字状でなくても、基板回転角318と設定角度333が一致したときに、受光部321の受光量が最大となる形状であれば良い。例えば、図15に示したような、直線状の受光部321でも良い。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本第3実施形態は、第1実施形態のアライメント機構をラビングによる配向処理装置に組み込んだ点が異なる。
図16は、本発明の第3の実施形態の本発明のアライメント機構つきラビングによる配向処理装置の断面図である。本実施形態により、高精度の配向処理方向のアライメントを行うことができる。本発明のアライメント機構では、基板201にはレーザが当たればよいので、基板サイズの制約は無い。対角3インチ以下の基板にも、コストアップの要因、制限事項無く使用可能である。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本第4実施形態は、第1の実施形態のアライメント機構を光配向による配向処理装置に組み込んだ点が異なる。更に、アライメント機構がスクリーン302を使用せず、反射光を直接レンズ329を介してCCD304に取り込んでいる点が異なる。図17は、アライメント機構つき光配向による配向処理装置の断面図である。スクリーン302を使用せず、反射光を直接レンズ329を介してCCD304に取り込んでいるため、スクリーン302を使用するときに対し、レンズ329の焦点合わせを行う必要がある。
本実施形態により、高精度の配向処理方向のアライメントを行うことができる。また、本発明のアライメント機構では、基板201にはレーザが当たればよいので、基板サイズの制約は無い。対角3インチ以下の基板にも、コストアップの要因、制限事項無く使用可能である。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。本第5実施形態は、第1、3、4の実施形態に対し、基板を回転させるのではなく、イオンソース、ラビングローラ、UV光源を回転させ、配向処理方向のアライメントを行う点が異なる。
図18は、本発明の第5の実施の形態のイオンビームによる配向処理装置のイオンソースと基板の位置関係を示す平面図、図19は、本発明の第5の実施の形態のラビングによる配向処理装置の平面図、図20は、本発明の第5の実施の形態の光配向による配向処理装置の平面図である。
図18乃至図20に示すように、本発明のアライメント機構で、基板回転角を認識した後、配向処理方向を合わせるため、イオンソース305、ラビングローラ351、UV光源を回転する。図19又は図20に示すように、ローラ回転方向351又はUV320と、基板進行方向335が平行でないときは、通常ローラ回転方向351又はUV320の基板への斜影成分が、配向処理方向と平行になる。
本実施形態により、高精度の配向処理方向のアライメントを行うことができる。なお、イオンビームによる配向処理装置において、大気中から真空槽内に基板を搬送する過程で、配向処理方向のアライメントが保持されるのであれば、本発明のアライメント機構を使用して、大気中で基板201の基板回転角を読み取り、真空槽に基板201を搬送し、イオンビームによる配向処理を行ってもよい。
次に、本発明の第1の実施形態に係るイオンビームによる配向処理装置を使用して、配向処理方向のアライメントを行ったLCDの製造方法について説明する。IPSモード用のTFT基板、IPSモード用の対向基板を作製する。次に、TFT基板、対向基板の液晶に接する側に、有機樹脂を成膜する。次に、第1の実施形態のイオンビームによる配向処理装置を使用して、アライメントを行った後に配向処理を行う。次に、TFT基板と対向基板を貼り合わせるため、シール剤をTFT基板に塗布する。次に、TFT基板と対向基板に設けられた重ね合わせマークを使用して、TFT基板と対向基板を精度良く貼り合わせる。以上は、図31に示した工程に沿っている。
次に、TFT基板にフレキシブル基板を取り付け、電極の取り出しを行う。次に、TFT基板と対向基板を挟むように、偏光板を直交して配置する。このとき一軸に配向した液晶の光軸と、片方の偏光板の軸を平行に合わせる。
上述の製造方法により製造した液晶表示装置において、前記IPSモードのLCDのコントラスト比を測定したところ、TFT基板配向処理方向と対向基板配向処理方向のアライメント誤差が抑えられたため、レーザ光を用いた測定から、コントラスト比1000を得ることができた。
本発明の第1の実施形態のイオンビームによる配向処理装置の断面図である。 本発明のアライメント機構の斜視図である。 本発明の回折スポットから基板回転角を認識する概略図である。 本発明の第1の実施形態のアライメント機構の断面図である。 TFT基板の表示部の概略図である。 IPSモード用のTFT基板の表示部の概略図である。 対向基板の表示部の概略図である。 図5及び図7での回折スポットの概略図である。 図5及び図7での基板を回転したときの回折スポットの概略図である。 図6での回折スポットの概略図である。 本発明の第1の実施形態のアライメント機構の機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態のアライメント機構の断面図。 本発明の回転角比較装置の図である。 本発明の回転角比較装置で基板回転角を比較する方法を示した図である。 本発明の回転角比較装置の図である。 本発明の第3の実施の形態のラビングによる配向処理装置の断面図である。 本発明の第4の実施の形態の光配向による配向処理装置の断面図である。 本発明の第5の実施の形態のイオンビームによる配向処理装置のイオンソースと基板の位置関係を示す平面図である。 本発明の第5の実施の形態のラビングによる配向処理装置の平面図である。 本発明の第5の実施の形態の光配向による配向処理装置の平面図である。 一般的な液晶表示素子の断面図である。 イオンビームによる配向処理装置の断面図である。 面内スイッチングモードでの配向処理方向の関係図である。 面内スイッチングモードでの配向処理方向のアライメント誤差の定義を示す図である。 面内スイッチングモードでの配向処理方向のアライメント誤差とコントラスト比の関係の図(シミュレーション)である。 液晶表示素子の簡易的な工程図である。 アライメント誤差が無いときの基板外形と基準位置マーク及び表示部の関係図である。 アライメント誤差があるときの基板外形と基準位置マーク及び表示部の関係図である。 アライメント誤差が無いときの面内スイッチングモードでの液晶表示素子を作製する例の上面図である。 アライメント誤差があるときの、面内スイッチングモードでの液晶表示素子を作製する例の上面図である。 特許文献1の液晶表示素子の簡易的な工程図である。 特許文献1のアライメント装置の断面図である。 特許文献1のアライメント装置の上面図である。 ラビング法による配向処理装置(アライメント機構付き)の断面図である。 ラビング法による配向処理装置の上面図である。 小型基板に適用したときの、特許文献1のアライメント装置の断面図である。
符号の説明
201 基板
201a TFT基板
201b 対向基板
202 配向処理方向
202a TFT基板配向処理方向
202b 対向基板配向処理方向
205 アライメント誤差
206 表示部
207 基準位置マーク
208 基板端面とパネル部のアライメント誤差
301 光源
302 スクリーン
303 窓
304 CCD
305 イオンソース
306 イオンビーム
307 θステージ
308 シャッタ
311 排気口
312 ガス導入口
313 真空槽
316 回折スポット
317 基板基準軸
318 基板回転角
319 UV光源
320 UV
321 受光部
322 0次光
323 入射光
324 反射光
325 ソース線
326 ゲート線
327 櫛歯電極
328 遮光膜
329 レンズ
330 入射面
331 回転角比較装置
332 回転角比較装置基準軸
333 設定角度
334 搬送ステージ
335 基板進行方向
351 ラビングローラ
352 ローラ回転方向
354 顕微レンズ
355 xステージ
356 yステージ
357 配向処理用アライメントマーク
361 配向膜
362 液晶

Claims (14)

  1. 基板の表示部にレーザを前記表示部に対して斜めに照射するレーザ照射手段と、前記基板を反射したレーザ光の回折スポットの形状から基板回転角を認識する認識手段と、前記認識した回転角に基づいて基板を所定の回転角度になるように回転させる基板回転手段と、基板に対する配向処理を行う配向手段と、を有することを特徴とする液晶配向処理装置。
  2. 基板の表示部にレーザを照射するレーザ照射手段と、前記基板を透過したレーザ光の回折スポットの形状から基板回転角を認識する認識手段と、前記認識した回転角に基づいて基板を所定の回転角度になるように回転させる基板回転手段と、基板に対する配向処理を行う配向手段と、を有することを特徴とする液晶配向処理装置。
  3. 基板の表示部にレーザを前記表示部に対して斜めに照射するレーザ照射手段と、前記基板を反射したレーザ光の回折スポットの形状から基板回転角を認識する認識手段と、基板に対する配向処理を行う配向手段と、前記認識した回転角に基づいて前記配向手段による配向方向を所定角度回転させる配向回転手段と、を有することを特徴とする液晶配向処理装置。
  4. 基板の表示部にレーザを照射するレーザ照射手段と、前記基板を透過したレーザ光の回折スポットの形状から基板回転角を認識する認識手段と、基板に対する配向処理を行う配向手段と、前記認識した回転角に基づいて前記配向手段による配向方向を所定角度回転させる配向回転手段と、を有することを特徴とする液晶配向処理装置。
  5. 前記配向手段は、真空中で基板へのイオンビームの照射により配向処理することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液晶配向装置。
  6. 前記配向手段は、基板へのラビングにより配向処理することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液晶配向装置。
  7. 前記配向手段は、基板への光照射により配向処理することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液晶配向装置。
  8. 前記レーザ照射手段は、大気中にて基板の表示部にレーザを照射することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の液晶配向処理装置。
  9. 前記レーザ照射手段は、真空中にて基板の表示部にレーザを照射することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の液晶配向処理装置。
  10. 前記レーザ照射手段は、基板回転の中心に向けてレーザを照射することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の液晶配向処理装置。
  11. 回折スポットの像を結ぶためスクリーンを有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の液晶配向処理装置。
  12. 基板回転角を認識する認識手段が、基板回転角と設定角度とが一致したときに、受光量が最大となる形状を有した受光部であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の液晶配向処理装置。
  13. 液晶配向処理時に、基板の表示部にレーザを前記表示部に対して斜めに照射し、前記基板を反射したレーザ光回折スポットを読み取って、配向処理方向を調整することを特徴とする液晶配向処理方法。
  14. 液晶配向処理時に、基板の表示部にレーザを照射し、前記基板を透過したレーザ光回折スポットを読み取って、配向処理方向を調整することを特徴とする液晶配向処理方法。
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